イタリアのデコレーションペーパーを注文しました。
酷暑の中、宅配便の人が巨大な筒を(兵器っぽく)かついでやってきたのはつい先日のこと。
上掲載のとおり、イタリア製の素敵な紙がたくさん届きました!
1週間ほど前、最初にこれらの写真をアップされていた小日向 京さんに伺ったところ、東京の竹尾のお店まで行かなくともオンラインショップがあると教えて頂きまして。
速攻、(ページに)すっ飛んでいきました。
すごいなあ。こういうものをネットで注文するのは初めてかも。
○約9,000種の紙が買える竹尾のウェブストアtakeopaper.com
世の中には「良い紙」が大量にある…とうっとりしつつページを彷徨いましたが、実物の展示を目の前にしたら更に動けなくなりそうです。
今回まとめ買いしたのは、美しい文様が散りばめられたベルチーニという紙。
今春にパリから帰ってきて以来、(各種資料館や美術館、街角の柱壁に至るまで眺めまくった)欧州伝統文様に現在心酔しているといってもよく、図版本や事典を少しづつ増やし始めているのです。
そのさなかに、こんな良いものが手元に来てくれるなんて実に嬉しい出会いと言えましょう。
○竹尾の蔵出し ベルチーニ
倉庫から出してきた古い在庫品ゆえに、ちょっとだけお買い得になっているとのことなので全模様を2枚づつ注文してみました。
送料が900円ちょいかかったから、というのもまとめ買いの理由ではあるのですが。
届いてみると、さすが紙専門の有名会社だ!と感激するほどに工夫が行き届いた丁寧な包みだったのでした。
梱包の外装である、直径15cm近くの太さがある長い紙筒の両端は金属製の蓋がしてあってとても頑丈です。
(この筒は紙のストック用に、是非とも再利用させて頂こう…)
そのなかに格納された今回購入の紙は、薄紙にしっかりと包まれていたうえに内外にそれぞれ厚めの紙(←違う紙を注文してしまったのかと思ったくらい、立派なもの)でカバーされた状態で巻かれておりまして。
出してみると、巻き癖もほぼ無くフンワリと平らに広がってくれて、これにはびっくり。
こんなにもプロの技術ではるばる東京からド田舎の玄関先まで運んでくれるなら、総合的にはずいぶんお得じゃないでしょうか。
特に、それぞれ赤と水色でフチ取りされた上写真の模様がお気に入りなんです。
こんな表紙のノートが並んでいたら、何も考えず瞬時に買い集めてしまいそう。
どの紙もデジタルの画像で眺めていたときよりも数倍美しいといってよく、金色インクの上品な光沢や紙表面の粒子感は、ホンモノを前にしないとなかなかわからないかも。
販売ページにあるとおり、長期在庫による紙の縁の僅かな色焼けなども、この味わいはむしろ前面に出して愛でたい気もします。
本当に、見ていて飽きません。
予定している使い途としては、仕事(+趣味)上の図版資料として一定の面積分は見本帳的に保管したいのですが、もちろん、本やノートのカバーや部分的な装飾材料等にも使うつもりです。
本格的なカルトナージュは奥が深そうなのでおそらく無理としても、小さな文具を作ってみたり、貼り箱(手持ちの空き箱を豪華にする!)で活用したいという希望も有り。
ショップとしては「蔵出し第一弾」ということで、紙集めもまだ続きそうな予感にびくびくしていますが、良い買い物でした。
使い途の妄想だけでなくただじっと眺めたり、そーっと撫でたりするだけでも楽しい。
大切に使っていこうと思います。
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コメント
模様も色合いも綺麗〜!(*´ω`*)
サイズ感が分からないけれど、天井や壁に貼ったら、
ほしの家は瞬く間にヨーロッパの宮殿化しそうな予感。
投稿: hiro. | 2013.07.19 03:55
良いでしょう?
ほとんど、1枚が50×70cmサイズです。
壁に貼るにはみっしりとこまかくて目の前がチカチカしそうだけど(笑)小さいフレームに入れて飾りたいのだよ!
投稿: ほしの | 2013.07.19 04:04
本の装丁をテーマごとに揃えて(蔵書という意味で)「ほしの文庫」完成とか?自分はリタイア後に余裕があれば、フランスに本の装丁の修行に行きたいです。
投稿: cretinino | 2013.07.19 09:33
優雅に装丁する自分、を軽く妄想してみたのですが。
作業中に指ごとサックリと切り落とす光景がすぐに頭に浮かんだのでムリムリ!
ヽ(`Д´)ノ
投稿: ほしの | 2013.07.19 14:51