「モンスターズ・ユニバーシティ」を観てきました。
以前から楽しみに待っていた作品です。
いつものシネコンでは吹き替えのみの上映でしたが、行ってきました。(2Dにて鑑賞)
○モンスターズ・ユニバーシティ ←公式サイト
前回の「モンスターズ・インク」って2001年の映画だったんですね!
そんな前だったっけ?という感じです。
丁度その頃から毎夏米国開催のSIGGRAPHへ行き始めたのですが、当時かなりの話題だったのがCGでいかにリアルにフサフサの毛並みを表現するかということだったと記憶しています。
もちろん、その実践例としてモンスターズ・インクのサリー(左画像でいう、水色の怪物)の質感表現は、講演や開発シーン上映でも大好評だったんですよ。
嗚呼つい昨日のことのようだ。それにしてもCGの進化はすさまじい。
○Pixar ← 制作元サイト
というわけで、今作のサリーの毛並みは10年以上の歳月を経て、更に、顔を埋めたくなるようなキメ細かさになってます。
すこしウェーブもかかっていて、シャンプーの香りがしてきそう...
その他この方面でホホゥと思ったのは、スコット・スクイブルズ君(眼球が5個・眉毛が3つあるマザコン気味の男の子)の"ぎゅうひ"のようなプヨプヨした質感。
ほんのちょっとだけ透けて光を通すせいなのか、赤ちゃんの皮膚のような可愛い感じが出てて良いなあと。
ストーリー自体はとてもわかりやすくて、モンスターズ・インク「以前」の、就職前(主に大学生活)の二人という設定。
プロの「怖がらせ屋」を目指して必死に勉強を重ねて頑張るマイク(しかし見かけが怖くないのが最大の弱点)と、怖がらせ屋名門の家系に育ってきたサリー(そこに驕っているせいで芸を磨こうとしない)のコンビの大学生活を描いた話です。
頑固すぎるマイクとイヤミな性格のサリーが、怪物学生集団の中で、周囲を巻き込みながらどんどん成長していくのが見ていて気持ち良いです。
大人時とたいしてタテヨコ比率が変わらないのですが、マイクの幼少時がすんごく可愛いので必見です。
大学で群れているモンスター学生達がとにかくカラフルで個性的。
一匹づつ観察するのも楽しい。
数も多いので、主に目玉とツノの数で差別化しているのか?と思ったり。
全編を通して、グリーンと紫の組み合わせ(キャンパスの芝生のうえでうじゃうじゃ走り回る紫やピンクのモンスター等々)が多くて、普段あまり見たことがない配色なだけに印象深かったです。
吹き替えもかなり良かったですが、字幕付き高精細映像でも再びじっくり眺めたいので、これはブルーレイで購入候補!
冒頭の短編上映も面白かったです。
○「ブルー・アンブレラ」特別映像
ここから30秒程度の映像が公開されています。
本編もずーっと最後までセリフがないのですが、実写かと思うような風景のなかで手描きふうの表情をつけた傘のカップルや、それを見守る周辺設備達(?)が、いい感じだったのでした。
今月は観たい映画がたくさん公開されますので、頑張って通いたいと思いますよ!
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