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2013.09.30
能率手帳ゴールド、来年で7冊目です。
2014年分もコレにしましょう、
ということで今回は東京買い出しのついでに、丸善本店にて入手しました。
9月だというのに各種手帳が山脈のように積み上がっており、国内メジャー系(特に能率と高橋の各グループ)は島状に集まっていたのも毎年この売場の恒例で。
興奮でボーッとなりました!
●昨年の関連記事:能率手帳ゴールド、6冊目を買いました。
店頭買いは久々かもしれません。
レジに持っていく前にチラっと蓋を持ち上げはしたけれど、基本的には適当に当てずっぽうで、商品列の真ん中あたりから引っ張り出してきました。
使っているうちに表紙革の状態は刻々と変わっていきますので、買いたての見かけにあまりこだわっても仕方ない...のは数年の使用で学習しました。
といっても、どの製品もきちんと品質管理されているので特に違いはないんですけれどね。
シボの僅かな密度程度が個体差ではありますが、これもまたすぐに変化していくのです。
サワっと薄紙をひらくと、まっさらな革表紙ならではのぴかぴかした革表紙が現れます。
(この赤みのあるツヤは、海苔みたいだなあと毎年思う。)
手先の小傷とよく触る場所のつるつる具合で貫禄もつき、手触りもふわふわくったりに変化しつつある今年版の革ですが、内部はどこも傷んでいません。
少し忙しくなったこともあり例年になく筆記量が多くなってますが、シッカリめながら和紙っぽい、筆記具問わずに万能な独特の紙質も書きこむ度にお気に入りなのです。
「未来の用事を書いておく」「予定の確認用に使う」という、本来の意味での"手帳"は、私にとっては毎年これ一冊だけなんです。
外出で持ち出すのもこれだけ!
(他にも並行してダイアリー的なものは使うんですが、一日の終わりに"日誌"として「振り返る」役割。
そちらは机上専用となるので、携帯性は気にせずに選びます。)
使い方はいつもどおりで来年もいくと思います。
縮小画像でスイマセン。密度と雰囲気のみご覧下さい...
↓※毎年同じなので:昨年記述より引用※↓
ToDoや目標などを書き並べているととても面積が足りませんから、左側ページの週間予定欄はオーソドックスに、主なスケジュールと、家事の記録
(洗濯したとか掃除したとかのレギュラー用件+衣替えなどのシーズン的な記録含)。
時間軸は特に使用せず。
右側ページは、主にお金絡みのメモ
(支払とか公私の購入品+検討品などのリスト含む)→外持ち用の手帳に買い物リストを書いておくのは便利。↑//
巻頭の「月間予定表」を横にたおして(横書きして)その日の代表的用事を極細字で書くのも同じです。
今年は後ろのメモページも、外出時のメモとして比較的よく使ったので、この傾向はそのまま継続していきたいです。
(できれば、付録の薄いメモ帳も景気よく使いたい。
毎年2冊づつついてくるのに、何故かまだ1冊も使ってないの。7年目だというのに!)
後ろのポケットは、メモ用紙として5*3サイズのカードをいつも数枚入れていますが、逆側にも手作りで増設したり(小型紙片用の、グラシン紙+マスキングテープ製半透明ポケット。)、シールでキラキラさせたりして、革手帳の威厳からかけ離れ遊び放題です。
2014年版、こまかいので記号っぽいものしか書けなさそうな見開き1年の予定ページや、後ろに方眼レイアウトのメモも追加されているんですね。
変わらないようでいてちょっとづつ改良されているんだなあ。
NOLTY GOLDという新しいブランド名称はいまだにちょっと慣れませんが。
実は「来年は違うのを使ってみようかな?」
という考えがちらっと浮かんだのは事実。
あまりにも毎年同じすぎるから、
来年はどの色の表紙にするか?等の贅沢な悩みに憧れたりして、まあそれだけの理由なんですが。
しかし使い続けるほどに実感することですが、
全く同じサイズとレイアウトの手帳を(気に入ってるなら)長年使い続けることって大事なんです。
去年またはもっと前のを開いて「今ごろ同時期の行動はどんなだったか?」を振り返るときに、常に同じ目線で確認することが出来るから。
あと、箱や引き出しの中などに、隅を揃えてキッチリ収納できるので、見た目に気持ちがよいし省スペースになるし!
SmythsonのMemorandaというレフト式の小型手帳にかなり傾きかけていたのですが、能率ゴールドより1.5cmほど縦が長いのです。
それだけで、なにかバランスが崩れてしまうのが惜しくていまだに踏み切れず。
いつかは切り替える勇気が出るのかな?
(でも、日誌用のウィークリーで来年版を買ってみようかとも考えてます。大判だとすんごい値段しますけどね。
そろそろ決断せねば!)
とはいえ、今のところなにも不満がないですから。
やっぱり来年も同じようなことをうっすら考えつつも、赤箱に入った新しい黒革の表紙をそーっと撫でたりしているのでしょう。
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○Amazonではこちらです。小型版や関連書籍(レビューへのリンクは後述)もあります。→ 能率手帳ゴールド
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●能率手帳ゴールド関連のその他過去記事●
・2011年・能率手帳ゴールド、5冊目を買いました。
・2010年・能率手帳ゴールド、4冊目を買いました。
・2009年・能率手帳ゴールド、3冊目になりました。
・2008年・はじまりは、能率手帳ゴールド。
・2007年・手帳買い、とりあえず終了(と誓う)。
・手帳を問わず、の手帳本。
↑おすすめな手帳本「能率手帳の流儀 」のレビューです。
使い始めの時代に買いましたが、数ある手帳本の中で今もなお、得るものが多し。
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2013.09.26
カキモリでノートを作ってきました。
手帳の後ろに書いた、「東京に行くことがあれば、かならず寄りたい店」リストの一番上にきてから約半年。
ようやく実現しました!
→ たのしく書く人。カキモリ
いちおう地図も印刷してあったのですが、iPhoneに入れたGoogleMapのナビゲーション機能を使って蔵前駅から歩いてみました。
(いまだにiPhone4ですが、まあなんとか頑張ってiOS7でも稼働中です。
ためいきをつくような優雅な速度ですが、意外と使いものになってます。)
これがなかなかの精度で、歩き進む度に、刻々と水玉の足跡が地図の上で延びていき、道を渡ったりの必要ごとにブルっと震えてお知らせも出てくるので感動。
お店の入り口は、もうすこしで通り過ぎてしまうほど地味で静かな佇まいでしたけれど、期待満々で入ってみました。
既に2,3人が紙の棚に向かって熱心に選んでいました。
楽しそうだ!
壁一面を飾るペンの試し書きスペースや、素敵な文具販売コーナーなどもありますが、それらはノート製作待機の時間中に味わうことにしてさっそく私も、紙の棚を真剣に眺め始めました。
ノートの注文の手順は下記のページのようになります。
○カキモリのオーダーノート
表紙用紙の色柄は、時期ごとに入替が頻繁なようで、いままで他の方のブログの写真にあったものとは違うものがけっこう並んでいました。
何となくのイメージで」和風な柄が大半なのだろうと思っていましたが、美しいイタリア紙の表紙が多かったのは大収穫。
夏に竹尾のオンラインショップで買ったベルチーニ紙とおなじの(植物柄)もあったなぁ。
●関連過去記事:イタリアのデコレーションペーパーを注文しました。
今回は、3冊中2冊をイタリア紙の表紙にしてみました。
残りの1冊は、ろうけつ染めの布張りのもの。
coccaという布メーカーとのコラボなのだそうで、ぽちっと散っている紅色の模様が可愛いのです。
裏表紙は、表紙に使われている色に近い単色の厚紙を選択。
リングも、雰囲気に合わせて金・銀・銅をうまいこと振り分けることができました!
中の紙ですが、細かく仕切られた棚の中にかなりの種類が揃っています。
横の試し書き台で、好きな筆記具を使って全ての紙の感触を確かめることが可能。
とことん好みにこだわった選択が出来ますよ。
紙の厚み等で枚数や値段が様々にあるのですが、袋に入った「束」単位で購入し、一冊のノートに取り付けられるのは合計4束までとのこと。
(束ごとの紙やレイアウト違いの組み合わせも、もちろん可能かと思います。)
気に入っているバンクペーパーを選択するか迷いもしましたが、結局、3冊ともトモエリバーで作ってしまいました。
横罫線(8mm)、方眼、ドット方眼と、1冊につき1レイアウト、しかもそれぞれ4束(33枚×4)使って一番厚く!
B6の縦サイズにし、綴じリングはトモエリバーの薄い紙質を考えて上から下までの「全部留め」で。
(システム手帳などでもそうですけれど、私は、紙を留めるリングを筆記中に邪魔と思ったことがほとんどないのです。)
特に持ち歩くこともなさそうなので、スナップ付の革留め具やゴム紐も付けず。
どれも1000円台で完成して大満足です。
ちなみに、下敷きとして使える厚紙もついてきます。
これまで、ほぼ日手帳を使うことでトモエリバーの素晴らしさを教えてもらいました。
万年筆を愛好する私としては本当にお気に入りの用紙なんです。
この紙の分厚い製品が欲しければ、近所のLoftでほぼ日手帳(大きいのならカズン)を買ってくるのが一番手っ取り早いのですけれど。
私は、日々の使用率に非常にムラがあるので、1日きちんと1ページ、といった仕様がどうもうまく使いこなせないんです。
出来れば、「日付入りの手帳」じゃなくて「ノート」の形態でいてほしい。
好きなときに好きなペースで書き進めたい(日付はスタンプ使います)から、罫線以外の情報は要らないんだよな…と。
ほぼ日手帳を、手帳という枠を超えて楽しく美しく使いこなす方々が大勢いらっしゃることも承知ですが、私はずーっと、トモエリバーのごくごくシンプルな大判ノートが(出来るだけ安価で)入手できたらそれがベストと思っていました。
今回願いが叶って非常に幸せであります。
早く使いたい!
お店の3冊を製本してもらう間、試し書きやら売場のデザイン文具やらを眺めているうちにすぐ時間がきました。
最後に、満寿屋の原稿用紙で作られたMONOKAKIノート(今までずっと気になっていて買い忘れていた逸品)も一緒にお支払いして、ホクホクと店を出たのでした。
またいつか、こんどはトモエリバーじゃない紙で作りに来ようと思います。
そういえば、革の表紙なども選ぶことができました。
年月が経てば味が出て格好良くなりそうで、憧れですよ。
(使い終わったら中身を外して、また新しい紙を入れてもらうことも可能だとか。)
もう今後数年、ノートは買わなくていいなあ。
・・・と、毎回自分に言い聞かせている気がする。
(全く消費量が追いついてない。しかし、紙が集まってくるのは楽しい!)
●参考リンク:英国の文化系情報誌のサイトに掲載されたカキモリの動画。素敵です。
→ On the paper trail - Monocle Film / Business
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2013.09.22
金ペン堂でペリカンの800を買いました。(5年ぶり2本目)
神保町の金ペン堂、ついこの間行ったような気がしていたのですが2008年以来でした。
ここで前回購入したEFペン先の緑縞は、もうずーっと素敵な書きごこちのまま日々稼働しています。
M800はそのずっしりなボリュームゆえに、体調によっては「ちょっと重いかなぁ」と思ってしまう時もあるのですけれど。
しかしそれ以上に、金ペン堂チューンの心地よさで休眠させるヒマも無くて。
そろそろまたペン先違いで仲間を増やしたくなってきたので、今年踏み切ってみようと決心。
●前回の購入記事:金ペン堂でペリカンの800を買いました。
行き方自体ほぼ忘れていましたので、近年の訪問レビューが掲載されたブログやGoogleマップのストリートビューでじっくりと事前調査はお約束で。
辿り着いてみると、何も変わってなくてひと安心です。
(ご家族の方なのかもしれませんが、中の人が増員されていました。)
常にお客さんが出たり入ったり問合せの電話が鳴ったりで、極狭の店内はなかなかの活気。
ショーケースの中に、ペリカン達が型別・色別にまとまってピカピカ大量に並んでいる風景、ああこれも以前のままだ!
やはり前回と同じく、万年筆のお金を払う人のうしろにおとなしく並んで順番を待った私です。
「800の太さで買いたいと思ってるのですが。」
と、(きっぱりとその気満々で)即反応いたしましたよ!
それ以降のあいだは私以外の「買いに来たお客」もなかったので、店内混雑することもなく。
EFも以前買いましたという件からじっくり和やかにお話が進んで、楽しかったなぁ。
Mはだいぶ太いですよとも言われたのですが、既に持っているペン先達との使い分けを考えると、ベストな選択であろうという考えは揺るぎませんでした。
ペン先は調整済みで販売されているとはいえ、何通りかの個性別にざっくりと分けられているような気がします。
とりあえず渡された1本目を試し書きすると、その様子を観察されてすかさず
「いやこっちのほうがきっと書きやすいかもしれません」
と違うのを渡され。
「もし、前の時代の平らな研ぎの感じがよければこっちも書いてみてください」
というのも体験させてもらいましたし
(でも先方の予言の通りこういうのは、適応筆記角が限定されるので私の手には書き出しに少々難があり。
それ以降の書き心地はいかにも、ちょっと以前のペリカンの感じだったので楽しかったんですが。)
とにかく、まったく書き心地が異なる何本かのM800中字で「星野」と書き試しているうちに。
「たぶんこれが一番気持ち良く書けるんじゃないかと思いますね」
と手渡されたものは、いままで体験したことないようなトゥルン(?)とした豆腐のような滑らかな筆記感。
それでいて、ショワっとした筆記音もあるんですが、インク出はたっぷりとしています。
「…おおぉ…これは面白い…良いですねー!!」
と驚いていると、
「その(私の)書き方には合ってると思うんで、これにしますか?軸の交換ついでにもう少し(調整を)やっておきますし」
とのことで。わーい。
青縞-金トリム軸にしたのは、まあシンプルに言えば消去法的に「持ってない色味がこれだから」という理由が一番大きいんですが、近年はシルバーよりゴールドと組み合わせた色軸のほうが好きになりつつもあり。
いつも赤系の二番手候補として迷っていた配色ではあったのです。
残り3本しか飾ってなかった赤縞軸が800ではもう製造されない色であることも知ってはいましたけれど、既にM400のBニブで所有しているのでぐっとこらえ、スルーということで。
それじゃなくても去年600のルビーレッド軸を買っていますので、赤ばっかり続くのもどうかと思いました…。
ちなみに、ダメモトで尋ねてみた茶縞軸は
「ここのところまた急に問合せが増えてあっというまに」
旅立ってしまったとのこと。
皆さん、考えることは一緒ですね!
もちろん、ここで買うならこれしかないなという感じで、さっそくウォーターマンのブルーブラックを入れてもらいました。
(耐光性をのぞむならパイロットのブルーブラックがおすすめとのこと。)
ウォーターマンBB、私が所有しているのはいまだに前のラベルデザインのボトルなのですけれど、現行の新版は成分もちょっと違うのだとか。
帰宅後使ってみると、緑色への変色は相変わらずだし ← これはむしろこの現象が好きだったので安心した
どう違うのかな?という感じはあるのですが。
青みの深さが少し違うような気がしなくもない?
・・・とにかく、現在使用中のマルマンボストンノートの上では書き出しの見事な藍色を経て、すこし経った頃にはもう、夜の海のような深い青緑となっていたのでした。
ちなみに、キャップが固まりがちなウォーターマンのボトルは、あくまでも私の解決法ですけれど、こりゃダメだわと思ったら、しめたまま水道の流水の下にボトルをさかさにしてくぐらせます。
そうすると、蓋がしまってるはずなのに、その周辺でかたまったインクがするすると流れ落ちる!
そうなったあとにギュッとまわせば大抵外れます。
くれぐれもペンチなどでキャップをぶっ壊してはいけません。
とにかく、このインクは新旧混ぜるのはおすすめできないとのことでしたので(まあ確かに、うちのはだいぶ古いインクではある。)、以前のほうは他のペンで使い切ってくださいねと言われ、新ボトルも一緒に。
あと、ペリカンの箱に入った小型革ペンケースもオマケで頂きました。
その後、透明軸をつかった吸入実演やら、お手入れ-管理法までビッシリ書かれた紙もつけてもらい。
最近、慣れのあまりか諸々ちょっといいかげんになっていた気もするので、よい矯正となりました。
勉強になったなあ。
そしてうまいこと再び新客が歩み寄ってきたタイミングで、ご挨拶して帰ったのでした!
ああよい買い物をした。満足であります。
次(また5年後?)は、ホワイトのM400が可愛くて良いかなぁ。
自分はわりとドライめな(インク出がそう多くない、筆記音もうるさいくらいの)ペン先が向いているのだと思いこんでいましたけれど。
今回のはすべすべショワショワの豊潤フロー。
↑何を言っているのか自分でもよくわからないけどそんな感じ。いわゆるヌルヌルっていうのではないと思う。
良い仕上がりになっているので書き味がコレジャナイと思うようになったらいつでも持ってきて下さいねとのこと。
まだまだ万年筆の世界は奥深いのだ。
と深々と頷きつつ、ノートにあおみどりの文字を書き散らしている毎日です。
誕生日プレゼント、どうもありがとう!だいじにしますよ
年に1,2度するかしないかのひとり東京遠征文具ツアー、今回も、手帳を含めてたくさんの店をまわり、どっさり買ってしまいました。(はたらくぞー)
しばらくは、そんな「買った」系のネタが(といっても年中こういう話ばかり書いてますね)続きそうですが、どうぞ大目にみてやって下さい。
●その他、"おおもの系ペリカン"についての関連過去記事:
・ルビーレッド色の万年筆を買いました。
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2013.09.18
蒔絵柄の軸にCOCOIRO芯を入れてみました。(手紙ペン)
最近けっこう気に入っている筆記具です。
売場を通りかかる度に手にとってしまうので、現在4本にまでじわじわと増加!
軸色もお洒落な名前でたくさんあるのですけれど、結局はインクの色に近い(連想しやすい)無難な組み合わせで選んでます。
●関連過去記事:COCOIROというペンを買ってみました。
書き心地は限りなくサインペンなのですが、繊維っぽい毛羽の感触や色ムラも出ず、先端は想像していたより潰れにくい気がします。
入りヌキのついた柔らかい線が出るし、筆記角度により太さが変わって面白いです。
軟調の万年筆ペン先はとっても苦手なのに、cocoiroに対してはこの気に入りよう、自分でも不思議です。
総合的には硬いペンということになるんだろうなー
黒芯は、水性染料ながらかなりのクッキリくろぐろな発色なので(このへんはさすが筆ペンの会社)、今までの個人的傾向としてお蔵入りになるかも。と予想していたのですれど。
主に描画方面(ラフスケッチというよりそれ以前のアイデア出しとして、じゃんじゃん数を描くレベルのもの)などにはとても向いていると気付きました。
クロッキー帳との相性も良いですよ。早速活躍しています。
意外なことになかなかの優れものだったのは「レッド」インク芯の鮮やかさ。
暗すぎず・朱に寄り過ぎずで目立ち具合抜群。
特に白紙の上では目に刺さるといってもよいくらい存在感が出るので、いわゆる「赤入れ」用には超オススメな使いやすさです。
この赤色もやっぱり、筆ペン開発由来できているのかなあと感心しているところ。
つけている軸は「紅すいか」という名前のものですが、インク色とぴったり合うので完全にこの組み合わせ専用ですね〜。
手帳などへの文字書き主体用途ではブルーブラックばかりでしたが、最近、オススメと言われたセピアも仲間入りしました。
秋らしくて良い色ですね!
このセピアと、万年筆のターコイスインクの文字と合わせると、ノート上の配色がなんとなくお洒落になる(感じがする…)のですよ。
という発見があった以上、万年筆の茶色インクも使用復活させなくちゃね〜!
ココイロセピアともよく似た明るめブラウンだったことを思い出した。
●過去記事:モンブランのトフィーブラウンインクを買いました。
前回のコメント欄にて、"cocoiroの芯と互換性がある、もうすこし大人っぽい軸"として、同じく呉竹の「手紙ペン(リフィル式)」という筆記具があると教えて頂きました。
調べてみると、単色の軸以外にも「蒔絵物語」というシリーズがあることに興奮。
画像を見た限りではどの柄も、ちょっと華やかすぎるかな?
という雰囲気だったのですが、どれも綺麗でいい感じでしたので、割安だったAmazonで1本注文してみました。
(「桐箱入り」だと毛筆やボールペンなどの各種替え芯入りですが、cocoiroと同じタイプのペン先な黒芯一本だけ入ってる単品版で。)
これは、臙脂色の「枝桜」という柄。
絵柄の中に、きめ細かいキラキラ微粒子がまんべんなく入っていて、思っていたよりずっと高級感があって満足です。
厚めに盛ってあって耐久性もあるんじゃないかな?
いちばん使いそう(持ち歩きもしそう)なブルーブラック芯を入れて使ってます。
軽くて華奢めな細軸ですけれどこれは気に入った!
後日、近所の文具店を覗いてみると、何とこのシリーズが全部揃ってまして。
外国の方へのお土産にも良さそうなくらい華やかですが、どれも繊細で美しい絵柄なのです。
紺色の軸も絵のキラキラが引き立ってなかなか良いし、1本だけある、金色地にふくろうが描かれているのも意外なほどに上品な雰囲気で。
いい大人として、こういうの普段から使っててもお洒落だよなあ!
(蒔絵軸万年筆よりはずっと安いし…)
---Amazon
○手紙ペン 蒔絵物語 ← 絵付きの軸各種はこちら
○手紙ペン リフィル式 ← 無地軸でいい場合はこちら
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2013.09.16
penの最新号「美しい文房具」を読みました。
月の前半はなにかと用事が立て込むため、なんとまだ(!)一冊も2014年の手帳が入手できておりません。
東京方面に買い出しの旅、そろそろ出掛けたいなあ…と悶々中。
今回これを投稿したのは、この表紙画像をここに貼っておきたいから!
というくらい気に入っているのが雑誌penの最新号です。
○Pen (ペン) 2013年 10/1号 [美しい文房具] ← Amazon
このセット、ルイヴィトンの万年筆とインク壺なんだそうです。
ガラスにうつる光のキラキラな美しさは宝石のよう。
先日銀座松屋の中にオープンしたヴィトンのなかにWriting Universeという文具コーナーが出来たとのことで、その詳細な紹介記事をじっくりと読みました。
パリに最初の専門店が出来たことは5月に行く前からコミミにはさんでいましたが、気後れも手伝って結局行けなかったんですよね〜。
待望の銀座進出ということで多少は強気になれそうなので、フラっと覗く位はやってみようかなと思います!
12色ものバリエーションがあって、積み上がった写真を眺めるだけでもうっとりな5000円台の純正インクならお土産がわりにいいかしらと考えもしたのですが
(他のモノがあまりに高いのでついこういう感覚麻痺を起こすのは仕方ない。表紙のインク壺は14万円だって…)
この秋に買うべき物品リストのことを考えると我に返りますね!
ああでもボトルが素敵だから欲しいなあ。
誌面を眺める限りでは、どれも「書いてみたい!」と思わせる深みのある美しい色なんです。ハー(嘆息)
表紙があまりに高級感あるのでブランドものばかりの特集かと思いきや、さりげなく高額品を混ぜつつも、ペンケースから鉛筆、ちいさなメモ帳に至るまでまんべんなく(もちろん数百円台からのものも)紹介されていまして。
日本のアイデア文具や、オリジナルインク、ナミキの蒔絵軸のページも良かったなあ。
つやつやに光るペーパーウエイトやフランスのペーパーナイフ等々、またいつか買ってみたいと憧れるものが増えてしまって、大変ですよ!
とにかくどれも「持ってるだけでセンスがよさそう」な気がしてしまう構図や質感の写真群、素晴らしいと思いました。
各種文具をこういうふうに置くとかっこいい(アイコン的にまとまる)という参考になるので個人的にはデザイン集としても持っていたくなるほど。
写真や時計などの特集も面白かったので、これで630円とは、オトクすぎるわと大満足であります。
penはここ二年ほどデジタル版で定期購読していますが、6月に買い替えた27インチのディスプレイで全画面表示にして読むともう、大迫力高精細で幸せなのです。
roganにも優しいし。しかしよほどの負荷があるのかMacのファンがぶんぶんまわって結構怖い。
矢印キーだけでページがめくれるので操作もらくらくなところが気に入ってます。
Kindleのデスクトップ版も、早く日本語書籍閲覧に対応してくれますように!
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2013.09.11
デスクペンセット(赤玉スタンド付)を使い始めました。
今の家に引っ越してきてから「これは素敵」と選んで愛用してきた『電話横のペン立て』ですが、6年目の夏に買い替えることにしました。
●購入時の過去記事:木軸のデスクペンセットを買いました。(電話用)
電話自体はそれほど使いませんので、そのためのメモ用にはほとんど働いてませんけれど、うちでは、食材等々の必要買い出し品を全員がここに書き付けておく習慣になっていますので、使用頻度は多め。
軸を差し込むときのぶつかり傷も目立ち始めていて、キャップ縁リングのめっきが欠けたように剥がれてしまったのも気になってました。
暑いときにときどきインク漏れしてくるのも、手が汚れるので困りつつあり。
(オート社の名誉のためにも明言しておきますが、漏れに関しては勝手に他社製のゲル芯へ換装して使っていた私が100%悪いのです。
もともとついてる芯はニードルペン先のボールペンでした。)
先日、近所で買い物したら、そのお店のレジ脇に全く同じデスクペンセットの新品が設置されていたのですよ。
その佇まいの高級感と、インク染みひとつ無い木目の美しさに、(我が家のが)いかにボロボロに酷使されてきたか気付かされる結果に!
というわけで、同じセットで買い替えるか直前まで悩んだのですが、今度は方向性を変えて「総金属製のかっこいいやつ」にしてみたのでした。
○ゼロラボ/ゼロ精工 ボールペン ペンスタンドコレクション ZE216 ボルドー ← Amazon
スタンド部は、うちが買ったボルドー玉のほかに、黒メタル玉、シルバーメタル玉の全3色あるようです。
直径36mmとのことなのですが、開封してみると「思ったより小さい…」という第一印象の反面、そのズッシリとした重量にかなり驚きました。
こんな小さな玉の中に何が詰まっているのか?というほどの重みで。
ペンのほうに手がちょっとぶつかった程度では全く動かないくらいに、シッカリと支えてくれてます。
軸のほうも予想より細身ではあったのですが、流線型のツヤツヤシルバーが非常に美しいです。
ペンとの一体感を目指すならシルバー玉スタンドを選んだほうがいいかもしれませんね。
替え芯はパイロットのBKRF-6F(黒)が一本ついてましたが、見た感じどこにでも売っていそうなのでこの点も安心です。
青色芯に変える程度は試してみるかも。
(真夏のインク暴発に懲りたので、指定外規格の芯換装はもうやめようと思う。)
口金部分のみがつや消しになっているのは「?」と思った件なのですが、傷が目立たなくて良いのかも。と前向きに考えることにしました。
今回のこの材質なら、差し込み時にペン先がぶつかっても大丈夫でしょう。
もちろん、書斎などの机上用メモスタンドとして大いにオススメします。
(ボルドー玉にしたのは、まさにこれに激似の球がはまったKensingtonのトラックボールマウスを普段愛用してるからなのです。
直径は全く違うけれど、見事なお揃い具合で嬉しくなりました。
うちの場合はマウスの横に置くわけではないんだけどね...)
見た目の高級感も文句なしだし、まずは10年選手を目指してもらいますよ!
ちなみに、メモ用紙は写真のような大きめフセンがおすすめです。
うちには展示会等のノベルティでもらったものが山のようにあるのでこういうのを使いだしたのですが、スーパーで買い物してる間、指先やカートの持ち手にくっつけて売場を回るとけっこう便利なことに気付きました。
手帳に貼って持ち歩ける以外にも、リストが長いときは複数枚つなげたりもできるし、なかなか使い勝手良いのですよ。
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2013.09.03
革ノート型のデスクトップアイコンを作りました(単品配布)
9月です。
ということで、デスクトップアイコンの単品配布コーナーを2年ぶりくらいに更新しました。
ダウンロードは、HPのIconKioskからどうぞ。
Mac版、Windows版ともに256pix四方サイズまでの拡大表示が可能です。
各OS上の方法で、フォルダに貼り付ける等してお使いください。
notebookという名前のアイコンですが、最初のバージョンは、革ノート部分をあのトラベラーズノートとそっくりに作成し、自分のデスクトップ(旅行関連データのフォルダに貼り付け)で使ってました。
しかし当然、先方に許可を取っているわけではないので、これをもしHPで配布するのなら「似てなくもない」程度に作り直さなければなあ...と思いつつ1年以上経ってしまいました。
結局、ノート部のタテヨコ比を正方形っぽくしただけなんですけれど、こういう雰囲気の実物なら自分でも欲しいかも。
(パスポートというよりはA6くらいのサイズ感が好き。)
ほとんどだいたいIllustrator、ちょっとだけPhotoshopを使って作りました。
フラットデザインなUIが時流だけど、あんまりのっぺりしすぎなのも好みじゃない。
さらに希望を言うと、こういう絵で更新する絵日記ブログみたいなのをやりたいです。
で、オマケとしてアイコン化して放出する。
・・・現状、半年に1回くらいしか更新してないのに、夢だけは大きいのでした。