「装丁ノート」を使い始めました。
カキモリと金ペン堂を経て丸善本店という「ひとり文具買い豪華ツアー」を決行した日、最後の購入品がこの、コクヨ「装丁ノート」です。→メーカーHP
この日だけでいったい何冊ノートを買ったのか:というか何円使ってしまったのか…?を思い出すと非常におそろしい。
その時点ではうっすらとコミミにはさんだ程度の情報しか持っていなくて、丸善の売場の前で初めて「ああこれなのかー」という感じでした。
様々な筆記具を使って試し書きできる台が設置されてまして、万年筆はプラチナのプレジールがありました。
(このペンに関する関連過去記事は下記。
●1000円万年筆のプレジールを買ってみました。
競合品が増えつつある価格帯ではありますが、とても書きやすいのでおすすめです。)
ぐるぐるっと線を入れてみて、その手応えでもう、購入即決!
5mm方眼の、渋めなグレー表紙を選びました。
使い慣れた横罫線でも欲しかったのですけれど、6mm罫はちょっと細いかなと思いまして。
(方眼なら2行づかいや行空けがしやすい)
100g/㎡もある、しっかりしたぶ厚い紙なので。
インクが裏抜ける類の心配は不要なのですが、特筆すべきは表面の絶妙な摩擦具合です。
シャリっとかザラっという方面の繊維っぽさではなくて、とにかく均一でキメの細かい粒子感が心地良し。
触ってみると、わりとスベスベなんですけれどね。
硬めの地ではありますが、スススっと程よくペン先が止まる表面の感触は、こまかーく書きこむ用途にも向いていそう。
ということでこれぞ帳簿用紙! が納得できるノートなのでした。
方眼線の濃度も、控えめで目にうるさくない薄グレーです。
(これまで使っていたボストンノートが終了後に即バトンタッチして)今ちょうど10ページくらい経過しました。
シャープペンシルやボールペンでも非常に書きやすい紙なので、A5サイズながらどんどん消化できてます。
このノートは写真のとおり、小口の模様が良いんですよ。
方眼の場合はヘリンボーンのデザインが入ってまして、和の雰囲気もお気に入りです。
一枚あたりの断面が厚いせいかクッキリと鮮やかに目立ちます!
手持ちの革カバーをあちこちつけ替えて、こちらのノートには大のお気に入りであるアシュフォードのルガードを装着中ですが、小口の杉綾模様と赤革のコントラストがいつも目に入って、ノートを開く度に楽しいんだよなぁ。
→ ●関連過去記事:赤革のダイアリーカバーを買いました。
その紙厚ゆえに、一見すると100枚綴じくらいのボリュームに感じるのですが、実際は意外と少ない70枚構成。
何かと書き留める件も増えてくる時期なので、雑記メモ帳としては年末には使い切れてるのが理想ですけれど どうなるかな?
一緒に頑張ってもらおうと思います!
---
↓ Amazonでは各罫線/各表紙色、下記リンク先に揃ってます。
○コクヨ 装丁ノート
---
| 固定リンク
コメントを書く
★コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。
コメント
こんにちは。「電網郊外散歩道」というブログを綴っている田舎在住の中高年で、narkejp と申します。いつも記事を楽しみに拝見しております。
当方のこの秋の注目文具が、このコクヨのノートです。A5で帳簿用紙を使っている製品というのがポイントで、できればA罫だとよかったのですが、どうも違うようですね。方眼罫を試してみたいと希望しています。
残念ながら、ブルゴーニュ万年筆を落っことしてただいま修理中で、直って来る日を心待ちにしています。
投稿: narkejp | 2013.10.14 11:38
こんにちは!
いつも読んでいただき有難うございます。
この価格帯のノートで太罫が無いのは珍しいと私も思いました。
とはいえ帳簿用紙ということで、確かに、細く小さな字でも大変書き心地がよいことは納得の紙質ではあります。
目を引く見返しの配色や、小口の模様なども洒落ていて、所有満足度も大きいすてきなノートですので是非。
ブルゴーニュ万年筆、はやく元気になって戻ってきますように!
投稿: ほしの | 2013.10.14 14:59
おじゃまします。
ベルギー産のルガードの赤く美しい革カバーを見て、中身のノートも極上のものが必須だと感じましたが、絶妙なノートが見付かったようで何よりです。
革製品って本当に奥深くて、このルガードの美観は圧倒的なものがありますね。存在感が凄いので他のモノとのバランスを取るのが難しいかも。
ほしのさんが以前クオディバスエグゼクティブ用に使われていた赤い革カバーには僕的にすごく憧れていました。あれは今でもツバメノート用として活躍しているのでしょうか?ほしのさんとの付き合いが長い製品だけに、理屈抜きにすごく似合ってて羨ましいなぁと思っていました。
またいつか表舞台で活躍させてくださいね!
投稿: MEMO | 2013.10.27 04:11
おじゃまします。
ベルギー産のルガードの赤く美しい革カバーを見て、中身のノートも極上のものが必須だと感じましたが、絶妙なノートが見付かったようで何よりです。
革製品って本当に奥深くて、このルガードの美観は圧倒的なものがありますね。存在感が凄いので他のモノとのバランスを取るのが難しいかも。
ほしのさんが以前クオディバスエグゼクティブ用に使われていた赤い革カバーには僕的にすごく憧れていました。あれは今でもツバメノート用として活躍しているのでしょうか?ほしのさんとの付き合いが長い製品だけに、理屈抜きにすごく似合ってて羨ましいなぁと思っていました。
またいつか表舞台で活躍させてくださいね!
投稿: MEMO | 2013.10.27 04:13
ルガード、良いですよね。
一年経った今も全くもって飽きず、ほんと気に入ってます。
(これまではずっと、購入時の記事に書いたとおりSOLA Diaryに着けてました。)
とにかく必ず、なにかしら合うものを手元に置いて使い続けたいと思っています!
クオバディスの赤革は、くたびれ気味な柔らかさですが、もちろん今も使ってますよ。
同じ判型のノートを、光熱費管理帳として1冊を10年以上は使い続けるペースで消化しているので、しっかり今後も見守ってもらいます。
投稿: ほしの | 2013.10.27 06:09