スマイソンのパナマダイアリーを読書記録帳として使っています。
(このブログを単語検索した結果によると)スマイソンの手帳に憧れるようになったのは2006年頃。
当時はまだまだ「知る人ぞ知る名品」というひっそりした感じも手伝って、このブランドへの思い入れを熱く語る方々の文章をネット上で読むのも好きでした。
少しづつ有名になってきて、今や文具関連どころかファッション誌にも(バッグなどの革小物も素敵なのがいろいろあるんです)登場するようにもなってきた一方で、自分の手元にはいつ置こうか?と結構慎重に考えていました。
値段が値段なので簡単には決断できなかったし、勢いで買ってしまっていいのか?使いみちはあるのか?という躊躇もあり…
自分の中でもうちょっと高まるタイミングを天秤で量るように待つうちに、年月はどんどん過ぎてようやく今(昨年の暮れ近く)に至った次第です。
○Smythson.com ←公式サイト
検索すると、日本国内でも輸入代行(?)っぽい形式でネットショップを開いているところがいくつか見つかりますし、新宿の伊勢丹メンズ館や青山のヴァルカナイズロンドンでも買えるはず。
しかし、英語がよほど怖いという方以外は、本国サイトから直接注文することを強くおすすめします。
イギリスから日本への送料を入れてもやはり、だいぶ割安に感じました。
注文後も、サイト上の表示価格からあちらの税金分がバサっと差し引かれるので、もうちょい実価格は低いんです。
それに、4日後くらいに宅急便で届いてしまう素早さには驚愕しました!
(時折、送料無料特典や大幅な値引きセールもやってるので、DMが来ると毎度ときめきます…。
メール登録だけでもおすすめ。)
宛名ラベルで表示が切れることもあるので住所は可能な限り短めに入力する等々、
先に購入した方々から、注文前後のさまざまなアドバイスをtwitter通して頂けたこと 御礼申し上げます(´▽`)ノ

送料もそれなりかけているので、他のノート類もまとめ買いしてあるのですが、まずはPanama Diary 2014年版から使い始めています。
右ページへ週をまたいでメモが書ける「レフト式」手帳の使い勝手が身に染みついている私にとってこの8分割レイアウトな手帳は、スケジュール用ではなく、読書記録ノートとなりました。
1日分のブロックにつき1冊づつを割り当てて書き進め中。
読了日とタイトルと簡単な評価コメントくらいで埋まってしまう面積ですけれど、
(11月最終週~翌々年1月末くらいまでの日数分は少なくとも確保されていますので)
400冊以上をメモすることが出来る計算。
私はそんなに多読派ではないので、この手帳を埋められるのは多分、1年では無理…。
年初からスタートしましたが、いまだ昨年12月内のページに留まっていますし(笑)
イギリスの美術館やレストラン等々、主要施設の電話帳ページもかなりの量で巻頭についていますが、失礼ながら私はこの上に「積ん読リスト」をビッシリ書き込んでいます。
(:買ってあるけどまだ読んでない本達をずらっと、大量に。
存在を忘れてしまったり2度買いしたりの事故を防ぐためでもありますが、このコーナーは作って良かった。
電子本や雑誌も含め、今後も購入次第ここに可視化する予定。
読み終わったら横線を重ねて消します。)
そんなことをやりつつも、新しく欲しい本がまだまだ大量にあることに毎度呆れるのですが、これはもう仕方ないね…。
それにしても「この紙に書き込むのが楽しみ」という理由のおかげで、読書スピードが確実に上がりましたよ!
「パリパリした紙」であるというのは何人もの方から聞いていた感想なのですが、私の想像していたパリパリと、実際の紙のパリパリさはだいぶ違っていました。
透けるくらいに儚げな様子を想像していたのですが、思っていたよりずっとしっかりしていて存在感があるという印象。
そして、今まで一度も味わったことの無いタイプの書き心地です。
透かし模様が入った青薄紙からは、ペン先に繊細な摩擦感(しかし予想していたよりも繊維っぽい凹凸。)が伝わってきて、スススっと、良い音がします。
いろんなペン先やインクで試してみたいので、書き込む為にもせっせと本を読み進めている状況なのですが、本当に噂どおり、裏抜けや滲みがほぼ無いのですね!
ほとんど同じサイズの能率手帳ゴールドよりずっと軽いんです。
その紙の名の通り、羽根のよう。
まだ、たいしたページ数を消化していないにもかかわらず、書き終えたページ分がほんのり波打つ金塗りの小口も眺めて楽しい。
早く全ページをウネウネさせるくらいインクを乗せてみたいものだ、という意欲も湧いてきました。
そうホイホイ増やすわけにもいかない値段の高さだけは、唯一頭の痛い問題です。
だからこそ、長く大切に出来る使い方や習慣を模索していきたいですね。
と、自分に言い聞かせ中!
今までの場合、一定の年数でもってわりと惜しげも無く手帳やノートを破棄する習慣が続いているので
(もちろんそれなりにまとめ転記したり、能率手帳ぐらいは永年残すと決めているけど)
そういう流れの中には組み込めないなあ、でもこういうものを普段から使ってこそ日々が輝くのではないか?
とかなんとか...悩むのも楽しいんですが。
いっしょに購入したノート達は、出番が来るまで今のところもう少し、青い箱の中に寝かせておきます。
最初の1ページに書き込む思い切りがやってくる時が楽しみ。
とりあえず今は、小さな赤革スマイソンが毎日手に取る相棒です。
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