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2014.03.25

ペリカンのアベンチュリンインクを使いはじめました。

一昨年ペリカンのルビーレッド軸を伊東屋で買った時、ひとつ差し上げますのでお好きなものをどうぞ、と言われたのです。
つい張り切って、今まで全く使ったこともないような色を選んでしまいました。
それが、エーデルシュタインシリーズのアベンチュリン。
帰宅後、箱から出してボトルの美しさをじっと観察したものの、長いこと仕舞い込んだ(ちょっと忘れかけていた...)ままでした。
●関連過去記事:ルビーレッド色の万年筆を買いました。

140325

このインク開封に辿り着いたいきさつですが
実は先日から、色彩雫シリーズの「松露」を、とつぜんスイッチが入ったように「いいじゃないか〜」と使いはじめてまして。

書きたての紺からぐんぐんと青緑へ変化していくスピードは目に見える程で、ウォーターマンのブルーブラック(現:ミステリアスブルー)どころではない素早さ。
購入当初、かなり驚いたものです。
●関連過去記事:松露色のインクを買いました。

今、主に週間スケジュールや日々のログ用に使っているNOLTYのダイアリー用クリーム紙は、ウォーターマンのブルーブラックがあんまり緑変しないんですよ。
「それでいいじゃないか」
という人のほうが多いかもしれないんですが、私はわりとこのブルーブラック由来の「あおみどり」が好きで。

だったら、わりと最初からこれに近い色が再現できる松露インクのことを連鎖的に思い出したのでした。
(年末の「古インク大量断捨離」後も生き残らせていたのは、使用再開の予感があったのかも?)

カスタム74の中字で使っていますが、やわらかでとても素敵な青緑になります。
クリーム紙の上では、夜の森のようにしっとりなあおみどり…。

140325

というわけで、私の→万年筆史上初、グリーン系のインクがものすごく気になりだして、そういえばあったじゃないかとエーデルシュタインのアベンチュリンを開封した次第です。
今年の個人的春夏インクのトレンドは、(もはやオールシーズンのレギュラーになりつつあるターコイスでなくて)、どうやら緑系になりそうです!


140325アベンチュリンインクの色は、簡単にいえば「完全にミドリ」です。
緑系の○○、といった雰囲気的なものでなく、きっぱりと目にしみるようなグリーン!

透明感はじゅうぶんにあるのですが、サインペンやペンキを連想するような発色の鮮やかさがあります。
通販サイト等での見本写真では、わりと黄味がかった要素が入ってそうな気がしたのですが。
実際に紙に乗せてみるとすっきりと涼しげな青みが土台になっていて、意外なほどに使いやすい。
で、時間が経つにつれて生き生きと明るくなってくる感じ。

実物のアベンチュリンという石は、どちらかといえば、水色方向に傾いた淡いグリーンな(ものが多い)んです。
だから、ちょっと色名としては合わないなあと発売当初から気になってはいたんですけれど。
よほど翡翠とかエメラルドの名のほうが似合うような気も。
というのが、元宝石屋としての感想なのですが、どうでしょうね?
それぐらい、キラキラと光を放つかのような存在感のある緑色です。
これからの新緑の季節にもぴったり。

 
ボトルの左下に印刷してある色名、この文字の色と実際のインクの色、かなり一致してるんですね。
エーデルシュタインはアベンチュリン以外持ってないので他のインクがどうなのかわからないのですけれど、この点はちゃんとしてるなーと感心しました。

現在、セーラーの長刀に入れています。
インクを試すときはまずはサファリ等の廉価ペンに入れていましたが、今回はいきなりの実戦配備(?)となりました。
(2006年の万年筆祭にて購入したプロフェッショナルギア21仕様の長刀ペン先は、今も変わらず極上な書き味です。
 ●購入時記事:セーラーの長刀万年筆を買いました。

アベンチュリン、インクフローはかなり良いほうだと思います。
そのぶん滑らかに書くことが出来て細字ペン先でも使いたくなっているのですが、どちらかといえば(私の持っているインクの中では)平均以上に裏抜け指数は高めかも。


エーデルシュタインは、宝石のネーミングに相応しい発色と厚いガラスのボトルデザインも好きなので、あといくつか欲しいとは思っているのです。
タンザナイトやトパーズにも興味津々。
きっと綺麗だろうな。
うーむ困ったなー

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ペリカン エーデルシュタイン ← Amazonでは各色こちらです。
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2014.03.20

本の電子化用に、とうとう裁断機を買いました。

140320増税前に何か買っておきたいモノは?と思った時に、浮かんだのがなぜかこれ。
脳内欲しいものリストの上位に長いこといたにも関わらず、躊躇期間も長かったのは
「収納場所がない(シロウトに大げさすぎるのでは?)」
ということだったのですけれど...。

DURODEX 自炊裁断機 ホワイト 200DXW ← Amazon

しかしこの機種は、ハンドルが折り畳み出来る上に縦置き収納が可能だとわかりました。
商品説明には、
「収納時は幅400mm、奥行170mm、高さ395mm(縦置き収納時)と幅17cmの隙間に収納が可能」
とあります。
書斎のクローゼットを調べてみたところ、この程度の空間なら大丈夫そうです。

本体色は黒と白から選択できます。
「ハイエンド裁断機(?)としてのかっこよさ」を重視するなら断然黒でしょう。
・・・とさんざん迷ったのですが、壁や机上に視覚的に溶け込めることを念頭に置いて無難路線に走り、白で注文したのでした。

 
サイズ以外に、注意すべきは10kg近い重量です。
「同様機種内では最軽量」と書いてあるのが信じられなかったのですが、他社製品はもっと重いのね!

裁断部周辺が集中的に重いので、持ち運びや位置変更のときなどは、くれぐれもご注意ください(特にギックリ腰方面)。
Amazonのページでは、バケツか何かのように軽々と持ち上げる笑顔の女の子の画像が貼ってありますが、これは無いな...とすぐに実感できることでしょう。
(確かに、あのようにハンドルを持ち手にして運べるのは便利なのですけど。
 毎回、息を殺して机の上に置いてます。)

 
ハンドルの折り畳みだけでなく、安全ロック機構等とにかく間違ってケガをしないようなさまざまな工夫が凝らされていて、値段分の性能はあるなあという感じ。
当然、切れ味はもう怖いくらいに、サックリと分厚い紙束が切れます。
「真っ直ぐでなく、いくらか斜めに切れる」
とのレビューをAmazonで読みましたが、
切れ端をじっと眺めて「ああ...この位のことか..」と気付くごく僅かなレベルです。

140320

ここ数日でかれこれ50冊!程度の古雑誌を切ったのですが、10冊を過ぎたあたりで、適切な力の入れ方や抜きどころがわかってきました。
恐る恐るの感じで体重をかけても3秒程度で裁断できるのですが、一番下の紙を切り終わるプツっという手応えのすぐ後にハンドルを緩めると無駄がない。
(刃を最後に受け止める部分は、樹脂製の棒状のパーツになっていて、これは柔らかいので消耗品。
 少しづつ切り傷がついていって、その溝が深くなると切り残しが発生する原因になるとのこと。
 なので、このパーツも大事に長持ちさせないとね。)

18mm、コピー用紙でだいたい200枚の厚みまで1度に裁断できるのも助かっています。
上掲載の写真で、裁断機の横に並べられた棒状のものは、本体ページから切り離した背の部分です。断面スベスベですよ。

押さえのための定規もしっかりと固定できるので、同判型のものを次々に裁断するとき便利だし、LEDの赤い光で裁断位置をキッチリ示してくれるのも良いです。

刃の交換だけでなく、研ぎ直しやオーバーホールなども有料でやってくれるそうです。
(将来、その類の用事でメーカー送りにするときのため外箱は畳んで取っておくことに。)
上に書いた樹脂製の刃受けは、機会が来れば何本かまとめて買っておこうかしら...。

パーソナル断裁機<200DX> ← メーカーHP

裁断時の最大の注意点は、クリップやホチキス針などが裁断位置に入らないようにすることです。
刃が欠けてしまいますからね。
本そのものが違う綴じ方でも、はさんであるカタログ等の付録冊子がホチキス留めだったりするのがほとんどです。
このあたりは何度かヒヤヒヤしながら事前に発見して取り出しました。
この件に加えて、裁断位置は、背に近すぎる(綴じ糊が固まっている)場所を切るのはとても固くて、刃のためにもあまりおすすめできませんので、中の活字が途切れない程ほどの距離を狙うべきかと思います。


今までずっと「オルファのカッター+カッターマットでシャキシャキと手切り」でいいやと思ってきましたし、実際それで結構な冊数を電子化してきました。
●関連過去記事:文庫本を"自炊"してみました。

しかしもう、裁断機を1度使ってしまうと戻れません...1冊3秒でいいし。
手切りと違うのは、すべての紙のサイズが同じに揃ってビシッと真っ直ぐなことでしょう。
カッター刃を往復させることで発生していた紙粉の汚れがなくなるので、線を引き摺ったようなスキャンの失敗も無く、機械内を清潔に保てます。

わりと高額でしたが、うちは仕事柄、皆が本をたくさん持ってるので今後も愛用を確信です。

 
140207紙で世に出た書籍を自分で裁断してスキャンする電子化作業って、とてもとても不毛だ!
とは心底、思っています。
言ってみれば、美味しく作ったスパゲティーをわざわざ雑に乾麺に戻すような、無駄と効率の悪さ?
本を切ることそのものへの罪悪感もあるし...。
そう遠くない将来、「自炊」なんてことが笑い話になるといいんですけど。

今のところスキャンする書籍は、ここ10年未満で、捨てるには惜しいと保管し続けたけどほとんど読まなくなった雑誌のバックナンバーが中心。
これらがまだ何十冊もあって棚内占有率も高めなので、仕事の合間の時間でザクザクやりはじめてます。

Kindle等で購読する雑誌や読み物は近年かなり増えてきました。
ちなみに左の写真は、自分でスキャンしたものでなく、電子データで購読を契約しているもの。
(「pen」だけでなく、今年からインテリア雑誌の「エルデコ」も年間で読んでみることにしました〜
 両方、同じ雑誌のFujisan.co.jpというところで読んでます。
 ここの良いところは、ブラウザから読めるので機器・OSを問わないところ。
 私のデスクトップの27インチ全画面表示は、とても読みやすいです。
 iOS用アプリも使い勝手良くてiPadでもよく読みます。DLしてオフライン閲覧も可能。)

 
Amazonで買うときは、可能な限りKindleのほうを選択するようになりましたけれど、まだまだ紙でしか売ってないものも多い。
紙で大切にとっておきたい、内容も見た目も素晴らしい本は(今後購入予定含めて)膨大にあるのも悩みどころ。

「天井までの大型本棚」をせっかく実現した以上、なんでもかんでもガツガツと電子化せず、目標としては常に「まだ少し余裕があるなー」程度に本棚を空ける程度でやめておくつもりです。
将来、自身の老化ゆえに、タブレットやPCの光る画面を見ることが目につらくなる時がくるかもしれませんし...。
読書は、可能な限り一生ずっと続ける楽しみにしておきたいですから。
そのあたりは、取捨選択と「ほどほど」を保とうと思います。

それでも、現在進行形でまだ本は増えてますので、どんどんと片付けますよ!

●関連過去記事:「電子書籍のこまごま」カテゴリーのバックナンバー

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2014.03.12

hasamiのブロックマグを買いました。

うちはコーヒーやお茶などを普段からたくさん飲むせいで、わりと多めのマグカップを常備しています。
(これまでは、たまにスターバックスで気に入ったものを確保する程度でしたが)
そろそろ気分を変えてみようかと、新しいのをセットで買ってみました。

これはブロックマグといって、長崎県の波佐見焼のものなのです。
HASAMI(はさみ)

140312

1月の終わりぐらいに、テレビ東京の「カンブリア宮殿」をみていてここの食器を知りました。
中川政七商店の社長さんが、地方の伝統工芸品企業を再生支援して廃業から救う、という回。
売り方や品揃えやデザインまでも再プロデュースして再興を手伝う話でした。
私は焼き物に全く詳しくないのでこの番組で知ったことも多かったのですけれど、元々、有田焼の下請けの会社だったそう。
2014年1月30日放送|カンブリア宮殿:テレビ東京


140312 140312

へぇ、可愛いかたちだから実物を見たいな。と、気に留めてはいたのです。
番組の効果なのか雑貨系通販サイトでも人気が出ているのを確認してホホゥと思っていた矢先、
なんと徒歩圏内のお店にどっさりと並んでいるのを発見!

その色味の素敵さと、北欧っぽさすら感じるデザインの素朴なところが気に入って。
これはその名の通り、ブロックのように積み重ねられる形状なのです。
だからどうせなら複数あったほうが良いだろうと、色選択の相談も兼ねて夫(コーヒー淹れ担当)を連れて翌日再訪!

思い切って大小二個づつ揃えてしまいました。
特に、大きいほうで選んだ2色がとっても好きで。
柿のような赤と、翡翠のような緑。

取っ手や飲み口の、フチのところで色乗りが淡くなっているのも目に柔らかくて素敵です。
水色のほうはよりフンワリと砂糖がかかったようだし、パープルのような濃いめの色でも万年筆インクのような味わい深い明暗が。

言われてみればという感じではありますが、「日本の焼き物の色」なのだな!と納得。

140312

あと、使ってみて初めてわかったことですが、ぽってりとした厚みがあるので口当たりが心地良いんです。
掴んだ触感もとろりとした不思議な滑らかさがあって、このカップは面白いなあ。

hasami(波佐見)=鋏 をデザインしたロゴも可愛いです。
箱だけでなくカップの底裏にもついてるのですが、これは刻印等でなく普通のシールなので使う前に取ったほうがいいですよ。

積み重ねは、大小関係なくぴったりとはまります。
安定感はかなりありますので、このブロックなデザインは省スペースになってほんと有り難いのでした。

SEASON1|HASAMI(はさみ)|有限会社マルヒロ←メーカーのhasamiブランド製品紹介ページ。
 電子レンジと食洗機OKで、全9色あり。もう少し増やしてもいいかなあと検討中です。

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楽天ではこちらで購入できます。←検索結果ページです。
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[物欲&オススメ品 その3] | 固定リンク | コメント(6) | トラックバック | ↑top

2014.03.05

ブロッターを使い始めました。

140218先月の関東地方大雪の直前で注文してしまったので、宅急便網も大荒れした結果、1週間以上かけて届いたのがこのブロッターです。
エルバン社のもので、横幅8センチくらいのかなり小型です。

紙面のインクがなかなか乾かないとき、その上にコロっところがして吸い取ってもらうわけですが
「(私には)必要ないなー」
と考えてずっとあとまわしにしてきました。
基本、ノートや手帳は机の上に開きっぱなしでいますから、インクが乾かなくて困るということもなかろう…というわけで。

しかし一旦使いはじめると、今や毎日かならず手に取るほどの重宝具合なのですよ!
もっと早く買えば良かったです。

今年に入って、トモエリバー紙(ほぼ日手帳)や能率ダイアリー紙など、比較的「すべすべしていてインクはそんなに吸わない」系の使用がメインになったことも関係しているかもしれません。
インクフローなみなみのペンで気持ち良く書き終わってからノートをすぐに閉じてしまうと、反対側のページにポツポツと(時にはベッタリと)字が転写されてしまうのです。
あとから発見してショックを受ける事が急に増えてきたので、使ってみようかなと考え始めた次第です。

慣れていないので最初は小さいものにしておこうと思ってコレにしたのですが、このサイズがなかなか絶妙。
太字でどんどん書き進めることが重要な10年日記
(ここのところ月末に一ヶ月分まとめ書きするのが習慣なのです!)
のちょうど一日分の範囲の上を具合良く転がせると発見しました。名刺より二回り位、小さい面積です。
この点だけでも買ってよかったわと思ったのですが、
手帳の上などで字が込み入った部分だけピンポイント的に乾かしたいとき(ゲルボールペンなどでも。)や、書類をたたむ前の印鑑の上にもコロっとやれるのはなかなか便利です。

ボルドーに近いほどの赤みがある木製で、取っ手までニスでテカテカ光っていて可愛いです。
この、ドアノブのようにまん丸な形状は、小さいながらも手のひらに収まりがよくてツボ押しのようにはまって心地良いのですよ。

140301上の板を回して、両端を挟むかたちで吸い取り紙を取り付けるようになっています。
国産のなにかで代用出来るような気もしたのですが、替えの紙も純正のものを1セット付けて注文しました。
フランス語のラベルもおしゃれだし、濃いめの桜のように綺麗なピンク色の紙で素敵です。
相当インクに染まってから取り替えれば良いのではないか?(裏がえしても使えるんじゃないの?とすら)思っていますので、長持ちさせますよー

ブロッターはいろんな会社から出ていて、調べてみると、たとえばコレクトから出ているのはもう少し大きくて実用性が高いみたいです。

樹脂パーツになっているツマミを、引き出し用に売られている可愛いものへ自力で取り替えたり、曲面にフェルトを貼ったりのカスタマイズも楽しそう。
エルバンのはダイレクトに木地になっていてフェルトはついてないのです。
100円ショップで裏側に糊面がついたシール状フェルトがたくさん売ってたのでやってみようかな?
それでまったく支障なく使ってるけど、フカフカしたブロッターも使いやすいのかも…

というわけで、思っていたよりはずっと便利な道具と気付いたので
(しかしとりあえず、ブロッターのほうにインクを分け与えてしまう形となりますので、字の色は淡くなります。
使いどころはほどほどに選ぶべきかもしれませんが)
書きもの好きな皆様にぜひともおすすめしたいと思います。

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○Amazonで各種ブロッターはこちらです。
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