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2014.05.31

「X-MEN:フューチャー&パスト」を観に行きました。(+「アメイジング・スパイダーマン2」も)

B00IUA5FC0昨日金曜に行ってきました。公開初日だったのか...

映画『X-MEN:フューチャー&パスト』オフィシャルサイト

2Dでサラッと観るのも良いかなと思ってたのですが、夜間回は何故か3D上映ばかりだったのです。
浮き出る字幕でかなり目が疲れることは過去の体験でよくわかっていたので、吹き替えのほうを鑑賞したのでした。
久しぶりに"IMAXじゃない普通の3D"だったのですけれど、やはりXpanD(赤くて厚い、後ろに紐がついてる)の立体メガネは苦手です...
鼻を通り過ぎてどんどん下にさがってくるので何とかならないんでしょうかっ。
って、3年以上前からブツブツと不満に思っているのですが。こっちの顔の造作のせいとはいえ、全く改良されないのねー

 
しかし、作品はとても良かったです。
基本的に暗くて救いの無い世界が「現在」として描かれていて、そうなるに至った「過去」の要因を取り除くべく、時間を遡って奮闘し、「未来」を変えるという話。

タイムトラベルものでは王道のパターンではあるのですが、X-MENシリーズではお馴染みのメンバーが次々と(ほんの数秒のシーンも含めて)出てきては関わっていくところが面白くて。
回想場面もありますが、シリーズ3作を知っている人のほうが楽しめるだろうと思います。

なんというか、パトリック・スチュワートが出ているせいでこういうストーリーだと「スター・トレック」っぽくもあり。
ちょっと紛らわしい気分になるときもあったかなあ。


ジェームズ・マカヴォイとマイケル・ファスベンダーの、"プロフェッサーとマグニートーが若いときコンビ"は今回も素敵でした。
そしてジェニファー・ローレンスのミスティークは相変わらずむちむちして可愛い。
(吹き替えはもうちょっと声が似ている人を使って欲しい...あの低くてかすれめな喋り方がチャームポイントな女優さんだと思うので。)

エンドロール後もいつものように1シーンあるのですが、あれはいったい何につながる件なのだろうね。
と疑問に思いつつ、山を越えて帰宅したのでした。


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★4月26日に観に行きました。 
 下記の文章、他の映画の時とまとめて載せようと思って温存してたのですが、あっというまに一ヶ月経ってた...(でもまだ今も上映中)
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アメイジング・スパイダーマン2™ | オフィシャルサイト


前回、IMAX3Dで観た「キャプテン・アメリカ」の前に流れた予告篇でのすさまじい躍動感に
「こりゃ酔ってしまいそう。我々には無理かも」
と話し合い、今回あえて2D版で鑑賞してきました。
それでも迫力十分でした。
このへんは、IMAXなどで観たらすごい大袈裟な遠近感がついてるんだろうなー!
という、いかにも「3D向け」な演出も多々あったのですけれど。


わりとコメディタッチなシーンも散りばめられていて
(このシリーズのスパイダーマンは、戦う前振りでけっこうぺらぺら喋るのですね...トビー・マグワイア主演の頃よりお気楽なのは若さのせいか?)
中だるみ無く楽しめた感じです。

今回最大の敵役であるエレクトロですが、青くて目が光る電気な感じといい「ウォッチメン」にも似てる人いたよね!と思いました。
悲劇に巻き込まれて変身する前のキャラクターもなかなか印象深くて、あのバーコード頭などはコメディアン出身のジェイミー・フォックス自身が考えたのだとか。
どうやっても絶対に死ななそうだったのに最後はわりとアッサリだった気がするのは、私が理系頭じゃないからでしょうか?

今回、エマ・ストーン演じるグウェンの可愛さが印象的でした。
お人形顔なのに、若干ドスのきいたハスキー声の天才女子高校生、という設定が素敵..。
実生活でもあの二人はお付き合いしているそうなのですけれど、それだからこそなのかもしれない、とびっきり幸せそうな表情がいいなあ。
その後の展開が展開だけに、彼女のきらきらした笑顔が忘れられず。うぅむ!

エンドロールのCGや音楽はとてもかっこいいです。
もう少し先で唐突に別作品の映像が入ります。これがきっと上記のX-MENの予告になるのかな。

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というわけで、アメコミものばかり続いた4-5月の映画鑑賞でした。

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2014.05.25

「バルテュス展」に行ってきました。

140523展示終了まで一ヶ月切っていることがわかったので、先日の金曜に行ってきました。
良い天気だったので、上野公園の緑がきらきらしてました。
バルテュス展 ← 公式サイト

正直、これまで予備知識がほとんどなかったのです。
「没後初の大回顧展」ということでこれを機会に勉強したくなりました。
先日、NHKのBSプレミアムで放映されていた特集番組がとても興味深かったのですよ。
バルテュスと彼女たちの関係 - NHK ← 6/1に再放送があります


23日の午後時点では、
「平日でも予想よりは混んでる、でもまだ絵の前の好きな位置に立って好きなペースで見学は可能」
という感じでした。
会場は、全体的にかなり暗くしてあって、絵画や解説パネルを光で浮かび上がらせているような状態。

光線による色の見え方に非常にこだわる画家であることは、後半のアトリエ再現展示や生前のインタビュー番組の上映でわかりましたので、そういう環境に近づけているのかなと思いました。
それゆえに、絵に関するこまかい文章をいちいち近寄って、読み取るのに時間を割いている人も多かったんです。

絵を眺めることに注力できますので、500円かかりますがヘッドホンでの音声ガイドを借りることを(眼球が大人な皆様には特に)強くお勧めしたいです。
解説以外にも、夫人の節子さんによるバルテュス生前のエピソードや絵のモデルになったときの体験等々 の語りも多く入っていて満足!


図録は品切れしているのか、6月に入ってから送ってくれるとのこと。
その送料も込みで2400円なのはだいぶお得と思われる分厚さでしたよ。
美術展では毎度のことですが、帰り道で他に何も買い物できないくらいの大荷物になるので。
購入後に配送を頼もうかな?と計画していた私には、むしろ朗報でした。

特設ショップに並べられていた書籍も手にとってぱらっと中を見たところ、評伝など数冊読んでみたいものがあったので、これも帰宅後にネットで注文しましたよ。
便利な世の中だなー

B00JAKAI3U「美しい日々」や「夢見るテレーズ」などの代表的な作品(どれも結構大型の作品であることにも驚いた!)の実物を鑑賞出来て感激です。

絵の対象の多くが少女の身体だったことで、決して万人から好意的な評価を受けたわけではなく、スキャンダラスな画家としての誤解も煩わしかったのではないかと思うのです。
東洋、特に日本から大きな影響を受けたことも展示から学ぶことが出来ました。
(まさに今の日本のアニメや漫画とも切り離せない世界を感じます。
女の子以外に、猫の絵も多いのですよ。)

また、行く前に入門書的に買ってみたのですが「美術手帖」の5月号、よくまとまった特集なのでおすすめです。


というわけで「平日ひとり美術館」、自宅仕事だからこそ気ままに出来ることですが徐々にハマってきました。
帰りに都会の文具店に立ち寄れるだけでなく、地元の規模とは全く違う巨大デパ地下で美味しいおかずも買って帰れるし、そこそこ運動にもなるしで、(まあちょっと寂しいんだけど)新しい趣味にしようっと。

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2014.05.23

インクを替えたら書き心地が良くなったという話。

140523プラチナのライトブルー色のカートリッジインクを使っていると年末ぐらいの記事に書きました。
●関連過去記事:年末なので思い切ってインクを整理してみました。

シャルトルブルー軸の細字に入れて色味は気に入っていたのですけれど、どうも使い続けるにつれて書き味に違和感が。
筆記時にペン先が滑って空回りしているというか、うまくインクが乗らないというか…
手応えが、「紙と噛み合ってない」感じ?
同じ色系統でも、ペリカンのターコイスを入れていた時とは書き心地が違うような気もします。

このままではじわじわとストレスが蓄積して、いずれ手が離れてしまいそうな予感。
駄目なインクというよりは、たまたま私の持っている個体との相性が良くなかったのだろう...と思うことにします。

それにしても元々このペンはどういう状態だったのか?
購入時の、良品だと喜んだ記憶も確信が揺らいできた程でした。
なので思い切って洗浄し、一番スタンダードと思われる黒を試すことに。

そうしたら、全然違うんです。
プラチナ特有の、こりこりと紙の繊維の上を進む弾力と、シャープな描線が戻ってきた!
細字ながらも僅かな濃淡のなかに、ごくごくうっすらと青みが見えるのは、プラチナ黒インク特有のものなのか、それとも前のインクが洗い切れてないからなのか?
たぶん後者かなあ?繰り返し使ってみないと不明ですが、涼しげで素敵。
黒自体、好んで使ってきたインク色とは言い難いのですが、ここではじめてグッときたような気もします。

細字にも関わらず、みずみずしく紙上に盛り上がる申し分のない流量なので、紙を選ばず滑らかにペン先が進んでとても楽しいです。
やっぱりこの「指先の骨の延長のように」文章が書ける心地よさが、私の万年筆好きの原点なのだなあ。
というわけで、しばらくはこのシャルトルブルー軸、黒の細字専用にします!

ペン先調整と大騒ぎするほどでもないけれど、気になっている小さな不具合って、インクを替えるだけで氷解する(場合もけっこうある)んだなあ。
という教訓を、久々に得たのでした。
これは初心者の方でも、インクが増え始めるとわりとすぐに実感してくる件ではあります。
 
それにしても今シーズンは、ノートや手帳を眺めてみると、例年と全く違って驚くほどロイヤルブルー+ターコイス率が低め。
夏もこの雰囲気が続きそうな予感がします。
ブルーブラックや黒や鉛筆色などが中心で、この渋みと落ち着きはいったい…。
私の中にどんな変化があったのか?
という分析も、このペンで長々と書いてみたくなってきたのでした。

●関連過去記事:瑠璃色の万年筆にターコイズのインクを入れました。(プラチナ シャルトルブルー万年筆)

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2014.05.20

ロール付箋紙が便利です。

140519これはテープ状になっている付箋紙なのですが、購入してから数ヶ月、着々と消化中の文具です。
こういうのは多くのメーカーから(おそらく100円ショップ等でも)出ていると思うのですが、私が買ったのは3M社の「強粘着ロール」。
3M|強粘着ロール|ポスト・イット® 製品| ←メーカーHP
「イロイロール」という愛称?も袋に印刷してあったよ...。

 
ロール付箋の良いところは、好きな長さで切って使えるのと、裏全面が粘着部なので端っこが反りにくいことじゃないでしょうか。
特にこの強粘着ロールは、マスキングテープとして使っても遜色ない程にしっかりとくっついてくれます。
紙に対してはもちろんですが、ディスプレイの枠部やキーボードの空いてるところ等の樹脂面等、貼付先の素材を選ばないところは強粘着ならでは。
でもちゃんと、後から剥がせる。そしてまた貼れる。←コレ重要です。

 
私の使い方は、「箱の中身」を書き込む名札としてが多いんです。
そろそろ衣替えに着手のシーズンですが、うちでは衣装箱やクロゼットの引き出し面に、かなりこまかく中身(と、衣料の持ち主の名前)を書き込んだ付箋を貼っています。

この習慣自体は10数年前からなのですけれど、普通の付箋て、半年もするとどんどん丸まってくるわ粘着力が落ちてくるわで。
毎回衣替えの度にラベルを作り直していたのです。

しかし、全面糊タイプのこういう付箋を使えば、上記のような劣化もほとんど無いので、複数年使い回せるのですよね。
(当然ながら、夏/冬で入れる中身が違うので貼り替えます。
冬の衣料をラベルしてある間は、夏の中身用の付箋は蓋や引き出しの内側にでもくっつけておけば良いのです。
これもフセンのいいところ!)

その他、セット購入したので数が余っている食器などはイラスト付きで、これも箱だけ見れば中身がわかるようにずらっと名札をつけてあります。
納戸内のストック雑貨品の箱類や袋に詰めた季節家電なども、とにかくひと目見て誰もが中身が判別できるよう、こまめにラベルをつけるようになりました。
(こういう"対策"をしといたほうがいい年代にもなってきているわけで...。
 しまったまま忘れ去るのと、無駄買いすることを防止できるから。)

 
25mmと12mmの各2色セットを使ってます。
特に12mmの細いのは、大事な件を1行メモにして見える場所(ノートでも画面枠でも)に貼る以外にも、ごく短くカットして二つ折りにしてページの端を挟みこみ、ノートや手帳の栞や見出しとしての利用もおすすめです。
ブックダーツのように頭を出さずに小口から見える色で判別するに留めるか・タイトルの書き込みが見える程度に端を出すか?
・・・等々も自分なりに工夫できるのが楽しいです。
手帳のマンスリーやウィークリーページに「今ココ」を示す栞としてちょこんと挟んでおいたり。

付箋紙自体が厚くしっかりした素材なので、この白いディスペンサーだとセロテープのように真っ直ぐにカットするのは無理。
それがちょっと惜しいかもしれません。
(破り取りは可能ですが、通常はハサミ必須です。)

たくさん書いて、ファイルやノートの表紙や、手帳内部に貼り込んだりできそうなので、50mmの巾広タイプにも興味あります。
万年筆などの水性インクも弾かない表面なのですよ。
蛍光色だけでなく、白やクリーム色、罫線入りなどもいつか作ってくれないかな!

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2014.05.13

食洗機を修理しました。

140513後々の自分と、同じように困っている誰かの役に立つかもしれないので、備忘録として書いておきます。

うちのキッチンには、Panasonicのビルトイン食器洗い機(NP-P45VD2S)が入ってます。
2006年製の機械で、2007年春の入居時から使用開始。
我が家にとっては、食後の皿類の他にも調理器具や流しの受け皿まで1度に洗ってくれる容量なのでとても助かってます。
もう、無かったら本当に困ってしまう便利家電となっています。

だいたい毎日(日に2回程度)稼働させていて、7年後の先日土曜の夜に、初めて不具合発生!
洗浄が終わったので扉を引き出すと、ドボボボ...と足の上と床にお湯が落下。
特に警告灯などもついてなくてきっちり洗えた後だったのでびっくりしました。

懐中電灯片手に這いつくばって調べてみると、底面裏側についている黒い樹脂(に最初から空いている穴の1つ)から、そう大量ではないのですが洗剤混じりの白い湯が流れ出てきてました。
下部のパネルは自力で引っ張り出せたので、食洗機直下の床は乾いていることは確認。
フローリングの上に各種配線がうねうねしている状態で、ここに溢れたらえらい迷惑なことになりそうです。

ネットで軽く調べてみたところ、水漏れの主な原因となる「パッキンの交換」が必要な不具合がだいたい5-7年目くらいで発生するのは仕方ない模様。
ざっくりすぎる算定ですが、出張費込みで1万円台-3万円程度の範囲で覚悟したほうがいいとか何とか。

 
取説にはサービスセンターの電話番号は細かく書いてありましたが、土曜の夜中ということもあって、検索でみつけた下記からネット申込みしてみることにしました。
故障診断|便利なパナソニック修理サービス

すると、その翌朝日曜だというのにすぐに確認(入力した住所や症状の確認)の電話を頂き、月曜の修理訪問予約をすることができたのでした。
おお...こういう依頼の仕方だと1週間くらいかかるかも と勝手に思っていたので感動です。

7年経っているので、もちろん保証対象外の有償修理となります。
ちなみに、製造番号は床から見上げたところ(つまり、食洗機扉の底面)にシールで貼ってあったのでそれも書き込んでおきました。

 
月曜午後イチで修理の人が色々な部品をかついでうちに来てくれました。

分解して「こ、これはっ...」とうなり始め、
「ちょっとこの部分の写真撮らせてください」
のあとに、どこかに電話したりなど。
どうもよくあるパッキンの劣化じゃないみたいな感じ。

やがて修理のお兄さんが分解して抜き出したのは、プラモデルに使うモーターのような小さくて丸い部品。
ここにですね、塩釜料理のようにびっしりと洗剤の白いカタマリが層になって、部品全体が団子化していました。

これは、洗う前のミストを発生させる装置で、それが何かの理由でこんな洗剤団子になってしまったわけです。
発生部にちょうどゴミが詰まったり、洗剤の入れすぎが蓄積してもこうなるそう。
(そういえば、お兄さんがその付近からつまみあげた何かを手渡してくれたのですが、何を隠そう、波佐見焼マグの裏に貼ってあって取り忘れたビニール製のロゴシールだった。
・・・このせいか?このせいなのか?)

 
このモーターみたいな小さい部品、予想外だったせいかその日は持ち込んでなかったので、解決は翌日に繰り越し。
「おそらくこのパーツを新しくすれば問題ないはずです」
とのこと。
初日に直せなかったことを何度も謝って頂き、ご不便かけてすみませんとまで言われ、かえって恐縮ですよ...

そんなわけで、本日ふたたび午後イチで部品交換して、試運転してもらいました。
※正式部品名称:ハッシンボックス

扉をあけてみると近年目撃したこともない程、もうもうと勢いよく洗浄前ミストが沸き上がったことに驚愕。
ああやっぱり長年かけてじわじわ劣化していたのだな。

 
支払いは、税込み15336円でした。
部品代/技術料/出張料含む:幸運なことに修理拠点がうちの市内にあるので出張料は安く済んでいるかも。
土曜も出張してもらえるとのこと。

使用頻度によっては、7-10年くらいが、機械全体の買い替えの目安になるのかもしれません。
でもまあ、これくらいで済むならまだまだ長持ちさせたいです。
(食洗機に関しては、だましだまし使い続けるんじゃなくて、どこかおかしかったらすぐ直してもらうというのが、コツかもしれません。
電気配線や床が駄目になったり、下の階に漏れたりしたら怖いので。)

 
うちでは、結婚時に購入の97'年製冷蔵庫がまだまだ頑張ってくれてますからね。
ここはもうひとふんばり、よろしくお願いしたいところです!

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2014.05.11

ルモグラフと こどもえんぴつ、使い始めました。

140511

先日、ステッドラーのルモグラフ鉛筆を初めて買ってみました。
普段シャープペンシルでは(0.5mm芯だと)4Bを使うことが多くて、メモにもスケッチにも充分役に立っていたのですが。
もうちょっと濃いめのにも興味がありまして、鉛筆のほうで5Bと6Bを1本づつ。
軸の青系配色が「仕事出来そう」感を醸し出していて格好いい!

折角なので、その脇に置いてあった同社の青い筒型削り器もいっしょに買いました。
1つ穴タイプで型番号は511 001です。← まず、道具を揃えて満足したい派です。
しょりしょりと良い音をさせながらキリリと尖ってくれるので、とりあえずこれを長く使っていくことになると思います。
(ステーショナリーマガジンなどを読んでいると、子供時代に使っていたようなズッシリ金属の手回し式に猛烈に憧れるけれど...)

削ってみてわかったのですが、同じルモグラフでも6Bのほうが芯が太いのですね!
そしてこの濃さにも関わらず比較的サラッと粉っぽい手応えがあり、あくまでも個人的好みですが油っぽくない書き味なのも気に入りました。
(芯ホルダーで使う2mm芯でも、他社芯に較べるとステッドラーはその傾向が感じられます。)

上掲載写真内、軸に取り付けているのは、5Bのほうは「プニュグリップ」という柔らかい筒状のもの。
学童用文具コーナーでよく見かけます。
国産鉛筆向けなのかルモグラフには少し緩いのが残念なのですが、なかなか具合がよい小道具です。
クツワ株式会社|鉛筆グリップ

あと、下の6Bにつけているのは木の補助軸で、分度器ドットコムさんで見つけました
「ストレート/貫通型」とあるとおり、後ろも抜けているので新品の長いときから装着できるんです。
仕様はかなり理想的で「こういうのを探してた!」と思ったのですが、締め付けは先頭一箇所のみなので後ろ側で軸が揺れるのがちょっと気になるかな。
短くなれば動かなくなってくるのかも?

というわけで、私が鉛筆について苦手意識があるとすれば、その直径なのです。
補助軸で少しでも太さを加えたい、と思っていろいろ探していますけれど、さすがに新しい長さから付けられるものはほとんどなくて。
そのうち使い込んで短くなるでしょうから、選択肢もぐっとひろがることと期待しています。
(軽めで、指先部の素材が金属ではないものが条件。ローレットグリップの触感は特に苦手なのです。)

140511


と、そんな中で素晴らしい出会いが!
私がかねてから「意識高い文具店」とひそかに呼んでいる(シェーファーのノンナンセンス万年筆も以前そこで800円くらいで見つけた。)近所の某店で、子供用の太軸鉛筆を発見。
太いオニギリ型三角断面で、なおかつ2B/4B/6Bと揃っていた上に、シンプルな無塗装軸。

初めて何かを書く幼児のためのものなのでしょう。
12cmとちょっと短めなのですがこれがまたコンパクトで使いやすい。
そしてこれは、私(大人だけど!)の持ち方にぴったりと合って疲れにくい直径と形状なのでした...

140511

書き味はしゃりしゃりしていて、粒子が大きいというか、チョークのような感じすらあります。
(その分、尖っていても僅かな傾きで描線に大きな変化が付けやすくて面白い。)
クロッキー帳などの摩擦多めの紙の上ではびっくりするほど芯の減りも速いのですが、普通の6B鉛筆より更に低筆圧で書き込むことが出来るのが気に入りました。
さすが、こどもえんぴつ。
(逆にこちらを使うことで、ルモグラフ鉛筆の芯のきめ細かさや、しっかりとした粒子密度も実感。
 さすがの風格!と気付かされたのでした。)

140511

これ、純正の削り器もちゃんとあるみたいなのです。
しかし、もしやと思って合わせてみると、直径もオニギリ三角断面も「テキストサーファー ドライ」とぴったり一致。

ということは、専用に購入した「ノリスクラブ 三角筒型鉛筆削り 512 128」でOKということに!
あまり尖る感じには削れませんが、「こどもえんぴつ」もまた、芯が脆いのでちょうどよい実用度になりました。
テキストサーファーに倣って、キャップも手作りしてみようかと思っています。
ペンケースに入れて持ち歩きたいし!

●関連過去記事:「テキストサーファードライ」を使い始めました。

三角オニギリ断面の太軸は、ブレーメンの商店街のバーゲンで買ったファーバーカステルのジャンボグリップ等、何本か持っているのですが、HB程度なのか薄いんですよね。

どうも最近は、「なるべく力を入れずに使えること」を基準に文具を選んで、そちらに好みが移行している気がします。
万年筆で低筆圧が身についたのか?それとも単純に加齢のせいか。← こっちだなきっと..

●関連過去記事:ドイツでいろいろ買ってきました(文具編)

そんなわけで、手帳の上にも鉛筆の灰色文字の割合、だんだん増えてきています。
奥が深い道具であることは覚悟済み。
実用に生かしつつ長く楽しんでいこうと思います。

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くもん こどもえんぴつ ← Amazonではこちらです。今の2本を使い終わったら箱買いする予定!

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2014.05.02

「積めるマグカップ」が増えました。

2005年、町にはじめてスターバックスが開店してたいへんな話題だった
(ちょっと誰かと喋ると「もうすぐスタバ出来ますよね!」が合い言葉になっていた)
時に購入し、ほぼ毎日のように愛用してきた夜桜柄のマグカップですが。
2年位前から底に細かいひび割れの存在が確認されるようになり、ヒヤヒヤしながら使ってきたのでした。

しかしとうとう先日、熱いお茶を注いだ瞬間
「ぱん!」
と小さな音がして、真っ二つに裂けるように割れてしまいました。
お茶もドボドボ床にこぼれまくりましたが、それをはるかに上回るショックでした...。

140502

夜桜マグの後釜というわけでもないのですが、ちょうどその頃に雑貨店で見かけて購入したマグがこれ。
先日波佐見焼で購入したのとほぼ同じデザインの、スタッキング可能なもの。
hasamiマグ以来 収納のしやすさと持ちやすさから、コーヒー淹れ担当(夫)が大変気に入りまして
「この形のものなら揃いで買ってもいいな」とのことで思い切ってみました。

TIME マグ 400ml←メーカーHP

140502こういう、積み重ねの出来る「アメリカのダイナーで使われているような」という形状、やっぱり流行ってるんですね。

しかし今回のマグは、波佐見焼のほうとは全く違う触感。
わりと肉厚の、迫力ある口当たり。
塗りの無い部分(フチや足もと)はざらっとしています。
普段づかいの和食器的な素朴さもあり、なかなか気に入りました。

派手すぎない落ち着いた発色で、双方とも大人っぽい渋みがあります。
400mlと、たっぷり注ぐのにちょうどよい容量も机上用に便利そう。
レンジ・食洗機OKです。

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●過去に書いたマグばなし:

hasamiのブロックマグを買いました。

2月も終わっていくこまごま(ご当地マグとかボールペンとかMacとか)←ブレーメンの他に、その後パリでも買ってきたので現在2個並べてます。
500ml近い巨大さなので、モノ入れとして使用中。

桜のマグカップを買ってきました。(スターバックス2012)

スターバックスのマグカップを買いました(雪の結晶柄)。

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○今回のマグ、Amazonではこちらで購入できます。

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