「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観てきました。
2D字幕版にて鑑賞しました。
うっすらな予備知識時点では「どうかな?」と思ってたのですが、なかなか面白くて満足!
戦闘シーンが多い映画はあんまり見たくないほうなので、ヘンなデザインの異星生物が情け容赦なく暴れまくって人類勝ち目無しな戦いのところを眺めていると、うぅむ..となっていたのですけれど!
(動きも大きいので、これはやはりIMAX3Dを選ばなくて良かったとホッとする。
それだけすごい迫力ということです。)
トム・クルーズは相変わらずカッコいいのでした。
同じ日・同じ時間を何度も繰り返してそこから先に抜けられなくなっていることを、あるとき登場人物が気付き、なんとかそこから抜け出そうと(延々続く繰り返しの中で)少しづつ方向転換を試みる...
というループものというジャンルの筋書きです。
今作のトム・クルーズ演じる主人公も、敵の生物からの人類殲滅作戦に必ずつながってしまう繰り返しからなんとか抜け出そうと、その「ループ経験者」であるヒロインと共に毎回なんらかの学習をしつつ勝利に向かっていく...という流れ。
このパターンのストーリーの映像作品に必ず存在する"同じ場面の繰り返し"は、飽きる原因になるのが欠点です。
しかし結構うまいこと折りたたまれ(省略され)て、それでも観客が"最初"からのループをうっすら感じつつも、新しい要素や今後の解決ヒントが混ぜ込まれていきます。
集中力を削がない巧みな構成になっていることには、大いに感心しました。
忠実にループを最初から最後まで8回分放映したという、ハルヒの「エンドレスエイト」については、そのエピソードを聞いただけでゲンナリしたんですが、今回の映画はそういう疲労感はほとんど無しです。
私がはじめて映像で体験したループものは、Xファイルのシーズン6「月曜の朝」というエピソードなんですが、これもわりと「またきたか!」とイライラして見てた記憶が(笑)。
面白かったけど。
ヒロインのエミリー・ブラントさんは、ものすごい戦場の中でもきらきらと美人で、見ていて気持ちが良いです。
もうちょっとトム・クルーズといちゃついても(?)良かったのではないかという疑問すら浮かんだほど。
そんなわけで、話のオチや、手の込んだエンディングクレジット時のCG含めて予想外に気に入った映画だったのですけれど、今まで観た映画の中ではだんとつにルーブル美術館の扱いが乱暴だったので心が痛みました。
それだけがつらいよ...。
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