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2014.08.30

「すゞしろ日記」を読みました。

すゞしろ日記 すゞしろ日記 弐
先日購入した電気スタンドがなかなか快適なので、寝る前の軽めな読書もけっこう楽しいことに今さらながら気付きました。
そんなわけで、毎夜ちょっとづつページをめくっていた「すゞしろ日記」、2巻とも読了。
以前購入した「趣味の文具箱30」で、画家の山口晃さんのインタビュー記事を読んで以来ずっと気になっていた本なのです。

 
山口さんのことは、ほぼ日刊イトイ新聞の特集が印象深くて、すごい人なんだなあと思ってました。
(実際に絵を見た記憶があるのは、成田空港の壁画だったかな?)

技術とは、なぜ、磨かれなければならないか。- ほぼ日刊イトイ新聞

 
「すゞしろ日記」を読むにあたっての難点は、ぎっちりとかきこまれた絵や文字がとにかくコマカイので、B5の判型でも目に少々つらいことでしょうか。
(前述の「趣味の文具箱」内ではA4原稿の原寸大で見ることが出来るのが貴重!それでもコマカイけれど。
 使っているペンや紙の話など、実は道具にさほどこだわっていないことがわかって新鮮でした。
 己の手の内に高い技がある人はやはり、そうなるんだろうなーと納得。)

黒ペン一本でスルスルっと描かれたエッセイ漫画のような感じで構成されており、内容もごく普通の日常生活中心から、近所の美味しい店、旅先の体験等々。
奥さんにぴしゃりとツッコミを入れられるほのぼのとしたオチも毎度楽しいです。
あのキャラクターのファンとして、丸顔を真似して描けるようになりました。

「家で仕事している人」特有の視点に(私ごときでも)ああわかるなあという話もいくつか。

そんなユルさのなかでも時折の、制作に向かう心持ちや独自の絵画論をびっしりと書き込まれた回はとても勉強になりました。
毎回見開きづつの読み切りですが、残りのページ数が減っていくのが惜しくてしんみりとなるほど楽しかったです。

これ、月イチの連載を50回分で1冊にまとめているわけなので、次巻まではまだまだ年月がかかりそう...待ち遠しいです。
この本を機会に、画集など手元に置きたくなりました。
同世代の星として、尊敬の念が高まりましたよ。

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Amazonではこちらです。
すゞしろ日記

すゞしろ日記 弐

趣味の文具箱 30

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2014.08.27

ジェットストリームプライムの3色ボールペンを使い始めました。

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先日出掛けたときに、持ち歩き用の筆記具をまるごと忘れたことに気付いたので、以前から気になっていた3色ボールペンを買ってしまいました。

ジェットストリーム プライム 3色ボールペン ← メーカーHP

サクッと通りすがりに買うには贅沢品なのですが、何度か店頭で試し書きして好感触だったのです。
そのうち...と思ってきたからまあいいや、と。

 
シャープペンシル付きの3+1よりボールペン3色軸の方にしたのは、持った感じの細すぎず太すぎずな直径が私の手にしっくりきたことと、軸の段差が全くないシンプルさが良かったのです。
芯を入れるため首軸との境界はあるのですが、そこが極力目立たず手にも凹凸が感じられないような高い精度で作ってあるところが非常に気に入りました。

金属の表面はサラっとしているのですが滑るほどでもなく、程ほどにズッシリ感のある重量も筆記が安定していい感じです。
というわけで軸の素材感は、さすが値段なりのことはある、と感心すること多し!

 
その反面、これはちょっと欠点だなあと思ったところ。

ノックボタンが全て黒のパーツに統一されているため、どの色を押せばどの色の芯が出てくるのか分かりにくい。
軸上部の、鏡面反射たっぷりな銀色天冠の部分に、細めのラインで色表示があるのみなのです。
これではどこが何色なのかはぱっと見では区別がとても難しい!
現状、芯の先に色ごとのラインが引いてあるので、なんとなくそれで区別している感じです。
慣れるまでは、出たとこ勝負?
この部分のデザインは、スタイリッシュにやり過ぎて使い勝手に失敗している某コンビニのコーヒーマシンを思い起こします。

140827jetstreamそして、クリップ上部に付いている宝石っぽいパーツ・・・
これは、Amazonのレビューで怒ってる人が相当数いるのでかえって興味津々だったのですけれど、見れば見るほどナルホド〜ほんとだわと思う箇所です。
可愛いことは認めますし、私の場合はここがある程度の吸引力をもって店頭で手に取った原因となりましたが、大人の文具としての雰囲気を出す役目はあまり果たしていない気がします。
透明度の低さや光沢の無さでニセ宝石(しかもプラスチック製)ということが丸わかりなのはどうなんだろう?
他の場所の素材感が比較的大人っぽくまとめられているので、少々ちぐはぐな印象を受けました。

同時に、宝石的パーツにもモンブランのボエムやカルティエのディアボロシリーズはこういう部分にもちゃんとお金を使っているんだろう(だからすごく高いんだろう!)なあ...とよくわかった次第です。

 
とはいえ、書き心地の良さはさすがです。
その見かけから使う人を選ぶかもしれませんが、私はわりと満足。

しかし、今回選んだ軸は0.5mm芯構成なのですが、かなり細字でシャリ感も多めの書き心地。
他のゲルペンだと0.3mm台くらいと同等の手応えでしょうか?

0.7mmのほうだと黒色系の軸になるので、好みで目立つ"派手濃ピンク"軸にしたのですけれど...買ってから気付いたのはジェットストリーム芯は0.5mmといってもだいぶ細ーい線だということ。

0.5mm系は細字ゆえにどちらかというと女性向けっぽい配色です。
小型手帳には向いている字巾ではあるのですが出る線が若干心もとないので、後日芯だけ0.7へ換装するかもしれません。

いわゆる4C互換芯ぽいので(例のごとく微細な直径差でどうにかなったとしても自己責任ではありますが)余ったほうはLAMY2000の4色のほうに替えると有効活用できるのかも?
・・・とはいえ緑色の芯が無いのでした。

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○Amazonでは各種こちらです→ ジェットストリーム プライム
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今ちょっと、自分なりに実験している(技術上、測定している)件があるので、記事にはなるべく絵も入れる、を試しています。
載らなくなったら「挫折したんだな...」と思って下さい。

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2014.08.24

来年の手帳を悩み始めたこまごま。

140824"普通"の人には「今の時期から何言ってるんです?」の世界なのは承知ですが、2015年の手帳をどれにするかという件は既に(私のなかで)盛り上がり始めています。
このブログをお読みの皆様のなかでも同意者は多いはず...だ...!

揺るぎなく決意しているのは、能率手帳ゴールドを続行することぐらい。← 実現すればなんと8年目

他の面々については、
・今と同じモノを買うにしても大幅に使い方を変えたい
・やっぱり次回は続けられそうもないから他の○○と統合しよう
・このやり方で使い終わるには2-3年かかりそうだからのんびりいこう 等。
数々の反省と目標が生まれつつあります。

 
つい先日、ほぼ日手帳の来年の品揃えが発表されて、やはり気になるのは半年ごとに分冊化されて薄くなったカズンかなあ。
こちらでは、過去の挫折の原因のひとつ(「全部入り」すぎて使い切れない)である、週間ダイアリーが無いのだと知ってますます興味津々。
厚さが9mmということで、愛用のダイアリーカバーに確実に収まるボリュームであることも魅力です。

あと、来年こそWeeksを使ってみたい。
日々記録としての手帳書きが好きな人のInstagramを眺めていると、とても使いやすいサイズ感であることがわかるから。
シープスキン革版が栞の配色も含めて素敵だけれど、スモーキーブルーや赤タータンチェックもきっと好みであろう予感。

いわゆる「ページ下のお言葉」はもう、ほぼ日手帳であるからにはこれが個性なのだと思います。
手帳を単なるスケジュール管理用だけでなく、好きなように楽しく使って良いのだ という方針を最初に世に広めた功績を尊敬しているので、わりといつも気になるんだよなぁ。
ちなみに、カバーはオリジナルのotomiが(写真の限りでは)けっこう可愛いなという印象。
アンリカバーは新型で素敵だけれど、値段でぶっ飛んでしまった。
出せる人には出せるよね。という試みを感じる!

しかし来年、私がほぼ日シリーズ(特にカズン)を使うにおいて最大の関門は
「カキモリでトモエリバーのぶあついノートを3冊も作ってきたのにまだ使ってない」
ことです。
全く同じ用紙なら、自由度が効くノートのほうを優先したいところ。
だから、よく考えますけれどね。

あとは、Smythsonのベリー色の型押しシリーズ、レフト式縦型ウィークリーのmemorandaでも出ているからこれは憧れ。
とはいえ、能率手帳ゴールドという長年のパートナーを差し置いてどう使っていいかわからない。
だから、これもやっぱりよく考えますけどね。

 
手帳選びの面白いところは、
「今年使って良いと思った手帳が来年も好きとは限らない」
ことにあります。
生活や仕事の変化、紙や筆記具の趣味の変化、単純な心境の変化、も含めていろんな理由で。
自分に合う手帳(そして、出しても良いと思える予算額)ってどんどん変遷していくものだというのがここ十数年の実感なのです。

来月あたりから、脳内会議室を本格開設し、都会への買い出し含めて実戦(?)に参加もしていこうと思います。
共に悩む皆様、よろしくお願いします。


●参考過去記事まとめ
能率手帳ゴールド、来年で7冊目です。

来年の週間手帳を買ってきました。(NOLTYベルノA5バーチカル)

今年からデイリーA5手帳も使い始めてます。(NOLTY メモリー2)

システム手帳、使用復活中です。

ほぼ日手帳(2014)が届きました。

スマイソンのパナマダイアリーを読書記録帳として使っています。

カキモリでノートを作ってきました。

  
※ところで、冒頭は今回も自分で描いてみたのだけれど、各手帳のサイズ比率はほぼ正確です。後列3冊はA5判。
 それぞれが何かわかる方はご参考に!

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2014.08.21

7年目の交換メモ(天井裏HUB)

140821hub私が住んでいるマンションは、管理費のなかにネット利用料金が含まれていて住戸内各所にはLANポートがついてます。
(使う時あるのかな?という程度の場所含めて、5口もつけてしまった...無線の時代とはいえ、今のところそれなりに便利です。)

約7年前の入居以来ほとんど障害らしいものはなくて、信頼度は高めです。
家の中が足の踏み場もないほど壊れ物だらけになった震災の時ですら、停電をなんとか免れたため終始働いてくれた有り難さは今も忘れられず。

そんなわけで、公私ともに深々とお世話になっているネット接続なのですが、この夏はやけにメンテナンスっぽい現象が多い気がする...。
時々1-2時間不通になったりして、この件は予告があったっけ?と思っているうちに復帰するのですが、そろそろ怪しいと思い始めた矢先の先日、
朝から止まってしまいました。

仕事で作ったデータを送る予定があったので、マンションの受付まで行って
「ネットが止まってるんでしょうか?」
と訊いてみたところ、そういう問合せをしてきたのは私以外に本日はないとのこと。
どうも、(以前から続く断続的な不通含めて)うちだけの現象だったようです。

 
そこで手渡されたのはごく普通のスイッチングハブだったんですが、不通の原因としてもともと住戸用に設置されたものが壊れた可能性があるとのこと。
テスト用として一旦つけ替えてみてくださいと言われたのでした。
そういう時用の貸出機器がいくつか管理人室に常備されているので、これはとても助かりました!


貰った説明書を読みつつ、風呂場の天井の丸い蓋を押し上げてみると、そこにはさまざまな配線やらダクトやらがまとめられており、ちょっとした屋根裏っぽい空間が広がっていました。
(昨年はじめて開けてみて、
「こんなところにLANケーブルが集まってるのか...」
と確認だけしたので、7年の間で2回目の天井裏観察!風呂真上とはいえ、ちゃんと乾燥してます。)


8ポートのハブが柱の上のほうに磁石留めしてあり、通電ランプ以外は全く反応しておらず。
たいそう苦労して手を伸ばしながらケーブルを外し、借りたハブのほうにつなぎ換えてみると果たして、ちかちかとネットが流れていく(?)ランプがつきまくり始めたのでした。

部屋に戻ってみると、オレンジランプで点滅していたTime Capsuleが緑灯に変化し、印刷途中だったらしい紙がプリンターから吐き出され、グレーアウトしていたDropboxの同期などもぐるぐると回転し始め。
おお、直った。

7年天井裏環境でフル活用したことですし、これがやはり機械の寿命だったと言ってよいですかね。
入居以来、諸々の情報がここを通って我が家の生活を支えてくれたのだなあという感慨もあり(大げさ?)
いまや使いものにならなくなったHUBでも、なんとなく捨てるに惜しい気分です。


週明けに、プロバイダーの会社から新品のBUFFALO製8ポートHUBが送られてきたので
またもや天井裏で腕をぐったりさせつつ(今までのテスト用のHUBと)交換しました。
Amazonでみてみると1000円台ちょっとのもの。
(→BUFFALO 10/100M対応 スイッチングHub ホワイト LSW3-TX-8EP/WH
最初から磁石で壁につけられるようになってるし、節電機能付きでとてもコンパクトです。

 
そしてもう一点。
今まではせいぜい、棚の上の方を掃除したりする向けの高さでしか脚立を持っていなかったので、こういう用事には「3段」程度だと結構苦労すると知りました。
●関連過去記事:引越前は、脚立を買ったり手帳を買ったり。(2007)

次の7年以内に、楽に天井に体が届く5段ステップ仕様あたりを買っておくべきでしょう。
と、未来の自分に伝言しておきます。

●その他関連過去記事(今回活躍の懐中電灯):無印良品のLED懐中電灯を買ってみました。

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2014.08.17

スタンプを新旧交代してみました。

140816うちでは10年以上前に買ったのですが、以前キングジムから「たいこバン」という、少し大きめのテプラみたいな見た目の"ゴム印製造マシン"が出てました。
本体の販売は止まっていますが、消耗品は流通しているようです。
Amazonなどみてもまだまだ需要がある感じ。

まさにテプラのような操作でデータを入れた後、製版→ブラシでこすりながら水洗いという作業を経て、けっこう本格的なものが出来上がるのです。
購入当時は、夫や私の事務書類で便利なようにと住所や部署名等々のスタンプをさまざまに増やしたものです。
しかしその制作工程の大変さゆえに「作りたいときに1個だけ」という手軽さで取りかかる気にはなれず...
というのがだんだんと使わなくなっていった原因かもしれません。

本体も処分してしまった現在、うちで今も使用しているのは私がお仕事先に送る「請求書在中」スタンプだけとなりました。
しかし、これが近年になって押印失敗率が増えてきまして。
印面の弾力が減ってきたからなのかor部分的に痩せてきているのか。必ずどこかが掠れて均一に押せなくなってきたのです。

ある意味仕事の締めくくりといえる大事な時点で使うものなので。
ここは改善しなければ運気も下がるのでは?といつになく真面目に考えた結果、新しいものを探すことに。
(それにしても今の時代、この程度のゴム印なら100円ショップに並んでいるのだと気付いてショックだよ...)

 
結果、購入したのはシヤチハタの下記のもの。
ビジネス用B型 既製 ← メーカーHP

これなら最初からスタンプ台が要らないし、見るからに失敗しなさそうな安定形状です。
1000円定価ですが、通販なら700円台。
(というか、探してもこういうのは田舎の小規模店頭ではあまり見かけないんですけれど...。)

 
140813届いて最初にそこらへんの紙片に試し押ししたんですが、感動したのは、とにかく均一で濃くハッキリとした文字の出具合でしょうか。
ひと目見て、我慢せずもっと早くに買って使い始めたかった!と後悔したほど。
前回購入の番号スタンプでも「おお..」と唸ったほどだったので、ビジネス用といえども印影のクリアさはさすがのシヤチハタ!と言って良いかと思います。
●関連過去記事:「ページナンバースタンプ」が届きました。

以前のスタンプと違って、封筒上での押し位置も定めやすい。←なかなか水平がとれなくて結構苦労していたのです。

インク色は「藍」という表記ですが、これがまた綺麗な明るい色で。
今までスタンプ台で馴染んできた暗めの紺に近い青色とは全く違う、ターコイス系なのです。
(私の好きな、ペリカンのターコイスインクが軸の中で若干水分が飛んだ:煮詰まった:あの色!)
新しいうちだからこそのたっぷりとした濃度をともなって、実に気持ちの良い青み。

これ確か、前述のページナンバースタンプとも補充インキが共通なはず。
顔料系インキ20ml
だったらあちらも青色(いや、藍色)を染みこませてから使い始めれば良かったかな!と思わずにはいられません。


こういうのを日々大量発行する事務職でもないし、月末に請求書作成に追われるような仕事量とは程遠いわけで。
今回は、不相応にものすごい贅沢な道具を手に入れてしまった気分です。・・・万年筆ではそう思わないんだけどな!
インクの補充が必要になるくらいは頑張りたいけど(笑)、とりあえず相当長い期間使えるんじゃないかしら。
(ところで最近は忙しい人のために、クラウドで書式や金額を登録すると請求書を作って投函まで全部やってくれる有料サービスがあるんですよ。
 私は全然必要ないですけど!)

 
Xstamper2持ち手の緑色なラバー製パーツの手馴染みもなかなか良くて、急にこの「Xスタンパー」シリーズのファンになってしまいました。
次に欲しいのは「済」1文字の丸い印面をもつ"ビジネス用E型"のもの。
もちろん藍インクで使いたいです。
(ページナンバースタンプでもそうですが、裏側からしっかり透けて見えるほどにインクの浸透力は力強いんですが)書き込んだ用件が終わったノートや書類などに「済」をぺたぺた押すと楽しそう。
「請求書在中」よりは日常使用頻度もはるかに多そうではないか? と、期待しています。

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シヤチハタ シヤチハタ印 ビジネススタンパー B型 印面13×42ミリ XBN-011H3 請求書在中 ヨコ 藍インク←Amazonではこちら。縦書き配列もあります。
 ・事務用既成印でどんなものがあるかはメーカーHP内のこちらをご参照下さい
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2014.08.10

「トランスフォーマー/ロストエイジ」を観てきました。

Transformers: Age of Extinction (Music from the Motion Picture)久々、IMAX3Dにて鑑賞しました。

映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』 ← 公式サイト

立体メガネでこめかみが痛くなっちゃったり毎度煩わしいのですけれど、この作品についてはIMAXで観ることができて良かったです!

 
本編が始まる前にちょっとだけ撮影シーンなども上映されたのですけれど、IMAX向けを意識して作り込んであるシーンも多くて、冒頭からなかなかの迫力でした。

うちの最寄りのIMAXシアターはそんなに大規模だとは思えないんですが
(トロン・レガシーがこけら落とし上映だったのを記憶しているので比較的新しめ。)
前のほうに座ったのでちょうど視界いっぱいに映像が拡がって、戦闘中の各種破片がバンバン飛んでくるような気がする立体感がすごいのであります。

 
今作からキャスト一新ということで、マーク・ウォールバーグとその娘+彼氏という関係の3人組が主要キャストになっています。
このシリーズは一貫してそうなのですけれど、ヒロイン役をはじめとしてモデル級の美人しか出ません。
今回新登場のニコラ・ペルツも、あんなに可愛い高校生かー!田舎の真ん中に住んでてレーサーの彼氏とか無理がありすぎる設定だよなー!(とこちらの顔が険しくなるくらい)すてきなのです....。

しかしながら登場人物が変わった割にはそれほど印象は強くなくて、ストーリーも基本的には、良い意味で「お約束」な感じはしました。
やっぱりCGのすごさをじゃんじゃん見せつけること第一というか。

今回は、「人間が人工的に作ってみたトランスフォーマー」の話を絡めつつ、香港-中国が主要舞台になるんですけれど、あの人口密度のなかで巨大ロボットが格闘するものですからもう、高層アパート群をばりばりと破壊しまくりです。
(あの大暴れのせいでどれだけの人が犠牲になったのか?
 ・・・などということは微塵も感じさせない明るい映像なのは、さすがマイケル・ベイ監督。
 しかし、北京の空気は、いつも彩度高くからっと青空な印象のこのシリーズにおいてもやはりスモッグ気味で、少し心配に。)

 
以前の作品でも見られた現象ですが、最初の時点では色も判らないほど埃かぶってボロボロのトラックだったオプティマス・プライムが、だんたんと息を吹き返してきて、路上ですれ違う普通の車からちゃちゃっとエネルギーを吸い取って、ペイントも鮮やかなどんどん綺麗な仕様に変わっていくところがすごくかっこいいのです。

あと、最古参のひとりと思っていたバンブルビーが、今作では他のロボット達に若造扱いされているのがファンとしては気の毒に思いました。
(つぶらな瞳の童顔なのもロボット界ではよくないらしい..。)

そして唯一のドンヨリポイントは、主題歌がLinkin Parkじゃなくなったことですが、仕方ないのかー!

 
というわけで、音響・映像ともにIMAXで楽しむエンターテインメントとしては非常に良く出来た作品だったと思います。
つい先日地上波で放映された1作目と較べるとCG技術はやはり、相当の飛躍がありますね!
まさに今バンクーバーで開催されていて今年も行きたかったなあとうっすら考えていたのですが、SIGGRAPHの上映会に参加しているような興奮を味わうことが出来、ちょうどよかったわとラッキーでした。
機会があればメイキングなどもいろいろ見てみたいです。

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2014.08.04

ニース万年筆を使いはじめました。

どうしましょうかねぇ、もうポチった?と発売前後の時期にかなり私のまわりのネット上で → 騒然としていた万年筆、ニース。

プラチナ万年筆/Century NICE ← メーカーHP

140804

100人中100人が「ナイス」と読んでしまう気もするし、富士五湖シリーズの次が何故いきなりフランスへ飛ぶのか?ブルゴーニュ→シャルトルブルーとつなげてフランス系になっているのか?と謎も多かったのですが。

すりガラスっぽいフロスト加工透明軸や、ピンクゴールドづかいが物珍しくて、やはり注文してしまいました。
しかもあっさりとAmazonで。

 
140804今回はごく直球に、中字ペン先を選択。

シリアル番号は2000番中、951番でした。
半透明なキャップの先に浅く彫られた極小数字はものすごく読みにくくて、家中の拡大レンズ:rogan用含む:を総動員してようやく解読できた途端!
前回「本栖」を買ったときに"番号は外箱にシールで貼られていますよ"とコメント欄で教えて頂いた記憶が蘇って、ああ確かに。と、脱力したのは秘密...。

 
ピンクゴールドのリングやペン先は、予想していた以上に可愛らしい見かけで気に入りました。
透明軸という(正直、そんなに高級感がない)素材に使われている意外性もなかなかお洒落に感じますよ。

フロスト加工の樹脂は案の定、とてもサラリとしている密着感少なめの質感なのですけれど、持ちやすさを大いに助けているのは縦にぐるりと彫り込まれた溝です。
浅すぎず、手に痛いほどは鋭すぎずの面白い触り心地となりました。
指紋にかっちりと組み合わされるので手の中にびしりとはめ込まれるというか....これは冬場の乾燥肌でも安心ですよ(笑)

 
同梱されていた銀色加工のコンバーターは、私は今回初めての入手。
従来の金色タイプよりは涼しげで、(ピンクゴールドと色が合ってないのは残念だけど)今後もこの軸に使っていこうと思います。

ニース専用パッケージとのことですが、楕円型の箱もシンプルでいい感じなんです。
余程のものでない限り筆記具の箱はガンガン廃棄する主義な私でも、
「これもうちょっと取っておこうか?」の悪魔のささやきが聞こえるほど。

 
140804同じ透明軸でも、本栖は比較的フロー渋めなコリコリした細字であるにも関わらず、今回のニースはたっぷりとしたインク出。

シャルトルブルーなどもその傾向だったので、方針が変わったのか、または個体差なのか?興味深いところです。

それでも、芯の部分に心地よい弾力といくらかのザラり感がある書き心地は、さすがプラチナペン先。
と勝手に内心で賞賛しています。

フローだいぶ多めと言っても、決してだらしなく線が拡がるわけではなくて、エッジが綺麗なのも期待通りで好き。
やっぱり良いなあ。

 
クールで可愛い見た感じに合わせて、ターコイスやスカイブルーなどの爽やかなインクを入れてみたくもなります。
(よほど薄めない限りは軸の外側からインク色のままを楽しむのは無理なのですが、ペン先からそんな色を出したくなる!)

幸い、このフロー豊潤さのせいで数日程度の愛用ですぐカラになって、くるくるとインクの交代が出来るのもまた魅力なのですよ。

買ったばかりの時は、ウォーターマンのミッドナイトブルーであおみどりを楽しみ、今日までは久々にラミー青インクのラピスラズリのように輝く青みにうっとりしていましたが。
次はパイロットの紺碧でも入れようかなあ。
夏ですからねー!


●関連過去記事:センチュリー軸はこれでだいたい揃った!

瑠璃色の万年筆にターコイズのインクを入れました。(プラチナ シャルトルブルー万年筆)

ブルゴーニュ色の万年筆を買いました。

プラチナの本栖万年筆を買いました。

センチュリーの黒軸、愛用中です(極太ペン先) ←書き心地の良さに個人的需要も多いので、首軸をブルゴーニュにつけかえて使ってます。違和感まったく無し。

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プラチナ万年筆 ニース ← Amazonでは各ペン先こちらです

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新しい電気スタンドを買いました。(寝るとき用)

先日、17年ぶりくらいにベッドを買い替えたのですが、念願だった"ヘッドボードに棚がついてる"ものにしました。
今までなんとなく手近なところに放置していた、目覚まし時計や読みかけの本等々がやっと落ち着くことに。
(古いベッドは、近年劣化が酷いと思っていたら案の定、3回の引っ越しを経過してパーツの留めつけにガタがきており、ネジも1本紛失状態...)
足もとの収納引き出しも大きめで、とても気に入ってます。

両サイドに小さな電灯も装備されていてなかなか気が利いてると思ったのですが、いざ使いはじめてみるとこれだけでは結構非力なことに気付きました。
周辺の様子が判る程度の光量で、読書まではとても無理です。

140803 140803

就寝直前に本を読むのはあまり習慣化してないのです(私はとても寝付きが良いので!)けれど。
時々雑誌ぐらいはぺらぺら眺めるときも有り。

今までこういう目的で使っていた(カラーボックスのような棚の上に置いていた)電気スタンドは、残念ながら全く使い物になりませんでした。
ベッドのヘッドボード棚は奥行きがせいぜい15cmちょっとしかないので、この範囲内にスタンドの「足」が収まらなかったのでした。
無理矢理置いて地震でも来たら頭上直撃です。

 
ここに立てられるくらいの、足もとがコンパクトでなおかつそこそこ格好いいものをAmazonで探しまくって決めたのがこれ。
LEDデスクスタンド SQ-LD220 | Panasonic ← メーカーHP

足回り寸法まではネット上でどこにも書いてなかったのですけれど、いちかばちかで届いてみたら10cm×10cmぐらいのスマートさで、まさに理想のデザイン。

アーム開閉で角度調整可能ですが、この動作で点灯するわけではなく、丸いボタンをポチッと押します。
光量調整は出来ませんが、わりと小さい範囲から白く明るい光がパーッと拡がって、読み書きするには楽勝です。

アームを閉じることでデザイン上の「見た目スッキリ」を狙っているんだとは思いますが、それほど明るくなくていい状況時のフタがわりに、(このままほとんど閉じた状態で)点灯したりも。←これでもかなり使い勝手良し。

こんな足もと小さめのデザインですがじゅうぶん安定しているし、全体的に軽いのです。
必要なときは別室へ持ち運ぶのもそれほど苦じゃない気がします。

配色は、ウチで購入したのはアーム部分がシャンパンゴールドになっているもの。
全てホワイトのものと迷ったのですが、この淡いツヤ消し金色部分が意外と棚の木目と合って上品。
しかも閉じたところがちょっと万年筆っぽいと思いませんか...

使ってない昼間は右写真の感じで真っ直ぐ立てている状態なので、高さがそれなりある割には視界の邪魔にもなりません。
この配色と、全体が白と、黒+銀色アームの3種類あります。

そこそこお洒落な割に、通販だと2000円台のお買い得さもおすすめなのです。

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Panasonic LEDデスクスタンド シャンパンゴールド仕上 LED(昼白色5000k・Ra83) SQ-LD220-N ← Amazonで買いました。
 黒-銀配色品のページのほうがレビューがたくさんついているので使い勝手をご参考ください。

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