「イントゥ・ザ・ストーム」と「LUCY/ルーシー」を観てきました。
○映画『イントゥ・ザ・ストーム』 ←公式サイト
こちらは8月の終わりに行ってきました。
特殊効果がすごいかもしれない。という興味が先行だったわけですが、なかなか面白かったです。
ちょうど卒業式開催中の高校がある街にドドンと襲いかかる大量の巨大竜巻!という設定。
竜巻映画と言えば1996年公開の「ツイスター」を今もスカパーの再放送などでよく観るし、結構いい映画だと思ってます。
そこで得ていた予備知識やお約束は今作でも役に立ちました。
(専用車で竜巻を追いかける仕事をする人達の存在とか、功名心ゆえに無茶をして近づきすぎ事故になるパターン等々。)
竜巻映像は、破壊場面含めて本当にもの凄くて、ひと昔前の映画のCGではさすがにかなわないレベル。
火炎を巻き込んだり、雲の上までトラックを巻き上げる風の力の見せ方なども巧い。
落下直前の一瞬だけ味わう天上の美しさも印象的。
しかし、災害の合間にちょこちょこと挟まれる人間ドラマで集中力が途切れがち傾向に。
いかにも海外ドラマでみるような筋書きを長めに入れすぎている気がします。
「動画投稿バカ」な方々は、終始イイ味出していたけれど彼らもふざけ過ぎだ!
というくらい、CGが主体の映画ではあったんですが。
教頭先生役の俳優さんが唯一ものすごく既視感があった(他の方々の地味な雰囲気に反して、一人だけ端正過ぎて目立っていた)のでずっと気になってました。
帰宅後wikiで調べてみると、ホビットでトーリンを演じていたリチャード・アーミティッジさん。
現代人の恰好だと更に素敵なんですね!
youtubeオタクの馬鹿騒ぎや高校生同士の初々しい恋愛模様よりも、この方が誰かとくっつく話を盛り込めば盛り上がったのに〜。
と、勝手に残念がっています。
こちらは先日の土曜に観てきました。
○映画『LUCY/ルーシー』 ←公式サイト
人間は普段、脳の機能を10%ぐらいしか使ってないというのに突然、残りの9割を無理に覚醒させられた主人公がどんどん変わっていく話。
難しげな理論話は、モーガン・フリーマン演じる教授の「講義」の場面を借りることでさほど無理なく解説されているし、いま主人公の脳の使用率がどれくらいなのかということはちゃんとクレジット表示されるという、漫画的なわかりやすさ。
とはいえ「ツッコミどころ満載」という言い古された単語がよく似合う内容だと久々に思ったことは確かです。
(人が能力を増していくことについて、ちょいちょいイイことを言っていたような気もするのですが)
「これってホントにそうなの?」とかなんとか、あまり深く考えないほうが楽しめる気がします。
いやー、人間て全脳みそ稼働させるとあんな高度になっちゃうのでしょうか?というのが衝撃的で。←ああいうのは嘘だからね、と後から理系に説得された。
だったらあの映画中でいう、2割運転レベルで充分楽しい人生送れるわと思ったのですがどうでしょう。
もっと頭がよければ苦労しないのに...頑張りが足りないのか?大人すぎてダメか?
と、多くのことに対して実感中の私にとって、モヤモヤと引き寄せられるものが多かった話でした。
この人が主演だから観に行ったようなものですが、スカーレット・ヨハンソンはとてもかっこいいです。
一部なんとなく「ウルトラ・ヴァイオレット」を連想するので、対抗できそうなのはミラ・ジョヴォヴィッチぐらいか?
チャイニーズ・マフィアの軍団とパリで撃ち合いをするという無茶苦茶な設定もなかなか楽しい。
(リヴォリ通りのアーケード下は無理すれば車で爆走できるのね。CGなのかもしれないけど....とかなんとか、観光ガイド的に興味津々。)
人類の始祖であるという設定の猿人のデザイン:主に顔:は、あんなのでいいのか? と困惑した件含めて、視覚的な見どころも意外と多し。
決して「リュック・ベッソン監督の大作」ではないんだろうけれど、ファンタジー系バンドデシネをさらっと読み終わったような分かりやすさ。
こういうのありかもと思えた時点で、私はかなり好きかもなーと思える映画でした。
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