「趣味の文具箱」をKindleで読んでみました。
旅から帰ってきた後のことなのでいくらか日数が経ってしまいましたが、今号の「趣味の文具箱31」は、初めて電子版で買ってみました。
楽天(kobo)や紀伊國屋書店(kinoppy)等々すでに複数のところから出ているようですが、書籍によって会社を分散させるのはなるべく避けたいのでいつものKindleから。
○趣味の文具箱 Vol.31[Kindle版]← Amazon
雑誌の「pen」や「エルデコ」を定期デジタル購読している関係上、雑誌つながりでデジタルの本棚が一緒になるので、Fujisan.co.jpから買ってもよかったかな〜と思ってます。
今までもKindleから相当数の本を買ってはいるのですが、国内外の活字本中心で。
雑誌やムック本の電子化されたものをダウンロードするのは初めてかもしれません。
活字本と雑誌本、電子書籍ではどう違うか? というと、
Kindleの場合、文字の大きさや行間や余白 明朝またはゴシックなど設定で自在に変更できるのが、活字本。
雑誌系だと、"スキャンした書籍"のような感じでページ全体が画像になっているので、文字カスタマイズは出来ない。
拡大は可能です。
画面はなるべく大きめの端末が良いだろう、とiPadのKindleアプリで読んでみました。
これが、思っていたよりなかなか良いのです!
ガラス1枚隔てた、独特のツヤ感というか色の深みが万年筆の画像と相性抜群な気がします。
特に、中屋万年筆の軸をぎっしり並べた特集ページなどは、漆特有のぬめっとした透明感をともなう色艶がなんとも鮮やかで。
「おお良いねぇ」
と見とれてしまったほど。
ペン先などの貴金属の輝きもきらきら。
自分が万年筆好きなのはこういうヒカリモノ要素もあるからなんだなーと改めて理解できた次第。
ほぼA4サイズな紙版書籍よりも、iPadの画面はだいぶ小さくなるのですが、なんとかそのままの解像度で読み進められるかな〜
という感じではあります。
文字が込み入ってたりして読みづらいときは、その位置をポンポンと2回指先で叩くと拡大し、再度ダブルタップすると元に戻るのですよ。
(このほうが二本指で拡げるよりラクじゃないかな。)
ところでKindleはデスクトップアプリでは日本語書籍が読めない、というのが非常につらいのですけれど、Kindle Cloud Readerを使用すると、上記で説明した「雑誌(画像)系」の本はブラウザ上で表示が出来るんです。
(日本語版は他に漫画書籍もここから読めるとのこと。 洋書は全部OKみたい。)
ただしこのCloudReader、まだまだ発展途上というか速度が不満!
今のところyosemiteにアップしていない環境なのですが:safariでは遅いし虹色ぐるぐるマークが出がちなので、Chromeに切り替えてなんとか使えるかなという感じ。
しかしまあ、iPadサイズでも充分です。
私のは2世代前の型ですけれど、書籍を読むのには全く支障なく速度も解像度も快適。
もっと大きい画面のが発売されれば速攻入手したいところですが、需要ないのかな。出ませんねー
発売日が紙版と数日の時差があることに我慢できれば、こういう情報系書籍の場合は電子化されているもののほうがやはり便利に感じます。
最初から綺麗に画像データになっている「趣味の文具箱」をめくったときは正直、感動すらありました。
光沢のある硬い紙なので、複数ページの重送が起こりがちでスキャンがしにくいのです。
(ほんと、"自炊"は勝手にやってることなのでこればっかりは仕方ないんですが!)
電子化すると、積んだり並べたりしてある状態それ自体が「見えない」のが怖いところ。
実のところ、今までせっせと裁断してスキャンしたものの再読率は予想以上に低くて。
単純に「電子の古紙置き場」に移動させてるだけじゃないの?とも思ったり...
(と言いつつそろそろ雑誌棚が手狭になってきたので、今日は久々にたくさん切ってしまった。裁断機便利だ〜)
いまだいろいろ葛藤はあるのですが、電子書籍とは上手に付き合っていきたいと思います。
予想外に読みやすい体験に味をしめたので、「趣味の文具箱」は次号もKindleで買ってしまうだろうな〜
1200円と、値段もいくらか安いのだ。
ちなみに、海外旅行の読書環境としては、ここ3旅くらいはKindlePaperWhiteを持っていくのみ(紙本はガイドブック以外とくに持たない)に定着しました。
エッセイなどの軽めのが中心ですが、旅前に5冊ぐらいをまとめ買いしたりもします。
たくさん持っている中からツマミ読みできるのも楽しいのです。
邪道かもしれないんですが、Amazon純正ケースは外してもっと耐衝撃機能が高いスリーブに入れ、普通にトランクの奥深くに埋めてそのまま運んじゃいます。
○ELECOM ZEROSHOCKインナーケース (Kindle, Kindle Paperwhite用) ←見た目は野暮ったいですが、とにかく中身を守る機能が高いのでおすすめです。
対応端末も種類豊富なので、手持ちのMacノートにも旅専用でこのシリーズを使ってます。
●関連過去記事:本の電子化用に、とうとう裁断機を買いました。
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