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2014.11.13

パイロットのフォルカンペン先、楽しいです。

141113カスタム742のフォルカンです。
通販サイトの購入履歴を二度見したほど時期に覚えがなかったのですが、2007年8月に買ったらしい。
・・・そ、そんな昔?

当時、届いて試してみたら、全っ然、書けなかったんです。
インクは出たんですがカリッとした細い線しか引けなくて。
字にしてみるとペン先が予想以上にフワフワして筆記の動きについてこない!
とにかく私の手には相性が悪いとわかりました。
だから、「うまく書けない」からといってこれがフォルカンとしてはアタリのペン先なのか、調整すべきハズレなのかもいまいち判別できず...。

そんなわけでさっさと洗って仕舞い込んじゃったんです。
(ポイント補充してすごく安く買えたからそういうことが出来たのかも?まったくもう。)

 
今になって何故思い出したかと言いますと。

漫画制作やカリグラフィ用途で使われるような、いわゆる「つけペン」で字を書いてみたくなったのが発端。
「ネットで見かけた良い感じのレビュー」にすぐ影響される性格です。

所有しているのは、海外で買ってきたBiCのペン軸+ごく普通の細字ペン先セットです。
軸の後ろにレバーのような金具がついてまして、これを閉じることでペン先がしっかりと固定される仕組み。
これを、ボトルインクに直接浸して文字を書いてみるとなかなか楽しい。
ペン先に玉がついてるわけではないので、わりとガリガリ来る硬い書き心地なんですけれど、万年筆ではあまり体験したことのないような"しなり"がとっても心地良くて!
あっというまにメモ用紙が埋まるほど書きまくってしまいました。

141113しっかし、いちいちインクをつけるのがちょっとめんどくさい。
(ボトルの蓋を開けっ放しというのも、蒸発しそうで気になる。)
というめんどくさがりの心理を経て、
「万年筆でこんな感じの持ってなかったっけか?」ということに。


さっそくフォルカン、超久々にインクを入れて書きだしてみました。
おお、力をかけなければ極細に線が出て、しならせ方次第では中字程度まで太く出来る...。
つけペンとはまたちょっと違う手応えですが、
バネのような弾力に助けられて、いくらでも書き込める感じです。

線巾が筆圧でかなり変えられるので、線の入り抜きもクッキリ付けられるゆえに
「筆のような」
という評価をよくきく理由はわかりました。字の見かけは確かに筆っぽいんです。
太字なときのインク流量も、紙の上にこんもりと山になるほど。

でも、書き心地はぜんぜん筆とは違うかな。
柔らかいという感触でもないです。どちらかといえば尖った硬いペン先。
でも、ボヨンボヨンとしなるので、無駄な力を吸収してくれて、こつをつかめばノッて書き進められる感じ!

数年を経て、このペン先が楽しいと思えるようになったのは、
・cocoiroのような筆ペンタイプの筆記具を使い慣れてきた
・筆圧の加減や筆記速度が万年筆使っているうちにそこそこ矯正され、手が大人になった(?)
からでしょうか。
不思議だ〜

あと、インクの相性もかなり使い心地を左右すると知りました。
最初は、コンバーターでラミーの青インクを入れてたんですが、ちょっと速めに書くと、昔のようなインク途切れや線の中抜けが頻発。
だったらパイロット社製のほうが良いのかもと、色彩雫の「紺碧」を入れてみました。
(その前に、台所洗剤を数滴加えた豆腐大の容器に水を溜め、con20のスポイト機能を駆使してペン先内部も洗い流しました。←ピストン式万年筆では機構内に入り込むのでこの洗い方はやめてください。)

そうしたら、滑らかさもみずみずしさも倍増しになったかのように心地よく書ける!
インクの減りも速いので、大型のcon70につけかえて満タンにしてみると、いい感じの重量感も加わって軸バランスも良くなりました。


フォルカンは万年筆初心者用のペン先ではないけど、そんなに怖がることもないなという感想です。
試してみて駄目だと思う人も多いと思うので、そのときは潔く諦めてもいい。
でもいつかまた時を経て試してみたら、ちょっとしたきっかけで気に入るかもしれない可能性は大有り。そのときは楽しみましょう!
という展開になったのでした。

●参考になったページ:
 ・パイロット万年筆 フォルカン・FA ニブ(ペン先)のご紹介--スミ利文具店
 ・万年筆 パイロット カスタム743 フォルカン【FA】--アサヒヤ紙文具店

●動画:▶ [万年筆] pilot custom742 フォルカン - YouTube
 とても見事ですが、これはカリグラフィの心得がある人の使い方でして、ここまでペン先開かなくてもホントに普通に使えるんですよ。
 むしろ、これが普通だと思ってグイっと真似すると、あっというまに壊す予感がします。


フォルカンは、カスタム742/743/912で展開されています。
742は下の写真のように、モンブラン146にかなり体格が似てるんですよ。
ペリカンで言うとM600系に近い直径かな。
私の手には細すぎず太すぎず、そして軽め。ということで、いちばん合っている型ではあります。

141113

Amazonではこちらです ← しかし特殊な書き心地ゆえ、いきなりネットでポチる前にかならずどこかで「体験して、好きかどうか判断してから」の購入決断をおすすめします。

フォルカンは楽しいことはわかった!
ちょこまかした絵を描くにも向いているし。
弾力に慣れてきた今は、どんどん使うつもりです。

だったら、似てる(と言われていて、むしろこちらのほうが話題な)方面の、エラボーも欲しいかも?
それとも全然べつものなのかな?
...あまり調子に乗ると、また手に合わずガッカリして数年仕舞い込むことになるのではないかと、悶々中です。
どうしようかなー。

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コメント

すっかり治まった「万年筆熱」なのに
根強く居座ってるウイルスが「742フォルカン」
ユーチューブーの動画なんて見せられると
再発必至で「ホンマあきまへん。」

投稿者: プチおたく (2014/11/15 7:05:34)

長いこと寝てた子を起こした、という経緯だったので、新たな出費という実害はありませんでした。
・・・・今回は。

私も、(本年は)手帳含めて順調におとなしめな買い物路線で来ていたのに、なにかをひっくり返されたような気がします。ああ困ったなあ。

投稿者: ほしの (2014/11/15 11:39:44)

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