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2015.04.29

手帳絵日記をつけています。

ここ一ヶ月ほど、週に1−2回のペースで、週ごとの出来上がりや途中経過をInstagramにアップしていました。
あたたかくフンワリと見守って頂いておりまして、私自身の習慣としても定着してきたので、こちらにもまとめておこうと思います。

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ひとさまの素敵な写真を日々眺めていくうちに、私も「手で書/描いた何か」を公開できたら楽しいだろうなという思いはジワジワとありました。
Instagramだったらじゃっかん手先の粗さも許してもらえるかしら?というぬるま湯的な考えもあった。

しかし、普段使用中のノートも手帳も非常に事務的かつ個人的な内容に終始している上、字色をカラフルにしたり何かを貼って装飾する趣味もあまりなくて。
我ながら地味だなあという景色になるので、それとは別に何か新しいことを始めてみるかという気になりました。

 
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使用リフィルは、Bindexの見開き8分割(週間スケジュール)のバイブル6穴リフィルです。

2015年1月始まり 【バイブル】 週間ダイアリーメモ[022] :商品詳細 | 能率手帳公式通販サイト

クリーム色紙とフォントも雰囲気が良く、Smythson手帳のレイアウトにも似ていたので「コレをまず使いこなしてみよう」「何かに便利なはず」と、ここ5年くらいはいつも買ってるのに、レフト式手帳大好き脳の私にとってはいつも年末ほぼ白紙で終了する”積み手帳”に近い存在でした。
下記のペンを使っても、滲みや裏抜けもなくしっかりした紙質なのです。
4月に入って突然活用が始まったので、超スロースタートですが、なかなか良いリフィルだと再確認。

バインダーは、Filofaxの赤革クロスで、ベルト等のパーツが無いシンプルなデザインと小さなリング径、机上に置くと水平にぱたりと開きっぱなしに出来るところが大変重宝しています。
革表面被膜のヒビ割れをチカラワザで修復した経緯がありますが、今のところまだまだ長生きしてくれそう。

使っているペンは
イラスト部は
・ファーバーカステルのピットアーティストペン
 (48色のスタジオボックスを過去に別な用事で購入したものの、ほとんど使わず1年くらい寝かせていた!
  ペン先が筆状になっていて、発色が大変美しいカラーマーカーです。)
 ○ PITTアーティストペン ← ファーバーカステルのサイト

・コピックのマルチライナー
 (主に黒の0.1や0.05。これだと、カラーマーカーで塗っても滲みません。これも別な用事で買っていて持ち腐れていたのが何本も…)

文面は、セーラーのプロフィット21のEF(セーラー黒インク)や、プラチナブルゴーニュのEF(モンブラン トフィーブラウンインク)です。
一日あたりのスペースに8-9行くらいの割合で描いてます。
自分のEFペン先ブームが終わったら筆記具も変わっていきそう。

他に必須なのは、メガネ(for Rogan)かなあ。もうほんと、これは仕方ない。
細工職人が使うみたいな脚付きの虫眼鏡でも買おうか?とか思ってるんですが。

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8ブロック目のメモ欄には、まだ試行錯誤しているので「今週のかきかた方針」「来週の見開きではこうしたほうがいいかな?」っぽいことを箇条書きに書いて次週以降に生かすことにしました。

あまり他の用件に影響を出さず続けられるよう、まあこのサイズなので当然ですが、一日あたり30分以内で。
思いついたネタは他のところにリスト化して、1-2ネタ/日でまとめています。

 
最初(第1週目)はびくびくしながら小さめに載せていたのに、だんだん調子に乗って大きくなっていってるところが今にしてみると面白いですね。

なんのためにやってるのかと言われれば、それはもう「純粋なラクガキ趣味」なわけですけれど、逆にそれがすごく気分転換というか朝のラジオ体操をもくもくとして、ちょっとづつ心身が丈夫になってきたかも?という自己満足ながらも爽快な気分がありまして。

システム手帳をはじめとして、近年は凍結在庫になりかかっていた文具の数々を結果的に掘り起こして使いはじめているのも嬉しいし。

「もっと何かやってみようかな(別なサイズの紙の上とか、別な筆記具で)」という欲も出始めているので大進歩なんですけれど...
デジタル方面との良いバランスをはかりつつ、勉強しながらゆっくり楽しんでいこうと思います。
継続は力なり。

※Instagramのアカウントは @starfield です。

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2015.04.24

チョコ色のプリンターを使いはじめました。

2010年頃に買ったと思われるCanonの複合機(MG5130)が、いろいろと壊れてきたのを心配しつつ使っていたのですが。
今週からとうとう、両面印刷が2回に1回は失敗+インクまみれのしわしわ紙を吐き出すわで大変なことに。

うちはだいたい毎日何かを印刷する用事があるので、一般家庭よりは使用頻度が多めかと思います。
とはいえ写真プリント率はほぼゼロで、カラー画像はたまに入っている...程度な普通書類の出力ばかり。
両面印刷も使うし、フラットのスキャナはコピー機能のほうで重宝してます。

なので、どちらかといえば型落ち・中程度クラスの機種で充分だよな!インクも4色とか5色セットので問題なし。
と思ってAmazonで検索してみると。

150423

い、いつのまにプリンタってこんなに安くなっちゃったんですか??
と本当に驚きました。
複合機なのに1万円前後の価格帯がずらり。
(何年か前の型落ち品も「同じのを使い続けたい」という需要があるようで、そちらのほうがむしろ高い。)
迷ってるヒマが有ったらとっくに買い替えるべきだったかなあ。

いろいろみてるうちに、当初の決意と裏腹に
「本体色が選べて面白い(黒はもう飽きたし)」
というノリで、不相応に上位機種を気に入ってしまいました…

キヤノン:インクジェットプリンター PIXUS MG7530 | 概要 ← メーカーHP

○Amazonで買いました→ Canon キヤノンインクジェット複合機 PIXUSMG7530BW ブラウン


黒/茶/オレンジ/白 から本体色が選べます。
Amazon売価は、私の購入時点ではどれもほぼ横並びでした。
女性向けの内容(いろいろ可愛いものが作れる機能が入ってるらしい)で3万台限定だというベージュ(MG7530F)機も、ホホゥいいねーと思ったけれど、この時は他の4色と5千円ぐらい差があったので諦めました。

どうせなら、バーンと目立ちそうなオレンジにしちゃおうか?と思っていたのですが家族会議の結果、無難に茶色にしてみました。
しかしこの色、気に入りましたよ。
チョコレートっぽい感じで可愛いのです。
下写真のとおり周辺環境にオレンジ色要素が多いので、美味しそうな配色となった気がするのですがどうでしょう。
置き台にしている棚の木目にも雰囲気が馴染んで、この選択は成功です。

それにしても、今後のコストは少々不安。
インクは6色も入っていて、グレーなんて使うの初めてです。
仮にこれらを全部買い替えるとセット価格でも6-7000円はするわけで。← 大容量タイプの場合。レギュラータイプだとAmazon価格は4000円台です。
ちなみにプリンター本体は、私の購入時点では13000円台でした。
1回分のインクタンクはもちろん同梱されてます。うぅむ...本体が安すぎるのか、インクが高すぎるのか!

 
150423昔、初期不良で悲しい思いをしたことがあるので、緊張しつつ各種設定をした結果、無事開通しました。
Macはプリンタの追加設定ラクだな〜

無線LAN/有線LANはもちろん、NFCとかいう近距離通信でもつながっちゃう機能が搭載されていて、このへんはさすが上位機種という感じです。
旧機種時代はTime CapsuleにUSB接続をしてネットワークで家中どこからも印刷できるようにしていたのですが、今回はせっかくなのでプリンタのLAN接続に。
(ネットワークでもスキャナ機能がちゃんと使えるんだ。ということに結構感動。Macの機器につないでいた以前の方法では駄目だった気がします。)

 
そして、これは良いデザインだなと思ったのは、前面のパネルはスマホと同じようなタッチ式になっていて普段は電源のマーク以外は何も表示されていないつるりとした焦げ茶色の壁なんです。

稼働させるとそこで初めてパッと明かりが付いて、にぎやかにいろんなスイッチやら説明画面やらが浮かび上がってきます。
使っていないときの、控えめな雰囲気はここから来ているんだなあと感心しました。

比較的弱い接触でもONになる(つまり、電源のところに触ってしまうとOffにもなりやすい)のは気をつけないといけないかもしれません。
今までの複合機はかなり四角い、豆腐のような形状でした。
スキャナの蓋の上に、普段は買ったばかりの雑誌をとりあえずの置き場にする癖が定着してまして。

今回は、ちょっと面取りされたデザインの筐体である上に、タッチ式。
以前と同じように本を積み直したりしていたのですが、その間にも何度か画面を無駄に光らせたり電源を落としたりの失敗が続きました。気をつけよう!
(積ん読置き場としてはやはり継続中...)

さらに、排紙トレイがパタンと開くと同時に、紙受け補助の棒みたいなパーツが一緒にサッと伸びる仕組みにも感動。
(閉じると、この棒もサッと引っ込む。コレ考えた人すごい。)

 
とはいえ、文書印刷方面の機能は、正直もうこれ以上飛躍的な進化はやりようがないんだろうなという印象です。
動作音も5年前の機種とはそんなに変わりがない(うるさくなったわけではないけど、どちらかといえば、内部で共鳴しているような甲高い音に変わってしまった?)です。
あとは、本体の色選択だとかクラウドに接続するだとかの方面が豪華になったという感じ。

見た目からして好きなので、これは買って良かったとは思っています。
しかし、インクの減りが速いとか高すぎるとか怒っている人のレビューも少なからずあってドキドキしながら読んだので、今後の感じを見守りつつ、しかしばりばり使っていこうと思います。

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古いプリンターの処分法ですが、新しいプリンタの空き箱に入れ、いつものところに着払いで。
パソコン処分、パソコン廃棄、パソコン回収にお金をかけていませんか?リサイクル企業のパソコンファーム

玄関先までヤマトさんが集荷に来てくれるので今回も大変助かりました。
ここ、うちは10年来使わせてもらってます。

古いパソコンやディスプレイを同梱すれば送料無料(着払い)で、粗大ゴミ的な家電機器類を引き受けてくれるので、うちはたまに発生する廃棄物をここにタダで送るためだけに、古いノートパソコン等々を数台ストックしているのです。
今回もだいぶ昔のMacノートを隙間に入れました。
(データは消してくれるとのことですけれど、心配ならHDD抜いても引き受けてくれますよ。
液晶割れ以外なら、壊れてたり電源等の付属品紛失のままでも大丈夫です。
 もちろん、宅急便相当の送料を払えば、パソコン以外も単品で幅広く受け付けてくれます。取扱い製品一覧を参考にしてください。)

着払いキャンペーンは、「期間限定」といいつつ必ず延長されるので、ここ何年か途切れずずっとやってるんです。

今までも、プリンタやスキャナや空気清浄機やらディスプレイやらテレビやら、我が家のいろんなものを引き受けてくれました。
粗大ゴミ出しにお金をかけたり重いモノを遠い場所に運ぶのが面倒ならば、ぜひおすすめです。

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2015.04.22

4月の買い物のこまごま。(色彩雫やマステなど。)

150403今月の初め頃、近所の文具店にて春の2割引セールが開催されまして、さっそく行ってきたのでした。
色彩雫のミニボトル、2セット目に突入するというのに30分がかりで選んでぐったりと疲れました。

(各インクが入った見本ペンで試し書きも出来たので、3本に絞るのが大変な状況…
 夫は隣のカフェで読書+おやつを食べながらじっと待ってました。)

今回は「深海」「冬将軍」「山葡萄」で。
いずれも、他の方のレビューなどに影響されてずっと気になっていたもの。
だいぶ昔に買ってそろそろ鮮度(どろり具合)が心配になっていた「松露」を、これを機会にミニで買い直す計画もあったのに、それもすっかり忘れました! あららー。

 
ペンに入れて使っているのは今のところ「深海」なのですけれど、このインク、とても好きです。
当初は全く物欲を向けていなかったのですが、店頭でちょっと書かせてもらったら、ブルーブラック好きの魂に呼ばれてしまいました。

今年に入ってペリカンの「タンザナイト」も買っているわけですから、似たような系統ばかりかなあとも思うのですが、コレもまた良し!
手元に置きたいと思わせる魅力が。

iroshizuku<色彩雫> | 筆記具 | 万年筆 | インキ | 製品情報 | PILOT

 
150405← 相変わらず、わかりにくい書き例ですいません。

「深海」はかなり落ち着いていて、目に優しい紺だなあという第一印象です。
赤っぽい、緑っぽいetc.といった他色の雰囲気を漂わせず、彩度は低めだけど決して黒寄りなわけでもないという。
なかなか大人の青さじゃないでしょうか。

左写真のように、EFに入れてさえもきちんと濃淡が見えるところも気に入ってます。
なにしろ今、空前の極細字マイブームがきているのは前回記事で書いたとおりでして!

真っ白のバンクペーパーのノート上では、どこのインクでも発色が比較的派手に目に映る(プラチナのブルーブラックなどは、書きたての時は特にかなり眩しい青に感じる)気がしているのですが、「深海」はここでも目にささる刺激は全くなく大人っぽいです。
乾くにつれて、パイロット純正のブルーブラックとはわりと似た感じになるのですが、もうちょいシャバっと柔らかく淡い感じに落ち着きます。

色彩雫ならではの裏抜けや滲みやすさで紙を選んでしまう危うさはありつつも、フローの良さがとても使いやすい。

というわけで、結構、日々消費しています。
字が大人っぽく見えるんだよね!なんとなく!

●関連過去記事:色彩雫のミニボトルを買ってきました。(A6版MONOKAKIノートも)

 
150403そして、2割引の勢いに乗ってマスキングテープも久しぶりに買ってしまいました。
花柄可愛いですね。
布地みたいな感覚でつい集めてしまいます。
(茶色のはレース柄です。鳥の絵柄も大好き。)

困ったことに私には、手帳やノートの紙面をマステで飾るような習慣がなくて。
・・・ということはつまり、手持ちの在庫がなかなか減ってくれません。
なにかを貼付けたり束ねたり修正したりするような用事(つまり、本当にテープみたいな用事…)に使うのが主なのです。
一応、「ここに入りきらなくなったらもう買わない」という”マステ箱”があるんですが、とうとう限界を超えました。
いやあ困ったな。
なんで増えるんだろうな〜 ← あんまり反省してない感じにて終了。

●関連過去記事:merciで買い物してきました。(旅にっき)
 ↑ この時点をきっかけに花柄テープをこつこつ買うようになりました。
  しかしメルシーコラボのは実に美しく勿体なくて、いまだほとんど使ってません...。

マスキングテープ「mt」- masking tape -
 リンクして覗いてみてからそのコンテンツ量に驚く!
 ああもう...こりゃ〜収集にハマる人が大勢いるのも頷ける凄さですね。


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2015.04.13

ブルゴーニュのEFを、トフィーブラウン色で使いはじめました。

1504092月に細軟ペン先のシャルトルブルー軸を買って以来、”ほそーい線でコマゴマたくさん書く”ことにハマってしまいまして。
万年筆を手にして以来何年かごとに巡ってきてはいるのですが「細字マイブーム」が現在到来中なんです。
ただし、今回は軟調ペン先や、F (細) どころかEF (極細) 愛が高まっているところが私史上初といえましょう。

● 関連過去記事:シャルトルブルー軸の細軟ペン先を買いました。


先月ぐらいまで、Amazonの「欲しいものリスト」でずーっと、売価の上がったり下がったりを観察してきた物品がプラチナ ブルゴーニュのEFでした。
プラチナの少なくとも1万円クラスは、うまくいけばだいたい3割引ぐらいで買えるのです。
いい感じのところまで下がったら在庫なくなる前にポチっちゃおうと、日々チェックしていたのですが、ある日突然その値段のモノが「残り1点」になったのですよ...!

というわけで、昨年度最後の買い物となったブルゴーニュ極細です。
プラチナの金ペンでEFを持つのはこれが初めてかもしれません。
もうシャルトルブルーもブルゴーニュも2本づつになってしまいました。
区別つけるのも大変だから、そろそろ同型で濃緑透明軸とか出しませんかー!
と言いたいくらいプラチナばかり使っている私。

既に所有しているセーラーのプロフィット21のEFは、ペンクリニックで川口さんに調整+赤軸に組み替えて頂いたもので、今でも書くたびに「おぉ。」というオドロキが湧き上がる、とても滑らかな逸品です。
現在は純正の黒カートリッジにて活用中。

● 関連過去記事: ペンクリニックで買ってきました。

セーラー特有の硬いけど弾力あるペン先と較べると、今回のプラチナ センチュリーのEFはきりりとひたすら尖っている鋭い書き味。
そして、先に購入したシャルトルブルーの細軟が、バンクペーパーのこまかな表面凹凸の上をそのしなりでうまいこと衝撃を逃しつつ乗りこなしていくような面白い振動を味わえるのに対して、
ブルゴーニュ極細のほうは紙の繊維の隙間を分け入ってゆくような針っぽい硬さがあったりします。
しかし、こんなに面白く個性があるのに線の巾は皆だいたい同じ!
(とりあえず軸色を別にして良かった…使い分けが愉しいはず…)


150409幸いにして、インクフローは全く問題ない個体でした。
しかし極細線であることには変わらないので、視認性の良いパキっとした色のインクから今回選んでみたのは、モンブランのトフィーブラウンです。
過去にブログでレビューしてけっこう良い印象だったのですが、慣れない色味(つまり、青系じゃないということ)だったので。
それほど活躍しないまま今に至っていた、勿体ないインクでした。
ブルゴーニュの軸色とも合いそうです。

●関連過去記事:モンブランのトフィーブラウンインクを買いました。

目に鮮やかな典型的な「ちゃいろ」で、プリンのカラメルやチョコレートを連想してしまうのは、まさに名前の通り。
白紙にもクリーム紙にも映えます。
EFペン先にもすべすべと書きやすく、少々乾いてくると黒寄りに変わるところも使いやすいし、その濃淡の味も良しです。
また、色彩雫よりは滲みに耐性があるのでこの点もまた優秀で。

しかし使用2週間ほど経った今、ようやく次の補充を数日後くらいかと気にし始まった程の減りの遅さ、プラチナEFならではの細さのせいでしょうか。
モンブランの大型ボトル内には、まだまだたっぷりとカラメル色のインクが…!

そんなわけで今月は、私のノートも手帳も、今のところ細線天国です。
春が進行するにつれ、なんだかはずみがついていろいろとやっちまった( ← 買い物的に)各種更新を今後また、ゆっくり書いていこうと思いますのでお待ち頂ければ。


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○Amazonで買いました → プラチナ万年筆 #3776 センチュリー EF
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2015.04.01

ロットリングのアートペン、再びのお気に入りに。

150401わー4月だ!

最近になって、事務書類書き用に手持ち在庫から”発掘”し、予想外に大のお気に入りになっているのがロットリングのアートペンなのです。
3年前の購入時は、ふつうの廉価スチールペンとして使いはじめ、その後なんとなく使用率もフェードアウトしていた筆記具でした。
しかし突然の今にして「いいなあ」「さすがこのメーカーだなあ」と思うこと多々有りです。

●関連過去記事:アートペン、ちょっとづつ増加中。

・非常に軽い樹脂軸だが、グリップ部が溝入りでしっかり指先が留まり、全く滑らない
・Safariやペリカーノジュニアによく似た形状のペン先で、大量筆記時の筆圧にもヘタレない頑丈さ
・同梱されていた専用カートリッジの黒インクが、顔料入りかと思うほどまっくろで美しい!(濃淡ナシ)

 
もちろん、久々にこのペンを出したときは、すっかりカートリッジが干からびており、ストックを探してみると未使用インクは僅か1本しか残っていませんでした。

それを使った上でのことなので、ここまで真っ黒なのは、水分が抜けてそんなに新しくないからなのか?微妙に判断しかねる件なのですが、万年筆の黒インクをここまで良いなあと思ったのは初めてで。
黒インクが好きで「濃さ」を求める人が意外と多い理由がちょっとわかりました。

鉛筆のように軽々サラサラとした書き味とともに、このインクに感心している次第です。
さっそく、ひと箱、新しいものを注文してみました。
(2000円台で買えたペン本体に較べると、540円というのはちょっと割高だけど...メイドインフランスなのだ!)

ネットでの情報を見ると、このインクは昔は顔料だったけれど近年で染料に切り替わったんだそうです。
確かにカラーペンを重ねた場合は残念ながらジワリと滲みます。
とはいえ、気持ち良くびしっと強い線が引ける濃さがあります。
バンクペーパーの白紙の上だと、目にしみるほど黒々…

このペン先はEFで、アートペン内では「スケッチング用」というジャンル分けがされています。
(他にレタリングやカリグラフィ用が数種類揃っています)
<アートペン・周辺用品> | ホルベイン画材

150401EFとはいえ、国産ペン先で言うと中細くらいなのかな?
インクによってはもっと太くなるかも。

個体差でこうなのかもしれませんが、線巾はとにかく全然EFっぽくないので、私のはノート大量書きや手帳面にちょうどいい感じです。
(とても硬いペン先なので、筆圧によって抑揚をつけたりは出来ません。)

もちろん、本来推奨されている用途であるイラストの線描きなどにも、インク特性とあわせて最適な感じなのはさすがのロットリングと思います。
顔料インクだったら更に絵系の使いみちが拡がりそうなんですが、手入れも大変そうなので仕方ないですね〜
せっかくのロットリングなので製図ペンなど使ってみたい気もしてきました。
昔はそういう図面をIllustratorに起こす仕事をしていたのに、やることが逆行してきた気がしますよ!

おしりの長い軸デザインですが、軽量な軸です。
キャップは軽めの力でも外せる勘合式で気密性はそれほど良いとは言えませんが、欧州規格のカートリッジやコンバーターも入るので万年筆として扱いやすいのも魅力です。

 
今のところ、その軽いところを生かして、机上では無印良品の歯ブラシ立てに差してデスクペン化しています。
(どちらでも一応大丈夫ですが、キャップ側を下にした方がぐるぐる動かず安定します。)

●関連過去記事:歯ブラシ立てをペンスタンドにしてみました。

この歯ブラシ立て、私が買った頃は白しかなかったんですが、今は可愛い色でいくつか出てますよね。
あまり重くない、そして万が一倒しても惜しくない価格と品質の軸であることがおすすめですが、気軽にお気に入りの筆記具をスタンド置き出来るので、書きもの好きな方々にはおすすめな雑貨なのです。

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○Amazonではこちらです。 → ロットリング アートペン
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・・・とまあこんな感じに、(忘れかけていたり、以前は個人的にそれほどな評価でもなかった)手持ち在庫の良さも再発見して活用しよう。という方向性も持ちたいと思います。

それでも、物欲はヒタヒタと絶え間なく、背中の後ろをついてくるのですが。

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