「チャッピー」を観てきました。
なんと、今年初めての映画鑑賞だったと気付いてびっくり。
忙しい週末が多かったせいなのか、映画欲はなんとなくTVで済ませることに慣れてしまったのでしょうか?
やはり、大きなスクリーンで観るのが楽しいなあ
と、久々に再確認したのでした。
(うちは、スターチャンネルをもう10年以上契約してまして、普段も一番長くつけている局であると言えます。
レンタルの最新作と同じようなタイミングで放映されるので、それで良しとなりつつあったのかもしれないです...反省。
録画や再放送で繰り返し観ることができる利点はありますが、ついつい何かをしながらになってしまうのが欠点!)
○映画『チャッピー』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
予告篇をちらっと眺めた以外の予備知識は特になかったので、
えぇーこんな話だったのか〜!と結構驚いたのです。
ヒュー・ジャックマン+ロボットもの映画、ということで「リアル・スティール」が頭にあったのですが、もうぜーんぜん、ああいう感じとは違うお話。
いろいろあって(ネタバレになるため前略)チャッピーと名付けたロボットに格納した人工知能がどんどん育っていっていろんなことを学びつつも、自主的に気付いた感情や社会的な妨害やらでいろんな波瀾万丈経験をしつつ(ネタバレになるため後略)
わかりやすく、お約束な感じの展開も多めでサクサク進んでいくストーリーだったように思います。
ええー、それってそんな簡単に可能なことなのかい?(vaioとプレステで? ←Sony提供なだけに...Macが一台も出てこないのもまた新鮮。)
というツッコミどころもずいぶんありますけれど、アニメっぽいふざけた面白さもあってわりとあっというまに見終わりました。
・・・というような軽さもあるので残念ながら"大作の香り"は全くないのですけれど。
すごいわーと思ったのはチャッピーや他のロボット警官達の動き。
モーションキャプチャで人間の役者がまず演じたところをCGでかぶせているのですが、まるで着ぐるみかのようにぬるぬると滑らかに動くんです。
(声と動きは、一連の監督作品で重要な役どころをやっている俳優:第9地区で主演し、エリジウムで悪党のクルーガー:の人なんだって!
この人の見た感じが好きなので、今回は出ないんだな〜と思ってたらチャッピーの"中の人"をやっていたのでした。)
見かけは絶対に着ぐるみじゃないし、手足の比率以外はかなり機械っぽいデザインなんです。
それなのにこまかい動作があまりにも人間そっくりなのが、すごくすごく不気味!
ニール・ブロムカンプ監督の作品は、いつも"キモチワルくて見てられない"ぎりぎりなところをつついてくるので
どちらかといえば苦手なんです。
(第9地区はエビっぽさがきもちわるくて以来絶対再放送は見てない(笑)し、エリジウムは体に直接埋め込む外骨格の感じが常に痛そうでつらい)
今回も、全2作ほどの駄目さじゃないけど、すべすべと動いてギャングの真似などしてふざけたりもするロボットを、うわあ怖いと思いながら眺めていました。
しかしこのチャッピー、なんだか癖になる「わはは、きいたことがあるようなないような、ヘンな話だったな!」という不思議な後味があり、放映されたらまたきっと見ちゃうだろうと思います。
グッとくる展開やごく若干の教訓もありますが、暴力と強奪と流血な場面もわりとあります。
ウサ耳ロボットだからといって、子供と一緒に見る向きとしてはおすすめしかねるのでご注意を。
ちなみに、エリジウムでジョディ・フォスターがやっていた(のと同じ感じの)役柄、今回はシガーニー・ウィーバーでした。
上記のモヤッとする不気味さに加えて、
ヨハネスブルグの無法地帯っぽい世界も共通して、もうひとめでブロムカンプ監督だとわかるほど。一貫してるんだなあ。
つい最近、ネット上で読んだ筒型の高層ビルも作中に登場していました。ここも怖いなー!
○「犯罪者の巣窟」と呼ばれたヨハネスブルグの「ポンテタワー」の現状がわかるドキュメンタリー - GIGAZINE
(↓メイキング系は、作品鑑賞後にご覧下さい)
○「チャッピー」AIロボットの成長過程を追ったメイキング映像 - 映画ナタリー
○VFX Supervisor Chris Harvey On Bringing Chappie to Life | The Credits
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