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2015.07.28
伊東屋でペン先調整をしてもらいました。
先日、東京に出る用事がありまして、またもや伊東屋に立ち寄ってしまいました。
今回「もし行くなら」と考えていたのは、ペン先の有料調整をお願いすること。
本館裏のビル「K.ITOYA」の2階には、PEN CARE ROOMという調整工房っぽいコーナーがありまして、作業を行っているのをガラスの壁ごしに眺めることが出来ます。
○K.ITOYAフロア案内 | 銀座・伊東屋
このフロアは、1階の万年筆売場とまた違う雰囲気で、中屋万年筆やNamikiの蒔絵軸の数々が展示されているんですよ。
まるで美術館にいるような豪華さです....。
ここには長らくの懸案だった2本を持ち込んでみたのですが、1本はやはりどうにもこうにも駄目と言われたので諦め
(まあそういう構造のペン先だったというのもあるけれどあえて理由は秘す)
だいぶ問題は多いけれど、コレならなんとか直せそうですと言われたもう1本をお願いすることに。
2年半ほど前に通販でかなりお買い得に入手したものの、書き出しかすれや線途切れが酷くて一行もまともに文章が書けず。
即日で"引き出し内お蔵入り"状態に泣かされた
カヴェコのクラシックスポーツ万年筆です。
このペンについては、そんな出会いだったので殆ど存在を忘れかけていました。
しかし前回に伊東屋に行ったとき、本館3階の試し書きコーナーに置いてあった、同型の万年筆の書き味がなかなかのもので。
「これは、良ペン先ならこんなに使いやすい万年筆だったのか〜...」
と愕然となったのです。
思わずそれを現品で買ってしまおうかと思ったくらい良い感じだったのですが、ウチにあるのを復活させねば..と思い直しました!
幸いにも、新装オープン時に放映された「カンブリア宮殿」の番組でペン先調整の担当者として出ていた方に対応していただきました。
預け待ち状態で大量に"患者ペン"を抱えていたような雰囲気でしたが、3時間ほど後の時刻に引き取りOKとなりました。
・ペン先の、左右の山の高さが違うので紙にきちんと接していない
・私の書き癖と角度が合っていない箇所がある
・変に開いてしまっている部分があるのでインクがうまく供給されていない
ルーペで観察しつつメモ用紙に図を描いて、とても丁寧にこの万年筆の不良箇所を解説していただきました。ああああ。
筆圧等を見るため と、お試し用のカスタム743のEFを使って名前なども書くように言われ。
しっかし、このペンすごく良いですね〜
と、人前で書き文字を見られる緊張より先に
感動で賞賛が出てしまったほど....! 私好みの素敵な書き心地のペンを渡されたのでした。
そういえば、パイロットのそこそこ太軸なハイエンド系、憧れに留まっていてまだ持ってません。
(手持ちの中では742のフォルカンが最高位)
743または845、細い字用で使ってみたいな〜!という思いがフツフツと再燃した次第です。いかんいかん。
そんなわけで、12階のカフェで食事したり、画材売場でコマカい買い物をしている間にあっという間に回収時刻となりまして。
カヴェコさん、すっかり生まれ変わりました!
もともと、かなりポッテリした線巾の中字なのですが、先ほどの、私のパイロットEFに対する反応も考慮に入れていただけたようで(笑)、ちょっとだけ細く書けるように絞ってくれたとのこと。
この万年筆は通常の状態では10センチそこそこの長さで、左写真のように、手のひらサイズなミニペン体格なのですが。
軸うしろにキャップをつける筆記時になると14センチくらいになって、キャップ自体の太さも加わり、安定した"まあまあ小型の"万年筆へトランスフォームするのです。
今回の調整のおかげで、何の不具合もないマイルドな書き心地になってくれたので、嬉しくなって専用カートリッジをひとつ買って帰りました。
(写真の箱は、ブルーブラック。)
ヨーロッパ式ショートカートリッジなら何でも入るのですけれど、カヴェコ純正パッケージは、どれも古風なデザインが良いなあと思ってます。
今回は、2009年にパリで30本0.99ユーロ(!)という激安で買ったショートカートリッジがいまだに余っているので装着していったのですが、そろそろもう駄目です。
インクの濃度にムラがあることまで指摘されてもうハズカシイ...
中身を吸い出して、空きカートリッジのみ残しておきますか〜。
今回、かかった金額は2160円でした。
単なるインク出調整なら1500円位だと思いますが、もうちょっと難しめな作業だったことは、この変わりっぷりから納得です。
●関連過去記事:
・新しくなった伊東屋に行ってきました。 ←新装後はじめて行ってきた話
・伊東屋デザインのフリクションボールペンを買いました。 ←さっそくオリジナル軸のフリクションを買ってきました。
・カヴェコの「ペンシルスペシャル」を買いました。 ←このシャープペンシルは格好いいのでおすすめ!
・「クオバディス+ミッフィ」の文具みやげ。 ←上記の、30本0.99ユーロの学童用インクを買った話
こちら、伊東屋12階のカフェでいただいたエッグベネディクトです。
「ちょっと試しに食べてみようよ」
という軽い気分で頼んでみたのですが、けっこうなボリュームで驚きました。
いろんな種類の料理を味わいたければ、2人でシェアするくらいの前提で注文を組み立てることがおすすめです。
下の階の野菜工場で育てた
(写真右。見学窓(?)の枠は、旧ビルの窓枠をそのまま持ってきているのだとか。)
レタスもいっぱいついていて、美味しかったですよ。
それなり銀座っぽい価格ではありますが、お酒もいろいろと飲める感じのメニューで。
伊東屋でこんなにしっかりした食事が出来るとは感動です!
いつになるかわかりませんが次回は、1階のジュースバーにも挑戦してみたいと思います。
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2015.07.22
手帳絵日記6月編 + カーボン黒インクを使いはじめました。
もうとっくに7月ですが、月ごとのまとめを載せるのを忘れていました。
今もほそぼそ続けています。
Instagram上では、3-4日に1回(リフィルが1ページ終わる毎)くらいの頻度で載せています。
ふだんのお仕事は、下描き時点からデジタル作業中心でやっているので、こういうのはけっこういまだに良い切り替えというかプチ修行になっていて、手にも新鮮。
やはり似たようなことを楽しんでいる国内外のフォロワーさんも増えてきて、見せていただくのが面白いのです。
いろいろと、出来ることを試してみたいです。
ペンはいろいろ取っ替え引っ替えですが、4月の絵日記から使っているこのBindexの週間リフィル、かなり丈夫な紙です。
何を使っても滲まず裏抜けずで、試行錯誤のやり甲斐があります。
●関連過去記事:
・手帳絵日記5月編 +「手帳で楽しむスケッチイラスト」を読みました。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
先月、プラチナのカーボンブラックインクをボトルで買ってみました。
万年筆用の顔料系黒インクといえばセーラーの「極黒」が有名ですよね。
しかし私の場合はおそらく、プラチナ社製の細字なペンに入れることがほとんどであろうと思ったので、万全を期して(?)メーカーも揃えることに。
黒インクならなるべく濃くまっくろなのが好みになりつつありますし、細字に入れるならなおさらクッキリと視認性重視でいきたいです。
Amazonのレビューを見ると、耐水性は抜群に高いようです。
水彩色鉛筆と組み合わせて使っていて重宝している等の、絵画用途にも良いとの書き込みでかなり欲しくなった次第です。
乾きやすく、ペンの中ですぐ詰まる / 固まったら最後、普通の洗浄法では落ちない
という件をかなり強く連想してしまうため、なるべく顔料インクは避けてきました。
(ペンのオマケで顔料系カートリッジがついてきても近年は使ったことがない。)
当初は、まずは200円万年筆のプレピーに入れようかと思っていたのです。
しかし、センチュリーシリーズに入れて快適に使っている、と既にご愛用の方から教えて頂き、踏み切りました。
○プラチナ 万年筆用カーボンインク(水性顔料)ブラックINKC-1500←Amazon
上写真のようにブルゴーニュ軸のEFに入れてみたところ、フローの良さにまずびっくり。
顔料インクはインク出が悪いに違いない、という根拠のない偏見がここで打ち砕かれました。
このペンを購入して以来使ってきたどのインクよりもぽってりとした柔らかい線が出てくれます。
今までのインクを入れていたときは、僅かにギシギシと軋みのある書き味が気になっていたペン先だったのですよ。
しかし、このカーボンブラックインクにして全くそれを感じなくなりました!
ここまで変わるとは...。
箱に「本格真っ黒文字用」とあるとおり、EFペン先で書いた線もくろぐろと濃くて満足です。
(手帳や、上記の絵日記手帳などにも活躍中なのです。)
そして乾かした後は、ピットアーティストペンなどのカラーペンや灰色(薄墨)の筆ペンで塗りを重ねても全然滲まないことに本当に驚きました。
この性質だけでも私にとっては大変に実用的と言えるので、買って良かった〜!
ただし、やはり顔料なりに気をつけるべき点は変わらずです。
極細に入れているせいもあるのか、
「キャップをあけたまま、次に再び書き出せる時間」
が、普通のインクより短いのは、けっこうハッキリわかります。
こまめにキャップをしめて乾かさないようにしないといけませんね。
(それでいきなり詰まるというほどのことはなく、しばらくキャップを締めて置いといたり、ペン先を水にくぐらせたりすると復活しますけれど。)
これを機会に「万年筆の初心忘れず」という気分で几帳面にいこうと思います。
ボトルの隣に置いてあるのは、ペンの中を洗う専用品です。
○顔料インク・染料インク共用万年筆専用インククリーナーセット ← プラチナHP内の解説ページ
「何かあったら大変だし!」
と、一緒に買ったのですが、今のところ、こまめに面倒を見ていればそう頻繁にクスリ使ってまで洗うこともないでしょ?という感じもあります。
しかしもちろん、あれば安心。
それより、これに同梱されているスポイトが便利過ぎます。
プラチナのカートリッジ差し込み口にピッタリと合うように作られており、このスポイトで念入りに水通しをするだけで簡単かつ確実にペンの内部が洗えてしまうため、インク替えなど普段のお手入れ時点から大活躍中なのです。
器用な方々は、空きカートリッジ+スポイトゴム等を駆使して国産各メーカー分を手作りされているとコミミにはさんだことがありますが、なるほどこういうの持ってると効率的なんですね。
パイロットはcon-70コンバーターのような、似たような役目をしてくれるものがあるからいいか!
このクリーナーセット、ヨーロッパサイズ対応のものもあるので、そちらも検討しようかなと思います。
海外ブランドの、(ざっくり言ってラミー社製以外なら)カートリッジ式のを洗うのに、このスポイトは便利そうですよ。
このカーボンインク、「顔料だし、まずはプレピーのようなカジュアルなペンで気軽に試してみたい」という場合のほうが多いですよね。
カートリッジ4本入り小箱も発売されているので、いくぶん割高にはなりますが、
(いきなりボトルに踏み切るのに自信がなかったり、それほど量使いそうもないと予想される場合は)これを使うほうが無駄にならないと思います。
プラチナの現行品は、それこそ200円クラスから気密性が優秀に作られていますが、キャップがしっかりとしまるペンにて装着をおすすめです。
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上に書いた内容について、Amazon内でのお求めはこちらです。
○プラチナ 万年筆インククリーナーキット 染料、顔料インク共用←ヨーロッパ軸対応セットもあります。
○カーボンペン用カートリッジインク 【カーボン黒】 SPC-200 #1←プラチナ型カートリッジ4本のセットです。まずは「お試しで」という方に。
○プラチナ カーボンペン DP-800Sパック←EFのデスクペン軸にカーボンインクがセットされており、履歴書用として売り出されているようです。
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2015.07.20
伊東屋デザインのフリクションボールペンを買いました。
先日の伊東屋での買い物品(のうちの1つ)です。
●過去記事:新しくなった伊東屋に行ってきました。
伊東屋オリジナルデザインのフリクションボールペンなのですが、これは夫が「自分で使いたい」と選んだもの。
○ITOYA110 イレーサブルボールペン← 伊東屋ページ内での解説
普段の生活で必要な文具類は私の買い置き品の中から、てきとうに選んだものをあげています。
近年は、フリクションノックのブルーブラックインク+Moleskineラージサイズ方眼の組み合わせを、仕事のアイデアメモ用として非常に気に入っている様子。
ボールペンなどは箱買いして、各バッグや部屋内に1本づつ備えている程なのです。
○フリクションボールノック | 筆記具 | ボールペン | ゲルインキボールペン | 製品情報 | PILOT
伊東屋の3階には、1万円未満クラスまでと思われる各種筆記具が試せるコーナーがありまして、今回のボールペンはそこで書いてみたところなかなか良かったそう。
○G.ITOYA3階 フロアのご紹介、「Pen & Ink Bar」について - 銀座本店 | 銀座・伊東屋
この伊東屋デザインのボールペンは確かに普通のフリクションとは違って、しっかりとした重みのある金属軸。
いつものノック軸とは触感も書き心地も全く違うような気がします。
見た目もまっすぐ一体型(にかなり見える)シンプルな形状で、なんとなくラミーの筆記具に似ている雰囲気もありで格好いいのですよ。
ネイビー/黒/白の3色あって意見を求められたのですが、持った感じを含め、ネイビーを勧めました。
黒もなかなか良いのです。
しかし、この軸だけマットタイプでさらさらと細かいツヤ消し加工が施されており、ラミーのスクリブルのような持ち心地。
見た目は3色のなかでは1番クールですが、人によっては若干滑りやすい気もします。
ネイビーと白軸は、つるっとした光沢塗装で、あまり力をかけずに指にくっついてくれる感じ。
あくまでも私の好みですが、大量に書くならそういうほうが良い場合があるので持ち較べて決めてもらいました。
芯は、これまで使ってきたフリクションノックと全く同じ型のが使えますが、もともと入っているのは黒インクです。
このボールペンを、おしゃれなコインロッカーみたいな壁の前にある"替え芯カウンター"に持っていき
(カンブリア宮殿の番組で確か「常時1000種類あり、軸をもっていくと詳しいスタッフさんが、サッと芯を出してくれる」
場面が印象的だった!)
いつものブルーブラック芯も1本追加してお会計してもらいました。
しかし、唯一のビックリ特徴は
「フリクションなのに消しゴムが軸後部にくっついてない」
ということです。
グレー半透明な専用消しゴム(フリクションイレーサー)が同梱されてまして、別々に使うことが前提。
なので、「消しゴム絶対なくすから、このボールペンは自宅の机上専用品」だとか。
その後、いちいち消しゴムホルダーから中身をスライドさせるのが面倒と言い出して、結局それも外して使っていたのですが、
今度は薄グレー半透明のゴム本体が机上の書類に色が馴染んでしまって
「見えない」
と悩んでいました(笑)
現在は、本体に腹巻きのごとくマスキングテープをぐるっと巻いて目印にする
という私の案が採用され、左写真のようにわりと可愛い感じで落ち着いてます...。
というわけで、もしこういう消しゴム別々タイプでもOKな方には、ちょっと贅沢な単色フリクションとしておすすめです。
書き心地はとてもいいですよ。
しかし、つるつる(ネイビー/白軸)とサラサラ(黒軸)には好みが分かれますので、どうぞご注意を!
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○ ITOYA110 イレーサブルボールペン ←Amazonでも購入できます。
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2015.07.13
最近の映画鑑賞4本分まとめ(ハンガー・ゲームからターミネーターまで)
映画をみてきた記録、毎回ここに書くべきなのにすっかりサボり癖がついてしまい、4つもたまってました...。
今年最初の映画館行きが5月だったわけなので、鑑賞ペースはちょっとだけ回復したかもしれません。
(7-8月にかけては、予告篇の数々を見ていると「毎週通うか?」と言いたくなるほど見たいもの多し。)
以下、鑑賞日付の新しい順です。
○映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』オフィシャルサイト
入り口でターミネーターロボットの頭部のかたちの厚紙チラシを2枚もらったのですが、これは入場者特典とのこと。
持ち帰るには微妙に大きすぎるし ウチワにするには写真が怖いしで、全く残念なオマケでありました...。
前作ではCG扱いされていたシュワルツェネッガーさんが完全復帰していたので、やっぱターミネーターはこうじゃなくちゃなー!という感じはありました。
人工物とはいえ年月が経てばそれなりに不具合や老化も出てくる設定で活動しているし、教育されて"人"っぽい振る舞いも身につけており....強そうなお爺ちゃんみたいな雰囲気も。
まだまだ頑張って〜と応援です。
1,2作目の内容が懐かしくなるシーンもあったりしたのですが、うわー今作でこの人悪役にしちゃうのかよという軽い驚き(この件どちらかといえばガッカリ)も若干。
しかし全体的にはおとなしめというか、ターミネーターシリーズ(サラ・コナークロニクルズ含)を見馴れているとさほど意外性のない展開範囲で話が終わったかな〜という感想です。
登場人物達が転送装置を使って時間のあちこちを移動するので、時間軸や人間関係を頭の中でおさらいしながら見るのはのはなかなか大変なことでした。
でも結局こういうタイムトラベルものは、いくらでも「こことは違う並行世界がある」を言い訳にして違う話を作れちゃうのですよね〜。
それにしても、復帰したシュワちゃんと闘うなら、液体金属のT-1000型もロバート・パトリックでやってくれたら面白かったのに...と思ったのでした。
サラ・コナー役のエミリア・クラークは初代のサラからぐっと子供っぽくなった雰囲気ですが可愛い人ですね〜
個人的に、今までどうやってターミネーター(シュワ)と一緒に暮らしてきたのか?お互いをどう教育してきたのか?
はすごく知りたい気がしたのですが....そこはスルッと流されていたのが不満だ!
カイル・リース役は、どこかで見たことがあると思って家に帰ってから調べたら、ダイ・ハード/ラスト・デイで主人公の息子役だった人でした。
こういう長年のシリーズものは、やはり新しくなるにつれてCGのレベルが格段に上がっていくのがわかるので、視覚効果方面は大満足です。
冒頭の「審判の日」のシーンなんて、ああこれは怖すぎるから3Dでみなくて良かった...と安堵したほど。
転送装置なんてすごくかっこいいし、新型改造ロボット(?)の金属粒子が崩れたり復活したりの緻密な動きも本当にかっこいい。
総合評価は「まあまあ」と言ったところです。
お約束っぽい終わり方だったことを考えると、充分に続編は作れそうです。
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○アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン|映画|マーベル|Marvel|公式サイト
先日の伊東屋の回でも書きましたように「情報量が多すぎると体力を消耗する」傾向があります。
全員もれなく活躍するアベンジャーズは大人数過ぎて、脳内がいっぱいいっぱいになりかけたのですが。
面白くてあっという間に終わってしまい、今回もなんとか乗りきれました!
今回は、全員が1つの場所で闘いまくってるなかで、いちばんいいアングルでスローモーションをかけてフワッと集合写真のようにみせる方法が何度か使われていたのが印象的。
エンドロールの、例によって凝りまくってるCGもそんな雰囲気で「群れ」になってて美しかったし、オールスターだからこそのナイス効果なんだろうなあ。
あれは、3Dプリンターで削り出して大理石っぽい素材感にすればきっとオシャレな関連グッズに出来るのでは...
それぞれの登場人物に対してバランス良く見せ場を配置していた感じもしますが、ジェレミー・レナーの登場多めだったのがファンとしては嬉しいところでした。
キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャーのラストでちらっと登場していた、新人の双子超能力者の活躍ぶりも良かったです。
女の子のほうがエリザベス・オルセンだというのはあとから知りまして、へーすごく可愛い...と感心。
当初、あのフルハウスの「オルセン姉妹」の妹のほうなのだと勘違いしていたのですが、彼女たち双子の、後から生まれた妹さん(←ああややこしい!)なのですね。
今作では、初めてソーのトンカチ(仮称)を軽々持てる新人物も出てきたし、今後が楽しみです。
各人の出演料含めて毎回ものすごいお金がかかっていそうな気がしますが、そう遠くないうちにシリーズの続きをお願いしたいです。
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○映画『攻殻機動隊 新劇場版』公式サイト
6/20に行ってきました。
TVアニメはあんまり見ない私ですが、攻殻だけは長いこと追いかけてるし、解説本やDVDもけっこう持ってます。
前のシリーズから、声優さんや絵の感じが一新されたときはかなりショックだったのですが....
ARISEになってから何度もみているうちにほとんど違和感なくなったような気がします。
(でもなー、ハリウッド実写化は納得できないなー!ほんとにやる気なのかな〜イヤな予感がするなー)
ロジコマのキャラクターとか役割が前シリーズのタチコマそっくりなことにホッとしました。
タチコマのようにフィギュア買うほどの思い入れは今のところないのですが、今後も改良を重ねつつけなげに頑張って欲しいです。
旧シリーズの前日譚ながらもこれまでのシリーズと違うことが語られたりもする並行世界っぽさもあるのですが、光学迷彩でビルから飛び降りる素子だとか、"桜の24時間監視"を最後に持ってくるあたりなど、ところどころに「いつものシーン」が入って今までとつなげているところが、かえって安定の面白さなのでした。
AmazonのARISE関連レビューでは、かなり賛否両論で、というか辛口意見も多くて、まあずいぶん変わったから仕方ないよなあと思ったのですが
(確かに私も前シリーズのほうがわかりやすくて好きなのですけれど...)
この映画版については映像も綺麗でけっこう見ごたえがあり、わざわざお金払って行って良かった〜(ファンだからブルーレイ買ってもいいよ!)と思える作品でした。
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○映画『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』オフィシャルサイト
6/6に行ってきました。
最終章なんですが、それをわざわざパート1と2に分けるという(トワイライト・サーガもそうだった....)引っ張り仕様のため、"終わりの始まり"である今回は、いよいよの盛り上がり直前でバシっと切られた感じなのがモヤモヤでした。
しかも、今回はバトル全くナシで、政府への革命に立ち上がるかどうかの苦悩が中心になるため、ジェニファー・ローレンスのあの"場違いにぴちぴちと健康的な感じ"を楽しむことが出来ず、可哀想かつ残念...
そもそも今回は、スターチャンネルでくり返し1章と2章の放映をみていたところ「続きが気になる」と夫まで言い出したので
(映画館での2章は私ひとりで鑑賞したのです。その間、夫はなんかのアニメ作品へ二手に分かれ。)今回の鑑賞に至ったのでした。
原作は、2章まではKindleのセールのたびに買ってるので、読んでます。
でも、この種の話は「上映より先に本で読んでしまう」と、もういいかなーとなってしまう予感がするので我慢してます。
(トワイライトがそうだったので...!
直前でAmazonで大人買いして全巻読んでしまったため、結局最終回分だけはテレビでいいやとなってしまいました。わりと面白かったのに。)
ほとんどのシーンを撮った後に亡くなったとのことで代役やストーリー変更はなかったそうですけれど、このファイナル章がフィリップ・シーモア・ホフマンさんの遺作となってしまったのがとても悲しいです。
そういう意味でも、本当の最終回であるパート2は可能な限り見にいきたいです。
これが主題歌だと思うんですが、ロードの「Yellow Flicker Beat」は良い曲だなあ。18歳だっていうのもすごいね...
ジェニファー・ローレンスの歌はちょっと驚きましたけれど。
(あの暗ーい歌がヒットしていると聞いてもっと驚いた!)
○なんとUKで19位!ジェニファー・ローレンスが歌う映画挿入歌が英米でヒット! - ABC振興会★海外セレブ・ゴシップ課
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というわけで、1ヶ月以上も経つと、作品によってはなかなか内容が思い出せない(笑)こともわかったので、もう少しこまめに鑑賞記録を残しておこうと思いました。
何をいつ見たかは、左写真のように映画の半券を1つづつ貼り付けたノートを2008年以来作ってるんです。
これが、いよいよあと1ページで終了します。
クオバディスのエグゼクティブにいつも同梱されていた、別冊アドレス帳を台紙にしてるのです。
カバーもクオバディスの赤革がいまだ健在。
このノートはまだまだ余ってるので、同じ形で続けられます。取っておくものですね。
薄いホチキス留めノートなので、2008年からの1冊目(裏表紙)と新しい2冊目(表紙)を糊とテープで無理矢理に接続!
・・・という荒々しい手法で、すこし分厚い映画ノートに生まれ変わりました。
今の鑑賞ペースならまだあと10年分位は余裕で貼れそう...。
超インドア派の我が家ですが、映画の時はけっこう「さぁお出かけよ!」と張り切ります。
このノートに紙片を貼り付けつつ、ほそぼそと長く楽しんでいきたいと思います。
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2015.07.05
新しくなった伊東屋に行ってきました。
金曜日、新装開店後の伊東屋本店へ初めて行ってきました。
ひどい雨だったのですが、なかなかの賑わい。
新しく建て直したビルは、ガラスの外壁がかっこいいです!
「入り口は回転扉になっている」
とだいぶ前にコミミにはさんだので
「こ...これは難易度高かったらどうしよう」
と、若干緊張していたのですが(笑)しっかりと直角に固定された、普通の分厚いガラスの壁でした。
中ももちろん綺麗で、横幅ほっそいながらもちゃんとエスカレーターがある!ことに感動です。
(旧ビル時代、物欲に悩みつつ階段を移動するのがほんとうに大変で、上の方に行くのを諦めたことが何度か。)
ビル内の様子は、ちょうど前夜に放映されたこの番組で予習済みだったのがよかったです。
○2015年7月2日放送 東京・銀座で111年 進化を続ける文房具のテーマパーク|カンブリア宮殿:テレビ東京
各階の内容、感想まで説明してると巻物みたいにブログが長くなりそうなのでぐっとこらえますが
売場説明ページは公式サイトによるとこんな感じ↓
○文房具専門店- 銀座・伊東屋 - より美しく、心地良い空間
階によって混み具合が結構違うのが面白かったかも。
例えば、7階の「竹尾見本帖 at ITOYA」などは、紙見本の美しいディスプレイに圧倒されました。
これを眺めながら半日ぐらいボーッと出来そうです。
○「竹尾見本帖 at Itoya」オープンのお知らせ|竹尾 TAKEO
しかしある意味、紙単体というプロ仕様なものを扱う場所でもあるせいか、他階に較べれば意外なほどガラガラで。
お買い物には快適でした〜
(竹尾のブランドである「ドレスコ」のサンバレーオニオンスキンのノート、この紙はもう生産してないのだとスタッフの方に伺いまして。
楽しくお話ししつつ、分厚いのから小さいメモ帳までいろいろ買っちゃったよー。
いつ使うことになるか不明ですが、詳細はまたいずれ。
ぱりぱりふわふわのオニオンスキン紙は昔から大好きで、深い思い入れ有り!)
ざっくり言ってしまうと、
店舗全体が「提案型」で見た目軽やかで視界も広々な、セレクトショップ的な売場に変貌した感じです。
以前と較べると陳列数を相当減らした
という話は本当で、ギッシリとあらゆるものが詰まっていたあの密度感は全然無くなってしまったかもしれません。
しかしその分、実際に試したり手にとって眺めたりすることを、ゆったり出来るんですよね。
ディープな文具マニアじゃなくても、わくわくと長時間滞在して、欲しいものを楽しく探し出せるというか...
この、体験型テーマパークっぽい雰囲気への変更、長年のお客さんにとって賛否両論あるとは思うのですが、
「押し寄せる情報量に疲れ切る」= 超大型のハンズやLoftや旧伊東屋店舗では心身が消耗しまくる
タイプの私には、もうこれくらいの品数で充分!
伊東屋が「良い」と判断して置いてあるんだろうから、これはきっとイイものなんだろう。
という素直な(笑)割り切りで、そこから選んでいきたいです。
別館のほうは、1階に以前と同じく万年筆売場があり、そちらも賑わってました。
今回はこの方面を買う予定はなかったので、良い噂をきいて気になっているあれやこれやを、人の隙間からじぃっと眺めて確認して終わり。
2階では、混み具合にもよるけれど
「買い物の最初に預けて帰りに受け取れる」程度(早ければ1時間くらい)でペン先調整も有料でやってくれるとのことなので。
次回は、心当たりのある中から選んで早速お願いするつもりです。
この階、中屋万年筆がたくさん飾ってあって楽しかった〜。
上の画材系の階は密度ギッシリ系で(伊東屋的に)懐かしい感じ。
ここは時間の関係であまり滞在できなかったのが残念。水彩色鉛筆がたっぷり試せるコーナーがあったのに...
今回、ある意味一番「これは収穫だな」と思った件は、
同行した夫が、この新しい伊東屋をとても喜んで見て回っていたこと。
様々な値段帯の大量の筆記具がオシャレに飾られている試し書きのコーナーなども、かなり長いこといたかもしれません。
(旧店舗では全くそういうことはなくて、私の買い物中はあっという間にどこかの喫茶店に消えていた)
普段はデジタル中心な人なのでモノ系の趣味は全くなくて、
私が既に、この状態に首まで浸かっているにもかかわらず(!)
夫のほうは文具に関しては
「興味もまだまだ入り口手前:現状ほとんど持ってないけど、良い製品は使い心地も気持ち良く、生産性も上がるらしい」
件を近年やっと知り始めた超ビギナーです。
この層が最も心と物欲を揺さぶられるように伊東屋は作り替えられた!
と言っていい気がしますよ。
伊東屋オリジナルフリクション :← 後日の記事に続く: だとか、一緒にディスプレイされてたデザイン関係の分厚い本まで買ってたからな〜!
そういう意味でも非常に新鮮で、わいわい楽しく歩き回れたので、また近いうち行きましょうと話してます。
混んでる時間帯だったので、カフェにも入れなかったし。
(室内レタス畑はじっくり眺めることが出来ました!すごいなー)
私にとっては久々の上京で、完全に「東京あたらしもの観光」っぽいノリで舞い上がっていたのですが、得るものも多くて面白い一日でした。
買った物ネタは、ぽろぽろと今後の記事に続けますね。
「ねぎし」の牛タン、前から行きたかったのですが、私はここも初めて。
すっごくおいしかったです(・∀・)
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2015.07.02
超極細ペン先を使いはじめました。(プラチナ #3776センチュリー)
「ほっそく書けて、イイですよー」と、書きもの好きな方々から何度かおすすめを受けていたのがプラチナのUEFペン先。
ウルトラ・エクストラ・ファイン = 超極細!
5月の終わり頃に購入しまして、手帳やら絵日記やらの書き入れに現在大活躍中なのです。
プラチナのセンチュリーは、性能も値段も好きすぎるせいで、既にいろんなペン先で何本もありまして...。
正直、今回はもう「持ってる本数が少ない」という消去法で黒軸にしたのでした。
Amazon内ではブルゴーニュやシャルトルブルー軸に較べれば売れ行きも地味なのかもしれず、
黒だと何百円か安めだったのはなかなか良かったです。
気分次第で、他の色の軸に首部分から下だけつけ替えてもそんなに違和感がないのが黒軸の利点の1つなのです!
純正カートリッジの黒インクにて使いはじめました。
かなりフローが良い部類のインクではないかと思います。
ノートの上に、EF(モンブランのトフィーブラウンインク)やSF:細軟(純正ブルーブラックインク)で書いたものと較べてみると、UEFが一番細く書ける筈なのに、3種類とも線幅が同じ!
※下写真参照。だいぶ前にinstagramに載せたもの。ふざけたメモですいません..。
おそらく、元々の個体差・使用するインクの性質・使いこなし具合 等々の要素で、うんと細くなったり二段階くらい太いペン先の線とたいして変わらなくなったりの、面白い変化が出てきそうな予感がします。
これからが楽しみです。
●関連過去記事:
・ブルゴーニュのEFを、トフィーブラウン色で使いはじめました。
しかし書き心地は、EFやSFとは大きく違います。
「ものすごく尖ったもので字を書いてる」
感じがじわじわと手に伝わってきて。
幸いとても良い個体を入手できたのか、紙を問わず滑らかにペン先が走ってくれます。
こまかいものを万年筆で書きこむ愉しさが存分に味わえるんですよ。
これぞ、細字番長のプラチナ社製!というべき個性じゃないでしょうか。
個体差とインク差と紙差によるところも大きいですが、いま現在の使用感としては
ゲルボールペンの0.3(例えばsignoの0.28)ぐらいと同じような線幅として使えてます。
プラチナの黒インクは、超極細でもクッキリとよく見えるところが気に入りました。
つまりは、濃淡の味わいがそんなに無い系統の黒なのだと思います。
今のところ、むしろそういう「クッキリ濃ブラック」なほうが好きになりつつあるので、実に使いやすいです。
ところで、どうしてクリップに水色の何かがくっついているのかといいますと、既に持っていて比較的使用頻度多めなC(極太)ペン先も黒軸なので、見分けるためです。
●過去記事:センチュリーの黒軸、愛用中です(極太ペン先)
膨大な手持ち在庫の中から、極小しずく型シールを見つけました。
キラキラしたラメ入りで透明感もあり、ふっくらな立体感もあります。
こういうのは手帳用の需要があるのか、Loftなどの売場でいろんな種類のが大量に売ってます。
これをクリップ下部の位置に貼り付けてみたところ、なかなかの馴染み具合で気に入りました。
中屋万年筆のオーダーで"贅沢部門"なオプションである、「クリップに宝石をつける」とちょっと似た雰囲気に!
これ、1シートに虹色並みに多色セットになっているので、まだまだいくらでも差別化が可能なのも頼もしい(笑)
プラチナの万年筆は、他メーカーと違ってクリップがだいぶ平たい板状のデザインなのです。
だからこんなこともしやすいのは新発見でした〜。
番外編オマケ写真です。
上が極太、下が今回の超極細。
同じセンチュリーの万年筆ですが、横から見る景色はこんなに違います。
面白いですね〜
●その他関連過去記事:手帳絵日記5月編 +「手帳で楽しむスケッチイラスト」を読みました。← この作業にも、文字書き部門で現在たっぷりと使用中。
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○Amazonで買いました。
UEFペン先は、ブルゴーニュ・シャルトルブルー・黒の3色の軸から選べますが、それぞれ微妙に売価が違うのでご注意を。
→ プラチナ センチュリー 超極細
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