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2016.07.17

黒漆軸の万年筆を使いはじめました。(カスタム845)

1月早々の話なのですが、なんだかいきなり今年の最初で最後の大物になりそうな(と、希望したい...)ペンを入手してしまいました。
気になっていたので「いつかそのうち」とずっと思っていたのですけれど。
たまたま実物をじっくりと眺める機会があり、やはり姿がカッコいいなあと。

カスタム 845 | 製品情報 | PILOT

DSC01661

つやつやした黒漆の塗りで、ふんわり温かな触感です。
届いた当初は中屋万年筆の時にも覚えのある漆の香りがほんのりとあったのですが。
半年以上経った今は消えてしまったなぁ。

どちらかといえば細身の軸だとは思います。
モンブランの149とほぼ同じ長さ
(つまりけっこう大型。ペリカン800より長い...)にも関わらず、
「あら」
と言ってしまったほど軽いのは、エボナイトの軸だからでしょうか。

IMG_3101細長さの割に軽い ということに慣れるのに少々時間がかかったのは確かです。
しかし後ろにキャップ
(さすがにカスタムのシリーズでいちばん立派なこともあり、金色パーツが分厚くて立派!)
をつけるとバランス的にはだいぶ引っぱられます。
というわけで、このペンは「軽い軸が好きな人」のほうが向いている気がするのですが、どうでしょうか。

ペン先は15号というパイロットの万年筆の中では一番の大型で、今まで使ったことがありませんでした。
カスタム845の場合は18K製です。
軸そのものと同じようにシュッとして長い。

手に伝わる「ペン先の長さ」が特徴的で面白いのです!
ペリカンやモンブランの大型軸では感じないのは、横幅も有るからなのかな...


今回は細字を選びました。
現在個人的流行の真っ最中であるEFペン先が存在していたら、
きっとそちらを狙っていたかもしれません。
(しかしあいにく845のラインナップはBB/B/M/F字の4種類。)

太軸には太めの線幅を合わてこそ というようなことはよく聞きますが、この845の場合は細字でもアンバランスさは全く感じないスマートなデザインだと思います。
細字向けの大型軸!と言ってもいいくらい。
私にはとても実用的に使っていけそうです。


値段が値段なのでAmazon買いは勇気が要りましたが、ペン先のコンディションは大変良く、ラッキーでした。
フローも良いので細字でもインク色がよく映えて、書き味に微塵も不満無し。

ねっちりと紙に沿う、丸くマイルドな感じはいかにもパイロットのペン先の特徴でもあり、
こんなにスルスル滑らかなのは18Kペン先だから? などと素人考えで浮かれたり。

「やわらかい」とか「しなる」とまでは思わないんですよ。
しかし、僅かにふわんと弾む、吸い付くような書き心地がとても上品です。
ああ良いな。

DSC01668

ちなみに、布張りの箱はなかなか立派でした。
(内部もフサフサ!高級ハムとか洋酒が入ってそうな...)

それ以上にうおぉと思ったのは同梱品で、つまみ含めた上半分のパーツが黒色のcon-70です。
あまりのお揃いぶりに、845専用デザインなのかしら!
とわくわくしたのですが、調べてみるとこの黒つまみバージョンは海外で普通に売っているパーツ配色なのだそう。
これも大事に使わなければ。

・・・と言いつつ、青インクのカートリッジが手元にたくさんあるのでいまだ出番がありません。
(パイロットの青、色彩雫が束になってかかってきても私は一番好き。)


IMG_3095それにしても、一番ありがちとも言える黒 - 金な配色の万年筆(しかも国産メーカー品)の見かけに、ここまで惚れ惚れとしたのは初めてかもしれません。
2つの色の深みがとても素敵なんですよ。

このカスタム845は、恒例の「世界の万年筆展」などを機会に何度か青や緑といった違う漆色の軸でも限定発売されているようで、これまたずいぶん気になるなぁ。
現在も手に入るのは、アサヒヤ紙文具店さんで販売中の朱漆軸です。

パイロット カスタム845 万年筆 アサヒヤ紙文具店

今回の買い物でも正直かなり迷いました。
こちらでは、ウェーバリーやフォルカンといったペン先で手に入るのも大変に魅力ですよね。

●関連過去記事:パイロットのフォルカンペン先、楽しいです。:カスタム742で使ってます。好きなペン先です。

というわけで、カスタム845、予想以上に素晴らしい万年筆でした。

中字なども味わってみたいけれど、それを考え始めるともう「沼」なので(涙)。
この気持ちは今のところ、ずーっと下のほうに仕舞っておこうかと思います...

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Amazonで購入しました。
パイロット カスタム845 万年筆
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コメント

ほしのさん・・ やめてw
アサヒヤ紙文具さんの朱漆、忘れたつもりでいたのに寝た子を起こすようなこと!w
このお店、妹の自宅から徒歩で行けるところなんですよ。だから遊びに行っても、そちらの方角には行かないように避けているのです。

ナガサワのフェルモを黒漆にしたものの、朱漆がすっごく素敵だったので心が揺れてしまいます(;´д`)トホホ…
でも。今年はもう買わない。来年か再来年か…

投稿者: USA (2016/07/17 10:07:54)

黒漆のナガサワフェルモ、なんと素晴らしい...といつも思ってますけど予算がー!
(とか言っているうちに売り切れるのを待っている状態)

アサヒヤさんのほう、かなり以前から細字どころかフォルカンで狙っていたのですけれど、正直いってAmazonの割引に負けました...
次(!)は黒じゃない漆で狙いたいのでやはり第一希望になるかもしれません。首軸は色含めて完全互換みたいですし。
(ああー徒歩で行ける近所じゃなくて良かった)
しかしまあ私もこれ以上はアレなので、来年か再来年か...予定は未定と言うことで!(´Д`)

投稿者: ほしの (2016/07/17 14:39:32)

 この記事、見逃しておりました。flickrで845の画像を見て、もしや、と思い、過去記事からたどり着きました。

 実は、私も今さらながら気になっているペンです。M800や149をお使いのほしのさんだからこそのサイズ感の表現、大変参考になりました。742もそうですが、他社に比べるとパイロットのペンは細長傾向ですよね。

 ただ、次の目標を(長年の目標ですが)中屋にするか、845にするか、まぁ実際の購入価格はだいぶ違いますが、迷うところではあります。中屋と比べるとどうですか?中屋もエボ+漆なので、構成としては近いものがあるように思いますが。

 ちなみに、コンバーターのデザイン、知りませんでした。これは、パイロット65周年万年筆あたりで作られていた、「嵌め殺し吸入機構」のデザインなんですよ。CON-70が軸に一体成形された「吸入式」だったんです。ウチにも742くらいのサイズの吸入式カスタムがあります。中古でしか手に入りませんが、こちらの書き味はふんわりしていて好きです。

投稿者: しまみゅーら (2017/01/28 9:59:12)

万年筆の場合、ブログに書くタイミングでflickrに初めて載せることが多いので、ここから探していただけるとは おお〜流石ですねと思いました(笑)
ここで記事化してないせいで未だflickr掲載を待機しているペンも何本かありますのでご期待ください....!

購入1年になりますが、845はとても満足度高いです。
軸の見た目だけでなく、18K大型ペン先の書き心地が、これまで使ったことのあるパイロット製ペンとはひと味違う心地良さです。

845と中屋の場合、やはりコストパフォーマンス的なことが1番大きく、Amazonならば3万円代後半で買えたことが選択の理由です。
この年の別記事に書いてますが、元々持っている中屋軸のペン先交換+首軸に象嵌を入れるカスタマイズだけで似たような価格になりましたから。

予算のことを抜くならば、「プラチナとパイロットの書き味 どちらが好きか」だけがカギになると思いますが‥‥
個人的な思いとしては、中屋は別格なので。
いつか再び、まとまった予算をかけて目指したいと思ってます。

投稿者: ほしの (2017/01/28 14:53:56)

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