最近の映画鑑賞3本分まとめ(ゴーストバスターズ+X-MEN+ゴジラ)
夏の運動部門(1日2万歩以上活動するイベントの数々)は先月末で完了したので、淡々と映画館に通っています。
まずはこの1週間で3本も観たので、感想を記録しておこうと思います。
昨晩行ってきました。
当初は「どうしようかなーまあいいか夏休みだし」くらいの感じで出掛けたんですが、予想していた以上に面白くて好きになりました!
○映画『ゴーストバスターズ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
かの有名な1984年公開の作品が、登場人物を女性にして再制作されたもの。
映画雑誌などで当時の流行は知っていたけれど、実際の鑑賞はそのずいぶん後のテレビ放映とかだったんじゃないかなー
現在NetflixやAmazonプライムなど、配信サービス系では旧作が置いてあります。
「ちょっと予習に」と見てみましたが、特撮をはじめとする映像の古めかしさにびっくりしたよ。
今作で特に印象に残ったのは、特殊効果のカラフルな美しさ。
幽霊達が体中から発するオーラのようなもの(エクトプラズムっていうんだっけ?)だとか、幽霊退治用光線銃が放つビームetc.
暗い場所でぴかぴかと鮮やかな光が渦巻いて、まるでディズニーランドの夜パレードを眺めているかのよう。
あのゴーストバスターズを最新の技術で作るとこんなふうに進化するのだなあと感動しました...
エンドロールも終始凝った作りだったのも良かったです。
もちろん俳優もさりげなく豪華で。
エンジニアのホルツマンさんが人気と聞きましたが、私はエリン博士のああいう真面目キャラクターが好きです。
(喋り方などがとても記憶にあったので、前半でずーっと考え続けていてやっと「宇宙人ポール」に出てたおねえさんだと気付いた!)
女性陣の頑張りがフィーチャーされている作品ではあるけれど、会社の受付役であるクリス・ヘムズワースの間抜けぶりが最後の最後まで素晴らしい。
アメコミの主役からちょっと"足りない"感じの端役まで、どんな仕事でも引き受けるタイプの俳優さんなのだな...と心配になったほどですよ。
ますますファンになってしまいました。
私もエリン博士と同じく、ああいうのに弱いんだな(笑)
ほどよく軽くて楽しめる万人向けな娯楽映画なので、お盆休み娯楽としてもおすすめな映画です。
○ゴーストバスターズ (2016年の映画) - Wikipedia
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
X-MEN: ファースト・ジェネレーション 、 X-MEN: フューチャー&パストに続く、「前日譚三部作」の最後となり、これをもって2000年(そんな昔だったっけ!)に公開された第1作目のX-メン3部作へ話が続く仕組みなんだとか。
・・・という壮大な円環になっているストーリーを頭に入れておくと、登場人物達の若い時代を今作で更に楽しむことが出来ます。
うーん、大変だ。
とはいえ、今までのを見た人なら分かる「ああこの時点でこの人達は出会ったのだな」等々の(シリーズファンには嬉しい)タイミングが随所に出てきます。
その後の作品上で主役級へ成長するキャクター達が今までになく多めに出てきます。
全体的に詰め込みすぎで、話が薄くなっている感があるのは残念かも...
今回楽しみにしていたのは、ジーン・グレイの若いとき役をソフィー・ターナーが演じていること。
ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でサンサ・スタークをやっている美しいお嬢さんなのですが。
はじめて今回作品の予告篇で知ったときは、ドラマの中では幸薄くて弱々しい役どころでした。
「この人だと、あんまりジーン(しかも、大人時点を演じてるのがファムケ・ヤンセン)のイメージじゃないよなー」という違和感があったのです。
しかし一転、今年に入ってドラマの最新シーズンの中で反撃を開始し、そのうち女王にでもなっちゃうんじゃないの?というほどの力強いキャラクターに成長して目が離せない存在になってしまいました。
その様子がX-menでのジーンの力強さにリンクしてきていて、もうピッタリの雰囲気。
今が旬のドラマ人気にあやかっているのだろうか?と思うほど、今回はジーンが念動力で頑張る場面が長めです。
(ゲーム・オブ・スローンズのファンから見ると、そのまんま彼女の役柄がミュータント化したようにも見えて興奮する!)
その他、むちむちぶりが復活しているジェニファー・ローレンス演じるミスティークや前作より更に活躍するクイックシルバー君、体から火炎を出すサマーズ兄弟、なんとこんな理由で毛が(以下略)と驚いたプロフェッサーXなどなど、気になる人たちのエピソードが山盛りで。
これ以上ないくらい強そうな設定の悪役が、それをじっくりアピール出来ないままにやっつけられてしまったのが惜しい。
この、次々出てくるミュータント達でごちゃついている感じもX-menの魅力の1つなので、それ込みだとじゅうぶん楽しめると思いました。
旧シリーズを更にリブート版として今後も新メンバー構成で作り続けるのか、他のメンバーでのスピンオフが出ていくのか、どうなるのかなあ。
毎回楽しいし、出てる人達も好きなので、これで終わりにはして欲しくないです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ネット上ではけっこう熱狂している人が多くて、あんまりこういうこと言えない雰囲気なんですが....どちらかといえば、(総合的に言えば)苦手なほうだなあという感想。
ドラマとしての面白さは本当に良くわかりました。
日本に暮らしているからこそ身に染みている、社会のいろんなことがほどよく反映された内容がとても器用に再現されている気がします。
これ、外国で上映してもわかってくれる内容なのかなあ?政府の右往左往な感じとか、日本独特なものがあると思うんだけど...。
一度見たくらいでは恐らく気付かないであろうコマカいところまで、
あえての"ツッコミどころ"、"謎は謎のままに放置するであろうところ"が、いくつも用意されているのもまさに庵野監督作品ならでは。
鑑賞後、いろんな人がいろんな角度から考察している文章をSNSやブログでたくさん読みました。
いやーすごい。こんなに論点を含んだ作品だとは思わなかった。
私は、TV売場で各局緊急ニュース番組をやっているところに一台だけテレ東のごとくアニメ(安野モヨコさんの「おチビさん」!)をやっているのがウオォこれもイースターエッグ的仕掛けなのか?と感心したんですよ...まあそれぐらいしか"仕込み"に気付けなかったんですけれど...。
それでも、「ああダメだ」と思ってしまうのは、ゴジラがあまりにも生き物っぽく作られていたのに驚愕したからです。
着ぐるみとかソフビな感じは皆無で、とにかくなまなましいのには参りました。
変態していく過程とか、内部が燃えてる表皮の感じとか、魚みたいな目玉とか、巨神兵のごとく全身からビームをぶっ放すところとか、生理的にものすごく受け付けない怖さがあってなぁ!
※個人の感想です↑※
正直言って、ゴジラの都合で上陸したわけでもない(かもしれない)のに、自衛隊にじゃんじゃか撃ち込まれるのが可哀想になってくるほどのイキモノ感。
ああいう「未知のものがナマっぽい」感じが私はとってもつらいのです!
そういう意味でエヴァンゲリオンも怖いので、むしろ術中にハマった褒め言葉として受け取って頂きたい...
今のところは、繰り返し鑑賞して新たな発見にわくわくしている人のネタバレ感想や、個性的登場人物のファンアート、いくらなんでもそれは考えすぎでは?!というほどの深い考察文等々をネットで見せて貰うのがとても楽しいです。
石原さとみ演じるあの役柄はなにかと話題になってるツッコミどころの1つですが、夫によると「"小さい頃にあっちに住んでた"というくらいには上手」な英語なんじゃないの、だそう。
まあこまかいことはどうでもいいや、可愛いし。と私は思います。
続編があるのかわからないけどそのときもやっぱり、「うわああ怖いー」とか言いつつも恐る恐るゴジラのその後を確認に行ってしまうのだろうなあ。
ラストのあのシーン、そんなによくは見なかったんですよね。だから気になる...。
---
| 固定リンク
コメントを書く
★コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。
コメント