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2016.10.30

KindleOasis、楽しく使ってます。

4月の末頃に発売になったKindleOasisですが
「欲しい....でもすごい値段だ!」
という衝撃で、かろうじて冷静になったのです。

しかし、ぼちぼちと購入者によるレビューをネット上で眺めるにあたり、ふたたびじっくりとAmazonページを見ると。
私の欲しい「メルロー」というワイン色革カバーを使ったものは5月初旬時点で既に「入荷は8月20日」という表示が。
品薄作戦かしらと呆れたのですが、この出荷予定ならば夏までの3ヶ月の間にキャンセルする自由もあるわけで。
一応、購入を申し込んでおいたのです。
(一応ですよ。)

その後、軽く忘れかけていた6月の終わり頃に突然「予定より早くお送りできることになりました」の知らせが!
ヒャー!

Kindle Oasis Wi-Fi バッテリー内蔵レザーカバー付属 メルロー

というわけで、久々にKindle専用機を入手です。
(予定外の早々に到着したおかげで、米国旅行にもこちらを持っていけて快適でした)

それまでは、2013年版のKindlePaperwhiteを使っていました。
電車内で、iPhoneの小さな画面で読んでいて目を回して以来、外出時は必ずKindleを荷物に入れるようにしてるのです。
しばらくは充電しないで済むPaperwhiteの電池もちの良さとクッキリ明るく(拡大文字でも!)読みやすい画面で、読書率もかなり上がりましたよ。
重さに関係なく、好きな本をもれなくどっさり持って歩ける という満足感も多し。

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さてKindleOasisですが、取り外しできる革カバーは外付けの予備バッテリーも兼ねていて、本体とのセット売りです。
(本体にもバッテリーは入っているので、より軽く薄く持ちたい場合は本体のみで使うことも出来ます。
 稼働時間はカバー付きよりはだいぶ短くなるようですが。)

カバーは3色の革で用意されており、質感はなかなか良いです。
茶革:ウォルナットのみ表面が起毛加工されているとのこと。
私が選んだメルローは、うっすらと黒っぽいマーブル模様が入った深めのワイン色です。
全体に小さめのシボが入っており、蓋の中央にAmazonマークの型押しがあります。
硬い機体にぴったりと貼られている感じはありますが、手触りもほんのりと柔らかくて革の香りも。
本体裏側の凹みの中へ、カチリとマグネットではめこむ形状なので、外付けカバーと言うよりは「これで完成形」な一体感があります。

ちなみに、上の写真、右側に置いたのはB6のノートです。
Kindleの他機種と違い、上下の枠巾も狭いので正方形に近いコンパクトな雰囲気が気に入ってます。

本体のみだと下写真のような感じ。
こうしてみるとかなりの薄さですよね。
131gという超軽量設計なのです。カバーをつけると+107g

「読むときはカバーを外して本体のみ。バッグにしまうときは追加充電を兼ねてカバーにつける」
というのが、より軽く持つためのお約束であるようなことをレビューで読みましたが、ちょっとそれは面倒かなあ。
カバー付きでも相当に軽いし、わりと強力にくっつくので、私はそのまま派。

太くなっている部分を利き手側に持つと、こちらに重心が入ることになり、ぺらっぺらに軽く感じて怖くなるほどです!
もちろん、画面ごとクルッと自動でひっくり返せるのでどちら側の手で持ってもOKです。


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このように、画面と枠の段差が全く無いというのも見た目スッキリに貢献しています。
他機種のKindleと同じく、画面を触ることでページめくりも可能ですが。
Oasisの特長として、利き手側に用意されためくり専用の物理ボタンがとても使いやすいのです。
上下位置でページを進む/戻るの各機能が設定されています。
変更も可能ですが、手の大きい私は上側を次ページへ進むほうに割り当てています。
このボタンでライブラリ画面のスクロールも出来ます。

以前の機種(2013年版Paperwhite:212ppi)に較べて解像度も上がって300ppiとなり、文字のエッジがシャープになったように感じます。
うしろのLED灯が10個に増えたので、場所によってほんの少し暗い場所があったPaperwhite時代の画面ムラが皆無となりました。
(ちなみにLEDは現行Paperwhiteで4個装備)
よりぺったりと一様である、アナログの紙的平面さの上に文字が印刷されているかのようで、読み心地はかなり向上しました!

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私が選択したのは「キャンペーン情報(広告)無し」のWi-Fi版です。

月30分の利用で数ヶ月バッテリーがもつそうですけれど、まあ確かに全然減らない感じはありますが、長くなりそうな外出の前にはたまに(自発的に)充電してます。
Oasisの場合、本体側とカバー側、両方のバッテリー残量が表示されます。(カバーを外すと本体のみ表示)

バッテリーの予備やヘタり対策(というよりは、気分を変えて別の革色に付け替えたいという需要のほうだと思う...)の場合のためなのか、純正カバーのみの別売りもあります。


つい最近、Paperwhiteのマンガモデルなる新機種が出て、以前のPaperwhite+2000円で大容量化されたとのこと。
(この機種に搭載されているという、ページめくりが3割ぐらい速くなるというアップデートも待ちきれず手動にて入れてみましたが、Oasisはもともとキビキビ動くのであんまり体感できず...)

私は、雑誌や漫画(いわゆる「固定レイアウト」のデータサイズ大きめな書籍)はiPadかデスクトップ機のKindleアプリのほうで閲覧しているので、現在のKindle機には活字本のみ格納しています。
なので、100冊ちょっと入れていてもまだスカスカなのです。
容量に悩むにはまだまだ早いと言えましょう。
でも、近年中に4GBなんていう現在の容量、笑えるほどの昔話になってしまうんだろうな〜
長めに使うつもりではいますが、一生モノにはなり得ないのがこういう機器類の残念さです。

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レビューで多くの人が指摘しているとおり、Oasisの最大の弱みはその価格だと思います。

解像度も画面サイズも容量も同じPaperwhite機が、たまに開催されるプライム会員向けセールともなると10000円を切ることも。
他の件の仕様差をもってしても、そのお買い得さを考えると
「すごく良い!Oasisしかあり得ない!」とまでは推しにくい金額の開きがあります。

あえて言うなら、その使い心地の良さを体感して「すてきな革手帳や万年筆を持つ」という文具趣味にも似た、ひっそりした喜びがあるということかなあ。
こまぎれの待ち時間にサッと鞄から取り出したり、手に収まったときの絶妙なコンパクト感だとか、机の隅にポンと置いてあるときに"目が合う"ときの楽しみというか。
限りなく自己満足方面ですかね?

でもまあ、本を読むことも好きだからその体験の中に組み込むには充分ふさわしいと思えるし、Kindle機も日本発売前からの長年のファンだから。
(マニアとしては!)よい買い物が出来ました。

私は現在dマガジンで手一杯かつ読書スピードが遅めなので、Kindle Unlimited(読み放題)に加入はしていません。
そちら方面で最近いくらか不穏なニュースが流れたりしてちょっと心配ではありますけれど...Kindle本の販売はまだまだ続くことでしょう。
こういう素敵で便利な機器類の力を借りて、せっせと良い本を読み進めていきたいと思っています!

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