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2016.12.28
ボールペン用に、硬筆用ソフト下敷きを使っています。
購入して3年以上になりますが、キーボード下に置ける小さめサイズの革製デスクマット、もうすっかり机上の景色として馴染みました。
●購入時の過去記事:革のデスクマットがお気に入りです。(100% Leather Desk Mat)
上記事にも書きましたが、スチール机なので作業中の手がヒンヤリして置き場が無い...という問題の解決にも大いに役立っているんですよ。
ペンの書き心地もなかなかのもので、便箋やシステム手帳リフィルを1枚置いて万年筆などを使うのはとても楽しいです。
フワフワ柔らかいというわけでもないのに、ペン先がきちんと止まるので、紙に支えられてしっかり書ける感じ。
と、ここまでは良かったんですが、問題なのはボールペンの使用。
ここ1,2年、ペラで置いた紙にこまごま書き込む事務仕事も増えてきた上、システム手帳リフィルに作っている絵日記も、ボールペン使うことが多め。
(いま一番ハマっていて何かと手にとることが多いのは0.38のシグノRT1なんですが、その他どんどん発売される各種ゲルボールペンを試すのは楽しいし...)
ボールペンは、万年筆と違って筆圧をグイッっとかけて書いたほうが気持ち良い気がするんですが、これをやると、あっという間に革の上が凹凸してきちゃうんですよね。
時間が経つとちょっと戻るのですが、それでもだいぶ貫禄がついてきてしまいました。
今のところ、ガタついて筆記に支障があるというほどでは無いんですが、凹みの中にホコリが入り込むとなかなか取れないということも、気になるように。
革が濃いめの焦げ茶なので、埃の白っぽい粒が目立つ時があるんですよね。
凹んだ谷の底にはまりこんでいるので、指で払ってもなかなか取れないんです。
これを掃除用に、柔らかめの古ハブラシに紐をつけて机の脇にぶら下げてます。
キーボードの隙間掃除にも使えるので便利...
というわけで、「ボールペンの時専用」に購入してみたのがこれ。
柔らかい素材の透明な下敷きです。
○ORIONS 硬筆用ソフト透明下敷 A4 NO.1204←Amazon
硬筆用の下敷きについては、素材や価格も検索してみるといろいろあることに初めて気が付きました。
(これらを使って絵を描くことも含めて)趣味や仕事に使う方も多いのか、非常に詳しいレビューの数々を読むことが出来たのは有り難かったです。
今回は購入しませんでしたが、素材の違うもうひとつのタイプの下敷き(A4判 ソフト下敷き(事務用) NO.1304)のほうに、筆記感や経年劣化具合などの使い較べレビューを長文でまとめた方がいて、これは大変参考になりました。
あちらのほうが柔らかで薄い感じなので、並行して使ってみようかしらとも思ったり。
今回購入品のものは、PVC:ポリ塩化ビニルで出来ており、無色透明です。
もしかして、テーブルに敷いてあるビニールマットと同じ素材じゃないか...と気付きました。
厚みも2mmあるので、がっしりと重めなのです。
(その分、動きにくいので安定します)
ノートのページの間に挟むというよりは、デスクマット的に机へ直で敷くのが適切な使い方でしょう。
書き味は、想像していたより少々硬いかも?と思いました。
ボールペンのペン先がぐっと沈む程にはソフト感はないのでむしろ疲れにくく、紙も凹みません。
革マットに較べるとペンの走りも滑らかで、いかにも"人工素材"的な感触もある。
革には敵わないなあやっぱり...とは思うのですが、理にかなった使いやすさが抜群です。
購入以来3ヶ月、特にボールペンの用事にはガシガシ使っているのですが、凹みや傷が全く付かない!
裏側のインクなどが転写されて部分的に汚れたときは、台所用洗剤とスポンジでサッと洗えばツルピカの新品同様に戻るのも気持ち良いですよ。
A4サイズなので、使わない時はどこかの隙間に仕舞っておけるのも便利です。
というわけで、
「革のデスクマットは敷居が高い」
と感じている方にも、こういう数百円のものを一枚下に敷くだけでも作業効率や筆記の楽しさがグッと高まるのでオススメです。
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2016.12.24
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を観てきました。
○ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー←公式サイト
とても良かったです。
一応、予備知識として『「エピソード4/新たなる希望」の開始10分前までの話』というのだけ頭に入れて出掛けました。
スター・ウォーズそのものでなく「外伝」としての位置づけのようですが。
ここまで強力に本編を補強してくる話だとは!
エピソード4というのは、日本で78年に公開された1作目のことです。
うちには、だいぶ昔に買ったけど近年は全然見てないエピソード4-6のDVDボックスがありまして(夫が旧三部作のファンなのです)
帰宅後に早速EP4の上映会となりました。
ローグ・ワンの最後とEP4の冒頭、もう完全につながってました。
(頭の中でガッシャーン!と連結音が聴こえました)
EP4、最初のあの黄色い文字が流れていくオープニングクロールなんて、「ローグ・ワン」の中の社会事情をそのまんま解説してるじゃないですか。
もう40年前にネタバレしてたというね...
というか、あの筋書きを今回映画化したということなんだな。
「ローグ・ワン」での多大な辛苦や犠牲や達成を経た後に続いていくEP4は、私にはまるで違う重さのスター・ウォーズになってしまいました...
これまでずっと、デス・スターの意外な脆弱性にほんのり矛盾を感じていたのですが、ここまでが大変だったのよ〜と説得された気分。
予習としてEP4を見る必要はないんですが。
むしろその後につなげて見ると全編・後編的に壮大なスケールを味わえそうです。
という具合に、外伝ながらも本編との密接度が高いので、昔のスター・ウォーズのことを知らないとちょっと感想は違うかもしれません。
話自体は、「勝ち目のない闘いだけど、後世のためにとにかくやれるだけやる」的な悲惨さがあるし。
目的を遂げるために次々に倒れる仲間や、裂かれる親子、ロボットの人間への献身etc. わりとベタベタに「泣かせたい」路線を踏襲しすぎている感もある。
魅力的な登場人物ばかりですが、そういうストーリーなので...
私の場合は、何回も通って楽しく鑑賞したいというタイプのお話ではないかなあ。
特殊効果もとても良かったです。
今どきのハリウッドSF大作に通じるスーパーリアルな演出はほどほどに封印して、EP4への接続を考えてクラシックな感じにする工夫も感じたし。
フェリシティ・ジョーンズは、インフェルノでもヒロインだったし、現在旬の素敵な女優さんですね。
マッツ・ミケルセンがお父さんとして出演するとは知らなかったので、「おぉ」となりましたが、これがまた良い役なんですよね(涙)
座頭市を思わせる盲目のお坊さんの超人ぶりもなかなか...(そしてやはり涙)
そして今いちばん私が気になるのは、(元)帝国軍ドロイドのK-2SOです。
シュッとしててかっこいいけど、あの立ち位置は完全にタチコマです!
Amazonで検索するとフィギュアはいろいろあるみたいなのでどれにしようかなあと検討しているところですよ!
というわけで、なんだか久々に(ある意味)わかりやすくて、そのぶん心を動かされたスター・ウォーズを見ることが出来たなあ、と満足しています。
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2016.12.03
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を観てきました。
○映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』オフィシャルサイト
ハリー・ポッター関連は、私はそんなに詳しくない(原作も最初の一冊くらいしか読んでない)んですが。
しかし気付けばおよそ10年にわたって、全作品を映画館で見たんだなあと感慨深いシリーズです。
ハリー達が学校で使った魔法生物を解説する教科書「幻の動物とその生息地」の著者が主人公ということで、今作は、(ハリー・ポッターの時代より)約70年遡った世界とのこと。
この映画の何がすごいってやはり、魔法の生物が入り乱れる世界を再現する視覚効果技術だよなあと思っています。
ハリー・ポッターの1作目の時に較べればもう格段に技術が進んでいるので、 「魔法」の現象の数々が大迫力で美しく描かれていて。
前日譚な話とは思えないほど新しく感じます。
これはTV画面じゃなく映画館で観ないとダメです。
IMAXで見ても良かったかなあ と少々後悔しているほど。
(2D字幕版で鑑賞しました)
今作は、主人公のトランクから逃げ出して大暴れする魔法生物達をポケモン的に"回収"していく件が話の軸になっているのでわかりやすいです。
イキモノ達がもう本当にどれも良い感じに個性的なキャラクターで、重要な役割を果たしていきます。
ヒカリモノを見つけ次第おなかの袋に溜め込むニフラーさん(見た目がカモノハシ)が一番好き。
草木生物のピケットも可愛い!
主人公を演じるエディ・レッドメインは、劇中では二十歳そこそこくらいに見えるのですが実年齢は34歳なんですね。
既に出ている作品でいろんな賞をとっている名優ではありますが、今作での"若見え効果"にびっくり。
個人的に嬉しかったのは
「これもしかして"中身"はロン・パールマンなんじゃないか?」
と密かに思った登場人物
(ゴブリンぽい種族の役なので人間ではない見た目効果が施されている。でもうっすらと「ちっちゃなヘルボーイ」な感じ...)
帰宅して調べたらその通り出演されていました。
良いねぇ。ぴったりです(笑)
この作品、関連書籍や特集された雑誌は現在山のように出ています。
私が今回読んでみたのはpenの先月刊行されたもので、作者/制作者/出演者への関係者インタビューが充実していた大人向けの内容だったのが気に入りました。
○Pen(ペン) 2016年 11/15 号 [ハリー・ポッター完全読本。]←Kindle版も有り
...にも関わらず、肝心の原作翻訳本は販売終了して品切れなんだよなあ。勿体ないです。
上にも書いたとおり、「幻の動物とその生息地 」はハリー・ポッターが学校で使用している指定教科書という体裁
(使用したハリー達の落書きが随所に書き込まれているという凝りよう)
なのでハリー・ポッター開始時から刊行されている本なのですが、今になって定価(税込669円)では手に入らないのは残念に思います。
○Fantastic Beasts and Where to Find Them (Hogwarts Library books)←Kindle版の原書なら安価なので一応メモ。
○Fantastic Beasts and Where to Find Them: The Original Screenplay←こちらはシナリオ版で、来春には翻訳出版されるそう。
こちらのほうが映画の通りなので、後からなら読みやすいかもしれないです。
ファンタスティックビーストの名を冠したシリーズはこれからも続いていくとのこと。
(最後の最後にあの俳優もドドンと出てきたことだし、次作の期待も高まります。)
VFXの更なる進化を見守るにも良い作品群となりそうですが、ハリー・ポッターが回を重ねるにつれて暗く重い展開になっていったのは、ちょっとイヤだったんですよね。
これと同じパターンを踏んで欲しくない気がします。
かわいい魔法生物達と毎回賑やかに騒いで頂きたい!