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2017.01.31
「ドクター・ストレンジ」を観てきました。
ようやく今年初の映画鑑賞でしたが、先日の週末に行ってきました。
○ドクター・ストレンジ|映画|マーベル|Marvel|←公式サイト
2D字幕版で見ましたが、けっこうすごいグルグルなCGの連続で、「これIMAXだったら酔っ払うわ...」と確信した程です。
かつてクリストファー・ノーラン監督の「インセプション」を見たとき、垂直に立ち上がったり折れ曲がって倒れてくる街の風景にうわあスゴイ〜と感動したものですが。
今回はあれがそのまま何十倍も強烈になって、次元が引っかき回される浮遊感を味わうことが出来ます。
つい最近来日のマッツ・ミケルセンが、会見の席で魔方陣の盾みたいな飾りをどうしていつも持ってるのかなーと思っていたんですが、映画を観て納得です。
この方は、やっぱり冷酷な悪役のほうが似合う気がするので、今作はとても良かった...
腕のまわりでくるくる回るあの光のCGも綺麗だったな〜
ほんと、こういう「魔法の世界がそのまま視覚化出来る技術」がある今だからこその作品なのだ!
と思いました。
○「ドクター・ストレンジ」マッツ・ミケルセン来日、ジャージ着こなす秘訣を伝授 - 映画ナタリー
名医として大活躍し、傲慢だった主人公が事故に遭う場面はとてもリアルで悲惨です。
その後の怪我の経過も含めて、私にはちょっと正視できなかった。
(手術シーンetc.この方面の"痛い"場面が苦手な人にはキツいと思います。)
彼がこの件からいかに這い上がって悟りを開いていくか、というのが主軸の話になるわけですが。
きらびやかなVFXに目を奪われてしまうとそれでお腹いっぱいになり、あまり哲学的な解釈までは頭がまわらないかもしれません...
なので、後からゆっくり思い出しつつ他の人の感想を読んだりして
「ああそうかーそんな意味があったのかー」
とわかった感じも有り。
カンバーバッチさんは相変わらずうっとりと聞き惚れてしまう良い声でした。
やがてアベンジャーズのチームへつながっていく話が、エンドロール最後まで続いていくので離席にご注意ください。
今後の続編で、どんな話に展開していくのか楽しみです。
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2017.01.27
フランクリン・プランナー使用(ほぼ)1ヶ月目の感想 + シグノ307がお気に入りです。
年初からスタートしたフランクリン・プランナー(1日1ページ版)、そろそろ1ヶ月近い経過になりますが快調に使い進めています。
●関連過去記事:来年の1日1ページ手帳はフランクリン・プランナーでやってみます。
1月始まり版から、従来よりかなりサッパリめにデザイン変更された件は上の記事にも書きましたが、これがとても書き込みやすいのです。
罫線が非常に細いので目にうるさくないし、下部の空白部はいわゆるドット罫線なのですがこれまたじっと目をこらさないとよくわからないほど薄ーい印刷。
ページ上部の"偉人の名言"も、たいへんに小さく控えめなフォントサイズなので、目からちょっと離して(←rogan)読んでみては「いい言葉だ」と感心してみたり...。
あとこれはもともとのデザインの時からそうだったのですが、右ページと左ページ、書き込み欄の位置が対称になっているのも面白いです。
同じ1日1ページでも、綴じ手帳版(オーガナイザー)のほうでは左右対称ではありません。
システム手帳リフィル版ならではの工夫なのだと思われます。
当初は、手や目が混乱して使いにくいんじゃないか?と予想していたのですが。
1日のタスクを書き込む側
:=考えを練りつつ、最もじっくりと書き込まなければならない位置:
が、左右ページとも綴じリングから遠い場所にあるのはなかなか合理的だと気付きました。
「金具が手に当たって邪魔」
というシステム手帳が避けられてしまう永遠の課題が、こういうところで(可能な限り)回避されていることにホホゥと思い、すっかり慣れてしまいました。
用紙は、以前も書きましたが
「薄過ぎず厚過ぎずのOA用紙っぽい」紙質が特徴です。
手帳用紙特有の"薄く軽く"をそんなに熱心には目指していない
(ので、一年分をバインダー1冊に綴じるのはまず無理。入替が効くシステム手帳だからこその)、厚みとコシがちゃんとあります。
万年筆も無難にこなせるのがいいところなんですが、それ以上にボールペンの使用率が上がりました。
ゲルボールペンなども滑らず裏抜けず気持ち良く書けます。
いろいろ試した中で今いちばん「良いねえ」と思っているのがシグノ307という"新しめのシグノ"で、比較的最近出た0.38という線巾のもの。
○『ユニボール シグノ 307』 極細0.38㎜|2016年|プレスリリース|三菱鉛筆株式会社
○ユニボール シグノ 307 | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
普段からシグノ RT1というノック式のシグノを愛用していますが、「307」は新配合のインクのもの。
もうスルッスルに滑らかに書けるのです。
ざっくり感想で言うと、ジェットストリームがちょっとみずみずしく柔らかくなったような手応え。
今までのシグノとはまたちょっと違う感じです。
同じ0.38でもRT1より更に黒色が濃いのが良いです。
書いた線も若干太めに、しっかりとインクが出る印象です。
ラバーグリップの上に更に凹凸がつけられているクドさで、正直さほど格好いいとは思えないデザインなのですが
(0.5や0.7の黒ベース軸のほうが見た目は良い感じがします...)
これがけっこう手指が滑りにくく書きやすいのでした。
いずれ他のシグノと同じように0.28の超極細が出るのかもしれませんが、このインクの濃さと滑らかさなら快適に使えるんじゃないかと期待もしています。
もちろんこれも他のシグノ(ノック式)と同じく、多くのゲルボールペン軸と換装可能ですので、まずは替え芯だけでもお試し推奨な気がします。
おすすめな換装軸は、当ブログでも何度かご紹介のリバティ(すべすべとローラーボールに近い筆記感なので0.5や0.7芯でもおすすめ)、
パイロットのカヴァリエ(持ち歩きしやすい高級感あるコンパクト軸)でしょうか。
どちらも問題なくそのまま付け替えできます。
●関連過去記事(換装系):
・オートのリバティ(水性ボールペン)を使っています。
・エナージェルのボールペンが最近気に入ってます。(リバティ軸へ換装+3色軸を買ってみました)
・カヴァリエのゲルボールペン軸が気に入ってます。(東急プラザ銀座で買いました)
僅かな書き心地の違いではありますが、RT1と気分によって使い分けられることも楽しいです。
というわけで、最近はシステム手帳のペンループに常駐で差しておくことが多いボールペンなのでした。
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2017.01.21
「翻訳できない世界のことば」を読みました。
ペンや手帳ネタ以外にも、時々「こんな本を読んでます」という感じで本の写真をSNS上に出すことがあるのですが
(「こんなおやつを食べてます」のほうが圧倒的に多いけど...)
最近上げた中で、思いのほか反応が大きかったのがこちら。
近所の書店で偶然手にした本ですが、面白かったです。
売場でどんどん読み進んでしまって、立ち読むのも疲れてきたのでそのまま買って帰ってきました。
○翻訳できない世界のことば←Amazon
厚めの絵本のような体裁になっていて、見開きで1語づつが素敵なイラストと解説で飾られている(ので、どこから開いても楽しめる)内容です。
その国の文化や国民性ならではの、ある状態やものごとを表すことばがたくさん載っています。
(原語+読み方のカタカナも表示されてます。)
マレー語で「バナナを食べるときの所用時間」
フィンランド語で「トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離」
なんてものを表現する単語があるなんて面白い!
上記のような豆知識系も楽しいのですが、どちらかといえば心情を示す言葉を中心に集められています。
おお、良いね!とふとしたときにページを開いてハッとすることが多いです。
曲名や商品名としてなんとなく耳にしたことがある言葉も多いです。
実はこんな深くて繊細な意味合いを持っていたのか...と感動したりも。
(逆に、これから何かに"お洒落な名前"をつけるための便利な辞典として、この本は使えるかもしれないですよ...)
私はSAUDADEという言葉が好きです。
若いときにはあまりわからず、今になって重さをしんしんと味わえる深みあり。
と、しばしぼぅっとページを見つめてしまいました...。
日本語でエントリーされているのは「木漏れ日」や「侘び寂び」「積ん読」等々です。
積ん読って日本独自だとは知りませんでした...。
「日本語ほど、ものごとを繊細かつ的確に表現できる言語は無い」
的な主張を見聞きすること、ありますよね。
四季があるからとか、文字の数が多いからとか。
しかし!
そういう感覚は奢りというものですよ。
実のところ、どの国の人も「自分の言葉が世界一美しい」と感じているはず。
言語として自分が一番理解している(=たくさん引き出しを持っている)から美しく使う方法も一番知っているわけです。
どの地域にも、古来からの歴史や生活を背景にして多彩な言葉が存在しているということに浪漫を感じます...
本書、
この言葉は日本語にも有るんじゃないかな?
こういうふうに翻訳できるんじゃないか?
と思われる表現もいくつかあったのは気になりましたが。
言葉の意味が"腑に落ちる感覚"もまた、読者個人の引き出しの数や人生(?)によって違うのかもね、と思い直しました。
大人になってから外国語を学ぶのはなかなか大変で、どんなに頑張ってもザバザバと記憶がこぼれ落ちていくことに唖然とします。
せめて日本語だけでも、読み書きを長く続けて引き出しが抜け落ちないようにしていきたいものです...
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2017.01.19
折り畳み布巾ハンガーが便利です。
ひと月ほど前に購入したものですが、けっこう活躍しています。
雑巾サイズの布を掛けるのに適した、スタンド式の干し台なのですが
・使わない時は畳んで薄〜くなる : どこかの隙間に収納しておける
・干し場所を簡単に移動できる : キッチン以外にも、浴室や陽当たりのよい窓際など
・見た目がお洒落、そこそこ重さもありしっかりとした材質
このあたりが良いなと感じているポイントです。
年末の拭き掃除中心の作業には、布類だけでなくゴム手袋やスポンジを置いて干す場所として重宝しました。
見た目は3種類あり、この全パーツ白色版にしたのはこれがAmazonで一番安かったからです...
黒ワイヤー版の他に折り畳み支柱部が木製+白ワイヤーのものもあり、かなり迷いました。
こういう単純なものこそ100均にある何かで代用できそうな予感はするのですが、まあこの使い勝手ならこの値段も仕方ないのかなという感じと見た目満足度はあり。
考慮点は、
ぺったり畳んだ状態でも巾が27センチ、高さが25センチほどあるので、届くと大きく感じると思います。
とはいえ、通常サイズのタオルを干せるほどの高さやひろげ巾はありません。
あと、頑丈な金属素材である分、重めです。
床置きなどした場合、小さいお子様のつまづきにはご注意ください。
○山崎実業 折り畳み布巾ハンガー プレート ホワイト 7979
○折り畳み布巾ハンガー←黒ワイヤや蝶番部が木製のものもあり。
大掃除シーズンが終わった現在は、窓の結露を拭いた吸水クロスを干す場所として日々稼働中です。
(普通のタオル類でも全く構わないのですが、効率を求めるならばカー用品売場にある洗車用のものが、いろいろ結露対策品を買った中では値段高めなほうなのですが、超オススメです!
水を吸ってどんどん重くなってきて絞るのも大変とのことなので、Sサイズのほうがいいです。
ちなみに上写真のものは、ドラッグストアのマツモトキヨシで2枚198円のマイクロファイバーぞうきんで、日常の拭きもの用。
クイックルワイパーの棒につけてモップ化できるのも便利です。)
加湿機をガンガン使うようになってから、毎朝の念入りなガラス+サッシ溝の拭き上げは、窓まわりのカビ防止に欠かせないと悟りました...。
春まで頑張らなければ。
[物欲&オススメ品 その3] | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック | ↑top
2017.01.11
フランクリン・プランナー用の赤革バインダーが届きました。
年末近い時期の入手でしたが、フランクリン・プランナー用のバインダーをひとつ新調しました。
1月始まりのリフィル(1日1ページ版)で現在快適に使用中です。
今回は、昨年にノートカバーで注文したことがある楽天のブラン・クチュールでオーダーしました。
さまざまな要望に応えてくれる
(各社手帳やノートに合わせたサイズで相談に乗ってくれ、ポケットや栞や色違い革etc.のカスタマイズも多様に提案されているのでわかりやすい。)
割には価格もリーズナブルで、丈夫なヌメ革製なのが良くて。
下記の過去記事にて詳しく感想を書いているので、ご参考頂ければと思います。
納期は、下記ノートカバーの時は3-4日で届いてその素早さにけっこう驚いたのですが、手帳切り替えシーズンの現在はさすがに「3週間」となっています。
●関連過去記事:ノーブルノート用にB6革カバーを注文しました。
○手作り革雑貨 ブラン・クチュール←楽天
フランクリン・プランナー用のコンパクトサイズリフィルの場合、システム手帳(バイブルサイズ)の「ワイド」という、いくらか横幅が大きめになっているバインダーがそれに該当します。
○システム手帳 バイブル 革 19mmリング ワイド / フランクリンプランナー / 国産フルタンニンドレザー バイブルサイズ
これを、ずっと欲しいと思っていた「ベルト無し」のデザインへ変更してもらうことが出来ました!
(差額無しでやってもらえました。)
外出に持ち歩くこともなく主に机上で使い、本棚に立てたり他の手帳と一緒に積んだりする使い方が多いので、私はシステム手帳はベルト無し派になりつつあります。
表紙の赤色は、上記過去記事で、茶色のノートカバー裏側用に控えめに使ってみたところ、予想外に深く大人っぽいボルドー赤だったので。
次に何かお願いする時は赤革メインで作ろう!と決意した非常に良い色なんです。
ということなので、この赤気に入りました。使うにつれてもっと濃く暗くなっていく予感もします。
リングサイズは19ミリのまま。
(これでもフランクリンのバインダーの割にはスリムに使えるので有り難いです。
1日1ページ版で快適に使えそうなのは半年分+といったところでしょうか。
レビュー欄を読んでみると、15ミリに変更している方も複数。
純正バインダーは多くが25ミリ程度なので、薄く軽く使いたい気持ちはわかる〜)
ペンホルダーも元々の規格の伸縮式のものです。
(サイズ要望可能な件かとは思いますが、細身の多色ボールペンくらいなら入る程度には直径が引き出せます。
万年筆だと、146のキャップ部分も通せました。←革が厚いのでクリップに掛けず、写真のセルロイドキンギョと同じく内側へ回した状態で。)
別料金カスタマイズでお願いしたのは、内側の革を表紙とお揃いの赤でなく、ナチュラルというベージュ色のものに変更したことです。
ほぼ日手帳時代に使っていた赤革(Rosso)カバーと同じ配色になりました。
開いたときパッと明るくて、これがなかなか良いです。
まだ元旦からの使用開始なので、新品そのもののピンとした硬い手触りですが、ほんのり柔らかい感じも表面にあってこれが楽しいです。
開き角度は、現在時点で完全水平とはいきませんが、近い角度まではいけてます。
そう遠くないうちにぺったりになりそうなので期待。
むしろ、革が厚く硬いので現在時点では、机に置くとちょっと半開きになってしまう...(上写真のように。)
まあこれも、ベルト無しデザインが新しい時にありがちな現象なので、革の馴れを楽しみに待ちたいと思います。
大型リングであるためか、かなりしっかりガチっ!と閉まるので若干怖いのですが....緩くて隙間が空いてるよりは安心感が違います(笑)
フランクリン・プランナー純正よりはいくらか巾も狭いので、無駄のないサイズであることも良いです。
あえて言っておきたいという点があるなら、ここの製品の場合、
縫い目ピッチが大きめかつ糸が太め、更にベージュ(濃いめの革色には限りなく白っぽく見える)糸で、これは何を選んでも共通の仕様です。
このあたりの雰囲気が好きかどうかで評価も違うかなという気がします。
(糸色が革に合わせて選べたりして、目立たないタイプを好む方もいると思うので...
今回内側を、元々の赤でなくベージュ色の革に変更したのもうひとつの理由は、裏側に見える糸目の存在感をやわらげるためだったりします。
わりと成功したように思いますよ!)
以前から持っているオイルクロコのフランクリン純正バインダー(2007年購入なので現在廃番です)も、ここ数ヶ月に渡って書き散らしたシステム手帳リフィルをまとめて格納する場所として便利に使っています。
25ミリのサイズは、インデックスをつけて整理すれば、かなりの枚数放り込んで自前データベースとして管理できます。
ジャストリフィルや小型リングにこだわるのとは対極に、こういう分厚いのもいいんだよなあ。
と、再評価しているところです。
フランクリン・プランナーの使い勝手など、新しい手帳類の感想はまた別の更新に分けようと思います。
●過去記事:来年の1日1ページ手帳はフランクリン・プランナーでやってみます。
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[文房具--手帳・ノート] | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック | ↑top