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2017.01.21

「翻訳できない世界のことば」を読みました。

翻訳できない世界のことばペンや手帳ネタ以外にも、時々「こんな本を読んでます」という感じで本の写真をSNS上に出すことがあるのですが
(「こんなおやつを食べてます」のほうが圧倒的に多いけど...)
最近上げた中で、思いのほか反応が大きかったのがこちら。

近所の書店で偶然手にした本ですが、面白かったです。
売場でどんどん読み進んでしまって、立ち読むのも疲れてきたのでそのまま買って帰ってきました。

翻訳できない世界のことば←Amazon

厚めの絵本のような体裁になっていて、見開きで1語づつが素敵なイラストと解説で飾られている(ので、どこから開いても楽しめる)内容です。
その国の文化や国民性ならではの、ある状態やものごとを表すことばがたくさん載っています。
(原語+読み方のカタカナも表示されてます。)

マレー語で「バナナを食べるときの所用時間」
フィンランド語で「トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離」
なんてものを表現する単語があるなんて面白い!


上記のような豆知識系も楽しいのですが、どちらかといえば心情を示す言葉を中心に集められています。
おお、良いね!とふとしたときにページを開いてハッとすることが多いです。

曲名や商品名としてなんとなく耳にしたことがある言葉も多いです。
実はこんな深くて繊細な意味合いを持っていたのか...と感動したりも。
(逆に、これから何かに"お洒落な名前"をつけるための便利な辞典として、この本は使えるかもしれないですよ...)

私はSAUDADEという言葉が好きです。
若いときにはあまりわからず、今になって重さをしんしんと味わえる深みあり。
と、しばしぼぅっとページを見つめてしまいました...。

日本語でエントリーされているのは「木漏れ日」や「侘び寂び」「積ん読」等々です。
積ん読って日本独自だとは知りませんでした...。


「日本語ほど、ものごとを繊細かつ的確に表現できる言語は無い」
的な主張を見聞きすること、ありますよね。
四季があるからとか、文字の数が多いからとか。

しかし!
そういう感覚は奢りというものですよ。
実のところ、どの国の人も「自分の言葉が世界一美しい」と感じているはず。
言語として自分が一番理解している(=たくさん引き出しを持っている)から美しく使う方法も一番知っているわけです。

どの地域にも、古来からの歴史や生活を背景にして多彩な言葉が存在しているということに浪漫を感じます...


本書、
この言葉は日本語にも有るんじゃないかな?
こういうふうに翻訳できるんじゃないか?
と思われる表現もいくつかあったのは気になりましたが。
言葉の意味が"腑に落ちる感覚"もまた、読者個人の引き出しの数や人生(?)によって違うのかもね、と思い直しました。

大人になってから外国語を学ぶのはなかなか大変で、どんなに頑張ってもザバザバと記憶がこぼれ落ちていくことに唖然とします。
せめて日本語だけでも、読み書きを長く続けて引き出しが抜け落ちないようにしていきたいものです...

170120

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