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2017.02.23
ほぼ日手帳ジッパーズ、3年を経て使用復活しました(カバーだけ)。
2014年版のほぼ日手帳に、革製:シャンパンゴールド色 のジッパーズカバーがありました。
光るものに引き寄せられる野生の本能(?)でつい、勢い込んで注文してしまったのですが。
案の定あんまり、いやほとんど使わずに3年が経過してしまいました。
●関連過去記事:ほぼ日手帳(2014)が届きました。
喫茶店のテーブルで手帳を広げる格好良い写真の数々をSNSで眺めて憧れは増していたものの、
基本、外で書きものも描きものもやらない(能率手帳とボールペン1本を持ち歩くのがせいぜい...の)私には、このような収納タップリなカバーは使いみちがなかなか思い浮かばなくて。
勿体ないことしたなあ。
しかしここにきて、”通院用ポーチ”として大変便利であることを発見。
「何故もっと早く思いつかなかったのか!」というほど使い勝手良いです。
左側、ポケットには診察券と保険証、予約確認証の紙片などを入れて出掛けます。
さらに病院に到着すると診察から会計まで、番号入りのレシートをその都度で発行されて順番を管理するシステムなため、それらもすぐ確認出来るよう、各ポケットに収納。
後ろの水色の冊子は「お薬手帳」です。
診察時に現在の症状を説明するためのメモも情報カードに書き込んでこのあたりに挟んでます。
右側の差し込みには能率手帳ゴールド、ペンホルダーにはだいたいいつもsignoのボールペンを入れてます。
後ろ側の札入れのような(大きめの書類を折り畳んで入れられる)ところには、会計後に発行される明細や領収書、処方箋などを。
このように使うにあたり気をつけている点は、カバーにもともとくっついているほぼ日手帳用の栞は邪魔なので後ろの札入れポケットに回して外に出ないようにしています。
あと、やはりこれも栞ヒモ関連ですが、能率手帳ゴールド側の2本がジッパーの金具に巻き込まれやすいので、これもやはり下にはみ出ないように畳んで差し込んでいることでしょうか。
そして極めつけは、「外ポケットにKindle Oasisがそのまま入る!」
待合室対策まで網羅している万能ぶりです。
1時間待ちぐらいはしょっちゅうの大型病院であるため、本棚が丸ごと入っているように選択自由度が高いKindleは、とても便利。
(他の機種の場合、カバーを外した本体のみのサイズなら入ると思います。)
必要物がこれに何でも入るので、行き帰りのバッグの中もスッキリ片付いて良い感じです。
もともとジッパーズのケースは、本来の「ほぼ日手帳の入れ物」にする以外も、さまざまな方法で活用できることが知られていて、下記のような特集も過去に組まれています。
収容力を生かして上手に使いこなしている方、多いんですよねぇ。
:「このまま、以前のほぼ日手帳のページを見る」を押すと見ることが出来ます。
○おしえて、あなたのジッパーズ!〈結果報告編〉 - 特集 - ほぼ日手帳 2015
上の写真をSNSに最初に上げたときも、「通帳や小型のメモ帳etc.を収納して金銭管理用に」「母子手帳をはさんで育児ノートポーチとして」「シールやマステやハサミなどの手帳ページをカスタマイズする文具を詰め込んで」などと皆さんの応用術を教えて頂き感心した次第です。
通院用ポーチなどという用途が要ること自体が残念ではありますが、年齢なりに使う機会もこれから増えそう...(しくしく)
必要がなくなればそれなりに、手に馴染んできた今度こそは楽しい使い方を模索したいんだよなあ。
それにしても、このフワフワな金色の革は使っていくとどういうふうになるんだろう。
可能な限り綺麗なまま、長持ちしてくれるといいのですが。
●その他の関連過去記事:KindleOasis、楽しく使ってます。
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2017.02.15
プラチナの古典インク(クラシックインク「ラベンダーブラック」)を使ってみました。
前回、フォレストブラックインクについて感想を書きました。
●過去記事:プラチナの古典インク(クラシックインク「フォレストブラック」)を使ってみました。
いわゆる"古典インク"についての話は上記過去記事にまとめましたのでどうぞご覧下さい。
そして、フォレストブラックの他にもうひとつ購入してみた「ラベンダーブラック」も非常に気に入ったのでご報告です。
「フォレストブラック」が、色変化が思っていたより少ないというのはわかりました。
(素の色がとても良いミドリなので、そのことについてはさほどガッカリはしてない...。)
その一方でこちら「ラベンダーブラック」は刻々と変わっていって結構面白いのですよ。
上の写真内でボトルのフタ裏に付いたインクがかなり赤いのにお気づきでしょうか。
試したのはコレクトの情報カードなのですが、紙に置いたその瞬間は「赤インク...!」と思うほど鮮やかなんですが。
書き進めていくと、3文字遅れぐらいでスッ..と暗くなり始めます。
やがて1,2行前の色を眺めるとまるで違うインクを使ったかのように紫となっており、数時間、1日ごと、とまた少しづつどんどん深さが加わっていく感じです。
この過程もまたフォレストブラックの時と同じく、書くペン先のインク出や、紙質によっても相当な差があります。
たとえば下の画像の左側は(上のカードと同じものですが)、筆記後2日ほど経った時点です。
他の染料インクを試したときに使っても思うのですが、コレクトのカード紙はインクが変色しにくいです。
右側は筆記後1時間しか経っていないんですが、フランクリン・プランナーのリフィルは古典インクの暗色化スピードがとても速いことがわかります。
この黒みを帯びた「枯れ紫色」、目にもまぶしくないし文字書き用途にはとても使いやすいんです。
ゲルボールペンのシグノにボルドーブラックという似た色があり、比較した下の画像が(何故か)Instagramでかなりの閲覧数だったのですが、この写真では、ラベンダーブラックのほうがいくらか暗く見えるでしょう?
しかし!最初の数文字時点では全く違うんです。
赤くて派手なので全然似てないじゃないかと思うのですが、一行書き終わる頃にはシグノと同じ色になり、カメラを向ける頃には更に暗くなってしまうんです。
"派手赤"なときの一瞬に間に合わないのですよ。悔しい〜。
●過去記事:シグノのボールペンが増えました。(ポスタルコTOOLBOXの中身公開)
とそんなわけで、当初はフォレストブラック1個だけにしておこうかと思っていまして、ほんの「ついつい出来心」でもう一つ選んでみたラベンダーブラックだったのですが、ここまで気に入る色だとは思いませんでした。
刻々と変わってはいきますが、躑躅の花を連想させるような可愛い色のインクでありながら色彩雫インクとぜんぜん違う裏抜けない強さ(笑)もまた大いに魅力です。
手持ちの中で休眠させていたプラチナのニース ロゼの中字(これもまた前回記事のカスタム74と同じく、自分内EFブームが到来していたという理由でインクを抜いてあった)に入れて使っています。
●過去記事:ニース万年筆を使いはじめました。
ピンクゴールドのペン先にぴったりと合うインクなのです。
いくらかフロー多めなのが気になることがあったペン先だったけれど、今回のラベンダーブラック入りになって、惚れ惚れするほどスッキリした書き味に変わりました。
細字と違い、ほどよい濃淡と黒みが味わえるインク出なのも良いです。
ここにきて、自分内中字ペン先ブームも来てしまいそう...
上記購入時の記事に書いたとおり、表面のすりガラスな加工など含め、持ち心地も楽しい軸です。
お揃いで他のペン先も欲しいわあ〜などと恐ろしいことを考えているうちに、これがピンク色になった「ニース リラ」が発売されてしまい、現在進行形で動揺しているところです。どどどどうしよう
○プラチナ万年筆ニュースリリース--#3776センチュリー「ニース」に新色「リラ」が登場
番外編ですが、フォレストブラックとシグノのグリーンブラックも較べてみたのがこちら。
シグノのほうが少し黄色みがありますがこれも似ている色です。
フォレストブラックの、ちょっとづつ「そういえばなんか暗くなってきた」というスピードで、枯れ渋なモスグリーンになってきているのも日ごとにわかりました。
今回のインク、なかなかよい買い物でした。
インク好きの界隈では「シトラスブラック」の激変ぶり
(目に見えないくらい明るい黄色から、みるみるうちに茶褐色へ!)
が話題なので気になりますが、まずは、このラベンダーブラックとフォレストブラックの2色を楽しく消費していこうと思っています。
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発売したてなので下記ページ内でも現在品薄かもしれませんが、いずれ在庫も戻ると予想します。
今回私はAmazonで購入しました。
○プラチナ クラシックインク←Amazonではこちら。
○プラチナ クラシックインク←楽天ではこちら。
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2017.02.12
プラチナの古典インク(クラシックインク「フォレストブラック」)を使ってみました。
久し振りに「おおこれは使ってみたいな」と思われるインクが出るとのことで、わくわくと発売日を待っていました。
○万年筆補充用品紹介ページ←プラチナ万年筆のページ
プラチナから出た6色のインクなのですが、これはいわゆる「古典インク」と言われるものです。
万年筆ユーザの間では、ブルーブラック色ではおなじみのもの。
現在のところ、大手メーカーではプラチナやペリカンのブルーブラックがこのタイプです。
(数年前まではモンブランやラミーもこれだったのですが、いつの間にか染料インクに変わってしまいました。)
古典インクと定義される性質については、以下、インクの箱に印刷された説明書きを引用します。
『茶葉等に含まれる植物以来の成分と鉄分を調合した水溶性インクです。
紙に浸透し酸化して定着するため耐光・耐水に優れ、長期間の保存に適した特殊なインクです。
その特性上、書き始めは鮮やかなインクが書き終える頃には黒く酸化していきます
色が変化する過程もお楽しみください。』
国内外において、本来こういうのがペンのインクとして普通だったので「古典インク」と呼ばれているのでしょうが、今はペンにもトラブルが少ない普通の染料インクが主流です。
私も、なにかと面倒なので古典は使わなくなって久しいかも。
10年前にモンブランの"古典ブルーブラック"で書き込んだ箱のラベルがあるのですが、今はこんな感じ。
室内の明るい場所に置いているので本来のブルーブラック色の要素はすっかり消えてしまいました。
まさに鉄サビのような茶褐色が濃いめに残り、紙にしっかりと定着しています。
(次の10年も特に変わらずこのままじゃないかな?)
この、いわゆる「古典インク」に関してはふだんSNSで交流しているなかに大変に詳しい方がいらっしゃいます。
今回のプラチナのインクでも、実際に協力されたとのこと。
○万年筆用の古典ブルーブラックインクについて、文献を調査し、自分の手で実験してきた記録から、主なものまとめ - 趣味と物欲
この方のブログで、ブルーブラック以外の色でも存在することや、この性質ゆえの(軸内へのこびりつき等)手入れ法など、多くの知識を得ることが出来ました。
ビタミンC(アスコルビン酸)を溶かした液がクリーナーとして使えるとのこと、驚きです。
twitter上でいつも、多くの人が書き込む古典インクへの疑問や心配へ丁寧にレスをつけてらっしゃるので、非常に勉強になるのです。
今回購入したのは、フォレストブラックとラベンダーブラックの2個です。
ひとつ60ccも入っているので、全色コンプリートというのは(今のところは!)自信がなくて。
古典という性質と関係無しで、最も自分が「使いそうな、好きな色」で選択しました。
いや〜良い色です。
ペン先のインクフローによってグリーンの明るさが全く違う印象を受けました。
当初は中細程度で普通のインク出のペンに入れてみたのですが、なんというか「湯通ししたワカメ」みたいな明るい植物グリーン。
これはこれで魅力的だったのですが。
それならばと、手持ちの中では豊潤にインクが出るとっておきのペン(カスタム74透明軸中字)で試してみたところ、黒みをともなう濃淡が実に綺麗で、決して枯れすぎていない温かみのあるみどり色。
インクフローも、純正のパイロット製を入れていた頃よりはぐっとシマったくっきりとした描線となり、良いことづくめです。
目にも手にも心地よい、まさに古典インクという景色になったのでこちらに決定しました。
●関連過去記事:透明軸の万年筆が届きました。
↑ masahiro万年筆で調整品を購入。2008年だったのか〜
近年の自分の中で「極細ペン先ブーム」が来ていたのでなんとなく休眠させていたのですが。
仕舞い込んでいたのが申し訳ない、大変に書き心地の良いすべすべモチモチしたインクフローのペン先なのです。
今後はしっかりと使い込んでいきます。
こんな綺麗な色なのに、古典インクらしさはしっかりと有り、裏抜けがほぼ無いことが有り難いです。
(全然無いとは言えないのですが、moleskineですら使用に足るレベルでイケます)
色変わりは、今回の全6色のなかでは変化少なめなほうかもしれません。
上の写真は、コレクトの情報カードに書いてひと晩経ったものですが、いくらか彩度低めに落ち着いたもののそんなに変わってない感じ。
逆に、手持ちの中で、すぐ黒っぽくなるなーと感じたのは、moleskine、ミードの情報カード、フランクリン・プランナーのリフィルなど。
ウォーターマンのブルーブラックなど色変わりしやすい他のインクと同じく、これは紙質(pHなど)によるところも多いのだと思います。
みどり色のインクは、今までもいくつか買いましたけれど(モンブランのレーシンググリーンや、エーデルシュタインのアベンチュリンなど)この、黒すぎず明るすぎずの色加減がとても気に入りました。
やがて更に渋く変わっていくことを考えると、"みどりっぽい黒インク"として、非常に実用的に消費していけそうです。
もてあますことなく、ちゃんと使い切れるかも!という希望が。
あおみどりや青灰系の罫線を使ったノートや手帳と相性がよいですよ。
クリーム地にモスグリーンな罫線の能率手帳ゴールドなんてもうピッタリなので是非お試しを。
インク出の良い中字以上というのがスタンダードなおすすめペン先ではありますが、細字でも楽しく使えそうな個性があります。
というわけでもう長くなっちゃったので、ラベンダーブラックの感想は次回記事にて書きます。
→●ちゃんネルDays: プラチナの古典インク(クラシックインク「ラベンダーブラック」)を使ってみました。
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発売したてなので下記ページ内でも現在品薄かもしれませんが、いずれ在庫も戻ると予想します。
当初通販サイトで「プラチナ古典インク」で検索していて全く引っかからなかったので店舗限定なのか?田舎では手に入らない?とがっくりきていたのですが、そもそもの正式名称が違うのでした。
(今回私はAmazonで購入しました。)
○プラチナ クラシックインク←Amazonではこちら。
○プラチナ クラシックインク←楽天ではこちら。
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2017.02.09
手帳絵日記12-1月編 + 万年筆カルテをシステム手帳で管理し始めました。
昨年12月-先月末分までのページです。
これ以降はまだInstagramでも公開してない(=まだ作ってない...)ので、これからぼちぼちやっていきます。
現在、日記っぽいものは10年日記など含めると何種類か並行して書いてます。
毎日寝る前にきちんと書くものから、週末や月末などにまとめ書きするものなど。
内容が重複してすぐ投げ出すかと思いきや、この絵日記もそうですが 意外と続いてます。
主題とする内容や深度を自分なりに書き分けているせいなのか?それぞれが頭の中で別モノになっているみたい。
こんなメモ書きを保存する価値があるか?等は考えず、楽しくてスッキリするうちはいろんなことをたくさん書き進めていこうと思います。
とにかく道具はたくさんあるし!
当記事を含めた、今までの絵日記まとめは下記リンクからどうぞ。
Instagramでも公開中です。
●手帖絵日記 バックナンバー(2015年4月分〜)
●関連過去記事:「システム手帳STYLE」を読みました(絵日記が掲載されました)+ 手帳絵日記6月編
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昨年あたりから、「万年筆1本につきリフィル1枚」の割合でメンテナンスのカルテのような記録を作り始めています。
メーカー別にまとめてインデックスを付け、稼働中のペンからちょっとづつページを増やし中。
並べ替えや途中の追加がしやすいところ、これこそシステム手帳むけの管理メモと言えましょう。
洗浄やインク補充など、何らかのお世話をしたら日付と共に1行メモを残しておく。
インク抜いて休眠状態ならそれも書いておく。
ページの最上段には、購入日や値段などのプロフィールを。
元々10年以上前から、ペンの購入記録はノートに一覧でつけていました。
(購入店舗と価格を添えて全て通し番号をつけているので、いま手元に何本有るか丸わかりなのですが...それは内緒...!)
しかしその後の、稼働 / 休眠の状態や 現在入れてるインクの色まではきちんと記録できておらず。
手持ちに似た色のインクが多くて記憶があやふやなため、軸への補充時に困ったことが何度もありました。
これらの件を、今までの購入記録と合わせつつ システム手帳の上で管理することにしたのです。
どのペン(ペン先)を休眠させて仕舞い込んでいるか思い出せれば、無駄な買い物も防げるんじゃないかな?
という期待もあります。
そんなわけで、(革面の塗料がハゲかけなので紙が染まってしまうため、やむなくセミリタイア中の)Filofaxの薄型を専用バインダーにして、ちょうど良い感じです!