映画鑑賞2本分まとめ(怪盗グルーのミニオン大脱走 と ザ・マミー)
最近は、アニメーションCG映画といえば、イルミネーション・エンターテインメントが作っている作品をよく見てるなあという印象。
前回のSINGも良かった!
今回も吹き替え版しかやってなかったので。
シリーズ3回目にもなるとグルー役の鶴瓶さんの関西弁、もうすっかり慣れました。
1作目で引き取った3人の娘達、前作で結婚したルーシーに加わって今度は、グルーの"生き別れの双子の兄弟"も登場します。
黄色い小型生物達のミニオンズもグルー達を助けて動き回る!ほとんどストーリーに関係なく、しかし余興として集団で歌い踊る!
全体に渡るひとつのストーリーというよりは、小さなエピソードが少しづつ重なっていくユルめな構成ではありますが、子供映画としてはほどよく平和で良いのかな。
末っ子のアグネス(吹き替えは芦田愛菜ちゃん)が、森で待ち伏せしてユニコーンを捕まえたけれど実は...という展開があるのですが。
「人生には時々そういうことも起こる」
と"現実は必ずしも理想通りにいくわけではないんだよ"な件を優しく、関西弁イントネーションで諭すところが非常に印象に残っています。
あとは、グルー兄弟が奪還する巨大なダイヤ。
これがあちこちの手に渡りつ光が透けてキラキラする質感が、終始とても良いなあと思いつつ画面を眺めていました。
キャラクターはカートゥーン調にけっこうデフォルメされているけれど、景色や小道具が実に緻密で明るくて綺麗。
このへんの強弱が好きなんですよね、こちらの画風。
というわけで、ものすごく感動とか深く心に残る..的なものはそんなに無いのですが、相変わらずの楽しさと画面の賑やかさで今作も気に入りました。
お子様連れでの鑑賞、夏休みにおすすめです。
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「ハムナプトラ」シリーズ(ブレンダン・フレイザーとレイチェル・ワイズ主演)が好きなので、ネタ元が同じ:「ミイラ再生」からのリブート:である今作はけっこう期待していました。
結果として思ったのは「トム・クルーズ映画である割には珍しく、そんなに面白くないかも...」です。
彼がいつも演じる役や年齢に似合ってない気がするからか??
わりと考え無しに行動してしまう(だからといって悪役というわけでもない)設定にいまひとつ深みがなくて。
しかし、ミッション:インポッシブルなどで見たことがあるようなハラハラ系アクションや、服を(限りなく)着ていない場面がたびたび出てくるのはファンサービスなのか?
「キングスマン」で義足のガゼル役だったソフィア・ブテラ演じる王女や、薬で別人格を必死に抑えている博士のラッセル・クロウは結構ハマっている感じはしました。
特殊効果はなかなか見ごたえがあり、ミイラが復活してピクピク動くところだけでなく、現代のロンドンの街が砂嵐やガラス破壊といった形になって呪いで覆われていく場面なども「おおー」というリアルさ。
王女の全身(特に目)が悪に変化していくところも怖い...。←このへんはかなりホラーなのでお子様向けではない感じ。
と、ここまで良い材料が揃っていながらいまひとつ話がぼやけるのは残念。
観客としては、
「遺跡をわざわざ掘り起こすと、バチが当たるよ!」
という思いばかりが頭に浮かぶのでした(笑)
終わり方を見ると、これから先に話は続きそうだし(王女復活しないかな〜)、今後こそがトム・クルーズらしさを発揮できる展開になる予感はあります。
実際「ダーク・ユニバース」という、過去の名作モンスター映画の数々を作り直し(アベンジャーズっぽくたまには同盟組んだりするのかも?な、)シリーズをこれから始めるみたい。
というわけで、トムさんのファンとしては、次作に期待しつつ少々モヤッとする作品ではありました。
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