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2017.12.23
博文館の「横線当用日記」を使ってみようと思います。
毎年言ってるような気がしますが、12月頃からの手帳売り場の誘惑はなかなか抵抗しがたいものがあります。
特に、書店に特設された日記帳のコーナーは季節感があって好きです。
立派な装丁の箱入り仕様や、3~10年分が書ける分厚い連用日記etc.
普段の手帳と見分けが付かないようなカジュアル系から 昔ながらの重厚デザインまで、日記帳っていろんなのがあるのだなあと。
新年からここに向かって粛々と文字を埋めていき、一冊の自分史が出来上がる喜び。
・・・そんなはげしい妄想がいちばん盛り上がるのが、新年直前の今なんですよ!!←皆さん覚えがありますよね
いやあ、こんなにド直球な形式の1年型日記帳は大人になってからは初めてなので。
果たして本当に使うかな?と直前まで悩み、
(けっきょく今も半信半疑なままですが)
思い切って入手してみたのが、博文館の当用日記です。
正確には「中型横線当用日記〈上製〉」といいます。
○博文館新社|当用日記(よこ書き)-1月始まり ←博文館の日記帳ページ
サイズはB6で1日1ページの横書きレイアウト。
箱入りの頑丈ハードカバー製本で「そんなに大きくないね」という第一印象だったものの、手に取ると辞書のようなずっしり密度感に驚きます。
外箱は掲載画像のように主に年号が書いてあるだけなので、干支絵で装丁されているA5版(大型横線当用日記)のほうが可愛いなあという思いはありました。
とはいえ、さすがにこの大きさは自信がないわと断念...
しかし、筺を外してみると象牙色地にDIARY2018と金文字が押されたシンプルな本体が現れ、その上品さに心惹かれます。
見返しと栞紐の、ティファニーブルー的な淡い水色も紙色に馴染んでいて良いなあ。
(この配色は年によって違うんでしょうか?)
メインの書き込み部分は、上段に設けられた摘記空間の下に7ミリ罫が18行。
B6のLIFEノーブルノートや、サイズ感がだいたい同じフランクリン・プランナーのリフィル(コンパクトサイズ)を普段から使っている経験上、これは
「"勢い"があれば埋めるのは呆気ないほど簡単。しかし、そうでない時はなかなかね...。」
という、絶妙な筆記面積と言えます。
なんだかんだで、半分くらい埋まれば超上出来。
程度に目標を下げて使っていくことに決めました。
紙質は、中性紙「200年ペーパー」とあり、僅かにクリームがかっています。
さすが、日記帳老舗の博文館の紙、ものすごく書きやすいです。
ペン先が軽やかに走る良い音がしますよ。
(既に後ろの補遺ページから筆記を始めています。)
後ろには「住所録」「出納録」をはじめとする各種のクラシックな覚え書きから、「世界各国要覧」などの付録ページもそこそこのボリュームでついてます。
折角なのできちんと活用したい....
とまあそんなわけでまだ1ページも埋めてない、やる気だけはキラキラしている現在ならでは。
のレビューでした。
さてどうなることやら。でも、楽しみよ!
○Amazonで買いました。→ 博文館 日記 2018年 1月始まり 中型横線当用日記 上製 B6 No.011
○縦書きや連用日記など、その他はこちら。→ 博文館 日記帳
★関連過去記事:
・来年は「懐中日記」を使ってみようと思います。
↑これは春頃に日記としての使用はフェードアウトしてしまいました…..。
コンパクトさゆえに日々のネタ帳っぽい使い方となってしまい、他の手帳と役割がダブってしまったのが敗因。
・10年日記を買いました。(伊東屋プレミアムレザー版)
↑9年目が終わろうとしています。毎日少しづつやればラクなのに。
といつも反省しつつ一気に大量まとめ書き….
この日記帳も博文館製です。
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2017.12.15
能率手帳ゴールドを装飾 + ペンホルダーを工作してみました。
10年目が終わろうとしている能率手帳ゴールド、月末ぎりぎりまで使い切るつもりでいますが
(表紙の革が、傷だらけではありますが良い感じのふかふか柔らか仕様に育ってます。
年末ならではのお楽しみ。)
さすがにそろそろ来年版へ引っ越しの準備を始めています。
同じ色のインク、しかも黒やブルーブラックインク系統でページを埋め尽くすのが好きな私の手帳やノートは、普段からものすごく地味です。
しかし!
何故か、能率手帳の裏表紙だけは気合いを入れて賑やかに飾り付けるのがここ数年のパターンになってきました。
毎回似たような感じではありますが、左側のポケットが丈夫なビニール製になってちょっと進化です。
これおそらく、2016年版ほぼ日WEEKSの付属品だったんじゃないかな?
使わないまま取っておいたんだと思います。
ポケット裏の粘着力も抜群なので、うっかり曲がって貼り付けるとそれでおしまい、びくともしません(涙)
手作りポケットだった以前はしょっちゅう剥がれ落ちていたのですが、今回は大丈夫そう...。
以下は、過去記事にアップした画像の再掲になりますが、昨年と一昨年の後ろポケット。
左側に使っているのは、半透明のグラシン紙です。
そして最近、能率手帳ゴールドの後ろポケットに差し込むだけの、簡易式ペンホルダーを工作したら非常に使い勝手良くて。
5×3サイズの情報カードを土台にして、名刺サイズの情報カードで輪っかを作ります。
お好みのペンの直径に調整したらホチキスで留め、補強を兼ねて全体をマスキングテープで覆うだけ。
名刺サイズのほうはあらかじめテープを貼って置いた方がいいです。
使うペンに合わせたクリップ位置に輪っかを付けますが、あまり下のほうにするとポケットの高さにに干渉するのでご注意を。
2種類の情報カードを持っていればハサミすら要らないのです。
マスキングテープの直径は太めのほうが作業は早めに終わります(笑)
もちろん厚紙を切って作成するとよりしっかりしたものが作れると思います。
土台は5×3カードよりもう少し大きい、:例えば手帳付録のメモ帳くらいの:ポケット内にピッタリはまるサイズの方がぐらつかないかと。
この手帳、柔らかい革なのでボールペンのクリップを直接挟んでしまうとけっこう凹み傷が出来るんですよね。
(愛用のSignoRT1、唯一の不満はクリップ内側の軸側にも、向かい合うように出っ張りがあるのです。
ここが当たって革が凹むのだ....)
というわけで手作り感満載ですが、よくあるクリップ式のペンホルダーと違い本体の革に傷がつかないし、不要時に取り外せるのも良いし、来年の手帳へ引っ越すのも簡単。
(まだ17年版をごりごりと使用中なので。)
これはボールペンに合わせた小さめ直径ですが、万年筆が入る位のサイズも作り足そうかと思ってます。
鉛筆サイズからモンブラン149に至るまでの太軸仕様まで、好きに作成出来るのも良いのです。
材質的に、通勤に日々持ち歩くようなハードな運搬には寿命が短そうな気がするんですが...
(樹脂板+革みたいな仕様の製品版がいつか出ないかな)
いつも使うペンが必ずくっついているというのはなかなか便利であると、使用10年目にして初めて気付いたのでした。
★関連過去記事:能率手帳ゴールド、11年目が届きました。
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2017.12.08
「システム手帳 STYLE vol.2」を読みました。(ノックスブレイン オーセンのバインダーも使ってます。)
昨年に続き2号目になるわけですが、期待通りとても面白かったです。
○システム手帳 STYLE vol.2←Amazon(紙版/Kindle版それぞれあります)
システム手帳なんて、昭和の流行遺産←....ひどい言い方だな!みたいなものなんだろうと思っていた時もあったのですよ。
しかし!
ここにきてどんどんいろんな製品や使い方の提案が出てきて。
このような"専門本"も刊行されるし、若い年代の文具好きな人たちのステキで楽しい使い方をSNSやブログでたびたび見せて頂いてるし。
自分自身も、(学生時代の懐古以上の)新鮮な気持ちでなんだかハマってる....
というわけで、確実かつ嬉しい盛り上がりを感じている近年なのです。
本誌から得た情報のひとつで
「えっ、そうなの?」
と目からウロコかつさっそく実践した件が、
最小のミニ5から最大のA5に至るまで、ちょっとした工夫で全部同じバインダーに綴じることが出来るということ。
知らなかったの私だけか?
全サイズのまとめ方が図解で丁寧に説明されていたので非常に役立ちました!
というのも最近、ミニ6のダイアリーリフィル
:まさかダイソーで月間と週間のセットリフィルが買えるとは思わなかった!安すぎてなんとなく紹介しにくいけどとても使いやすいものです....:
にまとめていた日誌的記述がどうにも面積が足りなくて。
バイブルサイズの同様なリフィルに移行したらちょうどよく快適だと気づき、バインダーを引っ越したのです。
とはいえミニ6時代の情報を見返す頻度も多いので
「これバイブルの方にまとめて綴じたら便利だろうなあ。でも余計な穴を上から空けないと駄目だろうな」
と考えていたところでした。
早速、うまいことミニ6のリフィル達をバイブルのほうに引っ越しさせることが出来て重宝しています。
こういう"合わせ技"が出来ると知った今、いろんなサイズのシステム手帳を使うことに対する意欲がぐっと増してきました。
(「違うサイズのをごちゃごちゃ使っても、リフィルがばらけちゃうからなー」という思いが原因でバイブルサイズ以外に物欲を向けない傾向にあった気が...)
そして今まで何度も
「一度も使ったことないけど、どうしようかなあ」
と思ってきたミニ5のシステム手帳、実はすごーく気になってます。
上記の合冊ワザの件を読んでだいぶ気持ちの敷居が低くなってきて。
使いこなしている方々も楽しそうだし、魅力的なバインダーがたくさんあるのだと知りました。
ああどうしようかなあ。
(踏み切れない理由のひとつはROGAN。ミニ6すら手が離れがちなのに...。)
バインダーだけでなく「最新リフィル研究」の特集も、これは保存版とすべき貴重な資料になりました。
特に、ダイアリー部門(日付入りのもの)は、各社のものがレフト式やバーチカルなどレイアウトごとに網羅されていて。
見本を触ることこそ出来ませんが、店頭でじっくり見較べて検討するに近い体験を得ることが出来てとても便利!
自作派の方々にも、参考にすべき使いやすいレイアウトの見本として必ず役立つと思いますよ。
私は、リフィルはかなりBindex贔屓ではあるのですが、話題のPLOTTERや老舗のFILOFAXも理想に近いデザインだと気付いた次第です。
この方面で残念に思うのは、1日1ページの日付入りバイブルサイズリフィルを作っているところが少ないこと。
結局、無難かつ展開度の高さで(ただし、フランクリン専用またはバイブル幅広型バインダーじゃないと綴じるの無理な)フランクリン・プランナーを選ばざるを得ないのがちょっと惜しい...。
というわけで、この流れでシステム手帳話を(無理矢理)続けます。
これは銀座の伊東屋で昨年購入した、ノックスブレインのオーセンというバインダー。
○AUTHEN/オーセン | knoxbrain30周年記念モデル システム手帳←ノックスブレインの解説HP
ずーっと憧れて物欲をあたためてきたものだったのですよ。
余計なパーツが無いシンプルなデザインも革の触り心地も、ものすごく気に入っているのです。
背を下にして手のひらに乗せると、その丸みと相まってフンワリすべすべの触感がまるで肌に溶け込んでいくかのよう。
素敵な革なんです。
スナップ留めのくるみタイプのデザインもあるのですが、こっちの見た目は何の飾りもない最低限な形状なのでかなーり地味。
しかし!
所有欲を満たすに相応しいクオリティがあります。
ついているペンホルダーはどちらかといえばクリップを掛ける程度の直径のもので、とても小さいです。
でもここに、たとえばペリカンやモンブランの金属製クリップを差し込むと、「きゅるっ」と良い音が鳴るのですよ!
金色のクラウゼ製リングは15mm径のもの。
クラウゼのパーツを使ったバインダーはいくつか持ってるのですが、ゴールド仕様は初めてなのです。
シンプルなバインダーにキラリと光るリングの豪華さにもワクワクするのでした。
ちなみに、フランクリン・プランナーのリフィルは残念ながら5ミリほどはみ出す巾です。
※下画像、青いリフターは別途購入しました。これもノックスブレインのものです。赤色と使い分けてます。
そんなわけで
購入1年以上経った今も(大事にし過ぎて)ほぼ飾っているというか、撫でるばかりであまり使いこなせていない状態なのを反省中....
さてどうすればいいかとなった時に今回の「システム手帳STYLE2」のページを読んだのです。
(システム手帳STYLE2の8-9ページにあるのと同じバインダーなので、開いた感じはここをご参照下さい。
きちんと使い込んでるとこういう雰囲気になるんだなー!追いかけるぞ。)
情報の取捨選択を常に行うことで「情報漉し器」として生きてくるというお話に深く頷く私。
現在、今までのリフィルをストック用の箱と現役のバインダーに分ける作業からゆるゆると始めており、これが完了した暁にはオーセンも主力バインダーに仲間入りしている予定!
EvernoteなんかはwebクリップやスキャンデータやPDFをバンバン放り込むだけで全然整理してません。
「必要なものは検索すれば勝手に探してくれるからそれで良いさ」
と割り切り、実際それでストレスなく使っているんですよね。
しかし、システム手帳は電気を必要としないぶん、情報の再構築やレベルアップも手動で行うことが必須。
そんな作業こそがアナログの道具を楽しむ醍醐味のひとつなのかもしれません。
○KNOX ONLINE SHOP - AUTHEN←ノックスブレインの公式オンラインショップです。
★関連過去記事
・コードバン革のシステム手帳バインダーを購入しました。
現在のメインはこのバインダーなのです。
薄めのジャストリフィルサイズって、ちょっとした記録をつけるのに本当に便利なのです。
酷使しても美しさを堅牢に保つブレイリオのコードバン、やっぱり好きだよ....
・「システム手帳STYLE」を読みました(絵日記が掲載されました)
1冊目(vol.1)も是非!
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