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2018.02.28
ガラスの急須を買い替えました(3代目)
最初にこの急須を買ったのは2005年で、今回の買い替えで3個目。
すぐに割れてしまうかなあと思いつつ使っていましたが、毎回5年以上は余裕で維持できたわけなのでまあ良いんじゃないかな....。
○HARIO (ハリオ) 茶茶 急須 丸 450ml CHJMN-45T ←Amazonで買いました
見た目の良さや、広口ゆえの手入れのしやすさ以外にも、ふたを開けずにお茶の出具合を直接観察できるところが最大の利点です。
金属製の茶こしを取り除いた状態で電子レンジに対応するそうです。
我が家の場合IH熱源でお湯を沸かして急須に注いだ後、ヤカンをどけたまだ熱いヒーター部の上に急須を置いて下からも温め、葉っぱがぐるぐる廻るお茶の様子を観察するのが寒い季節の楽しみであります。
(メーカー的に推奨されている方法ではないかもしれませんので自己責任で。
ここ10年ほどやってますが今のところこれが原因で破損したことは無いです。)
昔と比較するとほんの少しづつですが使い勝手の改良がされており、今回気付いた嬉しい変更は「茶こしの編み目が細かくなった」です!
急須の底近くまで届く大きな金属かごなので美味しいお茶が飲めるのですが、意外と大変だったのはお茶の種類によっては編み目に入り込むこと。
例えば、うちは加賀棒茶をよく飲むのですが、旧バージョンの茶漉しでは茎がハリネズミのようにささりまくります。
それが今回の茶こしメッシュの変更により、ポンとひっくり返すだけでスルリとひとかたまりに落ちてくれた!
いやあ大変有り難いです。うちの夫などは茶葉の引っ掛かりを嫌がって袋状の「お茶パック」を100均で買ってきたほどでしたから。
便利だけど、折角の大型茶漉しカゴなのでそれもちょっとなあ。
というわけで、なにか新しいお茶の葉でも開拓しようかという意欲につながるほど感動しています(笑)
ここのガラス急須には何種類かのデザインがありますが、この「丸」形状ですと450mlと700mlの2種類あり、うちは小さいほうを使っています。
Amazonでは1000件以上のレビューがついている古くからのベストセラー品ではあるのですが、少ないながらも低評価の書き込みはやはり「注ぎ口(先端)から割れる」件です。
うちも過去2個はこれが原因で廃棄となっていますし...
運が悪い(というか、注ぐときうっかりぶつけたりする)といくらも使わないうちに悲劇が訪れることは覚悟です。
とはいえ、たびたび食洗機にもかけつつ日本茶や紅茶で何年も愛用してきた身からすれば「最初に思ってたよりずっと長持ちしますよ~」と言いたいです。
そんなわけで、頑張って欲しいと祈りつつ本日より3代目が稼働開始であります。
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2018.02.06
カスタム74のEFペン先、私には懐かしい書き味です。
自分の「最初に手にした万年筆」は、パイロットのカスタム74だ!
とずーっと思っていました。
そんな理由もあって学生時代に使っていたのと見かけが近いものを見つけ、こういうのだったよなあと2年前に購入。
ダークグリーンの軸色で、ペン先はEFです。
これでせっせと手紙を(電子メールが個人の連絡手段として普及するだいぶ前の時代だったんですよ...)書いたり、授業のノートとったり大活躍だったよなあ。
実際書いてみるとかなり書き味に“覚えがある”というか、懐かしい感じも!
でも確か、昔に私が持っていたのはツヤ消し加工された軸だったと思うのですが…
なにしろかなーーり昔の話(笑)
「そういうデザインは、時の流れで廃番になったのだろう。」
と解釈していました。
ペンポイントも針先サイズに極小なので、ペン先全体が薄板のように(微小に頼りない感じで)しなる手応えもEFだからこその面白い書き心地なのです。
キャップレスデシモでもEFを持っていますが、やはり同じような感想を持ちました。
●過去記事: キャップレス デシモが10年ぶりに増えました。
製品の個体差や、使用するインクにも大きく左右される件ですが、ゲルボールペンの0.38ぐらいとほぼ同等に見えます。
(私はパイロット社純正の黒カートリッジを入れてます。
他社製よりはけっこうシャバシャバな:染みこみやすいフロー抜群な書き心地の:傾向をもつインクかと。)
○カスタム 74 | 万年筆 | 製品情報 | PILOT←パイロット社のページ
しかし!
わりと最近になって「カスタム74は1992年(パイロット社74周年)に誕生」ということを知り、動揺しました。
えぇえ...私もうその頃とっくに万年筆使ってた...
それどころか、この愛用のペンを、それよりちょっと前の年に電車の窓枠に置き忘れてるし...
(あれは本当に悔しかった。当然見つからなかったし。)
では私が使っていたのはパイロットの何だったんだろうなあ。
と、調べてみたところ現在は廃番のカスタム67だと即座に判明しました。
カスタム67 - Google 画像検索
わー!インターネットすごい。
そうそう、この2本の金線が入ったキャップの記憶が確かにあります。
ツヤ消しのグリーン軸製品が存在していたことも確認しましたよ。
67バージョンを再び手元に置きたいというメラっとした物欲はありますが(笑)まあここはもちろん、直系後継モデルであるカスタム74を楽しく使っていくことにします。
74のダークグリーン、(インク色としては即大人気になる系統の)濃く暗く渋ーい抹茶のような美しい緑色。
年代や場面を問わずおすすめな感じがします。
少しイエロー寄りな色味だと思うので、金色の装飾やペン先が浮きすぎず馴染んでいるのも良いですよ。
写真を撮るとほぼ黒になっちゃうくらい地味な佇まいなんですが、いかにもなレギュラー黒軸と並べるとなかなか個性的です。
カスタム74は5号サイズという小さめなペン先なのですが、大型のものと違ってボールペン的な小回りも効くとっつきやすさも、超がつくほどの魅力だと感じます。
(初心者向けの、まず最初に持つべき本格万年筆として長年に渡りおすすめされているのも納得の逸品!)
ある程度本数が集まってきて、物欲知識もたまってくる"脱"初心者になってきますと「ペン先は大きいほど至高」的な思想に一瞬陥る時期があるのですが(私だけか?)、ここは使い分けて楽しむのが大人というもの。
同じEFですが親子ほどに大きさが違うモンブランの149とカスタム74は※上の画像※、その線幅も書き心地もまるで別物なのですが、両方とても楽しいので手放せません。
○パイロット 万年筆 カスタム74 FKK1000RDG 極細字 ダークグリーン軸←Amazonで買いました
私は少なくともこの価格帯の国産万年筆の場合、もうぜんぜん抵抗なく通販で割安に買ってしまうのですが、この件でも良品が届いて安堵。
今度はどこかに置き忘れるような使い方はしません(誓う)。
自分の原点のようなペンとして、長く大切にします。
というわけで、めでたく下記の出来事から蘇った現在使用中3本目の万年筆、の話でした。
●過去記事: 万年筆をほぼ全部洗って1本から再出発した話。
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