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2018.04.27

「グリフィー」というノートを使いはじめました。

発売のニュースを聞いてからずっと気になっていたノートです。

こういうのは大都会の文具店にならありそうだから、実物を見てからだな...
などとうっすら考えていたのですが。
隣駅のショッピングモール内の売場で発見。
試し書き出来る紙見本の束が並ぶ専用什器に収められており、実際に手に取って開いたりすることも出来て。
わあぁ...と感動したのでした。

Glyphy(グリフィー)|マルマン株式会社

上記サイト内にて仕様詳細を知ることが出来ます。

筆記用紙、画用紙、アンチークレイド紙(高級クロッキー紙)と中身が3タイプある、ハードカバー製本のノートです。

このノートについてはおそらく、まずは画用紙やクロッキー紙タイプのほうに「使ってみたい」という関心が集まっているのではないかと思われるのですが、私はまっしぐらに筆記用紙仕様のほうへ。

昔から好きなんです、マルマンのノートの紙の書き心地。
製品により規格はさまざまなんですが、どれも私の手と相性がよいというか...。
今はもう売ってないけどボストンノートは大好きだったし、カバーノート(の本体)は常用+ストック継続中ですし、ニーモシネのメモ帳は旅中に欠かせません。

今度はどんな感じなんだろう、と本当に楽しみにしていたんですよ。

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これはB6変形サイズ5ミリ方眼ノートですが、袋と帯状の説明書きを外すとかなり地味な雰囲気ではあります。
分厚くて頑丈、かつ高級感ある製本ですよ。
この、ましかくっぽい感じはノートブックとして新鮮で、ちょっと可愛いなあとすら思いました。
スケッチブックの規格サイズから割り出した形状だそうですが、わりとテンポ良く消化できる普通のB6サイズノートよりも横に広い分、書いていて"たっぷり情報を積み込める"感じがするのです。

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『マルマンのオリジナル筆記用紙のなかで最もクッションの効いた柔らかな書き心地が特長です。
どんな筆記具でも書きやすく、特に万年筆との相性は抜群です。』

とある通り、90g/m²の厚みにも関わらず、ガチッとした硬さを感じないので書いていて疲れません。
文字どおり「筆が進む」というのを体感出来て、どんどん書き綴れるので楽しいですよ!

凹凸摩擦少なめなので滑らか系の質感ではあるのですが、書いてみるとそんなにツルツルした感じもなく、程よく調整されている感じ。
極細のペン先でも滑りすぎず止まってくれてエッジの効いたインク乗りなので、よりおすすめなのは細字(小文字でぎっしり書きたい)派の人かな。
万年筆使用にあたっては、インクの抜けや滲みは心配要らないと思われます。

下の写真ではモンブランのミッドナイトブルーを使っているのですが、EFペン先でも結構ブルーグレイ色の濃淡が確認出来(写真ではわからなくてスイマセン...)、なかなか良いインクだなあとあらためて思っているところなのです。

180427

PUR製本という、接着剤を使った綴じなのですが予想していたよりずっと開きが良くて安心しました。
糸綴じの高級ノート的な、「自重でパタンとたいらになる」感じではないのですけれど。
普通に(ちょっと押せば)綴じ目近くまで開ききることが出来るので私は全く気にならないです。

栞ひもがついてなかったので、いつものように:この工作のためだけに箱いっぱいに収集している:幅広リボンをマスキングテープで後方の見返しに貼り付けました。
(リボンの先にアラビックヤマトをちょいと塗りつけるとほつれないことを学習。
 能率手帳ゴールドの紐先にも施しています)

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今回で何年かぶりに方眼のノートを購入したのですが、罫線はかなり薄く細いので視界の邪魔にならず使い勝手が良いです。
(最近流行ってる気がする→)バレットジャーナル的な手帳にするにも向いていると思われます。

B6変形と比較すると、小さいほうのA6のほうはかなりコンパクトな手のひらサイズに感じたのですが、同様にハードな製本で普通のノートとは全く違う頑丈さがあります。
持ち歩きの書き(描き)ものにも向いてそうです。

というわけで、早くも「廃番にならないうちにあと何冊か買っておくべきだろうか」などとノートマニア特有の思考が出現しているのですが、余計な心配ですよね...!

マルマンといえば現在「図案シリーズ」のさまざまな製品群で盛り上がっているところなので(スケッチブック60周年おめでとうございます)、グリフィーのノートはいくらかひっそりめに展開されている新製品に感じますが、ここはしっかりと愛用して応援したいと思います。


●関連過去記事:ボストンノートを使い始めました。
 ↑ 迫力ある厚紙でちょっと硬い書き味だったのですが、良いノートでした...(残念ながら今は見かけず。)

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