「デザインのひきだし 36」を読みました。(紙の付録がすごい!)
今までも店頭で「...なんか変わった本だなあ」と驚くことが多かった「デザインのひきだし」。
気になってはいたけれど、購入したのは今号が初めてです。
ブックデザインや印刷関連の情報誌なのだそうですが、
その装丁を初めとして全部がこれぞ加工見本!といった感じの奇抜な見かけの号ばかりなのです。
そして先日発売の36号は、某漫画誌ソックリなデザインなのですが(と書きつつ読んでみたら、コロコロコミックの表紙を長く手がけているご本人によるものだそう)、開封してみて表面のキラキラした部分の質感にびっくり。
ラメ粉とかいう次元ではなく、ビーズを敷き詰めたような分厚い加工なのです。
本文中にも、この部分ほとんど手作業によるものだという詳細メイキングが。
今号の特集は「紙もの文具&玩具の作り方」で、文具系のオリジナル製品を作りたい人に向けての強力な参考書+見本集となっています。
文具好きならコミミにはさんだことがあるいろんな紙小物の仕様も知ることが出来て楽しいです。
付録もたくさんついてまして、その中で最も素晴らしい
(そして、おすすめすべきもっとな理由の)
付録は.「筆記適正にこだわった紙ノート」というもの。
市販の手帳やノートによく使われる28種類の紙が16ページづつ綴じられている2.5㎝ほどの厚み。
紙の解説とともに罫線も印刷されているということで、愛用のペンを使ってたっぷり試し書きも出来る。
超お得かつ大ボリュームな紙見本なのです!
(中紙が選べる系の)ノートオーダー売場の棚で見たことがある、
"1度使ってみたい紙"の数々がみんなここに入っているので。
もう「ペンとの相性」をみるためにいろんなノートを散財しなくても済むのではないでしょうか!←力説
あっ、「水に溶ける紙」も入ってるのでこれには万年筆厳禁です〜
この表紙も、20色ものバリエーションがあってどれが入ってるのかわからないんだそうです。
その他、「強いインデックスつき 紙の手帳」は4月始まりで、綴じも紙も上質なもの。
よかったー、シンプルな月間ブロック手帳がちょうど欲しかった!
イワコーの組み立て消しゴムも13種類からどれが入っているのかわからないすてきなオマケで、私には可愛い恐竜が入ってました。
(さっそく飾ってます)
雪模様のシールや断面がきらきら光る厚紙カードも眺めていて飽きません。
というわけで、
どのページも凝りに凝ったサンプルとその解説が詰め込まれた、紙好きにとってはオモチャ箱のような雑誌です。
印刷系という、自分の仕事とは無縁な世界でもあり、ちょっと離れてみていたデザイン誌だったのですがこれからは定期的に読んでもいいなあ。
このような内容なので発売直後の現在は話題になってAmazonの価格もプレミアがつきがちです。
定価の税込み2160円にもちょくちょく戻っていますので、購入タイミングにはお気を付け下さい。
○デザインのひきだし36 ←Amazon
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