ツイスビーの万年筆が楽しいです(TWSBI GO Stub 1.1)
先週、東京駅前のKITTEに行きました。
かならず立ち寄ることにしている4階のアンジェ ビュローで見つけたのがツイスビーの万年筆です。
台湾のメーカーで、近年ペン好きな方々の間では人気であると(画面上では)知っていたので「おお、実物はこれかー」と初めて眺めたのでした。
○TWSBI SAKAI-Japan←日本の取り扱い元サイト
アンジェで販売されていたのはTWSBI GOという、低価格入門ランクの製品です。
ガラスケース内などではなく、ざくっとコップのような容器の中にペン先別でまとめられていて、ペリカーノジュニアなどと一緒のコーナーでした。
本体価格3400円。
ラッキーなことに、いちばん欲しいと思っていたスタブペン先(STUB 1.1)がありました。
スタブは、縦線が太く横線が細く書けるいわゆる"平たいペン先"で、カリグラフィー用やミュージックペン先などと同じ種類の形状です。
しかしそれらよりはちょっと横幅狭い筆記線なので取り回しやすく、普段づかいも容易なのがこのペン先の特徴です。
この店にあったスタブペン先はスモークという軸で、胴軸部分が黒色透明の樹脂です。
(他にこの製品には、青色透明のサファイアや、全て透明のクリアも有ります。)
帰宅後に開封してみました。
軸が隙間無く収まるシンプルな箱や、吸入方法が一目でわかるイラスト入りの取扱説明書など、なかなかお洒落な感じがします。
弾力吸墨式鋼筆というラベルの文字も、まさにこのペンの仕組みを示す意味ですよねー!
軸を外すと、大きなバネに支えられたピストン機構が現れます。
ペン先をインクボトルに浸して、ピストンをひと押しすると、(バネのおかげで)指を離すだけで戻り、インクがびょわっとタンクの中に満たされました。
1.5mlくらい入るそうで、カートリッジなどとは比べものにならない大容量です。
この素早さと簡単さですぐ「書きの体制」に入れるという件が、GOという製品名に込められているとのこと。
手入れもこの方法で水を出し入れすればいいわけですから、ラクだろうなと想像。
というわけでこのペン先、とても書きやすいです!
既に何本か持っている日本メーカーのスタブやミュージックなどのペン先に較べると「角(カド)がまるい」手応えがあり、許容筆記角が広めなんじゃないかな?
と思いました。
けっこうな速書きでも縦太・横細の線で滑らかについてきてくれる感じがするんです。
柔らかいわけではありませんがほどほどな弾力もあって心地よく、ペン先と紙との密着感も楽しい。
まあ製品個体差もあるとは思いますが、この価格のスチールペン先(現地ならおそらくもっと安価ですよね)でこの書き味というのはけっこうな驚きです。
インクは、ペリカンのターコイスを入れました。
スタブは小型手帳や五ミリ方眼にこまごま書く用途ではないんですが、既にノートや日記帳に重宝しているため軸内タンク内容量が半分くらいになったかな?
ペンをゆらゆら傾けて、碧色の液体の行き来を観察するのも面白いですよ。
というわけで、私にとっては初のTWSBIペン。
本当は、分解キットなどもセットになっているもうちょっと上級者向け(?)の価格のを狙っていたのですが、思いがけず目にして衝動買いしたGOから入ってしまいました。
これはこれで大当たりの出会いだったので、おそらく今回の1本では済まないであろうことを予感しつつ、今日もスタブでしゃかしゃかと日記書いてから寝よう!の気分です。
○Amazonではこちらで購入出来ます→ TWSBI GO
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