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2019.10.23
能率手帳70周年限定 デイリーブックとメモティを買いました。
発売したての9月末には注文してわくわくと待っていた、能率手帳70周年の記念手帳です。
○能率手帳限定商品のご紹介|70周年特設サイト|NOLTY®|JMAM 日本能率協会マネジメントセンター
上記サイトに掲載されている、1日1ページタイプの「デイリーブック」と、方眼メモ主体の「メモティ」、"手帳のお友達界隈"...とても狭い世界だけど...では騒然となりました。
いま現在では、通販よりは店頭のほうが入手しやすいようです。
(もうちょっとAmazonなどに廻して欲しい)
デイリーブックは、黒と赤の2色あります。
私は、能率手帳ゴールドとのお揃い感(?)を出したかったので黒を選んでみました。
総ページ数は414ページあり、厚みは18mmです。栞紐は2本付。
見た目とタテヨコ寸法は同じものの、使い慣れた「能率手帳」とは全く違う、小型辞書のようなボリューム感が新鮮です。
私は数年前に、ほぼ日手帳のアンケートに、(A6判より)もっと小さい1日1ページも作って欲しいと書いたことがあるのですが。
デイリーブックを知ったときは「これだよ私が待っていたのは!」という気分になりました。
Moleskineのポケットサイズ デイリーダイアリーがかなり近いサイズではありますが、万年筆使用者には選択肢としてやや難しい紙質なので..。
月間ブロックのあとにデイリーのページが続きます。
非常にシンプルなレイアウトで、工夫次第でどのようにも使っていけそうです。
上部の小さな時間軸は6時から24時まで。
方眼は3.5ミリでかなり薄〜い線です。
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メモティは、表紙色が5色(黒・緑・黄・赤・青)もありまして、非常に悩んでこの色にしました。
濃いめターコイスで、くっきりとした発色がとても好きです。
デイリーブックと同じく、表紙と同じ色でコバが塗られていてカドの部分の若干深めな塗り加減などがなかなか味わい深い。
個体差かもしれませんが、デイリーブックよりシボが浅くてつるっとした触感な気もします。
私自身はこのサイズの能率手帳はゴールドしか使ったことがないのですけれど、メモティの合皮表紙、けっこう好きになりました。
素材の耐久性は革よりは落ちると思うのですが、気軽に使える感覚(革装の手帳って、途中で挫折したときの罪悪感が大きいんです...)と色出しもパキッと華やかに決まっているところが良く、今回の発売色はどれも欲しくなります。
年間のカレンダーが最初にある以外は3.5ミリ方眼のメモページとなっていて、174ページ、厚み11ミリとあります。
レギュラーの能率手帳が全てメモページになったに等しいので、「持ち歩くメモ帳」としても絶妙にしっくりくるボリュームと言えますね。
70周年記念商品ということは、2020年用にしか売られないわけなので、毎年色違いで買っていくことも出来ないのがとても惜しいです。
デイリーブックなどは今後定番化すれば、能率手帳製品の信頼度や品質が味方になっているので、ほぼ日手帳的に育つことが出来る製品だと思うのですが...来年1年分しか出ないのはかなり残念に思います。
実際のところ、今後の長期使用を見越して複数冊を買う人がけっこう多い(私のまわりの小さな手帳界隈では、メモティ全色コンプリートする人も珍しくない)です。
表紙に年号があるのを気にしなければ、メモノートとしてずっと使えますからね。
自分、今のところ1冊(1色)買いだけで我慢出来るのかしら...
デイリーブックもメモティも、まだ使いみちは決めていないのですけれど。
手帳として長らく親しんできたこの大きさなので、使い始めが楽しみなのです。
●過去記事:能率手帳ゴールド、13年目が届きました。
公式サイト含めて通販ではだいぶ品薄なのでいま現在は即納難しい状態ですが、Amazonでの購入リンクは下記からです。
○能率手帳メモティ
70周年記念手帳は、他にB6判の「4年日誌」があり、メモティと同じ5色展開です。
いやー迷うなあ。
年末までの2ヶ月、手帳商戦の誘惑を乗り越えることができるのでしょうか。
というわけで、能率手帳の70周年 おめでとうございます。
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2019.10.16
金ペン堂でペリカン スタールビーを買いました。
前回の訪問は2013年ですから、あれからずいぶん経ってしまいました。
(この7年間はペリカンの万年筆を買ってなかったということですね...)
今回の主な目的は、過去に購入の2本をよーく洗って頂きたい。というメンテナンス依頼のため。
●関連過去記事:
・金ペン堂でペリカンの800を買いました。←緑縞EF
・金ペン堂でペリカンの800を買いました。(5年ぶり2本目)←青縞M
お気に入りのペンだったのに、私自身の療養だのなんだので年単位で休眠させていました。
特に10年以上前に購入の緑軸は近年、尾栓の動きが硬くなってきており「ムリすると外れちゃうかも....」とヒヤヒヤしつつ使ってました。
おそらく今までの洗浄が甘くて、インクが固まっていたり吸入部の潤滑油的な成分がなくなってきたりしてるんだろうなーと予想。
金ペン堂が今まで購入のペンの洗浄メンテナンスをしてくれると知ったのは、Instagramのアカウント(@kanda_kinpendo)を訪問するようになってからです。
インクやペンの美しい見本写真の投稿:ペリカンなどの、通販案内や限定軸の予約受付もされています:だけでなく、後述しますが看板犬のモンちゃんが居ると知ったのもこちら経由なのです。
というわけで2008年と2013年に購入のM800を2本差しのペンケースに入れ、ペリカンの保証書もなんとか探し出し。
記憶していたより更に都会化した(というか飲食店が増えた?)気がする神保町を久々に歩いたのでした。
お店は昔と変わらずコンパクト空間ではありましたが、みっしりと美しい軸が並ぶディスプレイは整然としており圧倒されます。
通りがかる足を止めてガラスの中を見入る、観光客らしき人々も多し。
ちょうどご主人が店頭にいらっしゃった時で、こころよくメンテナンスを引き受けて頂き安堵。
(分解洗浄だけでなく、私の書き方に合わせてペン先を微調整までしてもらっちゃった...
帰宅後試すと、トゥルットゥル...? の滑らかなインク出と新品のように輝く軸のツヤに「フフッ」と声に出た真夜中でした。)
とにかくこれで2本のペリカンM800が机上の一軍万年筆に返り咲いて感動です。
紙の上をスルスルと走ってくれるようになりました!
やっぱりこのペン、名品なんだなあとあらためて思った次第です。
遠い山奥から出てきて良かった....
そして私が洗浄を依頼するタイミングで、カウンターの上で売り出し準備の作業がされていたのがスタールビー軸です。
「これは...限定の...あれでしょうか。」
などと言ってしまってからの展開、ちょっと記憶が曖昧なのですが(笑)Fペン先で買ってしまいました。
実物を見てみたいと以前から思っていたのですが、想像していた以上に綺麗なんですよ。
地色はかなり暗めのワイン色で(漆の赤溜塗の色にも似ている)、うっすら中身がうかがえる程度の透明度があります。
全面にわたってラメの粒が散りばめられているのですが、とてもこまかくてぱっと見の存在感は控えめ。
しかし、軸を回すとチラチラと輝くところが本当に美しいのですよ。
よーく観察するとラメの色が金や銀などの単色ではなくて、ホログラフィックというんでしょうか、虹色の色彩が入っているところが天の川みたいで!
Fにしたのは、単純に「ペリカンでまだFニブを持ってない」からでもあるんですが。
「能率手帳にもこまかめに使えるけどA5ノートにもイケる」という万能さを狙ってみた次第です。
試し書きでは、ぐりぐりと○や螺旋を書き並べただけですが、それを観察してササッと調整を入れて(洗浄中のM800にも反映して)頂き、かなり好みの書き味に。
スチールペン先とは思えないスルッスルのマイルドさと、スタブペン先を使っているかのような紙への密着感にびっくりしてペン先二度見しちゃった感じ...
同名のエーデルシュタインのインク、とても美しい色でしたし、ここは軸とセットで買ってこそなんでしょうけれど...。
私は赤色系インクはすぐに飽きてしまうんです。
1瓶はもちろん、1回の吸入でもおそらく使い切れないと判断。
ペン本体のみの購入にして中身はロイヤルブルーで使っていくことにしました。
(限定でもなんでもないメーカー的には"普通の"インクではありますが、この青は濃淡込みですごく好きなんです。)
ちなみに金ペン堂推奨のブルーブラックインクは、現在はエーデルシュタインのタンザナイトとのことで、洗浄したM800にも入れて頂きました。
ウォーターマンのあおみどりな時代は終わったらしい。
限りなく暗い黒むらさきな感じも趣があり、フローの良さもあって使いやすいインクです。
●過去記事:タンザナイト色のインクを使いはじめました。
その後、お店としては私がスタールビーを購入した最初の客であったと教えて頂きました。
正しくは、お店での発売直前というか...まあそういう絶好のタイミングだったんです。
良い出会いでした!
そうそう、SNS上で初めて知った看板犬の存在だったので、お店でそっと「きょうはワンちゃんいないんですか?」と尋ねてみたところ。
スッ...
という感じで静かに登場。
(なんとお利口で可愛いのかしらと心打たれているうちに万年筆の洗浄は終了)
いやあ楽しかったです。
昔、すくなくとも私が1本目のペリカンを買った頃ぐらいは、金ペン堂はちょっと怖い(?)だとか敷居が高いとか高度な万年筆マニアまたは作家の人しか来ないというイメージがありましたけれど、今は全然そんなことないよと書いておきたいです。
あの超コンパクトな店舗面積はかわらないので、それなりに狙うものの候補があったほうが入りやすいことは確かですけれど。
サクサクとやりとりしながら調整したものを試しつつ、「これにしますー」と決めるまでの流れは以前と変わらずで、私にはとても買いやすい店です。
SNSも適度に駆使されておりますし、オンラインショップも有るということ、私はかなり最近知りました。
○神田金ペン堂 | 萬年筆の専門店 - SINCE.1920-
レオナルドというブランド、実物の美しさときたらさすがイタリア(というか、中の人が元デルタなんですよね。なるほどね!)のペンです。
柔らかくてふわふわと聞いていたけれどそこまでじゃなくて、ちょっと弾力があるという程度かな。
金ペン堂調整だからかもしれないんですが私は好きだなー
画面でしか知らなかったペンでした、これを機会に試してよかった!
...(いつか)欲しいなー...←言うだけは無料
オンラインストアの場合は、対面でその人に合わせた仕上げをしてくれるわけではないので、金ペン堂の標準的な調整を施したものなのでしょう。
しかしハズれがなく(その後も持ち込めば面倒見てもらえる)ペリカンetc.が買えるという意味ではとても有り難く「おぉ、金ペン堂の万年筆が普通に通販されてるのか!」と安心です。
しかし私はがんばって地下鉄に乗って、なるべく買いに行きたい。
モンちゃんもいるし。
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2019.10.14
システム手帳 絵/貼日記 8-9月編
システム手帳で作っているスクラップ帳のような絵日記のような(双方かなり強めに混ざってる)週間記録、現在も楽しく続いています。
前回に引き続きの8-9月分。
SNSのほうにはもうちょっと解像度高めかつ使用筆記具などいろんなタグをつけて置いてるのですが、ここでは備忘録的な小さめ画像ですみません。
現在これを綴じるのに使っているバインダーは、ノックスのオーセンです。
(バイブルサイズ、15ミリリング)
よい感じに掌へ馴染むようになってきました...。
●関連過去記事:「システム手帳 STYLE vol.2」を読みました。(ノックスブレイン オーセンのバインダーも使ってます。)
ページへ貼りものをしていると全体の厚みがどんどん出てくるわけですが。
それなりのボリュームになったら古いほうから取り外して別途整理出来ることがシステム手帳の良いところです。
新しいページを作るときも、平らな環境で(1枚ペラな状態で)書き込めて、そのあとまた膨れた紙束へ綴じ込むという融通が利くところも。
そろそろ、今年作った分全部を綴じるのに15ミリリングは窮屈になってきました。
19ミリや25ミリといった更にリング径大きいバインダー(フランクリン・プランナー用)も持っているのでそちらにシフトしていくか、古いのをファイリング整理してオーセンで使い続けるか...。
今までの、同じテーマのページは下記にまとめてあります。
●カテゴリー: 手帖絵日記 バックナンバー
他の買いものだの食べものだののネタ内部にうっすら混ざっていますが、これらシステム手帳の記録はInstagramにて、出来次第ペースで掲載中です。
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2019.10.06
「ジョン・ウィック:パラベラム」を観てきました。
ジョン・ウィックのシリーズ、これで3作目になるわけですが、回を重ねるごとに人気が出ているのが上映館の増加でわかります。
(うちの場合、
1作目:スターチャンネルの新作放映で「映画館で見れば良かった!」と衝撃を受ける。
2作目:やっているシネコンがかなり遠かったので高速道路使って駆けつける。
3作目:ようやく、ひと山越えた程度の距離内で上映。次作で最寄りに来るかもしれないと期待!)
ジョン・ウィックの面白さは、ストーリー自体は殺し屋の主人公が敵方に容赦なく斬り(撃ち)込んでいくシンプルな格闘話なんですけれど、台詞回しetc. 要所要所に独特の「お約束パターン」が使われるため、ほんのりとコメディの空気も感じられるところかなあ。
あと、動物(主に犬)が必ず登場するところも良いです。
今作では、シェパード犬と馬がアクションに参加してすごい動きをするのです。
監督は、かつてマトリックスでキアヌ・リーヴスのスタントを務めていたのだそうです。
前作でローレンス・フィッシュバーンも登場し、今作で更にマトリックス絡みの台詞も出てきて、次作はこの展開+人間関係だともっと期待出来そう...と勝手に楽しみにしているところです。
3作目になると、格闘シーン多過ぎなんじゃないかなーという(見ている側の)疲労はありますので、評価は分かれるかもしれません。
キアヌのアクションがキレキレで容赦ないので、痛そうで目を伏せちゃったところも有り。
だからこそ、犬がぺろぺろと懐く場面などにホッと癒やしを感じるわけですが。
敵と味方がクルクルと入れ替わり、毎回のように全面戦争と言いつつ次はもっと「上」と対峙することになるので目が離せません。
出演者も豪華になってきてるしなあ。
今回は、アンジェリカ・ヒューストンやハル・ベリーの登場でオオっとなりましたし、ゲーム・オブ・スローンズ系統や、ブラックリスト← ここではチョイ役だけど。でも存在感が完全にキャプランさんだー! など海外ドラマのお気に入りだった人など。
あと今作ではいよいよ、1作目からクールにコンシェルジュを務めていた人:シャロンという役名を初めて知った...:も参戦し、ファンにとって見どころはたくさんあります。
いきなり見に行っても(冒頭に超短縮ながら今までの振り返りタイムがとられてます)問題無い話ではありますが、出来れば1作目から楽しんでおくともっともっと面白いのでおすすめします。
今作のエンドロールのほぼ最後のほうでさりげなく流れてきた、ミカエル・ニクヴィスト氏を偲ぶ1文が目に留まりました。
1作目でマフィアのボスを演じ、主人公と闘った結果、生死不明(と思えなくもない)終わり方でした。
ご存命であれば何らかの形で引き続き登場していたのかもしれない。素敵な俳優さんでした...
というわけで、次作も「更に全面戦争」の予感しかない。
楽しみにしたいと思います!
○キアヌ新作原題は『ジョン・ウィック3:パラベラム』に ─ タイトルの意味とは | THE RIVER
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