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2020.02.29

手帳絵/貼日記 12月-2月のはじめ編 + ファイロファックスのコットンクリーム紙がおすすめです。

もうすぐ、再開から1年になろうとしているシステム手帳の記録作りです。
万年筆やインクで実験的に遊べる良い機会にもなっているので、もくもくと続いています。

貼りものも増えてきたので(私の場合は可愛いマステやシールetc.でなく、生活感溢れる切りぬきが多め)、まとめるとかなりふっくらしてきました。

例によって
Instagramのほうには出来次第ペースで、もうちょっと解像度高めかつ使用筆記具などいろんなタグをつけてアップしているのですが。
ここでは備忘録的な小さめ画像ですみません。

今までの、同じテーマのページは下記にまとめてあります。
●カテゴリー: 手帖絵日記 :バックナンバー


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この1年、これを作るのに使用してきたBindexの週間リフィルが4月始まりでは終売とのことで、けっこう残念なのです。
長いこといろんな使い方で買ってきたリフィルなので、来年1月始まりのタイミングでまた入手しようかと思います。

これと同じレイアウトでおすすめなのが、ファイロファックスのコットンクリーム紙の週間リフィルです。

ファイロファックス システム手帳 リフィル 2020年 1月始まり バイブル ウィークリー コットンクリーム 20-68424 正規輸入品 ← Amazon

Bindexのすべすべした紙と較べると書き心地に紙っぽい繊維感があり。
インクが中まで染みこんでいく程よい柔らかさもありで、かなり気に入りました。
まだ一度も裏抜けも無しで万年筆用としてもおすすめできます。
コットンクリーム版は他の白いリフィル紙のセットよりいくらか高価なのですが、この使い勝手なら納得です。

bindexと並行に(絵日記で使ったら、そのときもう一方はメモ用にする...という感じで)使っていこうかと思っていたのですが、4月以降はこのコットンクリーム一択となりそうです。

B07QPSHH7Y

ひと昔近く前に横罫のリフィルを買い、(罫の細さゆえに)死蔵していたのでもういちど使いたい...。
無地やA5なども興味があるのでそのうち、伊東屋あたりで確認したいところです。
↑システム手帳関連品は、10年どころか20、30年前のものでも平気で復活出来てしまうのがスゴイと思う。

紙色は、クリームと名がついてはいますし、上掲載を含めた通販画像ではどれも黄色っぽいのですが。
実物は、Bindexやライフのクリーム紙と較べるとかなり白いと思ってください。
アイボリーという感じで目にも優しく、ペンのインク色が紙の黄色みで邪魔されない絶妙なクリーム加減。
小さめな数字フォントは紙色によく合っている控えめなブラウンで、ここもセンスが光るところ。

というわけで、
肺炎流行のニュースはまだ終わりが見えず、心が暗くなったり引きこもらざるをえない生活になっている方も多い現在かと思います。
しかし本と紙とペンがあれば、まずは大丈夫。
頑張りましょう。

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2020.02.22

ものすごく切れるハサミを買いました。(スーパーフェクション 事務用ばさみ 18cm)

かなりショックだったのですが、ほぼ毎日のように使っていたハサミをダメにしてしまいました。
書類にゼムクリップが紛れていて、切り落とした時は刃に小さな凹みが。
そのまま使えないこともないのですが、微妙な引っかかりが生じるのでそこがストレスとなり...
とりあえず第一線からは引退してもらうことに。
いいこだったなあ、ごめんね。
●過去記事:チタン色のはさみを買いました。
 ↑ ここで紹介したものです。扱いやすくて現在もおすすめハサミのひとつ。

今度は、もうちょっと存在感のあるすこしだけ大きめのものに替えてみました。

※下写真中央のハサミです※

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ツヴィリング 事務用バサミ | スーパーフェクション クラシック | 18 cm←メーカーの商品解説ページ
によると、

ハンドル(持ち手)の長さ: 80 mm
刃渡り: 100 mm
重さ: 0.098 kg
長さ: 18 cm(とありますが、測ったら18.5cmくらい。)

見た目のわりに軽いのは、大きめの持ち手部分が樹脂製だからなのかも。
滑らかで硬い材質ですが、サラッとした触り心地。
金色のネジに、ヘンケルスの双子マークが刻印されていてとても格好いいです。
これまで持っているハサミと違い、刃の表面に何かの加工がされているわけではありません。

しかし!
動かしたときの微かな「シャキッ」という、刃の手応えが素晴らしいです。
切れ味は言うに及ばず、ほとんど力を掛けずともスパスパ勝手に切れていくような快感が!!

事務用としてはそこそこ大きめなハサミではありますが、刃の尖っている部分を使ってかなり細かい切り方をすることも出来てこれから重宝しそうです。
コラージュなどの切りぬき系のご趣味がある方には是非どうぞとおすすめしたい使い心地です。

なんというか、今どきのモダンなデザインとは対極の「いかにも昔からあるハサミ」という姿が好きです。
刃のゴツさや先端の尖りは裁ちばさみのようでちょっと緊張しますし。
(お子様が使うには注意が必要かと思います。
 落としたら床に刺さりそう。)

しかし、こんな迫力だからこの切れ味なんだろうなあという、刃物文具としての所有満足感は相当にありまして、なにか切る度に感動が...!
というわけで、これは買って良かったです。
(クリップごと切ったりせずに...)正しく使えば一生モノになりそうです。

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他にこのシリーズ、13センチや16センチといった小型もあるので、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

Zwilling ツヴィリング 「スーパーフェクション 事務用ばさみ 18cm」 ドイツ製 41900-181 ← Amazonで買いました。

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●関連過去記事:アレックスの小さなハサミを使い始めました。(ALLEX スリム140)
 ↑ このハサミも、ほっそいのに恐ろしく切れます。
  指先でちょこちょこはさんで、どこにでも持っていけるコンパクトさが魅力。

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2020.02.14

プラチナのノック式万年筆「キュリダス(CURIDAS)」を買いました。

火曜日に銀座へ行ってきました。
祝日なので混雑は覚悟でしたが、伊東屋で先行発売中のキュリダスというペンをどうしても見たかったのです。

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PLATINUM PEN CO,LTD. JAPAN “curidas” ← 公式ページ

専用お試し台が設置されているとコミミにはさんでいたのですが、遠くからでもすぐにわかりました...
(次々と近寄ってはなにか書いたり眺めたりで、ザワっと人だかりになっていた!)

台にはEF/F/Mの各ペン先のキュリダスが紙といっしょに置いてあるので自由に手に取ることが出来、全色の軸が飾られた透明ケースも。
「次、試したいので順番よろしくおねがいします...」
の空気をふんわり出しながらじわじわ近づいて、無事に書きまくることが出来ました。
自分の能率手帳ゴールドも持ち込んだよ。

その合間にも、接客順番待ちの予約を入れたり「○○(軸色)の△△(ペン先)を下さい」と即決する人などが続々と。
様子を眺めつつ、私も流れに続いた次第です。

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実物を見た感じはwebで知っていた姿とだいぶ印象が違いました、私の場合。
以前から「長い」とは聞いていましたけれど、第一印象が本当にそれ....
ノックボタンだけで3センチちょっとあります。
(パイロットのキャップレスは2センチ)
帰宅後はかってみたら全長が15cm以上あり、私が持ってる中で一番長い中屋万年筆のポータブルより長かった...


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※上写真は、キャップなしタイプの軸比較。
 左から、ラミーのダイアログ3、キャップレスデシモ、キャップレス、キャップレスフェルモ、キュリダス。
さらっと(ブログ上では)新登場している軸もありますが個々の話はまたあとでね!

ただし、筆記時はキャップレスより3mm程度大きいだけなんですよ。
と、いうことは結構深くボタンを押し込んで使うものだということがわかります。

直径も、キャップレスよりほんの少し太いんじゃないかしら。
(最大径13.8mmとのこと。)
先端近くまで直径が変わらないので、持った感じだけでなく見た目ボリュームの"棒状感"はけっこうあります。


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しかし!
その体格の存在感を覆すのが約24g(カートリッジ装着時で。)という軽さなんです。

けっこう大きな軸なのに、速書きしても遠心力で振り回されるような感覚が全く無し。
掌の中で安定する軸直径なので、軽すぎて筆記中に手首が浮くようなストレスも発生せず。

そういうバランスの良さが最大の魅力に感じましたし、書いてみて初めて知った「あらー、良いね」のポイント。
いちいち較べて申し訳ないのですが、キャップレスで30g弱。
メイン素材が金属と樹脂ではこうも違うのかと。
ちなみに、ダイアログ3は47gです。ここまでくると完全に別モノです。
この軸については語ると長くなる凄さがあるので、またこんど!

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ペン先は、私は当初M(中字)を購入するつもりでした。
しかし、実物を試してみて、想像していたよりインクフローが良くて滑らかだと気付きました。

いわゆる軟調ペン先のように柔らかいわけではないのです。
しかし筆圧に従って根本からボワンとたわむような不思議な弾力が特徴的。
素人感想ですいませんが「上下方向にしなる」ような手応えが返ってくるんですよ。

こういう書き心地、私は細字方面で味わうのが好きなんです。
キュリダスの試筆台の上でも、おおイイじゃないか!とまず感動したのはEFでした。
たっぷりめなインク出のせいなのか鉄ペン先特有のカリカリ感もなく、それでいてプラチナっぽいシャープな細さで書けて。
これは、試してはじめてわかったので良かったなぁと。

最近(主にroganのせいで)極細ニブの使用を避ける傾向があったのですが、キュリダスのEFは手帳に限らず、どこでも取り出したい感じです。


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ノックは、前述したとおり3センチくらいは押し込むことになるので、そこが好みの分かれるところかもしれません。(わりと軽やかに押せますけれど。)
出すときも引っ込めるときも、樹脂製といえどノック音はカチッと大きめ。
使いどころは選ぶかなという感じはあります。

インク補充で必要な、分解・組み立て方法もやや複雑です。
各パーツとも、コの字やL型の溝に沿って丁寧に動かして引き抜かないとですし、バネの内側にそーっとペン先を入れるのも緊張...
まずは公式サイト内のHow to動画視聴は必須と思いますし、同梱の取説はしばらくの間は手元に置くことをおすすめします。

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クリップを取り外す工具的な部品もついているのですが、これもHow to事前学習は必要です。
購入時に実演してご指導頂いたのですが、不器用な私がこんなこと何度もやれば軸を傷つけそうで怖いなというのが正直なところです....

私自身は、この位置にクリップがついていても指の邪魔に感じないので外す機会もなさそうです。
軸の重心をペン先側に下げてくれる働きにも期待したいし、クリップがついているほうがちょっとだけ見た目の高級感が上がる(気がする...と思いたい...)。


軸色は、好みど真ん中だったので予定通り赤にしましたけれど。
濃いめとはいえ半透明のせいか、白っぽいところと黒っぽいところ、置く場所によって雰囲気が変わって面白いです。

赤と緑は、全5色のなかでは派手系グループではありますが、透けすぎないことで明るさが抑えられ、程々に大人っぽさを保っているところが気に入りました。
さすが、近年のセンチュリー軸でさまざまな濃半透明色軸を出してきた会社だなあ!という感想。
(薫風もってなければ迷ったはずの美しいグリーン。)
●過去記事:プラチナ万年筆「薫風」が届きました。

とはいえ、当日の伊東屋売場、中身丸見えの無色透明軸を指名買いする人も多かった。
普通の万年筆よりメカっぽい雰囲気を醸し出しているところに惹かれるんですよね。


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キュリダスは、その軸だけでなくペン先が格納される機構部分も樹脂製なのです。
エラストマーという(ゴムのような)柔らか素材で出来ているので、蓋がパクっとくっついて密封度が高まりインクが乾燥しにくいのだそう。
また、キャップレスと違ってペン先がシャッター蓋に触れることなく出てくる仕組みであるため、いわゆる「古典インク」の強い成分による腐食からも守られるとのこと。

というようなことを初めとする基礎知識は、わたくし、購入前日に文具王の解説動画でちょっとだけ勉強したのでした。
長編かつ専門的解説もあり難しいので...ざっくりレベルですが、とても興味深く視聴しました。

プラチナ万年筆からカジュアルなノック式万年筆CURIDAS爆誕!!(最初の準備にちょっとだけ注意が必要だから見てね!)【文具のとびら】#172【文具王の文房具解説】キュリダス - YouTube


こういう素材のこういう仕組み、耐久性はどうなんだろうとか(長い目で見た場合の)心配は少々あります。
ぱっと見ではとても万年筆に見えないので、人によっては価格もデザインも賛否分かれるかもしれないんですが。

面白いし、実際使いやすいので、私は満足。
おすすめしたい良い筆記具です。

ペン先別や軸色別で複数買いする人の話も、すっごくわかるなあ。(今のところは我慢)
いつか金ペンや金属軸バージョンも出たりするのかしら...

というわけで、楽しく使っていきたいと思います!

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一般発売予定日は3月20日とのこと。(2月末だったのですが延期されました)
通販、本日現在では下記リンク先の楽天サイト内で予約等受け付けており、名入れ受付や、割安な価格で販売する店舗もあります。

プラチナ万年筆 キュリダス

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Amazonではこちら→ プラチナ万年筆 キュリダス
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2020.02.08

4月始まりのデイリー手帳を買いました2020(日記用:NOLTY メモリー3)

年が明け、4月始まりの手帳も売場に並び始めました。
昨年から使い始めた日記帳、いくらか迷走した時期があったものの、4月始まりで使い始めたNOLTYの手帳がとても気に入り、1年完走できそうです。
2冊目もいけそうな気がしたので、同じ「メモリー3」を注文しました。

能率 NOLTY 手帳 2020年 4月始まり A5 デイリー メモリー 3 ブルー 9621←Amazon

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詳しい仕様は過去記事に書いていますのでご覧下さい。ありがとう去年の私!

●関連過去記事:4月始まりのデイリー手帳を買いました(日記用:NOLTY メモリー3)

上にも書いたとおり、「日付がきちんと印刷してあること」は、私には日記を継続する上でとても大事だということもわかりました。

一日あたりにするとA6サイズ程度の書き面積で比較的すぐ埋まること
(足りない気がするときもあるけど、その割には後ろのメモページを補充に使うほどでもない。
たぶん適量なのでしょう...)

と、見開きで4日分を眺めることが出来る
(ので、内容だけでなく、ペンやインクをいろいろ変えて俯瞰できる)
面白さもありまして。

寝る前の習慣としてほとんど毎日書き続けることが出来ています。
忙しかったりで当日書けなかったとしても、翌日ぐらいには必ずなんとか出来てるかなー

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紙の書き心地が本当に好きなんですよ。
この手帳に使われているNOLTYのダイアリー用紙、もちろん万年筆にも無敵ですべすべと書き進められます。
(これでハードカバーの日記帳やノートが出てくれたらなあ。)

コース←極太 やスタブ、ミュージックといった、普段づかいするには太すぎるペン先を楽しめて、好きなインクを鑑賞しつつどんどん消化できるわけですから。
ペン好きにとってアナログの日記帳は大事な場所です。
紙の上で発散できてれば、ネット上で余計なことをぼやかずに済む効能もあり。

とにかくもうこれで「日記帳ジプシー」を卒業できましたから、たぶん毎年買うことになりそう。
業務日誌やToDoなどを書き込むスケジュール管理手帳としても充分使える横罫レイアウトなので、たぶん廃番にはならないだろうなと思うのですが。
1月始まりのほうに統合されたらどうしよう、とか今から心配しています。

そうそう、この手帳には、アシュフォードのルガードのカバーをかけています。
昨年の4月頃、伊東屋のノート売場でワイン色の革で購入したのでした。

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ルガードは、アシュフォード製品を代表する革のひとつで、さまざまなサイズのシステム手帳に多く使われています。
ルガード ダイアリーカバー A5 [8218] ダイアリーカバー ASHFORD←アシュフォードの販売ページ

しかし私の場合は、ルガードといえばこのダイアリーカバーなのです。
2012年から数えて3個目になるのですが、現在に至るまで、どれも仕事用ノートや週間手帳(ベルノA5)のカバーとして毎日手に取っている活躍ぶりなのですよ。

●過去記事:
  ・赤革のダイアリーカバーを買いました。←2012年12月

  ・青革のダイアリーカバーが増えました。←2014年1月

ほとんど手入れはしていないのですけれど、変わらず、色目くっきりツヤツヤのままです。
赤革や青革の時代より、持ち主がだいぶ大人になってしまったせいか、今はワイン革の落ち着いた感じが一番お気に入りと言えるかなあ。
買ってまだ1年経っていないので、革の触り心地もうっとりするほどのすべすべ具合。
これも毎日書きたい原動力になっているかもしれません。

購入時にもとからついている青い合皮カバーは、4月始まりの場合は毎年同じデザインのようですね。
(私にとっては、書き終わって蓄積するときしか着けないカバーではありますが、)何年ぶんか並べることが出来れば統一感が出て格好いいのではないか?と期待。

ルガード ダイアリーカバー ←Amazonでの購入先はこちら。

●迷走の原因となった過去記事:新しい日記帳の仕様変更に驚いた話。
 ↑万年筆民としては残念ながら、博文館は今年版も同じ紙を使っているとのことなので...

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