革のミニデスクマットを使い始めました。(万年筆用におすすめ)
デスクマットは、そんなに大きくないものですがここ数年愛用しています。
●過去記事:革のデスクマットがお気に入りです。(100% Leather Desk Mat)
近年システム手帳をよく使うようになり、リフィルが1枚パラッと乗るくらいの小さいのがあれば、手帳専用にしたり他の部屋に気軽に持ち運んでも使えるよなあと考えるようになりました。
上記の、ヒャクパーセントのものにはマウスパッドサイズも有り、(クオリティの良さは把握済みのため)それにしようかとも思ったのですが...
お揃い過ぎるのもちょっとつまらない。
出来れば全く違うテイストで使い分けたりもしたい...
というところにふと画面に流れてきた、フォロワーさんのフォロワーさんがミニデスクマットを制作中であるという話。
主に万年筆で書くことを目的として、何種類かの革の特性(=書き心地)別に発売されるとのこと。
NanKa さんのミニデスクマットです。(@NezMozzさん)
SOLD-OUT表示は、初回発売の結果です。
現在どんどん制作中とのことで、間もなく購入できるようになると思われます。
デスクトップ画面からも買えますが、スマホやタブレットからはbaseのアプリを入れてお気に入りを付けておくなどの準備もおすすめ。
それぞれの革ごとに、既に筆記使用を行った裏花火(@urahanabi)さんの丁寧な手書きレビューが各製品の画像群に入っていますので、熟読しておくことをおすすめします。
私が購入したのは、「クロム厚革」のワインレッド色のものです。
これは最も柔らかめの革で、ふわふわな筆記感が特徴。
正直なところ「このワイン色、最高に好きだわ」という見た目の衝動で選んだようなものなのですが...
ソフトタイプであるということは、既に使っているヒャクパーセントのものがだいぶ硬めな筆記感なことと対極。
楽しく使い分けられるだろうなあという期待もかなりありました。
(革のデスクマット、どんなもんだか使ってみたいという「1枚目」に選ぶなら...私はどちらかといえば硬めの革のものをおすすめします。
いくらでも書けてしまいそうにペン先が進む感じを是非。)
このワインレッド、たまたま上に置いて気づきましたが、パイロットの万年筆のダークレッド軸にかなり近い色味です。
表面には美しい光沢が入っていますが、表情豊かな皺模様が薄く入っていてサラッとした手触り。
指でそっと押してみると、僅かながらもふわりとスポンジが入ってそうな柔らかみがあります。
さすが、ダレスバッグの専門工房の技術だよなと思わせる、かっちりとしたコバ塗りが施され、新しい革製品特有の甘香ばしい匂いも素敵。
↓メインでお仕事されているブランド
○C.C.Baxter ダレスバッグ専門店
このマットの上で最初に書いてみた感想は「能率手帳ゴールドの表紙の上で書いたのと似てる...!」
つまり、フワッホワです!
ペン先がスっと沈むのがわかるくらいの柔らかさがあるのですが、私の筆圧の場合、埋もれるというほどのイヤな引っ張られ感は無いです。
ガチッと硬めの書き味かつ渋めフローで手こずっていたペン先を使ってみると、驚くほど(疑似的に)筆圧を吸ってフワっとしなるような手応えに変貌し、紙の中にインクが入っていく...
そこにまず感動しました。
こういう「柔らか系」は中字以上向けな先入観もありますが、私はあえて、とんがったEFやFで書いてみるのが楽しくて。
書き心地はもっと複雑ではありますが高級版の「ソフト下敷き」みたい...
ペン先が細いほど、そして筆圧強いほど顕著であると思われますが、紙の裏がボールペンで書いたかのようにちょっと出っ張ります。
本当にボールペンで書いたら穴を開ける人もいるかも?
というくらい筆圧を選ぶ革かも
あと、速書きは出来ないのでスイスイという感じでは進みません。
(ゆっくり、考えながら書くときのスピードになるのかも。)
上に挙げた件、このデスクマットの欠点のようにも思われますし、好みが分かれるところだとは思います。
しかし、現在のところ、万年筆をはじめとするあらゆる筆記具(私はシャーペンにも感動した...)の書き心地がマイルドにふんわりするので。
私はちょっと病みつきになってます(・∀・)
端に設けられた細長いポケットは、販売ページで見ることが出来る裏花火さんのレビューに詳しくありますが、リフィルを固定したり持ち運んだり、さまざまな使いようが存在して面白いです。
本体サイズは、私のは17.5×26.5センチぐらい。
大きさの割に驚くほど軽くて、荷物の隙間に差し入れて外出書きのお供におすすめな感じです。
そして裏側にはスエードのような布がはってあり、スチール机上でピタリとくっついて動きません。
私はこのデスクマットを、贅沢ながらマウスパッドとしても堪能しています。
仕事ではMagicMouseを使うのですが、革の微少な皺模様のおかげできっちりとカーソルの動きを捉えてくれ、今まで使った中で最もストレスが無いかもしれないです。
(マウスパッドにしては)やや縦長に大きめなところも、作業中にはみ出す心配が無くなって有り難い。
仕事以外では腱鞘炎防止のためにトラックボール(ロジクールのMX ERGO...これもそのうち感想書かなくちゃ...)がメインなのですが、これの置き台としても素晴らしいのは、機器裏側が吸い付いたように固定されて動かないから。
今まで100均で買った食器棚用滑り止めを小さく切ったものを置いてましたが、ついに不要に。
そしてそして!
下のポケット部分がちょうど手首に当たり、ほんの少しふんわり度とあたたかみが増すところが幸せ。
スチール机の最大の欠点「冬は冷たい」からも救われたのです。
(今までは、マウス用リストレストなるものを使わねばならず、それは位置的にしょっちゅう床に落ちるのでした。)
というわけで、
まだ使い込んでない状況ですが、ペンで書くときも書かないとき(=マウス使ってるとき)も欠かせないアイテムになりつつあります。
この使用度なら、何らかのお手入れもほぼ要らないかなと思いますし。
万年筆好きの人たちの間にはやく行き渡って欲しいなあ。
私も、硬さ違いで使ってみたいという気持ちも大いにある(革色でいうとパープルなど気になる!)ので、次の発売を楽しみにしましょう。
冒頭でも言及しましたが、私がメイン置き(?)してるのはこちらのデスクマット。現在7年目。
○100パーセント デスクマット←Amazon
Sサイズですが横置きでもフルキーボードぐらいの巾なので、私の机ではいろいろとちょうどいいです。
立派なLサイズもありますよ。
1枚革仕様ですが、反りなどのストレスは全く無いです。
サクサクと気持ち良く書ける硬めタイプなので、たまにですがボールペンも使ってます。
(書き跡が凹むのであまり推奨はしたくないかな。ここに埃が溜まったりするんですよ...)
その他の下敷きネタ
●過去記事:ボールペン用に、硬筆用ソフト下敷きを使っています。
↑革との違いは明確にわかるんだけど、 万年筆で書くのも意外と悪くない...
| 固定リンク
コメントを書く
★コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。
コメント