ペリカンの赤い万年筆を買いました。(M600 トータスシェルレッド)
年明けにペリカンの万年筆、M600 トータスシェルレッドが届きました。
秋ごろだったか、限定軸発売のニュースが流れてきまして。
大の赤軸好きとしては
「欲しい!」と、(画面にむかって)身を乗り出したくらいには、心揺さぶられたのでした...
他所様の情報サイトですが、ペリカンから出ている宣伝画像が美しくて、こりゃいいなあと。
○News: M600 Tortoiseshell-Red « The Pelikan's Perch
購入は、いつもの金ペン堂です。
○神田金ペン堂 – 萬年筆の専門店 – SINCE.1920-
発売より少し前の時期に、予約購入が出来るか問い合わせしました。
オンラインショップでは扱う予定がないものの、取り寄せ+配送(振込or代引き)が可能というお返事でしたので、早速お願いした次第です。
今回オマケとして、カバー付メモパッド
(ペンと同じ仕様の立派な箱に入ってました。
型押しでフカフカした表紙のカバーに、うっすらペリカンのロゴが入ったA7メモが入っています。)
とインクを頂きました。
実物は、宣伝写真での印象とは少し違ったかな。
真っ赤というよりは、朱色寄りかも。
パイロット カスタム845の朱漆と非常によく似た赤なのですが、ペリカンのほうが僅かに暗い。
第一印象が和風に思えたのはそんなところが理由なのかもしれません。
●過去記事:朱漆軸の万年筆を昨年末に購入しました(カスタム845)
ホワイトトータス軸でお馴染みのべっ甲調ストライプの内部には、赤い色素のようなものが不均一に散らされています。
くるくると軸をまわすと、金や赤の光沢が入り交じって輝く。
もうほんとに綺麗なんですよー!
ペン先はEFにしました。
以前購入したスタールビーの筆記感が気に入っていて、
今回も同じFにすべきかずいぶん迷ったのですが....
「600型のEF」という、手帳に人気の仕様も使ってみたくて。
今回「やや細め」の調整にして下さったとのこと。
ゲルボールペンで言うと0.5より少々細いかな(エーデルシュタインを入れた場合で。このインクはフローが良いので他より太め)といった感じで、海外ブランドEFとしてはかなり理想的です。
これ以上細い線で使いたければ、国産メーカーのペン先に頼れば良いよね。という考えでいきます。
もちろん全く問題なく、すべすべな書き心地は過去の購入品と同様。
EFの細線なのに、紙の上でインクの盛り上がりがキラッと光るところが目にも楽しいです。
個人的にはM600で書くこと自体が久々で、驚いたのはその軽さです。
今まで使い慣れていたM800に較べると10gも違う。
(量ってみると19gでした。ほぼ空気...!)
というわけで年末年始にかかる時期だったのに、金ペン堂さんにはとても丁寧な対応を頂きました。
本当は、これまでのペンもお手入れして頂きつつ、店頭で入手したかったのです。
こんな世間の状況なので、もうずーっと東京に出ていないのが寂しいな...
●過去記事:金ペン堂でペリカン スタールビーを買いました。
そうそう、インクはエーデルシュタイン オニキスを選びました。
お店推奨色(青=ペリカン ロイヤルブルー / ブルーブラック=エーデルシュタイン タンザナイト /黒=上記オニキス)の中で唯一持ってないインクでした。
こうして見ると、なんとなく紫?っぽい要素が入っていそうですけれど、紙上で見える程ではないかな。
けっこう深みのあるまっ黒で(濃淡も大きめだけどくっきりしてもいる)、味わいがありますね。
ペリカンといえば「まずはロイヤルブルー」という思いもあるのですけれど、今のところしばらくはこの、書きごこち柔らかなインクで書きものをしていこうかと思います。
というわけで、いきなり正月明けから素敵な赤軸がうちに来てしまったわけで。
今年の筆記具買いはこれでもう、いいね!
(という気持ちを持つことが大事...。)
| 固定リンク
コメントを書く
★コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。
コメント