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2021.04.21

ウォーターマン カレンについての感想1年目 + ほぼ日手帳をワインレッド革で使い始めました。

ウォーターマンのカレン、EFペン先(ブラック・シーGT軸)を購入してからちょうど1年ほど経ちます。
世間がだんだんと不穏なニュースを繰り返すようになり、心細さについポチってしまったのです。← 言い訳
しかし後悔はなく、やはり名品。
「これ良いわ..」と、最近になっても頻度高めに使い込んでいる万年筆なので感想を書いておきたいと思います。

カレン - 「ウォーターマン」 ← ウォーターマンの製品紹介ページ

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ペン先の、爪のようなデザインが特徴的です。
こういうのはインレイニブと呼ぶそうですが、大部分が軸に密着していて、飛び出ているのはペンポイントまでの先端2ミリぐらいかな。
そのため、万年筆ならではの「しなる」「やわらかい」感じが期待できる書き心地ではありません。
いわゆる"ガチニブ"の典型とも言えるでしょう...!

しかしこの硬さゆえに、ボールペン並みの強い筆圧にも負けず、無心でガシガシと書き込むことができますので。
大量筆記や事務作業用としても、個人的にはかなりおすすめなのです。
初心者の方には、鉄ペン→スタンダードな形状の金ペン の次、3本目くらいの候補に是非入れて頂きたい、意外と扱いやすい万年筆だと思うのです。

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コンバーター内満タン時なら35g近く:キャップ無しなら24g:ある重量感は、手の中で安定して筆記の勢いもつけやすい気がして。
カレンをきっかけに重めの軸で書くことが好きになりましたよ。
(カレンの後にサファリなど持ってしまうと、空気みたいに感じます)
キャップは、プチッと外してカチッとはめる勘合式 というのもラクで良いな。

棒の先で書いてるみたいだなとすら思ったほど「しならない」書き味とは言え、先端部は紙当たりが柔らかくて。
EFの薄さ?ならではのミクロな弾力も感じます...なんとなく
これは18Kペン先だからこそなんじゃないか?と想像。

製品個体差や使用するインクによるところも大きい件ではありますが、カレンEFは舶来ブランドとしてはきちんと細い線が出ます。
(国産ブランドのFに近い働きをしてくれると思います。)

私は同梱のコンバーター内にモンブランのロイヤルブルーを充填して使用中です。
筆記時のほんのすこしのシャリ感も楽しく、小型手帳への細かい筆記にも活躍しておりまして。
(安価にAmazon買いしたにも関わらず!)なかなかの良品でした。

黒-金のブラックシー軸、しっぽから頭までエレガントでカッコいいなあと惚れ惚れします。
クールな黒-銀派の方には「ブラックシーST」もありますよ。

ウォーターマン 万年筆 EF 極細字 カレン ブラック・シーGT S2228161 正規輸入品 ← Amazonで買いました。

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画像でおわかりのように、カレンは今回で2本目です。
1本目の出会いは2006年に米国ボストンへ行った時でした。

Amber shimmerという名前の、当時、海外サイト上で見かけて以来ずっと欲しかった琥珀色の軸で。
ふらっと覗いた文具店で偶然発見したのは中字ペン先で、売場での試筆時点から微妙な書き味だったのですが....
店の在庫はこれ一本だけで日本では入手困難だし、まあいいかと決断。
(翌年に近所の文具店で開催のペンクリニックにて、セーラーの川口さんに調整して頂き、だいぶ良い感じに生まれ変わりました。)

現在、せっかくのお気に入りなのでアンバー軸のほうにEFの首軸を付け替えて使用中です。
両方の軸、首が黒いしペン先は金色だし。
付け替えたところで何も不自然が無いだろうよ...
と考えていたのですが、2本をじっと見較べてみると、クリップなどのパーツ含めて金の色が違うんですね。

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アンバー軸のほうは銅色っぽい赤みがあり、ブラックシー軸のほうはグリーンを帯びたような明るめの黄色です。
この違い、まあ言わなきゃわからないもんなあ。
と時折じっと見つめてモヤッとした時もありますが、最近はあんまり気にならず。
琥珀色の軸+黄色いEFペン先にて使用続行中です。

●関連過去記事:
 ・ペンクリニックに行きました。(カレン復活!)
← 2007年の記事。会場の文具店はもうだいぶ前に無くなってしまいました...

 琥珀色の万年筆を買いました。(旅先購入記完結) ← 2006年の記事。ボストン、またいつか行きたい所です。

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ちなみに写真内で置かれている紫色の手帳は、4月始まりの「ほぼ日WEEKS」です。
ワインレッドという名前ですが、パープルだな〜
こういう葡萄っぽい色は大好きです。
以前購入したアシュフォードのA5システム手帳「イシュー」と近い気がします。
(イシュー特有の、雲のような色むら感はWEEKSには無いけれど...)

●過去記事:A5システム手帳バインダー、2代目はパープル色が綺麗です。

革装のweeksを買うのは3年ぶりなのですが、最近までその2018年版の空きページにちまちまと書き込んでいました。
今回も、もしかしたらまた途中でペースダウンして長期にわたって使用することにかもしれないけれど...
無駄なく楽しく使っていきたいと思います。
今のところは、普通に週間のToDoや家事備忘録をまとめる手帳として、粛々と進行中です。
トモエリバー紙に万年筆、やっぱりこの組み合わせは楽しいなあ。

ファインクラシック / ワインレッド - 手帳ラインナップ - ほぼ日手帳 2021 ← ほぼ日サイト内の製品詳細ページ。

ほぼ日手帳 2021 weeks ファインクラシック/ワインレッド 4月始まり 週間手帳 b6変形 ←Amazonで買いました。

●関連過去記事:
 ・4月始まりの手帳をようやく購入しました(ほぼ日WEEKSエスプレッソ革)
← 「専用革カバーをオーダーするより安上がり」などと、当時から言い訳してますね!

 ほぼ日手帳WEEKSを試し始めました。 ← 最初の購入は2016年版。2-3年おきに使いたくなる手帳なのかもしれない。

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2021.04.16

手帳絵/貼日記 11月〜3月くらいまで編

前回のつづき、11月くらいから今年の3月くらいまでを並べます。

1  2


3 4


5 6


7 8


9 10


11 12


13 14


15 16


17 18


途中1月あたりで欠けているのですが、植物用の手帳(の基礎部分)を作るのに熱中してました。
趣味の手帳を作るのって楽しいな!
と、現在も日々こまごまと書き込んでいます。

バインダーは、15ミリリング厚ではいよいよ足りなくなってきました。
下記でレビューしているファイロファックス ヘリテージと、ノックス オーセンと2分冊してます。

●関連過去記事:
園芸活動専用のシステム手帳を作っています。(ファイロファックス ヘリテージ)

ベランダ園芸専用手帳を作っています。


というわけで例によって
Instagramのほうには出来次第ペースで、もうちょっと解像度高め かつ 使用筆記具などいろんなタグをつけてアップしていますので覗きに来て頂ければ幸いです。
(ブログでは備忘録的な小さめ画像ですみません。)

今までの、同じテーマのページは下記にまとめてあります。
●カテゴリー:手帖絵日記 バックナンバー

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