ラグランジア ブライダルシャワーを初めて育てたまとめ記録(3-6月)
3月頃の記事に、ラグランジア ブライダルシャワー というアジサイの育成モニターを始めたことを書きました。
●過去記事:園芸活動専用のシステム手帳を作っています。(ファイロファックス ヘリテージ)
→ PW社の品種紹介ページ : ラグランジア® ブライダルシャワー | PROVEN WINNERS (PW)
今は花が終わっている状態なのですが、せっかくなのでブログのほうでもこの時点までの経過をまとめておきたいと思います。
(リアルタイムなこまかい報告は、Instagramのほうで投稿しています。)
---
3月20日に届いた苗は5号(直径15センチ)鉢に入っていました。
さっそくホームセンターでもう少し大きめの鉢を購入。
リッチェル製のボタニーというシリーズから選びました。
プラスチック鉢なのですが、かなりの厚地。
表面加工も、石や素焼きで出来ているような質感。
持ってみてその軽さで「あっプラ鉢なの?」と気付くぐらい良く出来ています。
そのかわりプラスチック鉢としてはちょっとだけお値段するかな。
しかし、同じく「石みたいな質感だけど軽い」グラスファイバー製などと較べれば格安なので。
私はボタニーシリーズがけっこう好きでいくつか既に使っています。
今回植え込んだのは、20型の「プレーンポット」で土容量3.3リットルです。
格好いいし、これで一年育てたら見映えするだろう...
公式サイトには、最初の年は小鉢で楽しめると書いてあったし。
と張り切ったのですが!(終盤の記述につづく)
---
3週間目、順調に大きくなってきました。
他の植物に較べると、全体的にかなり明るい、蛍光色のようなライムグリーンになりました。
新しく出た葉っぱ特有の色なのか肥料不足ゆえなのか心配に。
(こういうときはSNSでハッシュタグ検索すると、他のお家の成長の様子もわかるので。
この時期はだいたいこんな感じみたい。)
---
粒々したつぼみが大きくなってきました。
うっすらですが葉っぱのライムグリーンが普通の緑色におちついてきました。
成長したから?肥料が効いてきたから?
植え込み後に土の上にばらまく置き肥として私は「プロミック 草花・鉢花用」を主に使っています。
○株式会社ハイポネックスジャパン | プロミック 草花・鉢花用
錠剤の形状で、鉢の大きさによって土に置く基本個数が決まっているのでとてもラクです。
(例えばこの鉢なら、7号と考えて4個を鉢の縁に均等に置きます。)
粉や細かい粒の置き肥も持っているのですが、スプーンで量ったりしなくて済むのでプロミックは便利。
鉢花用は花に効くリン酸が多めになってるのですが、その他にも配合比によって観葉植物用やクリスマスローズ用 シンビジューム用などのこまかいラインナップがあります。
○ハイポネックス プロミック 草花・鉢花用 150g ←Amazonではこちら。大容量もあります。
(成分比が均等になっている「いろいろな植物用」だったらダイソーで小さい袋を見たことがあり、お試しにおすすめです。
もちろん花にも問題なく、よく育つと思います)
その他、他の花鉢と一緒のタイミングで週一程度のペースで液肥をあげています。
ハイポネックスを1000倍に薄めたものに活力剤のリキダスを混ぜることもあり。
---
もしかしたらこれが花なのかしらという形態を発見。
アジサイなので、花びらでなく正しくはガクなのですが、ライムグリーンの羽のようなものが出現しました。
---
急につぼみのまとまりが大きくなってきました。
---
葉っぱは濃い緑色に変化してなんとなく安心。
初期の花っぽいものも複数になり、ライムグリーン→白の美しいグラデーションが入っています。
風雨が当たらないようにベランダの奥に置いていたのですが、南向きばかりに茂り、住居側(後ろ側)が絶壁状に何も生えない状態になったのでベランダの中央に近い最前列へ場所を変更しました。
その後すぐに、花のついた枝が後ろ側にもクルッと廻ってきました。
こういう反応も早くて面白い植物です。
---
花がかなり咲いてきました。
中心部がライムグリーンで可愛い!
母の日に向けて今年はアジサイがカーネーションに以上にたくさん売っていた印象です。
発売2年目となるこのラグランジアも売場で見かけるようになりました。
この時期にあわせて出荷された開花鉢は、背が低くて花や葉の間も詰まっていて、コンパクトにまとまっている感じ。
プロが育てて整えるとこうなるんだなあ!
と感心しました。
(もはやペット感覚なので「それでもうちのがいちばん可愛い」という心境)
---
ヒラヒラした花びらが大きくなって、なかなかの花付きになってきました。
咲き進んだ花は、うっすらですがピンクがかってきています。
(土の状態により、青みがかることもあるとのこと)
咲いたばかりのライムグリーン系の花も混ざってとても綺麗です。
---
花も大きくなって、ほとんどが薄いピンク系に。
このころの天気は雨風が非常に強く、風で花びらが飛んでしまうこと多め。
葉っぱは元気に育ちつつあります。
---
すっかり花は終了し、変色してしまったものは摘み取りました。
入れ替わりに枝葉の成長が著しくなり、ググッと大きくなって来た感じ。
うしろの花々はサフィニアで、ちょうどこの頃が1回目の満開の時期でした。
その後、日が差して急に高温になった日があり
見るとぐったりとうつむいていたのを発見。
水やりで回復はしますが、そろそろ鉢の大きさが無理なんじゃないかと心配に。
(普通の)アジサイは育てるにあたって剪定などのお約束も多いので、生育旺盛なこの時期に植え替えて良いものなのか?
不安なのでいろいろと調べ始めました。
---
9号(土容量5リットル)の鉢へ植え替えました。
PW社の植物を育てている人が集うSNSのコミュニティに参加し、(最初から使ってる鉢に植えた状態の)画像を投稿したところ...
なんと この品種の生みの親である育種家の坂嵜(さかざき)さんからコメントをいただきました。
「(時期に関係なく)鉢が窮屈で、水切れしやすいと思ったときが植え替えのタイミング」
「二回り大きい鉢へすぐに植え替えましょう」
とのこと。
生育状況は良いですねと言って頂けました。肥料が効き過ぎかなとも心配してたのですけれど...!
感激してこのやりとりのすぐ後、ベランダに直行して在庫していた鉢にすぐ植え替えちゃった.
○陶鉢シリーズ | アップルウェアー株式会社
このシリーズは直径と高さが同じ位の輪鉢という深すぎない形状。
軽くて使いやすく、7-10号くらいの大きさでたくさん使用中で、これの号数-容量の一覧表を手帳に貼り付けてあるくらいだったりします。
特筆すべきは底部の構造が非常に水はけ良くなっていて、穴の入れ方もほぼザル並み(笑)、空気の出入りも考慮された凹凸が入っています。
上で紹介したボタニー鉢のリアルさほどではありませんが、遠目に見るとそんなにプラ鉢っぽくない和風な感じも気に入ってます。
○アップルウェアー 陶鉢 輪型 9号 きん茶 ← Amazonでも買えます。
順調にいけばですけれど、
この鉢のシリーズにするかわかりませんがもう一回、10号(直径30センチ)鉢規模へのサイズアップが来春までに必要かな?
とは思っています。
育て方取説には
「花後の7月~晩夏は特に肥料切れに注意してください」
と赤枠で囲ってあるので、まさにいま現在は栄養が必要な時。
○ラグランジア ブライダルシャワーの育て方 | PROVEN WINNERS (PW) ガーデニング|園芸|花苗|低木|多肉植物|花|植物
その後は、剪定せずに枝を針金で誘引して枝垂れさせる or 9月上旬頃までに丸く整えてコンパクトに仕立てる
のどちらかの方針をとるのがよいそうです。
(何にもしなくても または どのあたりを切っても来年咲くというお手軽なアジサイとのことですが。)
私は、「枝垂れゴージャス型」より、すてきな大鉢へ「ドーム状に丸くこんもり」という写真が気に入っているんですけれど、そのほうがベランダ向けかとも思います。
これから夏に向けて大事に育てつつ、まだもうちょっと迷うことにします。
---
で、これが今日撮ったばかりの写真なのですが、どうやら二番花が咲く気満々です。
こんなツボミがまたあちこちに出現しはじめました。
取り囲む新しい葉のライムグリーンが輝くような明るい色で。
花のない緑の時期も良いなあと、しょっちゅう眺めています。
・・・というわけで
本日までの育て記録のまとめということで、ここに投稿しておきます。
---
※このアジサイもそうですが、品種登録されている植物は挿し芽などで増殖したものを他人に譲渡・売買が禁じられています。
(そういうのがたくさんあるみたいなんですが、メ○カリなどで取引するのも違法です。
- 剪定した枝に根っこが生えたからといってカジュアルに売りさばいてはいけないよ!)
映画や音楽や本をコピーしたものを勝手に売買するのがダメなのと同じく、生産者の権利と利益を侵害する行為なのでどうぞ気をつけて下さいね。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント