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2021.07.22
サファイア色のインクを使い始めました。(エーデルシュタイン サファイア)
ペリカンのボトルインク(ロイヤルブルー)がそろそろ無くなりそうだったので、新しいのを注文しようとしていたのですが。
急に気が変わって予算を上げ、エーデルシュタインのほうのブルー(サファイア)を使ってみたくなりました。
レビューをいくつか読んで、いつもの純正青インクとはちょっと違うのかも?
と予想。
実際に書いてみるとやはり、青みも発色もインクフローも : つまりあらゆる点で : 別モノだなという感想です。
サファイアインク、書いた瞬間は結構むらさき色に見えました。
しかし気付いたときは「ほんのり赤みがあるけど明るい青」に変身しています。
プラチナのクラシックインクのように、みるみるうちにドーンと色変わりする!いうわけではないんですが、ふと見ると「そんなにパープルじゃなくなってるね...?」という控えめなレベルで変わります。
純正ロイヤルブルーのような儚げな濃淡はほとんど無く、濃く鮮やかな発色です。
青紫ではあるけれど、赤光りは無いかな。
「目に刺さる」とは言いすぎかもしれませんが、紙からパキッと浮き出てくるようなくっきり強い印象を受けますので、かなりの細線でも視認性は抜群と思われます。
(ロイヤルブルーは紙によっては褪色が早かったけれど、サファイアはそんなことも無さそう...と期待。)
どれもインク鮮度(買ってからの期間)がバラバラな上、軸の中で煮詰まってるインクもあるのでまるで参考になりませんが、濃淡は別として色系統的に近いのはラミーの青。
その次がモンブランのロイヤルブルーかなー
この色に限らずですが、エーデルシュタインインク特有の、すっっべすべにペン先が泳ぐフロー感は(好き嫌い分かれるかもですが)とても心地よく、手がラクです。
カリカリやシャリシャリが手に伝わるペン先が好きだった昔は、こういうインクを避けていたんですが...
年齢とともに、インク出たっぷりの、抵抗感がなるべく低くなる書き味を手が求めるようになってしまいました。
エーデルシュタインについてはいつも言ってますが、こういう流れの柔らかいインクって、「渋めで書きにくいペン」に入れてみるとすごく良くなる事が多いんですよ。
描線はいくらか太くなるかもしれませんが、治療薬としておすすめだったりします。
私は、長年にわたって愛用のM800のEFでしばらく使ってみます。
このインクだと、国産メーカーの中細〜中字ペン先くらいの線巾になるかな。
一時期、純正ロイヤルブルーを入れていたことがあったのですが、シュッと細い線で書けるものの、なんとなくガサガサする感じがあったのです。
今回サファイアを入れてみるとかつての微かなストレスが消え、結果、以前と比べものにならない頻度でこのペンを手に取るようになりました。
もともと、タンザナイトを入れる前提で金ペン堂に洗浄+微調整してもらっていたので、やはりエーデルシュタインのインクフローで心地よく書けるペン先に仕上がってるのかな!
と勝手に解釈しています。
サファイアの最高級ランクの青みは、矢車菊に例えてコーンフラワーブルーと呼ばれるのですよ。
確かに、これは花の青色だよなあとベランダ園芸民としては頷く美しい色で、とても気に入りました。
(写真の花は、いまベランダでたくさん咲いている、青い八重咲きのペチュニアです。
ペチュニア ギュギュ ダブルブルー)
○ペリカン 万年筆 ボトルインク サファイア エーデルシュタイン 正規輸入品 ←Amazonで買いました。
猛暑の中に届いたので、ホカホカに温まっていて....いちおう翌日から使用開始。
・ペリカンの赤い万年筆を買いました。(M600 トータスシェルレッド) ← 同梱でお願いした「オニキス」のレビューあり
・ムーンストーン色のインクを使い始めました。(ペリカン エーデルシュタイン)
・ブルートパーズ色のインクを使いはじめました。(エーデルシュタイン トパーズ)
●その他の関連記事:ガラスペンを使い始めました。 ←まだこれ1本しか持ってない...沼に近寄るの怖い...
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2021.07.16
「ブラック・ウィドウ」を観てきました。
昨日、よい感じに時間の都合がついたので今年初の映画鑑賞をやってみました。
吹き替え版で見ました。
(平日の日中だったのでほぼ、ホームシアター状態...)
とても面白かったです。満足!
マーベル映画が好きな人には絶対に外せない作品のひとつと言えるでしょう。
私の場合、
スカーレット・ヨハンソンの妹役がフローレンス・ピュー
...という以外はほとんど予備知識もないまま見たので、俳優陣の豪華さにわりとびっくりでした。
あと、声優さんが皆名演だったので、吹き替えで見たのが予想外に大当たりだったことも書いておきたいと思います。
“母”役のレイチェル・ワイズの声(田中敦子さん)が飛び抜けて深く美しく、そのコンビの”父”役の声が大塚明夫さん。
少佐とバトーですよ。
ここでも戦いまくりますよ。
攻殻機動隊好きなら涙する組み合わせです。
悪の特殊工作員として自分達を訓練+洗脳していた組織「レッドルーム」を壊滅させるべく立ち上がる”姉妹”!
というのが主なストーリーになります。
アクションも特殊効果も過剰なほど盛りまくりで、どんなにやられても立ち上がる。強い。
(「この子らは丈夫な身体なんだなあ」と感嘆するしかない)
スカッとする展開で「ああ面白かった」となりますが。
主に最終場面とエンドロール後の映像で、
これが一連のアベンジャーズ映画の時系列のなかではどの辺の話なのか
というのかが示唆されて我に返り、その後の作品群を見ている人ほどグッと来ることと思います...
それにしても、オルガ・キュリレンコさんがあんな感じの役で贅沢だなあ。
とか、
ナターシャの子供時代をエヴァー・アンダーソンちゃんが演じていて、わー大きくなったなあ!と感動したりとか
(お母さんのミラ・ジョヴォヴィッチにそっくりの可愛さ...数年のうちにSFアクション映画の主役で出てきて欲しいです)
視覚的にもけっこう隅々まで堪能したお話でした。
フローレンス・ピューはぴちぴちしてて可愛いなあと思うのですが、先日深夜にBSチャンネルでうっかり「ミッドサマー」を見てしまったのでちょっと心がチクチクします。
(なんなんだこの映画は... と怒りつつ最初から最後まで見てしまった私もひどい)
もうひとつの出演作である「ストーリーオブマイライフ わたしの若草物語」は心洗われる健全さで面白かったので、そちらのほうをおすすめします。
今後ポツポツと、いままでのコロナ禍で公開が延期になっていた作品が日の目をみる予定ではあるので、情勢を観察しつつ、空いてそうな時間に出掛けたいとは思っています。
体温もチェックされるし、スナック売場はタブレット注文になってるし、映画館も頑張ってるみたいなんですけれど...これからいったいどうなるんでしょうね。
遠出の買い物も出来なくなって久しいので、映画鑑賞の楽しみは続けられると良いなあ。