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2021.10.28

「DUNE/デューン 砂の惑星」を観てきました。

24日に行ってきました。

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』オフィシャルサイト

以前からずーーっと楽しみにしていました。
期待に違わず、とても面白かったです。

続編の制作も決定したとのことでひと安心。
(オープニングから、タイトルの下にちいさくPart Oneという表示が出ていて。そこで初めて連作であることを知った私...)

日本では1985年に公開されたデイヴィッド・リンチ監督版の「デューン/砂の惑星」、映画館ではなかったような気がするけれど、ビデオだかレーザーディスクだったかでかなり早いうちに堪能した記憶があります。
駄作だと今も散々な言われようですが、私にはけっこう面白くて心に染みこむものがあり、すぐに原作を購入して読みました。
主演のカイル・マクラクランが表紙になっている映画バージョンのカバーで、ずいぶん愛読しました。
現在は手元に無いのが残念...

近年になってから新訳版が出て、絶対買わねば!と思ったのですが。
しかしKindle化されるのを辛抱強く待っていたのです。
(でもなかなか来なかった...5年くらいは待ったかも)

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そのうち、映画版の表紙付の文庫本が出て、もうこれでいいわ!と、その上中下巻セットを大人買いしちゃいました。
こういうのを「全面帯」と言うそうですが、映画バージョンの表紙を外すと、本来の表紙デザインが出てくるようになってるんです。
とても美しいイラストレーションなので、非常にお得感が!

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字が小さいけど頑張って読み進めていたところに、今月に入ってようやくKindle版が出たと知り、「やっとか!」と躊躇なく大人買い。
好きなだけ大きな字で読めるので快適です。
かなりのボリュームなので、しばらくは読書時間が楽しくなりそう。

デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上 デューン・シリーズ (ハヤカワ文庫SF) : Kindle版 ←Amazon

学生時代に読んでそれきりに近い状態だったので、もう忘れているだろうと思っていたのですが。
若い頃の読書って記憶の定着力が全然違うんですね...
デューン世界ならではの専門用語がけっこう蘇ってきて、ああそういえばこういう話だったなあとしみじみすること多し。
小難しさが消えて、スルスルと読みやすい文体なのは新訳ならではの魅力でしょう。
とても気に入りつつ読んでます。

211016

さて、今作の映画を鑑賞するにあたってですが、原作を読んでなくても意外と「わかる」ようになってます。
ちゃんと説明されますが、どことどこが敵対関係か・それぞれの側の主要人物は誰か というような件だけおさえておけば大丈夫。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の、美しいけれど哀しい気持ちになる世界作りが目にもビシビシきて
(そこにハンス・ジマー作曲の重低音がズーンと響き渡り..)
ちょっとコミカルなところもあった気がする..リンチ版とは全然違う不穏な感じ。
とても良いです。
過去作の「メッセージ」や「ブレードランナー2049」から続いている空気もありです。

個人的には、人同士で対戦するときのシールドが作用する特殊効果は、とてもカッコいいと思う...

設定に既視感があるのは、もう仕方ないのかも。
そもそも、スターウォーズなどのSF大作は、この「デューン」を参考にしているそうだし、ジブリの特にナウシカが好きな人だと「これがアレの元ネタなんだろうなあ」と気付ける箇所がいくつもあるでしょう。


俳優陣はもう、オールスターと言って良いほど、隅々の役柄まで豪華な人々...。
主人公に「箱」の試練を与える "教母"がシャーロット・ランプリングだと気付いたときは感動しました。
この人はこういう役がいつもピッタシなんだよな!

そんな感じなので、吹き替えも必然的に担当のベテラン声優さんとなり、安心して楽しめましたよ。
(今回、時間の都合で吹き替え版の鑑賞になったのですが、おかげで画面に集中出来た!)

ティモシー・シャラメの、いつも苦悩しているような美少年顔は素敵です。
続編となるPart2のほうで、しっかりと成長した大人の役割を果たすんだろうなあ。

・・・というくらい、今作は「これからまた盛り上がりそうな、いいところ」で終わってしまって唖然としました。
無理矢理詰め込みすぎと酷評されていたリンチ版から把握していたストーリーの半分くらいですかね?
とにかく楽しみです。

その前に、今作の字幕版もやっぱり見ておきたいかな...できればIMAXで...と考えているところです。
感動の勢いでプログラム(900円)も久しぶりに購入したのですけれど、人物相関図や用語集など充実していて面白かったので、ぜひ。

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参考(ネタバレたくない方は鑑賞後にどうぞ)
DUNE/デューン 砂の惑星 - Wikipedia

デューン/砂の惑星 (1984年の映画) - Wikipedia
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