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2021.12.29

2022年は文庫サイズの1日1ページ手帳も使ってみます。(フランクリン・プランナー オーガナイザー A6)

2022年の手帳、いつもの能率手帳ゴールドは、きっちり元旦スタートの予定で控えています。

●過去記事能率手帳ゴールド、15年目が届きました。

その他、ToDoを週ごとに練るための ほぼ日Weeksは、4月始まりのものなのでまだ途中。
気に入ってる革装なので、春までの完走はおそらく大丈夫...

●過去記事:ウォーターマン カレンについての感想1年目 + ほぼ日手帳をワインレッド革で使い始めました。

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これだけあればもう大丈夫だな!
と自分の中では納得していた筈なのですが、12月に入って1日1ページ仕様の手帳が加わってしまいました...
十年以上前から何度か使ってけっこう慣れているフランクリン・プランナーです。
いつものシステム手帳リフィルではなく、「オーガナイザー」という綴じ手帳のほうで、このタイプは初めてです。
A6サイズがある(他にB6とA5判も。)ということで、以前から「ほぼ日手帳」の代替として使ってみたいという興味があったのでした。

内容は、下記の公式ページが詳しいです。

フランクリン・プランナー オーガナイザー A6サイズ〈2022.1〉|フランクリン・プランナー

フランクリン・プランナー オーガナイザー 1日1ページ カバーなし 2022年1月 A6 65408 ←Amazonで買いました


最初にフランクリン・プランナーの説明書を兼ねたワークシートのページが32ページあります。
(B6やA5だと、この部分は分冊になります)

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メインである1日1ページレイアウトは、フランクリン・プランナーを(リフィルタイプでも)使ったことがあればお馴染みのもの。
タスクに優先順位や記号をつけて書き込むことが出来、その下は時間軸(7-22時)と3ミリの方眼メモで構成されています。
私は例によって時間軸など無視して使いそうですけれど、工夫次第で自由度高く書き込みが出来そう。


これは良いなと思ったのは、毎週月曜の前に1ページ、週のまとめが必ず設けられていることです。

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タスクや行動計画などを一覧にして書き込めます。
細分化してしまうとA6ではおそらく足りないので、内容を絞る必要もありますが...そうすることによって見えてくることもあるでしょう。
または、その週に読んだ本や鑑賞したもの、学習や趣味の進捗etc.
自分流に作り替えたまとめのページにしても、ちょうどいいサイズかもしれませんね。

綴じのクオリティは問題無く、このページ数でも完全に水平開き可能です。
紙は、後ろのほうでさっそく試し書きしてみましたけれど、限りなく「ほぼ日っぽい」というか、万年筆のインク抜けは(私の使用の範囲では)特になく、しかし薄いので裏からは多少は透けます。
シャーペンを多用する最近の好みから言うと、もう少しざらっとした繊維感が欲しかったところ。

検索してみたところ、トモエリバー紙であろうとのことで「あぁやっぱりね!」と。
ほぼ日の系列は毎年使っていることになるので、既に勝手がわかっている安心のいっぽうで、たまには違う紙の手帳も良かったか?
..という贅沢な思いもちょっとだけ(笑)

さっそく初日のページである今週月曜から使い始めていますが、ToDo以外にメモ書きもそれなりの量を書けて、先の日付の位置にも外せない予定を入れられますので。
日付が最初からはいっている1日1ページ手帳は便利だよなあと実感中。

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この手帳はA6なので文庫本用のカバーを使えるのも楽しいところでしょう。
ただし、先に述べたワークシートや週のまとめなどのページ数が加わっていますので、「ほぼ日手帳オリジナル」より4ミリほど多い18ミリ厚であることは知っておくべきです。

ほぼ日純正のカバーはおすすめですよ。
ただ、バタフライストッパーにペンを差し込む場合、ほぼ日を入れていた時に入っていた太軸がフランクリン・プランナーではきつくなったりすることは有り得るので、厚くなった分の使い勝手はちょっと変わるかも。

文庫本用のカバーを使う場合、表紙の幅を調節できるタイプもおすすめです。
私は、愛用のgentenのカットワーク革のがぴったり。
十年以上は使っていますけれど、とても良い感じに育ってます。

●過去記事:gentenの文庫カバーを買いました。← 2010年かー!


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とはいえ、このフランクリンオーガナイザーA6は、カバー無しとカバー付の販売価格の差が(Amazonでは)数百円からの範囲。
フランクリンならではのビジネス向けに使えるシンプルデザインだし、この厚みに合う純正カバーを一応確保しておくのも良かったかな?
と今になっては思ってます。

というわけで、書店の手帳コーナーを覗いたり、他人様のレビューをネットで読んでしまったりで、予定外の手帳類が増えるのが年末年始です。
もう仕方ないね〜!

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フランクリン・プランナー オーガナイザー A6

genten カットワーク ブックカバー

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2021.12.17

セーラー万年筆のつけペンhocoro と ゆらめくインク「寒暁」を使ってみました。

セーラー万年筆から面白い「つけペン」が発売されたので、Amazonの先行購入で予約してみました。
(正式な取り扱いは11/20からだそうです。)
詳しい解説ページは下記になります。

『万年筆ペン先のつけペン hocoro(ホコロ)』のご紹介 | セーラー万年筆

私のは、1本の白軸に2種類のペン先がついている「ダブル」というセットです。
万年筆ペン先のつけペン hocoro ダブル | セーラー万年筆


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箱をあけると、△型に折った紙ケース内に軸やペン先がはめこんであります。
(この収納がなかなか合理的なので、現在も使用中。)

軸へペン先を固定するには、ただ穴に入れただけではダメで、カチッという手応えがあるまで爪先など使って押し込みます。
そうしないと、うっかりインクボトルの中にペン先を落とす悲劇になるでしょう...

書き心地ですが、どちらのペン先を使ってもけっこう弾力があります。
開く とか 柔らかい というのとは違って、力をかけると上下にふわふわする!


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1.0mm幅は、縦に太く横に細く書ける、万年筆で言えばスタブやミュージックと同じタイプのペン先です。
インクの色を試すにはこちらのほうが視認性良く、楽しく書けると思います。

気をつけるべきは、hocoroは万年筆で言うペン芯や、ガラスペンの先のようなたくさんの溝といった工夫がないので、インクを備蓄できる量がとても少ないことです。
小さなハート穴の中にインクが詰まっている(インクの表面張力で塞がっている)うちは書けるので、この部分を観察してるといいのかも。
1.0mmは、わあ楽しい!と数文字書いているうちにどんどん薄くなってインクが切れてしまうのにはびっくりです...

細字のほうは「万年筆ペン先のつけペン」という名のとおり、ペンポイントがついているので書き心地は良好。
先述したとおり、ふわっとした弾力もあるのでいまどきのガチニブ万年筆よりも クラシックな万年筆ぽさが...。
こちらも仕組みは1.0のほうと同じく、「ハート穴がカラになったら書けなくなる」という感じではありますが細字なので(1.0mmに較べれば。ガラスペン並みは全然無理なんだけど)だいぶ長めに書けます。

というわけで、なにか文章を書くという目的で実用的なのは細字ペン先、インクの色見本作成などのピンポイント的な使い方なら1.0が面白い。

ただ、ペン先をスムーズに外すには力のかけ具合にコツが要り、インクの洗い残しがあったりすると指先が染まってきます...
ペン先ひとつに軸1本をつけっぱなし という買い方が良かったな!と思いました。
(いずれ、黒軸+細字ペン先で、もう1軸を確保しようかしら。)


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使ってみたインクですが、同じく新製品の「ゆらめくインク」シリーズから「寒暁」を選びました。
実に2年以上ぶりに丸善の本店へ行く機会があり、久しぶりの記念品として買っちゃった。
各色の見本および解説は下記のセーラーのページをご参照下さい。

『ゆらめくインク 万年筆用ボトルインク』のご紹介 | セーラー万年筆

複数の色が見え隠れするインクは「遊色インク」というそうですが、本格的(?)なのを購入したのはこれが初めてです。

この寒暁インク、書いたばかりは暗めで少し赤っぽい灰色に見えます。
かつてモンブランのラインナップにあった「オイスターグレー」という色を思い出しました...

時間が経つにつれてボーッと紫色になってきます。
上のサイトにも掲載され、外箱やラベルに印刷してある色見本が、一定の時間を経過した完成形態と言えます。

ティッシュに乗せてみると、グリーンに囲まれたパープルになり(ちょっと怖いけど)、うおぉ...これが遊色か!と興奮した次第です。
太い線のなかでインクが溜まる場所じゃないと見えない、緑の光。
寒暁とはうまい命名です!


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意外とhocoroの細字程度でも視認性よく使える色だと思いましたが、せっかくなので私は(ミュージックと迷ったけど)、プラチナ センチュリーのコースに入れてみました。

●過去記事:センチュリーの黒軸、愛用中です(極太ペン先)

太線な割に文字が書きやすい形状のペンポイントゆえ日記用にとても重宝。
さまざまな色をとっかえひっかえして楽しんでいるペン先なんです。
セーラーはまだ中字より上は持ってないんだよなー

hocoroを使ってインクのカードを作るのは面白かったです。

●過去記事:ツバメノートの「インクコレクションカード」を使い始めました。

もうちょっとインク保持能力があって欲しい気はしましたが。
そのぶん万年筆の素晴らしさ(自動でインクが供給されるって素晴らしい)も理解できたりしてね。

●関連過去記事:ガラスペンを使い始めました。

というわけで新製品目白押しのセーラー製品。
いずれ下記企画のカスタマイズにも挑戦してみたくてページをじっと眺めています...。
SAILOR Bespoke セーラービスポーク 通販サイト │ カスタマイズ万年筆サイト


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