« 2022年6月 | トップページ | 2022年8月 »
2022.07.25
文具王の「万年筆クリーナーセット」を使い始めました。
先日、文具王(高畑正幸さん)のお店で「万年筆クリーナー 6本セット(ケースつき)」を購入しました。
文具王工作室というサイトでは、文具王自らが手作りの洗浄器具やスタンド等々の便利アイテムが並んでいます。
文具王のYouTubeで解説を眺めていて
「こういうのずっと前から欲しかったわ...!
(自分では無理なので誰かに売って欲しかった!)」
とピンときたので大人買いです。
注射器の先に万年筆各社のカートリッジが装着されている仕組みで、ここに首軸を取り付けて水を送り込むことでペンの内部が洗浄できます。
カートリッジやコンバーターが対応の万年筆のみ対応します。
パイロット / プラチナ / セーラー の国内三社のほか、ラミー / インターナショナル :← 欧州規格カートリッジ。たいていの海外製万年筆は、LAMYじゃなければこちらでOKです:
テプラで大きく表示されているので、カートリッジ形状を見る以前に手が迷わず一目瞭然なところも良いです...
残りの1本は、パイプ針を取り付けてキャップ内など細かいところの洗浄に噴射する用途によいとのこと。
私は、いわゆる"カラカートリッジ"を作るときにもよく使っています。
それら6本が、(レーザーカッターで切り出したという)ぴたっとハマる穴に据えられ、プラスチックケースの中に標本の如く収まっています。
というわけでこれもう、ホントに便利なので早速使ってみて感動しました。
メーカー純正のスポイトなどの洗浄製品は、既に持っているんです...
しかし圧倒的に違うのは押し出す水量の多さですね。
注射器の1〜2回分を押し下げる程度の労力で、排水からインクの色が抜けて透明になるのはとてもラクチンなのですよ。
(放置が長いペンだとインクもこびりついたりしているので、比例して多くの水量が必要になります。)
説明書が入っているのでよく読む必要がありますが、気をつけるべきはピストンを押す速度です。
水量が多いゆえに、勢いよく出せばその分インクもよく落ちそう...と考えがちですよね?
しかしこれを水鉄砲のように押すと水圧が強すぎ、ペン芯の破損やパーツの飛び出しにつながります。
なので、落下に備えて取り付けた首軸に手を添え、ゆっくりスススーッと押すのが正解。
というわけで、人によっては「えっこれ自分で作れるかも」と思うのかもしれない。
でも、きっちり揃ってしっかりなクオリティで作られて、ぴっちりケースに入ってるのが欲しかったのだ!!
これからは万年筆洗うときは、ペンのメーカーを問わず ← ここ重要!、
本棚からスッとこのケースを出すだけで良く、この合理的な感じが「面倒くさい..」を防いでくれる気がします。
もっとお財布に優しい「ケース無し」 や、「メーカー別のばら売り」もありますので、工夫と必要に応じてぜひ。
文具王によると、予想以上に注文があって驚いているとのこと。
そりゃそうです、世の中こういうのをコツコツ作れる器用な人ばかりじゃないですからね...
[文房具--万年筆] | 固定リンク | コメント(0) | ↑top
2022.07.18
入院中に便利だったベッド用小物入れについて。
入院中に便利だったモノについて、話を続けます。
●前回の記事:極小のルーターを1週間使ってみたら快適でした。(BUFFALO WMR-433W2-TB)
私の場合、だいぶ前から決まっていたので通販サイトなどを検索しつつのんびりと準備する余裕があったのですけれど...
入院っていきなり発生するのが普通ですよね。
自分や家族の今後に備える という意味で以下参考にして頂ければと思います。
(ご自宅に、介護用の電動ベッドや柵付のベッドをお持ちの場合にも、使いやすいのでおすすめです。)
昨年、私の今回と同じ病院に入院されていたSNSつながりのお友だちが「大活躍した」と投稿の記憶があり、Amazonで検索してみたらすぐに見つかりました。
深掘りしていくと、どんどん似たようなデザインのものが表示される
(同じデザインのものですら、いろいろな価格で売っている...)ので一定の需要があるみたいなんですけれど。
やはり、最初に検討したこれがいちばん「ちゃんとしてる」感じ。
マジックテープ付のベルトで、病院ベッドの柵に留められるようになっています。
強度は充分で、重い(12.9インチiPad)タブレットなどを入れても問題なしでした。
幅は約30センチありますので、A5程度の物なら余裕で横向きにもに入るし、内外の便利な位置にポケットがついていて、メガネやペットボトル、スマホなどが縦に差し込めるスペースがあり便利でした。
大きすぎず小さすぎずの箱型なサイズ感がとても良いです。
(値段の割には)しっかりした手触りのナイロンで出来ており、平面に置いてもふにゃっと倒れません。
取り外せるショルダーベルトがついているので、バッグとしても(たとえば入院中の買い出しなどの、小荷物を伴うちょっとした移動に。かぶせる小さなフタもついている)便利な作りになってるのです。
この値段なので文句を言ってはいけないんですが、あえて残念なところをあげるとすれば、底板が無いことかな。
底面の外寸は30×13センチなので、この内側に入るくらいの硬い板状素材を用意すると、もっと快適に使えると思います。
間に合わなければ、退院後 元気になったらゆっくり作ってみてもいいでしょう。
柵からぶら下げなくても、パーツを外して「ちょっと大きめなマチ付きのバッグ内に入れる整理ポケット(いわゆるバッグインバッグ)」や、普通に室内のどこかに置いて箱型のモノ入れとしても転用可能です。
○LUCINA 入院時の便利グッズ! ベッドサイド 収納 ポーチ 便利 2way (ナチュラル)
↑
この記事はこのURLで買ったものの感想になります。
レビューの数々がとても参考になりました!
品切れの場合は同じページでおすすめされている全く同じもの(じゃないかなぁ...?)や、
こんな感じにタイトルの言葉で検索すると全く同じ(じゃないかなぁ...?)商品がたくさん出てきます。
値段がまちまちすぎて、同一クオリティな商品なのか?私には謎です。
ちなみに私は、1650円で購入しました。
ただし入院前、Amazonのレビュー(上記URL)をざっとチェックしていて印象的だったのは、こういうものは
「患者目線では便利だが医療従事者目線だと非常に邪魔」
という投稿でした。
読んでなるほどと納得したので、ベッドに取り付けるのは手術の後、ある程度 体調が安定して動けるようになてからにしよう!と決めた次第です。
実際、手術直後の意識朦朧なときに部屋に運ばれてベッドに戻されるのですが、その作業時、いったんベッド柵を外しますよね。
しかも私の場合、戻って数時間は、酸素マスクやら点滴やら何かを排出する管が自分の両側に配線されていて、看護師さんたちの出入りも慌ただしい状態でした。
そんなわけでやっぱり「ベッドのやつ、外しといて良かったわ...」 と、身動き取れない中でボンヤリ考えたのでした。
(歩行もできるようになった翌日から使い始めました。)
--おまけ--
入院中の主な装備はこんな感じ。
お仕事を納品してから入院できたので、ノートパソコンは重いから持ち込まず。
もっぱらiPadでSNSや動画を見たり、KindleOasisで読書などしていました。
書きものをしたいときはポメラDM200のカレンダー機能(日付メモ機能)へ簡単な日記を打ち込み、iPadにも専用アプリでQRコードを使って送り込んでました。
手で書く活動は最小限しか出来ず...
ヒマだろうからアイデアも湧き、物書き活動も捗るに違いない!
と思い、万年筆や野帳など張り切って持って行ったんです。
初日はSNSへこの画像をアップする余裕もあった...。
しかし...やっぱり旅行とは違うので、気力・体力ともに無理で手つかずで帰ってきたのでした。
それにしても、しばらくぶりに「良いものだなあ」としみじみしつつ使っていたポメラでしたが、もうすぐ新型が出ると聞いてわくわくしています。
DM200のスペックで全く問題ない使い方ですが、新しもの好きとしては、久々に心待ち(←実物を触ったり、他の人の感想を聞きたいという意味で。)なガジェットと言えます。
○DM250 | デジタルメモ「ポメラ」 | KING JIM ←外見はあんまり変わってない気がするけどね...
●2017年の過去記事:ポメラDM200を使いはじめました。
[物欲&オススメ品 その3] | 固定リンク | コメント(0) | ↑top