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2022.11.28

テンキーを新しく買いました。(iClever KP10)

購入してから10年くらいは経っているであろう外付けのテンキーがとうとう動かなくなりました。
デスクトップでフルキーボード派の私は、テンキーレスのレイアウトの中で数字を打つのがけっこう苦手なのです。
数字キーの行は、じっと見ないと打てない...

そんなわけでテンキーは、ノートのほうでExcelや帳簿ソフトを動かすときは必ずつなげていた(古いものなのでもちろん有線...)付き合いの長いガジェットだったのでした。
年末〜年度末にかけては数字入力系の用事も増えてくるので、ここらで最新次世代をお迎えすることに。

前代は巻き取り式USBケーブルがついてましたが、今度はさすがにBluetoothにしました。
iCleverは、モバイル用の折りたたみキーボードなどを探していた数年前からよく聞くメーカーで、どれも比較的レビューが良いというイメージがあります。
テンキーにしてはキー多めなデザインのを選びましたけれど、矢印など含めてカーソル移動がラクになりそうな機能が集まっていて、今のところとても使いやすいです。

仕様は、下記Amazonリンクの商品名に全て表現されているようなのであえて省略しません。
どうぞ参考にしてください...。

iClever テンキー Bluetooth5.1 テンキー マルチペアリング 数字キーボード 金属構造 numlock連動 2台まで接続可能 Type-C充電式 ブルートゥーステンキー 超薄型 ナンバーパッド 数字キーボード パンタグラフ 34キー 左手デバイス iOS iPadOS Android Mac Windows 8/8.1/10/11 ChromeOS対応 KP10
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ノートとデスクトップ(orタブレット)など2台の接続先を登録出来るマルチペアリング機能は、テンキーに必要なのか謎だったのですが、サクサクとボタンで切替が出来てとれもラク。
思っていた以上に便利だったのでおすすめポイントです。

通販の画像では判断がつかなかったので、レビューを読み込んでこれにした理由がもう一つ、押し心地の良さです。
安いテンキーにありがちな、1つ押すと周りのキーや土台までいっしょに凹む感じ...というのはなく。
1つ1つしっかり入力出来る、軽いながらも堅牢なキータッチです。
(浅いけど、コクっと確かな押しごこち)

銀色のベースもそこそこ重みが有り、どれくらいのパーツに対してかわからないですが「ちゃんと金属使ってる」感じはあります。
フチの部分の鏡面加工もカッコいいですよ。

しかし実際のスペースグレイ色のMac本体と並べると、青みがかっていて暗めですね。
銀色み はちょっと違う...と感じるので、そこだけはご注意を。

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充電は、USBのtypeCなのも今どきのキーボードらしいと言えましょう。
未使用だと30分でスリープに入るので、想像以上に節電できてますよ。

スリープからは、何らかのキーを押すことで復活するのですが、この時にややタイムラグを感じるときはあります。
ここで一瞬「入力されたのか?」と不安になって、せっかちに何回も同じキーをポチポチやってしまうと、そのぶん画面に数字が連打されることとなるのは注意点かもしれません。

ここは、覚醒まで半呼吸分くらいの時差があっても「最初は1打に留める(と成功しやすい)」と心得ておくのがおすすめです。
というのを理解した後は、けっこう快適に使えるようになりました!
このキーパッドだけでブラウザのdマガジンを読んだりKindleで読書したりのキーが揃っているので、これも机上の省スペース化に貢献しています。

前述したとおり数字を打つのが苦手なので、可能な限りフルキーボード一択だったのですが。
この新しいテンキーを導入してから、メインもテンキーレス使っても良いかな? と思い始めました。

フルキーボードを使うより右側(マウス)までの距離が近いので、腕が開き過ぎないというのはけっこうラクに感じるのです。
それに、無線のテンキーならどこに配置しても(メインキーボードの、上でも下でも左側でも)問題なく操作できるのでは!
という気づきを得たのでした。

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というわけでこれを探している期間、興味の赴くままにいろんなキーボードを検索していたので。
SNSの広告やらおすすめリール動画がキーボード系ばかりに変貌しています。
世の中には、カラフルで趣味性の高いオシャレキーボードがたくさんあることがわかりました。
イルミネーションが光りまくるのや、キーが左右に離れているのなんかも、一度使ってみたいんですけど!
(でも私は、地味配色な有線Realforceから離れられない)

キーボードもアナログの筆記具といっしょで、ハマると沼なんだろうなあ。
ペンなどよりずっと大きいから収納管理も大変でしょう...←余計な心配

●机上環境の関連過去記事:
ディスプレイに乗せるライトがなかなか良いです。(BenQ ScreenBar Plus)
↑ この記事を読んで「取り付けてみたらなかなか良かったです」と言って頂くことが多い逸品。
とても気に入ったので、この後まもなくMacのUSBでなくコンセントに直接つなげて、アナログ作業時も独立で使えるようにしました。

親指トラックボールマウスが疲れなくておすすめです。(ロジクールMX ERGO)
↑ 3年ほど愛用しているけれど、そろそろラバー面の質感がくたびれてきたので溶けるのかもしれない...怖い。

机上環境を改装してみるこまごま(2000円デスクマットがなかなか良い!)
↑ この上に紙を置いて万年筆やボールペンで書くのがとても好きです。掃除もしやすいし、「ソフト下敷き」としてのコスパも最強です。

無線キーボードも使いはじめました(HHKB BT)
↑ これ、使いたいと思うタイミングで必ず電池が切れているのが(私にとっては)唯一の欠点です。現行モデルは有線もいけるハイブリッドなので、買うならそういうのが良かったなあ。
私に使いこなせるかは別としてHHKBの無刻印モデルは昔から憧れてます。真っ白の雪色キー可愛いですよね。

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2022.11.03

コーチャンフォーでJelly Bean Blueというインクを買ってきました。(Ferris Wheel Press)

先日、家からそう遠くない場所に「コーチャンフォー」というお店が出来ました。
文具と本の店らしい...と、うっすらな情報しか知らなかったので
(SNSの北海道方面にお住まいの方の投稿で、店名は聞き覚えが。
4頭立て馬車を意味する「coach and four」のカタカナ表記であると...調べて初めてわかった驚きの豆知識!
実際に行ってみたら、売場のあまりの広大さに興奮です。
ワンフロアなので、歩いても歩いても端に行き着かない!
店内のドトールコーヒーの席数が見たこともないほど多く、グランドピアノまで置いてありました。

全国最大規模の複合店コーチャンフォー公式サイト【書店、CD・DVDショップ、文具店、食品、カフェ&レストランが1つになった超大型店】

↓ 開店の日は、とても良い天気でした。
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周辺環境に合わせているのか、文具も書籍もけっこう学童〜大学生というか 若い人向きな品揃え中心だなという印象です。
でも、ネット上でしか知らなかった商品の実物を大量に見ることが出来まして、大満足です。

万年筆は、あんまり無いのね...と思いつつ歩いていたら、なんと壁の棚にFerris Wheel Pressのインクがずらりと並んでいました。
いつか東京の文具店に行くことがあったら実物を見たい!
と思っていたカナダのブランドです。

Fountain Pen Inks — Ferris Wheel Press

それぞれの色に可愛い名前がつけられ、ストーリー性のあるテーマに合わせた華やかなレトロデザインのパッケージ。
いろいろと上手いなあ、と感心します。
SNSの広告によく出てきたので海外通販しようかと思っていた時期もあったのですが、日本でも買えるようになって嬉しいです。
(いつかペンも欲しい)

そんなわけで今回のコーチャンフォーで発見したFerris Wheel Pressのインク。
見たところレギュラー的なセットの他にも、最近の限定の色、ラメや遊色入りなどがガラスペン(これは他社製)と一緒にずらりと並んでキラキラと遊園地のような壁面スペースになってました。
これはもう、開店記念の土産がわりに(?)ひとつ買って帰ろう...と決意した次第。

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開店当日で選び放題だったにもかかわらず、とても堅実な色をお迎えしてしまいました。
「確実に使い切れそうか?」を念頭に置くとこうなる...

Jelly Bean Blue — Ferris Wheel Press ←公式サイトではこちら。38mlボトルです。

ジェリービーンブルー。可愛い名前ですね。
日本産インク基準で見るなら「やや明るめのブルーブラック」と言っても良いほど濃く発色する青です。
サイト内のボトル画像は、撮影用にわかりやすくインクを薄めたか、そのように加工しているのだと思います。
実際はもっとずっと黒っぽいんですよ。

色はくっきりしていますが、白紙の上で"目に刺さらない"青なのは、ごく僅かに色温度が高い(パイロットの色彩雫でいう「月夜」のようなあたたかみ要素が入っている)ような気がします。
それでいて書いた後に眺めてみると、インクの溜まりには、強すぎず弱すぎずの絶妙な赤フラッシュが浮き出てくるという・・・
なかなか面白いなあ。

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他の色はわかりませんが このJelly Bean Blueに限って言えば、わりとシャバシャバに水っぽい書き心地です。
紙によっては太めに出たり裏抜けしやすいかもしれないタイプ。
インク出が渋いペン先には特に向いているかも。

私はカスタム845の中字に入れてみたのですが、書いてみるとパイロット純正のインクより紙の繊維が手に伝わります。
ヌルりとした要素が少なそうな感じを受けました。
フローはとても良く、紙の中にシューッと入っていく感じ。
濃いめの色なのに、中字程度でも予想以上に濃淡が楽しめます。

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綿棒のような太いものでサーッと紙に塗ってみると、ボトルのラベルの青色がかなり再現性高いことがわかりました。
万年筆では普通に(先述したように「明るめのブルーブラック」的に)常用的に使える青インクとして活躍すると思います。
MD用紙程度の薄クリーム紙の上だと、暗い青にしっとりさが出て好きなんだよな〜!

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ボトルは、38mlという使いやすい小容量ではありますが、3300円です...。

私がこのブランドを知った当初は85mlという大容量のものしかありませんでした。
ボトルは電球みたいな球形で。
正直なところ、よほど気に入った色ではないと無駄にしてしまいそうで買いにくかったです。

比較的最近になって、この38mlや、お試しサイズのミニ瓶3本セットなども出て来ました。
外箱のデザイン含めてとても素敵で、いわゆるSNS映えも狙えることでしょう。

しかし!
この38ml瓶は大きい割に奥行きが薄いので、ちょっと指がぶつかっただけで倒れそうなんですよ。
ボトルを立てフタを外した状態でインク補充をするのは、とてもとても緊張します。
(惨事を防ぐために、前後を何かで挟むことをおすすめします!)

上記の件以外は、とても気に入りました。
さまざまな特徴をもつインク色が出ているので、たまーに買い足すことがあるかもしれません。
今度こそ、ギラギラに変わった色を狙ってみたいと思います。

[文房具--万年筆] | 固定リンク | コメント(0) | ↑top