2022.01.28
「ミドリ70周年限定 MDブロックメモ 3種入」を使い始めました。
すてきな文具・紙ものアイテムでお馴染みのミドリさん、70周年だそうです。
限定の記念商品もたくさん出ていまして
○70周年を記念した限定アイテムセット | ミドリ70周年スペシャルサイト
そのなかで、心惹かれたもののひとつをAmazonで買ってみました。
○ミドリ メモ MDブロックメモ 3種入 ミドリ70周年限定 11816006
10センチ四方の無地・横罫・方眼のMD用紙がそれぞれ500枚づつのメモ用紙なのです!
天糊加工でペリッと剥がすようになっているもので、この500枚ブロックのまとまり感、ほぼ「豆腐」です。
(トーフ呼びはSNS上で何人か見かけて、ホホウ...と納得)
MD用紙は付箋などの形式で持っていますが、ノートとしては近年出番がありませんでした。
「あぁ良いなあ」と、ペン先から実感できる、しっかりと目が詰まった紙。
目にやさしい淡クリーム色も好きです。
今なら500枚綴りで傍らにある!
という"紙束所有満足感"がたまりませんね。
10センチ四方ですとA6サイズのノートや手帳に貼り込んだりするには、数ミリの余白を取って非常に都合良く収まってくれます。
(バイブルのリフィルだと、インデックスとして使えそうなはみ出し具合...まぁ切ってもいいですけど。)
○○用 と使いみちを決め込み過ぎず、なんとなくでも「ちょっと書き付けておきたい」と思った時に気軽に消費していくことにします。
この、幅10センチの紙片をカード的に管理するならば...と手持ちの箱類などをみていたのですが、良いものを見つけました。
無印良品に立ち寄ったときに買っておいた、透明アクリルの仕切りスタンドです。
とても小さなもので、お値段も250円。
(100均に売っているようなものとは違い、きちんとした厚みと透明度があります。
無印のアクリル収納のコーナーはみていて飽きない...)
仕切りは3つあります。
横幅を遮る壁はついてないので、厚み15ミリ以内に収まるものなら何でも立てられるんです。
透明アクリルですから、中身も丸見え。
買った直後は、iPhoneや能率手帳ゴールドなどを立てていたのですよ。
写真のように、メモ用紙を蓄積しておく場所にしても面白いと気付き、今はとりあえず毎日ここに1、2枚づつ放り込んで、見える場所に置いています。楽しい!
まずは、無地のブロックから開封しました。
罫線が無いので見た目がまさに豆腐...
3種類(1500枚!)並べて気の向くままにめくるか、少しづつの厚みで切り取って積んで並行使いするか...という方法もありますが、私は1種類づつブロック単位で使い倒す方針でいきます。
そうそう、紙のブロックの一片を固めている天糊のクオリティも高いです。
ピラーッと剥がすのはなかなかの快感で。
最初の1枚を取るのは勇気が要りましたが。
これからは楽しくMD紙にメモする毎日にしていきたいと思います。
MD用紙の隣は、3Mのポップアップ付箋です。
重量感あるディスペンサーとリフィルのセットで買ったのですが(Amazonでは安いです。1000円しなかったような!)
ティッシュのようにシュッと強粘着付箋が取り出せることが便利すぎて、その後リフィルをまとめ買いしました。
これもまた、日々に欠かせない紙束です。
並べて置くならば、使用上も相性が良いはず。
○Amazon | ポストイット 強粘着 付箋 ポップアップ ノート イエロー 75×75mm 30枚×1パッド WD330-WH-Y
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2022.01.18
「たのしみノートのつくりかた」を読みました。
2005年に発売された杉浦さやかさんの「スクラップ帖のつくりかた」は、当時の書きもの好きなお友だち間ではバイブル的な存在になっていた記憶があります。
そして今でも「イイよねー」とたびたび話題にしている本です。
私もけっこう表紙が擦り切れるほど読み込みまして、その後の自分の記録ノート作りに大きな影響を受けました。
●過去記事:「ぺたぺた日記帖」が作れるステキな本。 ← 2005年当時の感想。このブログも私も、この頃は若かったなー...
以来、引っ越しや旅行や植物育成に至るまで、けっこうマメに記録(というかスクラップ)してきましたが、この本からヒントを沢山もらっていることを改めて感じています。
というわけで今回、16年経って内容が更に増えたリニューアル本が発売されました。
嬉しい!
Kindle版もありますが、これはやはり紙で買ってビニールカバーなどをかけ大切にしていきたい...
○たのしみノートのつくりかた (単行本) ←Amazon :試し読みできます。(Kindle版もあります。)
これはいわゆる手帳・ノートのHow to本ではありませんし、人生を前向きに..云々を目指すものでもありません。
子供の頃からノート作りが大好きだった著者の、小中学生の頃から始まる「こういうふうに作ってるんですよ」を見せてくれている展覧会みたいな内容かな?
この本自体が、杉浦さんの可愛いイラストと手書き文字で構成されているのがとても素敵なんです。
そのおかげなのか、さまざまな使いみちや著者の年代ごとで紹介されているにもかかわらず終始まとまり感がある:この本自体が1冊の分厚いスクラップブックみたい!:なのも大きな魅力...
最初の「スクラップ帖のつくりかた」が出て16年の間に、杉浦さんご自身も、仕事をするなかで引っ越しや結婚で家族が増えたりetc. の多くのアップデートがありました。
その分の記録ノートもまた増えて、その紹介が本書のページ増強部分となっています。
SNSなどで他の方の魅力的な事例を多く見ることが出来て、素敵なノートや手帳製品、筆記具がたくさん手に入る今だからこそ
「○○さんのように上手に使いこなしたいけど...」「長く継続していきたいけどなかなか...」「買うばっかりで使ってない...」
等々という、モヤッとした気分に覚えがある人がいるんじゃないかと思うのです。
そういう、肩の力が抜けてラクになれる内容なんじゃないかな?
ただ「自分はこうやってるんですよ」と楽しみ方をおすそわけされているからこそ、誰にでも入りやすく 長く読み込める内容になっているのだと思います。
いつの間にか自分なりの「私はこれでいいや、楽しいし!」のヒントがじわじわ見つかってくるというか。
だからまずは
いちばんお気に入りの道具とノートと一緒に、この本を開いてみて欲しいなあ...と、長年の愛読者としてはおすすめしたいのでした。
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2020.11.16
「システム手帳STYLE Vol.5」を読みました。
初日から大盛況と聞いている伊東屋のシステム手帳サロンですが、限定品やイベントが目白押しでとても楽しそうです。
詳細は以下のページです↓
○銀座 伊東屋システム手帳サロン2020|趣味文CLUB
いくつかのトークイベントはSNS上でライブ中継などされているのが今年の特徴で、ありがたく画面から見学させてもらっています。
私自身は、今年もまた不参加になりそう。
昨年は12月に入ってからのちょっとひっそりした売り場には行けましたけど
(限定リフィルなどまあまあ買えましたし、欲しかったバインダーも入手出来たのが下記の件です。)
●過去記事:ブレイリオのシステム手帳が増えました(チョコ色のコードバン)
画面のなかに続々と流れてくる、皆さんの購入報告やら使用レビューやら眺めつつ。
「なんとなく自分も行ってきた感じ」を味わうべく、「システム手帳STYLE」を熟読するのが恒例になってきました。
○システム手帳STYLE Vol.5[雑誌] エイムック ← Kindle版で買いました。
前号からの1年の間で、システム手帳界隈の旬の流れに乗っかってみよう!と試してみたミニ5穴(いわゆるM5)は、結局いまだに手に合いません。
いや、「目に合わない」と言うべきか... ←roganには紙が小さすぎる気が。
M5については比較的早いうちにそんなことを思い始めて、きちんとした革のバインダーを買うには至ってないため、傷は浅いと言えます。
しかし!
本誌の記事中にあった
ブレイリオとナガサワ文具センターのコラボ製品である、ミネルバボックス革 11ミリリングのM5バインダー...
これ素敵だなあ。
もしかしたら、こういうのだったら私にもM5を常用出来るのかもね!
と夢見させてくれる商品情報だったのでした。
(相変わらず、バインダーは留め具なしデザインが好き。)
M5以上に、おおこれは!と思ったのは
「ナロー」という、バイブルより幅の狭いノックス社の規格。
特集記事を熟読しました。
バイブルのバインダーに綴じることは出来るので、まずはリフィルから使い心地を試そうかな?
(バイブルの巾を15ミリ詰めれば良い話なので、手切りすれば今日から可能)
という敷居の低さも魅力です。
シュッとした細長さが格好いいナロー用バインダーも、シンプルなノート型デザインが基本。
既にバイブルで持っている「オーセン」で揃えるのは気後れする...にしても、バッファロー革の「ピアス」なんて良いよなあ。
買ったのは昭和だか平成だか記憶もおぼろげなほど!
に古くなりつつも、いまだに現役で働いてもらっているバイブルの「ピアス(の前身モデル?)」バインダーが手元にあるんです。
ナロー型と触り較べるのも楽しそうです。
その他、SNSでもお馴染みでバリバリ使いこなしている方々の使用例や、リフィルを効率よくバインダーにまとめるための豆知識はとても参考になりました。
「小技・ウラ技」のページは、おお、これは遙か昔の学生時代に読んだシステム手帳本で知ってた古典技!とニヤニヤした件もあり。
定番リフィルの筆記テスト一覧も、
「これ万年筆で使えないじゃん(怒)」
の失敗をリフィル購入前に回避できるし、ライターの小日向さんならではの筆記感表現もとても参考になります。
(電子書籍版の拡大機能を使って、個人的に「まあこのくらいの抜けなら許せるかな」の判定をするのもおすすめです。)
M5の半挫折状態はあるものの、私の場合、全体的にはシステム手帳回帰となりつつあります。
週間手帳も、NOLTYのA5では大きすぎると感じるようになりまして、フランクリン・プランナーの週間リフィルに秋から変更してしまいました。
使い方はNOLTY時代と同じにしているのですけれど。
やや幅広のバイブルサイズ紙面なので専用のバインダーがおすすめではありますが、1週間2枚(見開きのバーチカル面とToDoやメモを書き連ねる面で合計4ページ)という、他社に無いユニークなレイアウトはかなり使いやすいです。
そのときどきの生活習慣事情だとか机上占有感(の好み)が反映されて、私の場合は2ー3年ぐらいの周期で綴じ手帳かフランクリン・プランナーか を行ったり来たりしている気がします。
週間リフィル買うのも3度目くらいかな〜
(デイリーのメモ要素は、今年はほぼ日手帳で完走出来そうです。
でも来年は普通のノート+日付スタンプというバレットジャーナルぽい進行でいきたい気分。)
そんなわけで、
システム手帳は大好物なんですが、綴じノートや綴じ手帳も使いたいのです。
ついでに言えばデジタルな手段を使うのも好き。
日常の記録を放出するだけでなく、頭に取り込んだことのまとめを書くことも大事だと思う。
うまいことバランスを取りつつ、良い買いものをしたいんだよなあ。
...と贅沢な悩みに溜息をつきながら、システム手帳STYLEをめくっている次第です。
これの1巻目(システム手帳STYLE vo.1)が出た頃は、システム手帳ってまだ
「昔から使ってる人もいるけど、これから盛り上がるといいよね」
な空気が濃くあったきがします。
その後、若い人が関心をもつような商品展開がどんどん拡がり、SNSのインフルエンサーと呼ばれる方々も連なり、で。
今年なんて、イベント開催初日に何時間も並んでしまうような旬な分野になったんだなあ...
と感慨深いものがありました。
(でもね、限定品の高額転売はやめましょうよ!)
私のシステム手帳暦、うっすらな時はありつつも、つなげれば30年は経ってます。
今どきのカワイイと言われる使い方は全く出来ないんですが、マイペースで愛でていきますよ。
vol.1に載せて頂いた絵日記っぽいリフィルも、今はラクさ優先でスクラップ+ちょっとした手書き主体となりましたが。いまだに毎週楽しくアップしています。
そろそろこちらにもまとめ記事を作ります。
●関連過去記事:
・来年版のフランクリン・プランナー(1日1ページ版)のリフィルを買いました。
↑「1日1ページ」は、ほぼ日手帳とフランクリン・プランナーのどちらかを使うことが多いです。
・「システム手帳STYLE」を読みました(絵日記が掲載されました)+ 手帳絵日記6月編
・フランクリン・プランナー(ウィークリー)を10月から使いはじめました。
↑この時もだいたい同じようなことを考えていたんだなあ。
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2020.05.10
革のミニデスクマットを使い始めました。(万年筆用におすすめ)
デスクマットは、そんなに大きくないものですがここ数年愛用しています。
●過去記事:革のデスクマットがお気に入りです。(100% Leather Desk Mat)
近年システム手帳をよく使うようになり、リフィルが1枚パラッと乗るくらいの小さいのがあれば、手帳専用にしたり他の部屋に気軽に持ち運んでも使えるよなあと考えるようになりました。
上記の、ヒャクパーセントのものにはマウスパッドサイズも有り、(クオリティの良さは把握済みのため)それにしようかとも思ったのですが...
お揃い過ぎるのもちょっとつまらない。
出来れば全く違うテイストで使い分けたりもしたい...
というところにふと画面に流れてきた、フォロワーさんのフォロワーさんがミニデスクマットを制作中であるという話。
主に万年筆で書くことを目的として、何種類かの革の特性(=書き心地)別に発売されるとのこと。
NanKa さんのミニデスクマットです。(@NezMozzさん)
SOLD-OUT表示は、初回発売の結果です。
現在どんどん制作中とのことで、間もなく購入できるようになると思われます。
デスクトップ画面からも買えますが、スマホやタブレットからはbaseのアプリを入れてお気に入りを付けておくなどの準備もおすすめ。
それぞれの革ごとに、既に筆記使用を行った裏花火(@urahanabi)さんの丁寧な手書きレビューが各製品の画像群に入っていますので、熟読しておくことをおすすめします。
私が購入したのは、「クロム厚革」のワインレッド色のものです。
これは最も柔らかめの革で、ふわふわな筆記感が特徴。
正直なところ「このワイン色、最高に好きだわ」という見た目の衝動で選んだようなものなのですが...
ソフトタイプであるということは、既に使っているヒャクパーセントのものがだいぶ硬めな筆記感なことと対極。
楽しく使い分けられるだろうなあという期待もかなりありました。
(革のデスクマット、どんなもんだか使ってみたいという「1枚目」に選ぶなら...私はどちらかといえば硬めの革のものをおすすめします。
いくらでも書けてしまいそうにペン先が進む感じを是非。)
このワインレッド、たまたま上に置いて気づきましたが、パイロットの万年筆のダークレッド軸にかなり近い色味です。
表面には美しい光沢が入っていますが、表情豊かな皺模様が薄く入っていてサラッとした手触り。
指でそっと押してみると、僅かながらもふわりとスポンジが入ってそうな柔らかみがあります。
さすが、ダレスバッグの専門工房の技術だよなと思わせる、かっちりとしたコバ塗りが施され、新しい革製品特有の甘香ばしい匂いも素敵。
↓メインでお仕事されているブランド
○C.C.Baxter ダレスバッグ専門店
このマットの上で最初に書いてみた感想は「能率手帳ゴールドの表紙の上で書いたのと似てる...!」
つまり、フワッホワです!
ペン先がスっと沈むのがわかるくらいの柔らかさがあるのですが、私の筆圧の場合、埋もれるというほどのイヤな引っ張られ感は無いです。
ガチッと硬めの書き味かつ渋めフローで手こずっていたペン先を使ってみると、驚くほど(疑似的に)筆圧を吸ってフワっとしなるような手応えに変貌し、紙の中にインクが入っていく...
そこにまず感動しました。
こういう「柔らか系」は中字以上向けな先入観もありますが、私はあえて、とんがったEFやFで書いてみるのが楽しくて。
書き心地はもっと複雑ではありますが高級版の「ソフト下敷き」みたい...
ペン先が細いほど、そして筆圧強いほど顕著であると思われますが、紙の裏がボールペンで書いたかのようにちょっと出っ張ります。
本当にボールペンで書いたら穴を開ける人もいるかも?
というくらい筆圧を選ぶ革かも
あと、速書きは出来ないのでスイスイという感じでは進みません。
(ゆっくり、考えながら書くときのスピードになるのかも。)
上に挙げた件、このデスクマットの欠点のようにも思われますし、好みが分かれるところだとは思います。
しかし、現在のところ、万年筆をはじめとするあらゆる筆記具(私はシャーペンにも感動した...)の書き心地がマイルドにふんわりするので。
私はちょっと病みつきになってます(・∀・)
端に設けられた細長いポケットは、販売ページで見ることが出来る裏花火さんのレビューに詳しくありますが、リフィルを固定したり持ち運んだり、さまざまな使いようが存在して面白いです。
本体サイズは、私のは17.5×26.5センチぐらい。
大きさの割に驚くほど軽くて、荷物の隙間に差し入れて外出書きのお供におすすめな感じです。
そして裏側にはスエードのような布がはってあり、スチール机上でピタリとくっついて動きません。
私はこのデスクマットを、贅沢ながらマウスパッドとしても堪能しています。
仕事ではMagicMouseを使うのですが、革の微少な皺模様のおかげできっちりとカーソルの動きを捉えてくれ、今まで使った中で最もストレスが無いかもしれないです。
(マウスパッドにしては)やや縦長に大きめなところも、作業中にはみ出す心配が無くなって有り難い。
仕事以外では腱鞘炎防止のためにトラックボール(ロジクールのMX ERGO...これもそのうち感想書かなくちゃ...)がメインなのですが、これの置き台としても素晴らしいのは、機器裏側が吸い付いたように固定されて動かないから。
今まで100均で買った食器棚用滑り止めを小さく切ったものを置いてましたが、ついに不要に。
そしてそして!
下のポケット部分がちょうど手首に当たり、ほんの少しふんわり度とあたたかみが増すところが幸せ。
スチール机の最大の欠点「冬は冷たい」からも救われたのです。
(今までは、マウス用リストレストなるものを使わねばならず、それは位置的にしょっちゅう床に落ちるのでした。)
というわけで、
まだ使い込んでない状況ですが、ペンで書くときも書かないとき(=マウス使ってるとき)も欠かせないアイテムになりつつあります。
この使用度なら、何らかのお手入れもほぼ要らないかなと思いますし。
万年筆好きの人たちの間にはやく行き渡って欲しいなあ。
私も、硬さ違いで使ってみたいという気持ちも大いにある(革色でいうとパープルなど気になる!)ので、次の発売を楽しみにしましょう。
冒頭でも言及しましたが、私がメイン置き(?)してるのはこちらのデスクマット。現在7年目。
○100パーセント デスクマット←Amazon
Sサイズですが横置きでもフルキーボードぐらいの巾なので、私の机ではいろいろとちょうどいいです。
立派なLサイズもありますよ。
1枚革仕様ですが、反りなどのストレスは全く無いです。
サクサクと気持ち良く書ける硬めタイプなので、たまにですがボールペンも使ってます。
(書き跡が凹むのであまり推奨はしたくないかな。ここに埃が溜まったりするんですよ...)
その他の下敷きネタ
●過去記事:ボールペン用に、硬筆用ソフト下敷きを使っています。
↑革との違いは明確にわかるんだけど、 万年筆で書くのも意外と悪くない...
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2020.02.22
ものすごく切れるハサミを買いました。(スーパーフェクション 事務用ばさみ 18cm)
かなりショックだったのですが、ほぼ毎日のように使っていたハサミをダメにしてしまいました。
書類にゼムクリップが紛れていて、切り落とした時は刃に小さな凹みが。
そのまま使えないこともないのですが、微妙な引っかかりが生じるのでそこがストレスとなり...
とりあえず第一線からは引退してもらうことに。
いいこだったなあ、ごめんね。
●過去記事:チタン色のはさみを買いました。
↑ ここで紹介したものです。扱いやすくて現在もおすすめハサミのひとつ。
今度は、もうちょっと存在感のあるすこしだけ大きめのものに替えてみました。
※下写真中央のハサミです※
○ツヴィリング 事務用バサミ | スーパーフェクション クラシック | 18 cm←メーカーの商品解説ページ
によると、
ハンドル(持ち手)の長さ: 80 mm
刃渡り: 100 mm
重さ: 0.098 kg
長さ: 18 cm(とありますが、測ったら18.5cmくらい。)
見た目のわりに軽いのは、大きめの持ち手部分が樹脂製だからなのかも。
滑らかで硬い材質ですが、サラッとした触り心地。
金色のネジに、ヘンケルスの双子マークが刻印されていてとても格好いいです。
これまで持っているハサミと違い、刃の表面に何かの加工がされているわけではありません。
しかし!
動かしたときの微かな「シャキッ」という、刃の手応えが素晴らしいです。
切れ味は言うに及ばず、ほとんど力を掛けずともスパスパ勝手に切れていくような快感が!!
事務用としてはそこそこ大きめなハサミではありますが、刃の尖っている部分を使ってかなり細かい切り方をすることも出来てこれから重宝しそうです。
コラージュなどの切りぬき系のご趣味がある方には是非どうぞとおすすめしたい使い心地です。
なんというか、今どきのモダンなデザインとは対極の「いかにも昔からあるハサミ」という姿が好きです。
刃のゴツさや先端の尖りは裁ちばさみのようでちょっと緊張しますし。
(お子様が使うには注意が必要かと思います。
落としたら床に刺さりそう。)
しかし、こんな迫力だからこの切れ味なんだろうなあという、刃物文具としての所有満足感は相当にありまして、なにか切る度に感動が...!
というわけで、これは買って良かったです。
(クリップごと切ったりせずに...)正しく使えば一生モノになりそうです。
他にこのシリーズ、13センチや16センチといった小型もあるので、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
○Zwilling ツヴィリング 「スーパーフェクション 事務用ばさみ 18cm」 ドイツ製 41900-181 ← Amazonで買いました。
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●関連過去記事:アレックスの小さなハサミを使い始めました。(ALLEX スリム140)
↑ このハサミも、ほっそいのに恐ろしく切れます。
指先でちょこちょこはさんで、どこにでも持っていけるコンパクトさが魅力。
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2019.12.20
ツバメノートの「インクコレクションカード」を使い始めました。
先日発売された「趣味の文具箱」に掲載されていてちょっと欲しいなと思っていたのが、ツバメノートから出ている「インクコレクションカード」というもの。
丸善の万年筆売場に置いてあったので、実物(箱)のクラシックな見かけに惹かれてひとはこ買ってきました。
○ツバメノート インクコレクションカード 赤 Y6302 ← Amazon
箱色は赤と紺がありますが、中身は同じです。
万年筆インクに興味が出てくると
(メーカー純正の黒や青といったレギュラー色「以外」のものも欲しくなってくると...)
けっこうあっという間に数が集まってくるのが沼と呼ばれる理由かもしれず、何らかのかたちで在庫管理をしておきたくなります。
私の場合は、
「今、どのメーカーの何を持っているのか(ダブり買いを避けたい)」
「いつ買ったものか(古すぎるのはペンにも良くないので。ある程度の年数を決めて破棄し、使用続行したければ買い替えをしたい)」
というのを近年からExcelで一覧管理しています。
自分のブログを検索するとだいたい購入時期がわかる...便利!
こういうデータリストは作るのが好きなんですが、面倒でずっと後回しにしていたのが肝心の「色見本の作成」でした。
このセットは、名刺サイズの紙片が150枚入っています。
(おなじみの、ノートの表紙っぽい雰囲気のデザインカードも1枚入ってます。)
素敵なデザインの紙箱は、使い終わったら名刺または何か小さいモノを収納する場所として活躍しそうですよ!
線や塗り、文字など、自分なりに見本として参考にしたい方法で書き(描き)込みが出来るボトル絵や□型の枠、インク名などの情報も書き込める罫線があらかじめ印刷してあるものです。
すごく使いやすそう!
まずはこういうフォーマットを自作するのが見本帳作成の高いハードルになっていたんですよね。
適当にぐりぐりとガラスペンで書いておけばいいかなと思っていたし、実際にそのように美しく作っている「成功例」も知っているけれど....
不器用ならば枠線に助けて貰わないと!見た目に統一感が出ないんだよなー
カード下部には「ツバメ中性紙フールス」がロゴと共に印刷されていますが、わりと小さく薄いので(私は)全然気にならないです。
つまりこのカードの紙質はツバメノートが誇るあのツバメフールス紙なわけで、滲みや裏写りといった万年筆インクの大敵は皆無。
ツバメノート使用の経験上、褪色もしにくいはずなので見本用の紙としてもけっこう有り難いんですよね。
名刺管理用のクリアポケットファイルは、持ち運びしやすい小型から大容量タイプに至るまで、意外と種類豊富に100円ショップでも入手可能だったりします。
購入時系列や色系統ごとに並べ替えたり、追加・差し替えも容易なところがカード型管理の便利なところですよね。
私の場合、あおみどり系統のインクがじわじわと増えていく傾向があります。
心の目で観察すれば明確にある(笑)、僅かな色味の違いを確認しつつ今後の使いみちをわくわくと考える資料を作っていきたいと思います!
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2019.11.16
「システム手帳Style 4」を読みました。
今月、伊東屋で開催中の「システム手帳サロン」がなかなかの盛り上がりとコミミにはさんだのでいろいろと調べているうちに(売場の様子やトークショーの実況配信や、お友達の購入報告の数々を山奥の住まいでじっと眺めたりしているうちに...)疑似的にでも参加した気分が味わいたくなりまして。
Kindle版ですが購入しました。
○システム手帳Style 4 ←これは紙版です。
(各種リフィルの実寸比較ページなどありますので、そういう記事は電子版だと正確さが損なわれますので紙のほうをおすすめ)
イベント限定で発売されるリフィルやバインダーも多く、どれも非常に魅力的です。
それらが解説されているページを画面でめくっていると... この売場にハマったらひと財産飛ぶんじゃないか?(ついでに他の階で万年筆なども見ちゃうと確実に。)という予感に怯えてしまいます。
○G.Itoya10階 システム手帳サロン じっくり選べる18日間 11月8日(金)~25日(月) - 銀座本店 | 銀座・伊東屋
伊東屋のリーガルパッドやマルマンのニーモシネ、コクヨのキャンパスノートをリフィル化したものなどが限定で出ているそう。
いいなー!
システム手帳もそれなり普及してきているので、イベント限定と言わず、そろそろこういうのをレギュラーで売ってもいい時代に来てますよと言いたい..!
ブレイリオのコードバン、ファイロファックスのマルデンやオリジナル(どの革色も可愛い。)なども興味有りです。
ノックスのオーセンの愛用者としては、これのカラー版が限定で出る(しかもリングの色まで選べる)というのが今回のイベントで一番の衝撃でした。
値段も衝撃なので、まあとにかく「わー実物を見てみたい」という気分のほうが大きいですけれど...いいなぁ。
ちなみに上の写真のバインダーは、20数年は経っている古いノックスのもの。
どこも故障していないので、まだまだ現役使用中です。
○AUTHEN/オーセン | KNOX記念モデル システム手帳←これはノックスのページで解説されているレギュラー色。
この20年くらい、バイブルとA5サイズを使ってきました。
ミニ6もリフィルやバインダーが古いものならありますが、外勤の仕事をしなくなってから留守番状態です。
それ以外のサイズも、となるともうキリがないので。
(バインダーは良いの買ってしまうと10年単位の経過が当たり前になってきます。
一生モノをいくつ持ってるんだ?という話にもなっちゃうし)
最近の盛り上がりもちょっと遠くから目線で踏みとどまっていたのですが。
ここにきて素敵なバインダーがたくさん出ているとわかってしまった以上、micro5穴(いわゆるM5)サイズに自分がいつ手を出すことになるのか...時間の問題では?
と、自分のことをハラハラしつつ見守り中(笑)
ROGANは気にしないことにする。
ここ1,2年の動向で気付くのは、「可愛いくて手軽(値段も安い)」なバインダーやリフィルの商品群がやっと出てきたなあということです。
たまにLoftなど行くと、学生でも買える数千円範囲内でのバインダーの売場があったりして、間口が拡がってる実感があります。
はじめは、(心理的ハードルも値段も高い)革製じゃなくても全然okだし、SNS映えでシールやテープ貼りまくっても楽しいし、勉強に使っても良いでしょと思いますし。
私自身は、昔のシステム手帳大流行時代を経験してはいますが学生でしたから、ファイロファックスなんて高価過ぎて「働く大人が使うものだ」と、全く縁もなく。
ソニープラザあたりで購入した、ビニール表紙の可愛いバインダーをウキウキと使っていた思い出があります。
そんな程度でじゅうぶん楽しかったなあ。
アナログの記録の楽しさを知るきっかけになるような手軽な製品が、今以上にたくさん出て欲しいなと思います。
無印良品でポリプロピレン製やクラフト紙のバインダー、復活しないかな。
というわけで、
綴じ手帳/ノートと、システム手帳の使用ブームは私の中ではいつも交代でやってきます。
今までどちらかといえば「ノート期」だったのですが。
そろそろあっち側に軸足を移すべきか?(両方使えば良いじゃない...!)
と、この本を何度もめくってしまうのでした。
既に4号目の出版となり、役立つ情報も大量。
良い意味で「深めのカタログ」として手元に置いて楽しむことをおすすめします。
●関連過去記事:「システム手帳STYLE」を読みました(絵日記が掲載されました←これは第1号の話。
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2019.07.09
アレックスの小さなハサミを使い始めました。(ALLEX スリム140)
ペン類ほど意識はしていなかったのですが、「そう言えば毎日使う用事があるなー」という文具がハサミなどの"切る文具"です。
スクラップ的な趣味に加えて家で事務仕事などもしておりますので、日々、何らかの切り込みを入れたり切り裂いたり切り抜いたりetc.の作業がある感じ?
下リンク先の過去記事に書いたコクヨのペーパーナイフとハサミは、書斎や今など各所に増殖して現在も大活躍しています。
(100均文具で妥協を試みた時もありましたが、結果は全然ダメです。切れなさすぎて別モノです!)
●過去記事:
・ペーパーナイフを使い始めました。
・チタン色のはさみを買いました。
そして今回、ペンケースに入れたりの持ち運びも容易で手元のすぐ届く場所に置きたい、小さめのハサミを探しました。
確かな性能とデザインの良さで選んだのがこちら、林刃物の名品、アレックスはさみの「スリム140」というサイズのものです。
○【林刃物株式会社】家庭用刃物、事務用はさみ、食品加工用刃物から医療器具の分野まで幅広く製品開発を行っております|岐阜県関市
○アレックス(ALLEX) はさみ スリム140 フッ素コート レッド 11164R←Amazon
これは、フッ素加工されていて本体色が黒。
とてもカッコいい。
そしてものすごく細くてシュッとしています....
コート無しの銀色本体のを店頭で見たことがありまして、コンパクトなサイズ感に驚いて(アレックスはさみは結構大きいイメージがあったので...)それ以来気になっていたハサミでした。
その名の通り全長は140ミリで、多くの筆記具類とだいたい同じ背の高さ。
ペンケースにも入れやすく、トレイや引き出し収納でも飛び出しません。
穴は小さめなので指先を入れて、シャキシャキこまかく切っていく使い方になります。
軽いので疲れないのも良いところ。
この指穴のパーツは、いろんな色があったけれど私はやっぱり赤で。
一番格好いいのは黒な気がしますが、イエローも旧サファリっぽい配色で好き。
切れ味は素晴らしく、この小ささからは想像できなかった使いやすさに感動しています。
フッ素コートのおかげで、作業中もテープ類が全然くっつきません。
マスキングテープやシール類をシャキッと美しく切りたい方にも是非使って欲しいハサミです。
この小さくほっそいハサミ、先端はけっこう尖っていますのでちょっと怖いし周囲の何かを傷つけないかな?と心配になること、実はあります。
お子様が取り扱うにあたってはご注意を。
私も、なにかカバーっぽいものを自作しようかと、切ったストローの穴に差し込んでみたりして。
まあ見た目は微妙だけど(笑)5秒で作れたし、マステ巻いたりすればいいかもな〜などと考えていました。
ここに装着するカバー、革製の鉛筆キャップがおすすめだとコミミにはさんでいました。
しかしそのようなお洒落アイテムは持ってないし。
と手元の引き出しを探したところ...
もうピッタリの、メーカー純正かしらと思えるような入れ物を発見。
カランダッシュの、XSサイズのペンシルを買った時についてきたペンシースです。
●過去記事:エクリドールの小さなシャープペンシルを買いました。
このケースはずっと使ってなくて勿体なかったのですが、7年ぶりに日の目をみた!
専用寝袋みたいに長さもぴったり合うので、活用していこうと思います。
○フッ素コート加工の有り無しと、指穴の色が選べます。→ アレックス スリム140:Amazon
●その他の関連過去記事:ライヨールのペーパーナイフを使いはじめました。
↑ これも手の届くところにおいて、毎日のように使ってます。
購入当初はコツが掴めなかったのですが、セミ(蜂?)のところに親指を置いてシャーッと動かすと素早く綺麗に切り裂くことが出来ると学習しました。
握りの柔らかい触感とバランスが絶妙なので、いまだに毎度うっとりしてます。
というわけで、切る文具って良いものを使うと楽しいなあ。と実感中です。
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2019.03.11
キャップレスのハンコを買いました。
20年ぐらい前に、自分の仕事まわりで使う用として買ったものがとうとう壊れた
(満タンにインク補充しても印影がぼんやりする、全面が紙にくっつかないので必ずどこか欠ける、のストレスに近年悩まされていた)
ので、いよいよ買い替えることに。
長生きしてたくさん働いてくれたので、感謝してさよなら!
こういうものって使っている間は新製品のことなど気にしたこともなかったので。
「キャップレス」が出ていると知って驚きました。
万年筆じゃなくても、キャップレスあるんだー...!という理解されにくい感動も。
押すと開くシャッターの感じなども何となく"ペンのほう"と似ているような気が。
本体色(記事下部の画像参照)、やインク色も豊富にあり、書体も選べます。
これが数百円で買えてしまうシヤチハタってすごいわ...
あまりにも事務的かつわかりやす過ぎる書体もなんなので、「篆書体」を選んでみました。
このフォントは画数が多いと模様のように込み入ってしまうのが難点かもしれないですが、いかにもなハンコ感を醸し出せるのと、シヤチハタの書体お試しページで試してみたところ程々に視認性はあり、なんとなく可愛い感じもしたので。
このシヤチハタのスタンダードな9ミリ直径は、今までユニの10ミリ版を使ってきた私には、僅かな差なのにかなり小さく感じます。
ユニのキャップレス仕様にすれば良かったのかな?
まだちょっと慣れない...
とにかく、ポンと押し下げるだけでくっきりな印影がいくらでも出てくることに感動です。
もうちょっと早く買い替えるべきでした。
圧力をうけてもシャッターが開かないよう、ロック機構が有るので持ち歩いても安心です。
透明カバーの下部を面取りしてあって罫線と並行に押しやすかったり、横位置も合わせられるようにガイドがついていたりのさりげない工夫も。
ストラップ穴が空いてるのも意外と便利かもしれない...
まあこれも万年筆と一緒ですが
「ふつうのシヤチハタよりは、ちょっとだけインクの減りが速い」
(インク補充は、ポタッと垂らすタイプ。そのうち買っておかねば。)
「100均の小さな磁石をマステで装着し、玄関扉にくっつけておくと宅配対応に便利」
という貴重なコメントも頂いているのでここに記しておこうと思います。
こういうスタンプ式だと用途は限られますが、最近になって(海外のサインと較べて)要不要がいろいろ言われている、日本独特の捺印の文化はわりと好きかもしれない。
質を問わなければいまどき100円でも買えるものですから効力をどうこういうのは難しいですけれど、一日のうちでたまに押すくらいなら楽しいです。
新しいシヤチハタが思いのほか気に入りましたので、もうちょい持ち手のところが高級なのとか買っても良かったかしらなどとネットのはんこ屋さんを眺めているのですが、コストパフォーマンス的にも大満足。
また長持ちすると良いなあ。
楽天のここで買いました。
○シャチハタ キャップレス キャップレス9 シヤチハタ【送料無料】
ポスト投函届けで良いなら送料無料です。
だいたい1週間ぐらいで完成品が届きました。
●過去のスタンプ系記事
・ToDoリスト用のチェックボックスはんこを使いはじめました。
・スタンプを新旧交代してみました。←請求書在中印
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2019.02.26
ToDoリスト用のチェックボックスはんこを使いはじめました。
前回の手帳話から続きます。
●過去記事:今年のToDo手帳、久しぶりにNOLTYベルノです。
日々の縦長バーチカル領域に、(時間軸は完全無視して)毎日分のやることリストを直接どんどん書き込んでいく方式で使いはじめたベルノ手帳です。
今回、主にこの手帳用に使おうと調達したのがリストの頭に入れるマーク類のハンコ。
このチェックボックスはんこは、□が7mm間隔で4つ並んでいます。
(ベルノは時間軸もメモ欄も、7ミリ罫で構成されているのです。)
○Todo スタンプ v3 7mm幅 4口タイプ ←Amazon
こういうの、オーダーメイドじゃないと入手出来ないと思っていたのですが、売ってるお店あるんですね。
○OSANPO Shopping | 手帳に役立つスタンプ雑貨の通販 ←公式オンラインショップ
さまざまな手帳に合うサイズや並び間隔の、かゆいところに手が届くような「手帳ハンコ」の品揃えなのです。
(Amazonでも取扱ってます)
チェックボックス(□)ぐらい自分で書いたほうが速いのでは?
という話もあるかと思いますが、何行も続けて書いていると行頭が揃わなくなってきたり台形になってきたりして...意外と乱れやすいんですよ。
これでペタッと押すだけで、よく見ると右下にドロップシャドウがついているかっこいい□が整然と並ぶのです。
太めの枠なので塗りつぶしやすく、「これ、やり終わったぜ!」という存在感が出るのも気に入ってます。
ひとつの□は3mm四方くらいです。
7mm間隔なのだからもっと大きくても良いのでは?
と最初は思ったのですが実は、このサイズだからこそ余裕ある空間が確保出来、わりと適当に押しても各行内にはみ出ずに収まるのだ!
と気付きました。
(ハンコの横から覗き込むような感じで確認しつつ、サッと押すのがコツ)
柔らかめのゴム印なので、押した圧力でムニュっと僅かに印影が揺らぎ、そのたびに表情が違うことも。
手書きに良く合うアナログっぽさが出てなかなか良しです。
というわけで今回、チェックボックスと★の行頭マークはんこを購入しました。
○リストスタンプ:星のマーク:7mm幅 ←Amazon
ベルノにぺたぺた押しては箇条書きメモやらToDoリストやらを作りまくって楽しいです。
上写真のように無地のメモ用紙に押しても書きやすい間隔ですし、もともと7mm横罫ノートは他にもたくさんもっているのでそちらにも使えて便利でしょう。
応用編になりますが、浸透印(インク台無しでそのまま押せる)タイプで1列あたりの□数も多めな「たくさんToDoスタンプ」という種類もありまして、5〜13mm間隔までこまかく品揃えがあるのが魅力です。
○たくさん ToDo スタンプ 浸透印・5〜13mm行間隔まで | OSANPO Shopping | 手帳に役立つスタンプ雑貨の通販
LIFEのノーブルノート用だと8mmだなあ、とか10mm間隔なら5mm方眼に1行おきに押せるのかーetc. ゆめがひろがる!
いずれは浸透印の長いのもほしいのですが、まずは4個並びの入門編を使いこんでいきます。
4つの□ごとに段落が作れる(←1行空けることで)というのも、分野別にToDo管理したいベルノ上ではけっこう使い勝手良いです。
というわけで、いわゆる手帳をデコるのはあんまり得意じゃないので関心を寄せなかった分野なんですが。
地味な紙面にも役立ちそうなハンコもたくさんあることを知りました。
じわじわ増えていきそう...。
これ以外のスタンプの話もそのうち、ここでまた。
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2019.02.16
「デザインのひきだし 36」を読みました。(紙の付録がすごい!)
今までも店頭で「...なんか変わった本だなあ」と驚くことが多かった「デザインのひきだし」。
気になってはいたけれど、購入したのは今号が初めてです。
ブックデザインや印刷関連の情報誌なのだそうですが、
その装丁を初めとして全部がこれぞ加工見本!といった感じの奇抜な見かけの号ばかりなのです。
そして先日発売の36号は、某漫画誌ソックリなデザインなのですが(と書きつつ読んでみたら、コロコロコミックの表紙を長く手がけているご本人によるものだそう)、開封してみて表面のキラキラした部分の質感にびっくり。
ラメ粉とかいう次元ではなく、ビーズを敷き詰めたような分厚い加工なのです。
本文中にも、この部分ほとんど手作業によるものだという詳細メイキングが。
今号の特集は「紙もの文具&玩具の作り方」で、文具系のオリジナル製品を作りたい人に向けての強力な参考書+見本集となっています。
文具好きならコミミにはさんだことがあるいろんな紙小物の仕様も知ることが出来て楽しいです。
付録もたくさんついてまして、その中で最も素晴らしい
(そして、おすすめすべきもっとな理由の)
付録は.「筆記適正にこだわった紙ノート」というもの。
市販の手帳やノートによく使われる28種類の紙が16ページづつ綴じられている2.5㎝ほどの厚み。
紙の解説とともに罫線も印刷されているということで、愛用のペンを使ってたっぷり試し書きも出来る。
超お得かつ大ボリュームな紙見本なのです!
(中紙が選べる系の)ノートオーダー売場の棚で見たことがある、
"1度使ってみたい紙"の数々がみんなここに入っているので。
もう「ペンとの相性」をみるためにいろんなノートを散財しなくても済むのではないでしょうか!←力説
あっ、「水に溶ける紙」も入ってるのでこれには万年筆厳禁です〜
この表紙も、20色ものバリエーションがあってどれが入ってるのかわからないんだそうです。
その他、「強いインデックスつき 紙の手帳」は4月始まりで、綴じも紙も上質なもの。
よかったー、シンプルな月間ブロック手帳がちょうど欲しかった!
イワコーの組み立て消しゴムも13種類からどれが入っているのかわからないすてきなオマケで、私には可愛い恐竜が入ってました。
(さっそく飾ってます)
雪模様のシールや断面がきらきら光る厚紙カードも眺めていて飽きません。
というわけで、
どのページも凝りに凝ったサンプルとその解説が詰め込まれた、紙好きにとってはオモチャ箱のような雑誌です。
印刷系という、自分の仕事とは無縁な世界でもあり、ちょっと離れてみていたデザイン誌だったのですがこれからは定期的に読んでもいいなあ。
このような内容なので発売直後の現在は話題になってAmazonの価格もプレミアがつきがちです。
定価の税込み2160円にもちょくちょく戻っていますので、購入タイミングにはお気を付け下さい。
○デザインのひきだし36 ←Amazon
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2019.01.29
手帳用にマグネットペンホルダーを使いはじめました。
外出時に持ち出すことの多い能率手帳ゴールド、これに筆記具をどうくっつけるか?
という長年の課題に答えが見つかった気がします。
情報カードとマスキングテープで手作りしたものを使っていたのですが、1年経たないうちに裂けてしまったので(まあ紙製だから仕方ない…)もう少しちゃんとしたものを探さないと。
というタイミングで、良い感じの製品をSNS上で教えて頂いたのでした。
デルフォニックスのマグネットペンホルダーというもので、磁力で表紙に挟む仕組みのペン差しです。
後ろ側の平たい部分をぱくっと開いてぺたっと閉じるだけです。
取付位置を筆記具のクリップなどに合わせて自由に変更出来、挟む面が広いので表紙に挟み痕も残らない(革の上にも安心して使えますし、勉強用の参考書などに装着するのも意外と便利)のが良いです。
○デルフォニックス マグネットペンホルダー←Amazonではこちらです。
意外としっかりくっつくので、能率手帳ゴールドのような革装手帳はもちろん、Molesekineのような感じのハードカバー表紙の厚みにも問題無く機能します。
(机上で”いつものメモ帳”となっているGlyphyノート、これもかなり丈夫に製本されているクロス装ハードカバーなのですが。
気付いた時にメモが取れるよう、ここにシャーペンでも良いから筆記具をくっつけておきたい時がありまして、それ用にもう1個このペンホルダーを常備しておこうかなと考えているところです。)
目的によっては欠点なのですが、手帳の真横でなく「上」に重なるかたちで装着するため、バッグ内や棚などの薄い隙間に差し込もうとすると邪魔になってしまいます。
仕方ないので、鞄内にそのスペースがない時は手帳から分離してペンシース化して持ち歩いてます。
また、予想以上にがっちり付くのには驚いたのですが、磁石なのである程度の強い力がかかると外れたりズレたりは有り得ます。
あと、今のところ私の使用環境で問題は起きていませんが、磁力のせいでおかしくなるもの(カード類や精密機器類)の近くに置かないようにという注意書きが有ることは念のため書いておきます。
というような状況を我慢できるならばなんですが、ほぼ最適解として「能率手帳ゴールドのペンホルダー」としておすすめできる気がします。
持ち歩きの省スペース性はやや劣るんですが、
「この手帳とこのペンを、いつもくっつけておきたい」という目的ならばとても使いやすいです。
ペンホルダー自体は合皮製ですが手触りも良く、この部分を握ると良い感じで丸みが掌のなかにフィットする「手帳のグリップパーツ」にもなることは、使っていて初めて気付いた利点。
ラインナップは現在8色もあります。
能率手帳に最も馴染むのは黒ですが、あえてパステルカラーを合わせる等、自由に配色を楽しめる選択肢が魅力です。
(私はいつもの通りこういうものは即決で赤)
また、ループの直径もシングルとダブルがあります。
私が購入したのはシングルなのですが、わりと余裕があるサイズですよ。
細身かつラバーグリップが無いタイプのボールペンならば2本並びますし、ペリカンの万年筆基準で言うと、M800も入ってしまったのです(が、だいぶ窮屈ですから)快適に出し入れできるのはM600までかな…
もちろん、上写真のようにキャプレス万年筆もレギュラー軸で全く問題なく使えます。
ということは、ダブルだったらかなり太軸でも大丈夫なんだろうな。
色だけでなく、次に買う時のサイズをどちらにするか悩み中です。
★関連過去記事
・「グリフィー」というノートを使いはじめました。
・能率手帳ゴールドを装飾 + ペンホルダーを工作してみました。
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2019.01.08
新しい日記帳の仕様変更に驚いた話。
今年もよろしくお願いいたします。
正月早々に驚愕のできごとが!
使いはじめた今年の日記帳、万年筆インクがかなり裏抜ける紙へ変更になったと気付きました。
1日に、インクフローたっぷりめなペリカン800の中字
(この1年ほどは日記専用で、ウォーターマンのブルーブラックを入れてます。染料インクです。)
で気合いを入れて書いた後、2日のページをめくってみて衝撃。
現実を認めたくなかったので(笑)思わず閉じてしまいました。
裏抜けしすぎて、新しい頁なのに白い空間がほとんど残ってなかったのです…
↑
※いつもの日記用万年筆を使うとこれくらい裏から見えちゃうんですよというサンプルを空きページに書きました。
書き心地は、シューッとインクが吸い込まれるような柔らかい、マットな感じ。
これ自体はむしろ「なんか、前と違うけど良いねぇ」と思ってました。裏側を見るまでは(涙)
ものすごく動揺してしまったので、これは私の日記帳だけに起こっている個体差的な事件なのか?を
知りたくてネット上で尋ねたりして調べたところ。
少なくとも、(サイズやタテヨコのレイアウト関係なく)当用日記の製品群が紙の変更になったみたい。
伊東屋のプレミアムレザー装の10年日記もこれに含まれます。
お使いの方によると、万年筆インクでは裏に抜けてしまうとのこと。
油性ボールペンやシャーペンでは特に問題無く、さらさらとした書き心地の紙ですね。
私が購入した横線当用日記の場合ですが、ゲルボールペンでも0.5以上は裏抜けしますのでご注意を。
私が、老舗と言われる会社の手帳や日記帳に惹かれる理由は
「去年と同じものが販売され、将来も変わらず入手出来るから」
に尽きます。
多くのお仲間ユーザさんと共に長く平穏に、同じ使い心地で蓄積していきたいという方針。
能率手帳ゴールドなどもそうだな〜
まさか博文館の日記帳でこうなるとは思わなかったというのが正直なところなんですが、それは勝手な考えだったのかもしれません...。
大リニューアルだったのか、深く検証せずにサクッと決めたことだったのか、砂糖と塩を間違った感じのミスなのか(?)
知りたいところではありますが、万年筆使用者としては残念です。
というわけで、
我慢して使い続けるにはあまりにも視力に酷なので、3日目くらいでもう諦めてしまいました。
(他のユーザーさんがどうされているのかも気になります。)
幸い、万年筆に相性良い紙のノートや手帳はどんどん増えてきておりますので、「次」を探すこと自体は楽しいです。
去年の使い心地を思うと未練たっぷりではあります。
しかし!なんとか気分と一緒に切り替えなければ....!
まずは手持ちノート在庫の見直しから入りましょうか。
●関連過去記事:来年も同じ日記帳を続けることにしました(横線当用日記)
↑ 今回の件を受けて、一部削除や書き直しをしています。
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2018.11.15
「書くだけ」で夢を引き寄せる! 家事ノート&手帳術 に掲載されました + 手帳絵日記復活編(9-10月)
「書くだけ」で夢を引き寄せる! 家事ノート&手帳術
という本がエクスナレッジから発売されます。(Amazonでは17日から)
私は、システム手帳絵日記ばなしをメインに愛用の手帳や文具についてこまごま載せて頂きました!
いろんな手帳を日々書いている方々がたくさん
手帳開発や家計簿やバレットジャーナルetc. のいわゆる超大御所様チームから、(何故か)わたくしまで.....実に!幅広く!
参加しております。
・日々の生活の記録や管理用として、手帳やノートへの書き込みを楽しく効果的に続けていきたい
・バレットジャーナルやCITTA式etc.など、聞いたことがあって興味は有る手帳方式だけど実際のところどういうものなの?
・SNSで見たことがある、あの人の手帳やノートの書き方を(出来るところだけでも)取り入れたい!
という皆様におすすめです。
「ここをこう書くのがポイント」「長く続けるコツやルール」といった、シンプルかつ掘り下げられた解説でまとめられているのが特長です。
さまざまなタイプの"今どきの書き方"を眺められる見本帳
(最近の手帳の更新も見守りたいのでInstagramなどでSNSフォローしたい名簿的な感じでも使える..)
としても最適かと思います。
こちらで紹介している私の愛用文具は、便利な時間軸スタンプなど。
(購入以来愛用していたにもかかわらずブログにまだ書いてませんでした)
実は、依頼を頂いた時点ではまだ体調が微妙で。
絵日記どころか文具全般への気力もイマイチだったのですが....
取材シートに書き込むことで「自分こんなことやれてたんだなあ」と思いを巡らすきっかけにもなり、その後諸々の再開の原動力にもなったのでした。
中の方々とは終始キビキビとしたやりとりでもって、「さすが取材と編集のプロだなー」と思うこと多く、大いに刺激となりました。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
上記の話のつづきにもなるのですが、気力と体力等々が戻りつつあった9月から、あくまでも試験的になのですが:絵日記を再開してみたのでした。
療養で中断して以来、約11ヶ月ぶり...
途中、レイアウトを見開き1週間から1ページ8分割式に変えています。
今の私に無理なく続くのはこちらかなー。
当記事を含めた、今までの絵日記まとめは下記リンクからどうぞ。
Instagramでも公開中です。
あちらでは、片面づつ埋まり次第公開しています。
●手帖絵日記 バックナンバー(2015年4月分〜)
●関連過去記事:「システム手帳STYLE」を読みました(絵日記が掲載されました)+ 手帳絵日記6月編
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2018.10.22
クマ型ペンケースを買いました。
スタンドペンケース(立てた状態で使用出来るペンケース)は、売場にこういうのばかり集められたコーナーがあったりもするので、かなり人気がある仕様なのだと思います。
便利そうだし、私もそのうち欲しいなー
といくつか手に取ること多かったのです。
そして結局これですよ。
学生とか若い人向けなはず...なのはわかっちゃいるのですが、この可愛さに負けた!
○リヒトラブ スタンドペンケース プニラボ A7712-1 クマ←Amazon
しっかりと厚みがあるシリコンゴム製の円筒形で、首のところをぐるっと開いて使います。
基本形状は同じなのですが、耳パーツのかたち違いおよび顔の描き分けでさまざまな生き物
:犬猫クマ系統以外にも、最近、くちばしパーツをつけることで鳥類も登場したそう:
が商品展開されており、いま10種類とのこと。
調べてみたところ、クマ・シバイヌ・クロネコ・ハチワレネコ・ブタ・パンダ・ミケネコ・ボストンテリア・セキセイインコ・ペンギン。
(しかし、わりと迷わずこのクマを狙ってました。)
で、更に直径でスタンダードとBIGに分かれてます。
スタンダードを選びましたが、これで一般的な筆記具が15本入るとのこと。
充分でしょと思うのですが、最近のゲルボールペンの色数や種類の豊富さを考えると学生さんには足りないのかも。
で、BIGのほうは22本容量なんですが、見た感じはかなり大型でした。
Amazonのレビューで知った件なのですが、自転車乗りの方々の間でボトルホルダーにぴったりはまるサイズのツールケースとして重宝されているとのことです。
かなり頑丈な素材で出来ているケースなので、多少は乱暴に扱っても問題なさそうな感じはあります。
安定感抜群で、ガシャッと詰め込んでも倒れることはなさそう。
筆記具収納以外にも様々な使い方が考えられそうです。
机上でそのままペン立てになるこのデザイン、使ってみると場所もとらないし筆記具も選びやすいしで、確かにとても便利です。
当初は万年筆を何本か差していましたが、この雰囲気や素材感から考えると、もうちょい流動的でカジュアルめに使うようなペンに適しているような気がして。
現在はドクターグリップやユニアルファゲルといった、普段からよく使う太軸のシャープペンシル類
(芯径や芯濃度違いで複数本揃えてます。
ブランドの高額なのを持っていても、結局こういうタイプに手が伸びてしまうこと多し...。)
をまとめて入れておくのにちょうど良い感じです。
このペンケース、あたまの内側に平ゴムのループがついていて、そのなかに消しゴムを収納出来るようになっているのです。
ファスナーを開いている間は、ぷらーんと逆さになった頭部の内側全体がちょうどお椀のようになります。
とりあえず机上にある間は、消しゴムやフセンの類を放り込んでおく"小規模別室"としても便利なんですよ。
下部の凸状に出っ張っているところ、ここを押したり引っ張り出したりすることでけっこう長めのペンも収納出来るとの説明なのですが、わりと指の力が要る感じです。
しかし少なくとも前述のドクターグリップだとか、4+1的な多色軸なんかを収納している私には、底を動かす必要に迫られたことはないです。
頭部に消しゴムを入れてもそのまま使えています。
(とはいえ15cm定規を入れてしまうとファスナーは閉まらない...ので底をポコッとやる必要が有り。)
というわけで、この無表情なクマと見つめ合うのが楽しい日々です。
○SMART FIT PuniLabo|製品情報|株式会社リヒトラブ
このシリーズ、ペンケース以外にもいろんなものがある!
●関連過去記事:ポスタルコのツールボックスを使っています。
現在、このペンケースのほうに万年筆を入れ、それ以外はクマ。という感じで役割分担中。
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2018.10.19
雑誌「pen」の手書き特集を読みました。
○Pen(ペン) 2018年11/1号 - 伝えたいのは、心に響くメッセージ 手書きの味わい。←Amazon
この表紙、最近はカフェの看板などで見かけるようになった「黒板アート」の第一人者であるチョークボーイさんによるもので、色彩雫の月夜インクを使っているのだとか。
いつものpenに較べたら地味過ぎるほどの配色ではありますが、
こ、これもしかして、タイトル含めて全部手書き...?
と気付いた時からの引力はすごい。
(そしてあらためて、こういう青緑入りの紺色インクって良いなあと思う)
さまざまな分野の著名人が、手紙(便箋に書かれたもの)を公開しています。
その相手は実在の人物以外にも、自分自身や、亡くなった家族や知人宛てだったり。
その人なりの表現で自由に書き込まれていて、この人はこういう字なのだなあという驚きも。
安達祐実さんの、過去の自分:子役で多忙を極めた時代の自分:に宛てた手紙が特に好きです。
当時があったからこそいま現在の幸せな人生があることを、感謝しつつ並べられた言葉の数々は、やはりこういう苦労があってこそ出てくるものでしょう。
その筆跡も含めて、素敵な人なんだなとファン度が上がった気持ち。
あと、安西肇さんのイラスト入りの手紙もいい...
「書いているところ」の写真や、便箋の脇にさりげなく配置された万年筆画像の数々をみたところどれもパイロット社製品なので、取材協力的なものはあるのかな。
(と気付いてしまう万年筆マニア民...チョークボーイさんが使ってるのなんだろう。
エラボーだとの情報を頂きました。)
"万年筆の手書きの手紙"だけでなく、
デザイナーによるスケッチや
(nendoの佐藤オオキさんのアイデアスケッチ、見れてよかった!)
落語家さんの噺ノート、
上述したチョークボーイさんのような看板アートの下書き等々、いろんな手書き例が並んでいてとても楽しいです。
海外でよく見かけるような ビルの壁面全体を使った看板画の制作写真、
見事なカリグラフィ文字で書かれるラベル、
そしてスタバで最近よく見る手描き絵の黒板アート
(うわーここの店で何度もコーヒー飲んだことある!)
これらの記事どれも引き込まれました。
万年筆をはじめとする文具・紙ものの紹介記事も、数ページのファッション記事をはさんで、唐突に(笑)あります。
penの文具特集でいつも思うのは、写りのツヤっぽさもさることながら(カスタムURUSHI美しい〜)、モノの置き方がとてもセンス良いということです。
カタログ的にたくさん載っているページでも、ひとつひとつの商品の重ねや傾き具合などのレイアウトがアイコン的に完成されているので、模写したくなる衝動に駆られる....
というわけで
手帳などの書き文字や流行の文具を紹介する書籍はたくさん存在する昨今ですが。
書くという超身近なテーマにもかかわらず、非日常さやアートな空気をしっかりと漂わせるpenならではの世界もいつも通りに有って。
(長らく療養で休止していた手帳絵日記公開を復活したばかりの)私自身も励まされた、とても素敵な号でした。
電子版で読みましたけれど、紙でも買っておこうかなと考え中。
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2018.09.30
トラベラーズファクトリーのオリジナルレザーホルダー(成田空港限定柄)を買ってきました。
先日、出張に行く夫を見送りついでに立ち寄ってみたトラベラーズファクトリー。
発売のニュースをきいて気になっていたレザーホルダー、早速買ってきました。
成田空港店限定の飛行機柄なのです。
○オリジナル レザーホルダー【9月13日発売】 - TRAVELER'S FACTORY
○オリジナル レザーホルダー トラベラーズファクトリー 公式オンラインショップ TRAVELER'S FACTORY ONLINE SHOP
店頭に設置してあったスタンプも手帳にぱかぱかと押してきました。
トラベラーズノートじゃなくて、能率手帳ゴールドでごめんなさい....
メモページの一番うしろから、外出先のスタンプ帳にしているのです。
マスキングテープは、袋に封をしてあったものを剥がして再利用です。
荷物ラベルっぽいデザインで可愛いですね。
持ち歩きも出来るレシートホルダーとして活用したかったので、小さい方のパスポートサイズを選択。
けっこう良い値段するなーとも思ったんですけれど、実際使いはじめてみるとなかなかすてきな質感であることに満足しています。
ごく薄めの一枚革なのですが、ふわっとした柔らかさで手に優しくしっとりしていて、爪傷も目立たず。
無加工と言いつつも、見た目のムラはほとんど無いです。
折り込んでいるのに薄さで段差がほぼわからないので、スッキリ持てますね。
レーザー刻印された飛行機も、旅感覚抜群でお気に入りです。
この素材だったらA4サイズのホルダーがあれば欲しいとも思ったのですけれど、ここはトラベラーズノートなので、三つ折りなサイズじゃないと駄目なのでしょうね...
大きいほう、オンラインショップ限定のトランク柄も好みなので検討しようかなあ。
これ、能率手帳ゴールドの内側にはさむのにもピッタリに便利な大きさなのです。
落ちないようにするにはクリップみたいなもので固定したほうがいい気もしますが、手帳と一緒の外出用セットとして最適なサイズ感。
時間とともに少しづつ飴色に変わっていく革なので、楽しみに使っていきたいと思います。
無事、1週間後にポーランドから帰ってきまして、お土産をもらいました。
私にとっては初めてのポーリッシュポタリーなのですが、こんな模様のもあるんですね。
(水玉ぎっしりなイメージがあった...)
手に丸く馴染み、厚みで口当たりも良いのですがその割に重すぎることもなく、とても使いやすいマグです。
大事にしよう!
詳しい方によると、ポーランド食器も一歩足を踏み入れるとなかなか抜けだし難い、楽しい世界だとのこと。
あー困っちゃうなー
画像検索で可愛い製品を次々に発見...
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2018.09.22
伊東屋でリーガルスティッキーメモを買ってきました。
7月くらいの話ですが、銀座の伊東屋へ久しぶりに行ってきました。
ああ楽しかった!
オリジナル商品ということで各階の売り場にもれなく置いてあり、ちょこちょこ手に取って眺めてるうちにいつのまにかレジに持っていってしまったのがリーガルスティッキーメモのシリーズ。
リーガルパッドの姿をした付箋なのですが、これ現在に至るまで書類仕事でもかなり活躍してまして。
迷ったけど買ってきて良かったなーと思っているところなんです。
ロールタイプのもののほうが人目をひいていたし、使用感も面白そうな気はしますが。
巻きケースのせいでタテヨコそれなりにかさばる感じはありました。
自分ちの引き出し内への収納を考えて、普通に四角くまとまっているほうを選択。
書き込みしてみると、とても良いです。
紙が「パリッとしっかりめ」な感じで、なにより万年筆でも好きな書き心地。
(細字で書いたパイロットのブルーブラックでは裏抜けや滲み無し)
紙の秤量は70g/㎡とあり、しっかりめな紙の理由はこの密度のせいなんだなと納得。
いわゆるリーガルパッドって、本当はもっと「スカスカした安い紙」なんですよ。
インクもボワッと滲みがちだし書き味もざらりとしているけど、なんとなくこの"味"は離れがたいというか...
●関連過去記事:リーガルパッドが気に入ってます。
10年前に書いたこの記事、いまだに辿り着く方が多くて感謝なのです。
Mead社のものは有名ですね。
メーカーにこだわらなければ100円ショップでも見たことありますし、コストコのような店なら10冊くらいの束で買えるんじゃないかな。
(そういう、じゃぶじゃぶ使える感じも良いのです。)
そんなわけで、
「これは付箋だから、あえて上質紙にした仕様なのだろう」
と勝手に納得してたんです。
しかしあとから調べたら、なんと本体のリーガルパッドも70g/㎡なんだって...
最近の改良で30%も厚みが増えたらしい。
ええーそれリーガルパッドじゃなくて黄色い便箋(笑)なんじゃないの。
伊東屋のって他と違うのか...使ってみたい...!となってきています。
スティッキーメモ、ToDoタイプも買ってみたのですが、こちらは長辺(タテ)のほうに糊がついてます。
ToDoの長さに応じてカットして使うにも便利なんですよね。
鮮やかな赤と黄色の配色は、ラベルとしてどこに貼り付けても注目度高いし、書類に添える注意書きとしても効果抜群でした。
リーガルパッド独特のマージン罫のおかげで、まとまった量の覚え書きも入れやすいし。
私は、なかなか覚えられないショートカットキーの一覧などをいくつか作ってます。
ToDo型はリストづくりでも重宝してます。
ブログのネタ一覧(笑)だとか、荷作りチェック、そのうち買いたい文具や本をずらっと書く物欲用など。
手帳やバインダーの、よく目に付く場所に貼っておくのもオススメな感じです。
というわけで、次はいよいよリーガルパッドにするか
(Meadのがまだ何冊もあるんだよなーこれはこれで気に入ってるの。)
机上に分厚いブロックメモを置いてみるか....
わくわくと検討することにします。
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2018.08.23
「ほぼ日手帳公式ガイドブック2019」を読みました。
○ほぼ日手帳公式ガイドブック2019(Kindle版) : 紙版はこちら
当初はどちらの形式で買うか迷いましたが、Kindleで読むのもなかなか良いんです。
iPadの12.9インチでもほぼA4大ですし、更にぐいっと指でひろげて拡大表示出来るのが楽しくて。
ユーザー使用例の取材記事があるのは毎号のことなのですけれど、今回は特に、文字密度高めな手帳写真がずらり。
仕事や実験や家事や育児など、さまざまなテーマでぎっしりと書き込まれたページの数々にじっと見入ってしまいます。
(やっぱり拡大機能有り難し...!)
"SNSで人気の使い方"を集めたのとはいくらか景色が違うかもしれません。
ぱっと見は地味めだけれど、真剣に手帳と向き合っている熱さのようなものが伝わってきて良いんだなあ。
「なるほど、明日から自分も真似出来るかもしれない」
という近さも感じます。
(献立を一行で毎日書き込むとか、そういう小さなギッシリなら真似出来るかもという希望が...)
今回特に印象に残ったのは、ページにタブを付けて
(コクヨのタックインデックスみたいなものじゃないかと思います)
メモの内容を分けている使い方。
1人は家事や育児をテーマにしてWEEKSのメモページを、もう1人はサッカーの試合分析をカズンに、と全く違う感じではあるのですが。
綴じ手帳でもこんな情報整理の仕方があるのだなあ、見返しやすくて便利だろうなあと感心したのでした。
そんなわけで、この本を買ってしまうと
「来年はほぼ日を使うか?」から「どのカバーの(または、どのフォーマットの)ほぼ日にするか?」へ、悩みがサラッと移行してしまうのも困ったところ。
しかも、使用例を眺めているうちに欲が大きくなって。
正気の時には自分には絶対無理だと確信するカズンだとかWEEKSのMEGAだとかがイケそうだと思ってしまうのもいかがなものか!
○ほぼ日手帳ラインナップ - ほぼ日手帳2019 予告フェス
来年のラインナップでまず惹かれたのは、リバティ生地のジッパーズなんですがどのサイズの柄も素敵で。
ポーチとして欲しいとすら思うのですが、こういう繊細そうな布地って汚れたらどうしたら?と思っちゃうからなあ。
カバーオンカバーを掛けるわけにもいかないし。
(でも良いなあ...実物を早く見てみたいです。)
他にプリント柄なら、ミッケ!のシリーズも気になります。
カスタムエディションの、かえるのピクルス柄(販売ページはほぼ日でなくこちらになるそうです)もけっこう欲しい。
楽しそうな明るい雰囲気の柄物ばかりに興味がいくんですが、毎年の固定パターンだと濃紺革のWEEKSあたりに落ち着くのだろうか?
それともまたチェック柄に戻る?ギンガムでもいいよね!
とページをめくるたびに頭の中がウルサいです(笑)
(現在のWEEKS、週間計画帳として安定運用はしているけれど....何年使っても相変わらず後ろのメモページだけはうまく消費出来ず。
まだ10ページぐらいか...。)
という具合に、9月の手帳商戦に向けてザワザワしている界隈を歩き回るのも楽しい現在なのです。
今回は特典が欲しい(サイトでは明日発表になるそうなんですが、本には載ってます。30gのクマ...)感じなので、Loftじゃなく通販で買ってみようかしら。
悩むなあ。
●関連過去記事:
・「ほぼ日のキャップレス万年筆」を買ってきました。(生活のたのしみ展)
・4月始まりの手帳をようやく購入しました(ほぼ日WEEKSエスプレッソ革)
・ほぼ日手帳ジッパーズ、3年を経て使用復活しました(カバーだけ)。
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2017.12.08
「システム手帳 STYLE vol.2」を読みました。(ノックスブレイン オーセンのバインダーも使ってます。)
昨年に続き2号目になるわけですが、期待通りとても面白かったです。
○システム手帳 STYLE vol.2←Amazon(紙版/Kindle版それぞれあります)
システム手帳なんて、昭和の流行遺産←....ひどい言い方だな!みたいなものなんだろうと思っていた時もあったのですよ。
しかし!
ここにきてどんどんいろんな製品や使い方の提案が出てきて。
このような"専門本"も刊行されるし、若い年代の文具好きな人たちのステキで楽しい使い方をSNSやブログでたびたび見せて頂いてるし。
自分自身も、(学生時代の懐古以上の)新鮮な気持ちでなんだかハマってる....
というわけで、確実かつ嬉しい盛り上がりを感じている近年なのです。
本誌から得た情報のひとつで
「えっ、そうなの?」
と目からウロコかつさっそく実践した件が、
最小のミニ5から最大のA5に至るまで、ちょっとした工夫で全部同じバインダーに綴じることが出来るということ。
知らなかったの私だけか?
全サイズのまとめ方が図解で丁寧に説明されていたので非常に役立ちました!
というのも最近、ミニ6のダイアリーリフィル
:まさかダイソーで月間と週間のセットリフィルが買えるとは思わなかった!安すぎてなんとなく紹介しにくいけどとても使いやすいものです....:
にまとめていた日誌的記述がどうにも面積が足りなくて。
バイブルサイズの同様なリフィルに移行したらちょうどよく快適だと気づき、バインダーを引っ越したのです。
とはいえミニ6時代の情報を見返す頻度も多いので
「これバイブルの方にまとめて綴じたら便利だろうなあ。でも余計な穴を上から空けないと駄目だろうな」
と考えていたところでした。
早速、うまいことミニ6のリフィル達をバイブルのほうに引っ越しさせることが出来て重宝しています。
こういう"合わせ技"が出来ると知った今、いろんなサイズのシステム手帳を使うことに対する意欲がぐっと増してきました。
(「違うサイズのをごちゃごちゃ使っても、リフィルがばらけちゃうからなー」という思いが原因でバイブルサイズ以外に物欲を向けない傾向にあった気が...)
そして今まで何度も
「一度も使ったことないけど、どうしようかなあ」
と思ってきたミニ5のシステム手帳、実はすごーく気になってます。
上記の合冊ワザの件を読んでだいぶ気持ちの敷居が低くなってきて。
使いこなしている方々も楽しそうだし、魅力的なバインダーがたくさんあるのだと知りました。
ああどうしようかなあ。
(踏み切れない理由のひとつはROGAN。ミニ6すら手が離れがちなのに...。)
バインダーだけでなく「最新リフィル研究」の特集も、これは保存版とすべき貴重な資料になりました。
特に、ダイアリー部門(日付入りのもの)は、各社のものがレフト式やバーチカルなどレイアウトごとに網羅されていて。
見本を触ることこそ出来ませんが、店頭でじっくり見較べて検討するに近い体験を得ることが出来てとても便利!
自作派の方々にも、参考にすべき使いやすいレイアウトの見本として必ず役立つと思いますよ。
私は、リフィルはかなりBindex贔屓ではあるのですが、話題のPLOTTERや老舗のFILOFAXも理想に近いデザインだと気付いた次第です。
この方面で残念に思うのは、1日1ページの日付入りバイブルサイズリフィルを作っているところが少ないこと。
結局、無難かつ展開度の高さで(ただし、フランクリン専用またはバイブル幅広型バインダーじゃないと綴じるの無理な)フランクリン・プランナーを選ばざるを得ないのがちょっと惜しい...。
というわけで、この流れでシステム手帳話を(無理矢理)続けます。
これは銀座の伊東屋で昨年購入した、ノックスブレインのオーセンというバインダー。
○AUTHEN/オーセン | knoxbrain30周年記念モデル システム手帳←ノックスブレインの解説HP
ずーっと憧れて物欲をあたためてきたものだったのですよ。
余計なパーツが無いシンプルなデザインも革の触り心地も、ものすごく気に入っているのです。
背を下にして手のひらに乗せると、その丸みと相まってフンワリすべすべの触感がまるで肌に溶け込んでいくかのよう。
素敵な革なんです。
スナップ留めのくるみタイプのデザインもあるのですが、こっちの見た目は何の飾りもない最低限な形状なのでかなーり地味。
しかし!
所有欲を満たすに相応しいクオリティがあります。
ついているペンホルダーはどちらかといえばクリップを掛ける程度の直径のもので、とても小さいです。
でもここに、たとえばペリカンやモンブランの金属製クリップを差し込むと、「きゅるっ」と良い音が鳴るのですよ!
金色のクラウゼ製リングは15mm径のもの。
クラウゼのパーツを使ったバインダーはいくつか持ってるのですが、ゴールド仕様は初めてなのです。
シンプルなバインダーにキラリと光るリングの豪華さにもワクワクするのでした。
ちなみに、フランクリン・プランナーのリフィルは残念ながら5ミリほどはみ出す巾です。
※下画像、青いリフターは別途購入しました。これもノックスブレインのものです。赤色と使い分けてます。
そんなわけで
購入1年以上経った今も(大事にし過ぎて)ほぼ飾っているというか、撫でるばかりであまり使いこなせていない状態なのを反省中....
さてどうすればいいかとなった時に今回の「システム手帳STYLE2」のページを読んだのです。
(システム手帳STYLE2の8-9ページにあるのと同じバインダーなので、開いた感じはここをご参照下さい。
きちんと使い込んでるとこういう雰囲気になるんだなー!追いかけるぞ。)
情報の取捨選択を常に行うことで「情報漉し器」として生きてくるというお話に深く頷く私。
現在、今までのリフィルをストック用の箱と現役のバインダーに分ける作業からゆるゆると始めており、これが完了した暁にはオーセンも主力バインダーに仲間入りしている予定!
EvernoteなんかはwebクリップやスキャンデータやPDFをバンバン放り込むだけで全然整理してません。
「必要なものは検索すれば勝手に探してくれるからそれで良いさ」
と割り切り、実際それでストレスなく使っているんですよね。
しかし、システム手帳は電気を必要としないぶん、情報の再構築やレベルアップも手動で行うことが必須。
そんな作業こそがアナログの道具を楽しむ醍醐味のひとつなのかもしれません。
○KNOX ONLINE SHOP - AUTHEN←ノックスブレインの公式オンラインショップです。
★関連過去記事
・コードバン革のシステム手帳バインダーを購入しました。
現在のメインはこのバインダーなのです。
薄めのジャストリフィルサイズって、ちょっとした記録をつけるのに本当に便利なのです。
酷使しても美しさを堅牢に保つブレイリオのコードバン、やっぱり好きだよ....
・「システム手帳STYLE」を読みました(絵日記が掲載されました)
1冊目(vol.1)も是非!
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2017.08.24
「ほぼ日手帳公式ガイドブック2018」を読みました。
今年は、ほぼ日手帳全く使ってなかったにもかかわらず毎年恒例でガイドブックを買ってしまいました...。
○ほぼ日手帳公式ガイドブック2018 LIFEのBOOK←Amazon
来年版、9月からの発売に向けて予告ニュースが毎日のように更新され、盛り上がってる感じ。
品揃えも下記で見ることが出来ます。
○「ほぼ日手帳2018」全ラインナップ発表! - 「ほぼ日手帳2018」よこく - ほぼ日刊イトイ新聞
と、ここまで詳細にネット上で情報が得られるけれど、あえてガイドブックを買って読んでしまうのは...ユーザー取材ページがものすごく充実しているからなんですよね。
手帳の紙面の写真も大いに参考になるのですが。
書き込むときの心持ちや、その人の生活のなかのきっかけのようなものが、非常に丁寧に文章化されていて。
(今までも他社から数多く出てきた手帳やノートの紹介本とは数段上のレベルで)読みごたえある記事が多い。
そこが気に入りました。
ページの最初に、その人独自の"マイルール"(「寝る前に一日を振り返りマルを書く」といったような独自規則)が3行で小さくまとめてあるのも、読み返しやすい!
今号は42人分載っていて、文字のパワー(「びっしり」とか「ぐいぐい」な感じで書き連ねてあるの)が目立つ、使い込んである人が多かったなあ。
自分にも
「こういう考え方をすれば、こういう書き方が出来るのかもしれないな」
と思わせる、地味だけど大いに参考になる景色の手帳が多かった。
夫婦や家族、部活や職場のチームで書いている、というような団体ワザあってこその手帳の良さも知ることが出来ました。
貼りすぎて1冊が2kg超えするという、丸々とボールのように太った手帳を何年分も並べている方のインパクトはすごかったけど、これも真似は無理(笑)....
流行言葉になってますけどいわゆる「インスタ映え」する手帳も、見ていてそれはそれは楽しいし、やる気を向上させます。
実際文字どおりインスタ上で探し当て、ずーっと観察させて頂いているすごい方、何人もいらっしゃいます。
とはいえ、紙面デコレーションやイラストがウマい、美しい書き方ばかりじゃなくてもいいわけですよね...?
という件で勇気づけてもくれる、
今年は「なんか楽しそうで良いなあ」「使いこなし方って、人それぞれでいいんだよなあ」と感じることが多い素敵な構成のガイドブックでした。
私はと言えば、2017年の今年はシステム手帳回帰ということでフランクリン・プランナーに入れ込み中です。
10年目の能率手帳ゴールドもそろそろ革表紙がいい感じにクッタリしはじめている時期。
そのまま来年もこの構成ですんなり更新していけばいいのですが、あえてこのガイドブックを読むことで、
「すべての計画をぶち壊して(?)ほぼ日手帳へ回帰!」
という可能性はゼロではない。
むしろそうなっちゃったら面白いかもとすら思うんですが....
まだ8月です。ここはギリギリの年末まで自分に猶予をあげたいと思います。
ちなみに、来年版で素敵だなと思っているカバーを挙げると
・WEEKS版ならファインクラシック / ワインレッド
・オリジナル版なら鹿児島睦 / 鳥花柳
・Planner版ならARTS&SCIENCE / argilla
・カズン版ならLIBERTY FABRICS / Fluttering
です!書き並べるだけは無料....。
●関連過去記事
・ほぼ日手帳ジッパーズ、3年を経て使用復活しました(カバーだけ)。
↑ 便利です。家族分の診察券や保険証をまとめておくケースとしてもおすすめな収容量!
・ほぼ日手帳WEEKSを試し始めました。
↑この年のWEEKSは最後の週までなんとか完走できました。
そして2018年のワインレッド革装の誘惑はすごいんだけど、能率手帳ゴールドというライバルを打ち破れるのか(or平行使用などということは可能なのか?)自信が無いのです。
メモページが3倍に増えた「MEGA」なんてのも出るけれど、そもそもレギュラーボリュームの70ページ分すら使いこなせないのも使用を躊躇する材料のひとつ...。
・ほぼ日手帳の革カバー、10年ぶりに買いました。
↑ほぼ日手帳 or A6サイズの手帳やノートを今後使うとしたら、このカバーが再び活躍するんだろうなと思ってます。
ヌメ革は薄茶色に成長し、栞紐にインクの染みなどついてますが。
気に入ってるので、この年のこのカバーは買っておいて良かった。
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2017.06.22
「趣味の文具箱 Vol.42」を読みました。
趣味の文具箱、感想をここに書くのが久し振りになりますが、毎号(というか創刊以来)欠かさず読んでいます。
このごろ嬉しいのが、電子版と紙版の発売が同日になっていること。
(発売の日付になって間もなくの時刻の真夜中から配信されるので、ボタンをおせばポトッと画面の中に降ってくる感じをいつもフフッと楽しむデジタル派です。)
○趣味の文具箱 Vol.42[雑誌] ← Amazon
今号のテーマは国産万年筆ということで、いつも以上に楽しみにしていました。
あくまでも私の場合ですが、ペリカンやモンブランetc.の有名海外ブランドに対しては憧れ混じりの要素も相当に大きく、入手したときの
「とうとう...!」
という感慨は格別なものがあります。
それに対して、国産品(特に、2万円台くらいまでで購入できる定番品)は実用的な道具として定着している率が高いかなあ。
「おお、これ良いな。それなら、いずれ別のペン先も買い足して、あの件で使い分けてみようか」
「区別しやすいよう色違いの軸で買っておこうか」
的に堅実(....?)な理由で着々と増えているというか。怖いですね。
私にとっては、わりと気軽に通販買いを決行できる=良品ぞろいで質にばらつきが少ない ことも魅力!
うちの国産ペンはAmazonから届くものがほとんどですよ...
というわけで今号の表紙、ネット上で画像が初公開された時点では、ああこれ持ってます!逸品ですよねカスタム845。
と頷いたものですが。
違う...今旬なものとして紹介されるならもしかして、845の形状をそのままに巨大化したアレか...?
と我に返りました。
○カスタム URUSHI | 万年筆 | 製品情報 | PILOT←パイロット社のページ
このペンを店頭で見たのは去年の9月で、伊東屋でした。
ガラスケースの中に展示されており、カスタム845と並べて置いてあったような記憶があります。
デザインがそっくりなのにサイズが違い過ぎて、遠近感がおかしくなるようなグラグラを感じたのを覚えています。
詳しい方々の情報を調べてみると、モンブランの149よりずっと大ぶりな軸(ペン先の長さはだいたい同じ)とのこと。
昨年の伊東屋では
「大きすぎていくらなんでも...」
と若干引き気味の面持ちで眺めただけでした。
しかし今号の特集記事では、各ペン先での筆跡、その丁寧な(多くの手作業も伴う)組み立てから漆塗りの詳細な工程までが詳しく披露されていて。
「良さそう....手にとってなにか書かせてください!」
という気持ちがジワジワと来ています。
(私の手元に置くなら中細ペン先かな!という計画だけならもう完了)
書き心地の独特な柔らかさも、購入済みの方の感想からは必ず出ている件なので
「硬めな149と違う使い心地で楽しめるのではないか」
などという、どうしようもない言い訳なども考えてあるのですが....とにかく、いつか試してみる機会がくるといいなあ。
もちろん、(今回のカスタムURUSHIの縮小版 などと言うには余りに失礼である)完成度の高さを誇るカスタム845は本当に使う度に「良いなあ」と嬉しくなる万年筆です。
漆塗りのふんわりした温かい触感と、シュッと長くて格好良いペン先の書き心地にも惚れ惚れします。
●関連過去記事:黒漆軸の万年筆を使いはじめました。(カスタム845)
国産万年筆各社の、価格帯ごとの商品分布カタログなどはかなり今後の買い物計画に役立ちそうです。
中にはもうなかなか(少なくとも通販などでは)入手できそうもないレアな軸なども紛れていたりしますが、そのあたりの宝探し感覚も良し。
また、来月早々に発売されるプラチナ万年筆の「春暁」の解説ページも。
見開きに渡って横たわる拡大画像をたっぷりと観察することができました。
プラチナの透明軸は既に何本か持っていますが、この春暁は"濃いめカラー透明軸"として大いに興味有ります。
WEBをはじめとした宣伝系の画像は、透明度を表現するために光を通した明るい感じの見かけに仕上がっている気がするのですが、実物はもっと落ち着いた暗めの色合いのものなのでは?
と予想しています。
細軟や極太といった、なかなかマニアック(だけど、プラチナならではの魅力ある書き味なのでけっこう癖になる)ペン先も揃っているのも魅力で。
プラチナの銀色ペン先軸はなかなか手強い:書き味もビシッと締まっていて、手に馴染むのがゆっくり:というイメージと実体験もありまして。
6年目の「本栖」が近年になって急激に本領を発揮しているので、違うペン先でもまた味わってみたいんですよね。
細軟なんか、どうかな!と自分に提案中。
●関連過去記事:プラチナの本栖万年筆を買いました。
日本製品を愛する海外のペン好きな方々の記事も良かったです。
最初に載っているBradさんは、かなり以前からInstagramでコメントを頂く機会が何度かあり、本当に万年筆を愛する方で日本のペンやインクを楽しく使ってくださっているなあと思うこと度々でした。
(今度の掲載も非常に喜んでらっしゃる投稿が先日流れてきたばかり。)
・・・といった感じにめくるたびに楽しくて、今号の趣味文は私のツボにいつになく「来ている」感じです。
インクの特集のほうが見た目も華やかだし愛好層も厚いので盛り上がるのかもしれないのですが、私は"軸情報"を今回のように淡々と、しかしググっと掘り下げている号のほうが好き。
まだまだ良いペンがたくさんあることに充分気付かされましたので、しっかり働いてコツコツひっそり愛でていこうと思います。
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2017.05.11
デスクルーペを便利に使っています。
だいぶ昔から倍率10倍のポケットルーペを持っていまして、万年筆のペン先の具合を観察する用に時々使っていました。
それが近年からは、製品のパッケージ裏に貼ってある注意書きやらパーツの隅に印刷してあるシリアルナンバーetc.とにかく極小に書いてある文字類を読むための道具に変化して(笑)、日々手放せなくなり...。
便利は便利なのですが、レンズがとーっても小さいので視野が狭いことと、読み取り用にはさすがに10倍はオーバースペックで、何かと使いづらさはありました。
そこで見つけたのがこの「デスクルーペ」というものです。
片手で側面をつかめるくらいで、ほどよい大きさ。
(私のこれは、レンズだけの直径だと約7センチ・枠まで入れると9センチ位です。
下に置いてある手帳はSmythsonのパナマノートで、能率手帳やMoleskneのポケットサイズとほぼ同等)
レンズは約3倍とのこと。
これのすごく良いところは、レンズの枠をポコッと押し下げると内部にLEDの電灯がつくので更に鮮明に見えるのです。
レンズ下は、けっこう高さのある壁でぐるりと囲まれている構造なので、明るいと快適度がずいぶん違います。
細かい溝が彫ってあって胴体もすこしくびれているのでとても持ちやすいのですが、160gとそこそこの重みはあります。
置くだけで使うことが出来ますが、片手でずっと持ち上げながら何かの作業をする的なことには向いてないように思います。
私の場合はあくまでも、
「うっ、小さくて読めん...!」
となった時に傍らからサッと取り出して確認するような用途かなあ。
レンズからの距離次第で、極小の部品や万年筆ペン先のような物もじゅうぶんクッキリ大きく見え、rogan対策だけにするのはもったいないとも言える道具です
こういうのは引き出しなどに仕舞い込んでいると全然使わなくなると聞きましたので、手を伸ばせばすぐに届くところに常駐させたところ、家じゅうで大活躍。
嗚呼そんな世代なのさ...
Amazonで見つけて購入しましたが、少しづつ違う仕様の類似品がたくさんあります。
シンプルに枠とレンズだけの作りが一番お買い得で、LED点灯式だとちょっとだけ高くなり、このごろはレンズ部をスライドして倍率が変えられるものなどもあるみたい。
私のこれは、ボタン電池を買い替えるのが面倒なのでUSB充電式のものにしました。
つけっぱなし時の自動消灯機能もついてます。
非常時にはとりあえずの懐中電灯としても使えそう。
埃よけ兼携帯もできそうな立派なケースと、充電用のUSBケーブル、クリーニングクロスも同梱されていました。
ピンク色と迷ったのですが、まあ無難にカメラレンズっぽく目に馴染むシルバー枠を選択。
窓際など日光が当たるところに置くと光を集めて火種になりかねないのでどうぞご注意を。
roganにはまだ縁がないような若い皆さんも、ご両親へのお土産としてはけっこうオススメですよ。
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○Amazonで買いました→3R スリー・アールシステム 拡大鏡 充電式デスクルーペ [LED拡大鏡smoliaXC] レンズ倍率約3倍 3R-SMOLIA-XCSL シルバー
○拡大鏡・ルーペ 製品情報 | スリーアールソリューション株式会社←製造元ウェブサイト
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2016.12.31
今年もお世話になりました2016(能率手帳ゴールドの切替とおすすめのペンケースと1年の御礼)
そろそろ年も変わろうとしています。1年早いなあ。
わーどうしよう!
この一年、当ブログをお読み頂いた皆様に御礼申し上げます。
ここをきっかけにして、書籍掲載を初めとして今年も楽しいことがたくさんありました。
というわけで、明日から新しい手帳です。
お仕事の日程など新品のほうにも既に書き込みは始まっているのですが、本日までは16'年版メイン使いです。
●関連過去記事:能率手帳ゴールド、10年目が届きました。
けっこう育ちましたね。
下写真右側のくたびれた感じ(しかし決して破れたり擦り切れたりしない!)
どうもありがとう。
対して、新しい左側は金の鏡のように顔が写る美しさです。
内ポケット装飾も、来年は下のような感じに。
17'年版は今回、表紙に名入れをしたのでイニシャルシールは貼りませんでした。
左側の半透明ポケットは、毎年グラシン紙を加工してくっつけています。
シール類はほとんどいつも「ミセス・グロスマン(Mrs. Grossman's Sticker)」のキラキラしたのが好きで、伊東屋の売場で入手しています。
ロールからちぎって少量安価から買えるのも良いのです。
革の上にはまだまだ新品特有の赤っぽい色のツヤ(名付けて、焼き海苔光)があり。
使い出すといつのまにか消えてしまうんですよね...
これ以外は、今まで綴じ手帳やノートにつけていた件を一斉にシステム手帳へ移行します。
今年思い切っていくつか新調した新しいバインダーのことなども、今後の更新にて感想を書いていく予定です。
下写真は、Instagramのほうにアップした今年1年のベスト9枚ということらしいです。
(ここで自動生成してくれます→2016bestnine - 2016年あなたのInstagramベスト9を作成しよう)
手帳とかノートとか、見事にいつもの感じですね!
ちなみに右上のペンケースは、旅行前の準備文具ということで紹介した
リヒトラブ コンパクトペンケース スマートフィット アクタクト レッド(←Amazon)です。
4色あり、汚れにくく丈夫な素材。
「つくしペンケース」的なデザインで、とても使いやすいんです。
軽くて見た目もコンパクトな割に収容力があり(ペンだけでなくメモ用紙や定規/ハサミなども収まり)外出先でとても役立ちました。
今後も定番の旅荷物となりそうです。
※追記:スマートフォンも収納できます。iPhoneの6s+が入りましたよ。
というわけで、沈みたての大晦日の夕陽。
どうぞ良い年をお迎え下さい。
14年目の当ブログを今後ともよろしくお願いいたします。
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2016.12.28
ボールペン用に、硬筆用ソフト下敷きを使っています。
購入して3年以上になりますが、キーボード下に置ける小さめサイズの革製デスクマット、もうすっかり机上の景色として馴染みました。
●購入時の過去記事:革のデスクマットがお気に入りです。(100% Leather Desk Mat)
上記事にも書きましたが、スチール机なので作業中の手がヒンヤリして置き場が無い...という問題の解決にも大いに役立っているんですよ。
ペンの書き心地もなかなかのもので、便箋やシステム手帳リフィルを1枚置いて万年筆などを使うのはとても楽しいです。
フワフワ柔らかいというわけでもないのに、ペン先がきちんと止まるので、紙に支えられてしっかり書ける感じ。
と、ここまでは良かったんですが、問題なのはボールペンの使用。
ここ1,2年、ペラで置いた紙にこまごま書き込む事務仕事も増えてきた上、システム手帳リフィルに作っている絵日記も、ボールペン使うことが多め。
(いま一番ハマっていて何かと手にとることが多いのは0.38のシグノRT1なんですが、その他どんどん発売される各種ゲルボールペンを試すのは楽しいし...)
ボールペンは、万年筆と違って筆圧をグイッっとかけて書いたほうが気持ち良い気がするんですが、これをやると、あっという間に革の上が凹凸してきちゃうんですよね。
時間が経つとちょっと戻るのですが、それでもだいぶ貫禄がついてきてしまいました。
今のところ、ガタついて筆記に支障があるというほどでは無いんですが、凹みの中にホコリが入り込むとなかなか取れないということも、気になるように。
革が濃いめの焦げ茶なので、埃の白っぽい粒が目立つ時があるんですよね。
凹んだ谷の底にはまりこんでいるので、指で払ってもなかなか取れないんです。
これを掃除用に、柔らかめの古ハブラシに紐をつけて机の脇にぶら下げてます。
キーボードの隙間掃除にも使えるので便利...
というわけで、「ボールペンの時専用」に購入してみたのがこれ。
柔らかい素材の透明な下敷きです。
○ORIONS 硬筆用ソフト透明下敷 A4 NO.1204←Amazon
硬筆用の下敷きについては、素材や価格も検索してみるといろいろあることに初めて気が付きました。
(これらを使って絵を描くことも含めて)趣味や仕事に使う方も多いのか、非常に詳しいレビューの数々を読むことが出来たのは有り難かったです。
今回は購入しませんでしたが、素材の違うもうひとつのタイプの下敷き(A4判 ソフト下敷き(事務用) NO.1304)のほうに、筆記感や経年劣化具合などの使い較べレビューを長文でまとめた方がいて、これは大変参考になりました。
あちらのほうが柔らかで薄い感じなので、並行して使ってみようかしらとも思ったり。
今回購入品のものは、PVC:ポリ塩化ビニルで出来ており、無色透明です。
もしかして、テーブルに敷いてあるビニールマットと同じ素材じゃないか...と気付きました。
厚みも2mmあるので、がっしりと重めなのです。
(その分、動きにくいので安定します)
ノートのページの間に挟むというよりは、デスクマット的に机へ直で敷くのが適切な使い方でしょう。
書き味は、想像していたより少々硬いかも?と思いました。
ボールペンのペン先がぐっと沈む程にはソフト感はないのでむしろ疲れにくく、紙も凹みません。
革マットに較べるとペンの走りも滑らかで、いかにも"人工素材"的な感触もある。
革には敵わないなあやっぱり...とは思うのですが、理にかなった使いやすさが抜群です。
購入以来3ヶ月、特にボールペンの用事にはガシガシ使っているのですが、凹みや傷が全く付かない!
裏側のインクなどが転写されて部分的に汚れたときは、台所用洗剤とスポンジでサッと洗えばツルピカの新品同様に戻るのも気持ち良いですよ。
A4サイズなので、使わない時はどこかの隙間に仕舞っておけるのも便利です。
というわけで、
「革のデスクマットは敷居が高い」
と感じている方にも、こういう数百円のものを一枚下に敷くだけでも作業効率や筆記の楽しさがグッと高まるのでオススメです。
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2016.09.16
シャイニーの回転日付印を使いはじめました。
スタンプ部のゴムベルトを手で回して日付を作り、(インクパッドは内蔵されているので)そのままポコッと押し下げるだけで印字出来ます。
私が今回購入したものは、2016年から2027年までの年号が入ったベルトがついているので、最大12年は使用可能。
私が同様のスタンプを前回に購入したのは、2005年でした。
開封後にベルトをぐるっと回してみて、押せる年号が2005〜2016であるのを確認し
「2016年なんてずいぶん先のことだな!」と思ったのは覚えています。
実はあっという間なんだよーボヤボヤすんなよーと当時の自分に言ってあげたい...
あらためて取り出してみたその古いスタンプは、しばらく使ってなかったのでインクパッドは乾ききってるし、ベルトの隙間に謎の紙屑のようなものが挟まっていて機能せず。
残念ながら廃棄となりました。
新しいシャイニーのスタンプ、黒い本体両脇の赤いボタンが格好良いな..と思ったのがこれを選んだ決め手です。
○シャイニー スタンプ ミニデイトプリンタ 5号×4連 S-300UK←Amazon
このスタンプは、日/月(3文字)/年という順序で日付が出来上がるので、日本式の 年/月/日 とは違うため使い勝手に戸惑うかもしれません。
しかしここは慣れましょう...なんとなくお洒落だし...
インクパッドは、本体の中にカチっとはめ込みます。
セット方法など、少々コツが要ります。
少なくともAmazonで買ったこれは、写真付きの詳細な日本語取説がついていました。
(ものすごく小さな字で印刷されています。ルーペでじっくり解読した大人眼球なのがつらかったけれど。)
使い方にもよりますが、インクは比較的長期間で維持可能だった気がします。
しかし12年は無理なので、いつかのインク補充時のために日本語説明書の保管をおすすめします。
交換用インクパッドもAmazonで手に入ります。
赤や青インクも有り。
上記Amazon内のページで価格が安かったほうの「5号」だと数字はとても小さく、行の高さは4mmぐらいしかありません。
紙面で主張しすぎない、可愛い文字サイズです。
とはいえインクは濃く黒々と押せて、視認性は非常に良いため不満無し。
このシャイニーの他に、コロップのものが値段も仕組みも似たような感じです。
(コロップのは、年/月/日 順の数字印で、私の古いスタンプはこちらでした。)
1000円未満の安価なものではありますが、上に書いたとおり12年分の年号が内蔵されているわけで、開始年があまり古い製品だと"損"な感じはありますよね。
在庫によってはある程度の割り切りは必要かと思いますが、通販サイトで買われる場合その件確認されることをおすすめします。
さて、こういう日付スタンプをその日の書き込み冒頭に押すことで、時系列のログノート:日記ノートっぽいもの:が手軽に作れます。
・ほぼ日手帳のような、1日あたりの面積がきっちり決められているようなものよりも、自分に適したペースで書いていきたい。
(数ページ書く日もあれば1行しか書くことがない日、完全にサボる日も混在するので、既製品のスケジュール帳は向いてないと考える人に。)
・お気に入りのノートがあるのでそれを日々常用の「手帳」としたい
などの用途に重宝しますよ。
情報カードやフセンに押して活用するのも便利だと思います。
私は現在、バイブルサイズのリフィル(無地や方眼などの、いわゆるスケジュール用ではないもの)に日付スタンプを押して、ほぼ日手帳的な「1日1ページ」がシステム手帳でも出来るか を実験しているところです。
さまざまな紙や罫線のリフィルを1冊のバインダーの中で好きに変えて楽しめるのが、飽きっぽい私には今のところ非常にお気に入りな点なのです。
久々にシステム手帳への興味も手伝って、既に1ヶ月くらい続いています。
昔の買い置きの各種リフィルが消化出来るのも有り難いし、1年分の日付が入ったセットを買うよりは遙かに安価に済むので、この方法が定着すれば良いなと考えているところです。
こういうスタンプは、ゴム印を動かして気軽に「未来日付のページ」も作れるのも結構便利だなあと思ってます。
予定だけでなく、(今日の進行次第で)明日以降のToDoを思いついたりもすることも多くて。
前日のうちに将来日付のページに書きたくなることも多いのです。
いやーもう、今まで通り「日付なんてササッと自分で書けば良いじゃないの」という話もあります。
しかし!
ベルトを回して設定し、書き始めにポンと押すことで、目にも手にも気合いが入ることとなり。
1日の区切り線的な役割を担ってもらっている小さな文具ですから、わりと重要です。←力説
これから2027年まで、淡々と有意義に使っていけますように。
●関連過去記事:「ページナンバースタンプ」が届きました。
このページナンバースタンプに付属していた補充インクを、シャイニーのほうのインクパッド部にポタポタ落とせば大丈夫なのでは?と目論んでいるのですがどうでしょう...
仕組みは似たようなものだし、黒インクだし...さてどうかなあ。何年か後に(忘れてなければ)試してみます。
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2016.08.27
「ほぼ日手帳公式ガイドブック2017」を読みました。
「来年の手帳発売シーズン」が巡ってきて、あちこち(←私のまわりのせまい世界内)でザワザワし始まりました。
先週出た告知がこちら。
○手帳ラインナップ - ほぼ日手帳 2017
けっきょく今年も、ガイドブックを早々に買ってしまいました...。
○ほぼ日手帳公式ガイドブック2017 This is my LIFE. ←Amazon
今年のカバーをずらっと眺めた第一印象は「わりと手堅くまとめた、去年より落ち着いた雰囲気だなー」でした。
現在使っているROSSOカバーの座を奪うほどのものは、とりあえず無し...
的な冷静(かつ、「これでおサイフ的に助かった!」)な気分にも。
もうね、2016年版のrossoカバーは大のお気に入りなんです。
"ほぼ日を使わない年"があるとしてもA6サイズノート用に、ペンホルダー付きカバーとして活躍させるだろうから。
モトをとれるくらいには使いまくれる気がします。
●過去記事:ほぼ日手帳の革カバー、10年ぶりに買いました。
本日現在ではまだ、ほぼ日のサイト内で(手帳本体無しの)カバーのみでも販売中です。
○レザー Rosso - 手帳ラインナップ - ほぼ日手帳 2016
購入後だいたい1年経った今では、ループや内側のヌメ革部はこんがりしてきて、赤革の表面も爪傷っぽい凹みが増えてきました...
しかし特になにか塗ったりせずともしっとりと柔らか。
良い光沢も維持できています。
などと静かな心でラインナップ発表のページを見てみたら、なんと。
WEEKSのほうで革装版が発売されると知りました。
黒はもちろん、赤革も出る....!!お値段約4000円.....しかし、第一候補決定です。
WEEKSは、使い始めの今年版に限って革表紙の売り出しがなくなってしまい。
とてもとても残念だったのです。
今のチェック布表紙も好きですけれどね。
●過去記事:ほぼ日手帳WEEKSを試し始めました。
上のほうで、全体の品揃えが比較的地味な印象であったことを書きましたが、
今回の本で詳しい解説を読んでいるうちに、じわじわと欲しくなったものが出てきてしまいました。
ジッパーでぐるりと閉じるタイプは過去に購入してあんまり使えてないので気をつけようと思っているのに、つい引き込まれてしまったのが、
アーツアンドサイエンスのワインレッド革のカバー。
その他、リバティ柄カバーだとか
今年使用Weeksの柄に引き続いてのマドラスチェックだとか
もうぜったい「お子さんの手帳ですよね」と問われそうなDayDreamのプリントだとか。
けっこうあるね...
毎年おなじみの使用例コーナーは、異国の地で事業立ち上げに奮闘する方のWeeksの使いぶりに感動しました。
中身のギッシリさにも加え、厳しい環境の中でたびたび手に取ったからこその表紙の汚れなど、もう壮絶なくたびれ方で!
あのような感じに手帳と支え合う日々のことなど、いろいろと想像させられる写真の数々でした。
ほぼ日手帳は、他社製品と較べても特に(SNSをはじめとするネット上では)、巧みなイラストやセンスの良いデコレーションを凝らした日記ページetc.の使用例が脚光を浴びがちな手帳だと思います。
しかしぱっと見は地味ながら、淡々と途切れなく書き連ねることで日常の自分と向かい合っているような使い方の人も、きっと多いんじゃないかな。
「発見」するのは難しいと思うのですが、これからもそういうユーザーさんを少なからずの割合で紹介して頂けると嬉しいです!
というわけで、来年の私の手帳はどうしよう。
トモエリバー紙のノートやリフィル紙などは他社製のも持っているので、使い(書き)心地を味わうだけならその代替品はあるんですよ。
その一方で何らかの「ほぼ日手帳ユーザ」で居たい、という思いもあり。
この夏の「脳内手帳会議」は、システム手帳が猛烈に追い上げてきてるんです。
いまだに能率手帳ゴールド以外、100%継続だろうとは言い切れない状況なのはそれが理由。
困った..!
まずは、ほぼ日手帳本をめくりつつ、本格的な手帳の季節に備えねば。
●その他関連過去記事:
・ほぼ日手帳avecを7月版に切り替え準備。(各手帳、半年経過の現状)
・「システム手帳STYLE」を読みました(絵日記が掲載されました)+ 手帳絵日記6月編←この本は恐ろしい。「ほしいもの付箋」だらけになってしまったよ...(フセンつけるまでは無料だし。)
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2016.08.02
「システム手帳STYLE」を読みました(絵日記が掲載されました)+ 手帳絵日記6月編
1日に発売の「システム手帳 STYLE」(エイ出版社)」←Amazon
にて、(当ブログでは月々分をまとめて・Instagramでは可能な限り"出来次第"で更新中の)絵日記をご紹介頂きました!
74-75ページの位置で、ずらーっと掲載頂いております。
当初は、2,3週分を送って下さいと言われたのですが、私としては非常に動揺してしまい。
というか、高精細印刷の拡大表示に耐えうる少数精鋭の「精鋭」レベルが無いとも言える...!
むしろ今まで1年以上に渡って続いてきた物量でアピールをな方針に変えて頂き、薄型バインダー1冊分はあろうかという量を選んで、道具類と共にドサッと送りつけてしまいました...
「システム手帳と私」的なテーマを中心にいくつかの質問への回答も書き送ったのですが
(↑とにかくこのテーマだったら一晩中でも語れそうな世代ですから、全然まとまりがつかなかったのに!)
キリリと音がしそうなくらい簡潔に記事化して頂きましたので、そちらも是非、皆さんに読んで頂きたいと思います。
もちろん私以外にも、長年の使用例/工夫例の数々や逸品の商品情報が多数掲載されています。
システム手帳というと「昔に流行ったね〜」というような感想を持たれることも少なくないのですが、
今また盛り上がってきている気がするのです。
あくまでも私の場合ですが、
次から次へ新製品が出ては話題になる綴じ手帳に心が奪われてしまい。
自分に定着していたはずのシステム手帳から、その後あっさりと足が遠のいた期間も正直言って長かったです。
しかし反面、「手帳を買ったときが気持ちのピーク」だったことも多数。
あれだけ事前に脳内でディスカッションして決め込んだはずの手帳構成なのに、
気に入っても、必ずしも全ページ活用できるわけでもなかったり、年度の途中で挫折してその後のページを無駄にしてしまったりを何度も繰り返してきました。
いわゆる「綴じ手帳(えらび)疲れ」というやつで。
そんな時、やはり戻りたくなるのはシステム手帳なのです。
好きな紙質やレイアウトのリフィルを、使いたいページ数だけ好きなように書き、気の向くままに蓄積と組み替えをすることで、完全に自分仕様に構成できるのですから!
というような利点について、
手書きで手帳を書くこと自体が盛り返してきている現在、これらをきちんとまとめて主張している久しぶりの(20年ぶりくらいにこういうのが出た?)の貴重な専門誌となっています。
「趣味の文具箱」の編集部である強みでリフィルごとの万年筆インク相性や、革の種類と手入れについての教科書的ページ、これもまた長期にわたって読み返しそうです。
○○レザー、と聞いてもピンとこなくて雰囲気で選んでいた革素材も総合解説されていて、ちょっと詳しくなりました。
インク落とし用のクリーナーなんてあるんだなあ。とか。
システム手帳が最初に流行った時代って、あの頃は携帯電話は漬け物石のように重かったし(個人的体感)、学生の身で個人が気軽に持ち歩くようなものでもなかったです。
ノートパソコンについても同様。
そもそもインターネットなんてものはほとんど(以下略)
というわけで当時はシステム手帳に対して、今で言うEvernoteのような使い勝手を求めて大勢の人が知恵を競い、リフィルを自作し、大量に綴じ込みました。
2016年の今は、情報をまとめる高度なデジタル環境が身近にあるからこそ、文具使いの面白さがあります。
スマートな共存や、あえてのアナログ道具選択を愉しむ時代に入っていますよね。
各メーカーの商品力も手伝い、物欲沼への引力もむしろこれから上がっていきそうですよ。
幸いなことに本誌によると、かつての憧れのファイロファックス以外にも素晴らしいバインダーが新発売されているようです。
表紙にもあるアシュフォードの記念モデル「プレスコット」やノックスブレインの「オーセン」、一瞬で良いから触感で味わいたい!
(ノックスについては、ブルー系で若干つめたい印象だったリフィル紙がクリーム系にリニューアルされた件、とても嬉しいのでこれは必ず使ってみるつもり。)
1度思い切って手元に置くと、長期にわたり愛用し続けられるのが革バインダーの良いところです。
私もいつのまにか10年・20年選手の製品がレギュラー陣となっていますが、まだまだ余裕で使い込んでいきますよ!
以前も書きましたが、現在、フランクリン・プランナーへの回帰
(=現在ほぼ日手帳でやっているToDo関連もシステム手帳へ復活)
へ、じんわりと未練があります。
この本を読むことでまたグラグラ。あああーどうしよう。
★システム手帳に関連する代表的な過去記事はこちらです。
・ワニ柄のバインダーにしてみました。
↑ 本誌掲載のフランクリン・プランナー製バインダーです。バイブルリフィルも管理できる大型リングなので重宝してます。
・ 赤革のシステム手帳を買いました。
↑ 本誌掲載のファイロファックス製バインダーです。
ひび割れを自力で解決した結果、手放せない薄型ジャストサイズモデルとなりました。
平らに開くから、という理由もあり。
・A5のシステムバインダーを使い始めました。
↑ A5でジャストリフィルサイズ、かつ水平開きの素晴らしさを知ったダヴィンチのバインダー。
比較的安価でしたが、これ以外のものに替える気がまだおきません。
後半でおすすめしている6穴パンチは一台でミニ6・バイブル・A5に対応する優れものなのです。
ただし、頑丈だけに相当重量があるんです。
今、同様の複数サイズリフィル対応で買うなら○カール事務器 6穴パンチ リフィルメーカー GP-6が良さそう。
・システム手帳に戻りました。(フランクリン・プランナー)
↑ これがおそらく最初に購入した革バインダー。ノックスブレインの旧マークの刻印付きでバッファロー革です。
フランクリンの幅広リフィルも入り、精度の高いクラウゼ製リングなので使い勝手も問題なく。
2007年記事上で「15年は経っている」と記述しているとおり、最長寿ながらいまだ現役です。
こちらはシステム手帳関係ないですが、過去に掲載頂きました。
・「趣味の文具箱 16」を読みました。(旅文具話を書きました)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
上記で長くなりましたが、関連として6月分の絵日記も大急ぎでまとめておきます!
絵日記用として重宝しているプラチナのカーボンインク、Bindexの週間リフィルにはEFでも少々裏抜け気味となるので、無地のLIFE製リフィルを使ってみた月です。
この紙は厚みがしっかりある分、裏抜けにも強い!
クリームのノーブルリフィルも良いけれど、白色のホワイトヴィンテージ紙も良いなあ。
と、彷徨ったけれど、結局「さいしょから区切り線と日にちが印刷してある」便利さに負けて、今の絵日記はBindexに戻りました...
好きなんですよ、『週間ダイアリー12』のデザイン。
スケジュール用には使いこなせなかったこれを「何とか長期使用したい」という理由もあって絵日記始めたようなものですから!
なんでもまずは道具ありき、の癖がここにも。
当記事を含めた、今までの絵日記まとめは下記リンクからどうぞ。
Instagramでも公開中です。
●手帖絵日記 バックナンバー(2015年4月分〜)
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2016.06.15
「趣味の文具箱 38」を読みました。
今号のKindle版発売日は紙版と同日だったので、おぉ...と感動しながら日付が変わるのを待ち、真夜中にいちはやくダウンロードしました。
日々の雑誌読みに大いに役立っているdマガジンでも本書は数日後に配信されるタイミングでしたが、1年でデータが消えてしまうので...。
資料としてもう少し長く手元に置きたい本の買い方はいつも迷いどころですが、今回は久し振りにKindle購入することに。
その甲斐あって、どのコーナーも読みごたえありです!
○趣味の文具箱 Vol.38[Kindle版]:(紙版はこちら)
冒頭の井上真央さんのインタビュー記事、話題になっていたので楽しみでしたがとても良かったです。
私は、朝ドラを初めとする地上波放送の世界には全く疎くて、「花より男子」のつくしちゃんだ。という認識のみでした。
あのように達筆で、大人の雰囲気がある女優さんだとは...。
(清水編集長のtweetによると、直筆文字は全て取材撮影時のスタジオ内で、短い時間に書き上げられたものとのこと。)
記事文を読むと、この方は文字の形状や線の流れ方や紙の上での佇まいなどに注目し、それを自分の手に生かす力があるのだな。と理解できました。
手書きをするならば誰でもある程度はそれを無意識にやっているのでしょうが、意識の向け方の強さが全然違う感じ。
「文具の前に文字ありき」という小日向さんの文章にも、うぅむと唸る。
うわ〜私の場合、逆じゃないですか...文字以前に文具で頭をいっぱいにしているのって根本的になにか(以下略。
ご愛用というナミキの蒔絵軸の可憐さにも心打たれました。
そして、モンブラン ボエムのローラーボールの書きやすさについて力説されていて。
これはもう、1本1000円以上する替え芯に躊躇してはいけない...この芯の書き味有ってこそのペンなんだなと大いに反省です。
(ジェットストリームなどの4C芯が入るという、画期的な他社製アダプターを買おうと思っていたけれど、そっとAmazonのウィッシュリストから削除です。
レビューを読んでみると、ボエムでは部品を外さないとうまく入らないとか、芯先にテープを巻かないとガタつくなどの難があるようです。
こんなストレスの対策してるヒマが有ったら純正芯にしようよ!と思ったのでここにはリンク貼りません。)
私が書くと井上さんとは違う星の住人ぽい文字になる件はもう諦めますが、ボールのころがる速度感というか芯先からの流れに独特なものがあることは多いに共感出来、もっとその幸せを日々味わっていきたいと、早速に常駐ペン用のトレイに並べました....
というように、今号は「書くことの幸せ」について、有名人/文具店スタッフさん/一般の人(だけどマニア界隈 ? では知る人ぞ知るな方々なので、ある意味有名人と言える)への取材により、強力に特集された構成になっています。
極細字でみっしり書き込まれた手帳面や、まだ使ったこともないような色のインク文字などなど、そのままパソコンの壁紙にしたいくらいですよ。
オレンジ色のインクって良いですね。青枠の紙に使えばこの季節でも常用できそうなキラキラした美しさ!
これはあくまでも個人的な見解であることを強調しておきますが、
「珍しいものをこんなにたくさん持ってます(そしてドバーっと所有品を並べる)」
という件は、そればかりやっている人も昔からネット上に一定数いらっしゃるので耐性も付き、ふーん....(←すごい。ちょっと悔しい。でも私には真似するの無理だし。etc.のさまざまな感情を込めて)という感じなのです。
それより、
「こうやって使うのが私の定番です」「こういうことを常々探求しつつ楽しんでます」
という世界を見せて頂くのが本当に面白い。
自分の知らなかった場所に道が存在するのを発見するに等しい、驚きと嬉しさで清々しい気分になります。
当初は「なにか新しいペンを買いたいからその資料として」趣味の文具箱を買っていたのですが、だんだんと読むにつれて
「今もってるペンを、この方向性で」「この人の使い方を取り入れて」活用していこう
という思いを持つようにもなりました。
私が大人になったのか、それとももう充分というほど増えてしまったからなのか(たぶんこっち...)。
とはいえ、ちょっと気になっているのがプラチナの新製品です。
今号にも詳細な解説が出ており、「これかー!」と、しょっちゅうページを眺めています。
○プラチナ万年筆/河口←メーカーHP
センチュリーのペン先は、現行の軸色が複数本づつは手元にあるのでクリップにシールをつけて識別するほどには(!)既に持っており、今のところのペン先の個人的好みとしては、ロジウムよりは黄色ゴールド派なんです。
しかし、気が緩んだときにどうなるかわからない魔力あり。
・・・絡め取られないよう、しっかりと体調・気力の維持に努めたいと思います(決意)
●関連過去記事:
・手帳絵日記1月編 + dマガジン試し始めました
・きらきらのローラーボールも連れてきました。(沖縄土産完結篇)
↑ 2007年の記事。ずいぶん経ったけれど、ローラーボールやファインライナーの芯は「使い切った」というより「芯が高価なので放置しすぎて干からびた」で替えること数回。
ダメな使い方の見本ですよ!もう考えを改めることにします。
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2016.05.25
「夢をかなえる!私のノート術」を読みました。
久し振りに、この分野のムック本(というか、紙の本)を買いました。
ノートの使い方実例がたっぷり紹介されています!
○夢をかなえる! 私のノート術 (e-MOOK)←Amazon
Instagramのほうで手書き好きの名手な方々の写真を日々見せて頂いていますが、その中の何人かのアカウントにて掲載の告知を読み、興味津々で注文。
逸材をインスタグラムの中から見いだすというのは、今の時流なんだろうなあ。
(個人の紹介欄にもIDが添えられており、それが何年か前はtwitterのIDだったりブログのURLだったりしたわけで。)
さっそく新しく何名かの方をぽちぽちとフォローさせて頂くことに。
掲載された時点以降も、そのノートが現在進行形で書き進められているのを観察できるのが、こういう写真系SNSの楽しみですよね!
個人的にはやはり、みっしりと好きなことだけを書きこんだノートにわくわくします。
なんとなく、自分も疑似体験出来てしまうからかもしれない。
字が綺麗な人の実例ならなお良し!
(表紙開いてすぐのところにも大きく掲載されていますが、USAさんの趣味雑記ノートは本当にすごいよ。
あれが欲しいこれが欲しいの話ばかりをしょっちゅう振ってしまう私ではありますが、彼女の、書き記すことへの姿勢にはいつも刺激を受けてます。)
仕事/趣味/金銭管理/夢実現といったさまざまな分野ごとに、みっちりと書き(描き)込まれた紙面が載っていて、この「まんべんなく網羅」している感じが良いです。
いくら書きもの好きでも、人によって、
手帳を可愛く書きたいだとか、生活や趣味のログ(育児日記含)をつぶさに記録して充実した日々を送りたいとか、手で書くことで専門知識を頭に入れたいetc.、目指したい方向性が様々ですよね。
それでも多くの人が、この本の中からいろんなヒントや発見や「ちょっと真似してみよう」が見つかりそう。
そんな広々とした視界を感じる特集です。
今回、紙の本で買って良かったなあと思うのは、見事なノートの数々がちゃんと「読める」サイズで掲載されていること!
この種の特集の紹介記事は、なんとなくの密度感しかわからないような写真も多いのですが、こちらはまるでそのまま手渡されたような臨場感(笑)でもって中身写真も大きめ。
比較的少なめなページ数にもかかわらず、時間をかけて楽しむことが出来るのは、きっとそれが理由でしょう。
もちろん、使用のペンやノートの情報も必ず付いているので、"まずは道具を真似する派"の皆さんにも満足する情報量です。
後半にはノートや文具(高額方面ではなく、使いやすさと見た目の良さ重視)の商品情報記事も有り。
というわけで、この楽しみが842円というのはとてもおトクだなぁ。
何かじっくり書きたくなってきます。
大きめですが、さほど厚くもない軽い本なので、外でお茶/自分のノート書きでもしながら読むにも向いてますよ。
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2015.09.23
手帳絵日記8月編 +「趣味の文具箱35」を読みました。
8月分のリフィルも埋まったので記録しておきます。
現在も2-3日のまとめ書きが習慣化してきたものの、楽しく継続中です。
Instagramでは他のネタも混ざりがちですが、絵日記は週に1,2回頻度でupしています。
9月の、ほぼ日手帳売り出し周辺の時期を機会に手帳の組み合わせをガラリと考え直したため、そのあたりの脳内会議した(笑)図解やら、コミミにはさんだ評判やらで埋まっている日が多いかなあ。
「来年から」なんて待たず、飽きてしまったりコレジャナイというストレスが高まるとアッサリと乗り換えてしまう主義なので、困ったものです...
こまかい絵日記を習慣的に作っているせいで、極細字でもくっきり・はっきりの発色をするプラチナのカーボンブラックインクの大ファンになりつつあります。
そもそもこの私が、黒インクを好きになるなんて...!この10年以上の期間の中での大ニュースといえるくらいの変化です。
大人になったのだなあ。
●関連過去記事:
・手帳絵日記7月編 +「ほぼ日手帳ガイドブック2016」を読みました。
・手帳絵日記6月編 + カーボン黒インクを使いはじめました。
・手帳絵日記5月編 +「手帳で楽しむスケッチイラスト」を読みました。
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先日発売されましたが何が驚いたって、いつも1週間くらい遅れるKindle版が、紙版と同日に出たことですよ!
電子ユーザも連休中に読んでね!的な特例なのかもしれないですが、今後も続けてくれないでしょうか?
紙本買いチームの皆さんとスタートラインが一緒だと、同時にわいわい言えて気分も盛り上がるので。
○趣味の文具箱 35 ←Amazon
表紙に載っているピンク縞のペリカンですが、何ヶ月か前に「こういうのが出るってよ」と海外発の情報が最初に廻ってきた当初は、絶対に冗談で作った画像だと思ってました....
でもこういうふうにかっこいい写り方をしたのを眺めると、意外と年齢関係なく持てる落ち着いた感じなのかな?と驚いているところです。
(実際、この連休でピンク縞軸を買ってる方の写真、SNS上でちらほら眺める機会があり、ほほぅ良いねぇと思ったりして。
しかし私はシャープペンシルを既に持っているので、いずれ白系ペリカンを手元に置くならばホワイトトートイスと決めております。
サイズは、万年筆ならやっぱり600系かな。
いつのことになるかわかりませんが、また金ペン堂で買う!ピンク縞の誘惑に負けぬよ...)
●過去記事:ペリカンのシャープペンシルが可愛いです。(D400ホワイトトートイス)
↑ ちょうど2年前の今ごろに買いました。文中にもあるように5ミリ芯仕様のパーツを入れて使ってます。お気に入り!
特集タイトルの通り、いろんな方の「書きたい」「書いて楽しい」実例から実験(?)までもがたくさん載っていて楽しかったです。
なんというか、書き心地やインクの数だけ違った世界が作り出せて、自分の周囲が拡がっていきそうな気がするんですよ。
そんな期待と願望が、じわじわとペンを増やしてしまう理由なのかもしれないなあという思いがしました。
個人的に、「素晴らしいっ」と唸ったページは、121ページからの「ローラーボールリフィル図鑑」です。
本当にたまたま、いま自分が1番知りたいと思っていたこと
(OHTOのセラミックローラー芯は、どのブランドの軸と互換性があるのか?
そもそもこういう芯にはどんな種類があるのか?)
が、すっきりギッシリ美しくまとめられており。
ものすごーーーく勉強になりました。
今後もこのページは保存版!
ボールペン芯の換装はいろんな人が試行錯誤しているので、根気強く検索をすればまあ、ネット情報でも完結できそうなテーマではあります。
しかし、やっぱりこういう整然としたページを目にすると「さすが有料なだけある...」と妙な感動に浸ってしまったのでした。
いずれレビューしますが、おかげさまでこの素晴らしい書き味の芯をたっぷりと生かせる、よい買い物ができました。
というわけで、秋晴れの続く連休のなか、楽しく読んでます!
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2015.08.26
手帳絵日記7月編 +「ほぼ日手帳ガイドブック2016」を読みました。
今さらの時期ですが、7月も無事に続いたので備忘録的に。
(8月の現在もInstagram内で順調に更新を続けております。フォロワーさんも本日で1000人を超えましたー!)
使用リフィルは、Bindexのバイブルサイズです。
○能率 Bindex 2016年 手帳 リフィル ウィークリー No.022←Amazon
クリーム色地で、万年筆ユーザさんにもおすすめな厚手の書きやすい紙です。
デザインも良いので見開き8分割な週間レイアウトをお探しの方にはとてもオススメなリフィルなんですよ。
(絵日記が続くかどうかはともかく、何かには使えそうなので!)来年用のを既に確保済みです。
いずれ詳細後述しますがこれをやっている影響なのか、この夏からスケジュール管理用途でもシステム手帳がドーンと復活中なのです。
私の中で、フランクリン・プランナー時代以来の6穴ブームが来ている....!ような気がします。
●関連過去記事:
・手帳絵日記6月編 + カーボン黒インクを使いはじめました。
・手帳絵日記5月編 +「手帳で楽しむスケッチイラスト」を読みました。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
そして5年ぶりぐらいに購入した、来年用ほぼ日手帳のガイドブック。
○ほぼ日手帳公式ガイドブック2016 This is my LIFE. ←Amazon
ほぼ日手帳とは、創刊以来つかず離れず(使わなかった時期の次に来る揺り戻し的愛用もまたすごいんだ!)のお付き合いになります。
今までの傾向から言うと、この本を買うときはかなり「本気と書いてマジ」なユーザーを目指したい年なのです。
下記リンク先の投稿のとおり、7月からのavec後期版を入手以来、現在も快調に進行中。
来年もきっと使うであろう期待が高まっているので、9月の発売開始が祭りのように楽しみだったりするのですよ...。
もう来週かー
●関連過去記事:7月から、ほぼ日手帳avec(後期版)を使う予定です。
ほぼ日手帳用語といえますが「秘密の縦ライン」を境界にして左側にチェックボックス付の当日ToDoを上から書き並べ、右側に関連するメモ、という書き方が定着しました。
(相変わらず時間軸の数字は無視。)
右エリアは当日前後で完結する即効的な用件メモしか書かず、長い期間で構築しそうな考察やリストは、他のノートに記述するようにしています。
そうすることで、深めのアイデアメモは行方不明にならずに済んでいるし、ほぼ日はあくまでも「当日用のToDo系ホワイトボード」のように割り切って使える、ちょうどいい場所となっています。
最初の写真くらいの密度で毎日埋まっているので、広さもまたちょうどいいんじゃないでしょうか?
パソコンのキーボードの下位置に置いて常に確認したり書き込んだりできる取り回しのしやすさは、文庫サイズだからこそ。と思うのです。
今日中にこれをやると決めた件の消化率が、厚く大きなノートに全ての書きものを一元化していた頃と較べると格段に上がりました!
このまま来年もavecオリジナルで、軽やかに続けたいと思ってます。
忙しいときほど万年筆ではなくボールペンになってしまうので、何も貼り付けずとも上写真のように紙がボコボコ波打ってきます。
この「使い古した辞書っぽさ」が味わいたくて、定期的にこの手帳に戻ってきてしまう。 と言ってもよいでしょう....
さてガイドブックのほうですが、来年発売セットの膨大な情報もじっくりと眺めましたけれど
(こういうものは、実物と写真はけっこう印象違うのは学習済みなのですが。
画面と書籍で見た限りではリバティプリントやミナペルホネンの布地模様が素敵...
でもきっと自分の場合は本体だけ買うことになるのかなーとも思う...)
楽しみにしていたのは、いろんな方の使いこなし方特集なのですが、こちらも盛りだくさんで満足です。
私は、Instagram内の人気ゆえにこの春くらいに気がついたきくちあつこさんの投稿のファンです。
毎投稿5000以上(!)もいいねがついているし、影響を受けたと思われる若い方のファッション系イラスト投稿もたくさん見るようになりました。
きくちさんの絵が書籍化されていると知って、何ヶ月か前にこちらも購入。
○oookickooo FASHION SKETCH BOOK←Amazon
描き道具のひとつとして紹介されていたロットリングの製図ペン(isograph)もさっそく使ってみたところ、今やかなりのお気に入りとなりつつあります。
このペンもまたいずれレビューします
このほぼ日手帳のガイドブックにも、きくちさんの手帳ページや使い方が掲載されていると聞いてそれが今回1番楽しみにしていた件でした。
自分の腕を磨く場として、2009年からA5のカズンに日々描き続けていらっしゃるとのこと。
ああー(描けるものとレベルは全く違いますが)この継続とトレーニング魂は見習いたいと思います!
イラストやデコレーションで華やかなページを作る人は、SNS上でも目立つことは確かなんですが、当然そのようなユーザーばかりのはずもなく。
私も上の写真のように、ほぼ日手帳は文字書きなぐりが中心です。
本書の手帳使いこなし特集は、そういう手間と時間をかけたカラフルな紙面を作る人だけでなく、いい感じのバランスで「生活に根付いたあらゆるタイプの使い方」が網羅されているところが好きだな〜と思いました。
(女優の鈴木保奈美さんも、いたって主婦的なこと中心のメモ書きであることにホホゥと思いましたし、レシピ文や編み図でびっしりと書き込まれた密度感のある手帳を大切に持っている方々も素敵。
"絵を描く人"はネット上でけっこうリアルタイムに鑑賞させてもらっているので、文字系の達人の記事のほうがむしろ興味深いですね。)
とまあそんな感じで、今のところは予習用として何度もめくっているガイドブックです。
80ページの「何度読んでも笑えるマンガ」の左横部分が、実に都合良く方眼の空白となっていますので、そこへ買いたいアイテムをリスト化して価格ごとメモし、付箋をつけておくといいですよ!
↑
本書購入者の誰もやってないであろう裏技。
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2015.08.22
ライヨールのペーパーナイフを使いはじめました。
7月のはじめのことになりますが、素敵なペーパーナイフをプレゼントしてもらいました。
ずっと欲しかったものだったので本当に嬉しい!
今も日々手にとってはウフフと感動しています。
開封(開箱にも!)やOA用紙の切り裂きに関しては、カッターでなくペーパーナイフのほうがいかに便利か2年ほど前に気付いたので、下リンク先の記事内でレビューしたコクヨのものを使い続けていたんです。
Amazonなら500-600円台の安価にもかかわらず、しっかりした作りで機能性にも優れている...まさに「必要にして充分」そのものなペーパーナイフです。
●関連過去記事:ペーパーナイフを使い始めました。
上の記事をアップしてから
「事務仕事で長年使ってます」「うちにも昔からありますよ」
と多くの方々から声をかけて頂いて、人気商品だったんだなーと気付いた次第です。
特に必要性を感じないと思う方も大勢いらっしゃるかと思うのですが、便利さに気付くと私の場合はほぼ毎日手にするくらいは用事が発生している文具の1つ。
仕事部屋以外に、居間にもコクヨナイフを備えてあります。
ライヨールは、こういうものがあると知って以来「憧れのペーパーナイフ」としてじっくり調べたこともあったのですが。
しかし、"いつか買いたい物欲リスト"の下のほうでフツフツとくすぶっていました。
(集めるような文具でもないだろうし、500円ので問題を感じていなかったので...という大きな葛藤があった。
パリに行ったら探して買ってこようと思っていつつ、なんだか気後れしているうちに帰国日になってしまったし。)
これは、そもそも地名である「ライヨールの○○(カトラリー類や刃付ナイフが主流)」と言われる製品群の中でも「FORGE DE LAGUIOLE フォルジュ・ド・ライヨール」というメーカーから出ているものです。
その他に「シャトーライヨール」などもよく知られているとのこと。
近年ですと、モンブランとのコラボで万年筆やペーパーナイフを出したのが文具ネタとして記憶に新しいです。
○L’Aubrac スペシャルエディション
○FORGE DE LAGUIOLE 繊細な手作業で作られる最高のペーパーナイフ | BOQ
伊東屋のショーケースに並んでいた実物は、想像していたより華奢な感じがしたのですが、握りの材質が木や骨や角などいろいろあって、金属の装飾も優雅。
もう!すんごくかっこいいのです。
私が選んだ「牛角」も、白っぽい象牙のような感じから真っ黒に近いようなのまでいろいろあります。
(店頭には各材質1本づつしか並んでないので、可能なら在庫を何本か見せて貰うといいと思います)
クリーム色地のなかにうっすらブラウンの筋が流れていて、カフェオレみたいに見えたのが可愛らしい1本を選びました。
手に吸い付くように馴染む握りの丸みと、見かけ以上にしっかりした重さがもうたまりません。
ネットで調べても正体がハッキリしないのですが、ライヨールのものであることを示すセミだかミツバチだか(ハエと書いてある情報も発見...)の手彫りの飾りもふっくりしていて可愛いんですよ...
もう一生モノな逸品だと思うので、経年変化も愛でつつ、常に机上の見えるところに置いて使い込んでいきたいと思います。
「こ、これは...実物を初めて見た気がするっ...」
とショーケースに貼り付いて眺める私に呆れつつ
「こういうのこそ、憧れのを使ったほうが毎日楽しいんじゃないの?」
と言ってくれた夫に感謝。
ペーパーナイフなので、鋭利な刃はついていません。
しかし、かなり薄手で硬い金属なので、こまかい紙片にまでサクサクと切り裂ける快感は愉しい!
手に先端を押しつけると、切れはしませんがけっこう痛いので、取扱注意であることには変わりません。
コクヨはわりと厚みがあり、両刃仕様なのでざっくざくと段ボールにも荒々しく使える感じ。
(ライヨールは片刃なのです。)
もちろん、Amazonの箱をあけるような力仕事にはコクヨのほうに活躍してもらいます。
ということで、2種類使い分けられるからいいのだ!
○FORGE DE LAGUIOLE(フォルジュ・ド・ライヨール) | ブランドサイト一覧| インターコンチネンタル商事株式会社
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2015.06.12
「1本あれば、絵やメモがもっと楽しい! 赤青えんぴつ イラストBOOK」を読みました。
単色の色鉛筆は別として、両端から削るあの「赤青鉛筆」なんて、日常的に使ったのはもういつの頃だったのか?覚えてない気がする年齢となりました。
文具としての良さは、今までも何度か情報として得ていたので関心はあったのですが。
多機能ボールペンを何本も持ってるし、個人的には使わないかなーという感じでいました。
それが今回入手に至ったのは、この本が発売されるときいて準備しておこうというわけで!
○「1本あれば、絵やメモがもっと楽しい! 赤青えんぴつ イラストBOOK」 ←Amazon
著者のyuzukoさんのイラストや書き文字、以前から好きなんです...。
ちなみに私が買った赤青鉛筆は、セブンプレミアムの「ころがりにくい赤青鉛筆」という、2本入りのもの。
(セブン系のスーパーに吊してあって、120円ちょっとだったような。コンビニのほうでも入手できるかは未確認です。)
パッケージにトンボのマークがついてるので、中身は同社の六角軸のものです。
ということは、鉛筆としてのクオリティも文句ナシですね!
樹脂製の透明キャップが2個ついてますので、削った両端にはめることが出来て実用的です。
型番等の刻印は全く無く、中央付近に小さーく白い字で「なまえ」とあるのみで、このシンプルさも素敵。
わりとどこにでも売ってる文具なのでスーパーやドラッグストア等々、家の周辺の数店を見て回ったのですが、ここのがかなりのお気に入りなんです。
というわけで、この、赤青えんぴつ本。
事務用品というより、「画材」として大いに楽しむための本であるところに私は惹かれました!
たった2色なのにここまで万能に可愛いものが描ける(作れる)なんて。
手作りが好き・可愛い文具が好き・手帳やノートへの書き込みが好きな皆さん〜
赤青えんぴつのパワーに驚くこと間違いなしですよ。
普段は市販のマスキングテープやシール類に頼りがちな、ちょっとした飾り枠やラインなどの描き方はとても参考になりました。
(私は、「ランダムな水玉模様の描き方」のページにしっかりとフセンを貼りました。)
赤/青のお互いに対して、どういう比率で描き込むとおしゃれにかわいく見えるか、というセンスある差し色の加減も学ぶことが出来ます。
赤+青にさらに1色足す時の組み合わせ方のページも好き。
私は主に足すなら、黒ペン派ですが、グリーンもいいなあ。
無地の紙面が(ノートだけでなく、カードやレターセットや包装紙までも!)
赤と青の2色を使ったちょっとの描き込みで、オリジナリティあふれる可愛い文具になってくれるお手本がたくさん。
そうそう、自作の手帳枠も作れてしまうのですよ。
白地だけじゃくて、クリーム紙や、クラフト紙のブラウンの上にも合うんだなあ。
How to本的な堅苦しさは無いので、どのページから眺めて真似しても即役に立ちます。
こういう配色だし、太めの線で印刷してあるので、コピー用紙程度の厚みを重ねてもしっかり透けるのも便利ですよ。
「(横に本を置いて真似することに自信がないなら)まずは、色も形もそのままなぞって、手に覚えさせてみては?」
と提案します。
そうなったあとしぜんと自分流の飾り方が生まれてきそうな気がします。
赤と青の配色の万能さ、まさに色鉛筆の「最低単位数」的な存在となりまして、すっかり気に入ってしまいました。
両側キャップ装着である上、まだまだ新品なのでだいぶ長身ですが、そのうちいつものペンケースに放り込めるくらいコンパクトになるのが楽しみです。
外出書き(描き)ものにも必須アイテムとなりそうな予感ですよ。
※上写真は、最近から(システム手帳につけている絵日記の)ネタ帳として独立させたメモノートです。
絵日記にリフィルとして一緒に綴じてると、いちいちパタパタひっくり返すのが面倒で。
バインダーに差し込む形で持つことにしました。
10年くらい前のほぼ日手帳についてた懐かし付録なんですが、こういう"オマケの薄型メモ"ばかりを収集する箱があるんです...
能率手帳ゴールド付録のメモ帳も未使用。2冊×8年分...!今年こそ使いはじめる!
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2015.06.04
手帳絵日記5月編 +「手帳で楽しむスケッチイラスト」を読みました。
4月ぐらいからはじめた
●過去記事:手帳絵日記をつけています。
に続き、5月編です。
なんとまだ、ほそぼそと同じような感じで続けています。
(Instagram上ではもう少しこまかく、週の前半終了時や日毎などの更新も気が向けば載せてます...)
Bindexのバイブルサイズリフィルを使っていることは4月編と同じです。
やはり見開き1週間規模は、日々の継続に今のところ適量だし、情報量が多くて読み返しが楽しい気がします。
「いつでも中断したり差し替えたりできる」
のがシステム手帳の良いところ。
この形式に、飽きたり、なにか次の段階に進みたくなったらこの時点までで綴じてもいいわけだし。
手帳についてのいろんな情報を書きとめる用のリフィルも、つねに描きかけページの直後にはさんであります。
文具類は、これはすごいと思ったり、誰々さんが愛用とコミミにはさんだり(!)したものは積極的に取り入れるようにしているので、今後変わっていくかもしれません。
昔からの定番から新製品まで、便利で優秀な画材も多いとわかりつつあり調べるほどに試してみたくなるので
無理に万年筆使わなくてもいいかな?と思うときもあり。
(私は本当に、アナログの描き道具:もちろん描き方についても、無知なのです!
こりゃ〜知るべきこといっぱいあるなぁ...)
SNS上に載せて感想を頂いたり、イイねボタンを押してもらうのは、かなりのやる気の素になっていますし、文具や手帳好きな方々とのつながりも楽しい!
しかし当然、それだけを支えには出来ません。
手帳は、自分自身と向き合う道具。
自分が役立てたり楽しんだりするものですから。
他人に"見せるため"とか"ほめられたい"目的が第一で作るのも違うと思うし。←個人の感想です。
ネットの情報や画像なんて、電車の窓の風景みたいなもので。
もう、どんどん流れ去ります。
昨日の書き込み内容を覚えてるのなんてもう自分だけですからね!
こういうことを続けていると、日々継続の描き習慣がつく
(ので、今までデジタル方面に偏り過ぎていた自分には、"新しい神経や筋肉を作る/どこかにつなぎ替える"に近いものを感じるほどの効用がある)
ことと、刻々と増えていくその蓄積を後日にわかりやすく楽しめる
という利点があるとわかりました。
夫も結構熱心に、都度の書き終わりを楽しみにしており、じーっと眺めては「こういうのずっと続けなよ」と言ってくれるのも意外というか、励みになってます。
絵手帳つながりで、ちょうどよく素敵な本が出たばかりですので、こちらに続けます。
○手帳で楽しむスケッチイラスト 〈イラスト・写真・スタンプ・付箋・シールを使った活用術〉 ← amazon
SNSなどのネット上でいつも更新を眺めつつ憧れていたり文具専門誌/イラストHow to本等々の記事で、(完全に一方的にですが)知ってる方々の実例がたくさん掲載されてまして、とても興味深く読むことが出来ました!
普段の作業工程はもちろん、使っているノートや手帳、そして画材が詳細に解説されているのが非常に有り難い!
私は、ネット上で「この人のこの作例いいな〜」と思うと、それに使った道具類をもくもくと調べる癖がありまして...
(真似したくなったらまずモノから真似する、文具マニアの哀しい習性とも言えます)
そういう意味でも大満足な内容だったのでした。
私的には、面白さはわかりながら、道具も形式も今まだ試行錯誤まっただなかと言えます。
そんなわけでこの本から抽出した情報により、私の買い物リストはコマカイ文具とノート類でぎっしりな状態です。
(やはり実物を試してみたいから、伊東屋新本店の開店後の時期に、丸一日時間を作って上京しなければ!)
他人様のノートや手帳を眺める実例集が大好きな方には、本当におすすめ。
しかし唯一、惜しいと思うのは、これだけのギッシリさにかかわらずA5判と小さめであることでしょうか。
密で楽しげな実例を味わうにはじゅうぶんな資料が掲載されていますが、
もうちょっと!もうちょっと文字が読める程度には拡大してくれれば!
と願うのはroganに問題ない年代の皆様でも思うはず(笑)
自分のをアップした写真も全く人のこと言えない縮小ぶりなので、棚に上げてるなあという自覚もありますよ!
ここはもう、記載されている各著者の方々のサイトやSNSを個別に訪問して、さらに詳細に堪能させて頂こうという感じにもなります。
実例以外に、これは良いなと思ったのは第3章の
「スケッチ手帳を使いこなすためのヒント集102」。
手帳へ書き込むのが好きな方は、
「ちょっとでも自分のイラスト入りにできたら楽しいだろうな」
「○○さんの手帳みたいな感じに出来るセンスが欲しいな〜」
「もっと見やすくて毎日の記録になるような書き方ができないかな」
等々、
考えたことがあるんじゃないでしょうか。
文具も何となく揃えたけれど、今ひとつ後回しにしている...
そんなときに、数々のアドバイス
(○○を使ってみる / ○○をやってみる といった、小さいけれど具体的なヒント)
で背中を押してもらえるのです。
自分で描くだけでなく、マステや貼りもので手帳を作っていたり、手帳まわりの便利な文具が気になっている方にもぜひ目を通して欲しい内容と言えます。
もちろん、小さなマークなどの描き方例も載っているのでイラストHow to本としても使えますよ。
いわゆる「手帳本」がお好きな方には是非!な良書です。
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2015.05.12
木箱ペン立て(小型)を使いはじめました。
今までもここに何度か書いている、チェコの文具メーカーであるコヒノール社の木箱ペンスタンドですが、現在入手できるなかでは一番小さいサイズである3マス×1列タイプのも持っています。
今までと同じく、分度器ドットコムさんから購入。←蓋付きの仕切り箱も気になる!
●木箱関連過去記事:
・能率手帳ゴールド、8年目が届きました。 :これは完全に「やってみたらピッタリだった」という、このとき限りの風景です。
・コヒノールの木箱ペン立てが好きです(4箱目) :普段はこんな感じの内容物で
・ガラスの机上台、気に入ってます。 :こんなふうにサイドデスクの上に並べてます。
この小型箱は、長いこと私の机の傍らでTVまたはエアコンの”リモコン立て”として使われてきました。
(仕切りの板を引き抜くことが出来るため。)
しかし春ぐらいから、このように「ミリペン専用スタンド」として本来の筆記具立ての役割に復帰です。
元々持っているものや、色違いや太さ違いを何本か買い足して、結果的にほとんどコピックのマルチライナー入れとなってます。
セピアや、グレー(←中央のマスに入ってる4本がそうです。)色はそんなに使っておらず、やはりなにかと出番が多いのは黒です。
それにしても、この状態から0.1と1.0を見分けるのはとても難しくて!
しょっちゅう間違うので、現在は下写真のように、0.1のほうのキャップ頭にシールを貼って対策してます。
「0.1」は、当人の筆圧や製品個体差もけっこう左右されそうですが、ゲルボールペンでいう0.28、万年筆では国産メーカー品のEFと同等くらいかな という使用感です。
「0.03」にもなると、細さに感動しますが、もう視覚的に限界値...
このマルチライナーは、コマゴマとしたイラストがとても描きやすくてかなり好きになりました。
こういう、細いニードルに繊維の頭が乗ったペン(ファイバーチップというのでしたっけ?)は、高確率で曲げて壊すか倍以上の太さまで潰してしまうか、がいつものことだったのでここ10年以上敬遠してきました。
しかし意外と今こういうのを使うのも楽しいと思えるようになったのは、「手が変わってきた」ということなんでしょう。
いいことだ!
とはいえ、このマルチライナーはあまりにも軸が軽すぎ、ペン先も(0.1やそれより細いのは特に)針のごとく華奢すぎで。
イラストに書き添える単語程度ならまあ問題ないのですが、文章用としては、私の手にはまだまだ無理な感じです。
紙を連射でつっついているような感じが、今にも折れそうでちょっと怖くなってくるんですよねー
そこにくると、適度にしなってその都度で筆圧を逃してくれる万年筆のペン先の仕組みが、いかに文字を書くことに向いているかよーくわかるんですよ!
先日の絵日記ネタで書きましたように:過去記事:手帳絵日記をつけています。
(今も続いています。奇跡だ。)
マルチライナーの良さは、カラーペンの塗りに滲まないところです。
本当のところは、もう少しくろぐろとした濃い黒インクであって欲しいと思うのですが、扱いやすさやお買い得さを考えると贅沢かな。
今すっかり日常使い用となりつつあるロットリングのアートペンの(顔料インクじゃないのに!)まっくろけ具合にハマりつつありまして。
自分は、黒インクなら、墨絵のような濃淡味わいのあるほうでなく ひたすら漆黒であるほうなら大好きなのだ…と新発見。
●関連過去記事:ロットリングのアートペン、再びのお気に入りに。
万年筆は染料のなかでそういうのを開拓していこう。← セーラーの純正黒で現状けっこう満足していたところ、最近エーデルシュタインのオニキスをおすすめ頂き興味津々。
顔料系ならロットリングの製図ペン系統がやはり究極では? とか。
今後、使い切れる程度内で(...これが一番難しい...)ゆっくり開拓していきたいと思います。
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○Amazonではこちらです → コピック マルチライナー
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2015.03.19
チタン色のはさみを買いました。
こういうのって、(よほどの文具マニアでもない限り)しょっちゅう新しくするものでもないですよね?
特に不満がなければ、学生の頃からのを家でいまだに使っている方も多いんじゃないかと思うんです。
そんなわけで、なんというか「いま話題のハサミ」がこんなにも進化したものだとは思わず...。
その切れ味に驚愕しました。
○PLUS Stationery/はさみ フィットカットカーブ ←メーカーHP
これは「プレミアムチタン」というもので、
「刃にチタニウムをコーティングすることで、50万回以上(PPC用紙を切断した場合)持続する切れ味を備え、さびや汚れにも強くなっています。」
とのこと。
刃の色は、普通の銀色のよりずっと高級感があって、いかにも切れそう。これがチタンの色なのか...。
持ち手の色は5色ほどから選べるのですが、ここは全体の一体感をめざして茶色を選んでみました。
指が当たる場所にはふんわりとしたラバー的なもので出来ており、こまかいところまでしっかり頑丈に作られています。
ベルヌーイ曲線とかいうのはよくわからないんですが、(夫から説明を受けたけど一瞬で耳から抜けました)
このカーブがかかった刃の形のせいでよく切れるらしい...。
ほんの少しの力で押しただけでスルスルと切り進めていけるのには本当に感動します。
歳を重ねるにつれて、こういうことがきっとどんどん有り難くなっていくはずなんですよ!
買ったらすぐ、パッケージ裏の厚紙をチョキチョキ試してみてください。
この軽〜い手応えだけで家中が騒然となったほど(笑)。
持ち運びや収納時の周辺保護のためのキャップもついているのもなかなか便利です。
ただし、先端がそんなに鋭くはない形状なので、切り紙装飾などのこまかい細工用途には向いてないかもしれません。
今回、近所のダイソーで購入したと思われる「古雑誌を束ねるヒモ切り用」のハサミがどうにも切れないことに我慢できなくなったので、今までの私の普段づかい分をそちらに廻したのです。
やっぱり100円刃物は寿命が短かったなーと反省。
長く使いたかったので、"自分用"はわりと高めのを買ってみたのですが、
(とはいえ、Amazonでは400円台かつ送料無料なんですよね!)
期待を裏切らないものでした。
家でこまごまと仕事をしているとハサミは「ほぼ毎日使う道具」のひとつ。
包丁やカッターなんかもそうですが、ちょっと奮発して入手した、よく切れるモノが身近にあるというのは実に気持ちが良いものですね。
こういうハサミなら、またずーっと末永く使えることでしょう。
可愛い宝飾品や雑貨などを雑誌から切り抜いたスクラップ帳、ここ何年も作っていませんでしたが今回を機会に再開したくなりました。
●関連過去記事:
・分解できるキッチン鋏を買いました。
↑ 台所ではこれが本当にオススメです。頻繁に食洗機にかけている割には切れ味も落ちず、毎日お世話になってます。
・ペーパーナイフを使い始めました。
↑ これも「買って良かった」切り文具のひとつ。価格の安さと飽きないシンプル形状が魅力。
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2014.10.26
「趣味の文具箱」をKindleで読んでみました。
旅から帰ってきた後のことなのでいくらか日数が経ってしまいましたが、今号の「趣味の文具箱31」は、初めて電子版で買ってみました。
楽天(kobo)や紀伊國屋書店(kinoppy)等々すでに複数のところから出ているようですが、書籍によって会社を分散させるのはなるべく避けたいのでいつものKindleから。
○趣味の文具箱 Vol.31[Kindle版]← Amazon
雑誌の「pen」や「エルデコ」を定期デジタル購読している関係上、雑誌つながりでデジタルの本棚が一緒になるので、Fujisan.co.jpから買ってもよかったかな〜と思ってます。
今までもKindleから相当数の本を買ってはいるのですが、国内外の活字本中心で。
雑誌やムック本の電子化されたものをダウンロードするのは初めてかもしれません。
活字本と雑誌本、電子書籍ではどう違うか? というと、
Kindleの場合、文字の大きさや行間や余白 明朝またはゴシックなど設定で自在に変更できるのが、活字本。
雑誌系だと、"スキャンした書籍"のような感じでページ全体が画像になっているので、文字カスタマイズは出来ない。
拡大は可能です。
画面はなるべく大きめの端末が良いだろう、とiPadのKindleアプリで読んでみました。
これが、思っていたよりなかなか良いのです!
ガラス1枚隔てた、独特のツヤ感というか色の深みが万年筆の画像と相性抜群な気がします。
特に、中屋万年筆の軸をぎっしり並べた特集ページなどは、漆特有のぬめっとした透明感をともなう色艶がなんとも鮮やかで。
「おお良いねぇ」
と見とれてしまったほど。
ペン先などの貴金属の輝きもきらきら。
自分が万年筆好きなのはこういうヒカリモノ要素もあるからなんだなーと改めて理解できた次第。
ほぼA4サイズな紙版書籍よりも、iPadの画面はだいぶ小さくなるのですが、なんとかそのままの解像度で読み進められるかな〜
という感じではあります。
文字が込み入ってたりして読みづらいときは、その位置をポンポンと2回指先で叩くと拡大し、再度ダブルタップすると元に戻るのですよ。
(このほうが二本指で拡げるよりラクじゃないかな。)
ところでKindleはデスクトップアプリでは日本語書籍が読めない、というのが非常につらいのですけれど、Kindle Cloud Readerを使用すると、上記で説明した「雑誌(画像)系」の本はブラウザ上で表示が出来るんです。
(日本語版は他に漫画書籍もここから読めるとのこと。 洋書は全部OKみたい。)
ただしこのCloudReader、まだまだ発展途上というか速度が不満!
今のところyosemiteにアップしていない環境なのですが:safariでは遅いし虹色ぐるぐるマークが出がちなので、Chromeに切り替えてなんとか使えるかなという感じ。
しかしまあ、iPadサイズでも充分です。
私のは2世代前の型ですけれど、書籍を読むのには全く支障なく速度も解像度も快適。
もっと大きい画面のが発売されれば速攻入手したいところですが、需要ないのかな。出ませんねー
発売日が紙版と数日の時差があることに我慢できれば、こういう情報系書籍の場合は電子化されているもののほうがやはり便利に感じます。
最初から綺麗に画像データになっている「趣味の文具箱」をめくったときは正直、感動すらありました。
光沢のある硬い紙なので、複数ページの重送が起こりがちでスキャンがしにくいのです。
(ほんと、"自炊"は勝手にやってることなのでこればっかりは仕方ないんですが!)
電子化すると、積んだり並べたりしてある状態それ自体が「見えない」のが怖いところ。
実のところ、今までせっせと裁断してスキャンしたものの再読率は予想以上に低くて。
単純に「電子の古紙置き場」に移動させてるだけじゃないの?とも思ったり...
(と言いつつそろそろ雑誌棚が手狭になってきたので、今日は久々にたくさん切ってしまった。裁断機便利だ〜)
いまだいろいろ葛藤はあるのですが、電子書籍とは上手に付き合っていきたいと思います。
予想外に読みやすい体験に味をしめたので、「趣味の文具箱」は次号もKindleで買ってしまうだろうな〜
1200円と、値段もいくらか安いのだ。
ちなみに、海外旅行の読書環境としては、ここ3旅くらいはKindlePaperWhiteを持っていくのみ(紙本はガイドブック以外とくに持たない)に定着しました。
エッセイなどの軽めのが中心ですが、旅前に5冊ぐらいをまとめ買いしたりもします。
たくさん持っている中からツマミ読みできるのも楽しいのです。
邪道かもしれないんですが、Amazon純正ケースは外してもっと耐衝撃機能が高いスリーブに入れ、普通にトランクの奥深くに埋めてそのまま運んじゃいます。
○ELECOM ZEROSHOCKインナーケース (Kindle, Kindle Paperwhite用) ←見た目は野暮ったいですが、とにかく中身を守る機能が高いのでおすすめです。
対応端末も種類豊富なので、手持ちのMacノートにも旅専用でこのシリーズを使ってます。
●関連過去記事:本の電子化用に、とうとう裁断機を買いました。
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2014.08.17
スタンプを新旧交代してみました。
うちでは10年以上前に買ったのですが、以前キングジムから「たいこバン」という、少し大きめのテプラみたいな見た目の"ゴム印製造マシン"が出てました。
本体の販売は止まっていますが、消耗品は流通しているようです。
Amazonなどみてもまだまだ需要がある感じ。
まさにテプラのような操作でデータを入れた後、製版→ブラシでこすりながら水洗いという作業を経て、けっこう本格的なものが出来上がるのです。
購入当時は、夫や私の事務書類で便利なようにと住所や部署名等々のスタンプをさまざまに増やしたものです。
しかしその制作工程の大変さゆえに「作りたいときに1個だけ」という手軽さで取りかかる気にはなれず...
というのがだんだんと使わなくなっていった原因かもしれません。
本体も処分してしまった現在、うちで今も使用しているのは私がお仕事先に送る「請求書在中」スタンプだけとなりました。
しかし、これが近年になって押印失敗率が増えてきまして。
印面の弾力が減ってきたからなのかor部分的に痩せてきているのか。必ずどこかが掠れて均一に押せなくなってきたのです。
ある意味仕事の締めくくりといえる大事な時点で使うものなので。
ここは改善しなければ運気も下がるのでは?といつになく真面目に考えた結果、新しいものを探すことに。
(それにしても今の時代、この程度のゴム印なら100円ショップに並んでいるのだと気付いてショックだよ...)
結果、購入したのはシヤチハタの下記のもの。
○ビジネス用B型 既製 ← メーカーHP
これなら最初からスタンプ台が要らないし、見るからに失敗しなさそうな安定形状です。
1000円定価ですが、通販なら700円台。
(というか、探してもこういうのは田舎の小規模店頭ではあまり見かけないんですけれど...。)
届いて最初にそこらへんの紙片に試し押ししたんですが、感動したのは、とにかく均一で濃くハッキリとした文字の出具合でしょうか。
ひと目見て、我慢せずもっと早くに買って使い始めたかった!と後悔したほど。
前回購入の番号スタンプでも「おお..」と唸ったほどだったので、ビジネス用といえども印影のクリアさはさすがのシヤチハタ!と言って良いかと思います。
●関連過去記事:「ページナンバースタンプ」が届きました。
以前のスタンプと違って、封筒上での押し位置も定めやすい。←なかなか水平がとれなくて結構苦労していたのです。
インク色は「藍」という表記ですが、これがまた綺麗な明るい色で。
今までスタンプ台で馴染んできた暗めの紺に近い青色とは全く違う、ターコイス系なのです。
(私の好きな、ペリカンのターコイスインクが軸の中で若干水分が飛んだ:煮詰まった:あの色!)
新しいうちだからこそのたっぷりとした濃度をともなって、実に気持ちの良い青み。
これ確か、前述のページナンバースタンプとも補充インキが共通なはず。
○顔料系インキ20ml
だったらあちらも青色(いや、藍色)を染みこませてから使い始めれば良かったかな!と思わずにはいられません。
こういうのを日々大量発行する事務職でもないし、月末に請求書作成に追われるような仕事量とは程遠いわけで。
今回は、不相応にものすごい贅沢な道具を手に入れてしまった気分です。・・・万年筆ではそう思わないんだけどな!
インクの補充が必要になるくらいは頑張りたいけど(笑)、とりあえず相当長い期間使えるんじゃないかしら。
(ところで最近は忙しい人のために、クラウドで書式や金額を登録すると請求書を作って投函まで全部やってくれる有料サービスがあるんですよ。
私は全然必要ないですけど!)
持ち手の緑色なラバー製パーツの手馴染みもなかなか良くて、急にこの「Xスタンパー」シリーズのファンになってしまいました。
次に欲しいのは「済」1文字の丸い印面をもつ"ビジネス用E型"のもの。
もちろん藍インクで使いたいです。
(ページナンバースタンプでもそうですが、裏側からしっかり透けて見えるほどにインクの浸透力は力強いんですが)書き込んだ用件が終わったノートや書類などに「済」をぺたぺた押すと楽しそう。
「請求書在中」よりは日常使用頻度もはるかに多そうではないか? と、期待しています。
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○シヤチハタ シヤチハタ印 ビジネススタンパー B型 印面13×42ミリ XBN-011H3 請求書在中 ヨコ 藍インク←Amazonではこちら。縦書き配列もあります。
・事務用既成印でどんなものがあるかはメーカーHP内のこちらをご参照下さい。
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2014.07.17
「ページナンバースタンプ」が届きました。
発売の話を聞いて以来、買っておこう...と手帳にメモしていたのがこれ。
○ページナンバースタンプ|シヤチハタ ← メーカーHP
バシっとひと押しするごとに数字が1つづつ繰り上がっていくので、続き番号で次々にスタンプすることができます。
数年前に一度、私の中に自動連番ブーム(?)が沸き起こり、当時5000円以上はしたと思われるコクヨの総金属製ナンバリングマシン(5桁 7様式 IS-M71)を勢いで購入したのです。
連続のパターンが7種類も設定出来る、それはもうメカメカしい立派なもの。
現在も故障無く動いてくれることは確認したのですが、とにかく重くて、ガッチャンコという押し下げ音も大きめ。
数字の調整も歯車が固く、同梱されていた樹脂棒のようなもので押し廻すのに苦労しているうち、どんどん手が離れていったのでした。
当時は主に、ノートにページ番号をつけたり(そうすると冒頭に目次:重要なメモの場所一覧:を作ることが出来るので便利なのです)
日付無記入タイプの月間カレンダーに数字を入れたり 等々をよくやってました。
今もページ番号入れ用途がメインで使いたいと思っていますけれど、経理関連のファイリング用や、いろんなメモをした情報カードの散逸を防ぐための通し番号入れなどもこれで押してみたい...。
今回のシヤチハタの新製品、何が好きかと言うとやはり、プラスチックゆえの軽量さでしょうか。
そして、数字部分が日付スタンプのようなゴムベルト式のため、とても動かしやすいのです。
(この種のスタンプだと頻繁に行わなければいけない、使用開始番号の設定や調整が苦にならない。←挫折済みな件なのでこれ重要!)
明朝体とゴシック体の2種類があり、今回は明朝で購入しました。
届いたパッケージを眺めて初めてわかったのですが、わりと数字が大きめなんです。
印面サイズ:19.0×6.2mmと書いてありますが、ざっくりいえば「3桁押すには横2cm、高さ1cmくらいの空間は必要」かと。
なので、ノート類のページ番号用とするには結構な迫力のフォントサイズと言えます。
見馴れてくるとこの大きめなバランスがお洒落な気がしてくるのですけど。
A5ノートやMoleskineラージの下隅でも「大きい...」と思いつつ押してます。
これくらいの存在感なら、一桁目に設定出来る「No.」の印が(明朝体は特に)クラシックで良い雰囲気なので、ノートの表紙やファイルの背に通し番号を入れる用としても、かなり格好いい気がします。
補充インクは、黒が付属していますが、商品サイトによるとこれらの別売りインクも使えるとのこと。
あえて緑や紫、または赤色等で使ってみてこそ真の文具マニア...とかなんとか思っていたのに、いざ開封してみると
「面倒だからいいや、この黒で!」
とさっそくインクパッドにぽたぽた染みこませている自分がなんとなく残念です。
とはいえ、黒もなかなか良いのですよ。
印字はクッキリとまっくろけなので視認性は抜群だし。
エッジの小さなかすれや揺らぎ、各桁高さのごく僅かなズレなどがたま〜に観察できる「スタンプ字っぽさ」も気に入ってるんです。
紙への浸透力も抜群なので裏からもしっかり透けて見えるのが残念ですけれど、これも味と思えばいいかもなあ。
パッケージにはさみこまれた紙を開くと、インキ補充補方法や各桁の廻し方等の取説が書いてあります。
それほど難しいものではありませんが、いくらかのコツを手が覚えるまではとっておいたほうがよいです。
インクパッドをカチッと音がするまで奥に差し込まないと押し下げ時にひっくり返ってくれないことや、ロックボタンを押すと大きな音で勢いよく戻るのでちょっと手を添えておいた方がいい、等は使っているうちに学びました。
あと、紙に当てる部分が透明プラスチックになっているのも罫線や方眼に合わせやすくて便利です。
ガイド替わりの凹みもついているので、わりとすぐに適正な押印位置を探れるようになりました。
100の桁は手動というのが意外と盲点で、ページ番号などを押していると、例えば199の次は100に戻るのでご注意です。
ざっと使ってみた感想はこんな感じです。
今までにない手軽さは非常に気に入りましたのでおすすめです。
もうちょっと小さい字バージョンも出てくれれば、ゴシック体で買い足してもいいな〜。
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○Amazonで買いました。→ シヤチハタ ページナンバースタンプ
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2014.05.20
ロール付箋紙が便利です。
これはテープ状になっている付箋紙なのですが、購入してから数ヶ月、着々と消化中の文具です。
こういうのは多くのメーカーから(おそらく100円ショップ等でも)出ていると思うのですが、私が買ったのは3M社の「強粘着ロール」。
○3M|強粘着ロール|ポスト・イット® 製品| ←メーカーHP
「イロイロール」という愛称?も袋に印刷してあったよ...。
ロール付箋の良いところは、好きな長さで切って使えるのと、裏全面が粘着部なので端っこが反りにくいことじゃないでしょうか。
特にこの強粘着ロールは、マスキングテープとして使っても遜色ない程にしっかりとくっついてくれます。
紙に対してはもちろんですが、ディスプレイの枠部やキーボードの空いてるところ等の樹脂面等、貼付先の素材を選ばないところは強粘着ならでは。
でもちゃんと、後から剥がせる。そしてまた貼れる。←コレ重要です。
私の使い方は、「箱の中身」を書き込む名札としてが多いんです。
そろそろ衣替えに着手のシーズンですが、うちでは衣装箱やクロゼットの引き出し面に、かなりこまかく中身(と、衣料の持ち主の名前)を書き込んだ付箋を貼っています。
この習慣自体は10数年前からなのですけれど、普通の付箋て、半年もするとどんどん丸まってくるわ粘着力が落ちてくるわで。
毎回衣替えの度にラベルを作り直していたのです。
しかし、全面糊タイプのこういう付箋を使えば、上記のような劣化もほとんど無いので、複数年使い回せるのですよね。
(当然ながら、夏/冬で入れる中身が違うので貼り替えます。
冬の衣料をラベルしてある間は、夏の中身用の付箋は蓋や引き出しの内側にでもくっつけておけば良いのです。
これもフセンのいいところ!)
その他、セット購入したので数が余っている食器などはイラスト付きで、これも箱だけ見れば中身がわかるようにずらっと名札をつけてあります。
納戸内のストック雑貨品の箱類や袋に詰めた季節家電なども、とにかくひと目見て誰もが中身が判別できるよう、こまめにラベルをつけるようになりました。
(こういう"対策"をしといたほうがいい年代にもなってきているわけで...。
しまったまま忘れ去るのと、無駄買いすることを防止できるから。)
25mmと12mmの各2色セットを使ってます。
特に12mmの細いのは、大事な件を1行メモにして見える場所(ノートでも画面枠でも)に貼る以外にも、ごく短くカットして二つ折りにしてページの端を挟みこみ、ノートや手帳の栞や見出しとしての利用もおすすめです。
ブックダーツのように頭を出さずに小口から見える色で判別するに留めるか・タイトルの書き込みが見える程度に端を出すか?
・・・等々も自分なりに工夫できるのが楽しいです。
手帳のマンスリーやウィークリーページに「今ココ」を示す栞としてちょこんと挟んでおいたり。
付箋紙自体が厚くしっかりした素材なので、この白いディスペンサーだとセロテープのように真っ直ぐにカットするのは無理。
それがちょっと惜しいかもしれません。
(破り取りは可能ですが、通常はハサミ必須です。)
たくさん書いて、ファイルやノートの表紙や、手帳内部に貼り込んだりできそうなので、50mmの巾広タイプにも興味あります。
万年筆などの水性インクも弾かない表面なのですよ。
蛍光色だけでなく、白やクリーム色、罫線入りなどもいつか作ってくれないかな!
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2014.04.29
「ステーショナリーマガジン 10号」を読みました。
先日の発売日に購入してきました。
最近、週に1回程度、書店併設のカフェコーナーに出掛けるのがお気に入りなのです。
(売場の本を持ち込んでも良いそうなのですけれど、やっぱり買ったのを読みながら飲食するのが気をつかわないで済みますよね?)
読書や手帳書き込みなど、家でやっていることと全く変わらないのですけれど、なんとなく頭が切り替わっていつもと違うことが思い浮かぶ感じ。
こういう場所は大事にしないといけないですね。
そんなわけで今回も楽しいおやつ時間が過ごせたのでした。
世間では、文具関連のムック本は相変わらず数多く出ている気がします。
商品情報満載系はどれも雰囲気が似ているせいか、最近はコンビニ等で見かけても殆ど手にとらなくなってしまいました。
しかし今回のステーショナリーマガジン、そういうところから一歩抜け出ようと「じっくり読ませる」工夫が随所にあって、とても良い方向転換がなされていると感じます。
表紙の雰囲気も落ち着いていて好きです。
しばらくは、ページをぼうっと見つめて大量買いを妄想する脳内ショッピングが加速しそう。
人混みにエネルギーを吸い取られてぐったりしがちな田舎者なので、黄金週間は避けようとは思いますが
嗚呼!そんなこと言ってるけど去年の今ごろは巴里にいたんじゃないかっ!
ここに載っている東京のお店の数々、是非訪ねて廻りたいです。
本郷のスコスにはもう何年も行ってないのですけれど、ギッシリ並んだ欧州文具の棚がドドンと迫ってくる巨大写真を眺めているうちに(パソコンの壁紙にしたい..)いてもたってもいられない気分ですよ!
上野のアンジェビュローも行きたいし、カキモリの小瓶インクもいくつかおすすめを頂きつつまだ試していないから要チェックなのです。
新製品のなかでは、表紙にも載っているロディアの白表紙版がぜひとも欲しいです。
グレー方眼になったことで、相当使いやすくなったはず。
(となると今度はニーモシネ等々強力国産ライバルが存在するわけですが)あの紙の書き心地は本当に好きなのです。
あと、今ダイアリーカバーで日々使用中のアシュフォードのルガードにジョッターが出ていたのは知らなかった!
高額だし使い勝手など確かめたいのでどこかで実物をみてからになりそうですが、このシリーズ、革製品としてのクオリティの高さは十分体感しているのできっと買いたくなるだろうなあ。
定番文具編の中では、コレクトの決裁箱がたいへん興味有ります。
使いみちはいくらでも考えられる気もするので、箱好きとしてはぜひおさえておきたいです。
「趣味の文具箱」でも小日向さんの企画記事は人気ですが、今回のアイデア紹介ページも面白かったです。
封筒や祝儀袋など気に入った紙に穿孔してリフィル化する方法は、私もさっそく真似してるのですよ。
今までは仕切りやポケット用のリフィルをわざわざ買っていましたけれど、これからは自作すれば良いんですね〜。
あと、余った(挫折したとか、最初から使いもしない予感がありつつも買ってしまったも含む)手帳の生かし方も参考になりました。
この4-5月時期は、年初からの手帳構成にうっすらと「最初の飽き」「浮気欲」が忍び寄ってくる魔の季節です。
私が勝手にそう思っているだけですが同意してくださる方も少なくないはず。
それに抗えず、いくつかの計画変更をひっそりと実施しつつありまして...
"気が向いたときだけの日記帳"として日付無視ですすめているほぼ日手帳や、読書メモ用にやっと1月の域に入ってきたパナマダイアリーなど、それはそれで気に入っている使い方もあります。
その他の諸々も、
決して嫌いになったわけじゃないけどやっぱり一年間同じ紙に書き続けるのは忍耐力が要るなあとか、せっかく買ったあのノートを使ってみたいだけなんだよ〜とか、試行錯誤に悩みながら自分に言い訳も忘れず、マイペースに消化中なのです。
○ステーショナリーマガジン 010←Amazon
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2014.04.04
ポスタルコのツールボックスを使っています。
以前ここに書いたSnapPadと同じ時だったので、購入したのは昨年でした。
実際に使っているところを見せて頂いたりして、ここの製品の中ではかなり以前から気になっていたものだったので、ようやく手に入って嬉しいです。
そして、またいつもの赤革にしました…!
ポスタルコおなじみの圧縮コットンと牛革の構成です。
革は後ろ側にもぐるっとまわっていて、滑らかでしっとりな触感が心地良いのです。
前面のスナップをはずすと、いきなり2つに折れる仕組みはいつも感心します。
(上の写真、買いたての頃に撮ったので手帳が2013年版です。すいませんっ)
革に癖がついてない新品のうちこそ支え無しでは無理だったのですが、今では二つ折りにしたままでも机の上に自立できます。
この「仕切り付きの細長い箱」っぽさが文字どおり道具箱という感じで、なにかと重宝なのでした。
どれくらい大容量かというと、鉛筆が36本も入るんだそうです。
今のところ私の場合は、フリクションカラーズやテキストサーファー等の、主にマーカー類をガサっと大量に入れてます。
手帳等はあまりデコらないほうですが、本に線を引きながら(といっても、参考書などのHow to系に限りますよ..)読むのが普通になってきたので、多くの本数がまとまって手元にあるのは便利です。
これなら持ち運びも出来るし。
●関連過去記事:フリクションのサインペンが気に入ってます。
ハードカバー本またはモノリスのように、側面を下にしてケースごと”立てる”ことも出来るのですよ。
隙間に収めたり、机のスペースを少しでも空けたいような時は意外と使える態勢なのですが、多分この置き方をやっている人はあまりいないだろうな…
(下の写真はノーマルな置き方です。普通はこのように自立させて使います。)
写真のように蓋を開けて開いた時点では、仕切りが存在するトレイのように使えるのですが、閉じている間は完全に一室になってます。
万年筆の場合、カクノやサファリを複数お持ちの方も多いと思いますが、それらの廉価ペンをドドンとまとめ入れする「大人っぽいケース」としてもおすすめです。
(それ以上の値段帯の物の場合は、内部での更なる保護としてペンシースが必要とは思います。)
こまかく分類が必要なものよりは、混在前提で放り込める系を入れたほうが気を使わなくて済むかなーと思います。
文具に限らず、デジタル小物+ケーブル類もうまく並べれば効率よく収まりそう。
その見かけに反して、ケース自体の軽さも気に入っているポイントです。
それなりの大きさがあるけれど、持ち運びが苦にならないんですよね。
ぱくっと掴んだときに手のひらに当たる、すべすべな革の質感も好き。
というわけで、ちょっと勇気が要る値段でしたが、いろんなものを入れて、長く楽しく使えそうです。
●関連過去記事:
・POSTALCOのSNAP PADを買いました。
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2014.02.02
青革のペンシースが届きました。
このタイプの筆記具入れは、数年前に雑貨店で赤革のを見つけて以来、結構便利に使ってきました。
●関連過去記事:こんぺき色のインクと、赤革ペンシースを買ってきました。
ポケットみたいな形状ですから、蓋やファスナーがついたペンケースより中身がサッと取り出しやすいのが利点といえます。
バッグのポケットに差し込んで、これに1,2本の筆記具を入れて持ち出す装備が自分には一番多い”軽めの外出”パターンかもしれません。
購入した今回の青いほうは、筒の内側にもうひとつ小さな筒がついていて、ここにクリップを掛けつつ差し込むことでペンが固定されます。
外に全くパーツを出さずとも内部でしっかりと留まるので良い感じです。
「内側クリップ掛け」があるせいで見た目ほどには太軸は入りませんが、革も柔らかめなのでペリカンの600やモンブランの146程度までは大丈夫でした。
長さも、146でギリギリ全長が隠れる位なので、多くの方々にも使い勝手良いサイズなのでは無いかと思われます。
ここでの掲載写真ではわざと頭を引き出していますが、ペリカンのM200位ならもちろんスッポリあとかたもなく隠れます。
(しかしサファリはクリップ全体の巾が広くて、差し込むだけで可哀相なほど革が歪むので、全くオススメ出来ず。
なるべく細軸のほうが向いていると言えます。
ちなみに、カクノはクリップ無しにもかかわらずちょうど革の直径内でゆるすぎもきつすぎもせずで留まってくれました。)
○【カンダミサコ】ペンシース(シュランケンカーフ) - 文房具通販|分度器ドットコム
しかしこのペンシース商品群、全部で25色もあるんですよ。
これは、「ジーンブルー」の革です。
ちょっとアンティークな雰囲気の、派手さ抑えめにした大人のターコイスという感じでしょうか。
青色好きな方にはとってもオススメ!
いつも全色揃って売られているわけでもないようなので「在庫を見たときが勝負」な面もあるのですけれど...
とにかくどの革も綺麗だろうと想像できますので、コツコツと複数色で集めたくなります。
ふっくらな触り心地ですが、縫い目やコバもしっかりしていてとても丈夫。
個体差もあるとは思いますがほどよいシボの加減のせいで、視覚的にもフワっと柔らかに感じる発色であることがとても気に入りました。
万年筆などもこういう入れ物内に格納しておけば、(マーカーなどの他の筆記具とガサっとまとめて)大きめのファスナー付ペンケースへ放り込めるという良さもあるんです。
特に万年筆に限らずで、大事なペンをちょっとだけ特別扱いしてあげたい時に使っていこうと思ってます。
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2013.11.05
POSTALCOのSNAP PADを買いました。
9月に買ったものです。
(嬉しかったので、自分の誕生日に合わせて配送指定したのを覚えている!)
私にとってそれまで、POSTALCOの製品を買う場所は、銀座の伊東屋か空港の書斎館ぐらいだったので、あまり機会がなかったのですけれど。
公式サイトがリニューアルされてオンライン注文が簡単にできるようになったとコミミにはさみまして、途端に物欲全開になってしまったのでした。
「PRODUCTS」のページでVIEW ALLのほうをクリックすると、全ジャンルの製品を見ることが出来、他ブランド等との限定品では無い限りはだいたいカートへのボタンがついているのでそのまま買えるようです。カードの場合は要PayPalアカウント
(新作の、鹿革ジッパーポーチ良いですね...)
というわけで今回のSNAP PAD A5、文具紹介特集本などで眺めていて長いこと、いつか欲しいなあと思っていたもの。
(A4の大型サイズもあります。)
Dark Blueの配色が可愛い!とずっと考えていたのに、結局選んだのはまた赤系ですよ!
これはCurrant Redといって、スナップ部分が深めのワイン色。
金属の枯れた色合いも含め、非常に気に入ってます。
表面の圧縮コットンのすべすべっとした触感も気持ちいい。
SnapPadは他と違って革は使ってないけど、手帳カバー等でも展開されているこの素材のシリーズはとても好きです。
●関連過去記事:赤革のポストカードウォレットを買いました。 ← これも赤で5年前に購入。革の良い手触りで今も気に入ってます!
うちは、普段から比較的プリンターを多用しているので(活字中心の書類出力が中心)、
ミスプリントもそれなりに発生します。
いろんなことに再利用しているつもりですが、常にそれら数十枚が備蓄されている状態。
普段から、四つ折りにした裏紙を大型クリップで束ねたものを傍らに置いて試し書きだの走り書きだのに使ってましたが。
Snap Padを使うことで10倍くらいお洒落に!
簡単に蓋ができるので、持ち歩きや目隠し(くだらないラクガキも多いから..笑)にも便利なのです。
ちゃんとしたノートなどもよりも「コピー用紙の裏」に手慣らしでササっと描いたりしたもののほうが何故か名案だったりすることも多いので、あとから切り取ってスキャンしたり等、わりとあるのですよ。
それに普通のOA用紙って特に個性もない分、筆記具を問わずなかなか書き心地よいのです。
裏紙の束だけでじゅうぶん、日々のメモ帳やToDoリストに出来るよなあ。
なんでノートだの手帳にこんなにお金掛けてるんだろうとうっすら考えたことも。
A4の裏紙を半分にしたものが当然ジャストサイズですが
(ここで出番になるわけです、スパッと。→ 関連過去記事:ペーパーナイフを使い始めました。)
正直な話、2穴パンチで穿孔できる巾があれば何でも綴じ込めるのだと気付きました!
過去の旅行で使い切れずに切り取っておいたトラベラーズノートのページや、数年前に挫折したほぼ日手帳カズンの未使用部を解体したもの(せっかくのトモエリバー紙なのでA5システムのリフィルにしてみようかと6穴を開けたことがあるのですが、日付が目立ちすぎていてシステム手帳での再利用が困難になり、再び挫折...)等々。
と、紆余曲折を経た「捨てるに忍びない余り紙」達も、このなかで出番を待っています。
横向きにして使うのもいい感じです。
付録の説明書には、スナップの上の所に紐を通して、カレンダーのように壁掛け出来るとも書いてありました。へぇ。
吊して伝言板のように使える予感がします。
堅い下地があるので、膝の上などの不安定な場所や立ったままのメモも問題ありません。
(先日、東京の新名所であるKITTEに行ったのですが、とあるお店ではレジ脇で伝票を綴じ込むのに使っていたのが印象的でした。)
今回の買い物、当然これだけでは済まずに他にもいろいろ買い揃えてしまったのですが、それらのはレビューいつかまた、後日に。
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2013.10.18
革のデスクマットがお気に入りです。(100% Leather Desk Mat)
使い始めて一ヶ月程になりますが、予想以上に気に入って「買って良かった!」となっているのが、革のデスクマット。
私の机はコクヨのスチール製のものなのです。
白っぽい天板のにしましたけれど、至って事務的な仕様。
(スチールデスクの利点は、天板巾等、既成サイズの選択肢が豊富なこと、
サイドデスクやキャビネットなどの規格化されたお揃いアイテムが多いので、実用的かつ豪華なセットが組めること、だと思いました。
でも、一般的なワイヤレスマウスはうまく動かない。←教訓。
Bluetooth機器は大丈夫!)
秋冬の、肌にひんやりと触れる感じがあまり好きではないなぁと毎年思っていたので、これを防ぐにはどうしたらいいんだろう、と注文してみたのです。
(ノート派なので)紙1枚をひろげて万年筆で書くようなことはあまりしないので、あくまでも触感対策で選び始めました。
○100% ヒャクパーセント Leather Desk Mat S レザーデスクマット S カラー:ダークブラウン:Amazon
↑
主に小さめに収まるサイズ重視で、いくつかの候補の中から選んだのがこれです。
(100%、というのはブランド名です)
何通りかの大きさで作られており、スマホ置きやマウスパッドくらいの小型のものから揃っているみたいで。
選んだのは「Sサイズ(W350mm×D262mm)」なんですが、普段は手帳や参考書を置くことも多いキーボード下スペースにぴったりと配置できる大きさで!
上の写真で置いたノートはA6ですが、A5〜B5程度の大判もはみ出さずにゆったりと書き込めます。
私の机の奥行きは70cmで、ディスプレイ下に打鍵可能なくらいの位置でキーボードを置いても写真のような感じ。
もちろん、比較的腕をのばす恰好になりますので、打ち込みに集中したいときはマットの上に持ってきますが。
表面は縫い目も型押しマークも無い、全くの平面加工なのが気に入ってます。
裏側には、革裏特有の毛羽だちやスジ傷っぽいものが入ってますが、とにかく表面は真っ直ぐに硬く、反りも浮きも皆無なので一枚の板のよう。
厚さは4mmあるので、ペラい感じはありません。
コバの滑らかな仕上げも美しいですよ。
ダークブラウンは、光線によるとは思いますが蛍光灯の下だと通販サイトの写真よりずっと暗く落ち着いた色です。
いかにも密度濃そうな断面の仕上がりとともに、眺めているとカカオ度高めのチョコレートのようで!
この色味はとても好きです。
余計なツヤも無いので深みがあります。
革好きな人にはおすすめしたい茶色だな〜。
(黒革ならきっと、ひらたいモノリスに見えるに違いない。)
そして予想通り、手指が触れたときの感覚も最高。
万年筆などの文具を置いたときの音も柔らかく軽減されて、なんとなく安心出来るのも良いです。
革質はかなり密な硬さでサラっとしていますが、試しにロディアなどのメモ用紙をぺらりと一枚置いて書き込んでみると、ほんの僅かに跳ね返ってくる革特有の弾力が素敵なんです!
これはまた新しい境地を知ってしまった…
原稿用紙など使ってみたくなる気分。
折れ曲がらないように、平たくて頑丈な箱に入って届きました。
私にとって机は、あらゆる作業を集約する基地みたいなものですから。
強力な装備が加わったことに大満足であります。
この革がどういう風に変わっていくのか想像がつきませんが、ゆっくり育ってくれるといいな。
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○Amazonでは各サイズこちらにあります。
○楽天では各サイズこちらにあります。
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2013.09.16
penの最新号「美しい文房具」を読みました。
月の前半はなにかと用事が立て込むため、なんとまだ(!)一冊も2014年の手帳が入手できておりません。
東京方面に買い出しの旅、そろそろ出掛けたいなあ…と悶々中。
今回これを投稿したのは、この表紙画像をここに貼っておきたいから!
というくらい気に入っているのが雑誌penの最新号です。
○Pen (ペン) 2013年 10/1号 [美しい文房具] ← Amazon
このセット、ルイヴィトンの万年筆とインク壺なんだそうです。
ガラスにうつる光のキラキラな美しさは宝石のよう。
先日銀座松屋の中にオープンしたヴィトンのなかにWriting Universeという文具コーナーが出来たとのことで、その詳細な紹介記事をじっくりと読みました。
パリに最初の専門店が出来たことは5月に行く前からコミミにはさんでいましたが、気後れも手伝って結局行けなかったんですよね〜。
待望の銀座進出ということで多少は強気になれそうなので、フラっと覗く位はやってみようかなと思います!
12色ものバリエーションがあって、積み上がった写真を眺めるだけでもうっとりな5000円台の純正インクならお土産がわりにいいかしらと考えもしたのですが
(他のモノがあまりに高いのでついこういう感覚麻痺を起こすのは仕方ない。表紙のインク壺は14万円だって…)
この秋に買うべき物品リストのことを考えると我に返りますね!
ああでもボトルが素敵だから欲しいなあ。
誌面を眺める限りでは、どれも「書いてみたい!」と思わせる深みのある美しい色なんです。ハー(嘆息)
表紙があまりに高級感あるのでブランドものばかりの特集かと思いきや、さりげなく高額品を混ぜつつも、ペンケースから鉛筆、ちいさなメモ帳に至るまでまんべんなく(もちろん数百円台からのものも)紹介されていまして。
日本のアイデア文具や、オリジナルインク、ナミキの蒔絵軸のページも良かったなあ。
つやつやに光るペーパーウエイトやフランスのペーパーナイフ等々、またいつか買ってみたいと憧れるものが増えてしまって、大変ですよ!
とにかくどれも「持ってるだけでセンスがよさそう」な気がしてしまう構図や質感の写真群、素晴らしいと思いました。
各種文具をこういうふうに置くとかっこいい(アイコン的にまとまる)という参考になるので個人的にはデザイン集としても持っていたくなるほど。
写真や時計などの特集も面白かったので、これで630円とは、オトクすぎるわと大満足であります。
penはここ二年ほどデジタル版で定期購読していますが、6月に買い替えた27インチのディスプレイで全画面表示にして読むともう、大迫力高精細で幸せなのです。
roganにも優しいし。しかしよほどの負荷があるのかMacのファンがぶんぶんまわって結構怖い。
矢印キーだけでページがめくれるので操作もらくらくなところが気に入ってます。
Kindleのデスクトップ版も、早く日本語書籍閲覧に対応してくれますように!
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2013.07.28
「趣味の文具箱 vol.26」を読みました。
そろそろ、9月くらいからスタートする「来年用手帳その他文具の買い出し」について脳内企画室が立ち上がっている方もいらっしゃることかと思います。
(私だけじゃないですよね?!)
高い万年筆はもう買わなくていいよなあ。
と、比較的冷静にページをめくりはじめるのですが、いつもなんだか付箋をつけまくって読み終わるこのシリーズ、26号目。
今年から年に4回発行になるんだそうで、これはすごいことですね。
中の方々のご健闘とご健康をお祈りしたいと思います!
○趣味の文具箱 26 ← Amazonではこちら
以下、面白かったモノや記事のメモ。
・ファーバー・カステルのイントゥイション プラチノ(のペンシル)
なんだか変わった感じ…と写真をよく見ると、口金の長さが短いんですね。
木軸時点から細くなっているのが面白い。
ちょっと太軸とあるし、このデザインのほうが私の持ち方にはかなり合ってそうな予感はするので欲しいなあと思うのですが、本来の伯爵コレクションのすらりとした上品な見かけがたまらなく好きなので、迷うところです。
というか、樹脂軸とはいえシェブロンのペンシルは今も使うたびに「おぉ」と感心するくらい良いものなので、なんとか我慢してみよう。
と、自分に言い聞かせる。
●購入時過去記事:ファーバーカステルのシャープペンシルを買いました。
・カランダッシュ バリアス アートスケッチャー
5.5mm芯ペンシル。(芯ホルダーとは言わないらしい)
こういうのコヒノール製のをスコスで買ったなあ。ちょっと高いのもいいですよね。
と思って値段を見てぶっ飛んでしまいました。
モンブランのスケッチペンがお買い得に思えてきた程なので、そちらへの将来目標をあらためて設定(笑)
・「良いペンのある人生」特集
どの記事もじっくり読みましたが、黒軸金リングデザインの万年筆が好きな方のページ。
私もこういうこだわりはかなり共感を持てる(といっても実際はここまで貫けない..)ので、黒軸コレクションの写真は非常に美しい!と吸い寄せられました。
・ターコイズ色インクの色比較一覧
この色愛用者としてはたいへん良いページだと思いました!
単純に誌面でみた色味だけで判断すると、色彩雫の「孔雀」は良いですね。秋冬向けと言えるかも。
個人的に、次に買いたいのは新発売の斜め瓶型カランダッシュ(高級!)かペリカンのエーデルシュタインかな?と思ってましたけれど、ラミーのボトルもターコイズがとうとう日本で発売、とつい最近聞いたのでどれにするかとても迷ってます。
ターコイズ色は好きだけど準々レギュラー、くらいの位置づけなので少数精鋭で使い切りたいのです。
・パイロット エリート復刻版
ロゴとともに非常に見覚えがあるので、たぶん実家に元祖版があった記憶が…!
新しいのを買うならEFの赤軸です。こういうペン先形状、好きだなあ。
・ターコイスつながりで小日向京さんの恒例旅企画記事
オマス360の透明ターコイズ三角軸万年筆が驚愕するほど綺麗です。
もちろんこれは色味を強調してあるでしょうけれど見るからに涼しくて、画面の壁紙にしたいくらい良い写真だなあと思いました。
三角軸も意外と手に沿って書きやすそう。
旅館の様子も、時間の流れが全く違う非日常感があって素敵ですね。
・文具王 高畑さんの背後にある壁一面文具棚
大きめの文字でラベリングした引き出しがずらり、の整理方法が素晴らしい!
あんなにたくさん文具をお持ちなのに、ペンスタンドがオレンジジュースの紙パック再利用というところにも心打たれました。
・283万5千円のモンブラン:パウル・クレー
このデザインの見た目は(観賞用としてのみ)けっこう気に入ったのだけれど、それ以上のことはあり得ないのでそのうち銀座店に行ったら眺めてきたいと思います。
・ペリカンM1000小紋桜
うわー綺麗だ!とはいえ30万円です!
というわけで、何故か最終的にはペリカンの800茶縞への憧れが復活してきた(自腹インプレッションを読んだせいか?)ので困っています。
脳内買い物企画室では、新発売予定のM625レッドと対決する存在になりそう。
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2013.07.21
クロックス、6年目で新調+旧ジビッツが全然入らないので削って解決
主に夏の近距離外出サンダル(スーパーとかこれで行っちゃうよ…)として使い続けてきたクロックス、底が磨り減って真っ平らになってきたので今年は買い替えることにしました。
最初に購入したのは2007年、日付もほとんど同じだ!
●クロックスを買いました。
↑
いろんなデザインのものが発売されましたけれど、ボルドー色がすごく気に入ってたのです。
荷物に入れるには嵩張りましたが、沖縄旅行に持っていって重宝したのも良い思い出です。
まああと、震災時はこれが玄関先の手に取れる場所にあったおかげで粉々ガラスだらけの床を無事に歩くことが出来ました。
(後日、裏にめり込んだ破片を引き抜くのが大変だった…)
6年間どうもありがとう!
今回選んだのは、crocband(クロックバンド)という名前のもので、色はエスプレッソ/カーキ。
下調べでの第一候補は爽やかさ優先でネイビーだったのですけれど、私の足に合う在庫がなくて。
エスプレッソ/カーキは、底部側面のライン地帯が他の色のと違って真っ白でなく本体と同じ茶系。
全体的に落ち着いた色合いだったのが決め手になりました。
形は似ていますが、6年前のモデルと感触が全く違うので今回は店頭で試し履きしつつ購入です。
前のは、フカフカとスポンジのようなクッション性があり、伸びる感じの素材でした。
(しかし流行と共に、エスカレーターの隙間にサンダル(+足)を巻き込まれる事故が続出したんです。
それが原因で、全体的に硬くしっかりめの材質に変わったということのようです。)
とりあえず、前回と同じW8で良かったんですが以前よりちょっと大きいな〜とは思います。
(1つ下のだとぴったりすぎてつま先が少し触れるのが気になる。普段の靴サイズは24.5cmです。)
硬めのサンダルになったことで、水気で滑ることやカカトの靴擦れなどが心配ですが、今日から馴らしていきます。
飾りのジビッツは、旧サンダルと同じ頃に買ったものを(一応台所用洗剤で綺麗にしてから)移植です。
これがまた、新品側には全然入らなくて苦労しました!
靴側の穴の大きさはそんなに変化してない筈ですけれど、ほとんど伸びない素材になったからでしょう。
花型のほうはなんとかねじ込むことが出来ましたが、これはおそらく花側の素材が柔らかいので角度を変え易かったから。
ラインストーン型のほうはボタンタイプで上下の隙間も狭く、どんなに斜めから押し込んでも無理だったのです。
最終的には底側のエラ両端をハサミで数ミリづつ切り落とし(ジビッツの底もかなり硬い樹脂素材なので古いキッチン鋏を使用)て解決。
コツは、向かい合った1辺だけを並行に切り落として長方形に近い感じにすることかな。
今売ってるジビッツでこの問題は解決されてるのだろうか?と心配になるほどの荒療治でしたけれど
ぐらついたり足にささったり等の不具合もないので、これで2代目サンダルの上でも活用できるでしょう。
今はラインストーン風のジビッツも豪華絢爛なのがいろいろあるようで物欲をそそられますが、お値段もそれなり本格的で迷うところ。
これは長年使ってきてお気に入りの組み合わせなので、延命できて良かった〜
実のところベランダには300円くらいのそっくりなニセモノサンダルを置いていて、ここを歩き回る用途なら充分だったりします。
しかしやはり、外界歩き向けはホンモノののほうが気分は良いのだ!
・・・というわけで、また6年くらいは(底も硬くなったからもう少し長持ちするかな?)使っていくつもりです。
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○クロックス クロックバンド ←Amazonではこちらです。
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2013.07.19
イタリアのデコレーションペーパーを注文しました。
酷暑の中、宅配便の人が巨大な筒を(兵器っぽく)かついでやってきたのはつい先日のこと。
上掲載のとおり、イタリア製の素敵な紙がたくさん届きました!
1週間ほど前、最初にこれらの写真をアップされていた小日向 京さんに伺ったところ、東京の竹尾のお店まで行かなくともオンラインショップがあると教えて頂きまして。
速攻、(ページに)すっ飛んでいきました。
すごいなあ。こういうものをネットで注文するのは初めてかも。
○約9,000種の紙が買える竹尾のウェブストアtakeopaper.com
世の中には「良い紙」が大量にある…とうっとりしつつページを彷徨いましたが、実物の展示を目の前にしたら更に動けなくなりそうです。
今回まとめ買いしたのは、美しい文様が散りばめられたベルチーニという紙。
今春にパリから帰ってきて以来、(各種資料館や美術館、街角の柱壁に至るまで眺めまくった)欧州伝統文様に現在心酔しているといってもよく、図版本や事典を少しづつ増やし始めているのです。
そのさなかに、こんな良いものが手元に来てくれるなんて実に嬉しい出会いと言えましょう。
○竹尾の蔵出し ベルチーニ
倉庫から出してきた古い在庫品ゆえに、ちょっとだけお買い得になっているとのことなので全模様を2枚づつ注文してみました。
送料が900円ちょいかかったから、というのもまとめ買いの理由ではあるのですが。
届いてみると、さすが紙専門の有名会社だ!と感激するほどに工夫が行き届いた丁寧な包みだったのでした。
梱包の外装である、直径15cm近くの太さがある長い紙筒の両端は金属製の蓋がしてあってとても頑丈です。
(この筒は紙のストック用に、是非とも再利用させて頂こう…)
そのなかに格納された今回購入の紙は、薄紙にしっかりと包まれていたうえに内外にそれぞれ厚めの紙(←違う紙を注文してしまったのかと思ったくらい、立派なもの)でカバーされた状態で巻かれておりまして。
出してみると、巻き癖もほぼ無くフンワリと平らに広がってくれて、これにはびっくり。
こんなにもプロの技術ではるばる東京からド田舎の玄関先まで運んでくれるなら、総合的にはずいぶんお得じゃないでしょうか。
特に、それぞれ赤と水色でフチ取りされた上写真の模様がお気に入りなんです。
こんな表紙のノートが並んでいたら、何も考えず瞬時に買い集めてしまいそう。
どの紙もデジタルの画像で眺めていたときよりも数倍美しいといってよく、金色インクの上品な光沢や紙表面の粒子感は、ホンモノを前にしないとなかなかわからないかも。
販売ページにあるとおり、長期在庫による紙の縁の僅かな色焼けなども、この味わいはむしろ前面に出して愛でたい気もします。
本当に、見ていて飽きません。
予定している使い途としては、仕事(+趣味)上の図版資料として一定の面積分は見本帳的に保管したいのですが、もちろん、本やノートのカバーや部分的な装飾材料等にも使うつもりです。
本格的なカルトナージュは奥が深そうなのでおそらく無理としても、小さな文具を作ってみたり、貼り箱(手持ちの空き箱を豪華にする!)で活用したいという希望も有り。
ショップとしては「蔵出し第一弾」ということで、紙集めもまだ続きそうな予感にびくびくしていますが、良い買い物でした。
使い途の妄想だけでなくただじっと眺めたり、そーっと撫でたりするだけでも楽しい。
大切に使っていこうと思います。
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2013.07.06
コヒノールの木箱ペン立てが好きです(4箱目)
チェコの文具メーカー、KOH-I-NOOR(コヒノール)のことは8年ほど前にSCOSで買って初めて知りました。
鉛筆や芯ホルダー、折り紙などの素朴系紙アイテムもけっこう購入しましたが、1度買って以来常に(買い足したくて)気になっているのが木箱型(枡型)ペンスタンド。
メーカーのロゴが焼き印されているだけの、いたってシンプルなデザインで、内部は仕切り壁が細かくついてるもの。
これをいくつか集めてピシっと面を揃えて並べ、机上文具の整理に使うことに憧れてました。
あるときからスコス店頭から見かけなくなって(今はどうなのかな?しばらく行ってないのです。本郷店は綺麗に改装されたそうで!)、通販でもなかなか探せなくて諦めていたのです。
○SCOSのHP
しかしこの木箱、昨年あたりに偶然 分度器ドットコムで目撃。
こちらでは、現在も安定の人気商品になっているようです。
在庫もわりとすぐに入るので売り切れてたらちょっと待てばよいと思います。
あるところにはあるんだなあ。
見つけたときは安堵しました。
○【KOH-I-NOOR/コヒノール】ペンスタンド(仕切り付き大容量ペンスタンド) - 文房具通販|分度器ドットコム
というわけで、スコスで買った2005年と2006年の箱を長いこと愛用後、昨年にLサイズを、先月にSを分度器さんで入手。
合計4個になりました。
まあしばらくはこれで十分でしょう。
(その代わり、今まで使っていた無印のポリプロピレン容器等はキッチンなどに配置転換です。
全く同じ木箱デザインのもので統一できて、視界がスッキリになりました。)
●参考過去記事:
・無印の収納小箱を組み合わせて机上整理してみました。 ←これの入れもの置き換えということになります。
・コヒノール木箱ペン立て(2個目)とか、伊東屋2mmシャーペンとか。 ←2個目を買ったときの記事
・スコスで年末大人買い。(コヒノール芯ホルダとかペン立てとか) ←1個目を買ったときの記事
この木箱のいいところの1つ目は、もともとのタテヨコの仕切りが細かいこと。
立てる筆記具を自分なりにエリア分けして整理できるんです。
私はシャープペンシル用の場所を芯直径別に
0.3/0.5/0.7/0.9/芯ホルダー含むそれ以上の区画、と
「部屋」を分けているので、取り出すときにけっこう便利。
※モノの仕様を把握している本人にしかわからない分類なので、他人から見るとただぎっしり詰まっているようにしか見えないでしょうねー
それに加えて、安価品は可能なだけ詰め込み、少し高かったボールペンは1部屋に3本程度、万の桁を突破した高級ブランド品は1部屋に1,2本という差別化も便利なのです。
(VIP待遇とか言って遊んでるわけではなく、軸への傷防止のためです。
ちなみに私の場合、木箱直立収納は基本、「万年筆以外」としています。
"廉価実用部隊"のペリカーノJrやSafari程度までは、何本か入ってますが。)
もうひとつの良いところは、このタテヨコに組み合わせてある仕切りが外せることなんです。
一枚だけ外して広めの空間を作ることも出来るし、わりと自由自在。
しかし、箱サイズ(または製造年ロット?)によってはがっちり固定されていてる仕切りが部分的に存在します。
それをうまく利用して自分なりの収納空間を作るのも楽しい。
Lサイズなどは、縦(=短辺長さのほう)を一枚外すとA6相当のノートが入ったりするし、横を外すと厚みのある日付スタンプなども収納可能です。
Sだと、1方向を取り外せば写真左のように小型メモ帳も入りますし(写真のはEDITのミニサイズ版。Moleskineポケットも大丈夫)、5×3情報カードも縦入れでよければ具合良く収まります。
カード好きな方なら、まるまるひと箱を専用整理箱としての転用もおすすめな感じです。
あと、スマートフォン等の薄型機器類も入れやすい厚みです。
AppleTVのリモコンやカードリーダー等と共に、Magic Mouseならここに差せる厚みなのも有り難い。
CG系の細かい作業以外ではトラックボール派なので、マウスは机上置きっ放しだと邪魔なのです。
薄いんだなあ、このマウス。
ちなみに、普通の家電TVのリモコンだともう1つ仕切りを外す必要があるかな〜。
ほんとうは4箱全てをご披露したいところなんですけれど、ごっちゃりと(でも本人には判別できる秩序で)棒状文具を差している状態で躊躇いたしましたので、
分度器さんの商品見本写真(使用例は下部に掲載)のほうをご覧下さい。
ホチキスまでは差してないけど、仕切りをカスタマイズしてない2箱はまあこんな感じなのです。
私が憧れてたのは、たくさんの筆記具がビシッと美しく立ち並んでいる風景だったのですけれど、何百色とある同型の色鉛筆やコピック等カラーマーカーを差すような用途でない限り、整然とした景色はちょっと無理みたい。まあいいか。
ちなみに、2005-2006年購入時と2012-2013年購入時での明らかな違いは、木箱の継ぎ目。
古いほうの2つは、おもてからも見える「枡(マス)」のような木組みでかっこいいのですが。
↓
●参考写真付き過去記事:「情報カードの箱」を買いました。 ←これは古いほうの継ぎ目
後期の購入の2つは、内部で合板1枚分だけ凹凸が組み合わせてあるようなので、上写真でもわかる通り表面からはスッキリと一枚に見える、穏やかな(?)組み方になっています。
おそらくがっちりと接着もされているだろうし、ケースや什器として使う分には強度の差はないのでしょうけれど。
古いほうが工芸っぽさがあって好きかも…
ところで、この木箱を購入された方に、もれなくおすすめな件があります。
「(外せる分はすべて)仕切りをまず取り出して、底に紙一枚、敷きましょう」です。
芯を出したままのボールペンやペンシルをうっかり差し込んだときの汚れ防止にもなりますし、僅かながら耐衝撃性:芯折れ防止効果:も期待できます。
だからといって厚紙や折り合わせたものを使うと仕切りが浮き上がるので、原則はコピー用紙1枚程度で。
ちなみに、Lサイズは全部仕切りが外せましたが、先月購入のSサイズ箱(写真掲載)は中央縦の仕切りが外せませんでしたので、(私の買ったものの場合。個体差あるかは謎です)半分づつの面積で紙を敷いてあります。
そんなわけで、ペン立て以外にアイデア次第でどうにでも使える箱なのでした。
経年変化は「言われてみれば」という程度ではありますが、2005-2006年前購入箱のほうが木の色が濃くなっている...かも?という程度。
しかし机上の風景として非常に愛着があり、全く飽きてません。
よろしかったら、皆様もおひとついかがでしょう。
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2013.06.22
ミードのカードでGEMの辞典ケースを作ってみました。
言葉の意味を調べるのは好きなのですが、普段は目の前のパソコンやiPhoneに入れているアプリを使うことがほとんどで。
紙製の辞書はあまり引かなくなってしまいました。
にもかかわらず、数年前に物欲盛り上がって購入したのが三省堂のGEMという英和/和英辞書。
●ジェム英和・和英辞典 ←出版元HP
これ、手のひらに乗るくらいの(iPhone4とタテヨコがほぼ同じ。厚みは2cm弱。)豆本ぽいサイズなのですが、革装丁かつコバが金塗りで。
見た目のかっこよさとコンパクトさにまず惹かれたのでした!
店頭ではどう置いてあるかというと上の写真の通り、少し大きめなサイズ(もしかして懐かしのビデオケース?)の入れ物の中心に埋め込むようセットしてあるので、外装からはあの超小型辞書とはわかりにくいかも。
黒革を使っている「英和/和英」は、柔らかな触感といい金色の使い方といい、「能率手帳ゴールドの小太りな弟」というくらい似ているのですよ。
※上写真のは、赤革の仏和/和仏です。
ちなみに、今年用に買ったEDIT手帳のミニサイズも、遠縁の親戚っぽい佇まい。
("役立つ豆知識"を箇条書きでぎっしり書き並べている用途なので、このペースだと使い終わるのは数年かかるかもしれないけど!順調に運用中であります。
●関連過去記事:
・1月終盤、手帳書きのこまごま。
・エディットの手帳(小さいほう)を買ってみました。
厚みのちょうど真ん中あたりで和英と英和に内容が分かれていまして、それぞれが上下逆さに綴じられており。
つまり、英和辞書を裏返すと和英辞書になる両サイド構造(って言うのか?)。
本文の薄ーい紙にはギッシリと小さな活字が詰まってます。
1単語につき、発音記号込みで1行(たまに2行)だけ。
という簡潔さで説明されているのが非常に無駄なくてシンプルなのです。
本当に、"ひと目でわかる"ところが好きです。
こんなサイズですから収録語数は少なめなのでしょうけれど(とはいえ英和/和英ともに双方3万語以上)、通販サイト等のネット上のレビューを見ると絶賛の意見が多いんですよ。
モバイルに適した超小型であるにも関わらず電気不要だし、古来の「字引」としての典型的な姿に皆さん愛着を持って、授業や旅行や海外生活で使い込んでいるんですよね。
活字の大きさは年齢的にキビシイものが正直あるのですが(距離を工夫すれば大丈夫だ!)
ボーッと眺めつつペラッとめくっては適当に拾い読みするのが好きです。
紙の辞書じゃないと味わえない楽しみといえましょう。
英語に引き続き、仏和/和仏辞典は比較的最近に買い足しました。
さすがにこういうのは「可愛いから」買うものでもないんですけれど、赤革装丁がとっても素敵でお気に入りです。
(旅先に紙の辞書を持ち歩くメリットは、地域によっては防犯の意味も大きいです。iPhoneは泥棒にも大人気だし。
とはいえ実は、現地ではアプリのプチロワイヤルにかなりお世話になりました。
視力問題も大きいのだけれど、1語集中の緊急時はデジタルなんだよなあ。と言わざるを得ない..悔しい。)
ところでこのGEM辞書、透明ビニール製の保護ケースがついてます。
しかしジャストサイズ過ぎて密着度が高く、抜き差しがスムーズとまではいかないんですね。
オールシーズン、革モノをこんなにピッチリと封じ込めても良いものなのか?という疑問もあるし。
収納や運搬中にバラっと開かない最低限の機能を持ったホルダーでも良いんじゃないかな?
こういう辞書は、取り出しやすさで使用頻度が決まるし…
と思ったので、手作りしてみました。
使ったのは、現在私が心の中で「工作用紙」と呼んでいるMeadの情報カードです。
今までも、引き出し内ペントレイの間仕切りを作ったことがありますし、そのフカフカな薄手画用紙的な質感を生かして、普段から「インク吸い取り紙」「ノートの上で手汗ガードカバー」「読みかけ本や雑誌の栞(書き込みも出来て便利)」等々、雑多な役回りでも大活躍中なのでした。
なんとこのカードを、コの字に折り曲げて2枚を向かい合わせに貼り合わせるだけで、ちょうどGEM辞書がぴったり入るサイズの四角い筒が出来ることを発見。
辞書のほうが1cmくらいはみ出すのですが、飛び出たこの部分をつまむことで容易に本体が出し入れできるという都合の良さ!
マスキングテープでグルグル巻きにしたのはほんの思いつきだったのですけれど、適度な耐久性強化と防汚効果があることがわかりまして、手持ちの何種類かで全面カバーしてみました。
こうして撮影してみるとものすごい適当さを感じるので、来年あたり違うテープでキッチリ作り直しますとも(涙)
Meadのカードは裏面が無地なので、そちらをおもてにして折るべきだったのでは?という反省も有り。
スムーズに出し入れできつつも簡単にスッポ抜けないよう、折り位置は微調整して下さい。
幅広テープで底も作れば完璧です。
辞書が当たる部分だけは粘着しないように、両面を貼り合わせます。
底全部を覆わなくても問題なし。
というわけでこれからも頑張ります。(工作じゃなくて語学的な方面。)
--関連過去記事
●情報カード(特価品)をカナダで買ってきました。
↑ Meadのカードはここで1パック79セントでまとめ購入したので、まだまだたくさん工作+書き込み可能。
●リーガルパッドが気に入ってます。
↑ Meadモノといえばカードよりこっちの方をよく使ってます。こういう紙の書き心地が実は好き。
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○ジェム英和・和英辞典
↑ Amazonで購入しました。4200円。仏和/和仏に加えて独和/和独も出ています。
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2013.06.13
パリのデルフォニックスで鉛筆スタンドを買ってきました(旅にっき)
デルフォニックスのルーブル店で購入した「ペンシルスタンド」です。
鉛筆が一本だけ入ります。
大きめのペン立て等、他にもいくつかの種類があったのですがこのシンプルさが(値段も手頃で!)良いなあと思いまして。
調べてみると、Paper-Woodという名前の製品で、ベニヤと厚紙を重ねたものであるとのこと。
このオレンジの部分は紙なのだと、ページを読むまで気付きませんでした!
みっちりと押し固めてあるようで、サイズの割に重みがあります。
○合板研究所 Plywood Lab.
すこし重めのシャープペンシルを差し込んでも問題なく、安定して使えるのでした。
写真は、普段は赤の2mm芯を入れてほぼ毎日のように使っている伊東屋の木軸シャープペンシルなのですが、こんな感じの取り出しやすい角度になるんです。
普通の鉛筆よりはちょい太め直径でも大丈夫。
子供向けなおにぎり型三角軸である、ファーバー・カステルの「ジャンボ・グリップ」もぴったりです。
これ、ブレーメンの街の文具セールで数本買ってきたのです。(専用の削り器も一緒に。)
この記事の一番下の写真がそれです。
●ドイツでいろいろ買ってきました(文具編)
このペンスタンドは厚みが1.5cm程で、狭い隙間に差し込むように立て置くことが出来ます。
場所をとらずに鉛筆(または細めのシャープペンシル)専用の場所が作れるので便利。
ベニヤの木色とオレンジの縞々が鮮やかで素敵ですよ。
ちなみにこの店はパリとはいえデルフォニックスの支店なので、ここで売ってるもののほぼ全ては日本で購入出来るものです。
当初は、「いいのがあったら帰ってから買うか」などと考えつつお店を覗いてみたのですが、日本人のスタッフの方から"ルーブル店限定"であるというロルバーンノートをご案内頂きまして、それ以降は普通にじゃんじゃんと買い物してしまいました。
・・・というわけで「限定」という言葉に弱い人は気をつけよう! 私です(・∀・)ノ
この時、出てからそんなに経っていなかったネオンイエロー軸サファリの中字もうきうきと購入。
(定価で21ユーロだったので、まあ欧州ならではのお買い得価格だったからOK。と思うことにしました。)
レギュラー色の軸でしたら必ずBペン先にしたかったのですが、この軸はMまでしかなかったです。
元祖の、黒クリップ/黒ニブの濃厚イエロー軸サファリが至高であると確信していますが、ネオンカラーもなかなか良いものですね。
クリップのシルバー配色が目にも爽やかで、気に入りました!
このデルフォニクス パリ・ルーヴル店は、ルーブル美術館と地下で直結しているショッピングモールである「Carrousel du Louvre(カルーゼル・デュ・ルーブル)」の中にあります。
○CARROUSEL DU LOUVRE - accueil
デルフォニックスはその中では小さめの店舗なのですが、日本のベストセラー文具から、有名ブランドの高級万年筆までがたくさん並んでいてそのセンス良い品揃えでいつもお客さんで賑わっていました。
このモール、ここ以外にもアクセサリーや玩具や生活雑貨等々、お土産にぴったりのオシャレ小物を売る店が揃っているので、見学ついでにぶらっと歩くにはとても面白い場所です。
ガラスの螺旋階段が入ったAppleStoreも入っていて、ここも大混雑。
フードコートは各国向けの料理が食べられる巨大な空間で、ちょっとお高いですが美味しかったです。
このモールで気をつけるべきは、トイレが有料(5月当時で1人当たり1.5ユーロ)で、その代わり何の店?思うほど装飾に凝った楽しげな空間の一角なので見つけにくいことです。
壁にいろんな絵柄がプリントされたトイレットペーパーがお洒落にディスプレイされているので、それでなんとかわかった位。
(2009年の訪問時はとうとうトイレの場所がわからず、モールを何周も回った後にホテルにとぼとぼ歩いて帰ったのでした。
この時は近いところに泊まったから良かったんですけれど。)
その苦い思い出もあったので、今回はバシバシと利用させてもらいました。
入り口のカウンターで利用人数を言って、バスの料金徴収口みたいな穴に小銭を流し込むと、男女に分けた列に並ばせてくれます。
有料だと知って途中で驚いて帰る人も結構いるので、待機が長すぎて困るという程でもなかったのですが。
しかし世界中のお客が集まる場所ですから余裕をもって入るべきかも。
1回ごとにお掃除の人が個室に出入りしてモップで床を拭いたりするのでこちらも緊張しますが、まあ入ってしまえば快適です。
(1階上がったフードコートのフロアにもトイレがありますが、ここは普通のビル内のトイレという感じで1ユーロもしなかったと思います。
でも衛生的にいまひとつで、便座がなかったりしたのでびっくり。
もちろん、ルーブル美術館内のトイレなら、普通程度には綺麗で無料です。)
ここまでトイレ話ばかりでなんなのですが、このモールでもうひとつ衝撃だったのは、前回訪問では私の買い出しの中心地となっていたヴァージンメガストアが閉店していたことでした。
文具・書籍(特にバンドデシネと呼ばれる分野の欧州グラフィック漫画)・音楽方面と広大に揃っていた良いお店だったのに。
代わりにこの場所にはPrintemps:プランタンの売場が入るんでしょうか、大きな垂れ幕がかかっていました。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」ですっかり有名になった「逆さピラミッド」の広場が真ん中にありまして、これもこのモールの目玉です。
撮ったときは奇跡的に人が写ってない瞬間でしたが、ここに手を差し込んで記念写真を撮る人で、朝から晩まですんごい混雑している場所なのです。
というわけで、ペンスタンドのことだけ書こうと思ってたのにこれまたすっかり観光案内になってしまいましたが、デルフォニクスのルーブル店、行けたらいいなとずっと思っていたので大満足です。
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2013.06.01
BHVで文具もいろいろ買ってきました。(旅にっき)
"パリの東急ハンズ"といえるBHVで、インテリアパーツ売場にうっとりハマっていた件は以前アップしました。
●関連過去記事:BHVで引き出しのつまみを買ってきました。(旅にっき)
それ以外にもコマゴマと各階を見て回って楽しく過ごしたのですが、文具部門も書いておこうと思います。
巨大、というほどの規模ではないのですが「濃い」売場であることに感激。
(・・・というよりこれは一般的文具売場の話で、後から気付いたのですがプロ向けの本格画材コーナーが別の階にあったのでした。)
学生用・事務用・お土産用・モンブラン等高級ブランド筆記具のショーケースという構成。
昨年は1ユーロ100円だったのに、この時点で130円超えしているという通貨事情のため、高額なブランドものを買って帰るのはちょっと抵抗あり。
消費税も(高額品の場合 手続きすればいずれ返ってきますが)20%近く取られるのです。
以下、買ったいろいろなものから、いくつか抜き出してみます。
学生用ノートの棚全面にずらりと並ぶクレールフォンテーヌ社製のノートを眺めると、ヨーロッパのデパートに来たなあという実感が。
カラフルな表紙が一面に続く景色に惚れ惚れです!
そっと開いてみると大部分のノートがSeyès:フランス罫 なことにも興奮しました。(上写真)
横罫や方眼もあることはあるけれど、品揃え少なめ。
●最初の購入体験記はこちら:フランス罫線のノートを買ってきました。
クレールフォンテーヌのノートは今までの旅先の買い物でだいぶ冊数も貯まったし、勿体なさゆえに結局いまだ消化できていないので、今回はすごく我慢しましたとも。
それでもぬかりなく、このサイズ専用ビニールカバー付きで買いましたが。
(名前orタイトルを書く紙片用のポケットが表紙についているところが、学生用な雰囲気で良いです。
ドイツで買った比較的ぺらぺらビニールのとは違って、しっかりしたクリアホルダーのような硬さがある素材。)
"お膝元"な国の売場に来て思うのは、クレールフォンテーヌ社製の紙もの製品の商品群の多さです。
日本ではノートぐらいしか知らなかったのですが。
○Clairefontaine - Fournitures scolaires et bureau
HPにある電子カタログ、440ページを超えるボリュームなのですが、ぺらぺらとめくっていくと(そんな効果音が付いてるんです..)子供用ラクガキ帳やペンケースなどのファンシーグッズから、プロが使う本格画用紙の数々まで、その守備範囲の広さに驚きます。
面白いのでどうぞご覧になってみてください。
横罫のホチキス綴じA5ノート。
ATOMIC SODAというメーカーのもの。
アンティーク風味の、なんとなく日本ぽい(千代紙風な?)表紙デザインのノートが並んでいたなかで、いちばんフランス的花柄のを選んできました。
紙はとてもしっかりしています。
パイロットのカリグラフィ用万年筆、plumixのミニサイズ軸を買いました。
軸色がたくさんあって迷いましたけれど、今回は透明ブルーで。
カートリッジは欧州規格のもので、青インクで2本入ってます。
ペン先はMなのでおそらく1.5mm巾位かと思われます。
日本で売っているペチットワンに雰囲気が似ているところが面白いかも。
●長い軸を購入時の記事はこちら:パイロットのカリグラフィーペンを買ってきました。(PILOT Plumix)
さすが先行発売されたフランスなだけあって、フリクションもたくさん売ってました。
ステッカー類。
ただし、作りが細かくて、立体感やキラキラ光沢なども隙無くきっちり仕上げてあるのはだいたいメイドインジャパンなのです。
のっぺりした素朴さの「外国のシール」っぽいのを、あえて探します。
枠内に文字を書き込めるラベルステッカーも、旅のお土産文具としてよく買うもののひとつです。
ノートのタイトルから箱類の中身表示まで重宝していますので、飽きがこなさそうなデザインで買い足すことにしました。
定番のボールペンは既に持ってるので、BICの鉛筆を。
短めに削られてキリっと尖った2本セット。
3Bは濃くて使いやすそうです。
どこのペン立てでも見かけるような、馴染みやすくてさりげない外観が好きです。
買い物に使えそうなビニールのショルダーバッグ。
わりと大きくて巾50cmくらいはあります。
ファスナーやボタンなどはないシンプルなものです。
マチも約15cmと大きめなので、クローゼット内の物品(小型家電やバッグ類、袋入りの衣類/寝具等。ストックしている空き箱もここにまとめようか?)整理用にもよさそうです。
中に書類ボックスを立てて入れるとノートパソコンや書籍類の一時置きとしても使い勝手ヨシです。
そしてこれ、鉛筆型がかっこよかったので一目惚れで入手した、ファーバーカステルのオンドロというシャープペンシル。
かなり太軸です。
白・黒・オレンジの3色がありまして、どれも発色がクッキリと美しく、ガラスケースの中で目を惹きました。
(特にオレンジの第一印象が良かった。
この色が好きな人には超おすすめな、濃くて美味しそうなオレンジです。)
実は40%OFFのシールが、白軸にポチっと貼ってありまして。
値引き後なら50ユーロ台なのでお買い得なはず。
「むっしゅー、よ、よんわりびきは・・・しししシロだけなんでしょうか?」
というようなことを必死で尋ねる。
理由はわからないのですがとにかく、白軸のみお買い得だったのでした。
輝く白さ!といっていい程にまっしろけなので、定価売りのオレンジ軸じゃなくてもいいか という気に。
六角のカドが手に当たるかと思ったのですが、平らな面も広いせいか全く気になりません。
適度な重量感と太軸なところが手の中でとても安定して、予想外レベルの持ちやすさと書きやすさ!
芯は0.7mmです。
後ろの銀色の部分をひねることで芯が出ます。
ただし、ここは外すことは出来ず、先頭の口金部分を廻して内部パーツごと外に出してから小さい栓を外し、芯の出し入れをする仕組み。
(最初書いてみて、芯が揺れる感じに若干ガッカリしたのですが、このパーツを口金内にしっかりねじ込み直すと固定されてビクともしなくなりました。
ファーバーカステルっぽい、一体堅牢な安定感がよみがえって安堵。)
現在、シャープペンシルは一貫して"濃いめ芯"にハマっているので速攻、手持ちの国産2Bと入れ替えてしまいましたが、0.7mm芯でもそれ以上の濃度が出てくれないかなあといつも思います。
この「オンドロ」は、お揃いでボールペンやローラーボールや万年筆もあるようです。
ということは帰国後に買うものは決まっているな!
と、(心のメモ帳の)Todoリストにしっかりと書き込んでから、買い物を続けた私なのでした。
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○Amazonではこちら → ファーバーカステル オンドロ
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ああ楽しかった。
写真は、今まで数回分の旅先買いにて蓄積したノート。
クレールフォンテーヌだけでなく、Oxford製も混じっています。
半数くらいがフランス罫で、あとは実用性を考えて方眼などにしました。
色味が綺麗で、背を眺めてるだけでうっとり。
・・・などと言ってる場合ではないので、これから気合いを入れて使っていきます。
も、もう買わんぞ!
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2013.05.29
Moleskineサイズの赤い地図帳が大活躍でした。(旅にっき)
2009年に滞在したとき
「こういうの、もしかしたらすごく便利かも」
と、ホテル近くのコンビニで手に取ったのが、パリ市内の道路地図帳。
旅行者向けのおみやげコーナーのような売場で、ラックにたくさん差してあったのを覚えています。
大きさはさまざまですが、どれも持ち運びしやすいボリュームがほとんど。
眺めてみると、路地裏な細ーい規模に至るまでの全道路(!)の名前がビッシリと、網目状の地図の中に極小の活字で入れてあり。
これまた目がちかちかするほどコマカい索引ページからは、道名から地図ページ内の位置等、各情報が参照できるようになっているのです。
パリは通りの名前がそのまま住所になっているし、街を歩いているとしょっちゅう、道路名を表示する(濃青地に白文字プレートの)看板が目に入ります。
観光用向けの書籍だと、代表的な大きめの通りしか名前が書いてないのが普通。
それでたいてい事足りるからなのですが、端から見てもいかにも「地図を拡げて困ってる観光客」ふうだし「いま自分はどのへんを歩いているのか?(現在地を知りたい)」という状況のときに苦労することも。
ガイドブックの付録マップより地図帳のほうが役立つのでは?
・・・ということに気付いたのは、前回ようやく単独街歩きに慣れてきた最終日にも近い頃だったので、なんとなく後ろ髪引かれつつ買わずに帰ってきたのでした(日本で使えないし)。
今回は、なんとか探して早いうちに入手し、日々の行動に役立てようと思っていました。
日本で手に入る似たような感じだとMoleskineのCityNotebookがあるのですが、パリ編は軒並み品切れでした。残念。
上写真の赤い地図帳は、前に記事にした(一日中入り浸って買い物していた)BHVの書籍コーナーにあったものです。
「うおぉ、なんとお洒落な!」と感動。
ビニールカバーの表紙にでかでかと"Plan de Paris"と記された、いかにも「地図です!観光に使ってね!」と主張する装丁の地図帳しか今まで見たことがなかったのですよ。
サイズは、おそらくそれを狙ったのかもしれませんが、Moleskineのポケットサイズと全く同じ。
やはり同じように紙製の帯が巻かれていて。
(それはトラベラーズノートのカバーに有り難く使わせてもらいました!)
なんとも目立つ黄色いゴム紐付きなのですが、これはキツめについているので、表紙まで掛けずに裏側でそのままにしておいてもダブつきません。
紙製ですが、綺麗なツヤのあるクロコ押しで、作りは板のように硬く丈夫。
オレンジ色の栞紐も付いてます。
Parisと下のほうに型押しされている以外は、まるっきり普通のメモ帳に見えるところが良いじゃないですか。
Blay-Foldex社のもので、2013とあるので毎年改訂されているのでしょうか。
Blay Foldex - Cartes - Plans - Guides - Paris, le plan de Paris Chic 2013 - Couverture Rouge
ちなみに、黒もありまして、これは更にMoleskineソックリ度が高まったデザイン。
(赤版と違って、こまかいシボ模様が型押しされている。ゴム紐も黒色。)
本文用紙も、図鑑に使われているような厚く光沢のあるもので、使い込んでしわしわになるというのはあまり想像できない。
うんと細かい図版や活字も明瞭に読み取れる印刷も高品質で満足です。
roganにはすこし、つらいけど。
上写真 左側:索引ページ。
ブロック分けされた地図内での記号表示(A-1 みたいな感じ):地区番号:通り名:最寄り地下鉄駅orバス停
の順でずらりと並んでいる。
自分の現在地がわからないときは、2つの道が交差している地点を調べて参照すればよい。
(と、口で言うのは実に簡単だけど、表紙がつるつると汗だくになるような迷子状態も経験しました…)
右側:メインの地図ページ。
印刷ぎっしり。どんな細い道にも名前が付いてるんだなあ…
ページ右上の赤いエリアが地区番号なので、これを目安に開く。
施設名・地下鉄駅・Vélib'(←貸し自転車)ステーションの位置なども書き込まれています。
上写真 左側:市内の地区分け地図。
1〜20区まで色分けされています。
地図のページも地区ごとになっているので位置関係を参照できます。
ちなみに、今回の宿泊地は、17区(凱旋門のちょっと上のほうの区域)でした。
ルーブルなどは1区にあります。
右側:地下鉄路線図。
この狭い面積に詰め込みまくっている活字が意外と見やすい。
路線と乗り換え駅と終点駅(上りか下りか)をおさえておけば、わりと自由自在に行ける感じです。
乗車中もここをチラチラと眺めつつ、たいへんお世話になりました。
ちなみにメトロの切符は完全に均一料金。
自動改札で、最初に入るときだけ機械にくぐらせて、バーを押してホームに入場します。
ここを豪快に飛び越えていく駄目な若者も目撃したなあ。
回数券的に、10枚づつのセットで買うこともできます。
(券売機はクレジットカードも使えます。)
2009年に購入して余っていた切符も今回問題なく使えたのにはびっくり。
裏側の磁気が消えるようなことにならなければ長期といっても限度はあると思うけど大丈夫みたい。
今回も数枚余ったけれど、次の使用機会はあるのだろうか?
保存しておこうと思います。
なおこの地図帳、巻末には、パリの主な施設の住所録一覧や、バス・長距離列車の路線地図もついてます。
数ページですがメモ欄もあり。
今年の年号がついてるので毎年改訂されるのかもしれませんが、とりあえず路地名がいきなり変更されたり、道が増えまくることもなさそう。
メトロの切符と一緒にずーっと大事に持っていようと思います。
---
道路標示看板は、基本、この配色と形状です。
ちゃんと写ってるのを探したら、これくらいしかなくて…。
こういうプレートがすぐに目につくので、今どの通りに立っているかがわかるわけです。
この写真のは、ルーブルの中庭といえるチュイルリー公園を横切るGeneral Lemmonier大通りのスフィンクス像。
道の名前を索引から調べて地図帳を辿っていくのって、記憶が蘇ってなかなか楽しいものだ。
と、今になって気付きました。
もっとたくさん撮影してくれば良かったです。
これも次回の課題としましょう。
(道沿いの建物はかなりたくさん撮りました。
ヨーロッパ特有の、バルコニーの鉄格子や壁の装飾デザインに、とっても心惹かれたからなのです。
だいたいほとんど二階以上を見上げて、クルクルした唐草模様を写したアングルばかり。
なので今、西洋の文様歴史を調べ上げたいブームが私の中にドーンと来ています!)
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2013.04.17
ペーパーナイフを使い始めました。
つい最近買ったのですけれど、コクヨのペーパーナイフが良い感じ。
今まで、同じ用途でミドリのレターカッターひとすじで使ってきましたが、万能(旅に持っていけるサイズなので、トラベラーズノート貼り用のスクラップ素材作りにも最適。)である反面、
小さなカッター刃を1枚だけ内蔵している構造なので、切れ味の低下で定期的に買い替える必要が。
↑ といっても、私の場合はそんなに頻繁じゃなくて、年単位くらいの間隔で、だけど。
●関連過去記事:トラベラーズノート、ブレーメン編できました。
家置きだけでも、もう少ししっかりしたのが欲しくなったのは、封筒の開封以外にも、意外と「(折り目に沿って)紙を切り裂く」用事が多いからなのです。
ミスプリント紙の裏をメモ紙に転用したりとか、メールを縮小印刷してノートに貼るとか。
(昔から制作方面の仕事メールは、先方のこまかい説明や現工程のやりとり状況がアナログ環境でも眺められるように、専用ノートを作ってスクラップしておくようにしてるのです。これも失敗プリント紙の裏面活用。)
この新しいペーパーナイフ、1000円未満のお買い得さとAmazon上での評価の高さにへぇ〜となってお試し気分でポチってみたのですが。
ほどよいズッシリ感と、このシンプルすぎるデザインでもよくわかる質の良さ。
届いてびっくりであります!
刃物というほどではないので怪我するような鋭利さではないのですが、折り目に差し入れると、必要十分にスパっと切れる気持ちよさ。
(段ボール切りのような鋸刃ではないので、粉っぽい紙屑も出ない。)
貝印のロゴとJapanの文字が入ってるのもお気に入りポイント。
うちの、同社キッチン鋏は日々大活躍してまして、これの"1本になったとき"とペーパーナイフの金属の感じがそっくりなんですよ…
●関連過去記事:分解できるキッチン鋏を買いました。
持ち手の黒いところは(遠目のパッと見では!)革っぽくもある樹脂パーツなのですが、これのおかげで握ったときのヒンヤリが避けられることや、手のひらへのステンレスのカドの刺激が和らげられているのもなかなかの工夫かと思います。
余計な装飾が一切無い実用本位さで、まさに事務用品といえる地味デザインではあります。
しかし不思議とラミーのペンなどと並べておくと、近い雰囲気の美しさを感じるのは何故でしょう…
ドイツの人も気に入ってくれそうな気が。
そんなわけで自分用以外にも、郵便物開封の場であるリビングルームにも常駐させるべく2本目購入予定です。
気をつけたほうがいいかなと思う点は、
・刃物未満とはいえ部分的な薄さと重さはそれなりにあるので、落下や摩擦の勢い次第では流血の可能性があり。
置き場所に注意しつつ、小さなお子様からも遠ざけたほうが。投げると武器化します。
・ペン立てにざくっと立てておくつもりでいるけれど、傷ついて困るような筆記具とは一緒にしない。
・サイズから言って、小さな紙片をこまかく切り裂くのは無理なので、用途によってはレターカッターのような刃物系との組み合わせは必要になるかも。
○コクヨ ペーパーナイフ(連続伝票用) HA-302
↑ Amazonで買いました。三桁値段なのに送料無料。
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2013.03.14
「Casa BRUTUS」の文具特集(4月)号も読みました。
インテリアとか建築方面の雑誌だと思っていたのですが、今回は文具の特集ときいて、こちらもホクホクと注文しました。
○Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2013年 04月号 ← Amazon
全ページのなかで半分強が文具関連に割かれているのですが、非常に内容が濃くて大満足であります。
しかも雰囲気がお洒落!
「あの人の筆記具」という特集がとても読みごたえありましたよ。
単純な商品紹介よりも、「あの人(他の号でも何度か見かけたことのある、主にクリエイター職の方々)は普段これを愛用している」を中心にした構成で。
他人様の机の上やノートの内容やペンケースの中身を知りたい人には一見の価値ありです。
20人それぞれの、使い込まれたり、たいせつにストックしてただ眺めているだけでも楽しいという文具は、メーカーも国内外いろいろで。
旅先のスーパーにでも売っていそうな気軽な価格のものも多く、お揃いで使いたくなってきます。
ポストイットに漫画を描いたり、無地のツバメノートを大量にとっかえひっかえ使う方法など、興味深い発見も多し。
そして、私の本棚にも数年前から並んでいる「文房具を買いに」「なにを買ったの?文房具」の最新バージョンとして、「片岡義男の文房具を買いに 2013」が掲載されてまして。
今回も「ふらっと思いついてドサっと買ってとにかく積んでみました」という感じの、ノートやペン達の写真は健在だったのでした。
どう使うのか今のところわからないし実際は使わないかもしれないんだけれど、びっしりと書き込んでみたいという気持ちを起こさせてくれるから惹かれる。
・・・という極力淡々とした(しかし文具マニアなことは隠せない深さを保つ)文体にも再会できました。
ジャケットの胸に差すのなら、「阿呆にしか見えないポケットチーフとやらより、定規のほうがはるかに好ましい。」
って、いいでしょ?
これ、連載してくれないかなあ!
●関連過去記事:「なにを買ったの? 文房具。」を読みました。
パリのセレクトショップ「メルシー」が選んだお気に入り日本製文具の特集も楽しかったです。
(ここのお店、パリへ行く機会があれば是非買い物に行きたいです。マレ地区にあるらしい。)
フランス先行発売の歴史があるフリクションやショットノートを褒める一方で、ハリナックスは紙へのダメージがあるからちょっと受け入れ難いとか、クルトガは真価がわかりにくい…いう彼らの意外な不満点も、他国の人の視点を学習できて衝撃だったのでした。
あと、ヴィトンの文具専門店もフランスに登場したときいて、これもまた「いつか行ってみたいところ」としてフセンを。
店内写真がかっこいいのなんの。
最近急激に、思い出したようにラミー2000のメカニカルペンシル(7年前に購入した0.7mm芯仕様)の使用度が高まっている私としては、「ラミーの秘密」も楽しく読むことが出来ました。
シャンパンゴールドの新色アルスター欲しいです!
というわけで、一貫して、文具はとにかく道具である。ということを気付かせてくれる(モンブラン149もBiCのボールペンも同列に、丁寧に撮られ語られている)よい雰囲気を味わうことができました。
自分も真似して(またヨーロッパなどに行くことがあれば)こういうカッコいいのを買ってきたいなー!というページにフセンをつけていたら、ひらひらといっぱいになってしまった今号です。
そういえば私、Macをメイン環境に据えてから半年弱、1日単位用のTodoリストはOS標準の「リマインダー」を結構愛用してたんです。
「メモ」なんかもそうだけどiCloudで同期できるってホントに便利だなあと。
・・・しかしいつのまにか再び昔のように
”日付スタンプを押したノートへ毎日箇条書き” へ戻ってしまいました。
どう考えても、あらゆる面で便利なのはデジタルでやるほうなのに!
紙へ書く、あの感じがないと寂しい。
という理由しか思いつかないんですけれど。
アナログ道具による不自由から生まれる負荷も、人生の上で大事なんですよきっと。
とカッコいいことを言ってみます。
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2013.03.13
「趣味の文具箱 25」を読みました。
最初の号を買ったのはつい最近のような気もしてましたけれど、なんとこれで25刊目。
全部もってる自分もすごいなー
○趣味の文具箱 25 ← Amazon
表紙の写真が美しい!
モンブランのファンとしては、これ眺めてるだけで白いゴハンがおかわりできそうです。
「死ぬまでに絶対使ってみたいペン」特集とのことで、定番な名品もたくさん掲載。
図鑑的に楽しく読むことが出来てなかなかの満足度です。
この『趣味の文具箱』が創刊されたくらいの時代ちょうど、私の万年筆への興味も「そういえば学生の時使ってたなー」という感じにフッと湧いてきたのでした。
初めてこの本を買った頃はサファリにコンバーターを付けるワザ(?)を覚えたばかりの初々しい段階。
モンブランやペリカンの特集にフセンを貼りまくりながら「いつか買うわ」と、ページの端がしなしなするほど眺めてました。
・・・という記憶が、今号、原寸大の146+149の写真がドーンと載ってるページをひらいたときになまなましく蘇った次第。
(年月を経た今は、実物をページに押し当てて「おおホントに同じ大きさだ」とニヤニヤするくらいにはなりました。
そうそう、ペリカン800の原寸大ページも。)
きっとこの記事は、今にも買いそうに決意している人にはたまらない吸引力があるだろうなあと思います。
ヴィンテージ含む名品から新発売のペンまでぎっしり掲載されているので、次に欲しいものを頭の中で確保するにはちょうどよいカタログとして使えそうですよ。
モンブランもペリカン(のそれぞれ1本目)も、だいぶ以前にめでたく達成されたわけですが、"これで終了"とならないのが万年筆の沼の深みだなあ。
いつのまにかいろんなペンがどんどん増えていって大変なことになりつつあります。
一生モノが何本になったら満足するんでしょうか。
昨年、春に中屋のミュージック、秋にペリカンのルビーレッドを買ってしまったので。
今年は大物買い(に限って)は自重の予定だよ...
大特集されている茶縞ペリカンも、800型だからまあなんとかこらえてスルーしましょう。
(800は金ペン堂チューンの緑縞EFがあるから、もうこれで完結な感じ。
コンディションは全く文句なしだけれど、軸重量がもうすこし軽い方がいいなあと思う時もあるのです。
だから、コンコルド広場、ルビーレッドときて、またステキなのが出たら600型で。と考えてます。)
●関連過去記事:
・ルビーレッド色の万年筆を買いました。
載ってる新製品で気になる(というか買うだろうなの予感)は、やっぱりプラチナのシャルトルブルーかな。
ブルゴーニュがとても良かったし、あの濃青軸にターコイスなどの空色系インクを入れて細字で。とかなんとか妄想中。
↑最近また個人的細字ブーム到来なのです。
●過去記事:ブルゴーニュ色の万年筆を買いました。
巻頭、小日向さんの東京ステーションホテルの旅情あふれる机仕事の記事はうっとりと読ませて頂きましたが、「なんと!」と思わず声に出た解説がひとつ有り。
ステッドラーの2mm芯ケースに入っているアレ(短いパイプ状の部品)が、芯ホルダーのノックボタンとして付け替え用のパーツだったってことですよ。
コレは一体なんだろうなーとボンヤリ思っていた数年。
嗚呼、ようやくスッキリしたのでした。確かに便利だわ。
というわけで、今号もオススメです。
各デパート恒例の文具祭りイベントも盛り上がる春の読み物として、ぜひどうぞ。
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2013.01.11
無印の仕切り箱がペン収納に好適(その2)
無印良品のアクリルケースや、専用の仕切り箱をそれぞれ(または組み合わせて)小物整理に使ってる方は多くいらっしゃるかと思います。
各種文具収納用としてなかなか高機能である件は、今までの記事でも何度か書いてきました。
2007年のものですが、下記事を(その1)とします。
●関連過去記事:無印の仕切り箱がペン収納に好適。
↑
これ、最終的には4つ購入して机の天板下引き出しに格納。
(記事当時より中身・収容本数ともに今はだいぶパワーアップしてますけどこの場所)で威力を発揮しています)
中程度規模軸:モンブランなら146、ペリカンなら800まで:ぴたりと並ぶ便利なサイズだったのに!
もうこの仕様のは売ってないんですよ…
仕切り壁の位置がタテヨコ逆のものなら生き残ってます。
間違ってコレ買ってきて、あとから呆然….
そして、最近買って気に入ったのが、この仕切り箱。
○アクリルメガネ・小物ケース用ベロア内箱仕切 | 無印良品ネットストア
もちろん当初は眼鏡置き用に買ったんですが、このメガネはいわゆる初期rogan向けなので常用でなく、机上での読み書き時など限定でつけるもの。
蓋がついてないこういうメガネ皿みたいなのがあると何かと便利な気がして。
シンプルすぎる形状なので500円は意外と高い?とも思ったのですが、大きさピッタリだし、四方の壁も高くベロアのふかふかな毛足で耐衝撃性もじゅうぶん。
ディスプレイの脇など小さな隙間にも置けてなかなか使いやすいし、視覚的にも邪魔にならない。
めがねっこ(めがねおとな)の皆さんには是非おすすめなアイテムだと思います。
でもとりあえず、いつものように万年筆も格納してみましょう。
・・・とやってみたらこれがまた!
モンブランの149や中屋のポータブルなど、長めの軸のペンが誂えたようにぴったりとはまる。
しかも、これらを2本並べても触れ合わない程度に安全な横幅は有りで。
(毛足のある内部なので、多少揺らしても軸が転がることはありません。)
"歯ブラシ立て"がカジュアル筆記具1本用ペンスタンドだとしたら、こちらの"眼鏡トレイ"は大事に守りたい高級ペンの「1本(最大で2本)置き場」ということになりましょうか。
●関連過去記事:歯ブラシ立てをペンスタンドにしてみました。
転用度の高さ、さすがだ無印。
というわけで、本来の眼鏡用にも惜しみなく使いたいので、2箱目を入手したばかりです。
コロリと1本、149(洗浄後長らく休ませていたFペン先が急激にお気に入り中!)を寝かせ、手帳やノートパソコンとともに日当たりのよい部屋へ移動したり。←こういうのなんていうんですか、家庭内ノマド?
普段からの「手元の1本用ペントレイ」としてかなり便利に愛用しています。
現在、売り場に行くたびにうぅむと思ってるんですけれど、このベロアの仕切り箱が引き出し内に1個づつすっぽりと収まるアクリルのケース。
○アクリルメガネ・小物ケース | 無印良品ネットストア
4段のタワーのように縦にするもよし、参考画像をみると横にも重ね置き出来そう。
クリスマス用と称して、この引き出しに赤や緑のベロアを使った限定色の仕切り箱が既にセットされたものも売ってまして。
結構欲しくなってホホゥ(これにペン並べまくったらすごくいいかも)と眺めていたのでした。
まだ残っているお店も多いかも。
無印雑貨に発生しがちな「いつのまにか廃番」の悲劇をここで味わいたくないので。
とりあえずこのふわふわな仕切りだけでも!めがねユーザーの人数分と、体格の良いペン達の収納用に、もう少し買っておこうかと思ってます。
●関連過去記事:
記事内で、商品名から無印のストアへのリンクは(既に廃番等の理由で)該当の商品ページが存在しない場合があります。
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2012.11.18
「DAILY PLANNER EDIT―毎日をクリエイティブにする「1日1ページ」手帳術」を読みました。
先日、「おおー可愛いよね」と、ぱっと見のノリで購入したエディットのB7判の手帳。
●関連過去記事:エディットの手帳(小さいほう)を買ってみました。
先日の記事を書くにあたってぺらぺらとめくって眺めているうちに予想以上のレベルで気に入ってしまい…。
いまや、来年コレをどうやって使おうか?という妄想がけっこう楽しいのですよ。
公式ガイドブックも出てると知ったので、こちらも購入してみたのでした。
●DAILY PLANNER EDIT―毎日をクリエイティブにする「1日1ページ」手帳術 ←Amazon
お馴染み「ほぼ日手帳」ガイドブックのほうは、(ほぼ日自体を使わない年でも)わりと毎回買ってるかもしれません。
手帳の形でなくとも、日付を入れてノートに一定量メモを書き込む習慣はずっと続けているので、豊富な実例集がかなり参考になるのです。
エディットも1日1ページ手帳ですから、基本的に従来のほぼ日ガイドブックと似たような方向性の内容なのだろう…と勝手に予想していましたが。
しかしやはりここは独自カラーを出していて興味深いのです。
以下感想メモ。
・文筆業やデザイナーさんなど、クリエイター寄りの職業の人が実例に多い(ような気がする)。
ほぼ日手帳のような、生活密着型な実例とあまりバッティングしないようにしてるのかな?
・そういう人達の、日記兼仕事アイデア帳としての使い方が(さりげないけどこなれたイラストが各所にさらりとはいっていたりして)とても面白いし、参考になる。
・大量に貼りこんで太らせるとかスケッチブックばりに多色なものよりも、地味めだが密度のある(書き込むことで頭の中を整理している)系統の実例が多い。
エッセイ用の観察ネタを、シンプルな絵付でびっしりとページ全体に書き連ねている、しまおまほさんの使い方が面白くて好き。
・付箋やステッカーなどのプラスαなアイテムづかいも、綺麗で見やすい実例が多いところに文具メーカーとしての心意気を感じる。
マンスリーインデックスはノートにも使ってみたいなぁ。
・表紙カスタマイズ例がアートでそのまま売り出せそうな完成度のものばかりで、見入ってしまった。
やわらかさを生かしてスープルの合皮に押す、凹んだ活字の質感がかっこいい。
・さりげなく手帳といっしょに写っている筆記具がどれもお洒落で使いやすそう。
(使用者の職業柄こういうセンスになるのか、編集上あえてコーディネートしているのかはわからないけれど、手帳内容と同じくらい凝視してしまう。)
真似して買ってみたいのが何本もあり、この方面も参考になった。
・自分は方眼より横罫レイアウトのほうが好きだなあ。とあらためて気付いた。
エディットは幅がこまかいけど、横罫なせいで紙面での視界が明るい。
存在感は限りなく少なめのドット罫線なので、文字+イラストの混在書きもスッキリと見える。
・・・というわけで、私自身の「こんな感じの手帳にしたい」様子に近いものが非常に多く、相性が良い内容だと感じました。
今年いろいろと買い込んだ手帳特集誌のなかでは、長く読み返しつつ活用できそうな、数少ない”当たり本”の1冊と言えます。
この手帳特有の使い方指南のような内容ではなく、あくまでも、”日々の考えや行動を練る道具”としての実例が淡々と並んでいるだけなので、全体的な雰囲気は落ち着いていて大人な感じ。
あえて、ほぼ日愛用の方が読むと、デイリー手帳づかいとしての新しい切り口が見つかるだろうし、現状の私のような「普通のノートに日付スタンプ」派にも同じくおすすめです。
手でこまかく書き入れることの楽しさに今さらのように気付くことが出来る、実に有益な手帳本なのでした。
しかしまあ当然のことながら、エディット本体を使ってみたくなる、読後の副作用は覚悟しなければならないのね....
「レギュラーサイズのB6判も買っちゃおうかなあ」という物欲がむくむくと。
モバイル的に取り回せそうなB7との、大小併用も面白そうじゃない?
(特にHow toは解説されてないけど、そんな感じの写真も掲載されていたし)
・・・とかなんとか余計なことを考え始まってます。どうしようかなあ。
大判デイリー手帳を使うことの欠点は、手元に買い置きしてあるたくさんのメモ帳やノートの消化率が激減するということであります。
全く個人的な事情ではありますが、これはこれで大変困る。
この秋冬は珍しく、手帳に試行錯誤してみたい欲があるということは、自分の中になにか前向きな変化があるのかもしれない。
と、いいほうに考え中。
もう少し検討しつつも、試す可能性は大なのです。
(・・・さて、カバーはどれにしようかね?)
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2012.10.15
「ノート&ダイアリースタイルブック Vol.7」を読みました。
買いました。7年目!
○ノート&ダイアリースタイルブック Vol.7(Amazon)
いつも9月早々から手帳買いの話で(頭の中が)盛り上がっているはずなのですが、今年は諸々バタバタしていたせいか「忘れていた」に近いレベルで、店頭偵察は完全に出遅れています。
本誌上で初めて知った商品が多すぎる今回であります。早く都会に行きたい!
以下、おすすめなページのメモ。
●谷川俊太郎さんの創作ノート
手書きの字を見たのは初めてかもしれないです。
予想外に、いまふうで可愛らしい(そしてスッキリとして読みやすい)字を書かれるのだなあ!と思ってしまいました。
ひらくたびに、拡大写真をずーっと眺めています。
●小日向京さんのスマイソンパナマノート(の山)
うおぉ。ずいぶん増えたのですね。と、写真に釘付けに。
書くことへの想い、共感しました。
●[以下、ノート&ダイアリー大図鑑 内]マークスのエディット
ほぼ日手帳対抗馬として以前から気になっていた存在だけれど、60種類もあるとは…
いちど使ってみたい。特に、B7の小さいのが非常に惹かれます。コロっとした存在感がいいねー
●ミドリのMDノートダイアリー
日付が空欄なのも含めて自由度の髙いレイアウトが好き。これも以前から気にしている手帳。
●ほぼ日手帳の英語版
懐かしい。元祖のほぼ日も創刊当時こんなレイアウトだったんだよね…。
(いずれ、ユーザーの要望やらが重なってごちゃごちゃしていく前に買っておこうかな?と思わずにいられない。)
表紙のデザインが素敵。ソニア・パークさん発のプロダクトとしても興味あり。
●LIFEのレノバーノート
これも表紙の雰囲気が良い感じ。A5版8mm横罫のが欲しいなあ。
●PTMのA5ノートカバー
古地図柄が格好いい!太軸のペンが入るホルダーも使いやすそう。
ここのブランドは革質も素晴らしいのです。
●アシュフォードのルガード
これは是非、店頭で実物を見たい美しい革ですね。
システム手帳は今のところあまり使わないけれど…A5のダイアリーカバーがあるのかー!><
●ロディアのロディアラマ
「開き」の具合がよいならば欲しい…色が綺麗で可愛い。
●実際のノート使用例(6人)
皆さんどれも素晴らしい!「こまかい字でひたすらビッシリ」という使い方に長年憧れが。
振り返ってみて、自分はまだまだ揺らぎがあるなあと思うわけです。
辞典編集者の方がお使いの、ダイゴーのトッピングノートは、好きな写真が表紙に仕立てられていいですね。
(時々twitterでお話しするのですが、私はこの方がぽちっと描かれる可愛い犬猫イラストがとても好きなのです。誌面の手帳にも登場しててウフフとなりました。)
●どうぶつポケットふせん
派手すぎる!と思ってたけど実はその点がかなり重宝した普通版の蛍光イエローが使い終わる所なんですが。
ここに載ってるパンダがおそろしく可愛い。これは(買わないと)まずい。
●カランダッシュ849ボールペン ラポヤ
久々、欲しい模様の849が出たな〜!とテンション上がり中。
●SOLAダイアリー&ノート
来年の手帳、買ってみたのです。おそらくクオバディスと交代候補になるのかもと期待しています。
余計な指紋をつけたくないので(?)まだちらっとしか触ってませんが、使い始めが近くなったら、ここの更新で、また!
一読の感想はこんな感じです。
とにかく知らないモノが多かったので、興味津々でたいへん楽しく眺めました。
フランスに引き続き、ドイツでも非常に安かったので、またクレールフォンテーヌのノートいっぱい買ってきたんですよ~。使うのが楽しみで!
「欲しい」と実際の消化スピードが全く噛み合ってないため、その他どっさりと未使用ストックがある現在、どこまで物欲を我慢できるかが(←いつものことですが→)この秋冬の課題ですね。
手帳も、あと2冊くらいは、"はずみ"で買ってしまうであろう予感にびくびくしています...
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2012.09.22
無印の収納小箱を組み合わせて机上整理してみました。
先日の歯ブラシ立て(だけどペン立てにしたモノ)を買った時、いっしょにレジに持って行ったのがこれらの箱系収納製品。
無印良品の白色半透明ポリプロピレン素材の収納商品は以前から好きで、引き出し内の仕切りや小物整理箱として、台所や書斎で着々と増加中です。
なにかと廃番になるサイクルが速い印象のある無印ですが、とりあえずこれらのPP製品は息長く続いているものが多くて有り難いのです。
と、ここにきて完全に無色透明であるアクリル製品群も売り場占有率が大きくなってきていることに気付きました。
きらきらしてて、お店の什器のような佇まいがとても綺麗ですよね〜
これは、素材にかかわらず非常に使いやすそうなサイズだと思ってまず手に取ったのが、「アクリルレタースタンド」。
○アクリルレタースタンド 約幅5×奥行13×高さ14.1cm
小さめのファイルボックスと言うべきか、いくつか並べて使いたいくらい。
その名の通り、手紙類を収めるのにちょうどいい感じなのですが、A6(文庫版)程度のものが余裕をもって入る奥行き。
アクリルの厚みを抜くと内寸で奥行き12cmですので、カバーを掛けた手帳や読みかけの文庫本なども具合良く収納できると思います。
私の場合は、山形クリップで束ねたメモ用紙の定位置とするのに実に丁度良く、取り出しやすい縦置き具合といいまさにどんぴしゃで、うっとりしているところです。
基本、ミスプリントしたA4の裏紙を四つ折りにしたものを使っているのですが、要らなくなった情報カード(裏側利用)、途中で挫折して白紙状態になった手帳の再利用(質はいいのにもったいないから…何年か前のほぼ日カズン後半をバラして作った「トモエリバーの高品質メモ用紙」もまだ結構ストック有)等々。
いろんな紙がだいたいA6程度のサイズになって束ねてあるので、試し書きなども時々楽しくやっています。
機能上はこれで十分すぎるので、まだポスタルコのスナップパッドが買えないでいるのだよね〜
そして、「アクリル小物スタンド・小」もきっと使い道があるだろうと思って買ったわけです。
○アクリル小物スタンド 小・約幅88×奥行88×高さ95mm
これは、二段式になってるペン立て的デザインのシンプルな入れ物ですが、前列が低くなっていてなにかと便利そうな予感が。
(というか、売り場の見本を使って前列に自分のiPhoneを入れてみたらイイ感じ…)
写真にうつってるのは携帯電話型電子辞書なんですが、まあこういう感じの小型携帯端末にとても合うスペースですよということで。
●買った時の記事:あの携帯そっくりな電子辞書を愛用しています。
後列のスペースには、多色ボールペンやシャープペンシル、定規やホチキスの針抜きなどの、”普段多用事務系(廉価)”群を放り込んでありまして、これも手が伸ばしやすくちょうどいい置き場所がみつかりました。
白いポリプロピレンの箱に入れ子にしてありますが、たまたまウチで未使用状態になっていた買い置き品。
メイク用品向けなのでカドの丸みが大きいのですが、さまざまなサイズがあって組み合わせしやすいです。
○PPメイクボックス・1/2横ハーフ (V)約150×110×86mm
ご覧のとおり、Moleskineのポケットサイズが立てて並べられる奥行きなんですよ。
アクリルはあまりにも透明すぎるので、不揃いな形や色のモノを詰め込んでしまうとそのまんま雑な感じが経年のホコリごと透けて見えるところが欠点と言えば欠点かなあ。
(webの宣伝写真などはとても整然としているけれどね。)
だからこうして半透明PPでカバーしちゃうのもアリじゃなかろうか?と自己満足。
というわけで、これらのセットはパソコンのディスプレイ脇ぐらいの壁ぎわ位置に置いて便利に使用中!
長年使うかはわからないけれど、なにかと「ちょうどいい」ってところが無印良品の樹脂収納アイテムの良さだと思います。
組み合わせを替えて、全く違う用途で再利用できるところも好き。
まだまだ机上スッキリ計画は道の途中ですが、少しづつ片付いてきましたよ!
くれぐれも箱ばかり増えないように気をつけたいですが、好きだからいろいろ買っちゃうんだよなあ…
※記事内では無印のネットストアの各商品ページにリンクしてありますが、数ヶ月以内に先方のサイト更新などでURL先が切れる可能性があります...
各製品にはレビューも付けられるようになっていて、いろんな人がユニークな使い方をしているのがわかるので収納小物のページは読むのが楽しいです。
●関連過去記事
・机の上のコモノ箱。
・東京で買った文具のこまごま。(ボストンノートと寄木定規)←上写真内の定規はこの時に買いました
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2012.09.13
歯ブラシ立てをペンスタンドにしてみました。
無印良品をうろうろしている時に見つけたコレ、歯ブラシ用なんだそうです。
どなたかの写真投稿でこうして使っているのを眺めて、格好いいなーと思ってました。
つるりとした質感で、大きさの割にけっこう重めの白磁製。
300円というお買い得さも素晴らしい…。
●白磁歯ブラシスタンド 1本用 約直径4×高さ3cm | 無印良品ネットストア
底があるわけでなく、ドーナツ状なので(確かに洗面所に置くには相応しい仕様。洗いやすいし。)
机上で使う場合は、なにか塞ぐものがあったほうがいいかもしれません。
つまり、裏に貼ってある品名シールはそのままにしておいてもいいんですけれど…
粘着面もそのままなので、差したペンの頭が微妙にくっつきます。
私はいったん剥がして、底の空き場所には丸いシールを貼り合わせてみました。
机にそのままコツっと当たるのが気になる時は、底にクッションになるようなものを貼る(詰める)のが更に良いかも。
ペン皿も持っていますが、
サッと取り出せる角度で「今使ってる1本」専用の場所があるのは、なかなか便利だと気付きました。
しかし忘れていけないのは、歯ブラシ用だということ。
支える位置が低いので、重い・長い軸を置くにはちょっとしたことでグルンと揺れて不安定になりがち。
くれぐれも、重心・重量・倒れた時のダメージをよく考えた上、ここに置く筆記具を選びましょう。
(サファリなどのカジュアル万年筆は軽いから扱いやすいです。
白い台座に派手な軸色が映えてスッキリといい景色です。
あと、頭がたいらで重いインジェニュイティはスリムだとキャップを下にしたまま差し込めます。
パール白軸だとデスクペンのセットみたいにしっくり。)
●購入時の記事:パーカー「インジェニュイティ」を使い始めました。その1
私の場合、日中は特に、事務仕事用のボールペンを差しておくことが多いです。
写真はパイロットのタイムラインです。この夏だいぶ使ったので芯交換したばかり。
●購入時の記事:「タイムライン」のボールペンを買いました。
太軸のほうがまっすぐ立って安定するので3色ボールペン等、いつもお使いの多機能ペンも相性よいですよ。
ちなみに、穴の内寸直径は約20mmです。
万年筆ならば、「筆記中のキャップ立て」として使うのが意外とおすすめ。
モンブランの149やペリカンの800用までもがぴったりと収まって贅沢な気分になります。
本体を立てるのは…あまりにも頼りない。怖いからやめときます。
現在、自分の机まわりの模様替えをちょっとづつ進めてまして、なるべく無駄なモノを置かずに広々カッコいい視界になるよう頑張ってます。
(文具がどんどん集まるので、それは、とても・とても!難しい。)
先日の旅の準備以降、無印に通ってコマゴマ買い集めたので、そのあたりのネタも今後いくつか続けます〜。
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2012.07.10
「愛しの文房具 no.2」を読みました。
"雑貨系お洒落文具店"は、こんな田舎でも近所に何店か進出してきている(たとえばniko andなど...)ので、通りがかるたびにふらっと偵察する習慣がついてしまいました。
Loft含めて、どの店にも必ずあるのはロディアとロルバーンノートだ!
というわけで、結構今どきの文具は把握してる気でいたのですが、この本によって、まだまだ未知な世界があると思い知りました。
●愛しの文房具 no.2 ← Amazon
年に一度の総合カタログ(?)みたいな感覚で読んでます。
「事務用品」ぽい方面とは一線を画した、より可愛く・洒落て仕上げてある文房具製品群の特集本、と考えてよいと思います。
それにしても、大人も使える「可愛い文具」って、ここ数年急に増えてますよね?
誌面がとてもにぎやかで、いつもながら、脳内疑似買い物の充実感で満たされました。
今までの文具本と欲しいもののリストがダブっている可能性はかなりありますが、以下、付箋をはさんだページ。
○ミドリ インデックスクリップ(トリ柄とアヒル柄)
紙製の質感が良い感じ。手帳のしおり代わりに使いたい!
○マスキングテープ(mt:図鑑柄)
最近Garden柄を買い足したばかり。相変わらず飾ってるだけなのだけど、このアンティーク調の図鑑柄も各種積みたくなってきた...
・関連過去記事:マステ使いはじめました。
○マークスとトラベラーズノートの旅情満載新製品(航空券型便箋やロールシールなど)
トラベラーズノートのシール製品使用例の写真がすごい。
旅向け文具は、すごく力が入ってる分野だと感じました。
そろそろ私も旅なので、対抗心が(笑)!
かなり欲しいんだけど.....ホンモノを貼り付けてこその臨場感を愛しているので、この葛藤をどうすればいいんだ。(ちょっとだけ混ぜればいいか?)
○オキナプロジェクトペーパーのFelix表紙仕様
パリッとした書きやすさの良質方眼紙として元々愛用してるのですが、こういう地味系定番品にキャラクター付が出るのは嬉しいなあ。
○スカイツリーロゴ付のカヴェコ万年筆
太軸が良い感じなのでシャープペンシルでも狙いたいカヴェコスポーツだったのですが、お土産化されてるとは。
ソラマチ行く機会があったら是非買いたいと思います。
○水縞の漫画ハンコ
「ワーワー」と「ぱちぱち」と「キラキラ光」が欲しい。年に一回使うかどうかという頻度でも揃えておきたい....
○倉敷意匠のトビダストリー(スズメ)
!!いまタイピングして初めて気づいたこのベタなネーミング。鳥の細密画のポップアップカード。玄関に飾りたいなー。
○セキユリヲさんのサルビアのパターンスタンプ
昔から好きなんです、salviaデザインの柄。
言われてみればスタンプで作るのに向いてるし、素人なりに押してもそれなり風情が出せそうなところが良い!
○ポスタルコのスナップパッド
赤だな!と思ってるけど、表紙写真に掲載の水色もいいなとふたたびグラグラ中。←半年前から買うことは決めている。A5で。
○エキュート上野のアンジェ ビューロー(新店舗)
ここは行かなくちゃ!
○わたしの「愛しの文房具」特集
誰がみても綺麗!カワイイ!と騒げるものよりも、広告付軸の古いペンや・日常収集の薄紙・古くて短い鉛筆・巻いた紙束等々...共感するのに若干高度な文具魂が要求されるものを、ひっそりとためこんで愛でる人たちのページに惹かれます。
意外と自分には、こういう拘りと信念をもって一途に集めまくってるモノがないなあと思いまして。(広く浅くは買ってるけどさ!)
皆さんそれぞれの収納術も含めてかなり熱心に読ませて頂きました。
というわけで、今号もとても楽しかったです。
いい大人なので、「可愛い」や「女子向け」をお膳立てされすぎたのよりも、程よいところで止めてある文具のほうが手元に置きたいなぁ。と、めくりながら自己分析。
(むしろ無骨な事務用品をなんとかして可愛くすることを楽しみたい、か?)
更に言えば、使うより発信する側に廻りたいなあという気持ちがモコモコと出現した次第です。
街歩きには文具屋さんのハシゴが欠かせない皆様には、情報源としても是非おすすめです!
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2012.07.06
ガラスのペン皿をもらいました。
一ヶ月以上前のことになりますが、実家にある古い荷物をだいぶ整理しまして、今後使おうと持って帰ってきた数少ない物のひとつがコレです。
母がくれたものなのですが、そのまた母(教師をしていた祖母)が若い頃から持っていたものだとか。
キラキラしていて綺麗だったので、子供の頃に頼み込んで譲り受けたのだそう。
私は家の中にこういうものがあるなんてこの歳になるまで全然気付かなかったんですけれど、やっぱりひと目で「おぉ、これはいいね」と。
いつの頃のものなのかわかりません。
きっと昭和の初めのほうじゃないかな?
その価値や、何かの記念品なのかも不明ですが、ぶ厚いガラス製。
ページ押さえの重しにも都合よさそうなほど、とにかくズッシリしてます。
側面ぐるりの外側が波状にぽこぽこしていて、縁だけすりガラスになっているところがレトロ感たっぷり。
底面裏側には小さな丸い粒状の出っ張りが規則正しく並んでいて、天井の照明に反射してちらちらと光るのですよ。
内壁は平らですが、中には2カ所の低めな仕切りが立ってまして、鉛筆程度の細いものならきちんと並びそうな小さな凹みが5列づつ入ってます。
この器、23×7cm程あって結構長いのです。
新品の鉛筆を置いても、ひとつ分の小部屋は消しゴム入れとして使っていけるほどの空きが。(それを狙った設計なのかも?)
私の場合は、鉛筆ぐらいにスリムな筆記具はあまり持ってなくて、普段の万年筆やシャープペンシルを混ぜて並べるとだいたい3〜4本くらいが適正容量かな。
ガラスのカドがさりげなく丸まっているので、凹みと軸直径が合わなくても傷つくことはないと思いますが、硬い素材には違いなのでそっと置くように心がけないと...。
中屋のライター軸やモンブランの149が横たわっても十分に空きが出る長さなので、USBメモリやリップクリームやミニ付箋やMONO消しゴム等々、"横の小部屋"は必要に応じてちょっとしたものを装備する便利な場所になってます。
今までも何度もここに書いてきたことですが、万年筆は落下でペン先を駄目にした経験以来「机にコロリと直置きしない」を大原則に心がけています。
トレイに入れっぱなしというのも(埃がたまるので)おすすめできませんが、まあとにかく、目の前でこういう場所にお気に入りが収まってると安心。
昔から受け継いできたものなので、一生モノとして大事に使っていこうと思います!
ところで今まで使ってた革のペントレイ(4年前に土屋鞄製造所で買いましたが、廃番になってました...残念。)は、玄関のカウンターに置くことにしました。
ここに、夫が帰宅後に鍵類や財布や時計などをじゃらっとその場で並べ、翌朝またここで回収して出勤するという役割の「忘れ物防止皿」に!
けっこう効き目あります。
今までちょっと安っぽい箱状のものを置いて実践していたのですけれど、今回でようやく満足...。
この目的にはもうちょっと大きなサイズのほうが使い勝手良いと思うんですが。
革なので少々ながら耐衝撃性があるし(ポチっとインクの染みはありますが)高級感もそれなりあって気に入ってくれました。
●当時の関連記事:革のペントレイを買いました。
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2012.04.26
「ステーショナリーマガジン 008」を読みました。
すでに一週間以上前のことですが、発売日に早速購入しました。
●ステーショナリーマガジン 008
文具全般(商品価格帯もさまざま)の総合的な情報本、8年目の刊行です。
気付いたのは、今までと違って綴じ位置が逆(左側)なこと。
表紙に「大図鑑」とあるように、文字は全て横組みにして中のレイアウトも図鑑ぽくすることにこだわったのだそうです。
もともとカタログっぽい、アクをおさえた誌面の雰囲気が同社の文具ムック本の特長(長くシリーズ刊行が続いている理由でもある)と私は思っているので。
今回も、開き方向以外はまあそれほど"驚くほど変わった"という実感はないかな?
・・・というのが、第一印象だったのですが。
「ボールペン」「鉛筆」「定規」等々と種別で検索しやすく、見開きで1テーマ。
こまかい画像+解説文のブロックがびっしりと積み上がっている感じが淡々と最後まで続いているところが、いかにも図鑑。
iPadなどでも閲覧出来る電子書籍でも(さまざまな方面へのリンク付で)出してくれたら便利だろうなあと思わせる情報量に圧倒されました。
こういうのを読んでいると、先月の日本橋三越以後はは非常にひっそりとしている私のはずでしたが(笑)、そういえばアレが欲しいの忘れてたわ...的な文具欲が次々に浮かび上がってくるのには困ったものです。
GWは特に出掛ける予定もないのだけれど、本誌の内容を頭に入れてから買い物に行きたい気分が盛り上がってきました。
このメーカーの、憧れの○○が欲しいんだ!
と、きっちりターゲットが固まっているいる時よりも、例えば
「ハサミでいいのあったら欲しいけど最近はどんな新製品があるんだろ」
「高いのじゃなくていいんで、万年筆使ってみたいんだよね~」
というような、ふらりと巨大な売り場を歩き回るような物欲の時に役立つ情報がほとんど。
伊東屋より、でっかいLoftや東急ハンズに通りすがりで迷い込む(そして気付くと何時間も経っている・・)ような感じね。
「フリクション専用ラバー」なんて便利なものがあるんだなあ。これは買ってこようかな。
ワコムのペンタブレットもそんな機能がついてるけど、いちいち軸ひっくりかえして消すのは億劫に感じるんですよね!
例えば、大きく掲載されているラミーサファリの今年の限定グリーン軸などは、2008年のライムグリーンを迷っているうちにタイミングを逃した私としては、けっこう惹かれるペンであることに気付いてしまいました。
新緑というかカーミットというか、これぞサファリなレゴっぽい発色!実物を是非見たいなあ。
過去数年の限定色一覧もありまして、ピンクやオレンジへの未練もうっすらと感じる...
それに、インク51色見本を眺めると、この季節になると欲しい思うのは何度目か? な、色彩雫の躑躅インクにも再び気付いてしまったりしてね。
濃厚ピンクな、まさに花の色でとても綺麗なのです。
(でも大容量すぎるんだよー)
ノートからペンまでの、様々な箇所やパーツの名称や、紙/カードの定型サイズが一覧で書いてあるのはけっこう重宝しそう。
ボールペンの各社芯互換一覧なども、今後ジワジワと役に立ってくるはず。
(いざ必要な時にいつもネットで調べないとわからないことだから。)
なので、私にとって特に今号のステーショナリマガジンはじっくり最初から読み込むと言うよりは、良い意味で「ぱらぱらめくる」本。
でもそれを何回も何回も繰り返しては付箋を貼り、情報を楽しく再確認する"図鑑"になりそうです。
それにしても、文具の特集雑誌って去年あたりから世間に多すぎやしませんでしょうか?
いくら好きとはいえ、私はしばらく前から全てを追うことをやめてしまいましたが・・・
ささやかだけど深い楽しみがあって、大勢と共有できるからこその需要なのかな。
「老舗」のひとつあるこのシリーズにはこれからも先頭で頑張って欲しいと心から思います。
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2012.04.05
マステ使いはじめました。
近年の"かわいい文具"ジャンルの代表!と考えてもおかしくないのが絵柄付マスキングテープです。
うちのほうでも売ってる店が増えてきて、かなりの種類が存在することは把握済みでしたが。
元々、手帳のページを飾りつけたりしない(デコらない)傾向なので、私の場合「どうやって使えばいいのか?」と正直ちょっと遠くから眺めていたのでした。
しかしこの切手柄の幅広テープ、どなたかが写真をアップしていて「うおぉ可愛い!」と一目惚れ。
使い途は後から考えようと早速買いに行ったのが昨年10月くらい。
これが私の「初マスキングテープ」なのであります。
ウサギとか苺とか小鳥とか、乙女心(.....。)くすぐる絵柄が並んでいて、これは良いですなあ。
と、そのまま飾っておいたのです、半年近く。使えよ!
●マスキングテープ「mt」- masking tape - ←メーカーHP
今回、たいして読み込んでない参考書なのにバラバラになってきたので、A4のコピー用紙でカバーを作ってみました。
(「英会話とっさのひとこと辞典」。ビニールの表紙でそれなりの耐久性を狙っている装丁なんですが、見返しの糊が弱くてどんどん剥がれてきた。でも中身はとても良い本です。)
で、この写真の位置にクルっと上下にまわりこむように貼り付けてみると、カバーが本体に固定されて便利だし白地に馴染んで結構可愛い。
指先がいちばん触れる場所なので補強の役目も兼ねていて都合良し!
革だと大袈裟かつ重いと思うときもあるので、簡易的なコピー用紙のカバーはわりと良く作るのですけど、もうひと工夫デコることを覚えました。
この本はポータブルサイズの辞書のような規模なのですが、文庫本くらいまでならこの方式(A4紙+マステ)で量産できそうです。
というか、Moleskineみたいな単色地味系のノート表紙に直貼りしてもいいわけですよね。
次はどの柄を買おうかなー(だんだんハマってきた)
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2012.03.13
「趣味の文具箱 22」を読みました。
発売日にさっそくポチって届きました。
桜餅のような、春らしくて可愛い表紙です。
●趣味の文具箱 22 ←Amazon
このグリーンの万年筆は、マーレ・ティレニアというものだと誌面で知りましたが、翡翠を削りだしたかのような美しさがありますね。
もうまもなく、東京で万年筆祭が開催されるのですけれど、今年こそなんとか!と思っています。
・第13回 世界の万年筆祭 ~書く・記す・認める~ | 日本橋三越本店
(昨年は、まあ気分的なものもありましたが、昼間の電車の運行が超過疎地並みに減ったのでとても東京に出るのは難しかったのです。)
本書はじゅうぶん、その下準備用資料として活躍してくれています。
行けるといいなー。
上の三越のHPにも、今号のほうにも大きく載っていますけれど、中屋万年筆の銀のタマネギ...じゃなくて擬宝珠万年筆の写真を眺めていると、桔梗色の漆塗りにシルバートリムっていう組み合わせは素敵だなあ、と惹かれるものがあります。
私は飾りナシの、レギュラーなライターモデル系統で十分ですけれど...
中屋は、太字にペン先交換して以来たいへん調子よく使っているので、今いちばん「次の一本(大物部門)」としてリアルに考えてしまうんです...
最近、公式サイトも非常に見やすく・注文しやすくリニューアルされてるんですよ。嗚呼どうしよう!
→中屋万年筆・手作り万年筆・NAKAYA FOUNTAIN PEN・Handmade Fountain Pens
個人的に非常に"心にきた"特集は、伊集院静さんのモンブランについての記事でした。
使い途のレベルは全くもって天と地ほども違うとはいえ、149は私自身の愛用品であるし、その良さをたっぷりと再確認できたというか...。
趣味的な拘りではなく、ただひたすら書き道具としての感想を、エピソードを交えて淡々と語っているところがとても共感できました。
"上手い字とはなにか"についての「いい生き方をしている人の字はいい表情をしている。文字というものは、それだけでいいと思う」という言葉も好きです。
主にBBやOBBのペン先を使われているそうですが、原稿用紙に並ぶ筆蹟の写真もまた素晴らしくて。
インクも趣のある濃紺で、早速パーカーのブルーブラックを買い物リストに書き入れました。
そんなわけで中屋以上に未定すぎていつの将来のことになるかわからないけれど、149または146について「次はどうしよう(どのペン先にしよう)」の対象へ強烈に押し上げてくれた内容だったと言えます。
なにぶん影響されやすい性質なので、こちらを読んで以降、日々のメイン万年筆はすっかりモンブランに衣替えしてしまったほどです。
薄々感づいてましたが、今回の時点ではっきりと「(私の中で)太字ブームが来ている!」と再確認しました。
ノートなど、罫線や紙質がそれに向いているものばかり使っているタイミングなせいもあるんですが、もう何巡目かは忘れてしまいましたが、細←中→太間を揺れ動く、ちょうど"太字期"に気分が入っているんだろうな。
次に買うのは最低でもB。
値段もメーカーも何も決め込んでいませんが、もうこの件だけは確定です。
ふふふ・・・
新製品情報も今までになくホホゥと思うものの本数が多くて楽しく眺めたのですが、現実的に(?)考えてみると、掲載中、下記のどれか一本はなんとなくいつか入手しそう。
・ペリカンの、M600サイズで出たホワイトトートイス軸:
「このサイズで白軸もあればいいのに」と5年前くらいからひそかに思っていたけど実現して感涙
・プラチナのワインレッド透明センチュリー軸のブルゴーニュ:
赤ワインと並べた写真はとても綺麗でその深みにうっとりしたけど、カラー透明系は実物を見てから考えたいかな?
・プラチナの金沢箔万年筆:
以前から買ってみたいと思っていた18Kスタンダードがベースになっていて、しかも美しい模様入り。
価格もお買い得。通販にするかもしれないけれど、桜か金魚で欲しいんだよなー
その他記事のメモ
●ペンケースの中身拝見(万年筆マニア編)な特集:
手馴れた感じでたくさんの万年筆を持ち出す人々の楽しそうな写真を眺めつつ、出不精すぎてペンケースを滅多に使わない(せいぜいシースに1本いれてバッグのポケットに差していくだけの)自分を反省。
でも、年に1個程度づつ、ケース買うのは好きなんですよね。
3本差しのが欲しいんだけど、ペリカンのが手頃でいいんじゃないかな?等、懲りずにメモする。
私にとってのペンケースは、机の引き出しそのものかもしれないです。
一面に並べられて、とにかく頑丈!
●インジェニュイティを使うイラストレーターさんの記事
私は現在、芯3本(黒F・青F・青M)を軸1本で使い回しているけれど、もう一段階太字が出て欲しい/赤芯が出て欲しいという意見に深く賛同。
そうなったら、そろそろもう一本軸を増やしてもイイかもなーというくらいには気に入ってます。
書き味そのものより、重みやデザインなどの、手に持った雰囲気が好きなんだと思いますが、「万年筆じゃないペン」としては、購入以来かなり重宝してるのは確か。
○関連過去記事:パーカー「インジェニュイティ」を使い始めました。その1
●デルフォニクスがCarrousel du Louvreに開店
小さな記事ですが、興奮しました。
ここはルーブル美術館直結で、鑑賞に来た世界中の人がおみやげ探しに歩き回っているにぎやかな場所で、すごく楽しかったんです。
○関連過去記事:ルーブルは迷宮!
店舗群が取り囲む広場は映画のダヴィンチコードのラストシーンの場所。
天地で向かい合っているあの三角の空間は、観光客の撮影名所でもあります。
私が行った頃は開店前だったけれど、巨大なAppleStoreもあるし、いいなあ。
品質の良い日本のお洒落文具はきっと喜ばれると思います!
○Delfonics au Carroussel du Louvre!
昨年同時期の号が出たあたりの時を思うと、今年は実に穏やか。
趣味文を熟読しつつゆっくり付箋を貼りながら。
ふつふつ浮かぶ物欲と、知らないペンの書き心地に思いをはせる春が、ようやくやって来たことに感謝であります。
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2011.11.22
東京で買った文具のこまごま。(ボストンノートと寄木定規)
先週末、東京~房総方面へ外出。
ここ数ヶ月、何もかもを地元周辺と遠隔通信で済ませていたので電車に乗ること自体ほんっとに久々でした。
iPhoneがいかに移動中の時間つぶしになるかを実感した日でもあります。
(こんな毎日が普通なら、アプリ選びに真剣にもなりますね。何でも出来そう...)
東京の地下鉄駅でサクサクとWi-Fi(ソフトバンクの)がつながるのにも感動。都会はすごいね。
銀座に1時間くらい立ち寄ったのですが、AppleStoreは相変わらず大混雑ながらも楽しかったです。
大画面iMacを熱く見つめたり(いいなあ)、iPodのコーナーでヘッドホンを試したりしてるうちにあっという間に時間が経ってしまい、伊東屋にはほんのちょっとしか滞在できませんでした。
しかしとりあえず、以前から気になっていたマルマンのボストンノート(新装版)を購入。
A6とA5を1冊づつにしておきました。
→伊東屋での通販ページはこちら
がっちりと丈夫そうな紺色の表紙に金のダブルリングが素敵です。
ページも、何で書いても問題なさそうな分厚い紙ですし、8mm罫で使いやすそう。
後ろに吸い取り紙も装備されていますし、これは最初に書き込む日が楽しみです。
(なにぶん未開封状態なので、使い心地等はそのときにレビューしてみたいと思います。
間違いなく来年になりそうですけれど。)
上に乗ってる定規ですが、これは翌日ふたたび東京を通過したときに、丸善の本店で購入したもののひとつ。
これ、今年読んだ沢山の文具特集のどこかに載っていて、絶対買おうと思っていたのですけど...どれだったかなあ?
メーカーHPはこちら→ミドリ|商品紹介|JAPAN WORKS 定規
実物をみたら、もうどれにするか迷っちゃって大変だったのですが、値段が値段なのでまとめ買いするわけにもいかず。
結局第一印象で欲しかった「寄木(色寄せ)」にしました。
寄木はモザイク版ともかなり悩んだし、セルロイドのような模様の「瑠璃」や、重厚感のある「錫」も良かったんだよなあ。
(「畳」シリーズは海外へのお土産にしたら絶対喜ばれそうですよ!)
アルミの定規部分は、この季節だいぶヒンヤリしているのですけれど、逆に寄木部分の温かさが引き立って、触感が面白いんですよ。
15cmサイズの定規はほぼ毎日のように手に取るといってもよく、今後は机上常駐で愛用していこうと思います。
(ほんとうは目盛りのところが透明なほうが使い勝手いいので、ディズニーキャラクターがついた安いのを長らく使ってたんですが卒業しよう...。)
ひとつひとつの色の差が積み木を並べたようで、とても可愛いです。
こういうの、なかなか自分では買わないけど必ず使ってもらえる文具のひとつだと思います。
パッケージもわりと高級感があるので年齢問わずの贈り物としてもおすすめです。
私は、自分へのプレゼントとして大満足。←という言い訳をしつつその他いろんなものを買ったので、それは今後の続きで。
☆Amazonでの取り扱いはこちらです
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あ、そうだ。
伊東屋ではパイロットフェアをやっていました。
新製品の、つや消し黒色軸のキャップレス、すごく格好良かったです。
キャップレスは、デシモと合わせて既に2本持ってるからこれ以上はどうしても手が出なかったんですけれど....
後ろ髪を引かれつつ、奥のコーナーでペリカンのSuper Sheriffを買ってきました。
これ、2005年に購入したものをずーっと使っているのですけれど、意外と長持ちするのにはびっくり。
(海外ブランドのレギュラーの青インクならたいてい使えるので、いつも手の届くところに差してあります。)
このごろ、青で書き直す側のインクが枯れて使えなくなってきたのでようやく2本目を購入です。
新しいSuperSheriffは値段も軸のイラストも昔と変わってませんが、配色が爽やかになって、キャップも半透明にリニューアルされてました。
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2011.11.15
「ノート&ダイアリースタイルブック Vol.6」を読みました。
今年もこれを読む季節になりました。
・ノート&ダイアリースタイルブック Vol.6
第六号、ということは6年目!
バックナンバーから眺めるたびに感心するのは、毎年の新商品の増加具合です。
それだけ需要が増えているということでしょうか。
近所のLoftの手帳売り場も、年々豪華になってきているしなぁ。
スケジュール管理やメモを効率的に行えるデジタル製品が近年ものすごい勢いで普及する一方で、それとは無関係に「紙に書くこと」を手放さない人もまた多い、と。
いいことですね!
手帳は、そろそろ本命は絞ったという方も増えてきているかと思われますが...
こういう本を読んだり手帳売り場に行くとまだまだ気持ちは揺れますよね!
仕事のペースや生活の変化に応じて必要になるレイアウト、もしくは冊数はかなり変わってくるので、あまり「コレしか使わない」と自分を縛ってしまうのはいけない。
とは自分に言い聞かせています。
でも私、同じものを年々積み重ねる感じが好きなのですよ。
手帳選びも保守に回ってきた感がありますが、2012年もこのまま固定できるかなあ。
というわけで、沢山のフセンをひらひら付けた中から感想をピックアップします。
・「いま注目の新製品ページ」で特に欲しいと思ったのは、LIFEのリングノート。
ステノグラファーやフリーダイアリーノート等の、うっとりするほどのクリーム色な紙は是非とも実物を見てみたいなあ。
・最近あたらしいロゴになったCampusノート、紙質をはじめとして沢山の要素が改良されたことを非常に興味深く読みました。
"安く・どこででも・今後もずっと"買える。と、三拍子揃っているのが素晴らしいじゃないですか。
これぞ定番文具。私はいつかここに還る時が来るに違いない。← 大袈裟
(とりあえず手元に、ミオペーパー仕様の買い置きが1パックあるのでそれ使おう!)
・「1日1ページダイアリー」特集。このタイプの手帳といえば、ちょっと前までは、ほぼ日手帳かMolesekineのデイリーぐらいが代表だったような気がするのですが、今はいい感じのが増えましたね。
MARK'Sの「エディット」はサイズもレイアウトも使いやすそう。
実物を見た中では、MDノートダイアリーのずっしりした厚みが高級日記帳のようで気になっているところです。
ページの中で無地と横罫の両方が味わえるところと、日付表示が自由書き込みというのもポイント高い!
・個人的な事情を言うと、「ノート」に関してはもうほんっと一時期、欲しいと思うままに買い込みすぎて、消費するスピードが全く追いついていない。
大きな反省点です。
機会があれば手に入れたいと思っているのは新タイプのボストンノートなのですが、誌面の、モンブラン万年筆と一緒に写っている写真がうっとりするほど素敵です。
(新しい表紙はずいぶんかっこよくなったんだなー。A6とA5の両方を買うつもり!)
・毎年毎年、この本を読んでグオーっと高まるのが「システム手帳使いたい」欲なのです。
私の手帳への興味の元祖と言ってよいものだし。
(連動してフランクリン・プランナーに戻りたくなるのもこの季節...。)
実は最近少しづつ、バイブルサイズの使用が復活中。
勉強というよりは完全に趣味で楽しんでるんですが、リフィル1枚に1曲単位を基本に作って、洋楽の歌詞カードをファイリングするみたいな感じ。
訳をちょっと書き足したりとかもしてますし、これが鑑賞上なかなか便利。
アルバムや人ごとの並べ替え等、あとからの分類が出来るのはシステム手帳ならでは。と今さらながら感心してます。
(そういえば遙か昔の学生時代、全く同じようなことやってたかも・・・笑)
まだ枚数が少ないので、以前ボストンで買ってきたファイロファックスのスリムサイズのバインダーを久々に引っ張り出してます。
これくらいの厚みだと、ウィークリー位の枚数で運用するリフィル用にも最適ですが(今回もちょうど、素敵な使用例が掲載されてますね)、ちょっとしたノートとしても非常に使いやすいと感じています。
・おなじみの使用例コーナーはその他の方々のものもとても勉強になりました。
ほぼ日手帳をはじめとして切り貼りを駆使した素晴らしいノートを、何冊もテーマ別に作り上げているイラストレーターの方の記事は圧巻。
ご本人の、書き(描き)込むことがとにかく好き!というのと几帳面な性格が伝わってきて、気持ちが良いです。
"多ノートづかい"の楽しさに目覚めてしまいそう。
・ミセス・グロスマンのステッカー、私はMoleskineの表紙に貼りまくるために集め始めたのですが、一度ハマってしまうと売り場で根っこが生えたように動けなくなるんですよね。
小さな単位で、好きな量だけちぎって買えるのも嬉しいし。
可愛い組み合わせ例をみていたらお店に行きたくなってきた!(私は主に伊東屋でまとめ買いしてます)
●関連する写真が載っている過去記事はこのへんとか、このあたり。
冒頭のとおり、そういえば6年目。 と思って第1号を棚から出してめくっていたらこれだけで小一時間経ってしまってました。
主にシステム手帳のページが多いからか、今でも充分に役立つし、物欲をそそる興味深い記事が多くて。
●懐かしの過去記事:「ノート&ダイアリースタイルブック」を買いました。
大人になるにつれて、ノートもペンも、昔からの定番品の素晴らしさと、使い続けることの蓄積する愉しみを理解できるようになってきました。
そんな日々を次々後押ししてくれる、今回も大切な1冊となりそうです。
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2011.09.09
「モレスキン 人生を入れる61の使い方」を読みました。
本日9日の発売日より前に頂いた本です。
ありがとうございました!
・モレスキン 人生を入れる61の使い方
著者のおひとりである タカヤさんにご連絡頂いて以来、届くのを楽しみに待っていたのですが、そのいっぽうで、Moleskineをひたすら褒め称える硬派なHow to本だったらたぶん苦手なのでどうしよう...という心配もうっすら。というのが正直な気分でした。
しかし、これは安心!
61人分もの、「ノートの中身」が詳細な写真とわかりやすい解説文で公開されていて、非常に楽しかったんです。
生活の中で、なにかを日々書きつけていく面白さが素直に伝わってくる(こうしなさい、こうであるべきと誰にも押しつけていない)良書だと思います。
各種文具本・手帳本の「実例公開」記事が好きな人には質量共に非常に満足できる内容になっていますから、Moleskine使用者じゃないから関係ない、と思ってしまうのは勿体ないですよと言えます。
内容は、Moleskineという土台は全員が一緒なのですが(罫線やダイアリータイプなどのバリエーションはもちろん有り)、ここまで各人が全く違った形で使い込んでいるというのが面白くて。
日常のログを淡々と記す人から可愛いスクラップ帳、アイデアとスケッチのクロッキー帳的に、または更にグレードアップして画集かと思うような緻密な作品集として消化していく例まで。
日常生活・旅・アートなど、使い方ごとにざっくりとグループ分けされていますので、自分の使い方と相性がよさそうな人のノートも探しやすくなっているんです。
例えば、まあこれぜんぶ実体験ですけど
「勢いでほぼ日手帳を買ってしまったけど、最近白紙のページが増えてきた...」
「評判をコミミにはさんだので奮発して格好いいノートを買ってみたけれど、どうやって使っていいかわからない。
緊張して最初の1ページすら書ける気がしない」
「日記も手帳もノートも、見て回って買うのは大好き。
でも、これといった自分ルールが定まらないので最後まで続いたことがない。」
というような思いを持つ人には強力な参考書になるはずです。
現在の私の場合Moleskineは、「○○用」という感じに役割をきめた備忘録的内容で、長~くゆっくり使っているものが多いです。
例えば、購入や再インストールに備えてソフトウェアの一覧やスペックなどを主に記したデジタルモノ系を管理している方眼Largeなどはもう6年目に突入でまだ半分くらいの消化率だし、web更新記録用で7年目になるかというリポーターも三分の二くらいかなあ。
上の写真は少し古いものですが、とある仕事のラフスケッチ+進行管理用でだいたい年に1冊づつ消化していたポケット方眼。
いま現在は、英語勉強用にラージのルールド(デイリー用にしようと意気込んだものの挫折したWoodstock版の残りページ)を日頃よく使っているかも。
もう少し万年筆インクとの相性が幅広ければ。
と今まで何百回も思ってはきたのですが、円高でどえらく安いと聞きつければすかさずAmazonでポチってしまうし、本棚に表紙をみせて飾ってある「星の王子さま」版も、いつどの使い途で開封しようかと眺めるたびに考えているわけで。
意外と諦めてませんよ。
ここの紙独特の柔らかさはかなり好きなんです。
ちょっと前まではラミーの青(ラミーはMoleskineに相性良いです。ペンの気取ってないデザイン含めて。)、今はモンブランのロイヤルブルーをメインに使ってます。
というか、芯ホルダーやボールペンで書く楽しみにも気付いたりして。
今回の本でも「この綺麗で気持ちよさそうな筆跡は一体なんのペンを使っているのだろう」と眺めたお気に入りの字を書くひと、特に数人のファンになりました。
"ノート好き"の目標としては、銘柄問わずで無地(Molesekineでいえばプレーン)を日常用に使えるようになりたい、と常々思ってます。
方眼じゃないと駄目、と思っていた時期は抜けて今は横罫の視界スッキリ具合が気に入ってるのですが、いずれは絵や文章を交えつつ、ビッシリめにページを埋めるような自由な感じに憧れますよ。
この本で言えば「500マイルの旅の記録」のアメリカの人の使用例みたいな!
(マルマンのクロッキー帳のいちばん小さいのも、次の日常ノートの候補。)
そうそう、本書はMoleskineのラージにかなりそっくりな見かけ(大きさはもちろん、カド丸具合や栞紐まで)であることも特筆すべきでしょう。
手に取ることであらためて、このノートの「丁度良いサイズ感」に気付かされます。
日常的に何かをこまごまと手書きするというようなこと、今の時代そんなに必要性がないでしょ、という人もきっと世の中には多いと思います。
でもなんだか、"本のようなもの"に記録して蓄積したい、という原始的(?)な欲求が満たされるんですよね。
61人の皆さんに背中を押してもらった気分。
これからも、たのしく紙に向かう日々でありたいと思います。
●関連する記事●
・Moleskine「星の王子さま」が届きました。
・今年はMoleskineでスタート。(ウッドストック版!)
☆Moleskineおすすめサイト☆
・モレスキナリー
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2011.09.05
「大人の文房具」を読みました。
書名どおり、"大人の文具好き"の方々に好評であることをコミミにはさんだので早速買ってきました。
・大人の文房具【文豪たちに愛された傑作文房具&書斎グッズ】
さらっと暇つぶしに読むのにいいかな程度に思っていたのですが、これ、良い意味で予想を大きく裏切って680円とは思えない資料具合。
ちょこちょこ読み返しつつ長く保存することになりそうですよ!
--面白かった特集や記事
●作家の道具
今は状況はだいぶ違うと思うのですが、万年筆=作家 というくらいの記号的結びつきが、少なくとも学生時代くらいまでの私にはありまして、そういうかつての憧れが今の趣味につながっていることは断言できます。
こういうのは現在の高校生や大学生には想像できない領域で、「いいトシの万年筆好きな大人」の心をがっちりつかんでるんだろうなあ。
夏目漱石や開高健など、蘊蓄としてうっすらながら知っていた万年筆についてのエピソードがコンパクトにまとまっていて楽しいです。
巻頭インタビューの、夢枕獏さんの原稿用紙スケジュール表はかっこいいなあ。
●価格帯別オススメ万年筆
5,250円以下~10万円前後までの予算に対応。
他人や自分に買いたいけれど、どれがいいやらと迷う人にびしっと「これなら間違いない」とド定番を推しています。
(じっと眺めているうちにこれらのうちの何本かを"持ってない"ことに不安を覚えてたりもする...いかんいかん!)
●なぎら健壱がゆく東京文房具さんぽ
日本橋丸善→フルハルター→カキモリ
という、素晴らしい大人コース。テレビ番組にしてほしいです(笑)
一緒に行きたい...
●宮沢賢治+早川式操出鉛筆
私の物欲リストに新たに加わったのがこのアイテム。デザインかっこいいなあ。
●デジタル達人たちのApple書斎術
こういう記事が読めると思わなかったので、非常にトクした気分。
私も、どんなに便利な道具を勧められても、これはアナログじゃないと駄目orデジタルじゃないと駄目な領域が日常的な作業の中それぞれあるので、AirとiPadの使い分けなど含めて興味深く読みました。
Macはなんでもお洒落だからなあ。こういうのを文具扱いして使い込むってかっこいい。
ここには載ってないけど、村上春樹さんもMacだときいただけで近年中のMac全面移行を決意した、(大半のことはいまだに)Windowsユーザである私。
●職業別 匠の文具術
手帳の中身紹介と同じくらい、"鞄の中を見せてください"的な記事は大好きです。
これはこう使うと仕事がやりやすいです、という解説はぜひとも真似したくなるものばかり。
「なくなると本当に困ります」と言うのもナルホドなふくれあがったシステム手帳を披露する記事の一方で、「なくしても現地ですぐに買えるもの」「道具を重視しない」「自分自身が道具だから」という人の例も。
人によっていろいろな愛用法があること自体、勉強になりました。
あと、Moleskineを改造したという手作りのiPod nanoカバー、これ商品化してくれないかしら。
●実用文具50傑
選定者の方々のブログをいつも読んいるせいだと思うのですが、既に自分の愛用品になっているもの多し!
「マークシートシャープ」と「大人の鉛筆」が欲しいなあ。
その他、Moleskine活用実例と、手紙+カラーインクも面白かったです!
というわけで、渋めの切り口の割に誰にでも読みやすく、文具マニアになる入り口としてもおすすめ。
最初から見た目可愛いものはそんなに載ってない(笑)のだけど、使っているうちに自分の中でどんどん可愛くなっていくもの、満載です。
これがホントの「おとなかわいい」世界なんだと思うよ!
秋に突入しつつある今、読みたい文具系の本がたくさんでてますし、9月は来年の手帳も気になるシーズン。
当ブログも手帳関連のキーワードでたどり着いて頂いている方がたいへん増えてきてまして、さて、そろそろ私も2012年部門、動き始めようと思います!
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2011.08.30
情報カード(特価品)をカナダで買ってきました。
Meadのインデックスカード、これらはバンクーバーで買ってきたものです。
(今になってようやくお土産袋を開封してあれこれ整理中...)
日本でも買えるものではありますが、79セントという特価に驚いてとりあえず控えめに1パック買い、さらに後日、棚に置いてあった残りの4つをドサッと。
当時のレートで60円ちょいくらいですね。
5×3も6×4も何故か同じ値段がついていたのですが、大きいのは1つしかありませんでした~。
London Drugsという、買い物便利地区ど真ん中の大きなスーパーマーケットで購入したのですが、生活雑貨と電化製品ならまかせろ!的に大変便利なお店でした。
一階には、お菓子やちょっとしたカナダ土産になりそうな食品類、化粧品や衛生消耗品等のいわゆる日本のドラッグストアにありそうな雑貨。
地階には、Mac含むコンピュータ系統、調理用品から家電類までのなかなかな品揃え。
ここの店をうろついてるだけで相当な時間が経ってしまいそうでした!
文具のコーナーも小さいながらあって、あまり嵩張らずに持って帰れて確実に使いそうなものを探したら、このミードのカードになったわけです。
留学生も多く暮らす街らしく、ボールペンやレポート用紙などの実用的な超定番文具の特価品がほとんど。
お洒落さや可愛らしさはあまり期待出来ない(この点ではパリのコンビニ文具は無敵)と一瞬でわかりましたが、欲しかったものが手に入って満足です。
ちなみにこのお店、レジもセルフ式のがあるので小銭をどばどば投入して財布の中を片付けるのに大変助かりました。
ミードのカードは周辺の文具店では見かけないしアマゾンでも品薄な時が多いので、普段はコレクトのを愛用しています。
保存性も良くてインクも選ばないしっかりと滑らかな紙質は、私にとって○十年前の受験生時代から馴染みのある、さすがの国産文具です。
私がこのごろ好きなのは横罫レイアウトなんです。
方眼枠はいくらでも情報が詰め込みできそうな感じがちょっと息苦しいときがあって、箇条書きで大量に書きたいとき専用。
普通のメモや、まとまった長さの文章を書き置く用には横罫を手に取ることが多いです。
で、ミードのカードはこのコレクトの横罫枠とだいたい同じ見かけなんですね。
一番上がタイトルを置きやすいように赤線であることを含めて、あちらのほうがこのデザインの元祖なのだとは思いますが。
紙は持った感じとても軽くて、学童向け画用紙のような繊維っぽさもなんとなく見てわかりまして、耐久性はそんなになさそうです。
ペン先の当たりはとても柔らかくて、ふんわりの書き心地。
インクも、シュワっという音が聞こえてきそうなほど(笑)吸い込んでくれて、万年筆なら普通に書くとしたら出来るだけ細字推奨だし、インクの相性もちょっと考えなければいけないかも。
ボールペンや鉛筆芯向けなのだとは思います。
でも、滲み寸前で、(あくまでも私基準では)良い塩梅で止まってくれているインクでの描線は、ポワっと可愛く膨らんでいて、線端は綿棒みたいに丸い飾りがついてしまうという....これは今どきの日本製ノートではなかなか出会えない質感と言えます。
滲み基準にキビシい人にはオススメできないんですが、私はMoleskineで耐性ができたよ!
それにしても、この値段でこの量を確保できたなら、これからは筆記具問わず、遠慮無くじゃんじゃん使っていこうと思います。
ノートにメモを書くのは日常に定着しているし、蓄積されていく充実感もあって好きなんですけれど、日が経つにつれてどんどん遠ざかる時系列基準であることが時々不便なことがあります。
並べ替えや単独取り出しが自由なカード類とはうまく使い分けたい感じです。
かなりの紙質差があるから、同じレイアウトながらコレクトとミードの使い分けも出来るんじゃないかな...。
(コレクトがいかにもかっちりと「カード」だとしたら、ミードは「紙片」ぽい儚さすらあるので。)
<<今までの関連記事>>
●「情報カードの箱」を買いました。
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2011.06.29
「ペンカット」を買ってきました。
急に気になってきたので入手しました。(たぶん、今月はじめに放映されたスマステーションの文具特集の影響。)
・ペンカット レイメイ藤井 ←メーカーHP
握りを畳んで棒状にし、刃先にもキャップを付けることが出来るので、ペンケースに入れて持ち運べる便利なハサミです。
とてもよいアイデアだしスマートに収めるにはこれ以外の方法もないのだろうと想像はできるのですが、指かけのところがワイヤーっていうのがどうも鋏として美しくないなあ。
というのが購入以前に画像を見た限りでの感想でして、そのせいでこれまではスルーしていたともいえます。
しかし!
いざ手にしてみるとそんなことはどうでもよくなってしまいました。
それくらいに、機能性に感心。
シャキシャキと良く切れるしっかりした刃がついていて、こまかい作業もできそうな細身サイズです。
いつでも・どこでもの切りぬき道楽には欠かせない文具になる予感があります。
特に、トラベラーズノートへの「当日スクラップ用」として旅に持って行くにはすごくいいかも!
(貼りたいものがちょい大型な場合、今までは小さいレターカッターでの直線切りや、"手でちぎったり"して、ノートの幅に合わせていた。)
あと、ホテルの部屋で、買ってきたモノの包装の値札や袋を解体するのにもきっと役立つに違いない。
機内持ち込みは無理でしょうが、次回の文具荷物のペンケース内には格納決定です。
(通学・通勤の身だったら毎日持ち歩いてしまうだろうな~。使わない時は非常用品袋に入れておいてもいいかも?)
ペンケースの中で目立つだろうと思ってこの色にしたのですが、限りなくグリーンの強めのあおみどり、な感じ。
気がつけば、夏場はこういう色味のペンやらインクやらが身の回りに集まってくるのはどうしたもんだか...
ピンクの方が良かったかなー、いや白もストームトゥルーパーみたい(謎)でいいんじゃないのと色に関しては思うところがありますが。
本格的な切れ味と使い勝手がなかなか気に入ったので、見かけたらおひとつどうぞのオススメ品です。
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☆Amazonでのご購入はこちら。←色によっては送料無料です。
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2011.05.28
「愛しの文房具」を読みました。
今年に入ってから一度もトーキョー(大都会)へ買い物に出ていない...。
地方引きこもりを気にしつつも「欲しいモノ情報」だけは積み上がってきているのは、この春だけでも文具関連の本がけっこうな数、発刊されているからなのかもしれません。
物欲を刺激されると心身ともに元気で前向きになれると気付いて以来、たくさん読んでます。
エイ出版社の本は、4月に「ステーショナリーマガジン」を読んでいたのですが、こちらは「可愛い」の路線で出たスピンオフ本?
(いわゆる"女子むけ"に方針を徹底していた、先日レビューの「ステキ文具」という付録付きの本よりは、ちょい渋め路線かもしれません。)
"目を和ませる趣味のよい文具"を身近に置いてみたいという男性の方にも、文具好きになる入門編としてオススメな感じです。
以下、個人的チェックポイント。
・倉敷意匠の紙もの
グラシン紙の封筒やレタープレス(凸版印刷)ミニカードなど、使い道はともかくとりあえず手元に集めておきたい!
写真だけでも手触りが伝わってくるような、紙の味わいが濃いめの製品が多くてステキですなぁ。
・Mokeskine「星の王子さま」限定版
欲しいけれどタイミングを失ってまだ買えてない。どこかでばったり出会いたかったけれどブログで買った報告している方々が羨ましいのでそろそろ通販で確保しとくかという段階。
・Moleskineにフランス旅日記を書いている方の使用例
とてもこのノートの紙とは思えないほど(....。)シャープな筆跡でさらさらと文章が書き付けられていて、ペンは何を使われているのだろうということがとても気になったけれど、ケースにささっている写真から判断するにぺんてるのスリッチでしょうか?
・スマイソンのノートを絵手帳にしている方の使用例
この方のブログは普段も楽しく読ませて頂いてます。
絵の具が乗って、あの薄青の紙がウネウネしている感じ、触ってみたいなあ。
・山田文具店の「貸し出しカード」
すごく懐かしいけれど、今の図書館はもうこういうの使ってないだろうなあ。自分の読書記録用に欲しいです。
・古川紙工のsimple pad
フランス罫(らしき)模様のが欲しい!「そえぶみ箋」もかわいいですね。
・クオバディス「アバナ」の新色
以前から使ってみたかったノート。ブロンズ色がいいなー。
・デルフォニクスのギンガムメモA7
これは実物を確認済み。綺麗だけどかなり薄ーい、半透明といってもいいくらいの紙を使ったメモ帳。
店頭見本がいい感じにシナシナふわふわにやわらかくなっていて不思議な手触り。
今にも買いそうなくらい惹かれたのだけれど「うわ欲しい」「でもこういう紙は何に使っていいかわからん」で葛藤中。
・ミドリの3ポケットクリアフォルダー
空気遠近法になってる「町並柄」がいいなー。
A4の多ポケットフォルダって、各種予約の書類などを分類しておくのに便利なので、昔から旅行に欠かせない文具だったりします。
・リヒトのバッグインバッグA5
真ん中がガバっとひらいて書類を入れられるところが使いやすそう。旅用ならA4かな。
・sinajinaのハリネズミ型苔盆栽
この本掲載の中で最も物欲が高まったもの。しかし1万円かー!うまく育てられるかも自信なしですが。
流行の装飾マスキングテープなどは"使いどころがわからん"ので食わず嫌いになっている代表かもしれなくて。
今号の大量に特集されているページをみてはじめて地味渋西洋骨董的図案のものも結構あるということを知ってほほぅと思っている次第。
専用ポーチまであるんだ!とびっくりしたのですが、ハマって集めている人が多いのも頷ける、楽しい特集でした。
それにしても自分は、世の中にこんなにたくさん綺麗な文具があるのにも関わらず、革が赤いとか軸が赤いとか(とりあえず赤ければいい)以外の点で「見た目が可愛いらしい」という文具をあまり持ってない気がします。
机の中も外もずいぶん"おじさま系"。
しかしそれらが自分の用途にすーっと馴染む(たとえば万年筆が、好きな紙の上にぴたりと合う筆記感になったり手の骨の延長のように疲れ知らずで書ける)ときこそ、愛しいなあとしみじみ感じるんですよね。うん。
というわけで、気圧がもう少し高くなったらそろそろひとり買いだしツアーに出掛けたいと計画練っている最中に届いた、文具本レビューでした。
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☆最近書いた感想記事
●「ステキ文具」を読みました。
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2011.05.05
「ステキ文具」を読みました。
これイイですよとコミミにはさんだので、連休にのんびり開くには良いかなあと真夜中過ぎに衝動的にポチりました。
・ステキ文具
うわ~薄っ(付録の箱はデカっ)というのが第一印象だったのですが、読み出すとどんどん時間が経つ!
私にとっては非常にツボがはまっている面白い内容でした。
「大人かわいい文具たち」と表紙にあるとおり、ちゃらちゃらほわほわ(?)するほどファンシーなわけでもなく、質も見かけも兼ね備えた良品が多数紹介されています。
"いい歳"になっても愛用したい、値段も含めて程良く綺麗で堅すぎない(そう深く長く憧れてたわけじゃないけれど、出会ったらつい買ってしまうだろう的な。)もの達、といいましょうか。
これ持ってる:持ってた:わ~と反応できるものがけっこうありました。
子供の頃にはこんな文具が身近にあって毎日に馴染んでいたはず(ただし女の子限定)。という狙いもちゃんとわかっていて、懐かし文具の特集は共感度が高かったなあ。
トラベラーズノートの作り方特集も楽しかった!
岡山や中央線沿線のお洒落文具屋さんガイドも含めて、「こういうところを巡るのをテーマにしてトラベラーズノート持って買い物旅行してもいいかもな」と妄想...。
あと、ニシダシンヤさんの絵封筒シリーズ、ネット上で噂になっていたのを発見して以来かなり好きだったのですが、この誌面で鑑賞できるとは!
これでホントに届くんだ...?って全員が思うはず。
文具ムックはこのごろ特にたくさん見かけるようになりましたけれど、「仕事に役立つ」とか「辛口批評」とか、昔懐かし文具だとスーパーカー消しゴムになってしまうのって、やはりどうしても"男性目線"なのです。
その一方でこちらは清々しく、「そうじゃない世界もあるよ」に徹底しているところに新鮮さを感じます。
付録なのですけれど、この本の限定デザインのケースに、ぺんぎんとアヒルのD-Clipsが5個づつ入ったものが。
これホント可愛いです。
ディークリップスは、今までも他の方の購入レビューで気になっていながら「こういうの30個は要らないんだよなあ」と一度も買ったことがなかったのです。
(書類仕事で使うので、普通のゼムクリップは箱買いして持ってまして...)
これくらいのお試し数量なら手軽でいいですね。
・・・とか言いつつもこれがハマるきっかけになるのかもしれませんが、カードを束ねたりブックマークがわりにしたり早速活躍しています。
というわけで、年齢問わずの"女子"の方々だけでなく、ご家族皆さんで楽しくどうぞ!な本です。
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2011.04.26
「ステーショナリーマガジン 007」を読みました。
このごろは、買いたい欲も、愛用品使用率もほぼ復活でめでたい。
検討品も頭の中に積もってきているので、そろそろ都会に買い物に行きたい!
というタイミングで、7号目が発売されたので早速。
・ステーショナリーマガジン 007
(万年筆とその周辺については「趣味の文具箱」、主にそれ以外の広大な文具分野を網羅するのがこの「ステーショナリーマガジン」です。)
相変わらずぎっしりな情報量です。しかも知らない新製品の多いことに衝撃。
頁をめくるほどに、巨大文具店でカラーペンを無心に片っ端から試していく「・・・・。」というもくもくとした静けさが脳内に訪れます。
以下、いつものように付箋を貼り付けたところを。
・うちの近所にもお洒落雑貨店は増えてきてまして、ここに掲載の「ニコアンド」も有り。
(最寄りの店の場合)文具はすごく小さい売り場なんだけれど、なんでここにこれが!都会に見に行かなくて済んだわ!と嬉しい驚きになるマニアックなモノを見つけることが少なくない。
LIFEのノート類とか水縞スタンプ等のアイテムを楽しみに立ち寄ってます。
・今回はファーバーカーステルの鉛筆の特集。
本来どちらかといえば鉛筆派ではないんですよねと言い訳口調になり、最近とくにあれこれと欲しい率が高まっているのもメカニカルペンシル(いわゆるシャーペン、次点で芯ホルダー)派の私。
それでもあの、鉛筆がぎっしり詰まった250周年記念限定缶は楽しいだろうな〜と目を奪われました。
クラシックなグリーン軸より、いぼいぼがついたグリップ2001のゆるやか三角軸デザインに惹かれます。これが144本、缶にささっている贅沢さがたまらない!
シャープペンシルでこのラインを愛用しているので、鉛筆を見かけるたびに一本買ってみようかと思うのですが…削る道具から揃えないとだめだね。
・あなたの「仕事道具をみせてください」特集。
最初に出てくる人のメモ例があまりにも見覚えあるので記憶をたぐったら、このノート術は過去にうちのブログでも話題にしたことがありました。
忠実に真似してみたところ非常にしっくりきたので、今もこの方法は大いに参考にしています。
それにしても、ペリカーノジュニアを家中に置いて年に20本消費というところに「とことん」を感じます。
(筆圧強いんじゃないだろうか?とペン先の写真をじっくり眺めてしまった。ブルーブラックのカートリッジ買ってこようかな!←すぐ影響される)
●過去記事:「放牧する」ノート作りをやってみようかな?
他の方々のもそうなんですが、これじゃないと駄目だし。っていうこだわりをもって使い込まれた文具って、魂がはいっているようで目に心地よいですね。
新品写真の整然としたクリアさとはまた違う美しさを感じます。
道具はそうじゃなくちゃいけない。魂を入れ込むものを増やしたければ、いい加減、わしわしと買い集めるってこと自体をやめなければいけない。
わかっているんですが、いつもこのあたりは葛藤なんだよね〜。やれやれ...。
・ドット罫ロディア
これは見かけたら絶対買おうと思ってるもの。16番のA5サイズで欲しいなー。
思いきり目にうるさい紫色の方眼含めてこれもロディアの味だとは思って(思い込んで)ますけれど、このあっさりサッパリな視界は非常に惹かれる!
・キーボードの隙間にたてるメモ
・・・名刺サイズの情報カードでこんなことはしょっちゅうやってるけどさ〜(笑)、形だけでなく紙の質感と色味がいい感じ。猫と馬が欲しい。
・タイトルが書けてホルダー内のこぼれ落ち防止にもなるエーワンの「クリアホルダータグ」がこれは良いねと思ったけれど値段みて一瞬手が止まる。
コストパフォーマンス要検討だけど耐久性があれば買ってもいいかも。今やってる事務作業にまさに必要なので迷う。
・シュライヒの動物フィギュアの特集が何故この本に!と思ったけど、じつはこれらを買える牧場のように可愛い売り場のある玩具店がちかばにあるので大変気になっていたところ。
コウテイペンギン(仔)とヒツジ(仔)の、物欲破壊力が素晴らしい。画面の上に飾ろうと思います。
もう地震来るなよ!
・フリクションボールノック
この前twitterで他故壁氏さんにおすすめされたのでブルーブラックを購入、これが私のフリクションデビュー。便利で気に入りました。
(パイロットの技術力を疑ってたわけじゃないんだけど)ほんとに綺麗に消えて驚愕。
しっかり書けるけどフリクションらしい僅かな儚さが万年筆の線と違和感なく混じってくれて、これ、持ち出し手帳用に最適だな。
・KIDSパーフェクトペンシルが人気みたいでどこにも売ってないのでつらい。赤キャップで買うんだ!
(そしてミケさんみたいにリボンを通して首からぶらさげるんだ...)
・Visual aidデザインの文具が存在するなんて。これも見かけたら必ずクリアホルダ買おうと思います。
リコーダーの運指表とか、虹の色の覚え方なんかが素敵!
元になっている書籍のほうですが、これとても良いんですよ。
単純な絵柄を使って、各種情報をいかにシンプルに解説できるかというのがテーマになっている、デザイン見本帳のような内容です。
洋書ですがこういうテーマだし絵本みたいな感じ。言語全く関係なく楽しめます。
・Visual Aid: Stuff You've Forgotten, Things You Never Thought You Knew, and Lessons You Didn't Quite Get Around to Learning
・Visual Aid 2: You Can Never Know Enough Stuff
業種限らず、日頃のプレゼンデータの作成に悩む多くの方々に対して、目から鱗のセンスを提供してくれる良書になると思います。
私は、サンフランシスコの近代美術館の売店で立ち読んで、あまりの楽しさとわかりやすさに感動して即買いして持ち帰りました。
・・・というわけで、久しぶりに、ほんとうに純粋に「文房具は楽しい」を実感できる時間を過ごすことが出来ました。
(嗚呼、"好き情報"をしみじみと味わうことができる、時間と心の余裕の尊さが染みる春。)
ゴールデンウィークのお買い物ガイドとしても活躍してくれるかと思いますので、今号も是非。
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2011.02.02
あかね色のペンケースを買いました。
昨年暮れに、革製の2本差しペンケースを購入しました。
伊東屋オリジナルの「草木染コードバン 万年筆ケース」です。
とても気に入ってまして、今も箱から出してはときどき触ってみるという過保護ぶりで、外出デビューはまだなのです...。
今までは、そのまま差し込んで持ち出すのがラクなのでペンシースばかり使っていたのですが、蓋と仕切りのついた、カチっとした形状のペン入れもずっと憧れてまして。
(シャープペンシルが好きなので、ボールペンや万年筆と組み合わせて基本、2本持ちで出かけたいのです。)
文庫カバーを愛用しているので、ブレイリオのコードバンのなら間違いないだろうといろいろ探したのですが、私の持っているような派手色な染めのシリーズは既に廃番になってるみたい。
このブランドの商品群の重厚感ある黒やチョコ色で踏み切れないということは、やっぱり赤系が欲しいんだろうなと思いつつ、ネットでさがしまくり。
結局、画像だけで決断してしまいました!
でもこれ、店頭で眺めた記憶はうっすらと。
「赤いけど意外と地味だな」というのが第一印象だったような。
これは「茜」という色で、朱寄りですが落ち着いた深い赤です。
草木染めの特徴なのであろう、ところどころにみえる染めの僅かな濃淡やぽちぽちした模様も味わいがあって素敵。
(他に、カフェオレブラウンぽい「柿渋」、濃ネイビーな「藍」があります。)
革はしっとりした手触りのコードバンで、ツヤは控えめ。
でも、"昔の赤いランドセル"っぽい感じがいいんだなあ。
写真の2本の万年筆はペリカンの800とモンブランの146です。
中央に、ペンが触れ合わないよう仕切りの壁が入っていますし、これくらいの規模のサイズまでならなら2本並べて快適に使えます。
ただし、この「仕切り」は天井部は固定されていない可動式のタイプ。
葉巻ケースのような完全個室(?)のペンケースにこだわる方にはおすすめできない簡易的な仕組みではあるのですが、これはこれでなかなか便利。
位置調整ができることで、もういっぽうのペンを細身にすれば149のような極太軸でも入ってしまう(蓋もちゃんと閉まります)ので...。
底はしっかりした厚みと堅さがあって縫い目も頑丈。だからといって無駄に嵩張っていないシンプルな形状なのが良いです。
相当長く使い続けていけるクオリティだと思うので、これはいい買い物をしました。
私は、通勤が無い生活だし、そもそも出不精なので...「外に筆記用具を持って行く」という状況が普通の(文具好きの)人より圧倒的に頻度少ないと思うんです。
それでもペンケース好きなんですよねえ。
何度かは我慢しつつも、つい。刻々と増加中です。
(同じ理由でMacBookAirも使いどころがわからなくて買えない。でも気になる。ぐわー。)
というわけでクリスマス直前にもかかわらず、せっかくなので贈答包装扱いで注文してみたら、お急ぎ便かと思ったほどあっというまのスピードで届けてくれた伊東屋さん。
感動しました。
このシリーズ、1本ざしもあります。
大切な筆記具用に上質ないれものをご用意したい方は、ぜひ。
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2010.12.20
「趣味の文具箱 vol.18」を読みました。
新製品情報が山盛りなのを眺めていると落ち着かなくなってくるのですが、もうそろそろ私の筆記具収納引き出しが窮屈になってきました。
年末(といってもあと10日位で正月ですけど)の〆の買い物もどうしようかなーと付箋を片手にページをめくり中です。
・趣味の文具箱 18
表紙の、いかにも重量バランスが良さそうなマーレ・リグリアの青:銀がクールで素敵です。が、お値段もステキなのね.......(涙)
今後、号を重ねても何度も取り出して読み返しそうなのは、ペン先・超拡大図鑑(正式名称は「ペン先の深遠」....どーん!)でしょうか。
ニブ種類だけでなく、メーカーごとにも詳細かつ大量に掲載されているので、書き心地や描線の想像がつきやすいです。
通販サイト等々でも目にすることができるのは紙に書いた状態の見本ですが、「どうせインクや紙によって違ってくるしなあ...」とも考えてしまうんですよね。
太い・細い等の解説だけでなく、使用した人のインプレも何通りかづつ掲載されているのが参考になりました。
そのなかで、「縦太・横細」が今おもしろい、ということでスタブやミュージックのペン先が取り上げられているページが特に良かったです。
2006年に購入したプラチナ♯3776のミュージック、購入時に各社のMSニブをじっくり試し書きしたので、それぞれの個性の記憶が各社ペン先写真で蘇ってきた...
このペンに関しては、いまだに全く飽きずしょっちゅう使っています。
●購入時の記事:ミュージックな万年筆。
太字や細字のレギュラーなペン先では「自分の中での流行」が度々あってコロコロ使用頻度が変わっていくのですけれど、ミュージックだけはそれを超越して常時レギュラー入りです。
平らなペン先ゆえに、紙とのぴたっとした密着感や、インクの上をしゅるしゅる滑っていく心地よさは、数週間分も!ためてしまった10年日記の一気大量書きや、語学学習でのノート取りに大活躍なのです。
この字の太さのせいでなんとなくたっぷりと書き込んだ気にもなるので、普段の手帳にも視覚的景気づけ(?)で使うことも度々。
2本目の中屋万年筆を購入するならばミュージックにしちゃおうかな(今度は青溜塗り希望。10角軸憧れ!)という壮大な計画も存在するほど、こういう「"面のある"ペン先」が好きなのですよね。
ペリカンのBニブもその傾向があるので同じようにM400で愛用しているのですが、このごろの生産からはペン先形状が丸っこくなってきたとききました。
たいら路線のBBなどをいつか使ってみたいと思っていたので、ちょっと残念。
(でもコンコルド広場軸で持ってるMペン先のまんまる書き味も大好き。ペリカンはいつも悩ましい。新製品のルビーレッド軸も600型サイズなら即決なのに...)
ここで発見したのは、比較的手頃価格かつ未体験ペン先のものとして、パイロットヘリテイジ912のスタブ。
きっと面白い書き味に違いない。
記事読後に私のなかでロックオン(物欲リストの上の方に配置)されました! サンタさーん...
そしてインクを、万年筆でなく絵の具用筆で使うという記事が実に楽しそうでした。
毛筆の心得が無い私にはあんまり関係ないかなと思って読み始めたのですが。
ほんとに絵用に使ってもいいわけだし「万年毛筆」の地味な佇まいが気に入ったので、一本入手してみようかなという気分に。
(ふつうに絵の具筆でもいいけど。)
というか、ターコイスのような淡色のインクでシュルっと太字のメッセージを書くのはなかなか趣があると発見させてもらいました。
そう、だからこそ私はあえてミュージックを超実用なブルーブラック以外にもう一本、そらいろインク用にも欲しいのであります。
・・・という無理矢理な言い訳をひねり出すのに十分な説得力がありました。
ペン先拡大特集関連に話を戻しますが、モンブラン146EFのペン先拡大写真。
立てたシンバルを合わせたような(またはピザカッター、またはロータリーカッター的な)非常に個性的なかたちなのですが、当初自分が持ってるのをルーペで眺めて「これ正常なのかな」と軽く悩んだ思い出があります。
いやはや、ばっちり同じ様子の拡大画像が載っていて安心しました。
当初よりフロー等は全く問題ありませんでしたが、他社の細字より明らかに変わった線が出るので、正直なところ手のほうが慣れる(お、いいねーと思えるほどに書き心地が制御できる)のに軽く1年以上はかかったような気がします。
でもなんとなく面白いので諦めなかったし、こりゃ駄目だわとも思わなかったのが良かったんですけれど。
趣味の文具箱的の表現をまねするならば、「縦細・横太」という逆方面の線が出るといえるペン先かもしれません。
写真を眺めてこれもまたなるほどねと納得の形状です。
以前は厄介だったこの個性もまた、現在では手放せない味わいに感じるようになりまして、やはりこういう時間の流れでちょっとづつ、なところが万年筆のいいところなのかもしれないです。
後ろの方のページにある、読売新聞社解説員の方の、システム手帳リフィルにびっしり書き込まれた146の筆跡はとても惹かれました。
インクの濃淡含めて、「そうそうこういう感じ。こういうふうに使い込みたいのだ。」というお手本のような写真でした。
というわけで、このブログの大河化を防ぐためにほんの何分の一かのページ分しか感想が書けませんでしたが、今回もひらひらの付箋だらけになっています。
脳内ショッピングカタログとしても最適な一冊だと思いますので、年末年始のお休み用にも是非。
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2010.11.13
伊東屋でみてきたもののこまごま。(いつものカレンダーを確保)
私が行った日(4日)は、伊東屋の中二階ではパイロットフェアをやっていました。
コミミにはさんでいた新製品の数々が、お試し台の上でさわり放題になっていたので堪能!
回転吸入式の透明軸「ヘリテイジ92」や、いろんなペン先が用意されている「ヘリテイジ912」、はじめて見たかもです。
(912はスタブがあったら試してみたかったけれど...それだけ置いてなかった。あったら危なかったよ。)
●透明軸プレラ「色彩逢」
特に半透明カラーのパーツがついているデザインのが綺麗です。
プレピーに似てるので、がしゃっとペンケースに放り込める的なカジュアルさはあるんですけれど、体格はそれの豪華版という感じ。
色数も多く、展示台の上ではさまざまな色彩雫インクが入っていて、それもまた試し放題でした。
細字・中字のどれも滑らかで書きやすい。
コンバーターも付属しているので、万年筆のボトルインク使用もやってみたい初心者の方にもおすすめな感じです。
・伊東屋の通販で購入することが出来ます。
これにあわせて、色彩雫インクは小瓶三本セットが発売されています。
うーん、最初から全部こっちのサイズで欲しかった~というほど手頃な(うまいこと使い切れそうな)サイズなんですよね。
いまとなっては、欲しいと思うどのセットにも手持ちのフルボトルがだぶっているので...小瓶のバラ売りして欲しいなあ(カートリッジ売りでも!)と願っております。
・色彩雫-iroshizuku- 商品一覧←これも、伊東屋の通販で買えます~
●サファリ万年筆 ジャパンリミテッド
白軸に赤のパーツのサファリは、かわいいです。白うさぎのようだ。
什器にたくさんささっているキャップ部分を上から見ると、日の丸というよりは目玉おやじの集団に見えるんだよね!
しかし、FとEFしか出ないというのが惜しいなあ。日本向けならそういうふうになるのか。
細字系サファリはざくざくいうほど本数持ってますので、MかBならもう一本と考えているという個人的事情を考えると、まだスルー中です。
しかし、ペンケース付きバージョンも気になります!
・【LAMY/ラミー】safari/サファリ 万年筆 2010 ジャパンリミテッド【日本限定カラー】(ペン先:F)← 万年筆単体はAmazonでも買えます
●ペリカン ブルーオーブルー万年筆
発売されるときいた初期の頃に写真で見た印象よりずっと「いいなあ」感強し。
うっすら程度に透けた青と、ゴールドのパーツのコントラストが素敵です。
オプティマのブルー軸持ってなかったら真剣に考えたであろう一本。
●キングジム ブギーボード
売り場に展示されて、自由に試せるようになってました。
何故かペンが見あたらなかったので指先でツツーッと書いてみたりして。
(圧力だけで筆記できるのでこういう使い方でも大丈夫なんだそうです。)
水っぽいポテっとした線が出て面白い!
ボタン一発で全消去、というのを5万回繰り返せるそうです。
メーカーHPでの画像ほどの色コントラストを期待していたので、アレっずいぶん暗いなーというのが正直な感想なのですが、筆記感や反応速度はとても良くて、気に入りました。
でもうちには走り書きできるアナログの紙がいっぱいあるから…5000円弱出して買うかどうかと言われるとビミョーだ!
●9階のカレンダーフェア
盛況で、レジも列になっていました。
大型をいくつも買って配送を手配するお客さんも。
今こんなだったら年末にむけてもっと大混雑になるのでしょうね。
少なくとも10年前近い頃から、自分の部屋用には「能率カレンダー壁掛け 17」を使い続けています。
・2011年版 能率カレンダー壁掛け17[C116] :商品詳細 | JMAM eショップ
能率から出ているものなので近所の書店などにありそうなものなのですが、ここ数年高橋書店製などに押されて品揃えから外されてしまっていて...去年も伊東屋で買ったような気がします。
主に個人的な事情なのですが、以下の理由でこればかり買っているのです。
・月曜始まり
・「めくり」でなく「はぎ取り」式。
(高い場所からリボン状の紐で吊しているのですが、これだと毎月後ろに折り返すのがめんどくさい。
月末にぺりりとめくると気分がスッキリ。)
・飾る場所にぴったりはまる大きさ:B4
(本棚の横に吊しているのですが、カレンダー横幅と棚の奥行きがほぼ同サイズ)
・数字が遠くからも見やすい。付箋などを貼ったり程度のスペースもあるので使い勝手がよい。
(私は手元の手帳で済ませているけれど、直接書き込みする人にも便利なレイアウト。)
それ以外の特長としては、シーズンごとにページの配色が変わって視覚的に楽しいです。
あと、毎年必ず発売されているので悩まなくて済む、というのも魅力かな。
能率手帳もそうだけど、地味だけど息が長いという堅実さが好きです。
さらに今年は、この能率カレンダーの下にA4で1年分のカレンダーを貼ったら、年間の見渡しもできて大変便利でした。
pdf de calendarさんでPDFデータを使用。
4種類の色味が用意されていて、珍しいところでは情報カードやトラベラーズのパスポート版(Moleskineのポケットサイズにも合うはず!)などに貼れるカレンダーなど、リフィルサイズも豊富にそろっているのでご活用おすすめです。
というわけでさっそく来年分も「A4サイズ12ヶ月縦型 月曜始まり」をダウンロードしました。
伊東屋ではその他、シャーペンの芯やカッターの刃など、こまかい事務用品をいくつか買い込み。
モンブランの新しいボトルインクも今回の買い物の目的の一つだったのですけれど、せっかくなので銀座本店のほうに出かけることにしました。
前回暑すぎてバテてしまって歩き着けなかったので、今度こそやっと買い物が出来る。
(というわけでしつこく見物記録続けます。)
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2010.11.07
「ノート&ダイアリースタイルブック Vol.5」を読みました。
このシーズンに恒例の「手帳特集」が入った情報雑誌の数々、今年は珍しくまだ一度も買ってない私。
たくさんの魅力的な新製品が出ていることは、ロフトなどを通りすがる度に把握しているのです...。
しかし!
自分の2011年に関しては、引き続き今年の構成と使い方でOKな確信が。
もう迷わないし、無駄づかいもしないからねっ。と、弱々しく宣言したい。
・・・単に新情報を入れるのが怖いだけじゃないのという話もあるんですが、この本だけは毎度別格。
今年で5号目ということなので、出来るだけ早いうちに入手して熟読しておきたいので、前日の銀座行脚(詳細は後日書きます)で疲れ切った足腰を引き摺りつつ買いに行きました。
・ノート&ダイアリースタイルブック Vol.5
フセンがぴらぴらつけてあるページを列記したいと思います。
●大阪タカシマヤオリジナルのブレイリオコードバンペンケース
--いま、146くらいのが2本並べて入るのを探していて、黒地に赤ステッチの色と形状が理想。
実はコレとわりと似た感じのビニール製のをパイロットの万年筆を買ったときに(箱を断ったら)貰って気に入ってるので、「次は革で」と思っていたところ。
●トモエリバー紙の断面図
--なるほど。こういう仕組みで薄くても裏抜けないわけだと感心。
●吉野手帳のアンカット版
--アンデッドみたいでカッコいい名前..というのは冗談だけれど、この風情、いいなあ。
●コクヨから出たクレールフォンテーヌのノート「トリコタージュ」
--伊東屋で探すのを忘れてた!
フランス罫のは何冊持っていても勿体無くて使えないことがわかったから、きっちりA5判のこちらを実戦に廻そうと思ってるのにー。
●測量野帳型マンスリー手帳
--地味ながらも今回最も揺らいだ手帳製品の情報だったりして。測量野帳に自作してみたけれどしっくりこなかったものが商品化された喜びというか...(能率手帳ゴールドに月間ブロックが無いことは唯一、うっすらながらも困っていること。)
クオバディスのビソプランと迷う存在。
●shio先生の測量野帳術
--写真の方面でも有名な方なのでtwitterでのやりとりも今や大いに勉強になってますが、かつて、測量野帳について検索したときにはじめてブログshiologyを発見。
ぎっしりと二色で書き分けられたページに流れる文字に見入っていると、これほど万年筆が似合うノートも無いんじゃないかという気もしてくる。
フチの擦り切れた表紙が積み上がっている写真はからは、道具としての重みや格好良さが伝わってくる!
・・・まずはカバーをオーダー...等々の妄想が先立つうちは駄目だなあ私の場合...
今回の記事(ちなみに執筆はミケランジェロさん)、じっくりと読みつつshio先生の下記カテゴリーもご参考に。
・測量野帳に万年筆のまとめ: shiology
●キングジムのハンコ型クリップ
--「うわこれ欲しい」と口に出してしまった製品。私の仕事にはちょうどよくこの4種類の漢字が必要!
(「済」などはダイソーで見つけたハンコ式のを使っているが押すこと自体が少々面倒な時有り。)
調べるとGOやNGなど英語版もあるようだけど、やっぱりこの朱肉色なら漢字だよねと思う。一文字で認識できるし。
●ミドリのポケットシール
--手帳やノートの機動力が上がるので、ポケット付箋は愛用しているけれど、こんなに可愛い同種のモノがあるとは知らなかった!
ミドリのと、今使っているビジョンクエストのではコストパフォーマンスがだいぶ違うのが若干気になるけれど、クラフト色またはウサギ柄で買ってこよう..。
それにしても、このムック本を読むと、システム手帳に戻りたくなってくる(というか来年のリフィルを買っておいた方がいいんじゃないかという気が高まってくる)のも困るんですよねえ。
気に入ってるバインダーを寝かせたままなのを思い出して心がかなしみでちくちくする。
ノックスかBindexあたりで来年のセットを買ってきて、やっぱり手元に置こうと思います。
職人さんが手をかけた上質な革・ペンが気持ちよく滑る紙たちへの愛情がびしびしと伝わってきて、今回もじっくり堪能できた号でした。
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2010.09.17
gentenの文庫カバーを買いました。
3年くらいずっと、これ欲しいなーどうしようかなーと考えていたgentenの文庫カバーです。
開封した今、机上は革のいい匂いがホンノリ漂流中。
可愛い見た目も、程良くしっとりな手触りも大満足なので、もっと早く買えばよかった!
花型模様に1層目の革がくりぬかれていて、genten好きならお持ちの方も多いかもな人気デザインだそうです。
この文庫カバー以外にもいろんな小物やバッグで展開されています。
(2年前、同柄のポーチを先に購入。
中袋を外せば「革なのに中身が見える」ということが意外と便利で、外出時のバッグ内文具入れなどにすることが多いです。)
革色は、ヌメ/ブラウン/濃茶 がありまして、これはブラウン。
ちなみに育成前と後のヌメ製品を店頭で見せて貰ったのですが、新品時はかなり色白な革。
しかし上手に育てると、新品時のブラウンを越える深い飴色と綺麗な艶に変貌するようです。
どれにするか迷いました~。
ここの革は、かなり変化の速度が速いような気がします。
(ポーチも、買ってわりとすぐあとにシンガポールで1週間以上バッグに入れて持ち歩いていたのですが、湿気と猛暑環境に囲まれたなかで帰国時には一気に手触りが柔らかくなったのには、非常に驚いた思い出が。)
そして、2年程度で「ブラウン」でもここまで変わる!という証拠に、このパスケースの写真。
撮影しながら、これは濃茶で買ったんだったっけ?
と過去の記事を検索したら、実はみんな同じブラウンで揃えていたみたい...。
●買ったときの記事:gentenでポーチとパスケースを買いました。
2年間ほとんど毎日バッグから出し入れしつつ触ったり振り回したりすることで、こんなに濃くなっちゃったわけです。
手入れなどは全くしてないので、爪痕などで色むらが出てしまっていますがなかなかの経年具合。
持ち手部分もかなりシナシナと柔らかくなっています。
(同時に購入した花型抜きのポーチは、大事にして常用まではいかない使用頻度なので、ほんの少し焦げ茶がかってきているだけ。)
とりあえず、当初(3年前から予定していた)の通り、ほぼ日手帳のカバーにしています。
ずっと使ってきたブレイリオのコードバンカバーは、現在読んでる途中の文庫本へシフトです。
ほぼ日手帳でもメモ帳でも、ペンホルダー無しの、いわゆる「普通の文庫カバー」で使うほうがシンプルで好きなんです。
今回のgentenで、革製文庫カバーがやっと二個目になったので。
ほぼ日使うのと同時に文庫を読んだり、文庫サイズノート(愛用はマルマンのA6カバーノートやMDノート)を併用したりが贅沢に"革で出来る"ようになった!
・・・というささやかな喜びが。
写真のとおり、本の厚みによりカバーの「巻き」を調整できるデザインなので、薄手のノート~ほぼ日よりもうちょい厚いくらいの本でも大丈夫な感じ。
でも新品のうちは、革がぴしっと硬めにまとまっているので、今だけは他の位置で曲げたくない気もします。
幸いなことに、ほぼ日手帳くらいがぴったり入るくらいの幅が初期設定。
普通の文庫カバー+ほぼ日手帳だと紐仕様のシオリはついていません。
そこで今回は、購入時包装してくれたgentenのリボンを、ほぼ日の最後の厚紙ページ(裏表紙1枚手前の黄色い紙)に上下でグルっと巻いてからホチキス留めしてみた!
チカラワザではありますが、セロテープや接着剤などよりはずっと確実かつ薄いまま固定できます。
リボンに印刷されているステッチの柄なども本体の縫い目とぴったりなので、ありあわせっぽいイメージもそれほどなく(笑)、可愛いくて気に入ってます。
このカバーは深~く色づくまで上手に育て上げたいので。
ほぼ日手帳をはじめとして、そのときどきの「一番手にとる文庫サイズ」に積極的に巻いていこうと思ってます。
見た目の経年変化がひかえめなコードバンの大人っぽさが気に入っていたけれど、色も手触りも刻々と変わっていく革も楽しいものですね。
○Amazonではこちらです(革色選択できます) → genten カットワーク ブックカバー
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●その他のgenten買い物記事:gentenで筆箱とパンダを買いました。
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2010.07.18
「趣味の文具箱 17」を読みました。
表紙がいきなりコレか!!というわけで、ホクホクと初日に買ってきました。
・趣味の文具箱 17
中央に載っているのは、モンブランの、キャップ頭の透明内部に星形ダイヤが浮いているモデルですね。
これ、沖縄のDFS支店にあったのでじっくり見せてもらってきたんです。
ヒカリモノって黒背景にぎらぎらのスポットライトという環境では倍増しに輝くものなんですけれど...そりゃあもう美しかったです。
しかし結局は、飾ってあった在庫がクラシック(細身の145サイズ)のローラーボールだけだったからその場で葛藤せずに済んだのだ!ということで。
とはいえコレの146サイズの万年筆版は10万超えなのだと誌面で初めて知る...。
ダイヤ入って無くてもいいや、P146で欲しい(いつかは)!という心境に陥るのは困ったものだ。
掲載されていたもののうち、気になったものをいくつかあげますと、中屋万年筆の黒ヘアライン軸は以前中屋のサイトで紹介されていたときに知って、赤溜塗りを購入したイベントの時に見せてもらったのですが、炭でできているかのような見事な質感でした。
この軸ならルテニウムめっきのパーツで渋~く、「ラミー2000の贅沢和風版」として使ってみたいです...
そして、山羊革のiPadスリーブケースは、これは良いものだろうなあ!と思わず写真を撫でてしまうかっこよさ。
シンプルゆえにいろんな使い方が出来そうで、一生モノで大事に出来そうな感じがします。
特集されている「軟調ペン先」は、パイロットや中屋の製品を買う気満々で試した挙げ句、自分の手にはどうしても合わないと悟ったのですが、それでも惹かれます。
エラボーのペン先は綺麗な形だといつも思うんですよね!
ホッピーの社長である石渡さん、250本(!)持ってらっしゃるということですが、あの収納ケースは欲しいなあ。
収集力は全く真似が出来ませんが、インクの補充記録などをつけておく万年筆管理の手帳を作るというのは参考にしたいです。
(自分は似たようなインク色を集めてしまう傾向があるので、けっこう混乱することが多い)
そして、今回最も物欲を揺さぶられた、というか本命視したいのはペリカンの復刻モデル「M101N」なのですけれど、掲載されているのは「元祖」のほうの写真。
実際のところ、この感じにどこまで追随できているのか期待と不安両方だったりします。
万年筆の軸に鼈甲っぽい質感というのは最近とても魅力を感じるので、これか、ホワイトトートイスだなあ。
サイズもちょうどいいかも。
とはいえ、いま現在、手持ちの愛用品達の多くが育ち盛りというか、買いたての頃とだいぶ違ってくる"成長期"に入っておりまして、日々飽きない。
暑いときだからこその油性ボールペンの書き心地も楽しい。(沖縄みやげもあるのでこれもまた近々!)
そんなわけで万年筆に関しては、大物新人を迎える気持ちの余裕があまり無いのも事実ですがとりあえず、セーラーの夏限定カラーインク「蒼天」が気になるので、青色好きとしてはさっそく買ってみる予定です。
次号の発売は12月だそうで...。
年末が来るのなんてなんてあっという間なんだろうなあ。いろいろと頑張らないと。
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2010.04.24
「ステーショナリーマガジン 006」を読みました。
2005年に最初のレビューを書いて以来ちゃくちゃくと毎年1冊づつ増えてきました。
・ステーショナリーマガジン 006
あれからもう6年目なんだ?と、遠い目になってしまいます。
この本で壮大な情報を得るまでの時代は、正直言って世の中にこんなにたくさんの文具の新製品が着々と生まれていることに気付きませんでした。
人が手仕事を好きである限り、そのための道具っていくらでも出てくるものなのだなあ!
というわけで今号もまた同じように、小型付箋をぴらぴらとつけまくって物欲をあたため中。
個別のモノ情報だけでなく、全国の素敵な文具店の特集がところどころにはさまれている構成なのが楽しかったです。
先日の「趣味の文具箱」にも大きく紹介されていた大阪の高島屋や、神戸のナガサワ文具センターなどにはいつか旅行がてら訪れたいところ。
ぎっしりと什器に並んでいる中からいろんなものを手にとってじっと考え込むことが出来るのは、通販では出来ないことですからね。
(東京すらも行けてない最近...)
あと、ロディア10番のカバー、掲載されていた栃木レザー製のがかなり気になります。
スナップボタンなどがついてない、プレーンなデザインであることも理想的だし..
A5の革製バインダーを探していたときに個人的に検索した覚えがあるブランドだったので、再度注目して検討中です。
わりとひっそりめなサイズで載ってましたが、小型メモ帳やこまかい文具とペンを一緒に収納できるかっこいい入れものとして、ポスタルコの「ツールボックス」が提案されてまして。
うーんやっぱ欲しい。ちょっと勇気が要る金額ですけれど、大人が堂々と使える文具箱としては以前から憧れていたのですよね~
(今年欲しいモノとしてはかなり上位にあるものなので、つい目玉が吸い寄せられたのでした。)
私はいまのところ「鉛筆よりは芯ホルダー」派なのですけれど、ステッドラーの新製品である「ウォペックス」という鉛筆はちょっと試してみたい感じがします。
塗装から軸と芯までぜんぶチップから成型されたという鉛筆らしからぬ人工感、こういうのにも惹かれます。
さて今号、私の頭の中で決定した「贈られたら最高に嬉しいけど、自分で買うとなると!」大賞を発表させて頂くと。
最終ページにある南部鉄瓶型の小巻専用テープカッター。
カール事務機製ってところがいかにも文具マニアごころをくすぐるのですけれど、見た目が小さな鉄瓶。
かわいい形だとすら感じますが、きっと間違いなく良い仕事してくれそう。
近年はずっと、引き出しの中の小巻サイズセロテープで用事は足りているのですが、これだったら机上置きに昇格できるなあ。もちろん一生モノとして。
とはいえセロテープスタンドにこの値段はなあ!という感じですよ...。
そして和菓子型マグネットのなかでは、言われてはじめてそれに気付くであろうけどその後はこれにしか見えないという奥ゆかしさと造形美を感じる「栗ようかん」を推したいと思います。
表紙にぽちっと置いてあるもみじ饅頭型も美味しそうだけどね~!
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2010.03.20
「趣味の文具箱 16」を読みました。(旅文具話を書きました)
趣味の文具箱の16冊目が発売されました。
・趣味の文具箱 16
表紙は春っぽい雰囲気ときいていたので桜の花のような色味を勝手に想像していたのですが、これは!むしろ初夏の空気が漂うゴールデンウィークといったところでしょうか。
(掲載の解説によると、この青い万年筆はデルタのドルチェヴィータスリムが原型になっている、限定品のようです。いい青だなあ...。
このなかにターコイスや紺碧のインクを入れて使ってみたいですね。
ドルチェヴィータを買うならスリムサイズがいいなと以前から思っていた私には大変魅力的。しかしそう簡単に思い切れる金額ではないのだった。)
今号のメイン特集は「旅文具」なわけですが、そのなかの一部、3ページに渡りまして記事を書かせて頂きました。
以前からブログを読んで頂いている方々には、なんとなく見覚えのあるあれこれの写真が散りばめられているかと思います。
同じモノでも、プロによる撮影だとぜんぜん違って見えると学習した!
旅行万年筆としておすすめされているデルタやコンウェイ・スチュワートといった美麗品のページの数々に読者の方々がうっとりした直後で心苦しいのですが、プレピーを誉め称える庶民派の味わい(などと、じゅうぶん用心しているその割には免税店でモンブランを買って帰ってきてしまう微妙な矛盾感)を楽しんで頂ければ幸いです....。
さて旅行用品といえばうちの場合、荷作り時のポーチからサブで持つ折り畳みバッグ等々の小物は、無印良品のナイロン製品の率が実に9割以上を誇ると言ってよいのですが。
今回の特集をみていると、例えば、数年前から重宝しているナイロン製のパスポートポーチなどは「革のいいやつ」に買い替えてもいいかもなあという気になってきました。
エッティンガーやスマイソンのトラベルウォレットなどのつやつやした写真をみているとすごく憧れますが、無印からは少々ランクアップしすぎかな~!
とりあえず、フラット状からコーナーをホック留めして皿型になるトラベルトレイは近いうち欲しいのです。
これは宿泊中に手の届くところにアクセサリーや時計を置いておく用にほぼ必需品となっていまして。
筆記具なども置けるようなサイズならばとても便利ですよね。
一応、100円ショップで買ったのは使ってますけど...これはちょっと。と誰もが思うであろうド派手柄。
今年どこかに出かける前までには、掲載の「左馬革トレイ(赤色で!)」のようなものを買おうと検討中です。
そろそろ「今年の万年筆」をなにか1本、選考を開始しよう。と思い始めてしまう季節になってきてるんですよね。
1本では終わらないとは思いますけれど。まずは。
今号も、ひらひらと付箋だけは何枚もついてます。
どうすっかなーという候補は頭の中に2,3本あるので、話題の新製品情報に背中を押されるか・初志貫徹で行くか。(悩むわー)
先日逃してしまった三越での万年筆フェア、その入れ替わりのように4月1日から日本橋丸善で「世界の万年筆展」が催されるとのこと。
メーカー各社のイベント予定表(これも掲載されてます)を眺めながら、うぅむ行こうかと唸り中です。
そして、私が毎号ひそかに楽しみにしている巻末近くのページ、編集部の方による「自腹インプレッション」。
今回掲載されている(そしてたいへん御世話になった)副編集長のかたの中屋万年筆の、ナガサワオリジナル 十角「朽葉溜」、実際に触らせて頂いたんですよ。
この色艶は本当に素晴らしかった!
筆記具というよりは、漆塗りの美術工芸品を眺めているような不思議な緊張感がありまして、キャップをしめて飾っておくだけでも絵になるなあと。
思わず「次は私も..」と口走ってしまいたくなる素敵さでした。
(ああ、ふたたび中屋を買うなんていつのことやら..)
その他、私などは画像でしかみたことがないような数々の名品文具が仕事道具として活躍している状態であるのを垣間見ることで、趣味文の「中の世界」をチラ見出来た(目につく一品一品についてべらべらと語りたいのを抑えるのは大変でしたが)実に良い思い出になったのでした。
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2010.01.13
「ポケット付箋」を買ってきました。
近所の文具店で見かけたので買ってきたのは、「ポケット付箋」。
以前からいろんな方のブログ上で便利だとレビューされていたので気になってましたが、ようやく。
紙ではなく、半透明のフィルムっぽい素材にL字型に糊がついていて、ノートや手帳等々の好きな場所にポケットを作ることが出来ます。
こういうものなので粘着力は強めながらも、「はってはがせる」フセンぽいところが便利で、位置を変えて付け直したりもできるので、1セット(20枚入り)持っているとかなり活躍しそうな気がします。
写真のとおり、蛍光色の黄色やピンクといったどぎつい色しか売っていなかったので、もうちょっとなんとかならないのか。
と思っていたんですが、メーカーサイトをみると、グレーなどの地味色も年末から展開がはじまったようです。
(あるんだったらホワイトが欲しかったよ....)
厚みがとってあるわけでもなく、1.5センチくらいの幅でしっかり糊がついているので、そんなに大容量は入りません。
せいぜいカードやメモ用紙などの、紙片数枚程度でしょうか。
それでもポケット無しの時とは全く使い勝手が違ってくるので、早速正月明けから使っているMoleskineの表紙裏にくっつけて重宝しています。
Moleskineは後ろに立派なマチ付きポケットはついていますけれどね。
「開いて、すぐに閲覧出来る」 ←半透明なのではさんであるメモ全面が読める!
という点で、そこにリスト(週間や月間の長期用も含むToDoや、買い物用件など)を書いたメモをはさんでおくとすごく便利なんじゃないかと予想しています。
今までもよく使うノートには、巻末などにセロテープ+カード等を使ってポケットを手作りしていたのですが、こちらのほうがずっと手軽なので、もっと早く使っていれば良かったなあ。
ポケットの機能を果たすこういうのといえば、トラベラーズノートのポケットシールですが、革裏にもしっかりくっつく粘着力と、使い易い様々な形があることで、本体リフィルともども、旅先の資料整理にとてもお世話になっているのです。
(今回のポケット付箋もぜひ、ざっくりと入れられるくらいの大型タイプが出て欲しいかも。)
ちなみに写真のポケットに入っているカードは、ボストンでジョッターを買ってきたときに、すすめられるままに(笑)包んでもらったもの。
さすがアメリカの広い間取りの書斎に置くような立派な机上用品ばかり揃っていて、お店にいるのはとても楽しかったLevengerの商品です。
ところでここの、ひな壇みたいなカードスタンド、すごくいいよね...。
"紙を縦にして横書きできる"レイアウトの情報カードが欲しいなあと趣味文の情報カード特集を読みながら思ってAmazonなどを眺めていたのですが、なんとなく既視感があって引き出しをひっくりかえしたら出て来ました。
5mm幅で細字向けですが、たくさんの用件が箇条書きに出来てなかなか重宝です。
画用紙を圧縮したような、情報カードとしては過剰なほどの厚い紙質で、書き味は柔らかめ。
(横にしてびっしり縦書きするのも趣があるかもしれない。)
これを3年以上も放置していたのは実にもったいないし可哀想なことをしたので、(自分のなかで)遅れて来た情報カードブームにのせて大いに活用していきたいと思います....。
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2009.12.24
「趣味の文具箱 vol.15」を読みました。
毎年、冬の号が届くともう、今年の買い物総まとめに入るなあ!と気づくのです。
(決して「終わったなあ」ではない。「追い込み」なのだ。)
・・・というわけで、趣味の文具箱 15です。
15冊目ともなり、さらに先日発売されたばかりなような気がする「ノート&ダイアリー本」(←レビューした記事はこちら)やらその他同様文具ムック本をあわせると、もう"こういう本ばっかり"の棚が出来上がってきました。
楽しいねぇ!
今回は、「これは買わなきゃいかんな」的な本格レベルの衝動は、実はそれほどなかったのです。
ああ助かった!
既に前述の「ノート&ダイアリー本」に影響されて入手したこまかいモノたちで物欲回転ができているから、かもしれませんけれど。
この趣味文のほうにもコレクト社の木製品の特集があって、情報カードの木箱が紹介されていて、なんだかもう1個、むやみに欲しくなってしまったり。
思いっきり図書館カウンター的な気分が味わえそうな7万円の引き出しはとても無理だけれど、飾り気のないシンプルな木箱でもすごくいい雰囲気。
こういうものこそ、長い年月をかけて大事にしたい日本の実用文具の代表格ですね。
箱のレビューを書いた上記のページに、ミケさんご本人がコメントして下さったことですけれど
「途中経過の、まだ育てているカード」
を机上培養するのに、これほど適した場所はないと気づいた。
万年筆は、セルロイドバカボン軸とか有田焼はろうきてぃ軸などが、写真を見ると意外と「わ!わりと良いんじゃないの?これ..」と思ってしまったんですけれど。
(21万では困るので、樹脂でこの色柄を復刻してくれないかしら、キティちゃん。)
あとやはり、中屋万年筆は素敵です。
掲載されていたのはナガサワオリジナルの朽葉溜塗りの十角軸。
その名の通り枯れた色合いではありますが、かなり好きなコントラストです。
実際に(イベントで)十角の握りやすさを知ってしまうと、ぜひとも、いずれは一本欲しいデザインです。
とはいえ!
「いつかは中屋」という悲願は達成された今年。
漆を育てるためにも毎日使おう、などという余計な努力をする必要もなく、とにかく軸の触り心地も・書き味も好き過ぎるので、仕舞う暇がない一本になりつつあります。
もう、今後何を買うにしても細字しか欲しくなくなってきた気が!
そんなわけなので、万年筆についてはもう「"大物"はしばらくいいね」的な、満たされた思いがあります。
いまのところは。"小物"を勢いで買ってしまうというのは、あるかもしれない...。
今号も、パイロットのヘリテイジ91(中細ペン先って実用的な予感がするので欲しい。葡萄色軸が可愛い)など、うっすら気になる掲載品は目白押しではあります。
今年はって、あと一週間くらいで終わるけど、もういろいろ買っちゃってるし、紙モノも買いためている暇があったら消化しろ!と自分に必死に言い聞かせていますが、年の瀬の賑わいの中、なかなか難しい状況です。
せめて、今年最後の関門(書斎館羽田空港支店)は素通りできますように。と祈るしかない...。
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2009.12.14
「情報カードの箱」を買いました。
この木箱を地元の文具店の片隅で発見したのはずいぶん前です。
確か、ジョッターを手に入れた直後だったか。
厚紙やプラスチック製のものより断然こっちだな!と思って手にとったら結構な値段がついていたので慌てて棚に戻しました。
(良く言えば)クラシックな、手作りっぽい味わいがあって。
「こういうのは100円ショップで探せるかもしれない」とつい、考えてしまった。
その後、だからといって特に探すこともなく、箱の記憶は薄くなっていったんですが、それが急遽よみがえったのは先日の「ノート&ダイアリースタイルブック Vol.4」を読んでから。
情報カードの特集のページに掲載されていた使いこなし例写真を見て、「もしや"あの箱"では!」と気付きました。
道具としての興味はかなりあるにもかかわらず、情報カードをいまひとつ上手に運用できない自分について、この本の記事を読んで反省と原因追究を試みた結果、やっぱり「同じ箱をいまだに持ってないからだろう」という結論に達しました。
....安易すぎる思考回路。
手持ちの空き箱の数々を試してみたのですけれど、(使い回し感がありありで)机上用品としては今ひとつしっくりこない。
もうあきらめて正規品注文ですよ。
地元の店からはもちろん既に消えていたし、どこかに行くたびに探してはいたのですけれど、灯台もと暗しでAmazon内で発見!
・カードボックス 5×3 蓋無 木製 CB-5302という型番です。
(私の時もそうだったのですが、「いつも」残1なのです。...廃番品ではないので在庫復活はすぐだと思います。流通数そのものが少ない製品なのでしょうが、同じお店の楽天支店もありますので廻ってみてください。
・追記:コレクトからの直接購入も可能のようです。(代引き限定)
「情報カード・見出しカード・カードボックス(5×3サイズ・名刺サイズ) 」のコーナーを押してページに入ってCB-5302の製品です。
同じ型番ですが、値段も写真も私がもっているのとはちょっと違うので、これが新型なのかも?
コレクトのサイトには「カードボックス」のほうに載ってます。
写真ではちいさいラベルを差し込める金具が箱前面についているみたいですけれど、私が買ったほうには無いです。
「カードケース」だと1000枚とか大量に入る整理引き出し的なものもあるみたい。
図書館ぽくて格好良し!
届いてやっぱり「すごいもの頼んじゃったかも」という感じはあったのですが、その後、実によくカードに書き込むようになったので自分でも大満足です。
日当たりの良い部屋のテーブルへも、このボックスとペンを持って移動すること度々なのですが、周辺が曲線で切り下げられていることですごく掴みやすいし、角が丸いから手への当たりが良いんです。
やっぱり、「常に見えるところに立てて収納してある・そしていつでも手に取れる」っていうのがコツのようです。
これが実践できれば、箱にお金を掛ける必要なんて全くないんですよ.....
方眼や横罫の新品カードを後ろのほうに入れて、かき込み済みのものはざっくりと内容をわけて放り込んでいます。
コレクトのはその当時品切れていたので、カラフルなライフ製の仕切りカードを合わせて買いました。
そして、グループ名をつけるために無印良品のインデックス付箋紙を仕切りの「山」の上に重ねて貼っています。
粘着力強いし紙も厚めだし配色も派手じゃないし、とっても使いやすい!
システム手帳にも使いやすそうなのでおすすめです。
カードに書く内容は、「今後しばらくは情報が蓄積していきそうな、長期保存性よりもむしろ現時点で"旬"な、閲覧性の高い件」が多いです。
いま欲しいモノの気になる活用情報とか、欲しい本リストとか、カメラの設定はこうすると良く撮れる的なコミミにはさんだメモ等々。
綴じられたノートだとどうしても過去のページに送り込まれてしまう一方で、バラして平面で眺めることの良さってありますね~
外出活動少なめ生活の私にとって、アメリカで買ってきたような立派な大容量ジョッターは、正直なところなかなか使うときがない。
写真のように、能率手帳の後ろポケットに何枚か入れておいて、書くのは表紙の上、であるときが多いんです。
(これが意外と都合良し。カード紙自体に厚みがあるからこそです。)
電脳アイテムも好きなので、大量のカードをデータベース的に管理して使い回すほどにはまだまだ志が足りないかも。
"ちょいメモ"の域を出ていないというか。
以前から、カード使いのお手本としては「PoIC」をしょっちゅう読んでいるのですが、まずは自分に使いやすい方法からつまみぐいでHow toを拝借していこうかと思っています。
そんなわけで、ノートパソコンを小脇に抱え、カードボックスとペンを両手に持って北向きの部屋から脱出するのが、日中さいしょの習慣になりつつある私なのでした。
普段は、コヒノールの木箱ペン立ての横に揃えて置いてあります。
出身地も木目も色味も全然違う(カード箱のほうはニスでテカテカしてます)けれど、木箱同士をツライチに並べてみると、なんとなく遠い親戚程度には似ているところが微笑ましいのですよ。
※追記※
惜しいことにボックスを購入した後に気付いてしまったのですが、「iPhone(またはTouch)の空き箱」もかなりサイズが近く、この用途に使いまわせます!
本体が入っていた側は接着されている仕切り等あるのでうまいこと分解する必要がありますが、蓋側のほうはすぐにでも使えます。
裏に薄くスポンジが貼ってあるところがまた、カードを立てる滑り止めになって良いんだ。
木箱よりいくらか高さが足りないんですが、直立整理するには問題無し。
見かけも機能も十分「これでいいじゃん」判定が出せる人は多いと思う。
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2009.11.17
「ノート&ダイアリースタイルブック Vol.4」を読みました。
昨年出たのは10月だったような気がするのですが、楽しみにしていた4冊目の今回もさっそく買いにいきました!
・ノート&ダイアリースタイルブック Vol.4
ちょうどいいことに、この月曜から2010年版のクオバディスがスタートしまして。(買った記事はこちら)
わたくし的にはすっかり「もう、自分の書きもの運用構成は決まってるんだけどね。とりあえず情報は仕入れとかないとね。」的な心の余裕をもって眺めるつもりだったけれど..。
つぎつぎに繰り出される製品情報の数々にガクガクしてきた。でも負けないわ!
今回、非常に参考になったのはジョッター(および、5×3情報カード)の特集でしょうか。
仕事や趣味の場面に応じて柔軟に使い分けられているミケさんのあの文字での使用例が眩しい…
(スマイソンの巻頭特集おめでとうございます~ ←と言っていいものなのか?)
受験勉強していた時代と違って、大人になった今はどうも使いこなせない。
綴じられているわけでもないので軽量、紙質はペンを選ばずしっかりと丈夫という、好条件な書き場所だというのに。
現在手元で役立っているのは、CGソフトのキー操作のショートカット表をコピー貼付したもの数枚といったところで、ちょっと情けないのです。
いっとき、iPhone入れにしてみた私のジョッターですが、やっぱり当たり前ですけれど、これは電子機器を入れるようには出来てない。
バッグ内とはいえ中身飛び出しが多くて、怖くなって使うのをやめてしまいました。
入れるならやっぱりカードなのだよこれは。
買い溜めたカードの束をすぐ見える場所に積んで、「私の場合は」さてどうやったら有益に運用できるのだろうかとモグモグ咀嚼中。
まずは分類するカードボックス買わなくちゃいけないよな。
と、常にモノから入っている思考回路からなんとかすべきかもしれない。
みてみたい製品は、A6ノートの特集にあったものの数々。
綴じノート形態の「ロルバーンポケット付ノートブック」や、ページがぐるんと折り返せることで話題の「360ノート」など、1冊買ってみたい気がじゅうぶんにあるのですがこんな田舎ではみたことがないのが残念。
あとは、以前からよく読ませて頂いているペン先はEFよりBBさん作により発売が始まっているDesign.Yのハンドメイド革手帳が大きく紹介されていて、しまっていた物欲がぐらっときました。
文字で埋めていくことを想像するだけでも、すごく贅沢な気分になる...
わりと高級路線なバインダーやノートの紹介が多かったように思いましたが、それでもしみじみ感じるのは、メイドイン日本製品の文具って良いものが多いんだなあ、しあわせだなあということ。
この本のシリーズをはじめとして、さまざまな情報を得て取得に奔走した手持ち紙モノ在庫もなかなかの品揃えになってきています。
それらを有意義に楽しく減らしていきつつ補充もする(……。)、紙文具好きとして充実の1年を送っていこうと決意しました。
そうそう、ほぼ巻末の「極細ペン特集」も楽しかったです。
あの書き文字写真をみているとスタイルフィット0.28mmを買いに走りたくなる。
先日購入の中屋万年筆の書き味が、このごろさらに1枚脱皮したように絶好調になりつつあるので、ますます細字が好きになりました。
まいにちコリコリとメモしてます。
Executiveの一時間幅のなかに3行くらい書けてしまう頼もしさ。
と、けっきょく万年筆のことを語って終わるのだった。
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2009.10.07
「クオバディス+ミッフィ」の文具みやげ。
フランスの子供用万年筆は、日本で言うところの「かきかた鉛筆」のようなものなのでしょうか。
それを使って、フランス罫のノートの上で一生懸命お勉強するわけですよね?
新学年準備の文具コーナーに大量に揃って(ぶら下がって)いて、みてるだけでも楽しかったんです...
男の子用のヒーロー系キャラクターやロボットの絵が入っていたり、パステルカラーに花柄が入ったものetc。
どれも10ユーロ未満のもので、当然この値段だと、教室の床に落としてもダメージ少なめであろう(笑)樹脂製でカジュアルな感じのもの。
インクも、スーパーにぶら下がってるタイプのものは驚くほど安いです。
これなら惜しみなく学習できますね。
モノプリで思わず買ってしまったのが、青のカートリッジが30本も入って0.99ユーロ(130円くらい)のお買い得なパッケージ。
いかにもBiC製な黄色いデザインも可愛い!
モンブラン・ウォーターマン等々、大抵のブランドにも使われているのでお馴染みの、欧州規格ショートカートリッジなんですが、Erasableと書いてあります。
これに関する説明書きは特にないのですが、鉛筆やフリクションの如くこすると消えるのか、ペリカンのSuperSheriffのようなインク消しが使えるという意味なのか(←たぶんこれかな?)、それとも自然に消えてしまうのか....?
なにぶん近々の出番待ちで封を開けていないので謎です。
欧州規格がこんなに手に入りやすいなら、独自カートリッジのラミーなどは、この国ではちょっと不利かなあと余計な心配をしてみる。
今回私が自分へのおみやげにしたのは、QUOVADISから出ているMiffyもの。
これは行く前から本国のサイトでチェック済みで、「見つけたらぜったい買ってこよう!」と思っていたもの。
もう明らかにお子様文具ラインなんですけれど、わりとお洒落な絵柄だと思います。
japon的なkawaiiを意識して展開しているデザインである(超・雰囲気訳。)とのことなので、日本でも売ってくれないものかなあ。
この時期売っている手帳は、9月始まりの新学年対応のものばかり。
子供用クオバディスは、1日1ページタイプのレイアウトが多かったです。日記帳にもなりますしね。
(さすがにこれは使いみちがないので買ってきませんでした。)
ペンケースは、大人が使うにはあまりにも巨大なので、ポーチ的に使おうと思ってます。
ふわふわした芯が入っていて、ファスナーのツマミもミッフィマスコットがついてて、たいへん可愛いらしいです。
万年筆は、軸は非常に軽くて華奢、キャップは勘合式、グリップには滑り止めのザラザラもついてます。
ペン先は"太めの中字"程度かな。
青のショートタイプのカートリッジが1本同梱。
書き味は....きっと結構大味な予感....手の小さな子供の字の練習にはいいと思います。
まだ試してない。いつインク入れるかもわからない。でもとにかく確保しておきたかった...
寸法的にウォーターマンなどのコンバーター程度は入るようなので、なにか変わったインクを買ったときに使いはじめてみたいと思います。
ああ、どれも未使用=ただの土産自慢、で終わってしまったっ。
次回はちゃんと使ってるものをレビューします乞うご期待。
補足:
ペンケースの前に写っている白いシャーペンはファーバー・カステルの「グリップ2011」です。
(これは、ちゃんと使ってるわ)
発売が始まったばかりの頃のシルバー色軸を伊東屋で買ってひそかに愛用していたけれど、椅子のキャスターでバリリと踏み割ってしまい、ショックのために寝込んでしまったくらい残念だったものをパリにてリベンジ購入。
日本でも普通に買えます。この白は、ほんのりアイボリーという感じで綺麗なんですよ!
0.7mm芯で、丸みのある三角断面が特徴。
滑り止めのゴムの水玉がついていて、書きやすいです。
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2009.08.04
チャルカの「アジ紙」本を読みました。
3年前くらいに購入したオレンジ色のかわいい本、チャルカの東欧雑貨買いつけ旅日記は、今もときどきじっくり読み込んでます。
(一度手にとると止まらない!
この本がきっかけで旅行中のスクラップブックが楽しくなったのです。)
購入当時レビューした記事はこちら。→「北欧と東欧の雑貨本」
またこんな感じのが出版されるといいなあと思っていたら、もう売ってた!
・アジ紙―東欧を旅する雑貨店チャルカの、好きで好きで仕方のない紙のはなし
「アジ紙」というものがなんなのか。
本を手にとるだけで、その装丁や紙の手触りから伝わるようになっています。
ついさっきよーく見て気がついたけれど、帯をとると、ちゃんとその下の部分だけほんのり白くて、紙の"やけ具合"が違う(..ように色分けて印刷されている)!
厚みの割には本全体がふわっと軽いし、ページをめくると、そのまんま木のような繊維の匂いがするんです。
やはり「どれだけ好きか」を全面にぶちまけている本の気合いは揺さぶられますね。
藁半紙のような感じのざらざらした再生紙みたいなもの全般、というよりももう少し踏み込んで、古くからの文化の中に溶け込んでいる、包装紙やチケットや伝票類。
「現代」の自動製本機にかけるとエラーで吐き出されてしまう(ので手作業でしか綴じられない)ような、厚みもまちまちに偏った、倉庫で眠っていたような古ーい紙等々。
そういうのを国内外の片隅で発見しては驚喜している、すんごい「紙マニア」ぶりが熱く伝わってきて、こちらもつい何かを集めたくなってしまうし、次の旅先ショッピングへの期待が勝手に高まります。
(そして、手にしたあらゆるものをノートに貼り付けて帰ってこようという気になる。
しかも、そういうのを収納するのに、いつもの「透明ビニールのチャック付ポケット」じゃなくて、「紙ばさみ」がいいような気がしてきた。こういうの。)
私も昔は、こういうアジ紙系が好きだったんだけどなあ。
万年筆は学生の頃もかなり使っていたけれど、裏抜けだの滲みだの、気にした記憶が全く無いんです。
そういうのは駄目、という概念も特になかったような気がする。
ソニプラで買った、輸入もののざらざらした紙のレポートパッドに平気で授業のノートとって、ペン先に繊維詰まってるのをしょっちゅうつまみ出していたし。
(今となってはそんなふうになる紙、滅多に出会いません。)
メールが発達していない時代は、しわしわと波打つオニオンスキンみたいな紙の便箋が一番好きだったのも思い出した。
・・・特にここ数年、「万年筆に向いてるかどうか」というのを気にしすぎていたせいで、身の回りの紙モノが優等生(すっきりすべすべの、非・アジ紙)ばかりになってしまっているのを反省。
そういう、"最適化されすぎている"ノートって意外と早く飽きてしまう自分の性格もわかってきたし。
でも、買ってしまうとは思うこれからも。
ボールペンや芯ホルダーですら、しょりしょりぐりぐり音をさせてしまうようなところへ書きつけていく楽しみを、今後は少しづつ追究してみたいです。
ところで、デスクトップでもあえてアジ紙装飾をしたい方は、Iconfactoryのlithoシリーズがおすすめ。
ここから、アイコンのセットがいくつかダウンロードできます。
「similar」でなく、太字のタイトルのほうをクリックしてください。
今回の本の装丁もそうですが、デジタルでこういう表現法、いいな~といつも思います。(さじ加減は意外と難しい。)
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2009.07.31
「趣味の文具箱 vol.14」を読みました。
趣味の文具箱の14巻目が出たので買ってきました。
まだまだ、店頭でめくる以前に、条件反射的にレジに持って行ってしまう趣味文ですが、今回もだらっと感想を述べてみたいと思います。
今年も恒例、そろそろ「何か買っちゃうかも」病がジワジワきはじめているので困ったものです。
セーラーの吸入式の新製品「プロフィットレアロ」の紹介記事は、けっこう素直に惹かれてしまった..
これとほぼ同じという「プロフィット21」は、カタログギフトでゲットした中字と、川口さんが長刀プロフィットを分解してペンクリニックで組み立ててくれたEFがありまして、あら"ちょうどよく"黒-金タイプがまだ揃ってないし、Fニブでも持ってないわとか考えてしまうんですが..。
ただ、プロフィット21のバランスがちょっと私には(キャップをうしろに付けてもはずしても、どっちつかずで決めきれない)微少の迷いがあるのは確かなので。
両用式とは違う件も多いでしょうから、ここは実物を握ってみてから考えたいと思います。
146と同体格で定価が半分以下というお得さも素晴らしいんですよね..。
キャップ開けなくてもインク窓が見えるって、そういえば便利なのかもしれないと今さら気付いたりも。
とはいえ理想としては、そのまえにP146のMニブなどを迎え入れられたら文句なし。←本音。どこかのDFSで出会えたら、だけどね..。
そして、次点というよりはほぼ同じくらいの物欲水位で中屋万年筆をそろそろ今年辺りと思っているのですけれど..あぁ~もぅ!
(頭を振る。)
でも既に、ざくざくと増えていったアホ買いの時代は過ぎました。
当時(2年前またはそれ以前)に買い集めて、それなりに使ってきたペン達が、いまちょうどいい感じに「変化」してきているんです。
ペン先にアタリがついてきたというのもあるだろうし、こちらの手も慣れてきたというのもあるだろうし、で、お互いに育てあってきた成果が出て来た書き味になってきました。
いわゆる、「しっくりと手に馴染み始めた」っていうことですね。
146や149なんて、いまだにコロコロ表情が変わるからなあ。
そういう楽しみもあると気付くとなおさら、じっくり考えて、結論に長時間かかってもいいからとっておきのものをキメたい..。
とかなんとかぼやいてみる。
偉そうなこと言ってるわりには、最近急に毎日使ってる1本が、Lamyのabcだったりします。
なんか、バリがあるみたいな(!)変なジャリジャリ感があってハズレ個体かなあとおもっていたのに、それがまさに憑きものが落ちたように突然消えた!
しかも、インク箱の隅から発掘したブルーブラック純正カートリッジの、枯れたグレーと書き心地が妙に合う。
軸自体がずいぶん軽すぎるけど、この構成はいいぞ..。
その他、掲載中で気になる新製品は、キャップレスフェルモ的にひねって出てくるラミーのダイアログ3,ドルチェ・ヴィータのスリム軸かな。
(あと、載ってないけどここ数日で猛烈に物欲リストに加わったのは、プラチナのブルーセルロイドですよ!
こういう青、インクでも軸でも大好きなんだ!)
商品情報以外では、各社インクの詳細すぎる色分布図にびっくりです。
色味なんてものは正直いって、ペン先形状や紙によって、同じインクとは思えないくらいで異なることが多いし、さらに時間経過で大きく変色するものもあるので。
なかなか、「これはこういうもの」と定義づけられない面が多いかと思うんです。
しかしそれでも、彩度や明度などがここまで視覚的に分類されていると、例えば「もっと華やかなの」とか「もっとくすんだ感じのもの」などの、感覚的な"もうちょっと"が、相対的に探しやすくなり、非常に助けになると思います。
私の場合、その値段(と小ささと、ボトルの綺麗さ)が畏れ多くてひと壜も持ってませんけれど、やっぱりカランダッシュが欲しいな。
と趣味文のインク特集を眺める度に思います。
パキっと立ち上がったクリアな色味が魅力。
グランドキャニオンというブラウンのボトル、そう遠くないうちに買ってしまうかもしれないなあ。
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2009.05.10
「ステーショナリーマガジン No.5」を読みました。
おお、これで5冊目になったのですね。(と、文具特集系ムックがずらりと並んだ本棚を振り返る。)
・ステーショナリーマガジン 005
このごろの文具物欲に関しては、例年になく落ち着いているような気がしますよ?とつぶやきつつ、届いたAmazon箱を開封したのですが。
やっぱり今回も、読み終わったあとはすっかり、伊東屋と丸善をハシゴしてきた疲労感。
この本のレビューの時は毎回これ言ってるような気がする↑
普段の地元文具店巡回だけでは知らなかったモノが多すぎてびっくりですよ。
いつでもめくれるように、私がフセン(特大)を付けたページは、70ページ以降の、シャープペンの芯特集。
いわゆる「製図ペンシル」系は、ローレット加工された金属ギザギザの触感がどうも苦手なのでほとんど持ってないのですけれど(いまのところは、製図っぽい感じと言えばパイロットのエススリーが理想形状です)、芯のいろいろをみてまわるのは好きで。
ここに掲載されている、メーカー別/芯径別/硬度別の一覧は、買い物するときの資料として、私にとっては超保存版といえるでしょう!
ちなみに現在はいたって普通に、0.5mm芯が中心。
モンブランからアルファゲルまで、2B~4Bくらいまでの濃いめを入れてくろぐろと愛用しています。
万年筆との連携(?)を考えると、私はやっぱりこういう本を見ていても、ノート(+それをカバーする革の何か..)にばかり目が行ってしまいます。
以前からシステム手帳リフィルの書きやすさをコミミに挟んでいたPTMに、A5サイズのカバーノートが出ているなんて!
写真で見た限りでは、色もかわいいし作りもしっかりしてそうです。
A5の革カバーをオーダーしたのは早まったか......?....ネットで買えないかしら、と検索してみたら、売ってました~。
しかしここではじめて人工皮革と知って少々踏みとどまり中。
HERZってやっぱりお買い得だったのだ。
でも、PTMも水色とか黄色とか実物をみてみたい!
このブランドだからきっと綺麗だろうな~と、うずうず。
ここに載っている大量満載の文具写真の中で、いちばん好きなのはやっぱり、万年筆の写真。
黒地にレイアウトされた黄色のSafari。
これはポスターにして飾りたいよ!
というわけで。
今回の「ステーショナリーマガジン」もすみずみまでオススメです。
そうそう、この本のなかの「ジョッターのある生活」という素敵なエッセイを読んでいて、引き出しからボストンで買った赤革メモケースを取り出した私。
うむ。良いものだし、これはもっと活用すべき。
(情報カード自体はちょこちょこと消費中。
今のところは、5×3インチより小まわりの効く、名刺サイズのほうが私は使用頻度高いかも..
ライフの方眼が好きです。)
実はここで気づいたのですが、こ、このジョッター、一番大きいポケットにiPod Touchが余裕で差し込める!
ということは...!
この話に続きがあるとしたら、まずは「契約」しなければっっっっっっ。←エコーをかけて読んでください
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2009.04.23
「なにを買ったの? 文房具。」を読みました。
この「なにを買ったの? 文房具。」は、2003年に出た本の第2弾として刊行されたものだときいて早速、発売日に入手。
6年前の「文房具を買いに」を読んで物欲に"火がついた"のは私だけではないと思うのですが。
ドサーっと並べられた大量のMoleskineノート、どんだけ買ってきたんだというほどの塔のように積み上がったオレンジ色のRhodiaメモパッドやクレールフォンテーヌのノート等々、とにかく大量の紙類がレンガのようにレイアウトされた写真の数々に圧倒されたなあ。
自らが撮影したこれらの写真に、Moleskineノートを使うことについて
「ひと月に一冊というペースは、守りたいと思う。」
などという、渋い口調の文章が添えられていて驚愕しましたから。
とかくオススメモードで舞い上がりがちな趣味系分野本においても、こんなに冷静に(でも読んでる方は腹に力が入りまくる)物語りができるのは、やっぱり片岡氏の専売特許だよなあと感動したものです。
文具好きを自認する多くの人のあいだでも、影響の大きかった本じゃないかと思います。
今回の新刊も、第1弾と判型や装丁の雰囲気がほとんど同じ。
もっと言えば、扱われているネタ(撮影素材)も以前と若干かぶってるんですが、ますます"紙束ドッサリ"感のスケールが上がっていて!
愛用品を披露というよりは、カメラ越しに「よい景色」だと思うものを買い集めてくる行為を楽しんでいるんだろうなあ。
あの、大量の、同じ色の色鉛筆や箱買いしたボールペンや腰にきそうなほど重そうな各種紙束は、撮影後どうなったのだろうとか!と思ったり。
「このページの上がアイデアやメモで埋まったとき」
「一冊使い切ったときの爽快さ」
を夢想しては買っていくので、その愉しみに対して実際に使うのが追いつかないので、貯蔵して10年や20年経ったノートも普通にあるという話。
これらもまた見たこともないほど大量に、しかし美しく計算されて撮られた写真に淡々と語りが続いていく...。
ああ~わかるなーと思いつつも、真似できない度のほうが大きいので、次々に繰り出されるドカ買い疑似体験を楽しんでいると、あっというまに読み終わってしまうのですね..。
「撮るために」買い集めたものも多いようで、それを楽しんでいる雰囲気のほうが実は大きいです。
文具写真術の本としてもかなり参考になっています。
まあ私のほうは、著者のようなすごい撮影機材も操作知識もありませんけれど、最終的には対象物への執念と愛なのですよ!を再確認。
一時期、欲しいと騒いだ割にはけっきょく一眼もまだ買ってないのよ~トホホ
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2009.03.19
無印良品の特集雑誌を買いました。
ひさしぶりに購入したRealDesign、今号は無印良品がテーマなのです。
リアル・デザイン 2009年 05月号
今回の記事で特に面白かったのは、各界クリエイターの人々が生活や仕事の中で愛用の無印アイテムを紹介しているページ。
店内で見慣れたスケッチブックやノート類が、アイデア帳として使い込まれてざくざく積み上がっているのは壮観です。
いつでも手に入りやすい堅実な品質、なおかつ安価。
ということも、愛用の仕事道具として選ぶ重要な条件なんだなあと思わせる説得力があります。
「これがいい」というよりは「これでいい」で選ぶ、っていう考え方でいくと無印になるんだそう。うんうん。
(安心しすぎているといきなり廃版になっちまうのも多いんだけどさ~)
私は、無印の白色半透明のポリプロピレン商品が好きなので、バインダーから収納用品まで、実用系小物はなるべくコレで統一して買ってるんです。
だいぶ増えてきたのでなんとなく棚内での見た目がそろってきたし、半透明なのも程良く実用的。
特に重宝しているのはこの半透明素材でできたファイルボックスなのです。
今回の愛用品特集ではまさに、こういう使い方が理想だったのよ!というほどうらやましい、棚にびっしりこのボックスが詰まった写真がバーンと載ってました。
大きさを統一したシンプルなカラーラベルを貼って分類したり、のひと手間加えるだけですごく華やかかつ使いやすくなるのですね~。
材質的にうっすら中身が見えるのですけれど、取り出しやすいようになのか少量づつ収めた余裕のある空間。
なんにも入ってないボックスもそれなりにカッコイイ。
うちの使い方はこんな感じやこんな感じなのですけれど、やっぱり小規模かつ中身詰め込みまくりだと、迫力とうつくしさとあか抜け感に欠けるのよね~!...という対照的な実例が身に染みましたトホホ~
でもめげずに使います。
※文中の商品リンク、古い記事なので無効になってるものが多くてすいません。
無印ネットへの個別リンクってすぐリニューアルするからイヤだなあ..。
この半透明ポリプロピレンシリーズは、多穴(ルーズリーフ用)のバインダーでもよく買います。特にA4。
グリッサーで穴を開けていろんな資料を分類しているのですけれど、先日4冊目を購入しました。
ごく最近の製品ですとあたらしいゲルボールペンが気になります。
(これ、店頭で見てきたんですが芯の先に赤玉で栓?がしてあって試し書き用のがなかった…)
持つところのラバー形状がどうみてもサラサクリップなのでわくわく。
クリップのところは、透明でシンプルなデザイン(サラサクリップのように可動式で「はさめる」ようになっている)なのでこの部分は"本家"よりお洒落。
この軸デザイン欲しさに買ってしまうかも~
よのなかはジェットストリームに話題がいきがちですが、私はサラサ、特にサラサクリップ:もっと指名するならば0.5と0.4の各ブルーブラック:は、芯を箱で買いたいくらい大好きです。
もうどんどん話が雑誌から遠ざかってすいませんが、無印で一番最近に買った"大物"は、もうすぐの春先から使えそうな毛布を先日の日曜日に、かかえて帰ってきました!
「綿 洗える毛布」という名前の、洗濯機で手入れしやすい薄手タイプのを。
長年使っていたのを買い替えたくて他社製のもいろいろ調べたんですが、手触りフカフカなシール織り仕様のなかでは無印のがかなりお買い得でした。
長持ちするといいな~。
無印だけに、まったく模様が無くシンプルすぎるので躊躇したのですけれど、まあいいや。このほうが飽きないだろう。
というわけで、いつもホンノリとバブルな香りがするブツがたくさん載っていて素通りしていたRealDesignですが、今号は、私にはしばらく保存版として楽しめる内容だったのでした。
無印以外に載っていたネタとして、あたらしいMoleskineのラインナップにはびっくりですよ。
ぶあつい日めくりカレンダーみたいなのとか、一ヶ月づつ分離できる12冊セットの手帳とか。
もっと保守的な感じがしていたけど、意外とやるなあ。って感じです。
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2009.02.03
ヒトサマの筆箱をたくさんのぞきこめる本。
Amazonで品薄状態が解消されるまで待っていたのですが、やっと買うことが出来ました。
・筆箱採集帳
59人ものひとびと(職業年齢層さまざま。ネットや雑誌で知っている有名な方々から小学生までも!)の「筆箱の中身」がカラー写真で詳細に紹介されている、実に面白い本です。
常用の文具が1ヶ所に固まっているのを眺めるだけで、そのひとのまわりの世界までほんわりと想像できるような、ちいさな宇宙を垣間見る思いがしました...←大袈裟か。
ピンポイント的に、これ便利そうだから私も使いたい!店で手に取ってみたい!と思うちいさな文具がたくさん出てくるのですが。
この本でとても有り難いのは、これら私物として公開されているほとんどのアイテムに対して、きちんとメーカーと品名が文中で添えられているところ。
(このあたりは、著者の方々の文具に対する超博識があってこそ確立されたものかと思います。)
逆に、自分の愛用品とおなじものが他人様のペンケースにも入っていたりすると、「やっぱいいですよね?コレ」と心の中で握手したくなる感じもまた、楽しい〜。
私の場合はどうだろうと考えると、このごろは「とにかく厳選して最小本数」派です。
ケースとしてほぼ必ず持ち出しているのが、ブルーブルーエで買った革のちいさなペンシースかな〜。
フタもファスナーもないデザインと、バッグの内ポケットにそのまま立てられるコンパクトさがやっぱりいちばん使いやすくて、1,2本の持ち出しのときはこればっかり使っています。
たとえば旅行では、少し大きめのポーチ型のペンケースにそれなりの文具ラインナップで詰めて荷造りしますが、このペンシースは機内持ち込みバッグ常駐という厚遇。
これの4,5本くらいまで入るバージョンがあれば絶対買い足すんだけどな。
ペンケースは買うの好きなんです。
万年筆とおそろいで一本差しのケースを揃えたりするのはすごくゴージャスな気分になるし。
なにかと便利な無印良品のポーチを選ぶときも、「これに文具がどんな感じに入るか」をなんとなくイメージしているというか。
でもじっさいのところ、文具を持ち運ぶような外出用件がそんなにないので、あまり使い切れないのが反省点です。
学生時代や通勤時代、手帳はどんなのだったかけっこう記憶があるんですけれど、ペンケース(やそこに入っていたコマゴマとしたもの)については全然記憶に無いというのも不思議。
近年の私は、ちいさなパソコンやデジカメやiPodはどこに行くにも欠かせない(無いと少々不安な)ものなので、やっぱりこれ含めて揃ってこそフデバコです。
そんなわけで、デジタルアイテムも「文具」として紹介されているページ(アシストオンのオーナーさん)に親近感を持ちました。
いろんな人の「もちはこび」を鑑賞しているうちに、次の旅
(私にとっては旅行がいちばん、ペンケースとその中身構成について真剣に考える時なのです。)
は、何もっていこうかな〜、と荷造りが楽しみになってくるのでした。
☆...どうでもいいですが「ヒトサマ本」シリーズは過去記事があります。
ヒトサマの手帳をたくさんのぞきこめる本。
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2009.01.26
赤革のポストカードウォレットを買いました。
購入はちょっと前なんですが、忘れもしない金ペン堂訪問の日です。
ホクホク気分のまま、神保町から銀座の伊東屋に移動。
先程念願のペリカンM800が入手できたことだし、ここでは「ちょっと見るだけにするか」と思っていたのに〜。
おそるべし、ホクホクモード。
最初にPOSTALCOのグッズを知ったのは、クオバディスのExecutive用のカバーを探していたときなのです。
すごくかっこいい。
現物も実際みにいって、革のきめ細かな触感にうっとり。
・・・しかし、お値段がなぁ!
モノがいいのはわかってるのですが、なかなかさくっと買えるレベルではないポスタルコ。
このごろでは、羽田空港支店の書斎館で手にとることが多くて、その贅沢な素材感に驚きつつノート類や革小物が気になりまくってます。
ネットでもいろんな方々のレビューを眺めては、物欲妄想を高めていたところでした。
これは、ポストカードウォレットといいまして、ハガキ程度のものが収納できるサイズの入れ物です。
素材は、圧縮コットンとカーフです。
フタや底部分は、うっとりするほどフワフワな手触りの革なんです。
他の部分も、布主体とは思えないほどしっかりと出来ていて、きめ細かいけど汚れや衝撃にもいかにも強そうな感じ。
ひもをくるくるするボタンの部分もがっちりと取り付けられています。
ポケットを開くと、内部はポケットで3室構造になっています。
3つつながっているポケットの各々自体はマチがないので、本や文具といったような立体固形物(?)の収納はあまり適していません。
それでも、いちばん外側をくるんでいる底の革部分は、厚みとして2.5センチくらいまではカバーできる程度の余裕がありまして、ちょっと不思議な構造。
「(ハガキをはじめとするカード類や千切ったメモ用紙などの)小さめの紙片で、いつのまにか各ポケットが膨れている」
という状況に対応しているんじゃないかと想像。
そんな感じの使い込み方に憧れますし!
あと、うしろ側に、ペンをくるりと包むように収納するループがついてるのが良いんです。
たっぷりと幅があるし、柔らかな革でできていて、お気に入りを差し込める安心感があります。
ボールペン類ならマルチ系じゃない限り大丈夫そうだし、万年筆ですと手持ちのものでは キャップレス デシモやプラチナショート軸などの細軸チームが具合良くもぐりこんでくれました。
(今現在、チョウチョはピンク軸が義母への贈り物として旅立ちまして、たいへん喜ばれました。
その後白軸にて手元に補充完了(笑))
私はいまやほとんどハガキは書かないので、この製品名のとおりの使い方は多分しないのですけれど...。
ポケットにいろんなサイズやレイアウト(無地や方眼)情報カードを何枚か詰め込んで、ポケット型ジョッターとして活用したい気分。
このウォレット自体も、圧縮コットンが厚くて丈夫なせいで、カードを上において手に持って書き込みができる程度の剛性はじゅうぶんあるのです。
3室あれば、新品と書き終わりだけでなく、ついでになにかの資料になるような紙切れやらレシート類も一括管理できるしね〜。
マチは無いのですけれど、まんなかのポケットには若干余裕があるので能率手帳ゴールドくらいの厚みと大きさなら収納OK。
試したところ、保険証やパスポートなどとも相性良しです。
隣接するポケットへ領収書などを収納したりのコンビネーションもいけそうです。
レシートやチケット類(航空券は無理なサイズですが。)を管理しつつ持ち歩いたり、両替後に外貨を種類別にわけて保管しておく財布的にも使えたり、の旅用途にも便利じゃないかな〜
ポケットにマチがないというのは実は結構機能的で、ちょっと逆さにしたくらいじゃ中身がこぼれない程度にはホールドしてくれることに気付きましたし。
まあとにかく、「ひもクルクル」が面倒でなければいろんな使い方が思いつく、手ごろな大きさの、ぜいたくなポケット達なのです。
ちなみに、「Wallet」と名前がつくシリーズは三連ポケットタイプ、「Envelope」が1度にたくさんの書類を入れられる、マチつきの書類ケースタイプみたいです。
A4サイズのRegal Envelopeはかっこいいのですごく憧れます...
あと、ペンケース好きとしてはTool Boxがかなりキテます!
(空港でみたような気がするけれど、記憶が薄れているのは値札が目に入ったからであろう...)
このカーフ+圧縮コットンのタイプならば、いろんな色が選べて楽しいのも魅力です。
次は(いつだよ...)どれの、何色にしようかな〜
参考になった物欲記事は下記。
ノートも実に素晴らしいのだけれど、ここまでだともったいなくてきっと使えないと思います...
・ポスタルコ リーガルエンベロープ
・ポスタルコ ノートブック
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
上記話題には関係ありませんが、
最近入れてお気に入りのスクリーンセーバー!!無印好きにはおすすめです。
↓消音設定可能(音符をクリック)ですが最初のHP閲覧は音が出ます
MUJI Global | playMUJI
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2008.10.21
「ノート&ダイアリースタイルブック」を買ってきました。
紙モノ好きおよび来年の手帳探索中の皆さまには絶好なシーズンに投下されるこのムック本、今年で3冊目になりますね!
20日が発売だというので、さっそく買ってきました。
ノート&ダイアリースタイルブックvol.3。
棚からすぐにレジに持ってって、その場で隣の書店併設カフェに直行→ゴゥゴゥと湧き上がる物欲にめらめら翻弄されつつ(とりあえずざっくりながら)読了→帰宅するも丸善と伊東屋を複数店舗ハシゴした気分ですっごい疲れている....(今ココ)
毎年この手帳しか使わないし。とか、もう来年の手帳は決まってますから。という方にも、(若干精神状態は穏やかじゃなくなるけど)今みておくべき最新情報誌としておさえておいて損はない構成になっています。
かくいう私も、一応、もう"使用はほとんど確定であろう"的な必要にして十分の構成は手元に揃えてあるんですよ。
ほぼ日手帳カズン+能率手帳ゴールド、の、ゴージャス1万円セット…だっ。
それでもやっぱり、今年もスマイソンの手帳への物欲、いや正確にいうとミケランジェロさんの「スマイソン愛」に揺さぶられてます。
ああどうしてくれよう。
ミケさんの文章とともに、今回はとても詳細に各種の仕様が紹介されているので、かなり参考になりました。
その製品自体も良いのだけれど、その上に乗っているモンブランのロイヤルブルー色の字がね!
とにかく気持ちよさそうなんです。
筆記感が脳から手にバーチャルリアリティ的に再現されてむずむずする(笑)
この方のブログを以前からいつも読んでいて「書きものすること」の心地よい生活がなんとなく垣間見えているからかもしれないし、私自身もモンブランのペンが大好きだから、かもしれないなあ。
しかし正直なところ私は、ウィークリー手帳は「レフト式(左に7日間、右にメモ欄)」がいちばんしっくりくるみたいなんです。
これは能率手帳を近年使っているからとかのレベルでなく、10代からのシステム手帳生活で染みついてしまった習性のようなもので、スケジュールそのものより、メモやToDoでその週全体をくくっていくのが好きみたいで。
スマイソンが果たして自分に合うかどうかのために(他社製の安いリフィルで)使用実験してみた、いわゆる「見開き8分割ブロックレイアウト」でのスケジュール管理は全然つづきませんでした…
こりゃあやっぱり駄目かねえと思っていたのだけれど、豆知識ノートや日誌として救い上げる提案まで(実例付きで)掲載されてました。
これには参った(笑)ので、やはりまだまだ検討をし続けます。
というか、昨年本家サイトを見てカタログ請求してみたら、今年も自動的にイギリスから届いてしまったのです。
余りの豪華さに涙目ですわよ。
とにかくここのHPをみていると吸い込まれそうです。(金銭感覚も無重力化)
その他、先日買ったばかりの赤いA5ノーブルノートの製作工場が思いのほか下町レトロな環境であることに心打たれたり、綴じ手帳を買ったとはいえ、システム手帳も好きなんだよなあ、バインダー使い続けたいんだよなあと未練がましく他人様の使用例をじっと眺めたり。
楽しいなあ。
まあ、単なる道具のひとつなんですから。
そう簡単には"手帳で人生は変わ"ったりはしないんだと思います。
でも、気に入ったお馴染みや、ようやく手に入った憧れのものと日々過ごすことで気分が上がってくることってあるし、書き込んで使い込むことで「育て合う」っていう感覚はなににも代え難いものです。
だから、毎年懲りずに手帳選びに奔走するんだろうなあ。
さて、どうなることやら。
そうそう、今号のオマケ(?)は、大幅改訂されて話題のノックスブレインのA5サイズリフィルが綴じ込まれていました!
(これ、ミシン目からいっぱつで綺麗に切り離しにくいので要注意です)
店頭で、パッケージみた感覚ではさほど物欲がわかなかったんですが、実際にいろいろ書いてみてなかなかの良品だと気づきました。
かなり薄いのにしっかりとした摩擦感のある柔らかめの書き心地があるし(この感覚はトモエリバーより好きかもしれない)、極太ニブの青インクで書いてもしっかりと留まり、細字でも濃淡がそこそこ綺麗に出て感動な紙です。
しかしホンのちょい気になるのは、薄いながらも2ミリサイズのコマカイ方眼が特徴みたいなんですが、これを含めた紙の印刷部分が、なんとなく「はじく」ってほどじゃなくてもインクをよけて下から浮き上がってくるような感覚があります。
モンブランやウォーターマンやペリカンの青インクでは少なくともそう思いました。
神経質な人は気になるかもしれないんだけど、細字だとそんなにわからないことだし、個性と捉えるべきなのかも?
どちらにせよ私は、スケジュール系はもうおなかいっぱいなので(笑)無地や横罫で買っておきたい感じ。
これを綴じ込んでノート化した赤革のスリムバインダーを想像してうっとり...。
というわけで皆さん、この本を買ったら各所にフセンつけまくってさらに悩んで、準備万端な良い年をお迎え下さい。
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2008.10.06
革のペントレイを買いました。
ずっと欲しいと思っていたのですが、「売り出す度にあっという間になくなってしまう」ということはコミミに挟んでましたので。
いよいよ告知のメルマガがきて、発売開始になるという夜9時をじっと待っていたのでした...。
・土屋鞄製造所 ヌメ革 デスクトレー ←2012年現在、廃番になりました
よい香りがする、しっかり厚い仕上げですが、写真で受ける印象よりもずっと軽いです。
明るくて綺麗なブラウン。(この色が一番人気なのだ!)
ペンに隠れていますが、中央に土屋鞄のマークが押してあります。
金茶色のステッチやぴかぴかに塗られたコバもいい感じ。
バッグや手帳と違ってそんなに手で触るようなものじゃないと思うんですが、この先どういうふうに変わっていってくれるのかゆっくりと観察していこうと思います。
お値段の割には満足感が相当高くて、実に良い買い物をしました。
写真の通り、149でもなお幅が余っているくらいのたっぷりサイズではあるんですが、ちょうどこの空間をポストイットの特等席にすると、事務作業中や読書時になにかと便利なんです。
机上では、キーボードのサイドにつけるようにして縦置きしています。
だいたい、その日の主力メンバー3本くらいを太軸でも余裕で搭載できます。
サイトの商品レビューによると、玄関やベッド横に置いて鍵や腕時計の定位置にする人も多いみたいで、カッコイイですよね。
うちはメガネ置きに使ってくれるかなあ。次の売り出し時に検討しよう。
もっと大きいサイズのも売れてるみたいです。
明るいブラウンならホコリが目立たないから良いかもと思って選びましたが、チョコ色なんかも高級感あって気になってます。
万年筆の床面落下は、遭遇体験すると心底、震え上がります。
ふと気付くと、フローリングの板の継ぎ目に直立して突き刺さっていた某ペン、白いカーペットの上に青インクを撒き散らしながら床に転がる某ペン等々.....、大昔のと言い訳しておこう...衝撃映像が脳裏に浮かぶだけでサーっと鳥肌がっ。
落下後、無事でも(無事じゃなかったこともある。ひしゃげちゃって全然インク出ないとか。)なんとなく書き味が変わっちゃうんですよね..(涙)。
以降私が心に決めて続けている、落下を防ぐ対策は唯一、「机の上に"そのまま"置かない」です。
使用時は必ずペントレイの上に置き、キャップをしめて戻すときもそこ。
そんな感じで複数本出していた場合でも、外出前や寝る前は全て所定の場所へ格納。
(サファリなどの廉価系や、ボールペン、ペンシル類はコヒノールの木箱ペン立てに立てて仕舞ってます。
仕切りがコマカイのが使いやすい。)
そんなことは当たり前でしょうという愛好家の方も多いでしょうが、まあとにかくペン皿必須とこまめな収納、それで実際「事故」は何年も起こっていません。
そういうことに慣れてしまうと、たまに撮影のときに机の上にのせたりすると、今もドキドキ(笑)。
これまでは、木のトレイを使っていました。写真はこれ。
雑貨屋さんで良い雰囲気だった、おつまみだかおしぼりだかを載せる皿なんですけれどね。
サイズもそこそこあってオレンジがかった色も綺麗だったので気に入っていたのですけれど、少し硬い材質だったので、置くときにカシャカシャ音がするのでそのうち別なのにしたいなあと思ってたんです。
レザーのトレイにしてからはその心配もなくなりました。
今、木のお皿のほうには、水晶などの鉱物類が盛られて机上の片隅で再利用されています。
(今まではダイソーでみつけたプラスチックトレイに並べていた...)
というわけで、見た目にも実用にも、革はいいね!落ち着くね!
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2008.09.18
革のスケッチブックカバーを愛用中。
半年前くらいに買ってから結構気に入っているのは、mountain mountainのスケッチブックカバーです。
かつて、「なかなかいいよ」と人から言われて、その足でたくさん買い貯めに走ったのが、東急ハンズのオリジナルブランドであるハンズセレクトのクロッキー帳。
一番小さいA6ヨコのサイズです。
(まだ一冊くらい引き出しにストックが残ってるかな?)
これがぴったり入る革カバーなのです。
クロッキー帳でよく見かけるマルマンのものだと、このサイズに限りクリーム色の紙でも選べるのが魅力なので、次はそちらにしようかな〜。
ハンズセレクトのほうは、マルマンより若干しっかりめでザラつきのあるフールス紙で、柔らかい芯のシャーペンや太芯のホルダーではとても気持ちよくさらさらっと描けるのが気に入ってます。
(その一方で、万年筆でメモするような用途には向いてないです。
ペン先が埋もれるし、インクが乗りませんので。
マルマンのはどうだろう?)
筆圧がある程度かけられて、フローたっぷりめの水性ボールペン(私の手持ちだと、パイロットのVコーンやラミーのtipoなど)は相性がよいです。
この、エンピツ線→水性BP線の組み合わせでパソコンに取り込んでラフ絵にすることが最近多いかもですよ。
このカバー開発元のクリエイターの方もマルマンのクロッキーブックをご愛用のようで、こういうカバーを探しているときに最初にたどり着いたのがここのページ。
使い込んで味が出ていて、カッコいいなあと。
そもそもクロッキー帳本体は、表紙がしっかりした厚紙なのでカバーなど全然必要なし。
それ自体でじゅうぶん用が足りるんですよ。
保護としてのカバーというよりは、ポケットにメモをはさんだり筆記具を差したりできる「これ一個で持ち出せる」バインダーのような便利さが楽しいんです。
ペンホルダーはついていませんが、縦横に余裕を持たせて大きめに作ってある寸法なので、スリットにクロッキー帳とペンのクリップ、両方が差し込めるんですよね。(写真参照)
オモテ側にも大きなポケットが付いていて、ここには能率手帳も収納できるほどの大容量。
(なんとミニ色鉛筆セットも入ったよ!)
あと、しっぽのようなかわいい革紐のシオリがついていて、これがまた便利なんだ。
そして、背の部分は縫い目もない1枚革なので、水平どころかパタンと折り返して使うこともできます。
ここまで書いてお気付きの通り、スケッチブックだけでなく、いわゆるタテ開き仕様のメモノート(いわゆる「ステノパッド」というタイプのもの)や、ロディアのA6サイズである13番をご愛用の方にもぜひおすすめしたいカバーです。
堅くて丈夫な革質なので、ガンガン使える感じ。カバンに放り込んで、旅先にも。
革よりお値段もリーズナブルな帆布製もあって(これだとA5もあるんだよなあ)こちらもなかなかかっこいいです。
おまけでついてくる分厚いA6の無地ノートは、紙がすべすべしていてこちらのほうが、スケッチだけでなくメモ帳としても使えそう。
公式サイトからも買えるようですが、クレジットカードが使えないみたいだったので 私はこちらから購入しました。
★「スケッチブックカバー」という製品名にもかかわらず、いわゆる画用紙仕様の「スケッチブック」の一番小さいサイズはたいていB6。
(つまり、このA6用のカバーにはサイズが合わないのでご注意!マルマンの図案シリーズの小さいやつもB6判型です。)
クロッキー帳カバーとして作ってあるので、ちょっと紛らわしいなあ!
ちなみに、マルマンのエクルミはB判型にもぴったり合う専用品でとても素敵だけどお値段も立派だ...。
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2008.07.28
「趣味の文具箱」新刊を買ってきました。
そういえば今日は発売日だ。ということで、買い物帰りに入手です。
・趣味の文具箱 vol.11。
万年筆については、人気商品・新製品・ヴィンテージとバランス良く載っていてわりとあっさりとした(アクのない←これ重要。)読後感があります。
マニアック方面(笑)の域に入っている方には物足りないかもしれませんが、今回も良い情報がたくさんあって、しばらくはちょこちょこと読み返すことになりそうです。
これからスタンダードなものを入手したいと思っている初心者寄りの方にも、興味深く読める号だと思います。
いくつかの有名専門店でオリジナル展開されている色が詳細に美しく紹介されているので、インク好きな方にもぜひ。
「神戸ボルドー」が好きな感じの色だな!
各インクのpH度・粘度などの分析表や、コンバータ・カートリッジ・吸入式にそれぞれ入る容量一覧などの、(濃いめな)便利情報も必見かもしれません。
あと、鎌倉にあるというTUZURUというお店にぜひ行ってみたくなりました。
トートバッグは通販でも買えるみたいなので検討中。かわいいので大小両方欲しいわ...
表紙を見た途端、自分のキンギョを合わせてあのようにお揃いで映す気満々で本屋から帰ってきたのですけれど、表紙のほうは中屋万年筆製の「細軟」でした。
うー。
このペン先は書いてみたいぞ。
...そうそう、今回、中屋万年筆の特集はすごい良かったんです。
特に模様が描かれているわけではないのに、漆塗りの各色の美しさと軸のシンプルなフォルムに、頭がボゥっとなりました。
中屋だし、ここは直球に細字方面で欲しい。
ずーっと愛用して漆の経年変化もニヤニヤ楽しみたいものです!
というわけで、"今年の大物"は、上記妄想を制覇できる中屋漆軸かペリカン800(やはり直球で緑縞が欲しくなってきた...)かで真剣に悩んでます。
さあどうしよう。
両方が、美しく物欲喚起タップリに掲載されている今号を眺めるにあたり、ますます混乱中。
---
★バックナンバーです。★...ずいぶん重なってきたなぁ...
・趣味の文具箱 (vol.10)
・趣味の文具箱 (vol.9)
・趣味の文具箱 (Vol.8)
・趣味の文具箱 (Vol.7)
・趣味の文具箱 (Vol.6)
・趣味の文具箱 (Vol.5)
・趣味の文具箱 (Vol.4)
・趣味の文具箱 (Vol.3)
・趣味の文具箱 (Vol.2)
・趣味の文具箱 (Vol.1)
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2008.05.15
「ステーショナリーマガジン」を買ってきました。
さて今回も発売日にいそいそと買ってきましたステーショナリーマガジン 004。
ぎっちりと文房具が載っているカタログ本といった位置づけです。
読みもの的なページよりはひたすら商品情報が詰まっている感じ!わーい。
まだまだ見たこともきいたこともないものがたくさんあるなあ。
表紙のデザインは前号の、黒地に散りばめてあるほうがポップで好きかな。
最近は万年筆「増加」も一段落してきているので(愛は変わらず!)、それ以外の文具中心で構成されているこのムック本は、買い物欲がちくちくしてきて読破するのに大変体力を使います。
(とはいえ、ステッドラーの子供用万年筆の発売が待ち遠しい。
黄色と黒の縦縞は鉛筆で持ってます!
おそろいの軸色が出るみたいなので欲しい!かわいい写真です。)
特集っぽいなかで特に面白かったのは、マルマンの黒表紙メモ帳「ニーモシネ」の開発秘話とラインナップごとの上手な使い方解説。
このメモ帳、携帯に便利な、かなり小さいのからあるんですよね!紙も文句なしに良いし。
ミシン目付きなので、私はA5やA4で買って使いたいと思ってます。
最終的にはバインダーに綴じようかと。
あともう一つ、A4・A5・A6のノート等の類をサイズ別に特集した"A"SIZE STATIONERYというページも興味深かったです。
A4サイズの便箋・パッドファイル・バインダーなどに多めのページが割かれていたので、A5マニアの私としてはもっと情報が欲しかったところです。
(でも、A4の紙のひろさもまた別格に気持ちいいんですよねえ。
グリッサーが対応しているので、A4のバインダーもジウリスで欲しかったり。
雑誌スクラップ用に使っている、無印のPPバインダーも使いやすいんですけれど。)
とはいえ、A5のページも堪能。
HERZのノートパッドホルダーがすごーく欲しい!
ごろごろ買い置きしてあるツバメノートなんかをこれでカバーしたらかっこいいかも。
と、とりあえず「革見本」を請求中です。
無料だし...(怖)
革のA5のホルダーは、ロディア16番用には伊東屋オリジナルブランドのを持っているんですが、せっかく気に入っているのに、ロディアにジャストサイズすぎてA5のノートは横から差し込めないんですよ~。
写真はコレ。
3年くらい前に買いました。
いまいろんな愛用紙文具を「革でくるんで持ち歩きたい」病にかかっている気がします。
ああ困ったよ。
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2008.04.16
けしごむはんこを作ってもらいました。
学生オケ時代からの友人Yちゃんが、けしゴムスタンプを彫ってくれました。
わーいありがとう。
このマークはイニシャルを兼ねているので「じぶんじるし」として近年気に入ってまして、かきものでもデジタル上でも使ってるんです。
(土台にHelveticaをつかうのがこだわりなのさ~。)
私はこういうコマカイ実技を達成出来る才能がないので、器用な人が周囲にいることはとても有り難いです。
この大きさと、ひとまわり小さいマメサイズで同じのを頂きました。
印鑑がわりに手帳やノートにポコポコ押して大満足です。
いかにも事務用品的な黒や青(もしくは朱肉...)のスタンプ台しか持っていなかったので、近所に買いに行ったら、100円台からの小さいのが各色どっさりと置いてありました。
ペン型の、塗るやつなんかもあるんですね。
ハンコ自体も極小から特大までかわいいのがたくさん売っていて。
思わずズサーっと束でつかみとって買いまくりたくなる魔力を感じましたがココは我慢して、そらいろのミニサイズのスタンプ台(200円)を。
いかにもアナログなインクの染み具合やエッジのゆらぎなど、手作りスタンプ(というか、東欧圏印刷物チック)のテイストはすごく好きでみていて飽きません。
こういう感じは(あえて)デジタルで作り込んでみたいテーマのひとつです。
はんこといえば、ウチにはキングジム社の「たいこバン」というスタンプ製造機があります。
消耗品などは今もけっこう普通に買えるみたいなのですが、本体は製造中止になってしまったようです。
キングジムだけにまさにテプラみたいな感じの装置でして、キーを押して文字や絵文字などを打ち出して、それを本格的なゴム印に仕上げられるのです。
印面を作るには、露光やら洗い出しやらの少々面倒な作業が必要なのであんまり普及しなかったのかなとも思います。
とはいえ制作中は「学研の付録」的にかすかに記憶のある"写真の現像の匂い"なんかもして(きっと、似たような原理なんだと思う..)ちょっとした工作気分。
出来上がりはかなり満足のいく「売ってる」のと何ら変わりないレベルのきちんとしたものなので、住所のスタンプや封筒に押す「○○在中」系の事務系メッセージ印はけっこう重宝しています。
印材がまだいくつか余っているので、そろそろまたなにか作ってみようかな?
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2008.03.22
「趣味の文具箱」10巻目を買ってきました。
毎年恒例の世界の万年筆祭、今年も時間的な余裕が無くて行けないままに終わってしまいました・・・。
けっこうガックリきていたのですけれど、そのかわりに閉店時刻寸前だった本屋に駆け込んで、発売ホヤホヤの「趣味の文具箱10」を買ってきました〜。
ああ面白かった。一気に読んだところです。
このごろの刊行では、新製品情報をメインにして時にマニアックすぎる豆知識やらの特集も多くて、なんとなく「いつもと同じ」感も漂っていたんですけれど。
今回は、実際にバリバリ使いこなしてる人々の手帳やノートや原稿用紙が間近にたくさん見ることが出来てすごーく楽しかったです。
筆記具だけでなく、日々の手帳の書き方についての考察も深まりました。
いつもブログを愛読しているミケブログのミケランジェロさんを取材した記事、良かったなあ。
私にとってミケさんは、愛用のモンブランでさらさらとスマイソンの上に書きつけるお洒落な大人の女性、というイメージがありまして。
びっしりと薄紙のページの上に書き込まれた筆跡やら、風呂敷の上に並べられたペン達やらを写真で拝見するに、やっぱり実際もその通り!と頷いた次第です。
書くものを、record・input・outputで分冊するという内容の記事も考えさせられるものがありました。
(私は今、一日2ページの手帳を使っているせいで、書き欲はこれで足りているんですけれどね。
一元化しすぎている=ある程度の期間をまとめると分厚すぎて目的のものが探しにくく情報濃度が薄くなっているような気がする、というジレンマに悩まされてもいます。
ちゃんとしたインデックスを作ったり抜き書きしてまとめればいいことなんですけれど、今の時期、その作業をするだけの余裕がなかなかとれない。
メモを分冊するために、4月始まりの一日1ページ版リフィルも買っておこうかとか悪魔がいろいろと囁き中。)
あと、能率手帳の普及版を使っている方の、これまたびっしり細字の筆跡を思わずじーっと観察。
(現在私はゴールド版を超愛用中。
革装表紙の手触りの良さも当然なんですけれど、紙質が素晴らしい。)
ほう、TODOリストとして使い倒して1年に2冊使ってるのか・・・
ってこれは手帳術の本じゃないでしょ?
と我に返るくらい、さまざまな使用例をたくさんみせてもらっているうちに、忙しくあたまのなかでいろいろと手帳系の教訓を積むことが出来たのでした(笑)
でもホント、他人様の書きものを眺めるのって楽しいですね!
万年筆自体は、いま明確に「いずれは買わなきゃな」と(毎年のように)思っているのはペリカンの800なのですけれど、特に急ぐ必要もないので、むしろ時が熟すのを楽しく待っている状態。
でも、「趣味の文具箱」をみていると、その800の後ろにタッチの差な立場で「かなり欲しい(なにかの勢いで買ってしまいそうな)」候補達が増えるばかり。
この号を読んだおかげでドルチェ・ヴィータが結構欲しいことなどを思い出してしまったり。
ああ困ったものです!
とはいえ、手持ちのなかで出番が留守がちになっていたペン達をきっちり手入れしてから、日々のローテーションに組み込んであげる「救済活動」も楽しいものですよ。
現在、ボストンで買ってきたウォーターマンのカレンに月夜インクを入れて使い出したんですが、これがまた今までになくしっくりきてまして。
ペンクリニックで調整してもらったからというのもあるんですが、軸の重さが苦にならずスルスルと書きつけられるので、インクの相性がいいのかも。
紙モノの特集も相変わらず充実しています。
ここでも新製品として紹介されている、MDノートとか、ノーブルノートとか、実はこの前買ってきちゃいました。
ブログでレビューもしたいし、買い置きは無駄なくきっちりつかっていきたい。
やっぱり書き物活動の方向性を「多ノート派」方向にちょっと考え直そうかしら。
最近の私のお気に入りセットは、スーパーのレジ脇で何の気なしにカゴに入れてしまったDr.グリップのシャーペン(←いやーどこにでも売ってるからあえて買わなかったけれど馬鹿にできませんねこのクオリティ!)と、一番ちいさいA6横開きサイズのクロッキー帳。
東急ハンズの「ハンズセレクト」というのを使ってるんですが、この紙がまたエンピツ乗りが素晴らしく良くて、どんどん加速度的に描きなぐれるので効率良し。
デジタルに移る前の「手に覚えさせる」役割がほとんどなので、用件に関係なくページを進めていこうと思ってます。安いっていうのも重要。
等々うきうと考えているうちにもう4月になっちゃうんだなあ。頑張らなければ。
★バックナンバーです。★
・趣味の文具箱 (vol.9)
・趣味の文具箱 (vol.8)
・趣味の文具箱 (vol.7)
・趣味の文具箱 (Vol.6)
・趣味の文具箱 (Vol.5)
・趣味の文具箱 (Vol.4)
・趣味の文具箱 (Vol.3)
・趣味の文具箱 (Vol.2)
・趣味の文具箱 (Vol.1)
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2008.01.11
グリッサーでなんでもルーズリーフに。
これは先月くらいに購入したものです。
カール事務器のグリッサーパンチ(バインダーノート用)(30穴 A4対応)。
以前読んだ文具王の「B-Hacks!」:「ゲージパンチ」で3倍ファイリングという記事を読んで、こういう道具もあるんだ!と目からウロコでした。
ザーッとスライドするだけで、普通の紙が一気にルーズリーフ化するという便利かつ高性能な多穴パンチなのです。
好きなので、普段から雑誌はすごーくたくさん読むほうです。
見栄え良く整然と収納したくて本棚を作った(特に引き出しから下段の棚は大判本というよりは雑誌のストックを考えて依頼した)のですが、読んだままずっとそのままとっておいたらこの程度のスペースはあっという間に溢れてしまうわけです。
なので、雑誌によって12ヶ月とか3ヶ月、とか寿命を決めて、あとは廃棄するようにして「これ以上増やさない」を肝に銘じています。
雑誌をはじめて読む時点でその場でフセンをはりつけていく癖が定着しているのですが、そうやってマーキングした要保存なページは本体廃棄前までには切り取って別にしておきます。
そういう過程を経るのは、特集が後日に書籍へ再収録されがちなデジタル系の雑誌よりは、ファッション雑誌関連が多いかもしれないです。(宝石の写真とかが圧倒的に多い...)
あと、いわゆる「手帳特集」等、雑誌内の文具関連記事も、1ヶ月かそこらでばっさりそこだけ切り取ってます。
ここ2,3年蓄積してありまして読み返すとかなり面白いのですが、これが2穴のリングバインダーに綴じ込んであるので、ページ数が増えるほどに重さがかかってものすごくめくりづらいんです。
そして上記の、写真系のストック記事などはファイリング自体が面倒くさくて後回しにしているうちに、薄いプラスチックのフォルダーに放り込んで枚数が増えるがままになっている状態。
もちろんこういうストック法では「あとから見直す」なんて気が起きず。
(情報はフォルダに入れたら死ぬとはまさにこのことですな。
切り取って「別にした」ということで終了...)
記事スクラップをストックするにあたって、保護性抜群なクリアポケットがいいのか、留めるタイプのレバーやクリップのファイルがいいのか、または手軽に2穴バインダがいいのか、そして今回のルーズリーフ化がいいのかは、そのときどきの資料の特性によって判断しなければならないです。
例えば、私は、PDFで同梱されているようなアプリケーションのマニュアルはなるべく紙に出力して読みたい派なので、コクヨのイージークリップファイルというのを愛用してます。
はさむだけでいいですし、何より手軽です。
クリップの背のところにテプラなどでタイトルも貼り付けられるので本棚に並べても取り出しやすいです。
難があるとすれば、挟んで綴じるので、裏面に印刷された内容が少々読みにくいということかな...
あと、これも冊数が多くなってくるとかさばるんですよね。背の部分がすこし太いので扇状になってしまう。
この多穴ストックのいいところはなんといっても「めくりやすさ」「1穴あたりへの負荷が小さいので傷まない」ということに加えて、システム手帳に準じた特長ではありますが差し替えや増減もラクラク、ということですね。
プリント等の勉強用途(本来のルーズリーフと一緒に綴じ込むことも出来るから便利)や、何度も振り返りたい資料のためのファイリングと言えるかと思います。
とはいえ、大量に穴空けされるのでそういう見かけになってもいいと割り切れる資料でないと駄目ですが...
今回、少々高価でしたが(通販等で探せば5000円台有り)、腕力がない私としてはグリッサーを買ってよかったです。
冒頭リンクの文具王氏の記事を読めばわかるように、なにしろ手間いらず。
雑誌スクラップを視野に入れるならば、ぜひとも「A4 30穴」規格のものを。
それ未満のサイズ(B5~B7、A5~A7)用にも目盛りがついているのであらゆる種類の大きさの紙をルーズリーフ化できます。
資料のファイリング用途以外に気に入っているのが「自分のお気に入りの紙をルーズリーフに出来る」ということ。
書き終わりのロディアやプロジェクトペーパーや原稿用紙etc..のストックにもオススメですし、白紙の状態からパンチングしてバインドすればノートのように扱えるいう利点も。
抜き差しも混ぜ込みも自由ですし。
好きに穴空けできる利点を生かして、A5やA6を横向きにし、上下二段にしてひとつ大きいサイズのバインダーに綴じ込んだりとか、面白い使い方も出来るかもしれません。
あと、もともと空いている穴が多少ずれて重なるという見栄えを我慢できれば、A5システム手帳用の各種リフィルをルーズリーフバインドしたほうが便利な場合もあるかも。
このグリッサー、気をつけるべき点ですが
●わりと大きく重い(外箱ごと保管がおすすめ)ので収納のためにもサイズをチェックしたほうがいい..
●穿孔能力5枚とありますが、雑誌のような厚めの紙だとスライダーが動かなくなるのでせいぜい2、3枚ごとにしておくほうが、かえって効率良いです。
(ずれるので引き直しは禁じられているし、結局は一枚づつのほうが軽い力で素早く空けられます。)
●ミシンみたいなザザザっというメカ音がするので、集合住宅にお住まいの方は深夜使用はやめたほうがいい...
●コレが一番重要ですが、まずは要らない用紙で練習してみること。
とにかく「奥に差し込んでから」スライドを引くことを毎回しつこく心がけないと、(まるで切り取った切手のような)中途半端な波形フチドリがなされたページを量産することになります。
バインダーは、比較的安価かつ金具がシッカリ、そしてデザインの統一性があるという結果、数を集められるという点では無印良品が最強な感じがします。
私は、半透明ポリプロピレン製のA4バインダ(420円)を買ってみたのですが、うちの白い棚板に馴染むし、雑誌記事のサイズも余裕をもって収まるワイドサイズ、なおかつラクに水平に開くところがとても気に入っています。
コレでA5版もおすすめです。
あと何冊か買ってこようかな?
文具王の同じ記事を読んで(!)やはり多穴パンチを導入した方のブログにトラックバックさせていただきます。
・【文】 バインダー・ファイリング事始め - Tiny Happy Days
ゲージパンチは、グリッサーよりはコンパクトかつ安価で手に入るので、自分にとっての使いどころをよく考えて選ばれるといいと思います。ぜひ参考にされて下さい。
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2007.12.21
「趣味の文具箱」新刊を買いました。
前号の発売からたいして時間が経っていないような....のは年の瀬ならではの錯覚でしょうかっ。
・趣味の文具箱9
「美しいペンが欲しい!」という今回の特集、素敵です。
美麗な大写しの写真が山盛りで、物欲に思わず嘆息。
イタリア万年筆やセルロイド万年筆(「キンギョ」柄のセルロイド材が"引き抜き丸め"の途中の状態になっているのが面白い!)のページは本当に綺麗だし。
一番最後の、「私が『アウロラ』をおすすめする理由」という記事、Pen and messageの吉宗氏によるものですが、思わずこれ読んで青いオプティマを机上のペン皿にのせてじっくりとリアル鑑賞。
(そして今後数日のメインづかいにすることを決意...。このごろ149ばっかり可愛がってまして...)
とはいえ、この特集に載ってる中で「いま一番欲しい見た目」なのは英国ブランドのコンウェイ・スチュワードだったりします...。
うーん、いつか。
でもそういうものの前に中屋万年筆の漆軸をオーダーしたいし(これは真剣に近年中の目標。「赤溜」で経年変化を楽しむのだ)とかなんとか、目に毒すぎるもの達が載りまくりの楽しい内容です
そうそう、木軸万年筆を集めたページも見逃せませんよ。
これも私にとっては「いつか、でも必ずグラナディラで。」が合い言葉。
インクの記事も、代表各社の膨大なカラーチャートが挟み込まれていてかなり重宝しそうです。
前号が、改造ペン先などの要自己責任な記事の数々でちょっと「こういう方向に行っちゃうの?」的感想をもっていたのですけれど、今号は正当な商品情報系路線に戻った感じがして嬉しい...
贈りものシーズンならではの華やかさがありますね。
というわけで、年末年始のお楽しみ資料としても、ぜひお手元に。
今回の刊行時におそらく間に合わなかったのだと思いますが、「文具なブログ界」で話題騒然(笑)のPILOTの新ボトル5種、私は未だネットの写真でしか知りませんが青インク好きとしては大いに興味あり、です。
出たてのいまは5瓶まとめ買い(!)する人が少なくないとかで品薄なんだそうですが、限定数があるわけでもなさそうなので、そのうちいつか出会ったときを楽しみにしてます。
ああそうだ、正月の羽田空港の書斎館が狙い目か...?
ちなみに私は、暗めのしっとりしたあおみどりである「月夜」と、ターコイス+ブルーのブレンドとでもいうべき「紺碧」の色味が、長いこと欲しいと思っていた理想色に近いです。
どちらも同じような系列ですけれどね。
きっと買うんじゃないかな~。
既に、それらの新色を入れるペンを手持ちのなかで選び中です。
ふふっ.....どれにしようかな。
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★そろそろ本棚の一角を占めてきたバックナンバーたちもどうぞ~
・趣味の文具箱 (vol.8)
・趣味の文具箱 (vol.7)
・趣味の文具箱 (Vol.6)
・趣味の文具箱 (Vol.5)
・趣味の文具箱 (Vol.4)
・趣味の文具箱 (Vol.3)
・趣味の文具箱 (Vol.2)
・趣味の文具箱 (Vol.1)
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2007.11.17
MONO消しゴムの細長いのを買ってきました。
ずっと気になっていた"MONO消し"シリーズの最新版、モノゼロを買ってきました。
広範囲が一気に綺麗に消せるから、やはり普通のブロック型モノケシの使用率(+買い置き個数)が一番多いんですが。
シャーペンの字消し用でのモノワンも順調に消費できてます。
そろそろ替え消しゴム用意しとこうかなと思っていたところ。
とはいえ、モノワンだとやはり、使い込んできたときの、もっと尖ってたら小さいところが消せるのに...的な「丸まり具合」が気になることはあったので。
使用開始3日も経ってませんが、モノゼロもいいですねぇ。
2.3ミリ直径の細さを誇る円柱型でなく角形(2.5×5ミリ)のほうをほとんど迷いなく選んだのは、あくまでも「ブロック型新品の直角なカドっこ感」を常に味わいたいからなんだけれど、このサイズだったら□も○も関係なくカドっぽいのかな?
モノゼロの「消しの細さ」は、確実に、"手帳でのシャーペン用途"を狙えると思います。
(7ミリ罫程度のノートなら効率考えてもモノワンかな)
他のシャーペン類といっしょにペンケースに入れるにも都合良い形状かと思います。
典型的なMONO縞の柄で買ってしまいましたが、黒とかシルバーも大人っぽくて格好いいと思いました。
どんなに使っても、ずーっと「カドな感じ」が維持できて幸せ....。
先の細さに見合った硬さになってるのもいいですね。
先端が金属パイプに囲まれているところも、剛性と視界スッキリが実現できていて高得点。
1ノックあたりの出幅も、必要にしてじゅうぶんなこまかさ(0.7ミリ)で、この用途としてちゃんと研究されてる感じが!
というわけでこれで、ブロック型・モノワン・モノゼロと効率よく使い分けできる態勢になったかも。
消しのこまかさを生かして、引き算的方法で鉛筆絵に使うのも良いのかもしれないです。
(そういう意味では、IllustratorCS3の消しゴム機能が実に便利で....これだけでもアップグレードして良かったという感じが。
これの、面積を足す形での逆バージョンが欲しいところだけどFlashのブラシ使えばイイって話なのか...?)
ちなみに、机上の消しカスを掃除するのには、フェリシモで買ったちりとり付き豚毛デスクブラシが超活躍してます。
やわらかいけど適度にしなる、この毛質がやっぱりいいのです。
キーボードの隙間掃除にも役立つのですけれど、最近唖然とするほど感動したのは、「万年筆のネジ溝に入り込んでへばりついたゴミ」が、これで一掃されて新品同様になったことです。
まさに消しゴムみたいな塵だったのでずっと気になってたんですよ...。
コンコルドなどの薄い色のペンでは特に目についてたし。
シャッシャッと、ネジ溝方向にあわせて縦に掃き出すとあっというまに。
(この素材のブラシだからこそできることで、歯ブラシなんか使うのは多分傷つく予感がするのでご注意を!)
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2007.11.16
手帳を問わず、の手帳本。(だとは思うけどやっぱり欲しくなるマジック...)
あっというまに!今月も半分を越えてしまいました。
来週からもう、(クオバディスの)手帳は2008年版のページが始まるわけですから、年末に向かって加速してるなーという実感がひしひし。
ここ一週間くらい、ばたばたしながらもつまみぐいのようにコマギレで手にとっていて、いつのまにか読了していた本です。
文具な方々のブログではちらほらレビューが出ていた、「能率手帳の流儀」。
私のなかでは、How to本というより「読みもの」寄りの本としての面白さを感じました。
この能率手帳の社長さんが書かれたものではありますが、よくあるような「夢に向かって成功」系の本でもなく。
社会人/家庭人として長い年月の苦楽を手帳とともに過ごしてきたからこその、半生記的視点で語られることが多く、年末恒例的に出される数々の“手帳術”本とは一線を画した深み
(...もっとハッキリ言うと、ずーっと何年も本棚に置いておいても「繰り返し読める」「使える」内容が多い)
があるように思います。
「手帳」をスケジュール管理としてだけでなく、発想をこぼれないうちに留めたり、モチベーションを高める道具としていかに効果的に使いこなしてきたかということが経験をもとに語られており、なるほどこういう使い方をする人なら社長さんになれるよなあとしみじみ感じた次第。
そうして、自分なりにまとめあげた手帳の過去記述を読み返して「俯瞰する」ことの大切さも説かれています。
(先日の「日経アソシエ」をご覧になった方には、ご本人の、「書き足りないので年に2冊消費」という能率手帳のページや、ぎっしりと保存用桐箱に並べられた大量の過去の手帳や、自分のいままでの人生を年表形式にまとめあげたこれまたコマカイ書き込みのBindexのリフィル等々、ご記憶にあるかもしれません。
アソシエとこの本、一緒に読むと面白いよ~)
私自身にいちばん足りないのってその「振り返り」かもしれないです。
書くのは好きだから、日々大量に人一倍の量のログは残しているとは思うし、過去の手帳も意外に昔の分まできちんととってありますが。
あんまり、読み返したりまとめたりしてない!
むしろ、昔の手帳を開くなんてハズカシーからいいや~とすら思っていたりする。
書き留めた情報も玉石混合のまま、記憶濃度とともにどんどん地中深く埋もれていってる感じなのです。反省。
そのあたりの(「玉」をすくいあげて整理し、今後の自分に生かす)作業がなにより大事だし、それがきっちり定期的に出来てゆけば、変わってくることが多いんじゃないかなと痛感しました。
能率手帳そのものに特化した解説に割かれているのは最終章くらいなので、他の手帳ユーザでもほとんど違和感なく頷ける内容。
実際、その最終章というか巻末の「能率手帳紹介」以外のページに図や写真はないのです。
愛用できそうな手帳が見つかったけれど、さらに密着して長く深くおつきあいしたいと願う人になら、誰にでもおすすめできる本じゃないかと思います。
そうそう、クオバディスなんかもそうなんですけど、付録でついてくるけど意外に取り去りっぱなしになりがちの「別冊アドレス帳」の活用法についても目からウロコ。
私はBindexのリフィルや大判のダイアリータイプは使用経験がありますが、あのスタンダードな「能率手帳」は一度も....
(会社勤めの時代はシステム手帳一辺倒だったので、好き嫌いというよりは綴じ手帳自体が眼中になかった!)
この本を読んだからというのもありますが、あまりにも有名過ぎるこの手帳を今さらながら売場でじっくり観察している現在です。
というか、まあ確かに本の影響は大きいかも...ああいう使い方している社長さんだから、それなりに、レイアウトにも耐久性にも心配りした作りなんだろうな~という見方になりつつありまして。
紙質自体はBindexリフィルで、その良さも現在進行形で確認済みですし。
(突き抜けた特徴はありませんが「機能的な手帳用紙」としての、筆記具問わずなバランスが取れた良い紙だと思うのです。
クリーム色なところも好き。)
この前、丸善本店に行ったとき、あの広大な手帳売場を堪能してきたわけですが、ひときわ目を惹いたのは、「能率VS高橋」。
ドーンと島状に超ぶあつく盛りあげられた、ふたつの手帳会社の平積み台ですよ!
能率も高橋も、ウチの近所では文具店というよりは書店に並んでいる感じです。
各社あんなにたくさんの種類があるとは思いませんでした~。
そこではじめて実際にサンプルに触ることができたのが!「能率手帳ゴールド」。
なんとも形容しがたい、フワっとやわらかで吸い付く手触りの表紙は、羊革なのです。
そして、小口(手帳ページ断面)にホンモノの金(24金箔)が塗ってあるという...!
いやーこれ、大小の2サイズあるのに同じ4200円なんだ~、とか、もっとかわいい赤とか茶の革はないのか~、等々思うことはあるんですが、なんか、使ってみたい(育ててみたい)ような....?
これって、いっときの読書効果なのかも。
でも、「プレ」スマイソンとして(革付きで高くて小型であること以外は全然違うんだけど。)まずはここからチャレンジしてみようか?
とかなんとか。
いつもの調子でぐらぐらと揺れ中。
あの革につい、触っちゃったからなんだよねえ。うーん。
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2007.11.04
gentenで筆箱とパンダを買いました。
これは、実家ちかくのデパートに入っているgentenで。
革のペンケースとパンダを母がプレゼントしてくれました(涙)。
ペンケースは、「巻き」ではなく「フタ」をかぶせて、下からベルトを差し込んで留めます。
四角く固い側板が入っているので3センチくらいの厚みがあります。
どちらかといえば「筆箱」っぽいフォルムなのが気に入りました。
革のペンケースは、万年筆用に仕切り付のものばかり持っていますが、これは入れるものを問わず、多種多様に持ち運べる感じ。
ちいさな定規や消しゴム、小型ドットライナーなども同梱できる室内空間がよいです。
筆記具を詰め込んでも良いですが、細長い文具ポーチ的にも使えそうですね。
付箋や予備のカートリッジインクなら便利に入りそうな薄いポケットもひと仕切りついてます。
裏側には(山羊革かな?)しっとり柔らかなキメ細かい革が張ってあって耐衝撃性も万全かと思われます。
平たく潰れない構造なので、149など大型の万年筆用をコロンと1本入れて運ぶにも実は都合良し!
(内寸横幅は16.5センチくらいあります。)
表革は柔らかいシボのある、ボルドー系ブラウン。
他に明るめのブラウンもあったかな?
というか、メーカーは違えど限りなく土屋のオイルヌメトートに素材も色もそっくり~!
それがかなり大きな決め手であると言えます。
(まさに当日、土屋トートを肩から提げていた私。
天候を選びますが、かなり愛用してるんです。
多少の大荷物を入れてても肩に食い込まない持ち手の柔らかさは感動モノ..
やっと、よい感じにくったりしてきました。)
ペンケース、陳列してあるものと店奥の未開封品を較べて見せてくれたのですが、触れることにより、だんだんと表面に艶が出て来て色も深くなってくるとか。
ストラップですが、バッグの取っ手につけられるような大きいサイズのもの。
クマとかウサギとか、もう本当にいろんな種類があって迷いまくりだったのですが、やはりこれも、ボルドーブラウンの革が効いていたという理由で。
笹とか竹の渋いグリーンもなかなかのコントラストです。
出掛けるときはちゃんとバッグに付け替えて連れて行きますけれど、いまは部屋の中にぶら下げて鑑賞中。
カワイイですわー
というわけで、新品の革の香りがふんわりしている本日です。
じっくり使って、育てるぞー(←「かもすぞー」の声で読んでね)。
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2007.11.02
「ノート&ダイアリースタイルブック vol.2」を買いました。
昨年の第一弾に続き、今年も出ました。
ノート&ダイアリースタイルブック 2。
「vol.1」と比較すると、かなりノート(その他、便箋等)類の解説に力が入っているような気がします。
前号を今でもちょくちょく取り出すほどに重宝しているので、これ以上毎年特集するほどネタがあるのかなあと思っていましたが。
昔からの根強い定番こそ多いものの、新製品もフツフツと出て来ているのですね~。
紙ものと書きものが好きな方には、大いに心奪われるページばかりです。
代表的な手帳やノートの用紙にいろんなペンで試し書きをしまくっている特集も壮観。
いかに「滲み」「裏写り」について知りたがる人が多いのかわかります。
柔らかめの紙も好きな私にとっては、視覚的なこと以外にも、触感やインクの吸収性などに言及しているところが情報として有り難いことなのです。
ライフのライティングペーパーって使ってみたいなあ...
掲載中で、私が実際に手にとったり買ったりしたものでこれはいいよなあ、と思っているのは掲載の写真の、Pen and messageオリジナルのA5方眼ツバメノート。
(私は分度器ドットコムで購入しました。
.....3冊も...。)
この、赤いラベルが効いていて見た目にもぐぅなんですけれど、クリーム色の、定評ある紙質、使い勝手良い方眼。
ということでA5サイズが大好きな方には必ず押さえておきたいノートと言えます。
さーて何に使おうかなあ!
30枚とほどよい薄さなので、持ち歩きメモ帳としてもおすすめなのです。
あと、わーいいなあと先日、お店でじっくり見てしまったのが、伊東屋オリジナルの「スカイバーノート」。
帳簿の製本のようにかちっとした感じなのですが、レザークロスの上に金色エンボスでゴージャスな装飾模様にふちどられていて。
色のバリエーションもたくさんあるし(8色)どれもみんな綺麗なんですよ。
大人としては日記帳用のノートにこういうの使っても、気持が盛り上がっていいかなあと。
贈りものとしてもらえたら嬉しいです、きっと。
ウィリアム・モリスのデザインで包まれている、すてきな製本ノートなんかも。
これ、いつも買いそうになるんだよなあ。
ああ、手ぬぐいで装丁されたノートも欲しいなあ。
...等々といちいち感想を述べていたら全然終わらないので~。
システム手帳は、私はしばらくはフランクリン・プランナーでいこうと思って1月始まりのリフィルを強い決意..のもとに発注したばかりなので。
素敵なバインダーをみても
「これは横幅が...きっと(フランクリンの幅広リフィルには)足りない...」
と、まず寸法をチェックしてしまう癖がっ。
既に持っている薄型ファイロファクスも、せっかくのとても良いバインダーなので、サブ的な活用法を模索しているところです。
とはいえ、この本で初めて知ったのですけれど、同じ「クロス」の黒革・赤ステッチの日本限定モデル、これは格好いいです!
そうそう、付録に付いているファイロファクスコラボ(?)のファインダーなんですけれど。
ちょっと、切り込みの幅が広すぎるような...
15ミリリングのものには、はめこんでも少し緩すぎてとれやすいので、少々不安。
手持ちの中では、フランクリンの25ミリ径のバインダーにならちゃんと使えるかなという感じ。
(私はこちらで使うことにします。)
23ミリくらいがファイロファクスのバインダーのレギュラーサイズじゃないかと思うので、それ用に作ってるのかもしれません。
(スリムタイプで使おうと思っていたけれどあてが外れちゃったなー)
とはいえ、定規メモリも着いているし、裏が濃い色の方眼になっているので、ガイドとしては大いに役立ちそうです。
というわけなので、今年もこの本、買って後悔しない保存版資料本として、オススメ。
「文具は、使ってこそ生きる!」
を脳内合い言葉に、年末にむけてアホ買いしないよう適度に自制したいと思いますが....。
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2007.10.17
かわいいブックマークを買いました。
これらは、最近通販で届いたお気に入りの栞(ブックマーク)です!
いつも読んでいるPaintMonsterBlogさんのこの記事に掲載されていた素晴らしいスケッチブックの数々にいつもながらウットリしていたのですが。
Moleskineの上に置いてある、先端にアヒルがついたブックマークの写真で目が釘付けに!!
記事内では分度器ドットコムさんで購入されたとあったのですが残念ながらアヒルは売り切れてて...。
しかし、木馬(Rocking Horse)もすごく気になったので、気になっていたノート(←A5サイズ愛好家としてはいずれ後述せねば...)といっしょにお取り寄せしてみました。
メール便だと送料100円なのです。
数日でポストに入ってるし、便利。
うぉーやっぱり馬もかわいい。
どこから見てもきっちり作ってある立体感が良いのです。
しかしここで念が通じたのか、あのスリップオンに大量にこのブックマーク達が入荷しているのを発見!
商品検索を「Intellectual Bookmarks」で行ってみてください。
もっと大人っぽいデザインのものまで、種類もたくさんあります。
念願のアヒルもあったし(涙)...
あと、もうひとつ買ったクマ、これもすごいんです。
頭と手足が可動。ぐるぐる動きます。
(箱を開けたらエクソシストのように頭だけうしろに廻っていてビックリですよ)
本のうえで座らせたりできるから芸がコマカイ。
カメラ型とかロボット型とか、気になるだけ買ってたら膨大に数が増えそうなので今回、2店舗から集めたこの3本で打ち止めに。
使わないときはペン立てにさしておくだけでも楽しいです。
サイズ的にも文庫くらいからは問題なくはさめるので、雑誌や本を常に複数読み散らかしている私にとっては、こういう存在感のあるブックマークはすごく重宝!
しっかりした金属プレートなので、ヒモ型よりもサッと開きやすいですから、手帳にもぜひ。
私はフランクリン・プランナーのページファインダーにこのブックマークを差し込んで使ってます。
これは、複数日に渡るメモや目標を書いたメモを挟んでおく透明なホルダーになっています。
フランクリンじゃないシステム手帳ユーザさん達にもおすすめな、使いやすいファインダーなのですけれど。
私の場合、ウィークリー手帳はクオバディスで分冊しているので本来のその目的にはこちらを使っていて、今までなにかを挟んだこともなかったんです。
システム手帳からアヒルが顔を出してかわいいのなんの。
こりゃ便利だわー。
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2007.10.11
伊東屋「レッドクリップ選定商品2008」を買いました。
けっこう夕方暗くなってから銀座伊東屋の前に辿り着いたところ、店前の歩道上に屋台のような小さな売場が出来ていて、そこに積まれていたのがこの「レッドクリップ選定商品2008」。
偶然ながら発売初日だったようで、少し立ち止まっただけでとても熱心に説明して頂きまして。
装丁などはいわゆるムック本と同じで、カタログにしてはかなり豪華な第一印象。
その場でぱらっと立ち読みさせてもらったところ、たくさんの文具が綺麗な大型写真でレイアウトされていて。これは面白そうです。
500円とのことなので、帰りの電車で読むのにもちょうどいいな!とお買い上げしたのですが、なんとなんと。
「先着500名様限りでございます」
と一緒に手渡されたのは伊東屋のギフトカード。
メルシー券などではなく、プラスチック製の立派なもので、500円分入っているとのこと。
(10/15以降に使用可)
えーっ。これって500円返してくれたようなものじゃん!
「わあいいんですか、嬉しいですっ」
とレジ前で素直に感激してしまいました。
掲載商品が伊東屋の通販で買えるということなので、それの販促ツールと考えればこういうサービスも有りなのか...
(ちなみに、通販でこのカタログ本を買うと先着100名にこのギフト券がもらえるみたいです。
先着500名というのは、きっと伊東屋の店頭売りの特典かな。)
とはいえ、伊東屋のオリジナル商品をはじめとして、日本の文具の定番といえるベストセラー商品群(筆記具・革小物・手紙まわり等々各分野)が、値段の高低にかかわらずドーンと撮られた写真付で丁寧に解説されていてすごく楽しいです。
整然としたカタログっぽすぎず、適度におしゃれなアングルなのも見飽きなくて良いなと思ったし。
文具好きな方には絶対「買い」だと思いますよ。
読んだ結果、余計な購買欲もそそられるとは思いますが(笑)。
私は、急に鉛筆を買い込みたくなって困っています。
丸軸でおなじみのイートン鉛筆とか、ハイユニとかがつやつやと並んだ写真が好きで...
ちょっとした「伊東屋ガイドブック」としても楽しめる内容の読みものもあって、面白かったです。
おすすめ。
そうそう、手帳売場をふらっと訪れて目にとまった、今回の伊東屋オリジナル革カバー付クオバディスが、すごく気に入りました。
しっかりと厚いんだけどヌメッとやわらかい不思議な触感で、色もすごく綺麗なんだこれが。
16800円もしますけれど、まあこれくらいしちゃうのかなーという感じはしました。
通販ページはこちら。
救い(?)というか個人的にありゃーだったのは、「エグゼクティブノート」のほうが中身になっていたことで踏みとどまれたんですよね。
これで「エグゼクティブ」のほうが入ってたら、ふらっといってしまうところだったかも。
「ビジネスプレステージ」用のカバーもすごくかわいい。
8の字がアップリケされてるやつなんか特に。
でも、これも「ビジネス」じゃないから"回避"できたね!危ない危ないっ。
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2007.09.20
「趣味の文具箱」新刊を買いました。
出ました最新巻。
ということでいそいそと買い物帰りに買ってきた趣味の文具箱 vol.8です。
今回はどちらかというと商品情報にウェイトを置いている第一印象です。
盛りだくさんなカタログを眺めているような感じでしょうか。
業界的に盛り上がって(?)新製品が多いのかとも思いましたが、とにかく秋口は文具(と、手帳。)への新規物欲がもりあがってくるシーズンであることは間違いないっ。
とはいえ、特集も面白かったです。
私が好きなのは、モンブラン149/146、ペリカン800/1000 といった「ド真ん中高級定番品」を丁寧に解説した吉宗さんが執筆の記事。
売る側の立場にもいる人だからこその、難しくならないように気を配りつつも細やかな、かつ気遣いのあるオススメでまとめられていてとても読みやすいです。
それぞれの型番ごとの微妙な違いなども勉強になりました。
これらをいつかは欲しい(または増やしたい)、と思っている人には度々読み返したくなるような素敵な紹介文であると感じました。
あとは「ペンについてこれだけは知っておきたい!」という大型企画。
万年筆だけでなく、ボールペンやペンシルも網羅した内容です。
普段の扱いのちょっとした「お作法」や手入れ法、紙の選び方やペン先の特徴解説等々、かなり詳細でたっぷりに掲載されていて、「趣味の教科書」的な感じかもです。
この方面の人が集まるブログや掲示板やコミュニティなどに顔を出していれば「今さら」的な常識も多いのかもしれません。
が、そういう中をちょこっと覗いてみて
「よく語られているその専門用語らしき言葉はどういう意味なんだろう(今さら訊けない..)」
「言ってることが難しくて何が何だか..(やっぱり敷居高っ。)」
という気後れがある人も少なくないんじゃないかと思うので。
そういう方々にも、痒いところに手が届くような、強力な味方になるであろうページといえます。
私自身も勘違いして覚えていたり、実はコレが知りたかったという、事項がぼろぼろと出て来たのでじっくり読み込み中なのです。
そうそう、制作時期のタイミングでおそらく掲載が間に合わなかったのだろうと思われますが、モンブランの新製品の青いスターウォーカー、先日本店を訪れたときに見てきたのですがそりゃもう綺麗な、深みのあるサファイヤブルーって感じでした。
それでなくても照明含めてゴージャスな陳列仕様なのがモンブランの特徴なので、そのうつくしさに宝石を見ているようにくらっときたのでした...。
さすがに最近は「限定」「新モデル」という言葉にいちいち揺るがされなくなってきたけれど、もともとスターウォーカーは気になってたし、これはちょっと欲しいですわ......いつか、またどこかのDFSで会えたらね(笑)
というわけで、現在Amazonで「定価で」買えるのはvol.3くらいからのようなんですが。
資料としても読みものとしておすすめな、バックナンバーもどうぞ。
・趣味の文具箱(vol.7)
・趣味の文具箱 (Vol.6)
・趣味の文具箱 (Vol.5)
・趣味の文具箱 (Vol.4)
・趣味の文具箱 (Vol.3)
・趣味の文具箱 (Vol.2)
・趣味の文具箱 (Vol.1)
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2007.09.17
無印の仕切り箱がペン収納に好適。
机天板下ペン皿化計画は、丸善の木製トレイ5000円也を入れるのが最もハイエンドであるのはわかっているのですが、なかなか買いに行くまで至っていません。
常に見える場所というわけではないし、徐々に増えてきているとはいえ大型ペンばかり持っているわけではないので、もうちょっとコスト(収容数も)効率よいものが欲しいかもな、と。
いうわけで結局ずっと当初の状態(パイ箱+シェーファーのボールペンの空き箱敷き詰め...)で使い続けています。
悩みどころは、空き箱が少し小さめなこと。
ペリカンだと600程度のサイズで出しづらく感じます。
うーむ。
というわけだったのですが、とうとう無印良品に素晴らしい商品が出たようです。
アクリルケース用・ベロア内箱仕切・横。
ほぼ定番になりつつあり、様々な使い方で愛用者も多いと思われるアクリル収納用品にいろいろと新製品が出たようで!
私はもっぱら白色半透明な"ポリプロピレンもの"のファンなので、この商品群はあまり持っていないのですけれど...
この、引き出し内仕切りに使うトレイですが、おそらくアクリルボックスをアクセサリー収納用途として使うためと思われ、その他にも縦仕切りや指輪を差し込めるスポンジ溝がついたついたもの等が。
店頭で触った感じですと、今までの黒いタイプと違ってベロアが滑らかで高級感が有り。
色もホコリが目立ちにくい明るいグレーです。
私の目には、この、横仕切り型がペン皿にしか見えなかった!ので1つだけ買ってみました。400円。
結果は、実にグゥです。
長さは、モンブラン146でまさにピッタリと動かずにスポっと「はまる」長さ。
つまりたいていのペンが入ります。
(私の持ってる中では、149以外は大丈夫なタテ寸法。)
幅は、例えば、サファリの軸直径なら片側に3本、触れあわずに並べることができました。
(ベロアの毛足がかなり長いので、それ自体がストッパーのように働き、多めに並べても不用意に転がって触れあうことがありません。
"1本づつの仕切り"にこだわらずとも大事にペンを保管出来ると思います。
接触が気になる方は2本または1本づつが確実...)
色も、前述の「パイ箱」と同じような感じ(ライトグレーなベロア加工。あちらはだいぶ短毛ですが...)なので、違和感なく引き出しの中に並べられるよなあ。
向きに関係なく置けるし。
(横置きのほうがペンが取りやすかったりもする。)
さほど大きくないので、そのまま引き出しから出して机上に置いてまだ仕舞う...本来のペン皿的な使い方も出来そうです。
もちろん、アクリルの引き出しコミで使って(「重なるアクリルケース」という名前のものがいくつか出ているようです)多重ペン収納ケースとしての用途もかなりよいんじゃないかと思います。
この仕切りパーツが比較的高さがあるので、(引き出しの中が外からあまり見えないというのもあるし、)側面も保護されている感じが、宝石箱用途としても使いたいと思わせてくれます。
縦仕切りタイプは、コンバータや手元に置いておきたいカートリッジを整理するのにぴったりなサイズ。
そのわりには無駄に贅沢な触感でもありますが、お揃いで使えていいんじゃないかと....
というわけで、引き出し内をみたところ、あと3つくらい買ってパイ箱と共存させれば、使い勝手が結構落ち着きそうです。
良いモノ見つけちゃったなあ。
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2007.08.20
新丸ビルにも行きました。(ダイモを入手。)
日本橋丸善のほかに、是非とも行ってみたかったのは4月の末にオープンした新丸ビル。
いやーあんなに面白いところだとは思いませんでした!
雑誌などでコミミに挟んで「一度行ってみたい...」と思っていたブランドやセレクトショップが相当数出店していたので非常に感動です。
こういう買い物スポットが東京駅地下直結圏内にあるとは、はるかな田舎から上京してくる身にとっては、じつに効率的!
全体的に、服より雑貨(モノ)系が充実しているのではないでしょうか。
文具系ですと前回の「趣味の文具箱7」にも特集が組まれていましたね。
デルフォニクスなども楽しく見物しました。
というか、文具屋に限らず「おしゃれ雑貨」を置いている店では、ロディアかMoleskineかエルバンのインク+つけペンの組み合わせ等々、似たような感じのコーナーにほとんど必ず遭遇...。
革モノ好きにも楽しいお店があって見ていて飽きません。
(有名どころだとgentenが入ってるのも便利。)
秋冬に向けて革カバン、まだまだ欲しかったりします。
ここのところの晴天でようやく活躍し始めた四角いトートの次は(これとおそろいのミニショルダーも欲しいことは欲しいんですけれど)、gentenみたいな素朴系加工の革で、コロンとした(または台形の)ざっくり大容量のフクロみたいな革バッグが欲しい気も。
あと、ノート特集などで知っていたBROOKLYNの革カバー、いかにも長持ちしそうでカラフルで良いのだけれど、値段がやっぱりキビシイ(涙..でもいつか。)とか。
アクセサリー系もよいお店がたくさん。
物欲ダラダラさせながら歩き回りました。
今の気分としては、マルチカラー系のこまかい石を点々とつなげたネックレスなんかが欲しい。
透明度高いパステルカラーみたいないかにも華奢な可愛らしいのは(残念ながら私には全く!)似合わないので、秋っぽい濃い渋い色の石で。
スワロフスキーのクリスタルパーツをペンダントヘッドなどのアクセサリーに加工して売っている店を発見して(3階のPaolo bottoni)混雑のなかザクザクと選んできました。
スワロフスキーの飾りは超絶に美しいので大好きなんだ!
リーズナブルにキラキラしたものが買えるのでここは必ず寄る店になりそう。
ここでは完成品の他にもビーズなどの原材料パーツも小分けして売っているので、私の買ったようなシャンデリアパーツ+バチカン程度の簡単なペンダントヘッドなら、手先の器用な人は自分で作った方が安上がりでしょう。
インテリア雑貨屋さんで麻のキッチンクロスなど買ってから、最後にQUOMISTという店(男性化粧品+雑貨と解説してあったけど、ソニプラ系列らしい。)で買ったのが、ダイモ!
このごろになってけっこう欲しかったんです。
電気で美しくラベル印字できるテプラは家庭内でも10年来のヘビーユーザーなんですけれど、それはそれで。
ダイモは、あの素朴な凹凸のアナログ感がかわいい。
高機能タイプだと、ディスクを替えてひらがなやカタカナを打てたりするし、絵文字なんかを打てるものもあるみたい。
安いものほどオモチャっぽい見かけになるんですが、これは色合いもすごく気に入ったし、1890円とリーズナブル。
(ただし、いちばんスタンダードな9ミリ幅テープ専用で、アルファベット大文字と数字しか打てません。
ちょっとしたラベルを打つ分には必要にして充分かと。)
カチャカチャといくつか打ってみて、文字送りや綺麗な凹凸を出すためのニギリ加減などを学んだので、そのうち色違いの(ラメ入りなんかもあるらしい)替えテープを入手したいと思います。
というわけで、たのしいところでした。
場所と時節柄、観光客っぽい団体さんもいっぱいですが、通路に立派なソファ椅子がたくさん並んでいたり、大きな待合いスペースがあったりして、休憩(または物色中、家族に待機していてもらう...私のことですが...)場所は意外にたくさんある感じです。
また行こうっと。
美味しいお店もたくさんあるので、皆さんもぜひ。
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2007.08.18
日本橋丸善に行きました。(あのペントレイが欲しい!)
前回の都会歩きの話の続きです。
銀座だけでなくいろいろ廻りましたので。
日焼けで腕がピリピリする〜(涙)
春にオープンした日本橋丸善にようやく行くことが出来ました。
地下鉄を乗り継いであっというまに着いたので嬉しい!
改札口を出て、丸善に直結している通路までたどり着けば、灼熱の地上に出ることなくそこはもう文具・万年筆売り場だったので有り難かったです...
時間は昼頃だったのですが、その上の階の書籍売り場に比べればずいぶんヒッソリとしていた印象でした。
本店以上に落ち着いた雰囲気だったので、じっくりとシステム手帳やこまかい文具などのコーナーも観察。
文具売り場でけっこう派手に飾ってあって目新しかったのはゼブラのテクトツゥーウェイという、製図向けな仕様のシャープペン。
このタイプや、芯ホルダーにありがちな金属グリップ部分に触れるのが苦手なので、これの安いほうの「ライト」が全部樹脂なのがポイント高いなあと。
輪ゴムを巻き付けたようなすべり止めがデザイン的に少々微妙(無くても構わないのでは?)とも思ったのですが、ちょっと欲しい。
ちなみに、これと迷っている対抗馬の同タイプシャープペンは、パイロットのS3(エススリー)。
ゼブラのようにすべり止めゴムもついていない、グリップまで全部樹脂。
振って芯が出てくるような便利機能はついていませんが、これの僅かな先細りで快適な握り心地や、素材ならではの軽さが非常に気に入っています。
どちらも書きやすくて決められず、しかし心ゆくまで試筆できたので、そのうち地元のロフトでどっちかを0.7ミリ芯で買うつもり。
(いまのところシンプルで安価なパイロット優勢。)
システム手帳は、やっぱりブレイリオの革はいいなあ等々と揺れたのですが、バインダーばかり増えても仕方ないので我慢です。
手帳構成はぼちぼち雰囲気を変えたいなあと思うところが出てきているので。
そういう定まらない次元のときに良いものがたくさん揃った売り場をふらつくのは危険!
万年筆売り場は、島型というんでしょうか、ショーケースのまわりをぐるぐると客がまわって眺められるようになっており、解放感があります。
インクなどのこまかい商品は、実際に手に取れるところが本店のレイアウトより好きかも。
色見本なども脇に置いてありますし。
万年筆本などにも載っていて以前から気になっていた丸善仕様(蓋がない、お盆タイプ)の木製ペントレイ、これも実際に触って質感を確かめることが出来たのが良かったです。
思った通り重厚感があって素敵。
出来ることなら、万年筆はこういうものに並べておきたいものです。
先日刊行の「趣味の文具箱7」で、このトレイに取っ手をつけて引き出しにして"10段の箪笥"に加工していた人の記事を感心しながら読みました。
あれは使いやすそうで面白かった。
トレイ10枚で150本分もあるけど...
私としては、この薄型の机天板下引き出し内にぜひとも組み込みたかったので、収まるかどうか正確な厚さを知りたいところ。
(「パイ箱」はぜひとも同じように継続使用したいですが、ボールペンの空き箱たちのほうはやっぱり見た目にしょぼい気が。
サイズも意外に短くて、入らなかったり取り出しづらいペンも多し...)
スタッフの方に事情を話したところ「なるほど!」とすぐに定規を奥から持ってきてショーケースの上にキチッと置いて計測して下さいました。
公式表示では3センチなんだそうですが、正確に計ったところ、3センチ3ミリという結果が出ました〜。
(この時点で自室引き出しのサイズはいまいち自信がなかったので)その場で買えなかったのが残念なぐらいに親切にして頂いて恐縮。
※帰宅後に引き出しの深さを実験してみたところ、3.6センチくらい標高のものでも天板に触ることなく引き出しの開け閉めができることはわかりました。
これならばかなり具合よくペントレイが収まりそうです。
机上等の開放空間での収納なら、窓蓋付のタイプがホコリがつかなくて良いと思うのですが。
※透明部分、売り場ではガラスだと思っていたのですが、アクリル板なんだそうです。
ちなみに蓋付のタイプは丸善限定というわけでなく、検索したらAmazonでも売っている(森林楽 フタつきペントレイ)のですね〜。
本数が1段目に収まらなくなったら、その下に蓋無しの丸善バージョンをお重のようにスタッキングすると相当カッコイイ収納ボックスが構成できるでしょうね。
店頭商品と自分の引き出し、両方を計測してなんとかなりそうだと判ったので、あとは再訪して買うだけか。
(もちろん、5000円もするし「とりあえず」は一箱だけにしますよ。
ここに横たわる15名様を選択するのも楽しそうだ。)
...とここまで書いて、丸善の通販で取り扱いがあると知りました。
(蓋付タイプももちろん売ってます)
この価格なのでどうやら送料も無料。
そう頻繁には東京まで出ませんので、こっちの方が便利かなあ。
でもこういうのを「お店で買う」っていう雰囲気も好きだし...と迷い中!
というわけで、めでたくウチにやって来たらまたリポート予定です。
筆記具じゃなくてペンダントネックレスやチェーンの宝飾品整理用に買ってもいかなと考えているところです。
(大きめの宝石箱は持っているのですが、こういう細長い溝のついた引き出しがなくて不自由してるんですよね〜。)
緑色のちっさなスーベレーン、すごくキレイな緑色で驚きました。
明るめの翡翠色というか。
ケースの照明を反射して、宝石のようにキラキラ輝いてました。
ペリカンでこんな派手な商品があるなんてー!
このグリーンは好きだなあ。
(とはいえ、私は手が大きいのでミニペンと呼ばれているものにはなかなか所有決断するに至りません。
600くらいの大きさだったらサイフが危ないところでした〜(笑)
というわけで、人少なめなのをいいことに、ノンビリと見てまわり、外界の熱風が吹き込む1階で雑誌を購入。
さらに上昇してカフェで名物のハヤシライスをランチに頂いてから、頭も胃袋もいっぱいにしつつ銀座へ向かったのでした。
本店より品物も見やすいし、点数も相当に多いので楽しいです。
今まで何度も接客してもらっていた店員さんも(販売応援なのか異動なのかわかりませんが)見かけましたので。
電車降りてすぐたどり着けるアクセスの良さも魅力だし、丸善は今度から日本橋を拠点にしようかなあというほど気に入ったのでした。
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2007.08.16
革モノのお手入れ品を買いました。
この春に購入したソファのお手入れ用品に買っておこうと思いまして、革手入れモノは引越直後からうっすらと捜していたのですが。
そういえば、この前トートバッグも買ったし、それでなくても文具まわりで手帳カバー等いろいろ増えているから、こういう小物類にも兼用できるものを....
と調べだしたらなんだか楽しくなって、いつのまにか注文を完了しちゃってました。
暑いってコワイよなー(言い訳)
土屋鞄製造所のサイトでオススメされていた「コロニル・シダーウッドオイル」がいいなと思ったのですが、あいにく夏休み中でだいぶ先の発送になりそうだったので、検索して靴屋さんで注文してしまいましたスイマセン...。
注文即日発送の超ッパヤ対応でびっくり。
これをつけたくらいでちょうど送料無料になりそうだからという理由も大きかったのですが「M.モゥブレィ ステインリムーバー」という汚れ落としも一緒に頼んでみました。
靴用と書いてあるけれど、レビューを見ると革小物に使っている人も多いみたいなので。
そんな組み合わせで届いたわけですが早速、手持ちの革カバー付手帳や、使わなくなった古~いのも含めてシステム手帳のバインダーやらを引っ張り出してお手入れしてみました。
コロニルのクリーム、さすがそれなりのお値段するだけあって、ふわっとしたいかにも上質な感じ。
こういうのにありがちな、鼻につんとくるような機械油っぽい(?)刺激が全くなくて、べたべたしません。
化粧品と間違えないようにしなくてはっ。...有り得ないか(笑)
クリーナーで軽く拭ってからコロニルを塗っていったのですが、やっぱり買って良かったなあ。
ほとんど外出に持っていかないながらも毎日触っているブレイリオの文庫カバーやクオバディスの革カバーなんかは、見た感じは、もともとたいした汚れもない(ように見える)んですが。
でも、これらでひととおり手入れしてみると、あきらかに買ったばかりの頃のほんのり柔らかく手に吸い付く触感ですとか、発色のクッキリさが「ああこんな感じだったよそういえば!」と蘇るんですよねえ。
クリーナーは、システム手帳金具による擦れ痕の黒ずみなど、けっこう古い汚れでもちゃんと取れて満足です。
やはりこういう、手汗なども気になる季節ですし、洗いをかけたようにさっぱりすべすべとした手触りが気持ち良い。
過保護な手入れのしすぎもいけないんでしょうが、適度に清潔を保ちつつの経年変化を楽しんで今後も愛用していきたいと思います。
そうそう、モノよっては多少の色落ちがあったりしますので、まずは目立たないところでのテスト塗りをおすすめします。
この時点ですっかり満足し「ソファの手入れに使う」という本来の目的を忘れている...近日中にやってみようっと。
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2007.07.31
無印良品の半透明アイテムで片付けてみました。
転居直後の春くらいから無印良品で大量に購入しまくっていたのが、「ポリプロピレン」素材の商品。
トレイやフタ付ボックスやファイルボックスなどの類。
写真のような、棚内物品整理から引き出し内の仕分け用まで幅広い用途で揃えることが出来るので非常にありがたいです。
キッチンなどにも多用していますが、この素材のイイところは、置くと「存在感が消える」ことなんです。
特に白い材質の引き出し内部や台所天板の上で使うとホントに見えない。
高級感こそありませんけれど、丈夫だし、汚れたら食器と同じように洗えますし。
キッチン収納部門で売っている引き出し内整理トレイ各種か、メイク部門のメイクボックス用パーツ(小型ボックスやトレイなど)各種、これらから選べば、家庭内の大抵の場所の整理整頓に活躍してくれます。
主な用途は、調味料整理用に使う細長いトレイ / ハンドミキサーなど機器類の下敷きとしてメイクボックス用の小さめのトレイ / フォークや箸用の引き出し内整理などにずばりそれ用のカトラリートレイ、等々でたくさん買いました。
100円ショップで買い込むよりは若干割高ですけれど、揃ったときの見た目の統一感(というか「お揃いだなあ」という小さな自己満足)を考えるとまあ、楽しいものですヨ。
そうそう、白い壁際に置けば「見えなくなる」のが気に入って、食卓下に配置しているマガジンラックすらコレなんです...
(当日の新聞置き場として重宝。店頭になかったのでわざわざ取り寄せてもらいました。)
というわけで、ポリプロピレン商品は、80円くらいの小さなトレイから書斎内の整理分とあわせると10個や20個じゃきかない数、買ったかもしれません...。
ファイルボックスは、白い不透明タイプも売っていて迷ったのですが、中身がうっすら見えれば内容をラベリングする手間が省けるかなあと、半透明タイプで揃えてみました。
まーそれにしても、この本棚(2列タイプなので幅70センチ)がファイルボックスを詰めるのにピッタリサイズなので感動しました。
列ごとで夫婦それぞれ使い分けてますが、まあどっちが私かは写真でわかりますかね...。
フタ付のボックスは、PPキャリーボックス・小というもので、これは小回りがきいて、積み重ねても手軽に使えるかなりオススメな大きさ。
ボトルインクや郵便物の整理にぴったり。
フタ付のボックスは、個別の持ち出しや置き替えも出来て、引き出しタイプよりむしろ便利だったりもするので必要に応じたサイズでぜひ使ってみてください。
(ボックス下の引き出しは他社の、たまたま持っていたもの。
同じPP製でも無印と透明度が違うのが気になるけど、仕方ないや。
持ち歩き用のペンケースを収納してます。)
ファイルボックスのほうは奥行きに余裕があるので、ポーチに小分けした出張小物などもここに整理してあげてます。
ふわっと広がりがちなスクラップブックの類なども、こういうボックスに整理すると、背表紙も見えるし綺麗に棚におさまりますよ。
通常サイズの半分の厚みの、ハーフサイズとの組み合わせも使い勝手良いです。
同種でもうひとつ棚があるのですが、そちらでも写真のとおりちょっと使ってます。
Moleskineなどのストックがうっすらと透けて見えて楽しい。
そして今日ひさびさに半透明仲間に加わったのは、A4サイズのクリップボード。
前から気にはなってたんですが、420円が294円に値下がっていたのでホクホクと買ってきました!
写真のようにディスプレイの脇に立てかけて、ちょっとした「掲示板」として使いはじめました。
重要なメールなどを印刷して挟んだり、付箋メモを貼り付けたりですごく便利だ!!
半透明スチロールの板面も結構な厚みがあるし、クリップもがっしりと丈夫。
そしてやっぱり(白い壁際の白い机の上だと特に)全然目立たないので、メモが宙に浮いているよう...
値下げしたということは、いつものごとく廃番になる予感もするのです。
本来の「書きもの下敷き」用途にもうひとつくらい買っておくべきではないか?
と、自分を説得しているところ。
というわけで、場所を選ばず溶け込んでくれる「無印の半透明」は実に重宝。
おすすめです。
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2007.06.24
ステーショナリーマガジン新刊を買いました。
発売日の19日を手帳に書きつけて楽しみにしていた本です。
・ステーショナリーマガジン 3
裏表紙が、おなじみのマルマンのスケッチブック柄(オレンジと、黒っぽい緑)であることをレジ打ちしてもらっているときに気付いて「おぉっ」と嬉しくなったりして。
本文内でもマルマンの図案特集が組まれています。
カバーノートやルーズリーフ(安いのでもすごく書きやすくて好き。)には今も日々お世話になっています!
マルマンのノート用紙はクリーミー感触(謎)なのがツボなんだと思う。
毎度の文具店特集も、都会に出掛けるときの重要参考資料です。
そういえばまだ新丸ビルには行ったことがないのですが、デルフォニクスをはじめとして鳩居堂など、ステキなお店がたくさん入ってるみたい。
これはぜひとも、です。
「毎日使う美しい文房具980選」とあるとおり、ぎっしり楽しげに、定番から最新までのコマカイ文具たちが紹介されています。
実際手にとることが出来ないだけで、どう使うか・どこに収納するか(←私はこれをセットで考えずにはいられない....)をひとつひとつ妄想するだけであっというまに時間が過ぎていきますから。
なんだかいつもこの本を眺める度に思う感想ですが、まさに「誌上伊東屋ツアー」やってるような心地よい疲労感(笑)。
個人的には、春の引越であらゆるものの廃棄および整頓に没頭した思い出がまだ生々しくて、正直ちょっとまだ、こまごましたモノを勢いで(または、出来心で)増やす気になれないんですね~。
これ欲しい!と思うと次の瞬間に、待て待てその用途ならまだあそこの引き出しに○○が未使用で○個あるじゃないか、というデータが電光掲示板のように脳内に流れるっ。
引越まではいかなくても、手持ちの在庫をじっくりと見つめ直さなければならないレベルの大掃除って、節約効果あるのかもしれませんよ。。
で、こういうカタログ本を眺めながら「買った(使った)気」になるだけでもわりと幸せだったりします。
まあ何度も読み返して、この中からもよっぽど欲しいモノが出てくるに違いなく、そういうときの巡り合わせを楽しみにすることにしましょう。
ちなみに、あらためて綺麗な写真で見て、ああやっぱりスゲー欲しい!と思ってしまったもののひとつは、デルタのドルチェヴィータの芯ホルダー。
万年筆ももちろん素敵なんですがまあそれなりに高額だし。
ペンシル(0.9mm芯のミディアム)か芯ホルダー(3.2mm芯のスタウト)に以前から「呼ばれている」気がするんです。
あのデザインと配色が美しすぎる。
お店のショーケース越しに眺めた程度で触ったことすらありませんが、見た目があんなに良いんだからきっと書きやすいと確信しています(笑)
きっとこれは、いつか。
あと、細身のペンのほうが向いているかもしれませんが、ピューター製の小鳥のペンスタンド。
通販サイトで見たときから、あまりの可愛さにブックマークしておいたくらいだったのですけど、誌面で再会して物欲再燃。
ただし、写真だけで決断するには微妙な値段なので実際に質感を見たい気がします。
ほほーと思った特集は、200円万年筆として有名なプラチナのプレピーの、サインペンバージョンのほうを好みの万年筆インクで使うという技のページ。(というか、仕組み的にはちょっと考えれば思いつくことなのか...。)
そもそも、プラチナの万年筆用コンバーターが、プレピー本体の倍以上するのがネックかと思いましたけれど、「カラのカートリッジにスポイト注入」な方法でも良いわけですよね。
私の場合、万年筆に使うインクでは青依存が強すぎて(笑、それ以外の色は飽きてしまう(というのは言いすぎだけれど、結果的に何故か手が離れがちになり)どうしても使い切れないのですよね~。
モンブランのボルドーやペリカンのターコイスのインクなんかがフェルトペンに入っている、という状況を想像するとけっこう愛用できる予感がするんですが。
どうでしょう!!すごく試したい!
そうそう、万年筆バージョンのプレピーは実は「試しに」黒を一本、ずいぶん前に買っているのです。
(これを「今年初の万年筆です☆」とアピールするのはさすがにどうかと思う...が、まあ、そういうことになるのかなあ?
さらに値引きして157円で買えたわけなんだけど...)
結論から言えば、個体差的にもかなり「アタリ」と思われるペン先だったし、軸直径があまりにも私の手にしっくりしすぎて驚愕したわけなんです。
そりゃもちろん、こういう値段のものっぽさはありますが、細字でよければ「いくらでもラフに惜しげもなく使える持ち歩き万年筆」としては最高峰かもなあ。
外出の度に入れ替えなくて済むように、カバンごと・手帳ごとに1本買っても良いくらい。
(最近ヘビーローテーションに復活してきているパーカー75のあとなんかにプレピーを書いてみると特に、軽すぎることやペン先の「ペラい感じ」にびっくりしたりはしますよ。
しかしそれにしても、私がいままでに、プラチナの万年筆に共通して感じてきた良さがちいさいながらもきっちり宿ってますから。
相性の問題かもしれませんけれど。)
軸デザインや重量ともに、スケッチなどにもかなり向いていると思うので、万年筆というよりはそっち方面の水性ペンとしてこれから愛用できそうです。
ロディアやほぼ日手帳などのスベスベ度高め系の紙に、特にきもちよく書け(描け)る楽しいペンです。
というわけで、掲載物ひとつひとつについて何かを述べていると超大河ブログになりそうなので、このへんで。
文具好きな方には、お手元に置いて間違いなく幸せになれる、年に一度のお楽しみ本です。
さてと。
これからちょっと散歩がてらペンクリニック行ってきます。ふふ。
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2007.06.13
文具の収納いろいろ。(万年筆専用引きだしなど)
新しい机にしてからワイヤレスマウス買い替え以外は問題なく、非常に快適に使えています。
机の天板下に、薄い引き出しが3つ並んで付いているのが一番便利。
この仕様が欲しくていわゆる「会社っぽい」机にしたくらいで。
(以前の机では天板裏にネジ止めでこういうのを後付けしてました。
便利すぎるので、もうひとつ欲しいと思ったときはどこにも売ってなかった...たぶんコレなんだけど...PCショップの家具・雑貨コーナーなどで見つかる確率高いと思います。)
こういう、「手元に最も近いところ」に収納するのにまず欠かせないのは、いつもの常用文具類。
付箋・シャチハタ・テープ糊・クリップなどなど。
机上で整理するとどうしてもコマゴマしすぎて目にウルサイし埃も溜まりやすいので、ここに集めておくとスッキリします。
内部の仕分けは、以前から使っていた引きだしトレーや小さめの薄い空き箱などで。
その用途を終えたときに「これは使えそうだ」というカンが働く空き箱は多すぎず少なすぎずの数で取っておくと、こういう、仕分け整理時にとても役に立ちます。
(あんまり溜めすぎると「片付けられない人」と紙一重になるので。
定期的に用途を見直すことと、一定量に達したときの廃棄を行うことが重要。)
で、今回は天板下引きだしが3つになったので、1つは今までどおり"最常用"文具小物類収納。
(詰め替えストック等まではキリがないのでここには収納しない。あくまでもいつでも手が伸びる特等席な位置なので。
買い置きはだいたい本棚の引きだし側に整理してます。)
残りもう1つは、現在使用中のもの限定で毎日の手帳やメモノート類を整理。
(でもだいたい、スケジュール手帳は終日机上に乗っていることのほうが多い。)
そして最後の1つが、念願の~!万年筆専用引きだしです。
いやもう、この写真、引きだし作成後すぐにfrickrに上げておいたはいいものの、あまりにも「あり合わせのもの」敷き詰めまくっているので。
ブログネタとしても公開するべきかずいぶん悩みました。
モノが入ってないとなおさら高級感がなくてスイマセンがこういうところに149だのを含めた高価な万年筆をずらりと並べております。
ちなみに、ペリカーノジュニアやサファリのようなプラ軸廉価系の常用ペンは、芯ホルダーやボールペン類といっしょにコヒノールの木箱ペン立てにいくつか立ててあります。
灰色のトレーは、ここで入手した「パイ箱」です。
本体のうしろには、透明で判りづらいですが蓋部分が並べてあります。
蓋部分には、かなりの数に溜まった各社コンバータと、いま現在はどうしても使用頻度が少なくて申し訳ないサファリが4本くらい。
(他の4本くらいは「使ってる」ので机上ペン立てに格上げしてあるのだけど...最初にサファリを買い過ぎてしまったか...)
パイ箱本体は、まさに149がぴったりと動かず収まるサイズであるので、現在、モンブランをはじめとした大型ペン優先で並べてあります。
で、細長い白い入れ物は、これ、シェーファーのおみやげボールペンセットの箱。
海外旅行なんかでよく見るお土産品で、軸に地名等が印刷してあるやつが、ひとつひとつ箱に入っていて、それが1ダースセットになってるやつがありますよね。
夫が15年近く前にボストンで買ってきたもので軸に「MIT」とか「Cambridge」とか入ってるやつがずっとほとんど死蔵品になってまして。
1.2本は私が手帳用に使ったり電話メモになっていた時期もあったのですけれど。
経年変化に勝てず、ほとんどインクが出なくなり、引越時に中身だけ全て廃棄してしまいました。
で、まさに箱だけ再利用したのがこの引きだし内。
(かぶせるタイプの箱だったので蓋のぶんと入れる部分で2個が活用できるところがオトク。)
ペリカンの600までの長さでしたらギリギリ入ります。
横に倒して4つ並べたいちばん手前の左側空間にはセーム革を折りたたんで収納してぴったり。
というわけでまさに!隙間なく引きだしは利用できてます。
もちろん、この場所はなるべく「高級品用」としたいわけなので、これでもあと10本以上は入るくらいは場所が余っているのですけど。
まあここに入りきらないくらいになるほどには買わないんじゃないの?
と楽観視しているのですが、どうでしょう(笑)
そりゃあ、丸善などでちゃんとした木製ペントレイを2,3仕入れてこの引出の中に並べてこそ「高級万年筆専用引きだし」になるんだよなあ、という葛藤は最近まであったのですけれど...
な、なんだか最近はモノがおさまったことで「それなり」に見えてきたのでコレでいいやな感じです。
せめて「パイ箱」を増やして空き箱とリプレイスしたい思いは残っていますが...。
ちなみに、もともと購入時に万年筆が入っていた箱はほとんど捨てるか、外箱なんかも全く違う収納に転用してしまっています。
しばらくは全てとっておいたけど、とにかく数が多すぎてかさばって邪魔なので。
そのモデルならではの(限定品なので箱もそれなりにデザインしてあるとかの)箱以外の、通常包装用の箱は全部捨てちゃいました。
万年筆については、「買いたい(絶対買わなくちゃレベルの)」欲は落ち着きつつあります。
もちろん、まだそういうのはすぐに思い浮かぶほどにありますが、まあ今後の楽しみのためにも、急がなくてもいいだろうと。
そのあいだにも刻々と値上がりはするだろうけど...
コレクションの対象ではなく、"道具として面倒見切れる"数で留めたいとは常々思っているので、定番と言われるような良いものが手元にあつまってくればくるほど、その後は慎重に、熟考するようになってきたように思います。
まあこれはいいことですよね。
ゆっくりと考えたいと思います。
ユーロ高のせいか、「欲しいけど値段に見合うか?」とココロにストップがかかってしまうものもちょっと増えてきたことですし...。
とにかく今、引越等で心身ばたばたしていた日々がおちついてやっと、万年筆のほうから「そろそろどうです?」と寄ってきてくれるようになった気がするのですけど。
面白さを思い出したというか。
気分や体調(?)で「しっくりくる」ペンが日々ころころと変わるので飽きませんよ!
というわけで、1日のはじまりにこの引出をガラリとあけて、しばらく考え込むのが楽しいのでした。
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2007.06.02
赤革パスケースとか、古テレビ処分とか。
「suica入れ」を買いました。
今まで、スティッチがついたビニール製の、ファンシー全開なパスケースを使っていたのですが、いい大人が使うには模様がアレという以前に、二つ折りタイプなのでちょっとひと手間使いにくかったんですね。
使うときにさっと出せてすぐに鞄に放り込めるような、もっとシンプルな両面1枚タイプを春以降、物色中でした。
本当は、現在のところほぼ日手帳を入れて絶賛愛用中の赤コードバン文庫カバーにあわせてお揃いの同じ革を使ったパスケースが欲しかったんですが。
でも、これは二つ折りな上に、この革のことだからしっかりと分厚そう。
(というか、お値段も立派すぎ。)
ということで断念しました。
そうしたら、近所の駅ビルに入っているインテリア雑貨屋さんが最近改装して「オシャレっぽい文具(というか、デルフォニクスな文具)」のコーナーを大きく展開してきまして。
そこに置いてあったのが、SLIP-ONの革小物。
パスケースは一種類しかなかったけれど、仕様としてはまさにコレでいいのよー!な納得度。
一枚モノとはいえ、表と裏で両面にカードが入るので必要にして充分。
Minerva Box 単パスケースという商品でした。
お店には赤・黒・茶ぐらいしか置いてなかったのですが、赤がけっこうイイ色だったのでこれでOK。
(通販で買うならピンクを選んでいたかもしれないなあ。)
革の質感はコードバンとは真逆な感じで、手触りもふわふわと柔らかいし、表面の凹凸もハッキリしてます。
爪でおさえたヘコみなんかもつきやすいんだけれど、この表面模様のせいであんまり目立たないんですけどね。
革の香りも濃いめで、いかにも経年変化の味出しがどんどんついてきそうな、面白い触感です。
外出すればそれなりに必ず手にとるものなので、毎回楽しいのですよ。
特筆すべきはこの、指おさえ(?)窓の位置の、あまりにもちょうど良すぎる場所にsuicaペンギンが出現する点です。
これだけでも全くもってオススメなパスケースと言えましょう!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
全然話は変わりますが、4月に引っ越してきてからわりとすぐ、やっと念願の液晶テレビを購入したんです。
カカクコムで調べ上げてかなりお買い得に手配できたみたい(この系統の調査・決定は全て夫が。)なんで、金銭的にはきっとよろしかったんですが。
こういう通販で買うと何が大変かって、そりゃもう、今までのテレビの処分と、買ったテレビの開梱設置および梱包品廃棄がすべて自力でお願いしますな状況になるわけなんです!
それまで、約10年選手(98年製)で頑張ってきた29インチのソニーのブラウン管テレビは、大きすぎる上に古すぎて近所のハードオフでも電話したら断られる始末。
この大きさなら他のリサイクルショップでも同じような感じの反応になりそうでした。
何かで募集をかけたりオークションに出すというのもちょっと..と思ってしまうほうなので。
とにかくテレビは粗大ゴミにできる種別のものではないし、数日いろいろ調べましたよ。
そこで見つけたのがパソコン・テレビ無料引取!連絡不要!送るだけ!と書かれたハイブリッジコンピュータというところ。
....ホントかなあ、と思いつつ一応問い合わせなどもしてみたら対応も良かったので、らくらく家財宅急便というのを使って送りつけてしまいました。
(ちゃんと自宅に上がり込んで梱包からやってくれるからラクなんですよ奥さん。)
そしたらホントにそれっきりドナドナされ、ちゃんとひきとってくれたみたいです。
すっかり壊れてても問題なく引き受けてくれるようなんですが、廃品回収というよりは、リフレッシュできるものは再利用にまわしたり途上国に送ってくれたりの活動もしているようなので、まあウチのテレビもさりげなく取説やリモコンも同封しておいたので、何とかまだまだどこかで元気に生き延びてくれてると思います。
ここを使わずとも、もっとオトクにどうにかできる道もあったとは思いますが、このラクさは何よりでした~。
というわけで、大型電気製品の自力処分がめんどくさい方にはこの会社の利用がオススメな感じがします。
でも、梱包材の処分はホントに大変でしたよ。
箱自体は開けやすいように良く工夫されていたけれど、コーナーに詰めてあるスチロールたった1個だけでレギュラーのゴミ袋をひとつ消費しなければいけないほどの巨大さでした。
おかげで一時はリビング全体が分別ゴミ置き場というか、夢の島みたいになりました(涙)。
そんな苦難を経て手に入ったテレビなので、(あんまり詳しくないので液晶テレビがどれくらいの寿命なのかはよく知りませんが...)ぜひともあと10年くらいは余裕で、また活躍して頂きたいものです。
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2007.05.19
「文具箱」新刊の感想とか、近ごろの手帳傾向とか。
引っ越してきて嬉しいことのひとつは、ちょっとした徒歩圏内に大きめの本屋さんがあること。
だから、発売日(4/23)にはちゃんと「買ってはあった」のです。
・趣味の文具箱 vol.7―文房具を愛し、人生を楽しむ本。 (7)
とうとう7冊目になったのですね。
とはいえ帰宅すると段ボールの山だったりしたので、全然こういうものを読む雰囲気じゃなかったのです4月中なんて特に!
引越前は荷物の埃やらで手がしょっちゅう真っ黒になっていたので当然、万年筆などは使用御法度絶賛封印中な毎日を過ごしており、実に寂しかったのでした。
転居後も、まずは生活を回転させるために、趣味の文具などの開封などはいちばん後回しにせざるを得ず、でして~。
やはりある程度は、そこそこの整頓された環境と気持ちの平穏と机上スペースの余裕、があってこそ万年筆の愉しみがあるんじゃないかなあ、としみじみ思いました。
....まあその一方、すっかりそのあいだのメモ書き激務はタフに使える多色ボールペンに御世話になってました。
(なにかとゼブラ贔屓なのでサラサ3がお気に入りになりました。
滑らかながらも爽やかなシャリ感が実に好み。
この種にしては若干インク乾きが遅いという評価もありますが、ほぼ日手帳やマルマンの文庫ノートなどにびっしり引越進行やToDoをメモっておくにはうってつけでした。)
。/前置き終了
今回印象に残ったのは、「書いておくこと」のたのしさと大切さが主な特集だったこと。
だから、万年筆愛好な人だけじゃなく、書きもの好きな人に広くオススメな号だったりします。
そのうちのひとつ、50年前に書かれたCWニコルさん17歳のときの「北極探検ノート」は思わずじーっと見入ってしまいました。
(「こんなに保存性が良いならブルーブラックのインク使ってみようかなあ」とつい考えてしまう影響されやすい私。
そういえば学生時代はパイロットのブルーブラックを愛用してました。
遮光や酸化進行防止のためなのか、アルミ真空パックみたいなのにカートリッジが入っていた記憶があるですが、今もそうなのかな?)
あと、やっぱり他人様の「日記」を覗かせてもらう(当然、ブログなんかじゃなくぎっしりとペンで書かれた文字)ってすごく興味深い。
私は近年いつも、年初のたびに3年とか5年、思い切って10年etc..な複数年連用のずっしりした日記帳が欲しくて仕方なくなるのだけれど、継続に自信がない気がして、ぎりぎりのところで踏みとどまっているわけです。
うーん、ここの実例リポート見ちゃうともう来年はかなり危ないかなあ!
今のところ私にとっては、手帳こそが日々の出来事を記録する日記でありフィールドノートであったり超簡易家計簿であったり、もするので、これらを年ごとに蓄積するのも似たようなものかと思うのですが。
(なんだかんだで大学時代のシステム手帳あたりから今までの手帳は全部保管してあります。
あんまり昔のは滅多に見直したりはしませんけれど、家事関連の確認で、前年の手帳はよく開きます。
○○は去年はいつやったっけ?とか○○にいくらかかってたっけ?的なチェック用途に便利。)
「なんでもない日常を書き留めておく快感」というタイトルにもなんだか励まされてるので来年は5年用くらい(なら1日数行で済むから)のやつを狙ってみたい気が!
昨年まで定番ものの購入ピッチを上げまくっていた幸いからか、もうあと、本当に絶対に欲しいぜ!と思ってるのは1,2本くらいしか思い浮かばないので...今年は相変わらずまだ未取得(..?)なんですが、じっくりゆっくり考えて選ぶ予定です。
(何しろ今はしょっちゅう通販で何か届いているので買い物欲自体は満たされているのです。
中身は台所用品とかクローゼット衣装ケースだったり、の超・生活実用品系なんですが。
ペンは引越に伴うコマカイ買い物が一段落してからだ!)
多忙期には小さい判型のほうが便利だろうと思って4月始まりのほぼ日手帳を「いっときの引越スケジュール帳がわり」として使い始めていましたが、やはりなにかと離れがたく、ずっと継続中の現在です。
近年までと違うのは、けっこう「フランクリン・プランナーっぽい」方法で使っていることかな?
おかげで過去ログの視認性もよく、字でぎっしりしてても情報が拾いやすい。
(うーん、本家のリフィルは一応「お休み」ということにしているけれど復活する気になれるかな?
ウィークリー視点のクオバディスとの組み合わせは相変わらず継続できています。)
その他、ほぼ日手帳には重要な利点があります。
それは紙の特性(描線が紙の中に埋もれたりせず、輪郭クッキリ。乾きスピードは多少遅いけど...)ゆえに「細字万年筆がたのしく使える」こと!
ペリカンの400(EFのほう)とか、146のEFとかデシモのF、あたりの、今まで使ってた手帳にはあまり合わなかったペン達がここぞとばかりに日々重用できてうきうき。
クオバディスExecutiveもすべすべ系だけど、硬い紙質だから太字ペン先が気持ちいいわけで。
つまりこの2冊の組み合わせを核にすれば、偏らずいろんなペンを毎日選ぶことが出来る。
これって重要なんだよなあ!
と、いうわけで、もくもくとまだまだ片付け作業続行中です。
本棚、結局、優雅に飾り棚になる予定は崩れ去り、あとまるまる一列分は棚板を足さないと文庫などの小さめな蔵書が収まり切りそうもない。
またお値段加算なのねトホホ...(涙)と発注作業をしたばかりです。
万年筆の収納は、机天板下の浅い引き出し内にずらりと並べるか、机上にペン専用のガラス蓋付多段箪笥箱を買ったりするべきか、いまだ悩み中です!
★バックナンバーもどうぞー。けっこうな冊数になりましたね。
これらをちらちらめくりながら本棚に並べるのはたのしい作業でした。
だから作業が進まないんだけど..。
・趣味の文具箱 (Vol.1)
・趣味の文具箱 (Vol.2)
・趣味の文具箱 (Vol.3)
・趣味の文具箱 (Vol.4)
・趣味の文具箱 (Vol.5)
・趣味の文具箱 (Vol.6)
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2007.01.06
便利なブックマークを買ってきました。
今年初めてのお買い物!としては、ささやか価格なものですが。
正月明けの食材買い出しの途中、いつものようにロフトを通りすがったら、あの噂の「栞」が売られているのを発見。
ITmedia Biz.ID:あれ、どこまで読んだっけ? を解決する
↑この記事を読んで以来、じわじわ気になっていた「スワンタッチ」というものです。
1枚150円ほどでしたので、お試し。
青いのを買ってみました。
しおりを付けたまま本を読み進んでいっても、常にそのページを"白鳥の頭"が押さえていてくれるという、シンプルながらも画期的な発明品なんだそうです。
私の場合は、読書のとき用、というよりは手帳の当日ページを示すマーカーとして使いたかったので。
むしろ、「過去」側のページを押さえておいてくれたほうが都合がよいと思いまして。
(昔の記述を振り返るよりは、今後の予定を度々書いたり確認したり、の用事が頻繁であろうから。)
あえて「本の最終ページに」という説明書きとは逆の、はじめのほうに貼り付けてみました。
そのために、ページを進めるときは"白鳥の頭"のほうに紙をはめ込む、という手作業が必要になりますが、ウィークリーの手帳ですのでこの程度、面倒ということはないです。
クオバディスの場合、本体よりもカバーのほうが若干高さがあるので、付け位置を工夫すれば栞の上辺がカバーの上辺と同じ位置くらいに揃ってくれます。
なので、ズレや引っかけを気にせず、カバンの中などにも手帳をこのまま放り込めそう!
とはいえこういう、1枚構造の製品なので、使えるものの総ページ数(厚み)には制限がありそうですが、よくしなる樹脂でできているのでウィークリーの手帳程度なら充分使えるような気がします。
上記でリンクしたITmediaの記事にて、詳細なレビューや注意点なども載っているのでご参考に。
指で押さえれば開くように、下端の「切り取り」があるのだからクオバディスに、"当週"用の栞なんてそもそも必要ないじゃないかと思われるかもしれませんが。
去年の活用教訓として、あの真っ白な紙の小口に指の汚れが目立っていくのが、わりと悲しいのです。
いやだいたい、おやつ菓子を食べながら手帳に書き込むことが多いという習性を何とかすりゃいいという話ですよ完全に。
多少のヘタバリ汚れなら、使い終わりかけの年末にしみじみ感じる「味」として楽しめますけれど。
まあ、今年はせめてその程度で留めたいと思いまして。
そんなわけで、赤革Executiveのほうで愛用中のようなヒモ式のブックマークと迷っていましたが、Businessのほうでは、そのまま軽快に持ち歩きできそうな「スワンタッチ」を使っていくことにします。
ページをひらいているといつも目に入ってくる"白鳥頭"がとてもかわいいのですよ。
ちょっとしたプレゼントなんかにもいいかも。
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2006.12.22
「趣味の文具箱6」を買いました。
ずっと楽しみにしていた、6冊目の「趣味の文具箱」がでましたので買ってきました。
うーんやっぱり、ここの出版社のムック本は長期に渡って資料としても使える安心のクオリティ、を感じます。
・趣味の文具箱 vol.6―文房具を愛し、人生を楽しむ本。 (6)
深いけど節度のあるカタログっぽさ、っていうんですかね。
今年、エイ出版社から出たなかでは「ノート&ダイアリースタイルブック」も私の中では高評価!
ぜひ「文具箱」シリーズのように今後も続いていって欲しい本です。
で、今回、青い表紙のなかの、モンブランのアニバーサリーエディションの写真が実にかっこいいです。
内容で特に興味深かったのは、
●ペン先超拡大解説
(自己調整できる人が集まる場所でよく語られている専門用語の意味がよくわかった...私はどうせ悪化させるだけなのでこういうことはしないのだけれど。でも知っておくときっといいことがありそう。)
●セーラー万年筆の特集
(「趣味の文具箱」限定モデルのプロフェッショナルギアミニが、写真うつりの限りではすごく格好いい青...ミニで長刀研ぎってマニアックでいいなあ。
でもプロギア長刀自体は既に持ってて愛用中だから用途が思いっきりかぶるので、我慢だ。
で、とりあえず一番真剣になった(笑)のは、金属胴の「グランザス」のほう。
シルバーだったらいいのにとは思うけれど、3万円なら文句は言えませんね。
この重さ(34g)でも、セーラーのペン先ならきっと楽しいハズだと思うんで。
出会ったら真剣な試し書きをしてしまいそう。
まあ相変わらずオプティマっぽいですが。
●モンテグラッパの工房リポート
(青山の書斎館へ行くたびに、あのディスプレイの中であまりの美しさから釘付けになるブランドです。「ミクラ」欲しい~(といつも思うけどたいてい買うものをきっちり定めて乗り込む店なので、ミクラについては思うだけで忘れる。それが書斎館。)
ページをひらくたびに、宝石のような色彩の素材達が積んである「セルロイド保管庫」の写真をいつも凝視してしまうんですよ。
綺麗だ~。)
●ブロッターの特集
(吸い取り紙をセットしてぐりぐりっとするやつ、です。
必要を感じたことは今まで一度もないのに、急に気になってきた。
というか、カッコつけ用でいいからひとつはもっていなくちゃいけないような気になってきた!これはやばい(笑))
というわけで、今号も大満足。
限定品特集や新製品特集も大いに目の毒でした。
次号は4月、ということですが、ばたばたしているうちにあっというまに発売日がやってくるでしょう~。
個人的に今年は、国産ブランドの素晴らしさ(その性能と価格の堅実さ)に目覚めたというか回帰させられた1年でしたけれど、これは今後むしろ強まっていきそうな予感です。
ちゃくちゃくと愛用がすすむ未レビュー品が2本ほどあるので、これもそろそろ書かなくちゃ。
既刊分のamazonでのリンクはこちらなので、どうぞご参考に。
膨大なインク色見本や、主にペリカンやモンブランなどの詳細なヴィンテージ解説など良質な特集が多いので、資料として、バックナンバーを揃えるのもオススメです。
(号を重ねるごとに、表紙がどんどん洗練されて格好良くなってるのも印象深いかも!)
・趣味の文具箱 (Vol.1)
・趣味の文具箱 (Vol.2)
・趣味の文具箱 (Vol.3)
・趣味の文具箱 (Vol.4)
・趣味の文具箱 (Vol.5)
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2006.12.11
雑誌付録はA5カバーノートでした。
普段から雑誌類を読むのは大好きですが、クリスマスの近づく今頃は特に、宝石やアクセサリーの特集記事や豪華な別冊付録がついてぶ厚くなってくるので、ファッション系のものをたくさん買います。
ヒカリモノ好きには、これだけでも目の保養になって嬉しい季節かも。
(お店を見て回るのも、もちろん好きですけれど。
文具に物欲が向きまくるようになってからは、ホントに宝飾品類は買わなくなってしまったかもです。)
そのなかでは、わりと近年頻繁に購入しているInRedですが、この雑誌は比較的、私の好みにツボなものが多いかもです。
(30代向きだけれど、キャリアOL系でもなく、セレブママ系..?でもない層をターゲットにしている(らしい)からか?)
それになんだか最近はしょっちゅう付録がついてくるのが特徴かもしれない。
薄くて小さな毛布(?)とか、手鏡だとか、ビニール製の化粧ポーチだとか、おりたたみの室内履き(機内用スリッパとして愛用してます)だとか。
モノは決して立派なクオリティじゃないし、いざとなると使いようもないものが多いんですが、模様がツモリチサト柄だったりして、微妙にファッションブランドと見かけがコラボしている企画であるため、コロリとレジに持って行ってしまうことが多かったり。
で、最新号の付録が「A5サイズのカバー付ノート(柄はキャシャレル)」だったのでした。やっと本題。
見た感じは木綿の布のような素朴な感じですが、そこそこ耐久性ありぞうな厚みをともなうナイロン布製のプリント。
ペンホルダーや小さいポケットまで内側についていて、「豪華カバー」とあえて表紙に書くだけのことはあります。
ノート本体は紙質はそれなり(というか限りなくざら紙..)なんですが、その紙の雰囲気を生かした(カバーと同じ模様だけど薄色な)植物柄の全面プリントが意外に高級感。
60枚綴じなので、メモ帳としては使いでもあります。
中身もとりかえられるので、A5サイズマニアの万年筆ユーザーとしては、ツバメノートなんかを入れてみたいものです。
ちょっとくらいは厚みのあるものでも大丈夫そう。
そんなわけで、今月はかな~り「使える」付録でした。
とはいえ、雑誌自体は920円ですので、誌面内容に全く関心のない方に「このノートのためにも買うべし、お得!」とまでは全然すすめられないんですが。
開封したての現在、ちょっとナイロンの香りもきつい....うぅむ。
でも、かわいいです。
いつもの読者としては大満足。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
先週からはじまっている、2007年版のクオバディスには、ボストンで買ってきたヒモ状のブックマークのほうを使うことにしました。
やはり、グリーンのラインストーンだとちょっと色が合わないし、クリップが厚い金属なので重過ぎ、ページがぺろんと垂れ下がるのがしょっちゅうで..
赤革には、こちらのブックマークのほうが、良い感じ!
しかしある程度紐を長くしているせいか、机の引き出しを閉めるときに度々、この綺麗な飾りを罠のように挟んでしまう....1年は寿命もたせたいんですけど..心配。
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2006.11.29
無印のバッグ内ポーチとか、万年筆本新刊とか。
無印良品で、持ち歩ける整理ポーチというのを買いました。999円。
定番品を常にここに入れておけば、新しくバッグを替えるときも、このポーチごと移すだけで中身の入れ替え完了、という便利グッズですね。
バッグ内でこまかいものがバラケずに整頓できるという利点ももちろん。
こういうものがあるということをブログを拝見して感心し、カマタさんとお揃いのも購入してありますが、これは少しプロ仕様...というか、そのまま手提げになってしまうくらいのしっかりした作りです。
ちなみに、このドクターイオンのシリーズ、丸善本店の文具売り場(エスカレータ脇)にたくさん売ってます。
私もここで。
無印のコレが気に入った理由は、ほどよくちいさなサイズなので、手持ちのいろんなバッグに対応できることと、基本的にフタや留め具などがない作りなのでモノの出し入れがバッグの口からダイレクトに出来て楽なこと。
(裏側にファスナーつきのポケットがひとつだけありますがこれはカギなどの貴重品用かな。)
こういう開放タイプの作りですが、マチのある舟型なのでバッグの中で倒れません。
外側の一方に、ファスナー付ポケット、反対側に3カ所仕切られたポケットがありまして、これがまた絶妙にデジカメやメモ帳(ロディア11など)がイイ具合に収まる幅、など工夫されている感じがします。
写真のように、ペンのためなのか幅の狭い仕切りもひとつ設けられているし。
内壁も同じように、大・中・小の幅で仕切られたのシンプルなポケットが。
写真では、中サイズ幅のポケットにPHSを入れてみました。
あとは、いつものサイフとミニ6穴システム手帳もヨコ並びに余裕で入ります。
(ヴィトンのダミエですが、6-7年前くらいに買いましたが2年くらい仕事の持ち歩き用に使って眠らせてました..。
最近のシステム手帳ブームに乗ってか、ちょっとした外持ち用に復活。
リング径ちっちゃいけど丈夫でかわいいやつです。
この、市松柄は好きなので、サイフやバッグもお揃いでちょっとづつ増えてます。)
もちろん、バイブルサイズなら横倒しでぴったり。
ちいさな持ち手がついているので、ここをつまんでバッグから出し入れ、という感じでしょうか。
グレーや水色などのかわいい色があるみたいなんですが、あいにく、黒しか売り場にありませんでした。
最近まで、これの超発展系商品ともいえる、バッグの中身を買おうか迷ってたんですよ。
でも、コマカすぎるポケット構成がかえってめんどくさい感じがして、躊躇していたので。
とてもいいタイミングで無印で「あっさり版」を発見できて良かったです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
で、上の写真にも写っていますが、万年筆スタイル 3が出ているようなので早速買ってきました。
このムック、毎年1冊づつ出てますね。
「趣味の文具箱」シリーズとはうってかわって、アク(押し)が強いというか、おやじっぽい空気..が誌面から感じられるのがいまいち苦手で、(持ってない号の)バックナンバーまで買おうとは思わない理由なんですが~。
でもまあ今回も買ってみた次第。
やはりいろんな意味で予想は裏切ってませんでした(笑)が、読みものとしてはなかなかよかったですよ。
各社万年筆をグラビア的に激写した色味や構図が新鮮で、これはポスター的に良い感じ。
万年筆ホルダーがついたシステム手帳カバーなど、革小物の特集も実に羨ましく。
ペンに詳しい方々の間では素晴らしい職人さんとして知られている方のようですね。
書斎館でもいくつか取り扱うようなので見に行ってみたいです。
(ペンケースなど、いつかオーダーしてみたいのでメールマガジンまで申し込んでしまいましたよ。サイトはこちら。)
2万円以下価格を集めた特集も思わずじっと見てしまいました。
国産ブランドならじゅうぶんスタンダードなのが買えちゃいますからね。
149の帰還も控えてるし、今年(ってあと一ヶ月じゃ...)はもう増やさないよ。
という誓いが「更に」揺らぐページだったのでした。
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2006.11.22
積ん読山が高くなってきました。(また手帳系)
どうしよう。
でもいつかは読みたいので、買っておかないと。の繰り返しで。
...というわけで、忘れてしまう前にちょびちょびながら消化中。
2007年版のクオバディスの最初のスケジュールページが、いよいよ再来週の月曜(12/4)からはじまりますね。
9月に買っておいた赤革Executiveですが、もちろん、はじめから新品の状態で使いたいのです。
たまに箱をあけて「ふふふ」とシットリつやつやした革を数秒撫でた後に、また丁寧に薄紙をかぶせてフタを閉じ、「初日」がくるのをまっているところ。
ああ、もうそんなシーズンがやってきたんですね。
よく巡回しているブログ各所で感想記事を見かけるので、「読まなくちゃリスト」に入れておいたReal Designの1月号。
「次に買う手帳とペン」だって!
さすがこのての内容に慣れた会社、うまいタイトルです。
とはいえ、特集記事のひとつ、という程度のページの割き方なので先日レビューした「ノート&ダイアリースタイルブック」ほどの密度(と衝撃(笑))は期待できないかもしれません。
しかし、クオバディスを購入するまえに情報を集めまくり、取扱店に見に行こうか大いに悩んだ「スマイソン」が載っている...。
(丸の内のアクアスキュータムの地図が私のメモ帳に貼り付けてあるのです。)
でもまあ、2007年は引き続きExecutiveということに決めたからね。
いつか、大枚はたいて、そのうちに!とゆるーく目標にしてます。
相変わらずペン類の写真うつりは垂涎モノで、今まで一度も物欲が向かなかったモンブランのモーツァルト(しかも銀色金具なのに..)に心が少々動きました..
いや、しばらくはコレ系は我慢…
そういえば、12/8以降に、調整依頼中の149が退院する予定、という連絡をもらいました。
やっぱ1ヶ月かかっちゃいましたねえ。楽しみですけど。
クオバディスExecutive(またはExecutiveNote)のカバー特集は非常に興味深かったです。
モンブラン銀座店に置いてあった、7個づつ7色、の限定カバー(14万7千円)が載ってました。
載っているということは売り切れてない、ってことなんですかね。
いや買えませんけど。
その他、毛がはえてるポニー革、などの素材にびっくり。
これはちょっとなあ。ふかふかしているから、冬はいいけど...。
載ってるカバー達の中では、ポスタルコの圧縮コットン+レザーのカバーは実際に手にとったことがあります。
(昨年末、羽田空港の書斎館で)
見た感じは、「布使ってて1万何千円てするんだ?!」という印象だったのですが、背やペンホルダーに大きく使ってある革がですね、うっとりするほどふわっと柔らかくて。
(これ、山羊革なんだそうです。)
コットンも何故かしっとり感のある、高級な手触りの加工。
触ってはじめて、それなりの値段なのもナルホドなあと思った次第。
でも、もう私はしばらくはこの赤革で使いたいので来年は当然リフィル買いのみ、と(今のところはカタく)誓っているわけですが、物欲を揺るがすほどの何かがまた出て来て、来年も秋から大騒ぎしているんだろうなあと..。
主に週単位で計画を見渡せるこの手帳は、やっぱりとても便利。
メモ魔ゆえに「見開き1日」というたっぷりな量でフランクリン・プランナーを楽しく運用するようになってからもそれは変わらないです。
週-月単位の、今後のおさえるべき計画や行動の流れ(近いうち買いたい物欲リスト含)をクオバディスのほうに次々と書いていって、当日のはじまりに、それを見ながらフランクリンのTodoに落とし込んでいく。
(そして、一日の終わりに、結局欲張ってこなしきれなかった(笑)用事を明日以降の日程にクオバディスの上で再放流---そしてまたいつか頃合いをみはからったうえでフランクリンに落とす...)
…という連携使用がとてもしっくりきています。
とはいえ手帳って、そのときどきの仕事や時間の使い方や生活の形態で、「最適」なものがころころと変わっていくものですよね。
これは、あくまで「いまの私」に適したものでしかないってところがなあ。
来年こそ迷わずに、さっくりと今のモノの愛用を続けていけたら。と、手帳を買う度に思います。
(でもまあ、いいかげん、2007年はこのまま揺るぎなくいけそうですが。おそらく。)
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2006.10.24
「ノート&ダイアリースタイルブック」を買いました。
外出のついでに、本日発売だとコミミにはさんでいたので早速。
ノート&ダイアリースタイルブック
いわゆる年末恒例の「手帳本」とは一線を画す構成。
眺めるほどに"紙モノ"への物欲がドバドバ放出されてしまうので、非常に危険なムック本です。
「手で書くことが楽しくなる 大人のための ちょっと贅沢なノートと手帳」
と表紙にあるとおり、リーズナブルな消耗品系というよりは、ある程度の予算は覚悟なのでどんな逸品があるのか知りたいという要求にしっかりと応えている内容かと。
ハウツーよりは商品紹介が主。
カタログ的な情報源として、長く重宝すると思います。
前半にシステム手帳、後半が綴じもの系(手帳・高級ノート)、ノートカバーやジョッターなどの革製品、という内容で、商品情報量はかなりぎっしり。
文具に詳しい方のブログや、最近のニュースリリースなどで一度は頭の隅に残した商品が大量に掲載されているので、買い物計画の大きな助けになることでしょう。
システム手帳は、いわゆるファイロファックスなどの専門ブランド以外にも、伊東屋などでしかみたことがないような海外ブランドのかっこいいやつ、や、モンブランなどのペンブランド系、そしてルイヴィトン等のファッション系のものまで網羅。
(ヴィトンのバインダーは丈夫で好きだよ~ミニ6でダミエ柄を持ってます。すごく気に入ってるので、ぜひまた愛用復活させたいのですよ..)
リフィルもタイプ別に各社中身がきっちり載っていて、来年用リフィルをいまだになかなか決めきれてない(ギリギリまで粘るぞ!)私には大いに参考になりました。
リフィル・綴じ手帳なども含めてですが、各種(蛍光ペン・ボールペン・万年筆など)筆記具の裏写りテストを細かく行っている(もちろん検証写真付き)記事がありがたいです。
モールスキンやロディアなどがとかく注目されがちな紙モノですが、伊東屋のノートコーナーでひっそりと置いてあるような、輸入品の革装ノートなども綺麗な写真で載っていて嬉しい~!
あと、去年の手帳フェアで発見して意外なほどに気に入ったのだけれど、このブランドで綴じモノってどうよ、と思って勇気が出なかったファイロファックスの綴じ手帳「ケンモア」が詳しく載ってるのも発見。
中身はレッツ製なので(親会社だというのもこの本で始めて知った..)質も間違いないし、カバーの革の手触りも好きなのです。
値段が値段なのでいつも買うには至らないんですが。
きっと良いんだろうなあ。赤革のA5版ウィークリー欲しい...
美篶堂の優雅な製本ノートや、万年筆に相性よしと評判のライフのリングノートなど、いま気になっているものの特集が私にはツボでした。
最近はモンブランでの買い物でわくわくしてはいますが、今年はどちらかというと国産ブランドの良さを実感、な買い物が多かった..(←既に総括に入ってる?)
こんな本を読んでいると、いくらでも買い集めたくはなってしまうけれど、現状の在庫がそこそこ積み上がっているのがつらい。(のでしばらくは我慢したい。)
というか、システム手帳を取り入れるようになると、リフィルの、捨てたり足したり混ぜたり、な自由度が高いせいで、ノートやメモ帳単体の使用率が減ってきたのが悩ましい。
このあたりの両立も今後の個人的な課題です。
文具好きな方・手帳ジプシー中な方、なら必ずなんらかのツボがはまる役立つ資料になると思うのでぜひ。
ああそうそう、ボストンのLevengerで赤革ジョッターといっしょに、わりと厚手の5×3カードを大量に買ってきたのだけれど、それをシステムリフィルとして使う件、(立ち読みの時点で)目からウロコ、だったのでさっそくシステム用のパンチ買ってきました。
もともと、情報カードの紙質って好きだし、ジョッターと組み合わせて活用できるかもー。(夢はひろがる..。というより、死蔵しそうな在庫の消化にうってつけ~。)
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2006.10.18
銀座で見てきたこまごま。
ひさびさに銀座方面へ。
手帳特集だとコミミにはさんでいたので、地元駅売店で早速DIMEの最新号を買ってみました。
楽しい電車時間を過ごせたので、なかなかおすすめです。
見出し的には大判スケジュール帳を推している雰囲気ですが。
(「A4・B5は当たり前」と書かれたページにレッツのA4版などがドカンと載ってたりしますけれど...)
その一方で、定番と、今年の最新製品をほどよく織りまぜつつのツボをおさえた網羅ぶりなので、ちょっとでも手帳が気になる人なら、もれなく物欲が盛り上がる構成になっているのには好印象です。
綴じ手帳だけでなく、システム手帳のバインダーやリフィルの情報もあります。
あと、「手帳会社の社員さんの手帳拝見」のコーナーがあるんですが。
クオバディスの女性社員さんのExecutiveは、以前、「みんなの手帳」のなかでも紹介されていて、この、イイ感じに使い込まれた印象がすごくあったのが来年の赤革カバーを選んだ理由として大きい。
今回、DIMEでの紹介でもやはり同じカバーを継続してお使いのようで。
(ここではじめて、かつての記念限定版として出された赤色のコードバン革なのだと知りました。わあ、いいなあ。)
頼もしい仕事道具、といった感じの使い込み方が憧れですね。
というわけで、他にも伊東屋などの売り場で手にとった覚えのある、使いやすげな手帳がたくさん載っていて嬉しい。
ちなみに、表紙にうつっているカラフルな手帳はBindexバイブルサイズの新製品だとかで、海外ブランドのように色鮮やか。
こういうのだったら敏腕社長(というかオジさん)ぽくなくて女性でも持ちやすいかもしれません。
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そんな読みもののあとに伊東屋に行くのはすごく危険なのですが、なんとか今回は巡回と観察だけで(笑)済みました。
(家で待っている来年分の箱入りExecutiveやら、結構な数でストックしてあるノートやMoleskineたちが「これ以上買っても使い切れませんよ?いいんですか?」と、怨念を送ってきたので。
「(忘れかけた)在庫を思い出す」という行為は、かなり抑止力あるかもしれないっすよ...)
万年筆売り場で、パイロット製品の試筆展示をやってたのですが、ここではじめて、キャップレスの新製品であるフェルモを手にとることが出来ました。
今までのようなノック式ではなく、クルっとひねってペン先が出る仕様。
回すと、シュコン、と勢いづいて飛び出てくる手応えがなんとも気持ちよく、握ったときの重量感や長さなんかも好みだなあ。
とにかく、ネットの画像でみていた地味な感じよりずっと良いので、これはちょっと考えようかしら。
...とは思ったものの、やっぱり、デシモのように綺麗な色も出して欲しいです。
ご覧の通り、黒とか銀とか紺とか、なので。
(と、案内してくださった社員の方に述べてみたのですが、実際そのような意見が多いらしい..。次バージョン待ちか?)
その他、10年以上前に使っていたカスタム74に伊東屋バージョンがあることを知って揺れました。
銀色部品で新鮮。赤軸とか、とてもかわいいです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ミキモトのショーウィンドー、すごく綺麗で気に入りました。
スノードームのように、中にいろんな世界が詰まったガラス球が、真珠のネックレス仕様に繋げられてます。
美しさに足が止まる、とはまさにこのことで、何人もの歩行者がこのディスプレイの前でぴたっと止まったり、携帯をかざしたりしてるんですよ。
さて、昼どきだったので、待ち合わせしたのですが、ここ何回かの銀座でのお昼ご飯は、松屋デパートの前の響というところのランチバイキングが二人とも気に入ってます。
(この名前だからそうかなあ、と思っていたけれど、さっき調べたURLはナルホド、サントリー系列..)
小さな定食を頼むと、あとは野菜系のお総菜をカウンターで取り放題。
切り干し大根の煮物とか、その場でさっと出汁でゆがく小松菜のしゃぶしゃぶとか、とにかくおなかいっぱい野菜が食べられるので。
店内も暗めで雰囲気よいです。
きっとまた行くなあ。
場所も実に都合良し。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
売り場自体は1階と2階。その上がカスタマーサービス関連のスペースのようです。
ここのページで店内構造がよくわかります。
なんか、「よく探さないと万年筆がみつからない」くらいに、カバンやらアクセサリーやらの陳列の印象が大きかったわけですが。
でも、当然ながら以前よりずっと大きくてカッコイイ店内でした。
キャップにダイヤがちりばめられてるペンをのぞきこんで「ははは200万だって」と呟いてみたり、楽しく過ごして帰ってきたのでした。
今年も、シナモンの香りがついたブラウンの限定グリーティングインクが出ると以前からきいていたのですが、あのきらびやかなお店をうろうろしているうちにそんなことすっかり忘れてました。あらら。
またそのうち出直しますよ!(ふふふ)
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2006.09.26
欲しいもの(タチコマ)とか読んだもの(万年筆本)とか。
なかなかのお値段だけど、きっと買うなあ。
攻殻機動隊 Perfect Piece タチコマ
プラモデルのときは結局(作ったり塗ったりが無理そうで)断念したけれど、これは完成品だし。
ほぼあらゆるところが動いたり回ったりするみたいだし、ハッチ開閉もできて、中に乗り込める少佐も付属だそうで..。
赤レンチやオイル涙や本(「アルジャーノン」かな?)などのコモノもついてくるというところがぐっときますね。
最近アニマックスで、夜中にはSAT、週末には2ndGIGが見れる豪華な日々なので嬉しいんですよ。
Solid State Societyもセットで買えとAmazonが言ってくるんだけど、久々に従ってしまいそうだ..。
値段が値段なので、1人(1匹?1台?)だけにするつもりだけど、9セット買う人は、いるんだろうな…
って、来年の2月発売なんですか!(..今気付いた。DVDは11月なので先に買おう。)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
一ヶ月くらい前に注文したのですけれど、すっかり忘れてまして。
先日やっと「積ん読スペース」から救出して眺めてます。
・Pen Books 101本の万年筆
雑誌「Pen」での連載(昨年末まで)をまとめたものですが、もう2年近く定期購読しているのでこのなかのいくつかは読み覚えが。
というより、とても興味深く毎回読んでいて、この記事がいつも載っているから雑誌の名前も「Pen」というのだな。と最初のうちは思っていたくらいで。
終わってしまったときは本当に残念でした。
しかし今も、誌面共通のお約束なのか、各記事、読みものの終わりの部分にはかならず、ちいさな万年筆の図柄がぺたりと貼り付けてあるんです。
それが、モンブランだったりペリカンだったり、とにかくいろんなブランドのペンなんですねー。
こういうのを眺めるのも楽しみな雑誌です。
(しかし「Pen」は文具系ではなく、デザインとかファッションとか建築などの特集が中心の雑誌です。)
ずいぶん昔の廃番品だったり、ノベルティとして作られたような入手困難品だったりの、とても珍しい、いろんなブランドの万年筆が見開きで1本づつ紹介されています。
当然ながら、私程度じゃこのなかの1本も持ってませんしここの写真で見るのが初めてなのがほとんどで。
(セーラーの「キャンディー・フロッキー」だけは覚えがある...私じゃなくて、友達が持っていたのを見せてもらった超おぼろげな記憶が...。真っ赤に白いアクセントで、サリーちゃんみたいでかわいいペンですね。)
万年筆をあまり知らない人でもじゅうぶん面白いです。
文章も読みやすいし、拡大写真も隅々までよくわかって綺麗!
まるで外国の博物館や美術館の図録を眺めているような、しみじみとした愉しみがあります。
判型もコンパクトで手に馴染むし、机上では、手帳(Executive)よりほんの少し大きめな、ほぼましかくなところが「大切に読みたい」感じを醸し出していてかわいいのです。
ぼうっとしてるとき、ふと手が伸びる場所に並べて置いて欲しいなあ。というくらいにおすすめ。
昔に買ったものが全然残っていないのは残念だとは思っていますが、私自身は、あんまり古いものや、レアなものをコレクションすることには今のところ興味や資本力←ま、これが事実。が回りません..。
ペン先が硬めだったりする「現代タイプ」のほうが筆圧の高い私の手に合うからなのかもしれないなあ。
(そうそう、前回の記事でモンブランの開店時に買い物をしたいという話で、どうせだったら限定モデルが欲しいとか書いておきながら、やっぱりオーソドックスにこれを機会に149を所有しておきたいという思いもちょっとあり、でも、☆型ダイヤ入りスターウォーカーやグレタ・ガルボなんかもかわいいですよね、値段を別にすれば。...で心は千々に乱れています。)
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2006.08.24
きらきらブックマークを買いました。
これも、ボストンはプレデンシャル・センター内のお店で買いました。
PAPYRUSという、主にグリーティングカードとラッピングアイテム中心のお店。
レターセットなども多かったかな。
チョコレート色の上のハチドリのシンボルマークが包装にも使われていてすごくかわいいんです!
小さい面積なんですが、「書きものゴコロ」をくすぐるこまごまと綺麗な紙ものがたくさん置いてあります。
ここでは、ブックマーク(しおり)を2個買いました。
写真左側のほうは、アンティークのコスチュームジュエリーっぽい(気がしないでもない)雰囲気が気に入って。
輝き具合に表情があって素敵なんですよ。15ドル95セントでした。
でも、けっこう厚みがあり、本の1ページ挟み込める仕様ではない...とあとから気付きました。
重くてページがたわんで、その後だいたい落ちちゃうんです。
なので、複数ページごと豪快に挟み込んで(多少紙が曲がっちゃっても気にならない)雑誌等のしおりにするか、むしろメモ用紙を束ねたりするのに都合がよさそう。
水平を維持できるなら、クリップに挟まずそのまま板状のしおりとしても美しく使えます。
(デザインは気に入ってるのでなんとか用途考えて常用したい気満々。)
右側の、ヒモ付のしおりは、金属製「peace」メダルと反対側にガラス(たぶん)ビーズがついていて、虹色光沢が綺麗。
長さは、A5のノートに丁度くらい。
こちらは、垂れ下がるタイプなので重さがあったほうが好都合。
写真のように、Moleskineのラージに挟み込むと長さピッタシなんですが、もっと小さいサイズに挟んでタラっとぶら下がった方が優雅なのかも?
文庫サイズくらいの小さい手帳等でも見栄えがしてよいです。
6ドル95セントでした。
(ほらね、レシートをノートに貼っておくとこのように便利。)
ちなみに、アメリカは州ごとに消費税が違うんですが、マサチューセッツ州は日本と同じく5%、かつ靴や衣類は175ドル/1つにつき:まで無税、と、買い物好きな方にはオトクです。
(...しかし肝心の靴や衣類は買わずに文具と雑貨と本ばかり買ってましたが。)
というわけで、お店を替えてまだまだ土産開封は続きます。
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2006.05.10
文房具こまごま本。
積み上がった未読本消化中週間。
これも、ほぼ発売日に入手していたのに、今頃の感想文ですよ。
なので、既にレビューしている方も多いので後追い気味ですが。
・ステーショナリーマガジン (No.002)
今回で2巻目になります。
ぱらりとめくるだけでも、昨年の、1冊目のときよりも「詰まってる」感が増している気がします。
それだけいわゆる文具の世界が活気づいたということなのでしょうか、てのは言いすぎ?
「いま、売れている文房具250選」というぎっしりな特集が組まれています。
「趣味の文具箱」が、万年筆を主とした高級筆記具の特集誌とするなら、この「ステーショナリーマガジン」はそれ以外の、消しゴムやクリップやらの小粒な類をも網羅する総合文房具カタログ。
とは言っても、既に軽く話題にはなっていますが、表紙に写っている、水色軸・赤クリップの限定版サファリ(RoyalBlue)は気になるところです。
詳細情報は誌面にありますが、6月発売だそうで。
サファリはたくさん持ってるのでさすがにもう要らん、と思ってたけど、そういえばEFとFしか使ったことがない。
..ということはちょうどよい機会。Mでいってしまいそうだ。
なんだか可愛い色合いだし。
....実は、先月初めに既にこのサファリをお持ちのミケブログさんの記事で写真を拝見してビックリ済みな私。
さすがにこんな変わった配色は日本未発売色なんだろうね!と感心していたわけでして。
さて、巻頭特集の、SCOS本店や五十音,美篶堂等々の(一度だけでなく何度も行ってみたいことで)有名な店内の大きな写真がいいです。
これらの店の、小さい場所にところせましと商品が並べられ(積まれ)ているわくわくな空間がページいっぱいに。
眺めて幸せになる人は多いと思います..
あとはもう、ゴォォっと伊東屋の各階を突破している感覚(笑)。
ひたすらコマゴマとあらゆる文房具が脳内に流れ込んできてものすごいよ。
個人的には、紙モノの特集に弱いです。
びしっと製本されてたり、革が表紙についてたりして「い、いったい何に使えば?」とうろたえるほどの「贅沢ノート」特集も素晴らしい。
あと、学生時代に買ってまだほとんど使ってないけど、いまだに何となく束で持っている「情報カード」特集とか。
(今なら使える気がするなあ。と思ってちょっと出してみたら、端っこが酸化で黄ばんでる...それくらい古いのもあり...受験勉強用だったのかもしれない..(ノ∀`)
でも、この前、名刺サイズの無地カード買いました。
アイデアスケッチというのは格好よすぎな言い方で、実はそこらの店(主にアクセサリー屋)で「ちょっと見かけたカワイイもの」を忘れないうちに描きとめる用。
(もちろん、売り場の前とかではやりませんよ!あとでお茶しながら、とか。)
使えそうなカードは、ネタ帳にぺたりと貼り並べる。
まあ積もり積もれば、ときどきは役に立つかと。
名刺サイズ専用スキャナを持っているので、このサイズ便利なんです..。Photoshopとかでもふつうに読み込めるので。
と、脱線しましたが、文具好き・書きもの好き・雑貨好きな皆さんのツボを多方面から押してくれ(て、しばらく動けなくな)る特集がいっぱいなので、これはかなり「買い」なんじゃないでしょうか。
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2006.05.08
優雅な万年筆カタログ本。
完全「表紙惚れ」で購入ボタンを押したわけですが、届いてびっくりしちゃいましたよ。
・こだわりの万年筆
高さはA5程度で幅はほっそりめの、どちらかといえばコンパクトな判型だと思うんですが、装丁がとにかくがっちり。
ちょっとした百科事典並みの分厚い表紙がついてます。
既にイギリスで出版された万年筆ガイド本の翻訳とのことなのですが、監修が、青山の書斎館オーナーの赤堀氏。
そのせいかどうかはわかりませんが、ページをめくっていてなんとなくあの店の空気が蘇るのです。
いわゆる万年筆の蘊蓄本にはとっつきにくい、ペン好き初心者の皆さんにもとても楽しく眺められるページがいっぱいです。
もちろんオールカラー。
カタログや写真集のような感覚で手にとれる本ですね。
万年筆の歴史や基礎知識の解説のあとは、各ブランドごとの特集ページが繰り返されます。
社歴・現行の代表的商品・幻の廃番モデルや限定品の解説などが、そのデザインを満喫できる豊富な拡大写真と共に、手堅く親切に(深すぎず浅すぎずの「小ネタ」程度に..)まとめられています。
当時の販売ポスターやカタログなども載っていて、ここが書斎館ぽいと感じる所以かも。
巻末には、かなり最近までの新製品特集も。
そういう構成なので、ちょこちょことした時間の斜め読みだけでもとても楽しいです。
まるでレンガのように角張っている(笑)分厚い本ではありますが、小脇に抱えてお茶を飲みに行けば、相当時間がつぶせると思うんですよ。なんといっても書斎館風味なわけですから。
用がなくともペンハウスなどの通販サイトに日参して各社のラインナップを眺めてしまう、私のような人間におすすめ。(...いないか。)
最初に、「表紙惚れ」で買ったと書きましたけれど。
この本を傍らに(読まずとも積んで)置いて2週間くらい経ちますが、ここに大写しになっている、桜色のキャップレス万年筆とモンブランのグレタ・ガルボがすごく気になる...。
(この作用は、まるで呪いのようだ。)
キャップレスはもう試し済みだし、ものすごく高価というわけでもないので、タイミングと物欲のバランスが取れた時期にいずれ買うだろうとは思います。
(しかし意外にその機会が訪れないのね。もっと欲しいものが出てくるせいで。)
グレタ・ガルボのほうは、一度手にとる機会が欲しいかなあ。
キャップに真珠がついているっていうのがもう一歩前に動けない理由でした。
硬度低めで経年劣化も見過ごせないこういう材質が、万年筆に使われるっていうアンバランスさがちょっと納得できなかったんですが。
(でもミキモトとかにこういう感じでパール付ボールペン等々が売ってますよね~。なかなか可愛い。)
まあこういうのを持つことこそ、机上の贅沢と言えるんでしょう。
手帳にくっつけたまま即戦力で持ち歩き、とか考えちゃいかんのだろうなー(笑)
というわけで、購入可能性は薄めながら、妙に気になる「お嬢さま」なのでした。
そういうこともあったほかにも、以前書いたようにローラーボールなども手に入れたせいか、最近のペン使用率は、モンブラン回帰気味の私です。
146のEFのほうには純正インクを入れてますが、145のFニブのほうには、マイブーム(←しご)のペリカン青を。
何しろ色水(いろみず)のような濃淡がつくので、ちょっと太字の線に出る味わいがなんとも。
正直まだまだ乗りこなせたとはいえない(でも時間をかけて育てたい)145の立派なFペン先ですが、いくぶん素直になってくれるような気がします。このインクだと。
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2006.03.31
無印の麻ペンケースを買いました。
無印で先日購入した、ちいさなペンケースです。
気軽に使える少量本数用ペン入れを探していたのですけれど、カジュアルなタイプで売ってるのは大容量なのが多くて。
諦めかけた頃に偶然みつけました。315円。
麻ポケットペンケース
普通サイズ(サファリぐらい)のペンが2本ほどしか入りませんが、出かけるときなんてせいぜいこんなもんでしょう。
あとは、お気に入り1本+カートリッジの最小限な旅(出張)仕様などにも。
大きめのペンケースの中に、あまり他のものとがちゃがちゃ触れあわせたくない大事な筆記具だけを隔離しておきたいときのための、「ケースinケース」としての使い方も便利ですよ。
先日購入の芯ホルダーとMONO消しゴムの「お出かけえんぴつセット」用として、この値段ならもうひとつ買っておきたい!
探せば100円ショップなどにも似たようなのが売っているのかもしれないけれど、無印特有の、どうにでも味付けできそうなソボク質感がよいですね。
いざというときは洗濯もできそうな..
※無印その他の戦利品(試しに買って帰ったらたいへん良いものだった)
---クレンジングオイルジェル 保湿タイプ
個人差あるかとは思いますが、刺激なく洗えてその後のお肌もモチモチするのでお気に入りです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ウチの方は寒めな土地柄、桜はもうちょっと。
日当たりのよいところと、そうでないところの開花状況の差が激しいです。
しかし今週末あたりに、近所の桜並木をちょとぶらぶらしてみたい。
この時期の花見は、花粉症がとても軽い年にしかやる気がおきないイベントです。
というわけで、あっというまに春に突入しています。
ペンケース写真にもうつっていますが、いま、育て中の新人の良い子が1本居りますので、現在突入中の恒例峠越え期間が終わったら張りきって(また長々と..)誉めレビューしたいと思います。
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2006.02.21
「趣味の文具箱」新刊を買いに。
本日は第5弾の発売日ということで、うきうきと書店へ。
・趣味の文具箱 Vol.5
過去の号と較べると、表紙が格段にお上品にまとまっていますね。
まさに「大人の道楽」という風格です。
実際、ものすごいレベルのコレクターさんの何人も紹介がされており、スゴイ世界ではありますよ。
表紙の裏にいきなりドーンと、ペリカンの史跡シリーズ新作の「ピカデリー・サーカス」の大写し広告が載っているわけですが、これはまだ一度も現物を目撃したことがなく、ネット通販のページでも写真の明るさやら彩度やらがバラバラすぎて、その度に物欲が上がったり下がったりしています。
つまり現時点でビミョー。
おそらくいちばんの「お見合い補正」がされているであろう、この広告写真のような鮮やかさだったらぜひ欲しいのですが。
愛用中の「コンコルド」以上に、見かけの個体差も激しそうで実際に手にとってみないとわかんないだろうなあ。
というわけで、物欲順位がまったくわからないながらも妙に気になる新作です。
今まで買ったのはM405(EF)・M620(M)ときているわけなので次はM800(F)狙った方が後々もたのしいかなあ。
新作情報としては、ほとんどだいたいコミミにはさんだものだったけれど、モンテベルデの、とても綺麗な樹脂でできた竹型デザインのボールペン(ラグーナ)に鮮やかなピンクが出る、ということがかなり個人的に朗報。
先日丸善のショーケースでじっと眺めていて、あと5分、時間があったならば絶対衝動買いしてしまっていた..くらいに気に入ってしまったペンなのです。
そのときは、赤か緑か..でぐらぐら迷っていて決められなかったのですが。
うーん、ピンクが出るか。うーん。(悩)
その他、渋いモスグリーンも出るみたい。まさに文字通り竹。
あと、興味深い特集としては、ペンの収納に関して。
持ち歩き用の革のペンケースと、室内ストック用のコレクションケース両方の、いろんな種類が載っています。
いずれ、3本差しくらいの仕切り付ペンケース(革のいいやつ)が欲しいんだよねー。現状は無印のポーチで間に合ってるんですけれど..
見開きの特集で、万年筆に適したノートや紙類の一覧もあって、これはけっこう参考になりました。
まだまだ、買い込んだ各種ストック(ロディアやモールスキンなど含)が貯まっているのですけれど…。
これからじわじわと多忙期に入っていくので、まずはこの本を眺めつつ物欲の方向修正をしながら、来るべき万年筆祭り(のあたりがちょうどヤバい。来月半ばに日本橋三越でやるそうですよ。)に備えたいと思います。
あ、そうだ。
ウォーターマンの「カレン」を、このブランドの定番として大きめに解説(48ページにて)しているのですが、肝心の写真が、既に廃番になったリエゾンというやつになってますよ!
あきらめてたのにまた欲しくなったじゃないかっ。
今のところカレンもかなり欲しいですが。
最近ウォーターマン贔屓なのです。
とりあえず入門的なものながら、かなり気に入って使い出しているペンがあるので。
その話は後日。
おそらく、これからもたくさんのブログでレビューが掲載されるかとは思いますが。
「趣味の文具箱」については、バックナンバーもかなり資料性が高いので、見かけたら揃えてみるのも損は無し、です。
ウチのブログでのレビューは、vol3がこちら。
vol4がこのあたり。
既刊分のamazonでのリンクはこちらなので、どうぞご参考に。
・趣味の文具箱―文房具を愛し、人生を楽しむ本。 (Vol.1)
・趣味の文具箱 (Vol.2)
・趣味の文具箱 (Vol.3)
・趣味の文具箱 (Vol.4)
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2005.12.18
「やっぱり欲しい文房具」を買いました。
(大学を卒業以来ぶりに)また万年筆でも使ってみようかなあ、とふと思ってネットで情報を集めていたときに出会った初めての「文具サイト」が、この本の著者である土橋さんの文具評論家でした。
それまでは私にとってインターネットは主にデジタル系の情報あつめに偏っていたので、文房具の解説ページというのが新鮮で、「こういうHPがあるなんて!」とけっこう驚いたのを覚えてます。
この発端がまだ1年ちょいくらい前でしかないことが信じられないくらい、いろいろと集まっている現在なのですが...。
そこで読んだサファリ万年筆のページ。
あー万年筆好き再燃もここからだったなあとしみじみ。
その後まもなく、近所でサファリを買ってきたおかげで手帳への筆記量もドカンと増えて楽しい日々になったわけです。
それからも、ステッドラーの芯ホルダーからモンブランまで、何かを買おうとする度に読みに行っては物欲を後押ししてもらい、買ったあともまた読みに行っては自分の買い物の正当性を確認(笑)という、ビフォーアフターなお役立ちサイトなのです。
・やっぱり欲しい 文房具 ~ステイショナリー評論家がえらんだ普段使いの傑作たち~
基本的にこの本は、いつもみているサイトの書籍化ということで、内容を眺めてから購入を決めようと思いまして地元の本屋で探しました。
(ぐるぐる歩き回って、もう探すのを諦めようかという頃に発見。楽譜や画集のコーナーがある、書店的にものすっごい奥地に平積みになっていた…)
写真が大きく鮮やかで読みやすいレイアウトだし、コラムも面白いのでやはりお買い上げ!
全体のラインナップとしては、ほんとに買いやすい値段の文具ばかりなので、気軽に手に取れる文具買い物ガイドとして役に立つと思います。
良いものらしい、とコミミにはさんだものたちを気軽に調べられる本かと。
次は何を使ってみようかなあ、というワクワクがたくさん詰まっていますから。
私にとっては、「伊東屋に行く前のガイドブック」になること必須。
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2005.11.25
「ぺたぺた日記帖」が作れるステキな本。
書店で平積みにしてあったのと「目が合って」、速攻で買った本。
表紙があまりにも可愛らしかったし、タイトルにも惚れたので。
・スクラップ帖のつくりかた
「帳」じゃなくて「帖」だと、途端にアナログな手作り感が強調されてよいと思いませんか。
スクラップブッキングがどうやら流行しているらしいというのは以前、シール好きなことを書いたときにもふれましたが。
この本は、そういうとっておきな気合いを入れて作るためのものではなく、毎日の「ぺたぺた日記」を楽しく作りましょう!というコンセプトのもの。
なんといっても、杉浦さやかさんのカラフルでかわいい挿絵がお気に入り。
ほとんど絵本のような楽しさでどんどん読み進められます。
手帳やノートの片隅にレシートやショップカードや映画の半券を貼っておく、程度の貼りもの記録ならばやったことがある方は多いんじゃないかと思います。
そこからさらにひろげた作り方のヒントがたくさん記されている本なのですよ。
そういえば私も、今年の夏のLA滞在では毎日寝る前に、無印良品で買ったA5版の薄い綴じノート(40ページ厚の「システムノート」。組み合わせて2穴バインダーでまとめられるので便利。70円だし。)に、テープ糊(コクヨのドットライナー)で食事のレシートやレストランのカードや美術館の入場券などをぺたぺたやってました。
「"思い出ノート"に貼るといいよ」とご主人も協力してなにかそこらで手に入れた紙切れを提供してくれるようになった(笑)
ちょうど1冊使い切って、それでひと旅終わるボリュームに仕上げられました。
余白にメモやラクガキなどがちょっとづつあるけれど、基本的に「貼りもの帖」として旅を思い出す資料価値は抜群です。
これ、今までの数々の旅でもやっておけばよかった。
あとから詳細な旅日記をHPにアップする際にも、記憶の掘り起こしにとても役に立つような気がするし。
と、そんな感じの旅行スクラップノートの作り方のほかにも、引っ越しの作戦ノート,ラベルやストローの袋を淡々と収集するためのノートetc...目からウロコなテクニックがいっぱいです。
本の終わりのほうには、ご自分や周囲の人々の「手帖」の使い込み方や、おすすめな文具ショップガイドなどが、これまたかわいらしいイラストでこまかく紹介されていて、ページを飾っておきたいほどに素敵!
明日から、なにかお気に入りのノートを用意してさっそく「ぺたぺた日記」を作りたくなります。
文具好きな男性の方々にもぜひ手にとって欲しい本だと思います。