2022.06.24
「トップガン マーヴェリック」を観てきました。
とても面白かったです。
空中戦シーンでは「これ以上画面が大きかったら酔うだろうな...」と思いましたが、IMAX版への未練が捨てきれません。
もう一回行くか...?
前作「トップガン」は実に36年も前だったのですね。
個人的には、公開後しばらくしてからTV放映で見たのが最初だったかも。
・・・な程度だったので、ストーリー含めて記憶が曖昧。
今回鑑賞の直前に、Amazonプライムビデオで予習しました。
場面の各所をあえて同じような効果で作っていたり、ちょっとした思い出や人間関係をきちんとつなげていることに驚いたので。
こまかい面白さを味わうためにも、後でもよいので「トップガン」を鑑賞することはおすすめです。
前作では、主要人物の皆がぴちぴちに若い!
(特にトム・クルーズなんて二十歳ぐらいにしか見えず。)
だから、若さならではの無理矢理行動で上官からいつも怒られてるとか、恋愛エピソードが前面に来てるなあという感じはあります。
今作になって、主人公が年齢を重ねたからこその渋みも出てきて
(でもやっぱり、相変わらず上官から怒られてはいるんだけど...)
人との関わり方が、より深くなった物語として楽しむことが出来ました。
今回出演がなかったメグ・ライアンやケリー・マクギリスの役柄、今、あの世界の中ではどんな人生なのかな...等と想像したり。
ジェニファー・コネリーは、大昔からいつも綺麗ですね。
今作の中では、かつての美少女っぽい雰囲気も出ていて素敵なのです。
そして最初にトップガンを見たとき、私はトムよりも、優等生キャラなヴァル・キルマー派だったな!
ということも思い出しました。
(彼の実生活での)声を失うほどの闘病は大変なものであったと想像します。
それを乗り越えての主人公との強い結びつき。
美しく描かれていて、とても感動しました。
というわけで人間だけでなく戦闘機も36年分の進化を遂げ、実写にこだわるからこその映像クオリティは本当にすごいのでした。
トム・クルーズの体力といえば、ミッション・インポッシブルの次回作の予告も流れたけど...
そこでも延々と全力疾走していていたなぁ。
彼が主役をする映画にほぼハズレ無し!
という個人的法則が再び更新されたのでした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2022.05.16
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」を観てきました。
公開から日にちが経ってしまいましたが、6日に行ってきました。
○映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』オフィシャルサイト
前作(ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生)の展開が暗くて悲しいものだったので、今度もそんな感じなのか?
...と考えているうちに5月になってしまったのでした。
結論から言えば「面白かった!もっと素早く観に行けばよかった!」であります。
それは、前作の暗い謎が回収されて安堵したり 落胆しても腑に落ちたりという件がいくつかあって、わりとスッキリしたからじゃないかな...
グリンデルバルド役をジョニー・デップが降板してマッツ・ミケルセンになったニュースは当時けっこう衝撃でした。
正直なところファンなので嬉しかったんですが、この2人は全然違う感じなのでは?という思いも有りで。
どちらが良いとかはこの際言いませんが、マッツ・ミケルセンの過去作で見てきた「狂ってるのが当たり前なのでよろしく」みたいな怖さ
(静かにとつぜんグサグサ刺す感じ... それでもって、特定の人との結びつきが心の支えでもあり大きな傷でもある...みたいな影!)
は、ここでも遺憾なく発揮されていました。
ファンタスティックビーストのシリーズが好きな客層に合っている人選なのかは別として、わたし的にはマッツ氏のグリンデルバルドが神々しかったです。
ダンブルドア役のジュード・ロウとのコンビも最強。
次作もこの感じなら絶対公開初日に行くわ...と、うっとりしてシネコンを後にしたのでした。
ジョニー・デップのファンの方、すいません
相変わらずスローモーションで光りものを追いかけるニフラーの場面や、かわいいピケットも出てきますが。
今回の魔法動物、新顔の一匹はキリンです。
(日本的に言うと、ビールの缶に描いてあるほうの麒麟。でも綴りはqilinなのね...)
あんなに可愛いのに意外と関連グッズが無いのが不思議です。
というわけで、NetflixやAmazonプライムで配信している第1作から再度鑑賞をしつつ、次回作を楽しみにしたいと思います。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2021.10.28
「DUNE/デューン 砂の惑星」を観てきました。
24日に行ってきました。
以前からずーーっと楽しみにしていました。
期待に違わず、とても面白かったです。
続編の制作も決定したとのことでひと安心。
(オープニングから、タイトルの下にちいさくPart Oneという表示が出ていて。そこで初めて連作であることを知った私...)
日本では1985年に公開されたデイヴィッド・リンチ監督版の「デューン/砂の惑星」、映画館ではなかったような気がするけれど、ビデオだかレーザーディスクだったかでかなり早いうちに堪能した記憶があります。
駄作だと今も散々な言われようですが、私にはけっこう面白くて心に染みこむものがあり、すぐに原作を購入して読みました。
主演のカイル・マクラクランが表紙になっている映画バージョンのカバーで、ずいぶん愛読しました。
現在は手元に無いのが残念...
近年になってから新訳版が出て、絶対買わねば!と思ったのですが。
しかしKindle化されるのを辛抱強く待っていたのです。
(でもなかなか来なかった...5年くらいは待ったかも)
そのうち、映画版の表紙付の文庫本が出て、もうこれでいいわ!と、その上中下巻セットを大人買いしちゃいました。
こういうのを「全面帯」と言うそうですが、映画バージョンの表紙を外すと、本来の表紙デザインが出てくるようになってるんです。
とても美しいイラストレーションなので、非常にお得感が!
字が小さいけど頑張って読み進めていたところに、今月に入ってようやくKindle版が出たと知り、「やっとか!」と躊躇なく大人買い。
好きなだけ大きな字で読めるので快適です。
かなりのボリュームなので、しばらくは読書時間が楽しくなりそう。
○デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上 デューン・シリーズ (ハヤカワ文庫SF) : Kindle版 ←Amazon
学生時代に読んでそれきりに近い状態だったので、もう忘れているだろうと思っていたのですが。
若い頃の読書って記憶の定着力が全然違うんですね...
デューン世界ならではの専門用語がけっこう蘇ってきて、ああそういえばこういう話だったなあとしみじみすること多し。
小難しさが消えて、スルスルと読みやすい文体なのは新訳ならではの魅力でしょう。
とても気に入りつつ読んでます。
さて、今作の映画を鑑賞するにあたってですが、原作を読んでなくても意外と「わかる」ようになってます。
ちゃんと説明されますが、どことどこが敵対関係か・それぞれの側の主要人物は誰か というような件だけおさえておけば大丈夫。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の、美しいけれど哀しい気持ちになる世界作りが目にもビシビシきて
(そこにハンス・ジマー作曲の重低音がズーンと響き渡り..)
ちょっとコミカルなところもあった気がする..リンチ版とは全然違う不穏な感じ。
とても良いです。
過去作の「メッセージ」や「ブレードランナー2049」から続いている空気もありです。
個人的には、人同士で対戦するときのシールドが作用する特殊効果は、とてもカッコいいと思う...
設定に既視感があるのは、もう仕方ないのかも。
そもそも、スターウォーズなどのSF大作は、この「デューン」を参考にしているそうだし、ジブリの特にナウシカが好きな人だと「これがアレの元ネタなんだろうなあ」と気付ける箇所がいくつもあるでしょう。
俳優陣はもう、オールスターと言って良いほど、隅々の役柄まで豪華な人々...。
主人公に「箱」の試練を与える "教母"がシャーロット・ランプリングだと気付いたときは感動しました。
この人はこういう役がいつもピッタシなんだよな!
そんな感じなので、吹き替えも必然的に担当のベテラン声優さんとなり、安心して楽しめましたよ。
(今回、時間の都合で吹き替え版の鑑賞になったのですが、おかげで画面に集中出来た!)
ティモシー・シャラメの、いつも苦悩しているような美少年顔は素敵です。
続編となるPart2のほうで、しっかりと成長した大人の役割を果たすんだろうなあ。
・・・というくらい、今作は「これからまた盛り上がりそうな、いいところ」で終わってしまって唖然としました。
無理矢理詰め込みすぎと酷評されていたリンチ版から把握していたストーリーの半分くらいですかね?
とにかく楽しみです。
その前に、今作の字幕版もやっぱり見ておきたいかな...できればIMAXで...と考えているところです。
感動の勢いでプログラム(900円)も久しぶりに購入したのですけれど、人物相関図や用語集など充実していて面白かったので、ぜひ。
---
参考(ネタバレたくない方は鑑賞後にどうぞ)
○DUNE/デューン 砂の惑星 - Wikipedia
○デューン/砂の惑星 (1984年の映画) - Wikipedia
---
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2021.10.09
「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を観てきました。
木曜日に行ってきました。(2D字幕)
いつものごとくネタバレは避けたぼんやりした感想を書いておきます。
○The Official James Bond 007 Website | No Time To Die JP ←公式サイト
ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドが今作で最後になる...
ということで、とても楽しみにしていました。
世界的なコロナ禍の影響で公開が何度も延期され、本来の予定日より1年以上経ってしまったのではないかと思います。
上映時間が2時間43分というのがまったく信じられないほど(←終演後に調べてわかった!)あっという間に終わってしまいました。
...はー...これで終わりかー
という寂しい気持ちで席を立ちました。
前作の「スペクター」に続く話というのは、レア・セドゥ(鼻の形がとても可愛い人...といつも思う) が引き続き出演するところからもわかりましたので、あらかじめAmazon Prime Videoで見直して予習済みです。
(映画館1回だけの鑑賞では、こまかいストーリーが把握できてなかった...)
ただ実際のところ、第1作目「カジノ・ロワイヤル」から見ておかないと最終作でのボンドの苦悩はわからないだろう...と思いました。
味方のチームも、「スカイフォール」あたりで固まった面々だし。
というわけでやっぱり、ダニエル・クレイグのボンド作は全部見ておきましょう。
(私もまたこれから最初から見ます。15年前か〜
ボンドだけでなく、こちらも同じように歳を取っているわけですよ..)
集大成な回ではありますので。
163分の間に、いつものお馴染みさんから全くの新顔に至るまで、それはそれは大勢の人が出てきてはバタバタと闘い、お約束の行動をとり、そしてほとんどがあっさりと去っていったり倒されたり。
今までになく目まぐるしいです。
テンポの速さゆえに「えっ この人これでおしまい?」という箇所はけっこうあったかな。
良く言えば、ファンサービス的に見どころが連続するから飽きない ということでもあるし、悪く言えば「詰め込みすぎ」。
新人CIAのアナ・デ・アルマスさんなんて、彼女をボンドガールにしてあと1作やってほしかったくらい魅力的なのにね〜
ビリー・アイリッシュが歌う主題歌 No Time To Dieも良かったです。
彼女が007を歌うとこうなるのかー という感じ!
しかし最後に言わせていただくと、シリーズの中ではやっぱりスカイフォールがいちばん好き。
私的な総合点で優勝 という感じかしら。
ああ楽しかったなあダニエル・クレイグの007。
次は誰になるんだろう??
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | ↑top
2021.08.18
「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」を観てきました。
今回でシリーズ9作目になるとのことで、さっそくみてきました。
平日の昼下がり、入り口で検温など対策されつつまたもやガラガラのホームシアター状態です。
○映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』 OFFICIAL SITE
とても面白かったです。
ワイルド・スピード内でこれまで展開されてきた人物相関図のようなものをホンノリで良いので知っておくと、(セリフの端々で「ああ、あの時のことね」という理解も得られるので)更に楽しめます。
しかし!
基本的にずーっと車で走りまくってるか爆発してるか殴り合ってるかの(笑)とにかく派手な見せ場が続きます。
なにも考えずに鑑賞してもスカッとして帰ることが出来ますよ。
私が楽しみにしていたのは、前作「アイス・ブレイク」やスピンオフの「スーパーコンボ」にも出てきたヘレン・ミレン。
もっと長尺欲しかった気がしますが、他作品で元スパイを演じていたREDシリーズを彷彿とさせる活躍ぶりで満足です。
今回は、これまで一度も話に出てこなかった主人公の家族が出てきたりして。
あと、過去に死んでしまった :という設定の :チームメンバーが登場したりして。
もうこれ以上の危険地帯は出てこないだろうと思ってたら、地球の外まで飛び出したりして!
(こんな装備で真空に出て大丈夫なのか?というツッコミを入れたいけれど、「宇宙兄弟」と名付けたい2人のやりとりは必見)
・・・9作目にもなると話の広げ方がちょっと無理矢理だなあ
という呆れ感はちょっとだけあるんですが、それもまたお約束の1つとして数えて良いのかも。
故ポール・ウォーカーが演じてきたブライアンを、(姿こそ見せないものの)最後まですぐそこに居るかのような展開にしているところもジーンときました。
これから続く話でもそんな感じになるのでしょう。
存命であるならば主人公の相棒として長く活躍したであろう彼を、制作陣が大切に想っていることをひしひしと感じることが出来たのでした。
ワイルド・スピードは11作目で完結するそうなのですが、残り2作で盛り上がると予想される未回収な事件や人物たちが存在感を出し始めて、次作がとても楽しみ。
知られざる家族がどんどん登場してくれていいから、スピンオフも是非また作って欲しい...
というわけで、世界的なコロナ禍で公開が控えられていた作品群もちょっとづつ予告が始まっているものの。
日本はまだまだこんな感じなので不安が募ります。
映画鑑賞くらいは外出レジャーとして続けたいんだよなあ...
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2021.07.16
「ブラック・ウィドウ」を観てきました。
昨日、よい感じに時間の都合がついたので今年初の映画鑑賞をやってみました。
吹き替え版で見ました。
(平日の日中だったのでほぼ、ホームシアター状態...)
とても面白かったです。満足!
マーベル映画が好きな人には絶対に外せない作品のひとつと言えるでしょう。
私の場合、
スカーレット・ヨハンソンの妹役がフローレンス・ピュー
...という以外はほとんど予備知識もないまま見たので、俳優陣の豪華さにわりとびっくりでした。
あと、声優さんが皆名演だったので、吹き替えで見たのが予想外に大当たりだったことも書いておきたいと思います。
“母”役のレイチェル・ワイズの声(田中敦子さん)が飛び抜けて深く美しく、そのコンビの”父”役の声が大塚明夫さん。
少佐とバトーですよ。
ここでも戦いまくりますよ。
攻殻機動隊好きなら涙する組み合わせです。
悪の特殊工作員として自分達を訓練+洗脳していた組織「レッドルーム」を壊滅させるべく立ち上がる”姉妹”!
というのが主なストーリーになります。
アクションも特殊効果も過剰なほど盛りまくりで、どんなにやられても立ち上がる。強い。
(「この子らは丈夫な身体なんだなあ」と感嘆するしかない)
スカッとする展開で「ああ面白かった」となりますが。
主に最終場面とエンドロール後の映像で、
これが一連のアベンジャーズ映画の時系列のなかではどの辺の話なのか
というのかが示唆されて我に返り、その後の作品群を見ている人ほどグッと来ることと思います...
それにしても、オルガ・キュリレンコさんがあんな感じの役で贅沢だなあ。
とか、
ナターシャの子供時代をエヴァー・アンダーソンちゃんが演じていて、わー大きくなったなあ!と感動したりとか
(お母さんのミラ・ジョヴォヴィッチにそっくりの可愛さ...数年のうちにSFアクション映画の主役で出てきて欲しいです)
視覚的にもけっこう隅々まで堪能したお話でした。
フローレンス・ピューはぴちぴちしてて可愛いなあと思うのですが、先日深夜にBSチャンネルでうっかり「ミッドサマー」を見てしまったのでちょっと心がチクチクします。
(なんなんだこの映画は... と怒りつつ最初から最後まで見てしまった私もひどい)
もうひとつの出演作である「ストーリーオブマイライフ わたしの若草物語」は心洗われる健全さで面白かったので、そちらのほうをおすすめします。
今後ポツポツと、いままでのコロナ禍で公開が延期になっていた作品が日の目をみる予定ではあるので、情勢を観察しつつ、空いてそうな時間に出掛けたいとは思っています。
体温もチェックされるし、スナック売場はタブレット注文になってるし、映画館も頑張ってるみたいなんですけれど...これからいったいどうなるんでしょうね。
遠出の買い物も出来なくなって久しいので、映画鑑賞の楽しみは続けられると良いなあ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2020.09.20
「TENET テネット」を観てきました。
なんと、今年初の映画鑑賞です。
公開初日の18日に行ってきました。
○映画『TENET テネット』オフィシャルサイト
前評判のとおり、ものすごく理解力を要するストーリーでした。
私なりに、分厚いSF小説を一気に読み終わったときのような疲労と「おぉ、面白かった!」という納得はあったのですが。
なんとも説明しにくい"初回ならではのわかってなさ"があり、ムズムズが続いています....
(時間移動系SFに慣れている人には、スパッと入ってくる話だとは思う。)
ざっくり言うと
「人類の危機を救う!」
がテーマなんですが、その任務遂行方法がなかなかぶっ飛んでいるので、普通のスパイ映画(の香りはほんのりある...)と思っているうちに、脳内で何かが不安定になっていく感じがすごい。
時間の逆行(火が冷たい など各種属性も逆)と順行(我々と同じ世界)が同時存在する場面があったりで、えらいことになってます。
非現実な瞬間の連続を眺めていると、終始こちらも落ち着かなくなる...という不安定さも仕掛けのひとつかな?
前半の、数秒の景色や動作が終盤になって畳み込むように伏線回収として生きてきますから。
途中でトイレ行ったりポップコーンのんびり食べてる場合じゃありません。
2時間半ずーっと目を離せない緊張感がありました。
帰宅して感想をネット検索してみると、もういろんな解釈が存在してまして
(「えぇ...ちょっと難しく考えすぎじゃないの?」から「おお、私もそれ思ってた!同志!」と身を乗り出した意見まで。)
こういうのが楽しいんだよなあ、ノーラン監督作品...!
今後もっと、世界中からも感想が集まりますよね。
過去にも「インセプション」や「インターステラー」に関して、熱心な鑑賞者による時間軸や人間関係の図解グラフィックがどこからか流れてきて感動した思い出が。
今回も期待したいです。
正直、1回見ただけでは絶対気付かないような細かい仕込みが多数入ってるでしょうし、博識な誰かの豆知識を聞いてやっと納得できることもありそう。
回を重ねて鑑賞するうちにじわじわーっとわかってくることが多いのは確かなので、長く楽しめるんじゃないかな〜
半年〜1年後くらいにスターチャンネル他配信媒体で放映されると思うので、私はその時の答え合わせ(?)を楽しみに待ちますよ。
右から読んでも左から読んでもTENETであることは、ヒントというか、今作の象徴になってるんでしょうね。
「ROTAS OPERA TENET AREPO SATOR」というラテン語の回文なんだって!
あえて「これがちょっとなあ」と思うところがあるとすれば、出来事の進むテンポが速すぎなんです。
主要人物以外の存在が見えにくくて。
ミーティングにサッと出てきてちょっと喋ってすぐに場面から消えていく感じ?(笑)
すごい俳優さんが勢揃いしているのに人間模様も意外とアッサリ。
例えばケネス・ブラナーの、いかにも極悪人な表情は素晴らしかったけれど、もうちょっと奥さんへの屈折した感情の裏を知りたいとか思ってるヒマもなく...
まあこれも、2回目以降に見れば見落としていた何かがわかるのかも。
それにしてもエリザベス・デビッキさんの美しさ、ドラマの「ナイト・マネジャー」を見てうっとりしたのですけれど、今回も良かったなぁ。
役柄もほんのちょっと似ているかな...
主人公の相棒であるロバート・パティンソンも、その人生がいろいろと想像できてしまう、実は物語の核になる存在だったりします。
ハリーポッターやトワイライト以来のファンとしては、なんかもう「大人...!」と感心するばかり。
(いま撮影しているというバットマン役も頑張って欲しい。)
というわけで、
wikiに書いてあったんですが、主人公のジョン・デヴィッド・ワシントンは実は高所恐怖症なので撮影が大変だった...
という小ネタを披露してグダグダな感想文を終わりたいと思います。
映画館ですが、マスク装着(ポップコーンなどは外して食べてOK...)のお願いの他に入場時はセンサーによる検温があり、席も1つおきに封印されていました。
本編上映前に、館内ちゃんと換気してるので安心ですよという内容のCMも流れました。
うん、こんな感じなら映画鑑賞も再開していいのかな?と話し合った次第です。
今後の状況次第で変わっていくのでしょうけれど...やっぱり大画面と大音量、いいですよね。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.12.21
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を観てきました。
○スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け|映画 | スター・ウォーズ公式
さっさと初日に行ったのは、ネット上に流れてくる様々なネタバレを頭に入れないうちに鑑賞したかったから。
それは成功しました。
予告編もあんまり見ないようにしてたし!
見終わってから、いろんな人の感想や解釈を読んで、
「(あの良くわからなかった部分は)そういうことだったのかー」
「そういう考えも有りだよなー」
などと感心するのは好きなんですよ。
むしろ、そういうのを飲み込んで後からいろいろ調べてから、やっと頭の中に定着するというか...
そんなわけでいちおう「まずは1回、鑑賞はしました」という段階なので、本格的な消化はこれからになるでしょう。
9部作の完結編ということで、今までの伏線の数々がうまいこと回収されて「うおぉそうきたか!」で締めくくられる話です。
1-8のざっくりした流れと重要登場人物くらいは知ってないと、今作は意味不明な箇所多いと思います。
逆に言うと、旧三部作以外は認めたくない古典派のファンでも、たぶん今回は楽しいはず。
私は、どちらかといえば前作(8作目)が唯一、シリーズ中でイマイチだったなあと思っている考えなんですけれど、それはそれでやっぱり今作で回収されたのでヨシとします。
今作はJ・J・エイブラムス監督なので、特有の緩急がイキイキと戻ってきたのが嬉しいです。
ただ、タメ過ぎて「ええー!そう来るならもうちょっと早く助けてくれれば」なところがいくつかあって悲しかった。
これもまた演出の妙と言えるわけですが。
小さい生き物(超優秀な修理屋さんが好き...)やドロイド達の活躍も快感でした。
あと、どこまでがデジタルなのかわからないけど、キャリー・フィッシャー演じるレイア姫も終始重要な存在だったので。
あらためてしんみりしました。
「フォースの覚醒」を鑑賞した時点で、「レイちゃんとレン君、実は生き別れた双子のきょうだい」「レイちゃん、実はルークの隠し子」などという、かなり適当な予想が我が家では議論されていました。
当たったのか外れたのか、もしくはある意味では当たっているのか?というのは今作で明らかになるのでスッキリですよ(笑)
思えば、1999年公開の「ファントム・メナス」から、うちでは映画館で欠かさず見てきたからなあ。
我々もトシをとるわけです。
もしかしたら、今までのいくつかと同じく、外伝と称してまだまだ世に送り出されるのかもしれませんね。
この先を見ていきたい人々、たくさんいますから。
終えるには惜しい、すてきなスペース・オペラでした!
今回、ちょっと奮発してIMAXで鑑賞しました。
IMAXって、あの立体視メガネを装着するのが煩わしくて、いつのまにか見なくなっていたのですけれど。
メガネ不要のIMAX 2Dというのがあるのは始めて知りました!
視界が広く、色もクリア、音響が深くて大迫力。
+400円なら納得出来る体験だったので、これで充分。
面白そうなのがあったら、積極的にIMAXのほうで行ってみたい気がします。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.11.25
「ターミネーター:ニュー・フェイト」を観てきました。
これでターミネーターのシリーズは6作目になるんだそうです。
(3以降は映画館でちゃんと鑑賞した気がする...)
今回の目玉はなんといっても、リンダ・ハミルトンが28年ぶりにサラ・コナー役で出ているという件だと思います。
ストーリー展開は、またこんな感じかー...とさほど印象深い点はなかったというのが正直なところ。
しかし、それなりに歳をとったターミネーターと貫禄充分なサラ・コナーが元気に暴れている(スタントかもしれないけど)を眺めることが出来て本当に良かったです。
彼女なりに頭の中で「サラ・コナーはこうじゃないとダメよ」と思い続けきたものがズシッと表現されているように感じました。
グレース役の女優さん、私が繰り返しみる作品のどこかで出演されていたなーと引っかかってたんですが「オデッセイ」で火星の表面を見守るNASAのオペレーターのお姉さん役の人でした。
今作の中ではバリバリに体を張って闘いまくっていましたが、最後は、えぇ..そうなの...という感じに。
リンダ・ハミルトンは別格として、前作「ターミネーター:新起動/ジェニシス」で演じたエミリア・クラークも可愛くて良かったです。
あと、連続ドラマ化された「サラ・コナー・クロニクルズ」のレナ・ヘディも美しくてすごく好きでした。
出演者も皆よかったのに、途中で失速して打ち切りになってしまったのが残念です。
ターミネーターシリーズは、「事態を変更するために、未来から送り込まれてくる」という設定なので、このパターンを使えばいくらでもストーリーや登場人物の運命を振り出しに戻して新作が出来るんだよなあ!
しかしとにかく、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンには、また今後の作品でも元気に戦い続けて欲しいです。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.10.06
「ジョン・ウィック:パラベラム」を観てきました。
ジョン・ウィックのシリーズ、これで3作目になるわけですが、回を重ねるごとに人気が出ているのが上映館の増加でわかります。
(うちの場合、
1作目:スターチャンネルの新作放映で「映画館で見れば良かった!」と衝撃を受ける。
2作目:やっているシネコンがかなり遠かったので高速道路使って駆けつける。
3作目:ようやく、ひと山越えた程度の距離内で上映。次作で最寄りに来るかもしれないと期待!)
ジョン・ウィックの面白さは、ストーリー自体は殺し屋の主人公が敵方に容赦なく斬り(撃ち)込んでいくシンプルな格闘話なんですけれど、台詞回しetc. 要所要所に独特の「お約束パターン」が使われるため、ほんのりとコメディの空気も感じられるところかなあ。
あと、動物(主に犬)が必ず登場するところも良いです。
今作では、シェパード犬と馬がアクションに参加してすごい動きをするのです。
監督は、かつてマトリックスでキアヌ・リーヴスのスタントを務めていたのだそうです。
前作でローレンス・フィッシュバーンも登場し、今作で更にマトリックス絡みの台詞も出てきて、次作はこの展開+人間関係だともっと期待出来そう...と勝手に楽しみにしているところです。
3作目になると、格闘シーン多過ぎなんじゃないかなーという(見ている側の)疲労はありますので、評価は分かれるかもしれません。
キアヌのアクションがキレキレで容赦ないので、痛そうで目を伏せちゃったところも有り。
だからこそ、犬がぺろぺろと懐く場面などにホッと癒やしを感じるわけですが。
敵と味方がクルクルと入れ替わり、毎回のように全面戦争と言いつつ次はもっと「上」と対峙することになるので目が離せません。
出演者も豪華になってきてるしなあ。
今回は、アンジェリカ・ヒューストンやハル・ベリーの登場でオオっとなりましたし、ゲーム・オブ・スローンズ系統や、ブラックリスト← ここではチョイ役だけど。でも存在感が完全にキャプランさんだー! など海外ドラマのお気に入りだった人など。
あと今作ではいよいよ、1作目からクールにコンシェルジュを務めていた人:シャロンという役名を初めて知った...:も参戦し、ファンにとって見どころはたくさんあります。
いきなり見に行っても(冒頭に超短縮ながら今までの振り返りタイムがとられてます)問題無い話ではありますが、出来れば1作目から楽しんでおくともっともっと面白いのでおすすめします。
今作のエンドロールのほぼ最後のほうでさりげなく流れてきた、ミカエル・ニクヴィスト氏を偲ぶ1文が目に留まりました。
1作目でマフィアのボスを演じ、主人公と闘った結果、生死不明(と思えなくもない)終わり方でした。
ご存命であれば何らかの形で引き続き登場していたのかもしれない。素敵な俳優さんでした...
というわけで、次作も「更に全面戦争」の予感しかない。
楽しみにしたいと思います!
○キアヌ新作原題は『ジョン・ウィック3:パラベラム』に ─ タイトルの意味とは | THE RIVER
----
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.08.26
夏映画感想まとめ(「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」と「天気の子」)
夏休み映画、まだあんまり観てないうちに秋になってしまいそうなんですが...7月以降の鑑賞の記録です。
○映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』 OFFICIAL SITE
8月8日に鑑賞しました。
予想していた以上の面白さで、2時間ちょっとの上映時間があっという間でした。
「ワイルドスピード」シリーズのメンバーであるホブスとショウが主人公です。
スピンオフということで若干コンパクトな話になるのかと思いきや、完全に新シリーズと言ってよく。
今後も続いて欲しい、設定も俳優も実に豪華なアクション作品だったのでした。
シリーズ関係なく初見でも気楽に楽しめる(深く考えなくてもストーリーはわかる)感じです。
基本的にあらゆる場面で格闘しており、敵とすごい勢いで殴り合ってばかりなんですが、流血などリアルな外傷演出は極力控えられていたので痛そうにも見えず、だんだんこちらも麻痺して「あー、なんかじゃれあってるなあ」的な微笑ましい(?)感覚で見守れるようになります。
そんなわけでワイスピシリーズならではのカーアクションのほうにも意識を集中できたのでした。
人物関係は前作ワイルド・スピードの「ICE BREAK」を観ておくと更に楽しめるかもしれません。
ショウのお母さんを演じるヘレン・ミレンが私にとってはかなりツボな役どころだったのですが、今作では更にパワーアップした上に、観客にとっては未知の家族だった妹が登場。
良いですね、ヴァネッサ・カービー好きです。
ミッション:インポッシブル/フォールアウト(ホワイト・ウィドウ役)は出番少なめだったなあと思っていたので今回は嬉しいです。
ドゥエイン・ジョンソンはハリウッドで過去一年間でいちばん稼いだ俳優となったそうです。
あの体格でハードなアクションこなしまくりだけど娘に弱かったりするパパ設定がウケるんでしょう。
(そんな筋書きの別の映画を最近見たような気がする...Amazonプライムで「スカイスクレーパー」。
単独スピンオフその2と言われても気付かないんじゃないかという内容。)
というわけでこのメンバーでの続編、ありますように!
○ワイスピ新作どうなる?ホブス&ショウの歴史を振り返り! - シネマトゥデイ
○ワイルド・スピード/スーパーコンボ - Wikipedia
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
新海作品を映画館でみたのは、実はこれが初めてだったのですが。
評判として知っていた"背景画の凄さ"は想像を超えていました。
天空や俯瞰でのビル街などの場面が、シネコンの大型スクリーンの大きさでも「うわあ...」と言いそうになったほどの緻密さで驚愕。
そんなわけで、(アニメーションの背景画好きとしてはとてもとても)勉強になったな!という意味では、お金を払って良かったなーと思いました。
街を覆ってこぼれ落ちる水気の表現。
あれは客席にもしっとり加減が伝わってくるほどで、かなり素敵だと思いました。
・・・が、ストーリーがいまひとつ乗れなかったのが残念です。
おそらく自分なら、大学生くらいまでの年齢だったらけっこう感動して涙してしまったのかもしれない...
こんな展開でいいのか?(と思ってしまう自分はもう、大人過ぎているのか?)というモヤモヤもいくつかあったのですが。
今年の大ヒット作品と言われているだけのことはありだと思いました。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
あと1本、楽しみにして観に行ったのがあったのですが時間の都合で吹き替えしかなく、それがあまりにも酷かったので感想は書けない(怒)。
話題の芸能人が吹き替えに参加するのは構わないんですが、少なくとも主役級に対してはプロの声優さんに演技して頂きたいです。
お願いします(深々)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.06.26
「X-MEN:ダーク・フェニックス」を観てきました。
○映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』公式サイト 大ヒット上映中!
X-MENシリーズ、少なくともこの配役では今回が最後とのこと。
好きな俳優さんばかりだったので、もうあと何作か続けて欲しかった。残念です。
いわゆる前日譚から始まり、時系列が行ったり来たりの時もありで、これまでのX-MEN関連作品を思い出すのはちょっと難しい...。
と、サラッと流そうとしたら良い資料を発見。
公式で下記のようなまとめが出来ていました。
○X-MENタイムラインまとめ
わかりやすい...!
つい先日最終回を迎えた海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」にはここ数年ハマっていましたので、ジーン役のソフィー・ターナー、すごく好きです。
ドラマでの活躍もあるし美人だし、これからも応援していきたい若手女優さん。
しかしやはり、シリーズの中核となる役柄であるジェームズ・マカヴォイやマイケル・ファスベンダーの存在感と演技の上手さは今回も感動ものでした。
(それに加えて今回の悪役、ジェシカ・チャステインも怖い...眉毛ないし..)
X-MENのシリーズは、今まで仲間だったのに敵味方に分断したり、理不尽に重要人物やその家族が犠牲になったりなどの展開が多いです。
その悲しみや後悔が、行動の原動力になってるパターンが定番というか...。
今回もファスベンダー演じるマグニートーが怒り、涙する場面では心揺さぶられました。
超能力者集団の話なので、特殊効果はもうバリバリにすごいです。
そのなかでマカヴォイ+ファスベンダーのコンビが、ど派手なCGに負けないインパクトで人間味を表現できるところに重鎮を感じました。
というわけで、2時間の上映時間もあっという間で楽しく鑑賞出来ました。
また新しいX-MENシリーズが生まれ続けて欲しいし、今回のキャスト陣もひょっこり顔を出すストーリーもあって欲しいなあ。
その時まで楽しみに待つことにします。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.06.21
「海獣の子供」を観てきました。
だいぶ前にいつの間にか(笑)うちの本棚に並んでいたので読んでみた原作漫画にハマってしまった私。
この世界がとうとう映画になるのかー!と、楽しみに待っていました。
もう、絵が本当に美しいです。
出来れば大スクリーンで観て欲しいし、原作も読んで欲しい。
声優さん達の演技(琉花役は芦田愛菜ちゃん)もとても良かった...
主題歌の動画も、この作品の良さがぎゅっと濃縮されているのですごいよ。
○米津玄師 MV「海の幽霊」Spirits of the Sea - YouTube
先日地元の大学で、作品のCGI監督である秋元氏によるメイキング講演が行われました。
※写真は公開OKのものです※
原作を読んでいる方にはわかるとおり元々は、ペンでみっしりザザーッと描き込んでいる、アナログ感が強めな独特の画風であるように思います。
最先端の3DCGに対し、
原画の雰囲気だけでなく、いわゆる"手描きアニメーション"だからこそ味わえるインパクトある動きや表現をどう合わせ、双方からどう追い込んでいくかを徹底的にこだわり応えていった攻防戦については、当事者の体験ならではの緊張感あふれるお話で。
「CGっぽくない表現」「作画的な工夫」という言葉が印象に残っています。
(水族館の大水槽や海の中の魚たちの動きや、人物の目の中を流れていく宇宙(のような何か綺麗なもの)はすごく好きです。)
この作品、5年もの長期をかけて制作されています。
その間にどんどん更新されていくCGの技術水準、公開時バッティングしちゃうかな?と心配していた海洋系の映画(ディズニーのモアナとか。)の数々が入れ替わり立ち替わりで通り過ぎていくことetc.
の"長期ゆえの裏苦労話"なども伺うことができました。
非常に乱暴なくくりでは「海のさかなもの」映画とも言えなくもないのですが、生命についての哲学的な表現も有りで、小さなお子様にはおそらくわけのわからない展開です。
「2001年宇宙の旅」的なものを彷彿とさせる...
高校生以上じゃないと難しいかなあ。
(原作を読んで「わかる。面白い。」と思うなら大丈夫)
大人の皆さんは、是非。
アニメーションの背景画を好む皆さまには、こちらの書籍もおすすめです。
海と夏休みと宇宙の超美麗な絵がぎっしりの分厚い画集です。
鑑賞中の
「わー!ここの画面、とめて拡大して見せて欲しい」
と勝手に思った、すごい瞬間がたくさん切りとられて載っているので。
1ページごとにじっくりと観察してしまい、読み終わるのは相当先になりそうですよ。
---
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.04.29
「アベンジャーズ / エンドゲーム」を観てきました。
○アベンジャーズ/エンドゲーム|映画|マーベル公式|Marvel
この作品に関しては、ネタバレすることは(ほぼ公式に。少なくとも今の日付時期では確実に!)禁じられていますので、感想というよりは単に鑑賞記録ぐらいの投稿になります...
上映時間は3時間なので、体力に自信が無い場合は通路側に席をとることをおすすめで、私たちもそうしていました。
(前回これくらい長かったのは2004年の「ロード・オブ・ザ・リング / 王の帰還」。
これを経験していれば大丈夫という件が映画好きの人々の間で話題になりましたが....
今から15年も体が若かったのを皆忘れているのですか?)
しかし実際鑑賞してみると、えっもう終わり?という衝撃のほうが大きくて。
あっという間の3時間でした。
倍の時間をかけても、いやこれ三部作ぐらいにしても薄まらないんじゃないかというほどにいろんなエピソードがギッシリと繰り出され。
あああそうくるのかそういうふうになっちゃうのかと呆気にとられているうちにエンドロールになってしまった感じか。
もう終わっちゃったかーという。
しかし、良い話だったし、教訓も多し。
こんな何でも叶いそうなからくりのなかでも、駄目なものは駄目なのか...!戻せぬものなのか!という厳しさを突きつけられて現実の人生についても思うこと有りです。
なんて大袈裟かしら。
正直言って、今までのマーベル作品の数々をみていないと意味がわからない場面展開や登場人物、最後までずーっと続くことでしょう。
だから、実はかなり"マニア向け"要素がかなり濃い総決算的な話です。
「連休だし、流行っている大作だからなんとなく」というノリで見ても疲れちゃうかもね...。
私の場合、劇中で、前作のインフィニティ・ウォーをもう一回復習したいと強く思いましたし、アントマン系のこまかいのまでは鑑賞してなかったのでちょっと悔しいかなあ。
でも、ソーやキャプテン・アメリカ系列はわくわくと繰り返し眺めておいて良かった!
ついこの前のキャプテン・マーベルも見ておいてよかった!
↑ というようなことを帰宅後にモヤモヤと思うので。
WEB上やSNSで、詳しい方々の詳細な解説を(内々で)読ませて頂きつつ、また映画館へ行きたくなっているのでした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.04.05
映画鑑賞2本分まとめ(バンブルビー と ダンボ)
トランスフォーマー映画シリーズの中ではもともと、かわいい(時もある)担当のバンブルビーでしたが、とうとうスピンオフが作られて楽しみにしていました。
90年代後半に地球にやってくる設定になっており、音楽を始めとしてその頃のちょっと懐かしめな世界が眺められるのも良かったです。
(若者たちはもちろんスマホなど持ってない)
バンブルビーがおなじみの"ラジオの声"で話すようになった経緯もここでわかります。
この時代のバンブルビーは、黄色いワーゲンへの変化を行ったり来たりするのがメインなので、体格パーツがどれも丸っこい。
文字どおりバンブルビー(マルハナバチ)で、日本的に言えばゆるキャラに近い親しみやすい雰囲気。
目玉の上についているまぶた的なパーツ、これの角度次第で喜んだり悲しんだりの感情がけっこう多彩に表現できることに感心です。
一家に一台あって欲しい可愛さ。
主役のヘイリー・スタインフェルドちゃん、可愛いので「トゥルー・グリッド」をみて以来ファンになりました。
(歌も上手いのだ。)
それにしても、映画設定当時の18歳ってまさに私が同年代なのだわと気付きました。
チャーリーが今ごろどんな大人になっているのかを考えるのも楽しい。
本家のトランスフォーマー映画は、もうずいぶんと規模も大きくなって地球の運命を揺るがす程の話になりました。
アメリカの小さな街で、(まずは)ひとつの家族を巻き込み、恋愛要素もほんのり...というコンパクトな感じは、ごく初期のトランスフォーマーを思い出させる懐かしさで。
なかなか楽しい話でした。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ダンボの実写(というかCG)版ということで、それはちょっとどうなんだろう...という微妙な感じが(個人的には)先行していたのですが、夫がティム・バートン映画のファンなので出掛けることに。
しかし、予想以上に感動してしまいました。
象ならではのしわしわ皮膚もリアルな立体ダンボなのですが、話がすすむにつれて、丸くて澄んだ目と薄ーい巨大耳がどんどん可愛らしくけなげに思えてくる不思議。
ダンボ含めて登場人物たちは皆それぞれ悲しい事情を抱えていて、そのつながりがあるからこそ互いを思い合って日々を乗り越えています。
そんな事情が透けてみえるので、絢爛豪華なサーカス場面ですら
「ああこれは虚構だなあ、金の亡者のエゴだなあ」
という感じがして。
このシーンを素敵〜!という気分ばかりで眺められなかったのは、ダンボの不安感が強めに伝わってきてしまって、とにかく可哀想だったからかも。
(でも、泡が次々に変形して踊るところ、すごいー)
とはいえ後半の、エヴァ・グリーンの美しさと心持ちの強さにはホッとして救われるものがありました。
サーカス団の発展とともにいつか幸せになってね。と、勝手に願う私。
というわけで、2作品とも親子で鑑賞おすすめなお話ですので春休みに是非。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.03.21
「キャプテン・マーベル」を観てきました。
とても良かったです。
当初、「ワンダーウーマン」みたいな感じなのかな?
と思っていたのですがけっこう違って、メッセージ性が強いし、(主人公の)蘇る記憶とともに転換していく人間関係もありで、後からじわじわ「こういうことだったかー」と気付ける面白さがありました。
「女なんだからおとなしくしてろ」的な方面で抑制されたり後回しにされたりという扱いを受けていた立場を変えるべく、倒れても倒れても立ち上がって闘う強さに圧倒されます。
(むちゃくちゃ強いです)
でもって、来月公開の「アベンジャーズ/エンドゲーム」へつながっていくエピソードの数々も「おぉ...」と感慨深いものがありました。
昨年亡くなったスタン・リー氏への追悼と感謝も込められている、記念すべき作品なのではないかと思います。
時系列としては、アベンジャーズ計画が誕生するその瞬間が本編のラストシーンとなりますし。
主役のブリー・ラーソンさん目力あって素晴らしいのですが、この作品はけっきょく茶トラの猫グースにいいところをバサッと持ってかれちゃってるかもしれない(笑)
合計4匹がかりで演じたとのこと。
体内に異次元が拡がっている設定と聞きました。....うん、そうだろうね!
キャロルの子供時代を演じていたマッケナ・グレイスちゃんがそりゃもう可愛いんですよ。
野球の試合中、土ぼこりの中から悔しそうに立ち上がるシーン、それだけでもう泣けてきます。
(先日スターチャンネルで放映されていた「ギフテッド」という映画で知った子役さんなのですが、こんな美少女が地球上に...!と感動しました。
これからの活躍が楽しみ。)
とまあそんなわけで、性差の不平等に対する抗議であったり、バキバキにすごいCG(主人公が体から放つエネルギーを表す光のフレアのような効果が好き)が飛び交ったりと、まさに今この時代だからこそ作れて時代的にも映える、見せ場の多い作品であります。
次のアベンジャーズ映画の前に絶対におさえておくべき、重要なカギになる展開もたくさん詰まっていますよ。
最初に親切な注意書きは出ますが、最後の最後まで重要場面映像が続くので席を立つのは損です。
もう一回くらい見ておさらいしたいなー。
そうそう、アベンジャーズと言えば、去年ディズニーから解雇されたジェームズ・ガン監督が再雇用でカムバックを果たしたとのニュースを聞いたばかり。
とても嬉しかったです。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのシリーズはもう続きが無さそうだなあ..と悲しんでいた私としては、今後のマーベル世界に分厚さが戻ったこと、安堵しております!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2019.02.20
「アクアマン」を観てきました。
なんと、今年初の映画鑑賞です...
しばらく出遅れているうちに、いつものシネコン(ムービックス)は改装が行われたようで、椅子が以前より"いい感じ"のものに変わってました。
腰のところに枕のようなパーツがついていて、長時間鑑賞にもOKな適度に張りのある座面。
(いいねえ持って帰りたい)
というわけで、16日土曜日に行ってきました。
○映画『アクアマン』オフィシャルサイト
当初は映画館で見るべきか微妙に迷っていたぐらいだったので、期待値低めだったのは正直なところなんですが。
違う意味で予想を裏切って、けっこう良かったように思います。
海の中の都市や、海中生物の群衆のCGがとても気に入りました。
(魚類だけでなく、エビカニ系など含めていろんな生き物が格好よく兵士になってるんです。
私はタツノオトシゴを軍馬にしているデザインが好き。)
上記の理由で、IMAXなどの視界いっぱいな大きい画面で鑑賞しても楽しかったろうなあと思います。
ストーリー自体は、けっこう淡々とお約束通りのパターン
(人間とのハーフの生まれで苦悩しつつも基本的には明るく、王国の平和のために立ち上がって闘う!←1行にまとめられた...)
で進んでいく感じで、小学生の方々でも気軽に楽しめる展開です。
ジェイソン・モモアはジャスティス・リーグでの登場でかっこいいなあと思ってたので、
(ゲーム・オブ・スローンズでブレイクしたとのことですが、野獣な人である印象以外特になかった...)
今作をひそかに楽しみにしていました。
彼を子供の頃から鍛える師を演じるウィレム・デフォーもハマっていて良いですね。
サメ顔なのでこの世界に馴染むのか?ファインディング・ニモに出てたっけ?
DC系アメコミならではのダークでちょっとジメッとした感じの雰囲気は微塵もないので(笑)
そのあたりを求める人にはとてももの足りないと思うかもしれないですが。
目の前にひろがる海中景観や、様々な生物の軍隊を含めたコスチュームデザインが非常に凝っているのでとても勉強になった
(ゲーム系のデザイナーさんにはヒントが多いのでわりとおすすめ!な)ので満足です。
アンバー・ハードの発光するふわふわクラゲドレスも可愛かったな...
○The Art and Making of Aquaman←翻訳は出てないようですけれどわりと欲しい。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2018.08.12
映画鑑賞2本分まとめ(オーシャンズ8 と ミッション:インポッシブル/フォールアウト)
wikiによると、「『オーシャンズ11』をオール女性キャストでリブートした作品だが、時系列上は『オーシャンズ13』から続く物語となっている」のだそうです。
確かに、「11」(から13まで)の熱狂的ファンとしては、眺めていてニヤニヤしてしまう相似点というかアップグレードした場面が初っ端から多くて。
本当に楽しかったです。
なので、予習または復習鑑賞としては11だけでも是非。
メットガラの会場で宝石泥棒(カルティエの巨大ダイヤネックレス!)を画策するという、目にも華やかなストーリーなところも良いです。
あんなことが実際に可能なほど3Dのあちら方面は発達してたっけ?そのへんはファンタジーかな....とかなんとかいろいろ考えたし。
セレブの招待客達も本人役で大勢出ていてすごいなあ。
しかしそれ以上に、主役級の8人が素敵。
サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットが、11でのジョージ・クルーニーとブラッド・ピットに相当するのですが。
性格も何となくかぶるところがありです。
(もちろん旧シリーズにぜんぜん負けてなくて、美しい姐さん2人組って感じか。)
11という下地があり、美しい女優さん達や宝石といった視覚的なスタイリッシュさにも助けられているけれど、その分ほんのちょっと緩急に欠ける
(ソダーバーグっぽい世界はきっちりあるけど、話運びのテンポの良さは旧シリーズのほうが上)
と思う箇所がありました。
隣の席にいた夫が睡魔に襲われていたところと一致する!(笑)
いやーしかしもう一回見て、こまかいところまでうっとりしたいです。
スクリーンいっぱいにキラキラが楽しめるので、宝石好きな人にもおすすめです。
リチャード・アーミティッジ(格好いい!)と、ジェームズ・コーデンの凹凸な組み合わせ(←すいません) も、もっと追いかけたい。
音楽も良くて、ちゃんと旧シリーズを引き継いでる曲調。
興行成績はとても良いとのことなので、この感じでオーシャンズ10くらいまでの三部作を期待したいと思います!
○映画『オーシャンズ8』の独占ジュエリーパートナー! カルティエの稀少ジュエリーが銀座で特別公開|ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
○映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公式サイト
出てる皆さんが好きな俳優さんばかり(トム・クルーズと、今回はヘンリー・カヴィル...)ということで、まあ絶対面白いだろうとわくわくして出掛けました。
しっかしこのシリーズのほとんどがそうなんですが、アクション場面にハラハラし過ぎてしまって。
ストーリーの複雑さが頭に入りきらないんですよ....!
スターチャンネルや各種配信サービスなどで複数回みることで
「あ、真相はここにあったのね」「うわあここでもう一回騙されるのか」
的な気付きが多くて。
(私の脳みそには)1度の鑑賞では入りきらないのがミッションインポッシブルの手強さであり魅力でもあります。
今作でも頑張ったのですが、ちょっとあれはどういうことなんだろう、と鑑賞後に話し合ったところがいくつもありました(笑)
操縦したり飛び降りたり、を実際に免許取って(更に今作では撮影中に脚を骨折して)まで体を張るトム氏の駆け回りぶりはものすごかったです。
でもって、ヘンリー・カヴィルのスーパーマンそのままな(笑)体格はいかにも強そうで...終盤ほんとにもう大変なんですよ!
予想もしなかった人が敵になったり味方になったり再登場したりの小さなどんでん返し含めると、もう度々予想を裏切られ続けて驚きっぱなしの展開で。終始目が離せませんでした。
前後編というほどではないけれど話はつながっているので....諸々の確認のためにも前作のローグ・ネイションをもう一度見たいなあという気分です。
ホワイト・ウィドウ役の女優さん、Netflixドラマの「ザ・クラウン」でマーガレット王女の役でけっこう注目していた方。
ここでも妙に惹かれる存在感があって、良い役ですね。
あとアンジェラ・バセットは、私が見かける時はいつも「組織のなかで職位の高い上司」みたいな役が多いのね...
○ミッション:インポッシブル/フォールアウト - Wikipedia
というわけで、なにがネタバレになるか判らないのでこのへんで。
皆様も楽しい夏休みを!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2018.07.18
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を観てきました。
前作で無人状態になった恐竜テーマパークですが、島の噴火で崩壊の危機が迫ります。
そこから恐竜たちを救い出す...というと聞こえは良いですが、実は裏でいろいろあって。
という感じなので、続編はちょっと話が暗めかな。
お金に目がくらんだり、目的のためなら生命倫理を無視するetc.
といった人間側のイヤなところが
(悪役の方々は顔をひと目見ただけでそうだとわかるキャスティングもすごいよ...)
しっかりと描かれて、何とも言えない気分になりました。
あいかわらず恐竜のイキイキした動きや凄味が素晴らしく、こういうCGは映画館サイズで観れて良かったなあ!という満足ポイント。
キエェ...と港で叫び続ける首長竜の場面はほんとうに涙ものでしたよ(T.T)
今回の新登場人物かつ話のカギとなる女の子メイジーちゃんですが。
生い立ちなどの件、ものすごくサラッとした感じのやりとりでしか触れず、本人もすぐに納得して自分の運命を引き受けているあたり
「おいおい、乳母の人のことも含めてそれでいいのか?
スピンオフ作れるくらいすごい話なのに」
と呆気にとられたことは確かです。
そのへんの、片付け早すぎなストーリー展開はちょっと不満。
しかしこの女の子は可愛かったです。
今作が映画デビューなのだそうですが、太眉なところが初々しくて好き。
(数年後には美しい若手女優さんとして活躍してそうな予感も。)
クリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードの熱演は相変わらずでとても良かったです。
登場人物の2人の関係は今後もこんな感じなんでしょう(ニヤニヤ)
しかしなあ、時間の都合で吹き替え版にしたんですがクリプラ氏の声が、いつもの担当の山寺宏一さんじゃなかった。
これは本当に残念だった!
重要人物にタレント枠を当てるのはやめて欲しい派です。(•̀_•́ )
というわけで、これからどうなっちゃうのかなという不安が残るストーリーでしたが、次作ももちろん見たいです。
恐竜が人を襲ったりする怖い場面はいくつかあるんですが。
それにともなう流血などの残酷なところを(カメラの角度等々のさりげない工夫で)極力、見えないように配慮していて密かにホホウと思いました。
夏休み映画としてご家族でもどうぞな感じです!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2018.07.03
映画鑑賞2本分まとめ(ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー と デッドプール2)
○ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー | スター・ウォーズ公式
ハン・ソロの若い頃の物語です。
アメリカでの興行成績がいまひとつだと聞いていたのですけれど、スター・ウォーズのスピンオフとしてけっこう楽しかったですよ。
少なくとも、「最後のジェダイ」よりはずっと良かった気がする...
予告編見ていた時点では、主演のオールデン・エアエンライクの外見がハン・ソロ(というか、ハリソン・フォード)とずいぶん違うなあというのが正直な感想でした。
あくまでも、本編観る前は、ですよ。
しかし作品を鑑賞しているうちに不思議なほど、この人が将来あのハン・ソロになるというのがじわじわと見えるようになってきて「おぉ」と感心。
ちょっとした仕草とか言動でみせる"ハン・ソロっぽさ"をおそらく非常に苦心して作り出したのだと思います。
その後の作品評価含めてこの方にとっては相当な重圧仕事だったと思うのですけれど、良い役者さんなのだと感じました。
キーラ役のエミリア・クラークは、ゲーム・オブ・スローンズでの雰囲気と若干かぶる部分もありまして、しばらくこういう「可愛くて強い女性」系のオファーが続くのかもしれません。
お肌がぴちぴちしてて輝いてたなぁ。
スター・ウォーズシリーズでいつも楽しみにしているのは、見た目が全く人間とは違う宇宙生物やロボット達の活躍ぶりなのですが今回も堪能できました。
チューバッカも、ハンと出会った頃は相当に虐げられていて心も荒んでそうな状況なのに、最初からわりとすぐに仲良しになっちゃうところがなんだか好きだし。
生涯の相棒としてここから始まったんだなあ、と胸熱くなるお話でありました。
ラストの展開と、皆が既に知っているハリソン・フォード以降の流れにどうもっていくのかを想像すると、続編がすごく気になるんですが...
未定とのニュースは読みましたけれど、是非とも製作して頂きたいです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
1を観た時点で「うっわーこんなにふざけてるなら2は見なくてもいいかな〜」と思ってたはずなんですが(笑)
もしかしたら次で変わってるかもと期待していたし。
主演ライアン・レイノルズの(素の状態の)格好良さと日本贔屓ぶり(村上春樹愛読とか!)に気をよくしてうっかり出掛けてしまいました。
しかしやっぱり続編も同様で!相変わらず毒々しくふざけてた...
でもまあいいですよ、けっこう面白かったのです。
アメコミ系列のなかでは一番、深いこと考えずに呆れながら(時々フフっと笑いつつ)眺められ、その割に特殊効果の豪華さも楽しめる、なかなか貴重な存在と言えましょう。
「何をするにも運が味方してくれる」ドミノさんの超能力、ほんとに羨ましいよなあ!
アベンジャーズでは極悪人を演じたジョシュ・ブローリン、こちらでも「黙れサノス」などとアドリブっぽく罵られつつなにげに良い人の役だったのも楽しかったです。
メガソニック役のお嬢さんも前作から成長して素敵な美人になりつつあるなあ、などと意外と目の離せないデッドプールシリーズなのでした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2018.06.07
「ピーターラビット」を観てきました。
○映画『ピーターラビット』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
吹き替え版しか無かったんですが、けっこう楽しかったです。
というか、この作品はやはり"CGの動物たち"が肝心であるので、そこは予想以上に堪能できました。
イキイキとした動きっぷり、すごいなあ。
演技する人間のほうも大変だったと思います...
とにかく動物たちが可愛いことは間違いないのですが。
けっこうコメディ味を混ぜているという感じはあります。
絵本のピーターラビットを想像したり道徳的な(?)効果を期待して出掛けてしまうと、少し引いてしまうかもしれません。
原語で観ていないのでなんとも判断できないのですが、翻訳台詞でヤンワリさせているけど実はわりとすごいこと言ってそう...な場面も(笑)
ウサギvs人間のバトルシーンで、アレルギー食品を投げつけて卒倒させるという、これ(世間的に)炎上するんじゃないの?という場面もあったのですが、調べるとやっぱり大批判があったみたい。そりゃそうだろう。
というようなブラックなところもちょっとはありなので、評価は分かれるのかもしれません。
でもほんと、ふわふわした兎たちは目の保養になりました。
時にはシンクロナイズドスイミングの如く美しいフォーメーションで団子状態になりながら野菜畑死守の闘いを挑むところは必見。
これ、字幕版でも観たいなあ。
声のキャストがとんでもなく豪華なのです。
ピーター役がジェームズ・コーデンと聞いて、言われてみればウサギの顔がほんのちょっと似てる気が!
三つ子の妹たちは、マーゴット・ロビーとエリザベス・デビッキとデイジー・リドリーだって。
今旬かつ素敵な女優さんばかりじゃないですか。
ああスター・ウォーズでハックス将軍の人だなあ、と直近の記憶でしか思い出さなかったドーナル・グリーソンの、兎たちに対する強烈なはじけぶりというかその後の内面成長ぶりがとても楽しくて、ビア役のローズ・バーンと良い組み合わせになってました。
うん、ハロッズの売場で働いた経験はきっと一生役に立つよね!と応援。
Fort Minorの名曲Remember The Name(の替え歌)が流れるのを個人的には楽しみにしていたのですが、歌詞が日本語だった...(ノ∀`)
吹き替え版だから当たり前か....
とにかくまあ、曲に合わせて練り歩くウサギたちがすごーく可愛い場面なのでOKです。
○映画『ピーターラビット』ラップでアガる特別映像公開 ― マイク・シノダらFort Minor、本作のため楽曲を再制作 | THE RIVER
---
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2018.06.01
「ランペイジ 巨獣大乱闘」を観てきました。
他の作品の鑑賞時、毎度のように騒がしい予告編を見ているうちにどんどん気になってきて。
「近い将来、テレ東で昼過ぎからやってそうな内容な(=午後ロー っぽい)予感がするけど...もしかしたら面白いのかもしれない」
となったので見ることにしたのでした。
あと、ポスター絵が格好良いんですよね。
日本の怪獣劇画っぽい躍動感があるわぁ...
と思ってたらこれは日本版ポスターとして描き下ろされたものなのだそうです。
描いた方はダブルネガティブ社のコンセプトアーティストの田島光二さん。
(ぎゃおーという巨獣の雄叫びが聞こえそうです)
というわけで、鑑賞後の感想は「けっこう満足!楽しかった!」であります。
複雑なストーリーとは言い難く、"突然変異の生物が暴れる系"としては比較的ありがちな展開である
「午後ロー」のサメ映画シリーズとさほど変わらない、あまり頭を使わなくても楽しめる筋書き...な
ぶん、大迫力な特殊効果のクオリティを堪能できたというのもプラスに働きました。←褒めてます
巨大な白ゴリラが、毛をフサフサさせながら高層ビルの壁をドバーンとぶち抜いて走り回る....
という、現実にはあり得ないんだけどすさまじく上質な特殊効果を眺める
というのはなかなかの贅沢気分です。
↑
とりあえず「あり得ないトンデモ話」ということが重要。
天災とか事故とは違う話なので、自分に降りかかったらどうしようという不安感は起こらない。
こんな表現までリアルに出来ちゃうんだなあ!
という制作方面の技術と人々の努力を味わえて楽しい...。
そういう場面はあるのですが、流血方面の怖い表現もさほどなかった気がするのでカイジュウ好きなら親子で見ても楽しいんじゃないでしょうか。
お?キングコングっぽい展開になるのか?と思わせておきながら、やはり違う話であるところもなんだか良かったし。
主演のドゥエイン・ジョンソンは、彼以外にこれがやれる人も居ないであろうという適役ですが。
他の方々もよくよく見れば他の作品でお気に入りだった好きな俳優さん多め。
悪役姉弟は本当に性格が顔に出てるすごい配役だなあと思ったんですけれど、キツめ担当の姉の人はなんか知ってる気がしていたら「ウォッチメン」の綺麗なお姉さんではないか...
ラッセル捜査官役のジェフリー・ディーン・モーガンも海外ドラマ好きなら「ああこのおじさんかー」となるので親近感あり。
(今作でもけっこう良い人の役で好感。というかこの人もウォッチメンに出てたね)
というわけで、こういう作品こそ映画館サイズで鑑賞したかったので大満足です。
続編もやってくれるのかな〜。
鑑賞後の資料に:○ランペイジ 巨獣大乱闘 - Wikipedia
----
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2018.05.09
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を観てきました。
ゴールデンウィーク最初の娯楽にしましょうということで、4月29日に行ってきました。
○アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー|映画|マーベル公式
映画鑑賞が半年以上ぶりになる4月、ほぼ毎週のようにいろんな作品を見に出掛けていた理由はただひとつ!
上映時間が2時間半にも及ぶ、このアベンジャーズに向けて、身体を馴らすためだったのであります。
(大げさだけど本当に。長いからね...)
結果 足腰全く問題なく、楽しく過ごすことが出来ました。良かったー
正直なところ、作中で起こった重大事件が多すぎて。
初見かつ私の脳みそでは、2時間半では消化しきれなかったなー
(3篇くらいのこまかさで上映を分けてもいいくらいだ...)
という思いが残りました。
この作品、少なくとも初期のうちにネット上に感想を書く場合、ネタバレな内容は控えましょうというお達しが制作陣や出演者たちからも出ていました。
鑑賞直後
「”いま見てきた!”以外の何を言ったらいいのか?」
と困惑し、若干疲れつつ言葉少なにトボトボと帰宅した次第です。
それぐらい衝撃的で、クリフハンガー(絶体絶命!次回に乞うご期待!)で、問題解決の爽快感もない、なかなか堪える展開で終わったんですよねぇ...。
ここに貼ったサントラアルバム画像のように、マーベル系のけっこうな人数の主役級が集まってチームを組み、1人の敵に挑みます。
直近の、個々の作品を観なくともまあなんとなく楽しめるとは思うのですが、知っていることが前提という感じで進む台詞や状況もそれなりにあるので。
マーベル作品の数々をおさえている濃いめなファンほど判る、こまかい面白さは存在します。
例えば冒頭の場面は、「マイティ・ソー バトルロイヤル」の最後の部分とほぼ連結していると気付きました。
「おぉ...あの後にこんなひどいことが!」というショックも深まるつながりで。
一方で「ブラックパンサー」を観ておけばもっとわかったのかな?という環境や人間関係なども。
個人的には、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のチームが加わった(というか、彼らに関する件が今作の土台となる)ので、好きな見どころが多いよなあと満足です。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」では、人間の肩に乗るほど子供(小枝?)だったグルートは、ここでは反抗期真っ盛り、ヒマさえ有ればゲーム端末でピコピコやってるティーンエイジャー相当に成長しています。
I Am Groot、吹き替えでは「俺はグルート」になってました。(前回はボク)
しかしそれでも!
いざという時に一番頼りになることをやってのける正義感で、過去2作と変わらずの良い子(良い木)で感涙。
安心しました...。
あと、ヴィジョンとワンダの美しくも悲しいやりとりが心に残りました。
キャプテンは格好いいし、トムホ(略称)君は相変わらず可愛らしい。
・・・などという無難なレビューで終わりたいと思います。
とにかく次作が待ち遠しいですよ!
公開後2週間ほど経った現在、この世界に詳しい方々による深めの感想や分析etc.がネット上に流れてきていて。
鑑賞後なので一応いろいろ読んでいます。
私はまだまだ多くのことを見逃していたことに気付きました。
今回は吹き替え2Dだったので、次は字幕やIMAX3Dでもう一度確認したいんだけどなあ。
↓ わりと詳しめのストーリーも載っているので、鑑賞後の資料として。
○アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー - Wikipedia
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
また、4月以前の上映で残念ながら観に行けなかった作品のいくつかを、現在になってようやく鑑賞中。
Amazonのレンタルを利用しています。
昨年秋以降くらいの公開作品だと、現在時点でだいたい399〜500円くらいの料金。
吹き替えor字幕、切替が出来ず、最初から選ばなければいけないのがちょっと残念かもしれません。
目と頭にラクなので、つい吹き替え版を選ぶようになったお年頃...。
最近借りたものを備忘録として書きとめておくと
(以下全て、プライムビデオ「吹替版」へのリンクです。)
→予想していたストーリーとだいぶ違ったので、へぇえそうなっちゃうの?という感じ。
あの2人は実は兄妹なんじゃないか とか適当なことを言って盛り上がったけれど。
→けっこう良かった。暗くて深刻めな空気感はマーベルよりこちらDC系のほうが得意な気がする。
今回は話もわかりやすくて良かった。ワンダーウーマンは美人だなあ。
→今回のアベンジャーズの前に観ておいて得をした感じ。
しかしこちらはわりとコメディ調の雰囲気なのでリラックスして鑑賞できたのも良し。
出てる人みんな格好よくて好きです。
→私の応援するマーク・ストロングさん大活躍かつ記念すべき作品。
(次作でなんとかならないものか?)
48時間で勝手に消え去ってくれるので、物理的にディスクを借りたり返したりしていた時代に比べると本当に便利になりましたねー
ポップコーンなどを万全に用意して、家庭内上映会を開催するのが趣味になりつつあります。
(もっと大きな画面のTVが欲しくなってしまうのは困ったものだよ。)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2018.04.25
「レディ・プレイヤー1」を観てきました。
22日に2D字幕で行ってきました。
今月初め頃の時点では全く知らない作品だったのですが、流れた予告編で「なんだか楽しそうじゃない?」となり...。
(ぱっと見のポスターの印象が、前回鑑賞した「ヴァレリアン」と微妙に似ているのが惜しいというか紛らわしいというか。)
いやあすごく面白かったです!
バーチャルリアリティ世界で参加者が一斉に宝探しをする、というのが大筋なのですけれど。
そこここに散りばめられた、さまざまなキャラクターやゲームや映画(80年代前後に実在したカルチャー)に興味がある人にはかなりハマれる作品です。
というか、それらの数々を初回できちんと把握しつつ(「ふふっ。コレはアレだな。」と頷きつつ)鑑賞出来る人は相当な物知り。
私はもう、配信とかブルーレイとかの繰り返しが可能な環境でじっくり確認したい気分です...。
こまかいネタを解説してしまうとネタバレてしまうのでとても難しい。
こういう世界の話なので、たっぷりと特殊効果が使われていて、画面の躍動感もかなりのもの。
IMAX3Dでの鑑賞が正解だとは思うのですが、レース場面などは(2Dでも若干酔いそうになったほどの)グイングインくる回しっぷりです。
私自身はクラシックゲームにはそんなに詳しくないのですけれど、劇中で鍵のひとつとして重要になる とある映画作品に関してはもう数十回は見ているかという程には好んでいるので。
その、驚くほどきっちり再現された世界のなかに入り込んでいく登場人物達を眺めているのは楽しかったなあ。
あと、サイモン・ペッグの役どころも良かった!
・・・という感じで、「ある一定のオタク度を保った人には」とても楽しく中毒性のある(笑)豪華映像の連続。
さすがスピルバーグ監督だわ!
と、爽快な気分で見終えることが出来ました。
とはいえこんな、誰も彼もがVRをやる世界が将来は実際に来るのか?
と言われると、まあ無いなと思います。
(不健康すぎるし。)
ヘルメットかぶったりスーツで身を固めたりしない、もうちょっとラクな感じの体験環境が開発されないと、こういう感じの普及はしないだろうなあ。
○レディ・プレイヤー1 - Wikipedia←鑑賞後の復習資料として。
えーこんなの出てたの?という未確認物体ばかり...。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2018.04.11
映画鑑賞2本分まとめ(トゥームレイダー ファースト・ミッション と ヴァレリアン 千の惑星の救世主)
ちょっとばかし身体を壊してしまい、半年以上も映画館に行けませんでした。
なんとか大丈夫そうなので(鑑賞できる体力がついたような気がする...)、今月からまた通い始めましたよ!
1日に行ってきました。
前述の、映画館ブランクが長いものですから。
シンプルな娯楽作品かつなんとなく話が(もうだいたい)わかってる系のものを選択。
○映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』オフィシャルサイト
アンジェリーナ・ジョリー版の2作品は、2001年と2003年に公開だったのですね。
観に行ったの、ずいぶん昔だったんだなあ。
今回は、アリシア・ヴィキャンデルが主演ということで、雰囲気がガラリと変わった気がします。
謎解き・宝探し的な要素を経て最終的には世界を救う(or悪の組織と闘う)
というストーリーは同様なんですが、アリシア版ではものすごく身体能力が上がった感じです。
ここはもう、映像効果技術の進歩なんだろうなあ。
終始アクションシーンが多くて楽しめる展開になっています。
(「本筋とはあまり関係ないけれど運動神経の良さを見せつける」展開が前半に多くて、正直ちょっと間延び感は有り。
後半過ぎからようやくトゥームレイダーぽくなってくる...。)
なぜ日本の卑弥呼があのような感じに!
とか、
お父さんなんてこった!
等々のツッコミどころも含めてまあ意外と悪くないアリシア版でした。
大人女性のむちっとした雰囲気を漂わせていたアンジー版と較べると、子鹿がぴょんぴょん跳ね回っているようなエネルギッシュかつ応援したくなる感じが出ていて。
あの体力は羨ましいなあとつい考えてしまう...
ので、病み上がりに選択するのは失敗だったか。
あとから知ったのですが、ニック・フロストが質屋のおじさん役(wikiによるとクレジット無しで出演)だったのかー
全然気付かなかった...
印象に残る、面白い登場人物ではありました。
終盤の感じですと、いよいよ続編で身近に迫る陰謀に気付いて悪の組織を殲滅していく展開になるのではないかと思われます。期待!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
○映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』 | オフィシャルサイト
リュック・ベッソン監督のSFものということで、フィフス・エレメント大好き(ああこれも20年以上経ってるのかー)な私としてはとても楽しみにしてました。
ヴァレリアンはもともと漫画原作があり、フィフス・エレメントとは全然ちがう話のはずなんですが、何故か進行の大枠というかオチまでもが共通で安心(笑)
ストーリーはとてもわかりやすいSF+軽めの恋愛展開で、とても気楽に眺められるものです。
視覚効果方面がとにかく素晴らしいので、そこを味わうだけでもあと何回か見ても良いなと思ったほど。
人間以外にさまざまな宇宙生物が登場するのですが、その視覚的印象が驚異的なのです。
「○○は、△△する能力が特徴なのです」程度にさらっとナレーション説明が入るくらいの時間しかとられていない生物もいるんですが、思わず画面を止めたくなる(笑)作り込みようで。
フランスの漫画がこういうものなのかリュック・ベッソンの好みが昔からこうなのかは私にはわからないのですが、エイリアン生物達の見かけがフィフス・エレメントのDNAちょっと入ってるよなー(とはいえ技術は20年分飛躍!)というのが多くてまあそれもニヤニヤというか嬉しかったです。
劇中の重要イキモノであるコンバーター(という小動物)を見たとき「ああ、武器商人ゾーグが飼っていたアレっぽい...」と思ったのは私だけじゃないはず!
アレにはピカソという名前があります。
ギュインギュインと狭い空間を宇宙船で通り抜けていくような激しい浮遊場面の多さも見どころなので、IMAXなどで見たほうがほんとうの面白さを体感出来るんだろうなとは思います。
三半規管が弱い人は2D画面がおすすめ...
ヴァレリアンとローレリーヌを演じる2人(デイン・デハーンとカーラ・デルヴィーニュ)がそりゃあもう漫画のように整って美しい俳優さんなので、こういう非現実系作品にぴったり...
実は吹き替えで見たのですけれど。
常に3人一緒の運命共同体(?)として行動する情報屋のような宇宙生物がいるのですが、エンドクレジットで確認したところTHE ALFEEがそれぞれ吹き替えをやってました。面白かったー!
というわけで、今の視覚効果技術レベルがあってこそ実現したのであろう、とにかく目に楽しい作品です。
スター・ウォーズのような深みでなく、まさに「ポップコーン片手に」の感じをSFに求めたい人へおすすめ。
高等生物を自認したいなら、未来になるにつれて宇宙レベルでの多様性を大事にしなくちゃいけないんだなあ。などと掘り下げて考えるも良し、です。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
うわー前回の映画、8月末のワンダーウーマンだったのか。
復帰鑑賞にはあえて軽めのを選んでみたけれど、このままいろんなのをまたみれるようになれたらいいよなあ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.08.26
映画鑑賞2本分まとめ(ワンダーウーマン と スパイダーマン:ホームカミング)
近年のDC系アメコミ映画
(スーパーマンやバットマンのシリーズ。スーサイド・スクワットもそうですね)
が比較的、人の暗黒面で苦悩するような描写が有るのに対して、今作は久々に王道路線な感じです。
小学生でもおすすめな位の構成のわかりやすさと勧善懲悪の爽快さがあります。
昨年鑑賞した「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」のなかで、バットマンが発見した100年前の写真は今作でも重要な小道具となります。
この写真ではダイアナが当時の戦闘仲間と一緒に並んでいるのですが。
隣に写ってるのはクリス・パインじゃないかなあ...と気付いて以来、これがどうつながるのかモヤモヤ考えていました。
今回、相棒として共演してるんですよね。
なるほどー!
(それにしても、トシとらないって良いですね)
予習の必要は特にないのですが、ワンダーウーマンがとつぜん現れて大活躍する、この「バットマンvsスーパーマン」は見ておくと今作のヒントにもなり、楽しいかもしれないです。
ここで流れたワンダーウーマンのテーマメロディが、主役の今作では、もうずーっと彼女の行動にスイッチが入る度に鳴り響く!
こういうわかりやすさも良いです。
機関銃の弾をバシバシ跳ね返しながら激戦地を突っ切る場面は見どころです。
主人公が人間界にやってきたばかり(という設定)の、世間知らずというかあんまり他人の話を聞かない感じにちょいとハラハラするので。
作風に大人っぽい深みを期待している人には若干もの足りないかもしれないな。
ダイアナ演じるガル・ガドットは、ワイルド・スピードのシリーズで「綺麗なおねえさんだなあ」と気になっていた人。
ミス・イスラエルとして世に出た女優さんとのこと。
幼少時からダイアナを鍛える戦士としてにロビン・ライトが出ているのですが、こういう役もけっこうハマるのねぇと感心しました。
(Netflixで「ハウス・オブ・カード」にのめりこんでしまった...新シーズンはもったいないのでまだ見てないのだ。)
シーアが歌うエンディングテーマ曲も良かったです。
今年の末には、バットマン達とチームになって闘う「ジャスティス・リーグ」も公開されるとのことで、楽しみにしています!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
○映画『スパイダーマン:ホームカミング』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
2002年の作品から順にみてきて、主演がトビー・マグワイア→アンドリュー・ガーフィールドと変わり、今回トム・ホランドになりました。
(彼が歴代のなかでいちばん初々しくて子供な感じがするのは、私がトシをとったからだよね?)
今作のスパイダーマンは、昨年公開の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のなかで、アイアンマンであるトニー・スタークによるスカウトでヒーローデビューした設定になっています。
今回もロバート・ダウニー・Jr演じるトニーが何かと心配して見守っては、彼なりのぶっきらぼうさで世話を焼く話にもなっていて。
トニー専属運転手兼のハッピーさんなどアイアンマンチームおなじみの面々のなかで(久し振りにペッパー役のグウィネス・パルトローが出てくるのも嬉しい)、高校生であるピーター少年が成長していく過程が面白かったです。
悪の親玉として後半、主人公に複雑な感情を見せるマイケル・キートンも好演でした。
こちらもワンダーウーマン以上に、若い人向けな仕上がりになっていて、爽やかな夏休み映画だったなあ。
日本ではトムホなどと言われつつ大人気のトム・ホランド君、とっても素敵な俳優さんだと思います。
歴代のスパイダーマンと同じく、何作も続くシリーズとなってこれからを見せて頂きたいと思います!
(と、こちらもすっかり保護者な気分...)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.08.14
「トランスフォーマー/最後の騎士王」を観てきました。
○映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』←公式サイト
シリーズ5作目にあたるわけですが、
(シャイア・ラブーフからマーク・ウォルバーグ主演に切り替わった前作は、個人的にうぅむちょっと微妙....と思っただけに)
今作の面白さには大満足でした!完全に盛り返した!
2007年の1作目以降、CG技術の発展に比例してロボット達の部品の細かさや動きがどんどん進歩していくさまを見守るのもトランスフォーマーシリーズの見どころじゃないかと思います。
そういう、ある意味"特殊効果の見本市"みたいな映像が連続するなかに、今作ではイギリスの古い伝説や歴史を(かなり無理矢理ながら)ストーリーに絡めてくるのがメリハリ効いてて面白かったんです。
大昔に地球にやって来たトランスフォーマーに代々協力し、その騎士団の生き残りである貴族役がアンソニー・ホプキンスというのも非常に贅沢で、ほぼ主役とも言える存在感を残してくれました。
代々仕えてきている執事ロボットもまた、なかなかいい人(ロボ)なのでファンになってしまいました。
C-3POのニセモノ、などと劇中で罵られていたような気もするけど(笑)、確かに性格もちょっと似ている!
ヒロイン役の女優さん、ポスターの絵柄で見た感じでは「ミーガン・フォックスがまた出るのか?」と一瞬思ったくらい雰囲気が似ていたんですけれど、要するに監督はこういう雰囲気の美人がお好みなのね...と納得です。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのピーターのお母さん役でもある、というのは知らなかったー!
いつものようにオプティマス・プライムとバンブルビーが要となるロボット構成ではあるのですが、(毎度のパターンだと敵に潰されたりetc.ですぐやられてしまう小道具的な脇役であった)家電サイズのミニロボット達も今回は大活躍するのが楽しいです。
来年はバンブルビー主役のスピンオフ映画が公開されるそうです。
1980年代が舞台だそうなので、前日譚なストーリーになるのかな。
これは行かないと。
というわけでお盆シーズンのゆるゆる進行な毎日ですが、楽しい夏休み映画でした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.07.31
映画鑑賞2本分まとめ(怪盗グルーのミニオン大脱走 と ザ・マミー)
最近は、アニメーションCG映画といえば、イルミネーション・エンターテインメントが作っている作品をよく見てるなあという印象。
前回のSINGも良かった!
今回も吹き替え版しかやってなかったので。
シリーズ3回目にもなるとグルー役の鶴瓶さんの関西弁、もうすっかり慣れました。
1作目で引き取った3人の娘達、前作で結婚したルーシーに加わって今度は、グルーの"生き別れの双子の兄弟"も登場します。
黄色い小型生物達のミニオンズもグルー達を助けて動き回る!ほとんどストーリーに関係なく、しかし余興として集団で歌い踊る!
全体に渡るひとつのストーリーというよりは、小さなエピソードが少しづつ重なっていくユルめな構成ではありますが、子供映画としてはほどよく平和で良いのかな。
末っ子のアグネス(吹き替えは芦田愛菜ちゃん)が、森で待ち伏せしてユニコーンを捕まえたけれど実は...という展開があるのですが。
「人生には時々そういうことも起こる」
と"現実は必ずしも理想通りにいくわけではないんだよ"な件を優しく、関西弁イントネーションで諭すところが非常に印象に残っています。
あとは、グルー兄弟が奪還する巨大なダイヤ。
これがあちこちの手に渡りつ光が透けてキラキラする質感が、終始とても良いなあと思いつつ画面を眺めていました。
キャラクターはカートゥーン調にけっこうデフォルメされているけれど、景色や小道具が実に緻密で明るくて綺麗。
このへんの強弱が好きなんですよね、こちらの画風。
というわけで、ものすごく感動とか深く心に残る..的なものはそんなに無いのですが、相変わらずの楽しさと画面の賑やかさで今作も気に入りました。
お子様連れでの鑑賞、夏休みにおすすめです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「ハムナプトラ」シリーズ(ブレンダン・フレイザーとレイチェル・ワイズ主演)が好きなので、ネタ元が同じ:「ミイラ再生」からのリブート:である今作はけっこう期待していました。
結果として思ったのは「トム・クルーズ映画である割には珍しく、そんなに面白くないかも...」です。
彼がいつも演じる役や年齢に似合ってない気がするからか??
わりと考え無しに行動してしまう(だからといって悪役というわけでもない)設定にいまひとつ深みがなくて。
しかし、ミッション:インポッシブルなどで見たことがあるようなハラハラ系アクションや、服を(限りなく)着ていない場面がたびたび出てくるのはファンサービスなのか?
「キングスマン」で義足のガゼル役だったソフィア・ブテラ演じる王女や、薬で別人格を必死に抑えている博士のラッセル・クロウは結構ハマっている感じはしました。
特殊効果はなかなか見ごたえがあり、ミイラが復活してピクピク動くところだけでなく、現代のロンドンの街が砂嵐やガラス破壊といった形になって呪いで覆われていく場面なども「おおー」というリアルさ。
王女の全身(特に目)が悪に変化していくところも怖い...。←このへんはかなりホラーなのでお子様向けではない感じ。
と、ここまで良い材料が揃っていながらいまひとつ話がぼやけるのは残念。
観客としては、
「遺跡をわざわざ掘り起こすと、バチが当たるよ!」
という思いばかりが頭に浮かぶのでした(笑)
終わり方を見ると、これから先に話は続きそうだし(王女復活しないかな〜)、今後こそがトム・クルーズらしさを発揮できる展開になる予感はあります。
実際「ダーク・ユニバース」という、過去の名作モンスター映画の数々を作り直し(アベンジャーズっぽくたまには同盟組んだりするのかも?な、)シリーズをこれから始めるみたい。
というわけで、トムさんのファンとしては、次作に期待しつつ少々モヤッとする作品ではありました。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.07.22
映画鑑賞2本分まとめ(ジョン・ウィック:チャプター2 と LOGAN/ローガン)
先日の連休中に行ってきました。
うちの周囲では上映館が無く、わざわざ車で30分以上かかるシネコンに遠出してみました...。
1作目は映画館で見てないのです。
その後、スターチャンネルやNetflixで視聴して「おお..こういうの好きかも」とハマった感じです。
前作の事件から5日後が今回の「チャプター2」冒頭となり、けっこう話がつながっています。
さらっと解説はされますが、前作を鑑賞しておくことがおすすめです。
そんなに深い話ではないです。
「復讐のためにバンバン敵を倒していく殺し屋ジョン・ウィック」
という1行で済むわかりやすい内容なのですが。
凄腕ゆえの殺し屋界(?)での名声や、友人たちとの関係、仕事をするにあたっての「掟」、外国語での会話時に流れる妙にかっこいい英語字幕etc. いくつかきっちりと定型化されたお約束パターンが前作と共通して漫画的に繰り返される気持ちよさがあります。
かなりの数の人々が抹殺されるにも関わらず、(一発必中でサクサクと仕留めていくため、まるでそういう動きの格闘技をみているかのよう...)ホラー的な怖さはたいして感じない不思議映画なので、ちょっと中毒性があり。
続編の今回のほうが敵も増えて武器もセットも豪華になった感じはあります。
前作に引き続き、"新しい犬"もかしこくて可愛い。
キアヌ・リーブスの殺し技もキレッキレで格好いいです。
ローレンス・フィッシュバーンとの共演も(マトリックス以来だそうで)ファンとしては嬉しい組み合わせです。
次作があるとすれば、またきっと今作終了直後の場面から始まるのだと思います。
だとすると相当キツい闘いになるはずで、どう切り抜けていくのか非常に楽しみ!
ところで1作目で、ジョン・ウィックの標的となる一族の長はミカエル・ニクヴィストさんが演じました。
本国スウェーデン版の「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」シリーズで知ったとても好きな俳優さんだったのですが
(むしろ他作品での悪役の数々が印象的...ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルや今作のような「北欧系マフィア」が世界一似合うと思う...)
先日病気で亡くなったというニュースがあり、本当にショックでした。
まだまだ活躍して頂きたかったです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
先月なかばくらいに見てきました。
もう公開終わっちゃったかな。
ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの最終編になるとのことで、17年前の「X-MEN」からずいぶん年月が経ってしまったことに驚きです。
ウルヴァリンは今までのシリーズでは一貫して"不死身能力"が武器でもあったのですが。
決してそれは永続的なものではなく他の人間より老化が遅い(今作でだいたい200歳くらい?)ということなんですね。
その能力が年齢とともに衰えてきて、過去に施された超金属骨格にも体が負けてきている....というのがここでの彼の状況。
兵器用ミュータントとして実験施設で育った子供達を救うための、最後の闘いが描かれます。
R-15指定になっているとおり、かなりの流血+暴力シーンがあります。
もうグッサグサに刺しまくります。
「刃物系ホラー」が超苦手な私には(そもそも最初から見るべきではなく)、キビしい画面が多くて正直疲れました....( ´︵` )
ローガンの人生の終章に相応しい、ドラマチックな展開で良い話だったとは思います。
子供達の未来が明るいことを祈りたい...。
思うようにならない加齢の苦しみと哀しみも大きなテーマになっているような気がします。
アメコミのヒーローがこういうことで弱っていくなんて、一番ありえないと思っていたこと。
それを、ここまで詳細に描くことに対してじーんときたし、身につまされました。
・・・というわけで、ジョン・ウィックも実はR-15なんだけど、どちらかといえばコメディ寄りな展開とパチンコ玉を撃つかのように(笑)キビキビと敵を倒していくせいで、あちらはぜんぜん怖くない、なかなか対照的な2作を眺めたここ1ヶ月でありました。
7月終盤からまた楽しみにしている作品が続々とやってくるので、張り切って出掛けたいと思います。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.05.26
「メッセージ」を観てきました。(原作も読んでみました)
○映画『メッセージ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
事前の予告編から来る印象としては、この画像の宇宙船の光景が強烈。
(世間では米菓の「ばかうけ」とか「かきのたね」ソックリと言われてますが、もうちょっと硬くて滑らかなので、削る前の鰹節みたいな感じを受けたよ。
ちなみに「メッセージ」は日本独自のタイトルで、本国では「Arrival」です。)
ここから宇宙人がゾロゾロ降りてきて or ミニUFOがじゃんじゃか飛び出して人類に何か仕掛けてくるんじゃないか?
という、過去SF作品で超ありがちなパターンを当初は予想していたのです。
しかし!全く違いました。
そういう、"見てそのまんま・誰でもすぐわかる!"系のSF映画とは、あまりにかけ離れた作品でビックリであります。
私の場合ですが映画館を出たあと、頭の中で記憶を整理して
「ああ、あの場面の『なんだかちょっと不自然な感じ』はもしかしたらこういうことなのかな?」
と遅れて理解できたこと多め。
その後、作品批評の上手な人や、この種類の物語を読み慣れている人の意見をネット上で少なからず読み、脳内補完出来たかも。
それくらいにジワジワと遅ーいスピードで入ってくる、不思議で静かな話です。
そしてつい昨日、原作「あなたの人生の物語」をKindle版で購入しました。
短編集なので、この映画の元になっているのは4つ目にある話です。
映画では、原作とは設定を変えたところや省かれた件、(視覚的インパクトのためなのか)あえてドラマチックに追加された出来事や解説もあります。
人間の駄目なところを表現した、とある事件はジョディ・フォスター主演の「コンタクト」でもこんなことあったよなあと連想。
「原作より、映画を先に見てしまった」ことで、核心となる部分においては鑑賞時に新鮮な驚きを得ることが出来ました。
それは良かったと思ってるんです。
でも、そのせいで損をした件も多々あり。
どうしてもどうしても、読み進めるにつれて頭の中に残る映画の記憶に引っ張られるのです。
活字を追っていても、会話している登場人物はエイミー・アダムスとジェレミー・レナーの容姿と声をしており、宇宙生物(ヘプタポッド)達はあの、足先がぷわっと開く蛸型のイキモノしか連想できない。
宇宙船もあのちょっとツヤの無い炭で出来たような"ばかうけ"型...
彼らの文字も、あの独特なデザインのあれしか思い浮かべられない。
うーん、視覚的なネタバレが何もないままに読んでみたかったなあ。
何度か読み込んで、自分なりに頭の中で世界を味わってまとめておきたかった...!
という感じもあります。
活字だけでは、映画ほどは強烈に「うわ、これはもしかして!」という気付きも(私の読解力では)起こらないかもしれないのだけれど、それでも。
それくらい、味わい甲斐のある不思議な小説でした。
まだ収録された全篇を読み終わってないのですが、どれもすごく異世界の入り口に立っているかのような雰囲気の話ばかり。
理数系の理論に詳しくない私でも、ひゅるっと次元をねじられるような面白さがじわじわきているところです。
というわけで原作を読むことで、映画に対しては、こういう噛み心地の硬〜いスルメのような話を、実にうまいこと(精一杯分かりやすく)映像化してくれたんだな!
と更に印象がよくなりました。
我々客席側から見てスクリーンの明るく切り取られた長方形が、宇宙船内部の"人類との面会窓"とマッチしているので。
まるで宇宙船内部に座って交流を見守っているかのような錯覚を起こすのも、これはちゃんと計算されているのだろうなあ!
もくもくと吐き出しては浮かべる円環型の図形文、始めからも終わりからも同じ綴りの名前、その人の使う言語により、思考や感覚が大きく影響を受けるという説等々、けっこう大きなカギになるなと思いました。
サントラも帰宅後にAppleMusicで探して聴くことが出来ました。
不気味で不安な効果音みたいな曲が大半なのでわりと怖いのですが、何故か癖になります。
耳をすましてみると、人の声(っぽくきこえる音)を材料に作ってあるものも多め。
そのへんもこの作品を読み解くヒントなのではないでしょうか!
と深読みしてみたり。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.05.14
映画鑑賞2本分まとめ(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス と ワイルド・スピード ICE BREAK)
○ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス|映画|マーベル|Marvel| ←公式サイト
2014年の前作は、映画館で見てませんでした。
しかしその後しばらく経ったある時期、BS(スターチャンネル)で「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が、こちらがテレビをつける度に放映されているという偶然が続き、つい見入ってしまうこと10回近く。
気づいたときにはすっかりハマってしまい...
というわけで、続編は楽しみにしていたのです。
まだ公開直後なのでネタバレしないようボンヤリな感想しか書けませんが...
今回は、制作予算が増えたのか(?)出ている俳優陣も特殊効果もドーンとスケールアップしている感じがけっこうありました。
映像も綺麗で迫力な工夫が多数あり、IMAXのほうでも良かったなあ。
好きすぎて、もう一回見たいんだけど...
基本的にはクスクス笑える箇所がちょいちょい出てくるコミカル系の展開なんですが、そのなかで突然深い発言にハッとしたり、唖然とするような悲しい出来事があったりの緩急で....あっという間に時間が経ちます!
日本の宣伝文句で「最終兵木」などと言われているグルートですが、巨体だった前作ではわりと年が行ったオトナ年齢だったはず。
衝撃的な出来事で文字どおり木っ端微塵となり、鉢植えの小枝から人生(木生?)を再スタートしているのです。
続編ではちいさな子供ぐらいまでに成長していて、何をするにも大変に可愛い...!
(お決まりの「I'm groot」以外に発するちいさな溜息やうなり声もコレクションしたいくらい可愛い。
オープニングシーンなどは一日中みていても飽きない〜)
しかし今作では、主人公と父親、そして育ての父といえる盗賊のヨンドゥとの関係が核になるような気がします。
前回でヨンドゥから長年にわたり「(痩せてて盗みに入らせるのに便利だから)生かしておいてやったんだからな」とさんざん言い聞かされてうんざりしていたピーターですが、その真の理由がここでわかるわけで...。
ヨンドゥのオヤジっぽい言動や外見、けっこう好きなんです。
あの口笛で飛ぶ無敵の矢の動力源についても理解できたので満足!
あと、目玉の中まで全身隙間無く金色なので非常にわかりにくいのですが、ソブリン星人のアイーシャをやっているエリザベス・デビッキさんはすごい綺麗な女優さんなんですよ。
「華麗なるギャツビー」や、海外ドラマの「ナイト・マネジャー」を見てファンになりました。こんな役もやっちゃうんだなあ。
というわけで、(予習でも復習でも)どの順番でも良いので前作も見るとより理解が深まるかと思います。
登場人物がごちゃごちゃと多いので、正直言って初見だけでは関係性がよくわからないかもしれないですけれど。
重要な伏線や小道具、カギとなる台詞を「もしかして、これってアレのことか」と、ちびちび掘り出していく楽しみも有り。
今回もエンドロール含め最後までたくさん仕掛けがあります。
更に続編もあるとのことなので:グルートがどんどん成長していくんだろうな〜!:期待しようと思います。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
○映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』 OFFICIAL SITE
ワイルド・スピードのシリーズの中で8作目とのことなんですが、これもやはり今までテレビのほうで見てきたので映画館での鑑賞は初だったりします。
(前作「ワイルド・スピード SKY MISSION」がけっこう面白くて、次は映画館で見よう...となりました。)
今回、時間の都合で吹き替え版で見てみたんですよ。
それがすごく良かったのです。
登場人物が団体でたくさん出てくるシリーズなんですが、主要メンバー達には皆、ベテランの有名声優さんが担当になっていて。
私はアニメ方面にはそんなに詳しくないのですが、海外ドラマの吹き替え版は多数見ているので...
聴き覚えの有る大物キャラクターの声ばかり勢揃いで興奮しました(笑)
あと、今作での新悪役キャラクターであるシャーリーズ・セロン演じる天才ハッカーが田中敦子さんの声だったのもすごく良かった!
もともとこんな感じの強気美女な役柄を吹き替えることが多い方ではありますが、今作は彼女の登場のおかげでワイルド・スピードに攻殻機動隊が混ざったような雰囲気となり、大満足です。
次も見るなら(おそらく続けて登場すると思うんですよ)吹き替え版だな!と決意したほど。
前回が遺作となってしまったポール・ウォーカーさんのことは本当に残念なのですが、今回は違った形でしっかりと受け止められたのが救いかもしれません。
映像はSKY MISSIONから急激にアクションが豪華になった印象があり、今回もかっこいい高級車が飛んだり回ったり落ちたりものすごいです。
ジェイソン・ステイサムが今までとがらりと変わって可愛い(?)キャラクターになっているのも見どころかも。
ヘレン・ミレンが出てるのにも驚いたのですが、クレジットなしのカメオ出演扱いなんだとか。
こういう映画にも意外としっくりくる大女優であることは「RED」シリーズで認識したので、もっといっぱい出て欲しかった!
この人達は結束の固いチームでそれを大事にしてるんだなー
という認識さえあれば、特にシリーズ予習は要らない感じがあり、シンプルに楽しめる娯楽作品であるといえましょう。
今回は、吹き替え映画の良さを堪能できました。
字幕版だったらここまで面白いと感じたかな?というくらいです。
文字を追うエネルギーを、そのぶん映像鑑賞のほうに注げるからラクなんだな。
流行の映画の場合、プロの声優陣のなかにタレントや芸人さんが混じってしまうと、そこだけ棒読みで聞くのもつらい...という事故は多々あります。
しかし今回は本当に安心して、世界に浸って鑑賞出来ました。
声優じゃない方もやっぱり出てはいたことに気付いたのですが...
NY警察(無線):柳沢慎吾
というエンドロールを見たとき、大笑いですよ。
おそらく、NYの街がハッキングで大混乱に陥る場面で聞こえてたのだろうかと思ってますが....ぜんぜん違和感なくて気付かなかった!
それだけウマいということです。
警察(無線)のプロだからか。
こういうハマったキャスティングならどんどん吹き替えで行っちゃうんだけどな〜!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.04.16
「ゴースト・イン・ザ・シェル」を観てきました。
主要人物達を日本作品と同じ声優が担当すると知ったので吹き替え版の上映館を探し、ここ何年かご無沙汰だった場所にあるシネコンにまで遠征して見てきました。
・・・というくらいには攻殻のファン(今までの全作品を繰り返し見てるくらいには好き)なので、当初、スカーレット・ヨハンソンが草薙素子役で実写映画化と聞いたときには「は?こりゃないわー」と驚愕したものです。
鑑賞後の感想としては、「まあ、これはこれで有りなのかなー」という印象。
これまでの攻殻機動隊の作品群も、時系列で全部つながっているわけでなく、ちょっとづつ設定が違ってたりするので、今作も並行世界の1つとして考えると良いのかも...と好意的に解釈してみました。
少佐が日本人の見かけじゃないということも、まあなんとか納得できる(無理矢理な)筋書きには、なっていました。
というか、スカーレットさん、美しくて良かったです。
少佐として違和感なく馴染んでいた気がします。
本来の攻殻の素子だってそんなに日本人的容貌ではないし、そもそも外装は作り物の全身義体という設定なのです。
こまかい外見は臨機応変(?)でどうでもいいような気もしてきました。
とはいえ、光学迷彩スーツを着た体つきがもちもちとして生命感あふれており:体型に合わせたシリコン製の密着スーツを着て撮影したとのこと:いかにも生身の人間という気が...。うーん。
ブレードランナー的な街の風景やロボットのデザインなど、映像はとても格好いいです。
それに加えて、95年公開のアニメ映画版から始まる数々の名シーンや見覚えのある配役がパッチワーク的に劇中に組み込まれ、きちんと再現されている出来には惚れ惚れしました。
バセットハウンドのガブリエルまで登場したりして、「攻殻ファンならば」理解してニヤニヤ出来るこまかい実写場面はたくさんあったのだけれど...
全体的には、いかにも娯楽映画的に、良くも悪くもわかりやすくまとめられています。
そのせいで、「この場面を元作品からもってきて再現するなら、もっと話をひろげてくれよーもったいないよー」的な歯がゆさは多々ありました。
アンドロイド(っぽい)主人公が出てくる映画だともう"お約束"になってしまう「私はいったい誰」「どうしてこんな体に」という自分探しをテーマにしてしまったので、正直「別モノ感」もすごいある。
私にとって少佐はそんなの達観してるいうイメージだよ。
好きな声優さんばかりなのでもちろん、吹き替えで鑑賞できて良かったと思っていますが。
やはり声が同じでもバトー以下の面々の外見や雰囲気にだいぶ差があるので、頭の中がかえって混乱しちゃったかなあ。
複雑な気分であります。
バトーの俳優さんは、海外ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」に出ているのでどんな感じになるのか気になってました。
確かに体格はバトー似の大柄なのですが、モデル体型的に頭がシュッと小さいのですよ。
角刈りっぽい髪型でなんとか縦長の顔に見せていた努力は、おぉ..と思いました。
ジュリエット・ビノシュは、今回プロモーションで来日もされていたのですね。
こういう映画にも出るんだなあ。
素敵な女優さんなので昔から好きです。
というわけで、
攻殻を見馴れている人と、これで初見の人とは感想が違うかもしれません。
吹き替えに手伝ってもらってもなお、「うぅむ」なところはたくさんあったのですけれど、作る側の人たちのファン心理はとてもよくわかった豪華な作品でした。
映画館でもらったクリアフォルダがポスター画像(この記事冒頭の)と同じ絵柄のものだったのですけれど、虹色の模様が反射する加工が表面に施してあって、キラキラと美しい。
入場特典としては、久々に気に入ったオマケでした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.03.26
映画鑑賞2本分まとめ(SING/シング と パッセンジャー)
ここのアニメーションスタジオが製作した怪盗グルーやミニオンズのシリーズは好きだし、昨年鑑賞した「ペット」も良かったので、今回も楽しみにしていました。
予告編を見ていた時点の感じだと、ズートピアみたいな世界のなかで開催された歌のオーディションに挑む動物住民の皆さん...という印象。
実際そういうイベントがメインでとても賑やかな画面でしたが、特に6匹くらいの主要キャラクターそれぞれの生活を丁寧に説明しつつ、劇場再興のドラマにまとめ上げた感動のストーリーになってました。
そこまでの話だと思わなかったのでびっくり。
各々の性格についてはやや極端な味付けではありますが、そのぶん退屈しない展開になっています。
エビやイカなどの水生生物やカタツムリ、クモまでもがちゃんとオーディションに参加して歌うのはとても面白いです。
(そしてほぼ全員上手い...)
吹き替え版でしたが、違和感なく楽しめました。
今どきの洋楽ポップソングを動物たちがノリノリに歌い踊ります。
とはいえ、字幕付きならばマシュー・マコノヒーがコアラで、タロン・エガートンが美声ゴリラなんだよなあ。
キングスマンでブレイクしたタロン君がサム・スミスを歌うんですよ。相当上手いということですよね...。
と思うと、原語版も絶対に興味有り!
ブルーレイ出たら検討しないと。
ヤマアラシの女の子は長澤まさみさんの吹き替えだったのですが、恋人に振られた勢いで作ったオリジナルソングがハマってました。
おそらく、元々のスカーレット・ヨハンソンならばもう少しハスキーで怒ってる感じの声になっちゃうのかもしれないけど、吹き替えのほうの可愛い雰囲気も良いのでした。
25人の子豚の世話をする自動装置を家に設置してからオーディションに臨む、スーパー母豚のロジータ(原語はリース・ウィザースプーン、吹き替えは坂本真綾)や、
カタツムリのマイク(原語セス・マクファーレン、吹き替えは山寺宏一)がステージ上でマイウェイを良い声で歌い上げる舞台袖で、再会の感動に抱き合うゴリラ親子などなど。
もうけっこう忘れられない見どころはいっぱい。
リアルというよりは、漫画(玩具のソフビやぬいぐるみ)的な特徴付けがなされているデザインなので、すみずみまでのイキモノが愛らしいです。
豚の鼻の穴なんて浅い凹みしか無い。そこがまたかわいいっ。
低学年のお子さんからも楽しめる映画だと思うので、春休みにいちおしです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
○映画『パッセンジャー』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
120年かかる宇宙移民の旅で、5千人の乗客が人工冬眠から起こされるのは到着4ヶ月前。
という予定だったのに、90年早く目覚めてしまった(ので、寿命的に到着に間に合わない)クリス・プラットとジェニファー・ローレンスのカップル...
というのが事前の理解だったので、これは感動の冒険ラブストーリーものなのでは?
と期待して行きました。
確かに、画面はなかなか美しく、宇宙船SFものとしても好きな感じのセットデザイン。
光溢れる宇宙の風景や、無重力状態になるプールの水の場面もハッとしました。
登場人物の二人も文句なく美しい〜
しかーし!
そもそもジェニファー・ローレンスが覚醒した理由が衝撃的だったのと、それを正当化しつつ恋愛に持っていく流れと、途中で起きる出来事や事件がことごとく都合が良すぎる:のでタッチの差で、諸々なんとかなる:ことに半笑いであります。
ストーリー自体はシンプルだし、出演者が大変に豪華(最後に出てくる船長が、えー!この人なの...)だったりするので、「視覚的に見ごたえはある、B級宇宙もの」というのが私の判定です。
なので、そもそも深めの視点になってはいけないのだとは思いますが、SFというより犯罪心理ホラーを見ているようなドン引き+モヤモヤ感が最後まで消えませんでした。
どちらの立場に肩入れして見るかで評価は変わるかもしれないです。
まあとにかく深く考えなければ良いのだ...
とはいえ、ツッコミどころの多さもまたこの作品の魅力なのかもしれず、BSで放映したらブツブツ言いながらも繰り返し見ちゃうんだろうなあ的な視覚的引力は有り。
バーテン役のマイケル・シーンのいかにもロボット的(だけど嘘や矛盾にうまく反応できず内部がショートしたような表情を一瞬だけ見せる...)なところが名演だったのでもうすこし彼由来のエピソードを引き延ばして欲しかった気がします。
シャイニングの、ホテルのバーのシーンにそのまま出ても良いくらいだなあ。
ジェニファーさんもハンガー・ゲームからだいぶ経ちましたが、大人なりのむちむちした感じは健在でステキでした。
・・・というわけで、春は観たい映画がたくさんあるので、頑張って通いますよー
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.03.13
「トリプルX:再起動」を観てきました。
これ、夫がなにかアニメの映画で見たいものがあるというので、じゃあ私も同じ時間帯でやってるこれを単独鑑賞するか...という消極的理由で選んだのです。
ひとりで見るには勿体ないくらい面白かったなあ!
そういえば私、この「トリプルX」のシリーズ好きだったわ...というのを久々に思い出すことが出来た作品でした。
これまで3つ作られており、最初の「トリプルX」は2002年でずいぶん昔なのです。
2005年の次作「トリプルX ネクスト・レベル」で主役が交代したのが響いたのかコケてしまったらしく、今作まで実に12年も間が空いてしまったのでした。
当初の主役、ザンダー・ケイジがめでたく復帰したということで「再起動」がついたということですね。
(原題は「xXx: Return of Xander Cage」で、こちらのほうがわかりやすいです。
2作目でさらっと「あいつは死んでしまった」と語られるだけの扱いになっていたのですが、何事もなかったのように生き返ってるのね...)
シリーズのファンの人には嬉しいストーリーにもなっているので、そこも見どころです。
やることは荒っぽいのですが、実は正義の味方というパターンもきちんと守られており。
共演する仲間の人たちが、人数多めな割には皆いい感じにキャラクター付けされているのも気に入りました。
凄腕スナイパーからメカニック役まで、女性陣が美女揃いなのがいかにも娯楽作品という感じで好き。
この人達の活躍も見たいので、ぜひ4作目も作って欲しい....
(「好きなことを喋り出すと止まらない、メガネかけたPCオタク」という海外作品にありがちな超典型的役柄だというのに、ニーナ・ドブレフさんですよ。
とっても可愛いのだ!)
wikiをみたらヴィン・ディーゼルが49歳だと知りました。
あの見かけと動き方は、とてもそんな感じには見えない!
そして今回の目玉はやはり、ほぼ準主役といえるドニー・イェンの活躍ぶりかなと思います。
スター・ウォーズのローグ・ワンで盲目僧侶のチアルート役で大注目した方なのですが、今回も超人的に動き回って敵を倒しまくります。
どんな攻撃を受けても絶対に死なない感じも頼もしい。
あと何故かサッカー選手のネイマールが出ていました。
(彼に会う工作員ギボンズ役がサミュエル・L・ジャクソンということで「自分はアベンジャーズにスカウトされている」と勘違いしている新人 という設定。
わかる人にはわかる、面白いややこしさ。)
基本的に、最初から最後までずーっとアクションシーンの連続なので、この系統が好きな人向け。
深いことは考えず楽しく映画鑑賞したい時におすすめです。
ヴィン・ディーゼル主演で、"仲間とチームになって闘う"内容がどうしても「ワイルド・スピード」シリーズと印象がかぶるので、あちらの差別化をウマくやって欲しい
(今回、車に乗るシーンは確かに少なめだった...)
という余計な心配もあるのですが、続編が作られると良いなあと今から期待しています。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2017.01.31
「ドクター・ストレンジ」を観てきました。
ようやく今年初の映画鑑賞でしたが、先日の週末に行ってきました。
○ドクター・ストレンジ|映画|マーベル|Marvel|←公式サイト
2D字幕版で見ましたが、けっこうすごいグルグルなCGの連続で、「これIMAXだったら酔っ払うわ...」と確信した程です。
かつてクリストファー・ノーラン監督の「インセプション」を見たとき、垂直に立ち上がったり折れ曲がって倒れてくる街の風景にうわあスゴイ〜と感動したものですが。
今回はあれがそのまま何十倍も強烈になって、次元が引っかき回される浮遊感を味わうことが出来ます。
つい最近来日のマッツ・ミケルセンが、会見の席で魔方陣の盾みたいな飾りをどうしていつも持ってるのかなーと思っていたんですが、映画を観て納得です。
この方は、やっぱり冷酷な悪役のほうが似合う気がするので、今作はとても良かった...
腕のまわりでくるくる回るあの光のCGも綺麗だったな〜
ほんと、こういう「魔法の世界がそのまま視覚化出来る技術」がある今だからこその作品なのだ!
と思いました。
○「ドクター・ストレンジ」マッツ・ミケルセン来日、ジャージ着こなす秘訣を伝授 - 映画ナタリー
名医として大活躍し、傲慢だった主人公が事故に遭う場面はとてもリアルで悲惨です。
その後の怪我の経過も含めて、私にはちょっと正視できなかった。
(手術シーンetc.この方面の"痛い"場面が苦手な人にはキツいと思います。)
彼がこの件からいかに這い上がって悟りを開いていくか、というのが主軸の話になるわけですが。
きらびやかなVFXに目を奪われてしまうとそれでお腹いっぱいになり、あまり哲学的な解釈までは頭がまわらないかもしれません...
なので、後からゆっくり思い出しつつ他の人の感想を読んだりして
「ああそうかーそんな意味があったのかー」
とわかった感じも有り。
カンバーバッチさんは相変わらずうっとりと聞き惚れてしまう良い声でした。
やがてアベンジャーズのチームへつながっていく話が、エンドロール最後まで続いていくので離席にご注意ください。
今後の続編で、どんな話に展開していくのか楽しみです。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.12.24
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を観てきました。
○ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー←公式サイト
とても良かったです。
一応、予備知識として『「エピソード4/新たなる希望」の開始10分前までの話』というのだけ頭に入れて出掛けました。
スター・ウォーズそのものでなく「外伝」としての位置づけのようですが。
ここまで強力に本編を補強してくる話だとは!
エピソード4というのは、日本で78年に公開された1作目のことです。
うちには、だいぶ昔に買ったけど近年は全然見てないエピソード4-6のDVDボックスがありまして(夫が旧三部作のファンなのです)
帰宅後に早速EP4の上映会となりました。
ローグ・ワンの最後とEP4の冒頭、もう完全につながってました。
(頭の中でガッシャーン!と連結音が聴こえました)
EP4、最初のあの黄色い文字が流れていくオープニングクロールなんて、「ローグ・ワン」の中の社会事情をそのまんま解説してるじゃないですか。
もう40年前にネタバレしてたというね...
というか、あの筋書きを今回映画化したということなんだな。
「ローグ・ワン」での多大な辛苦や犠牲や達成を経た後に続いていくEP4は、私にはまるで違う重さのスター・ウォーズになってしまいました...
これまでずっと、デス・スターの意外な脆弱性にほんのり矛盾を感じていたのですが、ここまでが大変だったのよ〜と説得された気分。
予習としてEP4を見る必要はないんですが。
むしろその後につなげて見ると全編・後編的に壮大なスケールを味わえそうです。
という具合に、外伝ながらも本編との密接度が高いので、昔のスター・ウォーズのことを知らないとちょっと感想は違うかもしれません。
話自体は、「勝ち目のない闘いだけど、後世のためにとにかくやれるだけやる」的な悲惨さがあるし。
目的を遂げるために次々に倒れる仲間や、裂かれる親子、ロボットの人間への献身etc. わりとベタベタに「泣かせたい」路線を踏襲しすぎている感もある。
魅力的な登場人物ばかりですが、そういうストーリーなので...
私の場合は、何回も通って楽しく鑑賞したいというタイプのお話ではないかなあ。
特殊効果もとても良かったです。
今どきのハリウッドSF大作に通じるスーパーリアルな演出はほどほどに封印して、EP4への接続を考えてクラシックな感じにする工夫も感じたし。
フェリシティ・ジョーンズは、インフェルノでもヒロインだったし、現在旬の素敵な女優さんですね。
マッツ・ミケルセンがお父さんとして出演するとは知らなかったので、「おぉ」となりましたが、これがまた良い役なんですよね(涙)
座頭市を思わせる盲目のお坊さんの超人ぶりもなかなか...(そしてやはり涙)
そして今いちばん私が気になるのは、(元)帝国軍ドロイドのK-2SOです。
シュッとしててかっこいいけど、あの立ち位置は完全にタチコマです!
Amazonで検索するとフィギュアはいろいろあるみたいなのでどれにしようかなあと検討しているところですよ!
というわけで、なんだか久々に(ある意味)わかりやすくて、そのぶん心を動かされたスター・ウォーズを見ることが出来たなあ、と満足しています。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.12.03
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を観てきました。
○映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』オフィシャルサイト
ハリー・ポッター関連は、私はそんなに詳しくない(原作も最初の一冊くらいしか読んでない)んですが。
しかし気付けばおよそ10年にわたって、全作品を映画館で見たんだなあと感慨深いシリーズです。
ハリー達が学校で使った魔法生物を解説する教科書「幻の動物とその生息地」の著者が主人公ということで、今作は、(ハリー・ポッターの時代より)約70年遡った世界とのこと。
この映画の何がすごいってやはり、魔法の生物が入り乱れる世界を再現する視覚効果技術だよなあと思っています。
ハリー・ポッターの1作目の時に較べればもう格段に技術が進んでいるので、 「魔法」の現象の数々が大迫力で美しく描かれていて。
前日譚な話とは思えないほど新しく感じます。
これはTV画面じゃなく映画館で観ないとダメです。
IMAXで見ても良かったかなあ と少々後悔しているほど。
(2D字幕版で鑑賞しました)
今作は、主人公のトランクから逃げ出して大暴れする魔法生物達をポケモン的に"回収"していく件が話の軸になっているのでわかりやすいです。
イキモノ達がもう本当にどれも良い感じに個性的なキャラクターで、重要な役割を果たしていきます。
ヒカリモノを見つけ次第おなかの袋に溜め込むニフラーさん(見た目がカモノハシ)が一番好き。
草木生物のピケットも可愛い!
主人公を演じるエディ・レッドメインは、劇中では二十歳そこそこくらいに見えるのですが実年齢は34歳なんですね。
既に出ている作品でいろんな賞をとっている名優ではありますが、今作での"若見え効果"にびっくり。
個人的に嬉しかったのは
「これもしかして"中身"はロン・パールマンなんじゃないか?」
と密かに思った登場人物
(ゴブリンぽい種族の役なので人間ではない見た目効果が施されている。でもうっすらと「ちっちゃなヘルボーイ」な感じ...)
帰宅して調べたらその通り出演されていました。
良いねぇ。ぴったりです(笑)
この作品、関連書籍や特集された雑誌は現在山のように出ています。
私が今回読んでみたのはpenの先月刊行されたもので、作者/制作者/出演者への関係者インタビューが充実していた大人向けの内容だったのが気に入りました。
○Pen(ペン) 2016年 11/15 号 [ハリー・ポッター完全読本。]←Kindle版も有り
...にも関わらず、肝心の原作翻訳本は販売終了して品切れなんだよなあ。勿体ないです。
上にも書いたとおり、「幻の動物とその生息地 」はハリー・ポッターが学校で使用している指定教科書という体裁
(使用したハリー達の落書きが随所に書き込まれているという凝りよう)
なのでハリー・ポッター開始時から刊行されている本なのですが、今になって定価(税込669円)では手に入らないのは残念に思います。
○Fantastic Beasts and Where to Find Them (Hogwarts Library books)←Kindle版の原書なら安価なので一応メモ。
○Fantastic Beasts and Where to Find Them: The Original Screenplay←こちらはシナリオ版で、来春には翻訳出版されるそう。
こちらのほうが映画の通りなので、後からなら読みやすいかもしれないです。
ファンタスティックビーストの名を冠したシリーズはこれからも続いていくとのこと。
(最後の最後にあの俳優もドドンと出てきたことだし、次作の期待も高まります。)
VFXの更なる進化を見守るにも良い作品群となりそうですが、ハリー・ポッターが回を重ねるにつれて暗く重い展開になっていったのは、ちょっとイヤだったんですよね。
これと同じパターンを踏んで欲しくない気がします。
かわいい魔法生物達と毎回賑やかに騒いで頂きたい!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.11.16
最近の映画鑑賞3本分まとめ(スター・トレック BEYOND+インフェルノ+ジャック・リーチャー NEVER GO BACK)
各作品の予告篇をみるたびに「行かなくちゃ」と焦る大作揃いの年末です。
ここでの記録はいつものようにまとめて3本になっちゃいました。
あと1本(ファンタスティック・ビースト)今月内に行けたらいいな〜
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
前作「イントゥ・ダークネス」がとても面白かったので、今作も楽しみに行ってきました。
今回は、監督がJ・J・エイブラムスではないのですね。
とはいえ、だから駄目だったいうほどではなく、話の展開の感じが前とちょっと違うな
(というかJJ監督っぽい、ふざけた感じの場面をちょいちょい挟んでくるあのパターンが無いな...)
と思って帰宅後に調べたらやはり違う人で、JJさんはスター・ウォーズに忙しかったようです。
しかしその分、わりと昔にドラマなどで見てきたスタートレックの雰囲気が出てる気がして懐かしい感じも。
それはおそらく、今作は主要メンバーが比較的平等な配分で活躍するので、チームワークで頑張ってる描き方になっているからなのかも。
前作はどうしても、ベネディクト・カンバーバッチ演じるカーンの存在感が大きすぎるからなあ。
ヨークタウン(というスペースコロニーのような居住星)のCGがとても美しくて好きです。
大画面でじっくり、全域の映像を眺めてみたい。
あれを爆破するような話じゃなくて良かった....
Sabotageの曲が効果的に使われていて、それも以前からのシリーズを鑑賞しているファンには嬉しいところ。
それにしても、スタートレックの映画を観る度に毎回思うことがあります。
メインの巨大宇宙船は、敵からいつも壊滅的な攻撃を受けて、今回も酷いやられっぷりなんですよ。
で、すごい数の乗組員が宇宙空間に放り出されたりして犠牲になるわけです。
そのへんがけっこうサラッと描かれるのが毎度気になってます。
(前作はワープ中に船体が壊れたので、吸い出された人々はいったいどうなっちゃったんだろう...)
いちいち弔ってると映画の尺が持たないことはわかっているのですが、いなくなる人が多すぎる映画だよなあといつも思って寂しくなるのでした。
脇役中の脇役ですが、スコッティの助手の小柄な宇宙人(ピグモン似)が好きです。
お名前はなんでしたっけ?
今回、ささやかながら皆の役に立っていたのが微笑ましかったです。
チェコフ役のアントン・イェルチンさんが、今作を最後に亡くなった事故はいまだに衝撃的です。
第一報に近いニュースをたまたまネット上でリアルタイムに読んだので、その時は信じられず。
まだまだ活躍が期待される俳優さんだったのでとても悲しいです。
エンドロールでのメッセージもしんみりと眺めて帰りました。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
○映画『インフェルノ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
「ダヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続くシリーズ3作目です。
"観光名所を美麗な映像+豆知識ネタで紹介"っぽい要素も毎回入るのがけっこう好きです。
ダヴィンチ・コードのあとに実際にルーブル美術館へ行く機会があり、あの「ガラス天井のとんがってるところ」周辺が訪問者に大人気だったのも良い思い出です。
場面今作ではフィレンツェやヴェネチアの中を主人公達が駆け回ります。
ラングドン教授が、大昔に忘れさられた秘密の地下道を抜けたり、ヴェッキオ宮殿の天井裏を移動したりするのがなかなか面白い。
(すぐ影響されて「行ってみたいな」などと思ってしまう...)
ただちょっと今回は前2作に較べるとパワー落ちるかなあという感じです。
悪役がそんなに悪く見えない(見た目そのものも、筋書きの上でも)ので、印象が弱い割にはすごいことやっちゃってるアンバランスな展開に慣れませんでした。
あと、悪夢の再現ということでこの作品にしては無駄にCGシーンを使いすぎな感もあるし、怪我した人を更に引きずり回すなど"痛い"展開が多めで(涙)目をそらしちゃったところもいくつか...
と、若干辛口になりますが、鑑賞まで我慢していた原作本は早速読もうと思っています。
文庫本だと3冊に分かれているんですが、Kindle版なら1冊にまとめた版も発売されてるんです!
というか電子書籍なら基本そうあるべきなんですが...まだ日本語書籍では珍しいんですよね、こういう仕様。
ヒロインのフェリシティ・ジョーンズは「博士と彼女のセオリー」をみて素敵な女優さんだなと思っていたのですが、こちらではガラリと違うキャラクターになっていて興味深く見守ってしまいました。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
○ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 公式サイト
面白かった!
「アウトロー」も直前にじっくり視聴して備えていましたが、その心配はほぼ要らず、完全に一話完結ですね。
作品自体が安定して面白いのはやはりトム・クルーズの力だなあと。
相棒として彼を支えるコビー・スマルダーズ演じるターナー少佐も魅力的です。
アベンジャーズシリーズでもこんな感じに「仕事が完璧にデキる女性」としてキビキビ働いていました。
これからも注目していきたい正統派美人女優さんです。
トム氏もそれなりの年齢になってきて、ティーンエイジャーの娘:なのかもしれない存在。顔立ちが素朴な感じで可愛い...:に振り回されて苦労したり なんていうストーリーの状況も似合ってきて。
そろそろ、若者をバンバン殴り倒す、孤高で無敵な役も厳しくなってくのかもしれない...
という不安もふと浮かんだりしたのは確かです。
(これまだ読んだことは無いんですが、原作ではもうちょっと若い人が主人公なのでは?)
しかし今作のように心身強い相棒役とともに、今後も続くであろうジャック・リーチャーシリーズも更にパワーアップして頂きたいと期待しています。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.10.18
映画鑑賞2本分まとめ(ジェイソン・ボーンとスーサイド・スクワット)
私はこの作品のシリーズはとても好きで、ブルーレイのボックスを確保してるくらいはファンなのです。
ジェレミー・レナー主演の「ボーン・レガシー」は残念ながら、ちょっと違うなあと思ったけれど...
諸々の事情でもう続きが制作されないのかとがっかりしていた時期もあったので、今回の鑑賞はとても嬉しいです。
これまでの続編というほどはきっちり話がつながっているわけではないし、回想のかたちでこれまでの場面もしょっちゅう出てきます。
しかし、今までの作品中に起こった出来事をおさえておかないと、主人公の苦悩のようなものは把握しにくいかもしれません。
可能なら、のレベルではありますがシリーズの予習は推奨かも。
どれだけ訓練されたんだ?というくらい強いボーンと力量ほぼ互角な刺客とのギリギリな攻防戦、彼の理念を解して手助けしてくれる人物の存在etc.
正直言って毎作品、ほぼ同じパターンで話が展開しているような気はします。
それでも息を殺して見守ってしまうんだよなあ。
今作は、時代を反映してデジタル方面の突破劇も多めに盛り込まれていていた感じです。
ああーレギュラーだと思っていた○○がまさか▽△になってしまうなんてつらい...の出来事もあり。
刺客役のヴァンサン・カッセルはハマり役だったなあと思います。
SWATの車って丈夫なのね!
まるで塊魂:かたまりだましい:を実写で見ているようなカーチェイスでした。
トミー・リー・ジョーンズの目の下のしわしわを眺めていると
(前日にたまたま、BSでメン・イン・ブラックの第1作目をみていただけに!)
年月の重み(?)を感じました。
現在大活躍中のアリシア・ヴィキャンデルさんは、お人形のように可愛い人だなといつも思うのですが、今回は周囲の重鎮に押され気味だったかも。
若くて経験不足だと指摘されてくちびるかみしめる(とはいえ逆転も有りな)役どころなのである意味ピッタリでありますが。
次作があるとしたら当然また出て頂きたいです。
音楽もシリーズ共通のあの歌で締めくくられてあらためて「おお」となり、帰宅後はさっそくAppleMusicでサウンドトラックのアルバムを見つけてずっと流しちゃった。
良い時代だ!
ボーンシリーズこれが初見だという人とはもしかしたら感想が違う(私の場合は点数が甘い)かもしれない作品ではありますが。
うーんこれもブルーレイ欲しいなあ。
○ジェイソン・ボーン・トリロジーBOX 【初回生産限定商品】 [Blu-ray]←これ持ってます。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
登場人物達のビジュアル先行な時点でかなり「変わった内容の作品なのでは?」と期待していたのですが。
意外と普通(というか、勧善懲悪な正統派)アメコミ映画であったことにちょっと拍子抜けた!
というのが正直なところであります。
つまり、皆さんものすごくワルそうな見た目と経歴を持っているのに、最終的にはやっぱり良い人として我に返り(笑)、団結して闘うんですよね。
それはそれでとても面白かったんですけれど。
今作ではまだ、個性が強すぎるそれぞれの人物紹介に時間が割かれていた感もあり、この団体が本領発揮するのは続編になるのかもしれません。
ジャレット・レト演じるジョーカーはもっとたくさん登場して欲しかったし!
ただし、ハーレー・クインは予告篇でも本編でも期待を裏切らず人気のようで、もうさっそく彼女主演の番外編が決まったとか。
○『スーサイド・スクワッド』ハーレイ・クインのスピンオフ映画が始動!マーゴット・ロビーが製作総指揮に就任 | oriver.cinema
マートゴット・ロビーさんは「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で主人公の奥さんを演じて個人的にいや、世界中が大注目した人です。
(どんなに脱いでも(!)お上品な美しさがあって崩れない感じが素晴らしいと思いました。
最近スターチャンネルで視聴した「フォーカス」の詐欺師役も良かったです。)
今作では、けっこう狂い気味なめちゃくちゃ人格の設定なのですが、可愛らしいのなんの。
アメコミ界期待のかわいこちゃんとして注目していきたいと思います!
というわけで、今月〜年内は以前から楽しみにしていた大型作品が連続して公開されるので、我が家的にはシネコン通いが忙しくなりそうです。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.09.03
最近の映画鑑賞3本分まとめ(グランド・イリュージョン続編+ミュータント・ニンジャ・タートルズ続編+ペット)
夏休みシーズンなりにハイペースで鑑賞していたせいか、また3本セットでの記録になってしまいました。
○映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』オフィシャルサイト
前作「グランド・イリュージョン」は、ストーリーも音楽も気に入っていて何度も観る映画のひとつ。(Netflixで配信してるのが嬉しい!)
続編はずっと楽しみにしていました。
なんで原題と同じパターンで「グランド・イリュージョン2」って付けずに、説明っぽい言葉を足した邦題にしちゃったのかなーとは思うんですが...
とはいえ、期待通り面白かったです。
話の進行スピード+意外展開のリズム感が前作とちょっと違うなあという気がした
(今回は、中盤ちょっとこちらの集中力が下がりかけたけど最後に近づくにつれて巻き返した)ので
この差は何だろうと思ったのですが、監督さんが違うんですね。
マジシャン4人組のなかの女の子が別な俳優に変わったのは少し残念だったのですが、何か揉めた上での降板ではなく(実生活での)産休だそう。
今回の新しい人も可愛くて良かった...。
偶然ながらわりと最近、「クローバーフィールド」の1作目を見ていたので見覚え有りの方でした。
謎生物に噛まれて悲惨な最期を遂げる女の子の役...
冒頭で、前作で何があって誰が出たのかは非常にサラッと説明されるのですけれど。
正直言って、1を見て人間関係や彼らに起きたことを把握してないと、今作の意外な人間関係の驚きやオチの面白さがあまり分からないと思うのです。
話自体はそれほど直接的に「続き」ではないのですが、登場する人々は1-2で大きく輪のようにつながっていることがわかって、ホホウという感心と共に終わる作品なのですよ。
もともとの下地を知っておくためにも前作「グランド・イリュージョン」は鑑賞必須と言えます。
ダニエル・ラドクリフは悪役側でしたけれど、(ハリー・ポッターのイメージを抜いてもやっぱり童顔なので)髭が似合わないなあ...
昨今のアメリカ映画のお約束として必ず絡んでくる中国のロケ設定ですが、今回もまあ結構な割合でそういうことになってました。
でもそんなに無理矢理感がない雰囲気だったのは、「古くからの手品道具を扱う店」という場所の異世界っぽさが西洋よりハマってたのかも!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
先月の27日に行ってきました。
夫がアニメ映画を観るというので、ついて行ってたまたまほぼ同じ時間帯だったのがこれだったのです...
○映画『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』公式サイト
ちょうど、契約しているスターチャンネルで2014年の「ミュータント・タートルズ」を何度も放映していた時で。
まあチラチラ程度で横目で眺めているうちに「けっこう面白い...のかも」という気がしてきたという、見事な宣伝効果(?)も効いたようです。
そんな程度の心準備しかなく期待せずに観たのですけれど、これがなかなか見ごたえ有りで。
前作より楽しめたという点でかなり満足。
自分達の存在をひた隠しにしつつ街を守っていたはずのカメ4兄弟が、今度はとうとう周囲の人間達をも巻き込み活躍します。
異次元からポータルを開いて仕掛けてくる強敵を打ち破る...
という、絵的にも迫力満点な場面が続いて実に楽しくて飽きませんでした。
カメ達の見た感じは全然可愛くなくて、半分ヒトっぽいだけに微妙に怖いんですけれど。
正義の味方という善人(亀)設定なので、だんだん応援したくなってくるのです。
あと、ミーガン・フォックスが「トランスフォーマー」や「ジェニファーズ・ボディ」の時に較べて全然年を取ってない見た目(安定の美人)であるところが個人的に大注目でした。
"ヒーローもの"が豪華実写化したようなストーリーなのでお子様にも問題なく楽しめる内容ですが、話が微妙に前作とつながっているので(説明描写はありますが)予習鑑賞はなるべくおすすめな感じです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
先月の19日に行ってきました。
(それしかなかったので吹き替え版で鑑賞)
○映画『ペット』大ヒット上映中!!←公式サイト
それまでの映画中、何度か予告でみているうちにミニオンズのシリーズと同じ制作陣である件も知り、「これは行かねば」と楽しみにしていたのです。
動物たちは、体の大きさの割に手足がシュッと細く短かったりで比較的デフォルメされて描かれているのですが、都市や公園の森などの景観がとにかく緻密かつ明るい綺麗な色づかいで。
「このままずーっと見ていたい」と思える美しい場面がたくさんありました...
飼い主が仕事に出掛けた後の、家で留守番しているペット達がのびのびと(時にはペット仲間たちと誘い合ってパーティ開いたりして)楽しい時間を過ごしている描写が面白いんですよ。
昔の飼い主に会いに出掛けたり、下水道に暮らす自称野生の軍団と対決したりの、たった一日の出来事なのですが。
こちらもハラハラと飼い主気分になりつつ見守ったりして...。
小さいもの達の集団が時には規則正しく盆踊り状態に群れる状態が唐突に(長めかつ豪華に)差し込まれて、おおこれは確かにミニオンズのようなものを作った経験があるからこそ得意なのだろう!という妙な実感が。
ここで踊っていたのは黄色い生物ではなくて、ソーセージ工場で生産されたウィンナー達というシュールさなんですが、見どころの1つと言えます。
これもまた、全年齢が楽しめる「途中ハラハラしつつもイイ話(絵もとても良い!)」の優良アニメーション映画です。
犬猫だけでなく、ウサギやハムスターetc.も大活躍するのですよ。
私はインコのスイートピーが好き...
おうちにペットがいる方々には更に楽しめるかもしれないです。
この作品は、ご家族で是非。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.08.15
最近の映画鑑賞3本分まとめ(ゴーストバスターズ+X-MEN+ゴジラ)
夏の運動部門(1日2万歩以上活動するイベントの数々)は先月末で完了したので、淡々と映画館に通っています。
まずはこの1週間で3本も観たので、感想を記録しておこうと思います。
昨晩行ってきました。
当初は「どうしようかなーまあいいか夏休みだし」くらいの感じで出掛けたんですが、予想していた以上に面白くて好きになりました!
○映画『ゴーストバスターズ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
かの有名な1984年公開の作品が、登場人物を女性にして再制作されたもの。
映画雑誌などで当時の流行は知っていたけれど、実際の鑑賞はそのずいぶん後のテレビ放映とかだったんじゃないかなー
現在NetflixやAmazonプライムなど、配信サービス系では旧作が置いてあります。
「ちょっと予習に」と見てみましたが、特撮をはじめとする映像の古めかしさにびっくりしたよ。
今作で特に印象に残ったのは、特殊効果のカラフルな美しさ。
幽霊達が体中から発するオーラのようなもの(エクトプラズムっていうんだっけ?)だとか、幽霊退治用光線銃が放つビームetc.
暗い場所でぴかぴかと鮮やかな光が渦巻いて、まるでディズニーランドの夜パレードを眺めているかのよう。
あのゴーストバスターズを最新の技術で作るとこんなふうに進化するのだなあと感動しました...
エンドロールも終始凝った作りだったのも良かったです。
もちろん俳優もさりげなく豪華で。
エンジニアのホルツマンさんが人気と聞きましたが、私はエリン博士のああいう真面目キャラクターが好きです。
(喋り方などがとても記憶にあったので、前半でずーっと考え続けていてやっと「宇宙人ポール」に出てたおねえさんだと気付いた!)
女性陣の頑張りがフィーチャーされている作品ではあるけれど、会社の受付役であるクリス・ヘムズワースの間抜けぶりが最後の最後まで素晴らしい。
アメコミの主役からちょっと"足りない"感じの端役まで、どんな仕事でも引き受けるタイプの俳優さんなのだな...と心配になったほどですよ。
ますますファンになってしまいました。
私もエリン博士と同じく、ああいうのに弱いんだな(笑)
ほどよく軽くて楽しめる万人向けな娯楽映画なので、お盆休み娯楽としてもおすすめな映画です。
○ゴーストバスターズ (2016年の映画) - Wikipedia
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
X-MEN: ファースト・ジェネレーション 、 X-MEN: フューチャー&パストに続く、「前日譚三部作」の最後となり、これをもって2000年(そんな昔だったっけ!)に公開された第1作目のX-メン3部作へ話が続く仕組みなんだとか。
・・・という壮大な円環になっているストーリーを頭に入れておくと、登場人物達の若い時代を今作で更に楽しむことが出来ます。
うーん、大変だ。
とはいえ、今までのを見た人なら分かる「ああこの時点でこの人達は出会ったのだな」等々の(シリーズファンには嬉しい)タイミングが随所に出てきます。
その後の作品上で主役級へ成長するキャクター達が今までになく多めに出てきます。
全体的に詰め込みすぎで、話が薄くなっている感があるのは残念かも...
今回楽しみにしていたのは、ジーン・グレイの若いとき役をソフィー・ターナーが演じていること。
ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でサンサ・スタークをやっている美しいお嬢さんなのですが。
はじめて今回作品の予告篇で知ったときは、ドラマの中では幸薄くて弱々しい役どころでした。
「この人だと、あんまりジーン(しかも、大人時点を演じてるのがファムケ・ヤンセン)のイメージじゃないよなー」という違和感があったのです。
しかし一転、今年に入ってドラマの最新シーズンの中で反撃を開始し、そのうち女王にでもなっちゃうんじゃないの?というほどの力強いキャラクターに成長して目が離せない存在になってしまいました。
その様子がX-menでのジーンの力強さにリンクしてきていて、もうピッタリの雰囲気。
今が旬のドラマ人気にあやかっているのだろうか?と思うほど、今回はジーンが念動力で頑張る場面が長めです。
(ゲーム・オブ・スローンズのファンから見ると、そのまんま彼女の役柄がミュータント化したようにも見えて興奮する!)
その他、むちむちぶりが復活しているジェニファー・ローレンス演じるミスティークや前作より更に活躍するクイックシルバー君、体から火炎を出すサマーズ兄弟、なんとこんな理由で毛が(以下略)と驚いたプロフェッサーXなどなど、気になる人たちのエピソードが山盛りで。
これ以上ないくらい強そうな設定の悪役が、それをじっくりアピール出来ないままにやっつけられてしまったのが惜しい。
この、次々出てくるミュータント達でごちゃついている感じもX-menの魅力の1つなので、それ込みだとじゅうぶん楽しめると思いました。
旧シリーズを更にリブート版として今後も新メンバー構成で作り続けるのか、他のメンバーでのスピンオフが出ていくのか、どうなるのかなあ。
毎回楽しいし、出てる人達も好きなので、これで終わりにはして欲しくないです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ネット上ではけっこう熱狂している人が多くて、あんまりこういうこと言えない雰囲気なんですが....どちらかといえば、(総合的に言えば)苦手なほうだなあという感想。
ドラマとしての面白さは本当に良くわかりました。
日本に暮らしているからこそ身に染みている、社会のいろんなことがほどよく反映された内容がとても器用に再現されている気がします。
これ、外国で上映してもわかってくれる内容なのかなあ?政府の右往左往な感じとか、日本独特なものがあると思うんだけど...。
一度見たくらいでは恐らく気付かないであろうコマカいところまで、
あえての"ツッコミどころ"、"謎は謎のままに放置するであろうところ"が、いくつも用意されているのもまさに庵野監督作品ならでは。
鑑賞後、いろんな人がいろんな角度から考察している文章をSNSやブログでたくさん読みました。
いやーすごい。こんなに論点を含んだ作品だとは思わなかった。
私は、TV売場で各局緊急ニュース番組をやっているところに一台だけテレ東のごとくアニメ(安野モヨコさんの「おチビさん」!)をやっているのがウオォこれもイースターエッグ的仕掛けなのか?と感心したんですよ...まあそれぐらいしか"仕込み"に気付けなかったんですけれど...。
それでも、「ああダメだ」と思ってしまうのは、ゴジラがあまりにも生き物っぽく作られていたのに驚愕したからです。
着ぐるみとかソフビな感じは皆無で、とにかくなまなましいのには参りました。
変態していく過程とか、内部が燃えてる表皮の感じとか、魚みたいな目玉とか、巨神兵のごとく全身からビームをぶっ放すところとか、生理的にものすごく受け付けない怖さがあってなぁ!
※個人の感想です↑※
正直言って、ゴジラの都合で上陸したわけでもない(かもしれない)のに、自衛隊にじゃんじゃか撃ち込まれるのが可哀想になってくるほどのイキモノ感。
ああいう「未知のものがナマっぽい」感じが私はとってもつらいのです!
そういう意味でエヴァンゲリオンも怖いので、むしろ術中にハマった褒め言葉として受け取って頂きたい...
今のところは、繰り返し鑑賞して新たな発見にわくわくしている人のネタバレ感想や、個性的登場人物のファンアート、いくらなんでもそれは考えすぎでは?!というほどの深い考察文等々をネットで見せて貰うのがとても楽しいです。
石原さとみ演じるあの役柄はなにかと話題になってるツッコミどころの1つですが、夫によると「"小さい頃にあっちに住んでた"というくらいには上手」な英語なんじゃないの、だそう。
まあこまかいことはどうでもいいや、可愛いし。と私は思います。
続編があるのかわからないけどそのときもやっぱり、「うわああ怖いー」とか言いつつも恐る恐るゴジラのその後を確認に行ってしまうのだろうなあ。
ラストのあのシーン、そんなによくは見なかったんですよね。だから気になる...。
---
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.07.22
「ファインディング・ドリー」を観てきました。
16日の土曜日に行きました。
地元のシネコンでは吹き替えのみだったのですが、とても良かったです!(2Dで見ました)
○ファインディング・ドリー|映画|ディズニー|Disney.jp |
前作の「ファインディング・ニモ」から13年も経ってるんですね!
えええ信じられない...
ドリー(青いほうの魚)は、幼魚の頃から「なんでもすぐに忘れちゃう」ために、両親がそれはもう心をこめて、生き抜く知恵を教えていきます。
そんな健忘症のままに大人になってある日突然、自分にはかつて両親がそばに居て、いつの間にかはぐれてしまったことを思い出すのです。
とそんなわけで、ニモ親子や、途中で加わる仲間の助けも加わった両親探しの旅が今回の話です。
幼魚時代のドリーが、見かけも吹き替えの声も、ものすごーーーく可愛いのです。
よくぞ今までひとり(いっぴき)で生き抜いてくれた...と涙したくなるほどの衝撃がありました。
海洋研究所での訪問客向けアナウンス、こちらでは「八代亜紀です」という自己紹介付きで
「助けて/治して/海に帰す」という標語が繰り返されます。
上映される各国での有名人が本人役となり、本国ではシガニー・ウィーバーなんだそう。
その他の面々の声も大物俳優揃いなので、字幕版も観たいんですよね...
どれだけの言語の分を作っているのか謎なんですが、看板や標識の文字に至るまで徹底して日本語で作り込んであるところも見どころです。
ストーリーはシンプルで、海の友達とのやりとりや一致団結した助けにホロッとさせられながら、大いに救いもあり。
海洋生物に関する豆知識も身につきますし、見終わったあと楽しい気分になります。
CGもとにかく美しくて。
キャラクターの生き生きした動きや水中の風景、本当にすごい技術だと思います。
PIXARの底力発揮な作品と言えます。勉強になりました。
本編前の短編、「ひな鳥の冒険」も良いですよ!
セリフは無いんですが、とても可愛い話。
小鳥の羽毛がひよひよと揺れたり膨らんだりする感じに注目です。
○ピクサーのかわいすぎる短編「Piper」のショットブレイクダウン|ギズモード・ジャパン
というわけで、こういう物語がある程度理解できそうならば、全年齢におすすめです。
お子様にも夏休みの思い出の1つとして、是非。
前作を予習する必要は特にありませんが、今作を観たあとに振り返るのも良いと思います。
「あれはあの時のウミガメか〜」的な発見の楽しみもありますよ。
----
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.07.12
「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」を観てきました。
IMAXでの鑑賞は1月のスター・ウォーズ以来だったのですが、その時と変わっていたのは3Dメガネの「有り」「無し」の料金が存在していたこと。
どうやら現在、メガネは持ち帰り可能となっているらしくて。
それをまた次の鑑賞時に使用すれば100円引きのチケットになるのです。
というわけで今回、入ってた青いビニール袋にまた詰め直してから潰さないように気をつけて持って帰りました。
次に来る前に、洗剤で洗ったりしても大丈夫かな?
メガネは、大人用と子供用(KIDS SIZEと袋に書いてあります)にわかれています。
柔軟性のある作りではありますが、大人用でもこめかみが痛くなってきていた私はけっこう脳みそが多い(または、頭骨が頑丈な)のだと思うことにします。
○映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』オフィシャルサイト
視覚効果は本当にすごかったので、IMAXでみることが出来て良かったです。
私は前作をもう何度も何度も確実に二桁回は鑑賞しているので
けっこう細かい場面や人を記憶しています。
それがあってこそ「面白かった!」と言える内容だったのですけれど、未見の人にとってはどうだろうなあ。
最初は映画館ではなかったのですが、ほぼ新作状態のレンタル作品として鑑賞した記憶があります。
(当時はDVDじゃないですよ、ビデオテープですよ!
そして今日に至っては、BSのスターチャンネルで字幕や吹き替えで昼から3回くらい繰り返されているのでTVつけるたびにこの映画やってるのでびっくりですよ。)
今回鑑賞中、
"前作ファンが気付いてくれると嬉しいサービス"
みたいな箇所が、配役から構成までそこかしこにあることに気付きました。
(なので、1996年版はぜひ観ておいてください)
そういう下地が無い目で鑑賞する場合のことを考えると、賛否両論(どちらかといえば「期待外れ」論多めで)あることはまあわかります。
前作にしても、
「あんなにすごい技術で作られた超巨大宇宙船なのに、いざという時はなんてヨワいんだ」
という、人類に都合の良すぎる展開に若干呆れたものですが!
今回、良くも悪くも前作のパターンをきっちりと継承してしまっている感じです。
1996年当時の特殊効果もなかなかすごいとは思うのですが、今作は当然すっさまじいんですよCG技術の進化が。
宇宙船は更に巨大化しているし(直径4800キロとか劇中で言っていたような気がする)
前作では着ぐるみみたいな感じだった宇宙人もいっぱい出てきて暴れるし。
「マン・オブ・スティール」を彷彿とさせる重力武器で都市を破壊しまくります。
それに較べて、人類は20年分トシを取っただけのように見える...という対比がずいぶん絶望的に見えました、当初は。
でもやっぱり何故か、単純な弱点を突いて最後は勝ってしまうんだなあ。不思議だ(笑)
前作と同じように犬も助かるし、もういいや!
という気分で楽しく見終わりましたけれど。
「出演料が高いから」というのが主な理由でウィル・スミスは出なかったそうなのですが、彼以外の主要人物が20年前と同じ役で出ていることに予告篇の時点からまず感動してました。
あの演説をした大統領もちゃんと出てくるし。
前作で宇宙人に絞め殺されたと全世界から思われていた博士も
「7300日(=あの直後から20年間!)昏睡状態だ」
とかサラッと説明されてます(笑)
同じ役者じゃないにしても、当時の子役と雰囲気のよく似た俳優たちが前作の次世代として活躍するわけで。
ああ観客側のこちらも同様にトシとっていくわけだなあ...としみじみしました。
前作で、登場人物の家族関係なども比較的丁寧に描いていたせいか、今回はその方面はアッサリとしており、これはあの時のあの人のことを言ってるのかな?
とこちらの記憶で補完する必要がありました。
けっこうな重要人物がバタバタと犠牲になっていくのですが、それほど深入りできないままに話が流れていく印象です。
あとやっぱり近年のハリウッド大作に共通してますが、中国方面への気遣いが配役や小道具に多め。これも時代だなー
今作の評判次第だと思いますが、3作目もやってくれないとちょっと「リサージェンス」時点での話は消化不良かなという気はします。
きっとまた反撃してくるであろう宇宙人に対して
謎の球体→ ⊖
と今後どう共闘していくか、等々の興味も有り。
また20年経ってからではなく、出来るなら終盤時点での大統領が現職のうち、かつリアム・ヘムズワースさんが相変わらずかっこよく若々しいうちにお願いします。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.06.08
最近の映画鑑賞2本分まとめ(スノーホワイト/氷の王国 + デッドプール)
面白かったです!
「スノーホワイト」に続き2作目ということですが、邦題に入ってる白雪姫自体はフワッとした幻のようにしか登場せず...
前作スノーホワイト時代の前後(ハンターのエリックが白雪姫に会う前と、ラヴェンナ女王に勝利の後)のエピソードが語られている作品です。
妻子持ちの前作監督と白雪姫役女優が密会してるところをパパラッチに撮られたために、前作に関わっていた彼らがこの件を理由に続編から降板してしまったのは(私の)記憶に新しいところです。
こりゃもう続編はないなー!と思っていたんですが、そのへんはもう無かったことにしつつ、うまいこと制作された気がします。
私は前作当時「トワイライト・サーガ」の大ファンだったので、
クリステン・スチュワートが上記のようなスキャンダルで騒動となり、心底残念だったんですよ。
映画の相手役の人と実際にもカップルであっただけに、まさかねぇ!というショックで、その後のトワイライトシリーズは映画館でみるのやめちゃったくらい。
とまあそんな感じのゴタゴタもあり、人員だけでなくストーリーの変更も余儀なくされたと思うのですが。
驚くほど「わりと違和感無く雰囲気がつながってる!」と感じました。
調べてみたところ、前作の視覚効果監督だった人が今度は総監督に昇格したのだそう。
なるほど。
だから、見た目のクオリティが良い意味でしっかり継承維持されているのでしょう。
前作に出てきた、"「もののけ姫」の森・実写版"な世界も健在。
さらに今回は「アナと雪の女王」が加わった感じですかね?
ジブリ+ディズニーのテーマパークっぽい楽しさも味わえました。
更に、女王姉妹とハンツマン夫婦の皆さんが、
1人づつ主役で映画作ってもOKな程に豪華俳優なのも見逃せません。
白雪姫が出ない程度では全く揺るがない存在感なのでした。
ということで、吹き替えの声優もそれにならって豪華になるんですよね。
将来のテレビ放映も楽しみ...
○田中敦子&水樹奈々が『スノーホワイト』続編で姉妹女王に!豪華声優陣集結 - シネマトゥデイ
ストーリーも、おとぎ話+ラブストーリーとしてわかりやすいです。
女王姉妹の鬼気迫る共演と衣装の美しさ、まさに"アナ雪みたいな"ワザの演出と魔法の鏡の液体金属CGの見事さに大変こころ惹かれました。
凝りまくった作りのエンドロールも健在です。
○The Huntsman: Winter's War (2016) — Art of the Title
というわけで、私は前作より気に入りました。おすすめです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
前宣伝からもわかっていたので、正直けっこう迷いました。
アメコミものは好きですけれど、コメディ要素多めなものは映画館までは見に行かないのが今までの傾向だったので...。
案の定ふざけすぎというか、子供にはぜんぜんおすすめできないセリフと暴力シーンがバンバン続くなかなかすごい話でした。
「ウルヴァリンX-MEN ZERO」に出ていた、強いけど地味めなデッドプール(役者も同じライアン・レイノルズ)しか知らなかったので、このギャップはなんなのだ?と思ったんですが。
不治の病の実験治療をうけて体が突然変異し、特殊能力を身につけてしまうetc.、あらすじ自体はアメコミヒーローっぽい正統派な印象はあります。
それを主人公がぺらぺらと(映画を観ている私たち→)観客に語りかけたり、他の映画作品のネタバレだの実際のゴシップ話を交えつつコメディショーのように進行していくのが新しい感じ。
この種のハリウッド映画の割には比較的低予算で制作されたそうなのですが、高速道路上の大乱闘などはスローモーションを駆使して(体に穴が空いたり頭が飛んだりするので...まあ絶対CGだけど)とても見事だわと思いました。
ライアン・レイノルズはそんなにファンじゃないんですが、親友役のT.J.ミラーはお気に入りです。
映画の中でも、危機にある友達を案じて(毒舌を吐きつつも)支援する良い人でした。
調べたら、「トランスフォーマー ロストエイジ」で逃げ遅れて金属塊になってしまったおじさんだった...。
まあなんというか、みて良かったと思ってますし続編も楽しみではあるんですが。
好みかどうかと言うと、(いちいちふざけて品のない話題に持っていく喋りが)個人的には微妙なところです。
これ、地上波でテレビ放送する時は相当ソフトな翻訳に直され、あれこれと場面もカットされまくるような気もします(笑)
今回、本編上映前に、来月公開の「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」の比較的長編な予告が流れました。
20年経って作られた続編!
この間のVFXの進化ときたら目がくらむような凄まじさなわけで、充分にそれが反映されている映像でした。
20年ぶりにまた超巨大宇宙船が襲ってくるみたいですね!
いまだに、大統領の演説場面でぐっとコブシを握ってしまうほど前作が大好きなので
(今日の昼もBSで放映されてたなあ)
当時の主要出演者の面々が再登場する場面もちらほら流れて感動...。
「これはIMAX3Dで行こう...!」と客席でヒソヒソ決定した次第です。
大作続編のお約束として、期待に反してコケる作品なのかどうかは謎ですが、とにかくものすごーく楽しみにしています。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.05.10
連休で観た映画まとめ(シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ + フィフス・ウェイブ)
いつの間にかゴールデンウィークが終わってしまいました....
本を読むとか勉強するとか、あれこれと "連休ならではの意識高いToDo" を考えていたのに。
結局雑用でばたばたしているうちに1週間経った感じです。
(うぅむ、毎年そうだな!)
休み中に行った映画の記録をつけておきます。
4月29日に行ってきました。
○シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|映画|マーベル|Marvel|←公式サイト
前回(バットマンとスーパーマンの)に引き続き、内輪で喧嘩する内容なんだなあ...と思いつつ見に行ったのですが。
こちらはとても良かったです。感動しました。
ざっくり言うと、
「アベンジャーズのメンバーである超人の皆さんがアイアンマンとキャプテン・アメリカの二派に分かれてモメる」話です。
それぞれに理由となる事件や過去の出来事があり、けっこう苦悩しつつも対立せざるを得ない経過が丁寧に描かれています。
空港で全員揃ってわいわいと向かい合って殴り合っている場面、話の上では真剣にやってるんですが
メンバー勢揃い!的な豪華さが先行し
「こ、これはお客さんへのサービスショットみたいなものかしら」
とすら思ってしまいました...
私は「アントマン」は観たことがなかったので、まさかあんなに小さくなるとは思わず。
(今回は巨大化も有り)
おもしろいオッサンなんですね!
ヴィジョンとワンダ、キャプテンとシャロンの関係も今後気になるわー!
今作では、ソー兄弟やハルクやペッパーさんが(おそらく何か現実的な都合で)出なかったのが残念でしたが、今後に期待です。
そして「エンドクレジット内で続きの場面が有ります」という感じの注意書きが冒頭に出てくるのですが、わりと重要な結末(そして予告のようなもの)が二連発くらいはあるので油断してはいけません。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ - Wikipedia←詳細にあらすじが書かれているのでいい復習になりました。
未見の方は読まないほうがいいです。
ちなみに記事最初の写真は、入場特典のミニポスターです。
(この絵柄でクリアファイルにして欲しかった!)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
○映画『フィフス・ウェイブ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
「予告篇が面白そうだったから」
という理由で行ったのですが、これはいくぶん期待と違った感じ。
対象年齢が若すぎるかもしれないなー。
ちょいちょいと脈略ナシに、謎の多いイケメン(死語)との "恋の予感☆" ぽい場面が差し込まれるので「うわー地球の危機なのにそんなことやってる場合かよ」と心の中でツッコミを入れながら、主演クロエ・モレッツちゃんの可愛さと成長を、親戚のおばさんのように見守る面白さはありました。
前半で、地球を乗っ取るために異世界生物(?)が仕掛けた災害が順番に訪れるのですが、それぞれの特殊効果は驚くほどリアルです。
どれも淡々とした感じで切り替わっていくのですが、それがかえって悲惨さを物語り...
特に津波の被害場面を見たくない人には全くおすすめできません。
後半は、「ダイバージェント」や「メイズ・ランナー」を思い起こすような話にもなるのですが
残念ながらそれらの盛り上がりに及ばず、ありがちなパターンだなあという感想で終わってしまいました。
とりあえず第1拠点は撃破でき、しかし敵を完全に倒せたわけでもないので、この続きは有りそうな展開はあるのですが。
パート2が出ても映画館ではなく、その後のTV放映を楽しみにします...
(調べてみると、もう3冊目まで原作本があった!
米国AmazonのAudibleサンプルを聴いた限りだと、実際は違うけど:まるでクロエちゃんが朗読しているような雰囲気なので興味津々。)
展開が速すぎる上に話が薄い。
という微妙さはありますが、SF風味の恋愛映画(または英語教材)として見れば楽しいかもしれません。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.03.28
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を観てきました。
○映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』オフィシャルサイト
「バットマンとスーパーマンが戦う」らしい...ということは前々から見ていた予告篇でわかっていたのですが、この2人が同時にいるという世界があまり想像できず、スピンオフみたいな話かと思っていたんです。
しかしよく見てみると、「マン・オブ・スティール」をしっかり引き継いだ続編なのだと気付きました...
前作は、残念ながらすごーく良い作品だったというほどでもなかった(でも映像が綺麗だったなーという)記憶が。
しかし機会があるなら前作は見ておいた方が良いと思います。
振り返り場面はちょいちょいあるので、どうやらあの「重力かき混ぜマシーン」が引き続きの元凶なのだろうということはうっすらわかります。
今回に文句を付けるとしたら、とにかく「うっすらわかる」程度にしか筋書きが説明されない弱さかもしれません。
観ているほうもよく考えて推測しないと、ものごとが起こる理由が直で頭に入ってこないというか。
回想や、キーになる事件含めて印象的な(絵的に美しい,衝撃力もある)場面がバシバシと続くので引き込まれるのですが、肝心の
「なんでバットマンとスーパーマンが対立するのか」
の原因になる件を、もうちょっとクッキリわかりやすい順序とエピソードで描いて欲しかったです。
というわけで終盤の逆転的展開もやはりそういうボンヤリした感じでみてしまうので、ほほぅ...まあとにかく今後に期待だ...という感じで終わることになります。
そういうのが惜しいなー
音楽のほうはとても良かったです。
(ハンス・ジマー作曲だそうで、この重厚感やっぱりなー)
帰宅後すぐにAppleMusicでサントラ盤が聴けるのは嬉しい...。
スーパーマン側は前回から同じ出演者なので違和感無く見れました。
バットマン役は、クリスチャン・ベイルからベン・アフレックになったけど
(あちらでは反対署名運動まで起きたらしいですが)
私は、わりと良いんじゃないのと思ってます。
そんなことより、バットマン側執事のアルフレッド役がジェレミー・アイアンズに変わったことに驚きました。
メカニックもこなすし、シュッとした感じであんまり老人ぽくない見かけだったので、最初は誰の役を引き継いでるのかわからなかったです...
裏方に徹するのは勿体ないので、もっと彼も活躍する展開にしてくれないかなーと思ってしまいました。
昔からファンなのですよ(力説)
あんな感じで終わりましたが(最後の瞬間の画面を見逃さずに!)
続きは「ジャスティス・リーグ」として映画化されるようなので、そちらも見たいと思います。
今回、ワンダーウーマンが出てくるとは知らなかったので、それが一番新鮮な驚きでした。
綺麗でむちむちなお姉さんなので応援します。
写真は、入場特典でもらったクリアファイルです。
派手ですが、家で使う分にはいいか!(ポスターや、へんなお面よりはマシです)
裏側に印刷された映画は9月公開の「スーサイド・スクワッド」です。
ジャレット・レトがジョーカーをやるんですね。
こちらも楽しみにしたいと思います。
○バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 - Wikipedia
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
2月25日に行って、(もう公開終わってしまいましたが)これも記録しておきます。
○【公式】『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』
今と昔を行き来する豪華な設定にはなっていますが、TV版の延長なので、今までの放映(配役や場面)を知らないとわからない面白さはいくつもあったと思います。
私はこれまでもわりと熱心に見ていたので、"大丈夫"だったのですが、隣席の夫は半分くらいの時間は気持ちよさげに眠ってました...
(我々以外に客がゼロという、完全ホームシアター状態だったので私もいくらか意識が薄れかけたのは秘密だ)
本編の最初と終わりにメイキングやインタビュー集をつけるあたりも、やはりTV版ファンのためのサービスな感じですが、こういうのも面白いですね。
しっかしこれ、もう5月にはTV放映されてしまうと知りました。
(BSプレミアム 2016年5月9日(月)よる9:00~)
○SHERLOCK(シャーロック)3|NHK BSプレミアム 海外ドラマ
それまで待っててもよかったなー!( ´︵` )
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2016.02.12
「オデッセイ」を観てきました。
昨年ぐらいから原作本がよく売れているのを聞いていたのですが、こういうのは後になってからのお楽しみとして読もう...と思いまして、予備知識少なめのままで鑑賞です。
当初印象としては、宇宙服を着ているマット・デイモンと、更にジェシカ・チャスティンの配役がインターステラーとダブり うっすら困惑していたのですが。
しかもCS放送(AXN)でみたゴールデングローブ賞授賞式で、何故かこの作品が「コメディ部門」で受賞しているのを目撃し、ますますどんな話なのか不安になっていました。
いやー面白かったです。
予想外の方向性で、まあ確かにコメディと言えなくもない...のか?という感じ。
インターステラーの中のマット・デイモンは、惑星にひとりぼっちになっていた点はほぼ同じなのですが、先行きの不安さに心を病みかけ結局自滅への道を辿っていました。
それがこちらの話の中では、ひたすら冷静にものごとを解決しながら、楽天的といっていいほど前向きに努力しているという設定。
やむを得ず火星を離れていった、ジェシカ・チャスティン演じる船長のパソコンに入っていた、懐メロ(70年代ディスコ歌謡)コレクションがじゃんじゃかと流れる中で、火星の地面にジャガイモを植えたり 水を生成したり 手作りグッズを駆使して地球と交信を始めたり で、救出されるまでの日々を生き抜いていくのです。
軽快な音楽と見事な特殊効果撮影のせいもあり、なんだかサクサクと物事が進んじゃってるな〜結構上手く切り抜けてるよなーという印象はちょっとありました。
それにしても今回、「知識こそ力」になるんだ!
という教訓は大きくて。
(地球外には行かないと思いますが)生きていくためにも勉強はし続けて損はない。と思った次第です。
ここで助けてくれる他国は日本じゃないのか?
いつもの大人の経済事情でまたあの国に設定されたのか?
という疑念はあったのですが、これは原作通りの進行なのだと帰宅後に教えてもらいました。
(あと、原作での主人公はもうちょっとサバイバルに苦労するんだって。そりゃそうだよね、火星だし!)
配役はなかなか豪華で、ショーン・ビーン演じる、権威からの圧力に疲弊しながらもクルー達の立場を思いやるフライトディレクター役が印象に残りました。
あと、広報責任者の女の人は、誰だったっけなー見たことあるなーとずっと考えながら鑑賞していたのですが。
帰ってから調べてみると「宇宙人ポール」のお姉さんじゃないか。
(あの映画の印象よりだいぶ大人でした。)
ケイト・マーラは、前回の映画がファンタスティック・フォーでダメージが大きかった(と勝手に考えている私。)ので、今回は評判の良い作品に可愛い役で出れてよかったなあとホッとしました。
そして早速、先日原作を購入しました。
○火星の人 [Kindle版] ← Amazon 文庫版はこちらです。
今刊行されているマット・デイモン表紙の文庫版は上下巻に分かれているのですが、Kindle版だと以前のデザインのまま1冊にまとまっていて便利です。
まだ最初の数ページなのですが、すごく面白い!
(なんで映画は原作と同じタイトルにしなかったのかな。)
2012年末に奮発して買った初代のKindleFireHD、いま使用欲が再燃していて良い感じなのです。
この直後にiPadを新調してしまったため、それなりにいじりはしたものの、Kindleの実質使用日数は1ヶ月もなかったかもしれません。
なので、画面やバッテリーなどの経年劣化も全く感じられず、新品同様の清々しい気分で読書できています。
Kindleを動かす分には今も全く性能に不足はない(けれど、メールだのゲームだのSNSだのは残念ながらやる気になれない)、ある意味優秀な読書端末といえます。
PaperWhiteの、モノクロすぎるストイックさとeインク特有のページめくり点滅が気にかかるときも多少はあるので、家に居るときはこっちで読書しようかなという位置づけになってきました。
今年か来年に新型出たら考えようかな。
●関連過去記事:Kindle Fire HDを使い始めました。
---
[映画・テレビ電子書籍のこまごま] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2016.01.15
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観てきました。(IMAXで2回目)
○ スター・ウォーズ|STAR WARS|←公式サイト
実はこれが2回目なんですよ!
初回で見逃していた面白いやりとりだとか、追い切れなかった筋書き上の謎が判明してスッキリ。
IMAXの視界の広さと、それ以上に音響の迫力に感動でした。
立体視の仕掛けはあくまでも自然な感じなのも良かったです。
目の前をコロコロと疾走するBB-8(球状ドロイド)の可愛さにうっとりですよ。
1回目は、昨年12月の公開翌日ぐらいに2D上映で行ってきたのです。
↑ やはりこれくらいの早期のほうが、興奮している人(主に外国の方々)が多くて客席的には盛り上がってました。
最初のテーマ曲を一緒に歌う声が後ろのほうから聞こえたんですけれど「…ガイジン…!」と隣の人(やはり外国の方)が呆れてつぶやいてたのが楽しかった。
公開直前までの、世間の浮かれっぷりというかコラボしすぎというか、過剰に大騒ぎしている感じがあんまり好きじゃなくて…
どんなものかしらと警戒していた位だったのです。
私の場合、
1999年以降に公開された新三部作(EP1-3)は映画館でみたけれど、”まあまあ面白いね(CGはスゴいけど、ストーリーはオコサマ向けだなあ)”程度の感想でした。
旧三部作(EP4-6)は、EP1を見る前にレンタルで予習して、初めてざっくりと人物関係などを理解できた というくらい知識無しレベル。
今回も、いつ買ったのか覚えてないけどうちの戸棚に入っていた(夫はわりとSWファンなのです)4-6のDVDボックスをみてから行きました。
予習はそんなに必要ないけれど、直前ストーリーであるEP6「ジェダイの帰還」ぐらいは振り返っておくと今作が頭に入りやすいかもしれないですよ。
結果として、こんなに面白かったっけスター・ウォーズ! と驚きました。
少なくとも、ここ10年くらいの新三部作よりはずーっと良いねと感じました。※個人の感想ですからねー
私はスター・ウォーズというより、「JJ.エイブラムス監督の作る映画」が好きなのだと思います。
(スター・トレック イントゥ・ダークネスなんていまだにスターチャンネルの録画をレコーダーに大事にしまって繰り返し見ているし!)
「フォースの覚醒」は、スター・ウォーズの伝統やお約束を壊さないように、注意深〜く、練りに練って作られているのはわかります。
それでもJJ監督らしいサクサクしたテンポとか、ギリギリ(SW以外ではもっと全開)のおふざけ感がうっすら見え隠れして、ああこれだよこれ とファンとしては気付くのですよ…
そういうところでの賛否両論あるでしょうし、”やっぱりルーカスじゃないと駄目だわ”という古典派は存在すると思います。
などと考えつつ眺める余裕が2回目鑑賞時はありまして、実に楽しかったです。
BB-8の動作がけっこう面白かわいく演出されてましたよね。やっぱり、R2-D2よりは中身もオコサマという設定なのかなあ。
親指の代わりにシュボッと炎を出すあのシーンが好きだ!
ダニエル・クレイグやサイモン・ペッグなどがカメオ出演しているという話ですが、絶対外見からは判別できないお遊びなんですよね。
「ここで出てる」ときいた場面を2回目の時にじっくり眺めたけど、わかんないんだよなー
今回から出ている若者達やその周辺の運命がこれからどうなっていくのか、いろいろに想像できてわくわくするところ
(新三部作と違って前日譚ではないので。)
が、すでに次回作への期待へつながっている気がします。
ちなみに、冒頭画像の十字型ライトセーバーを持ってるあの登場人物、(武器は)あまりにもかっこいいので期待していたのですが、中の人は屈折しまくった残念な意味でのボンボンなキャラクターで呆れました。
彼が今後更に墜ちるのか、矯正されるのかも楽しみだったりしますよ。
BB-8の手頃な値段のフィギュアがなにか欲しいんですけれど、まだまだ品薄でプレミア価格になってるものもあるみたい。
「映画の公開が終わるあたりの、生産が落ち着いてから買えば」
と言われてるので、そうしますよ。←しっかりと商戦に便乗しつつあるし、Blu-rayも出たらおそらく買ってしまうだろうなあ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2015.11.29
最近の映画鑑賞3本分まとめ(007スペクターとハンガーゲームFINALとファンタスティック4)
○007 Spectre ←公式サイト
今年の映画の中では前々からかなり楽しみにしていた007の新作、面白かったです!
前回スカイフォールで起こった事件を経て新体制になった組織の存続危機や、いままでのダニエル・クレイグのシリーズで闘ってきた悪人総まとめ的な要素もありで、かなり盛りだくさんな内容。
冒頭からの「死者の日」祭りでのシーンは人混みから爆破まで、実写とそうでないところの差が全くわからないけどものすごい迫力だったよ!
アデルのSkyfallがアカデミー賞等各所で受賞したからなのか、今作も主題歌への力の入れ具合がすごかった印象。
とても良い歌だなあと(事前予習で)すっかり気に入っていたのですが、歌詞も字幕で初めて和訳を読めて有り難かった〜
ざっくり言えば"暗い予感のする恋愛"の歌ではあると思うのですけれど
あらためて考えると映画の内容にもうまいこと沿っており。
古き良き銀幕っぽさを狙ったのであろう過剰なほど重厚な演奏や、この人ならではの巧みな歌い上げっぷりが見事。
映画館の音響で味わえて感激でした。ぱちぱち ← 拍手
○Sam Smith - Writing's On The Wall (from Spectre) - YouTube
今作でのボンドガールは、モニカ・ベルッチがもうちょっと出番多ければいいのになあ。
あれっ、この人、このあとはどうなるの?という消化不良がちょっとあり。
レア・セドゥは可愛いですが、わりといつも通りのパターンで007と喧嘩したりくっついたりで安定です。
あとは、シャーロック(ドラマ)のモリアーティをやった人が出てまして、ああ...あのヤな感じの人だと思って見てたら役柄も似てて一瞬混乱しました(笑)
ベン・ウィショーのQは、今回さらにファンの皆さんが大騒ぎしそうなキュートさに仕上がっております。
"コンピューターおたく担当"が意外な活躍を見せるのも嬉しいところ。
もう一回、例えばBSでの再放送などでじっくりめに繰り返して観れば感想は変わるかもしれませんが、好きかどうかで言えば前作スカイフォールのほうがドラマの深みがあって気に入ってます。
退屈は全くしないんですが、要素を詰め込みすぎでこちらが考えるヒマも無く、衝撃場面ばかりがどんどん流れていく感じがしました。
どんなに拷問されても不死身なところ含め、いかにも007っぽい娯楽要素はきっちりと押さえてあるからいいや〜
あと、相変わらずアストン・マーティン(車)とオメガ(時計)がうまいこと使われてて、良いなあと思いました。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
○映画『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』オフィシャルサイト
最終章を2作に分けて引っ張る商法は、やめて欲しいんですよね!
と言いつつも、まんまと最後の話まで観に行ってしまいました...。
(ネタバレすると興味を失う予感がしたので、Kindleで2章までしか読んでません。
なので、これから続きを購入して、答え合わせというか脳内再現を楽しみたいと思います。)
前回が暗いばかりの話で終わったのですが、最後はなんとか、むちむちしたジェニファー・ローレンス復活という感じで、良かったです。
亡くなってしまったフィリップ・シーモア・ホフマンは(ほぼ撮影が終了した後のことだったそうなので)ちゃんと最後までシーンがつながっていて、これが遺作なのだなあという寂しさもありました。
最終話らしいスッキリ感はあるものの、終盤の描き方が加速していたので
「あ、ええと、あんなことはあったけど、めでたしめでたしでいいのかな?」
というとまどいが若干あったくらいにサラッと流されていた部分も有りでした。
バイオハザード並みの特撮でもって敵側からの殺戮ゲームが仕掛けられていて、今までのハンガー・ゲームより更に仕掛けが高度化してるところは見ごたえがありました。
このシリーズは、出演者が隅々まで豪華というのも魅力の1つです。
クレシダ役のナタリー・ドーマーはゲームオブスローンズのマージェリー妃役で結構好きになったのですが、こちらでも全然違う雰囲気だけど良い役で出ていて楽しかったです。
若い人向けのファンタジー小説なので好き嫌いは分かれるジャンルかもしれませんが、こういう大河長編は、客であるこちらも「長いことかかって追いかけながらだんだん感情移入していく」過程が面白いんですよね。
ハリウッドならではの豪華な人や場面で楽しませてもらってありがとうございましたーという感じ。
とうとう終わってしまったのがファンとしては残念だなあ。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
今までの3作とはまたあらためてキャスト一新で作り直した、"リブート版"ということになります。
旧シリーズのほうをそれなりに楽しんで鑑賞してきたので、今回もどうかなという感じで行ってきましたが。
うーん、これは残念でした。
今年見てきた数少ない映画の中では断トツの微妙さを誇るたいへんな作品でした。
本国でのものすごい不評さとか、ゴリ押しや無理な削除要求で制作陣もキレかかっていた件などを最初に知っておくべきでした。
各人の特殊能力は旧シリーズと同じなんですが、前半の子供時代からの話を長くやり過ぎたのが祟ったのか、それ以降の展開が全く時間が足りず、話が速すぎて見えない(笑)
旧シリーズでなんとなくの人間関係を知っているからこそ脳内補完できてましたが、これ初見だったら呆気にとられるレベルです。
事故で能力を身につけた → いつの間にか政府のために特に不満無く働き始めた → 一番悩みの深かったはずの岩石男が先頭に立って「よーし俺たちのグループ名はファンタスティック・フォーだ!」(終了)
の流れがかなり一瞬に駆け抜けており、明らかに重要なシーンをたくさん削ってあるのが窺えました。
つらい。
旧シリーズもそんなに名作だとは思ってませんが、それなりに登場人物達の悩みや悲しみや教訓が描かれていて、しんみりした場面も、まああったのですよね。
ジェシカ・アルバやクリス・エヴァンスをはじめとする俳優陣もけっこう良かった。
でも今作は配役にもそこまでのパワーは感じられず。
較べるのも酷ですが、そのへんが上記ハンガー・ゲームシリーズとの超えられない壁とも感じました。
(しかしケイト・マーラは好きですよ)
まあそんなわけで、先ほどちょっと検索したら、続編の制作が中止になったという3日前ぐらいのニュースを発見。
あれじゃぁホントそうだよなあ!と納得であります。
せっかくの特撮CGの技術力(←これだけはけっこう良かった。スターゲイトっぽくて。)が可哀想でした...というのが一番の感想です。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2015.09.22
「キングスマン」を観てきました。
公開を楽しみにしていたのですけれど、最寄りのシネコンでは上映されてなかったので、ちょいと山越えして行ってきました。
今までの映画鑑賞前の予告篇上映を何度か見ていた感じだと、もう少し深刻な雰囲気の007みたいな話かと思っていたんですが、予想よりずっとふざけていて楽しかったです!
この人達がチームになれば、ドッシリ重厚な大作がいくらでも作れそうなのに、こういう映画にも出るんだなあというオドロキも。
若手の人気俳優が「英国男子」なんて呼ばれてますけれど、やっぱりもうちょい上の「英国紳士(おじさま)」な方々の貫禄にうっとりしますね...。
パッとしない境遇を送る主人公(いかにも若造な普段着がとにかく趣味が悪い...)がどんどん成長して、紳士スパイの上司達に能力や見かけが近づいていく物語なのです。
秘密の改造小道具だとかスパイとして活動する格言等々、古典的基本をおさているにもかかわらず、どこかでふざけている場面がしのびこんでくるため、見ているこちらも息抜きが出来る。
そのあたりのリズムが絶妙です。
スパイ映画でおなじみの、秘密の扉が開くとずらりと並ぶ小道具の壁、みたいなお約束も。
サヴィル・ロウのスーツをびしっと着こなし、毒を仕込んだコンウェイ・チュワートの万年筆で敵を倒し(レバーフィラーをクイッと押すと致死性のある毒素が起動するのです。これで最後に○○○が△△されてしまうとは....驚愕)、無敵の義足女子がスマイソンのノートに殺しのメモを取るんですよ!
・・・という、英国道具マニアの皆様にも楽しめるこまかいシーンも良いですね。
コリン・ファースとマイケル・ケイン両氏の鉄壁さはもう、誰もがうおぉと思うでしょうけれど、私は主人公の指導教官役として最後まで二人三脚で奮闘するマーク・ストロングさんが好きなのです。
(「裏切りのサーカス」でファンになりました。目が綺麗...悪役が多いらしいのだけれど...)
等々と、お楽しみどころが多くてしかしそれほど頭を使わずともよくわかる漫画っぽさもあって休日のデート等々にオススメな映画です。
あまりリアルにすると方向性が変わってしまうのできっとわざとなんでしょうけれど、爆発シーンなどの特殊効果がちょっと「安い」感じなのも面白かったです。
(そのかわり、教会での大乱闘シーンの演出は、スピード感あって本当にすごいのだ)
あと、序曲1812年の使い方がひどいです←褒め言葉。
「Vフォー・ヴェンデッタ」での、あの気高い場面とは対照的な"花火"のところ!
あんなふうにやっちまっていいのか...と半笑いでした。
10月以降〜年末も面白い映画がいっぱい控えていると知ったので、じゃんじゃん行きますよー
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2015.08.17
最近の映画鑑賞3本分まとめ(トムさんと恐竜とバケモノ)
8/7に行きました。
○『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』公式サイト
例の「飛行機からぶらさがる」シーン、あれがスタント無しの実写であるとけっこう宣伝されている(気がする)ので、これが劇中最大の見せ場なのだろう...!
と思っていたら開始早々に宙づりになっており、まだまだこういうのがあるのか〜状態でした。
その後もダム穴に飛び込んだり水中でえらい目に遭ったりで、絶対こんな途中で死んじゃったりはないんだろうなとわかっていてもこちらが緊張してしまって正視できないギリギリ具合...
シリーズ毎度のことですが、こういう展開のアイデアを考えたり極力スタント無しで演じたりするトム・クルーズさん現在53歳はすごいわと思います。
オブリビオン(←好きすぎてブルーレイ買った!)や、オール・ユー・ニード・イズ・キルは、近年の良作として今もくり返し見てしまいます。
これからも頑張って欲しいです。
サイモン・ペッグとジェレミー・レナーの3人組話といってもよいくらい活躍度が上がってきたのは嬉しいです。
サイモンさんは今回もやっぱり超ギリギリのタイミングで操作してドアを開けたり(スタートレックでもそういうことしてなかったっけ?)データを書き換えたりで忙しそうでした。
6作目になる続編はもう計画がはじまってるとのことなので、応援しなくちゃ〜。
○ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション - Wikipedia
8/9に行きました。
IMAXで見た方が絶対スゴいんだろうなーとは思ったのですが、二人分だと結構な料金なので2D字幕にて鑑賞。
(その代わりポップコーンを大盛りサイズに。)
やはりですね、前作が2001年ですから。
視覚効果の技術が飛躍しまくっていて、恐竜がロボットとかでなく本当に生きてるような感じで、結構怖いんです。
直接の場面はさすがに無いものの、人間が次々に襲われていくところなどは「プレデター」を思わせるのは私だけか?
バリバリ噛む音とか、血しぶきだって飛ぶし....これ、お子様の夏休み映画にしてもいいのかしら?という残酷な感じもありです。
(しかし、下記リンクのwikiをみてもわかるとおり、多種類の恐竜が登場するので、その方面が大好きな方にはすごく楽しいと思います。)
クリス・プラット演じる主人公がラプトル:大きめのトカゲのような恐竜:のグループのボスとしてコミュニケーションするところが面白いです。
賢いラプトル達が終盤、攻殻機動隊のタチコマのように働くところもじんわりと感動です。
ブライス・ダラス・ハワードが最初のほうでは、利益主義でパークの恐竜に対しては非情であるように描かれるのですが、現状打破のために主人公と走り回っているうちにだんだんと魅力的な"素"が出てきて可愛らしくなっていくところが良いです。
we should stick together, for survival なーんて彼氏に言われたらもうシビれますがな〜!
ホンノリとした恋愛ストーリーもうまいこと織り込んである、予想よりずっと面白かった映画でした。
とりあえず、恐竜パークは実現しないであろうけど、こちらが乗り物でまわるような本格的サファリパークなんかは万が一ということもあるので怖いから行きたくないなあ!としみじみ思った次第です。
(また続編あるんだろうなーという終わり方でした。)
当初は全く見る気はなかったのですが、オススメを受けたとのことで「じゃ、ついて行こうか」程度の感じでだったのです。
予想に反して、かなり心動かされてしまったので自分でもビックリですよ。
(とはいえ私は「サマーウォーズ」けっこう好きで放映の度にジワりと涙目になってるので。ある種のツボが似ているのかもしれず...
今回も目玉の水分があぶないところでした。なんでだ?)
人間界の「渋谷」の裏設定としてバケモノ界の「渋天街」が存在するわけですが、特にこの世界の背景美術が、ものすごーーく美しいのです。
自然の風景というよりは、市場や町並み、競技場などの活気ある感じがこまかくきらきらと描き込まれていて。
それだけでもう大画面で眺められて良かった!と満足でした。
設定画集、店頭で開いてみて良かったら欲しいんですが....→バケモノの子 ARTBOOK(Amazon)
ストーリー自体は、ちょっと都合の良い(かもしれない)お伽話と言ってもよいのですけれど、それ以上に人の心の闇をこういうふうに表現するのか...という感心も。
17歳の時点でそこまで考えるものだろうか?という疑問はあったけど、なんとなく身につまされたというか。
キャラクターの顔が、声を演じる人にけっこう似せて描かれているのも印象的でした。
例えば、豚鼻のお坊さん、絶対リリー・フランキーなんだろうな!とひと目見て思ったくらいソックリで(笑)。
個人的なイチオシは、イノシシ少年の次郎丸君です。
そしてあの、かなり最初から登場してたフワフワした生き物の正体はずーっと謎でしたが、ナウシカでいうテトみたいなものですかね!
というわけで、アニメ映画は久々でしたがこれは見て良かったです。
素敵な夏休み娯楽となりました。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2015.08.04
最近の映画鑑賞2本分まとめ(ミニオンズとマッドマックス 怒りのデス・ロード)
吹き替えしかやっていない状態だったので一瞬迷ったのですが、行って良かったです。
面白かった〜!
そもそも、大部分の時間を占めるミニオン達は人語を話さないという設定
(とはいえ、ときどき英語やスペイン語っぽい単語をぺらぺらしゃべって自己主張するのが可愛い。たまに日本語も混じるのは吹き替え仕様かな?)
ので、おそらくほとんど生の声なのだと思われます。
ミニオンは、前作までは「怪盗グルーの研究所でバナナから合成された」とばかり思っていたのですが...
古代から生き続ける不死身生物という設定に変わってた!
悪役スカーレット・オーバーキルの天海祐希さんの声が全く違和感なしというか、見かけも本人をキャラ化したかのような馴染み具合だったのも素晴らしいです。
どのキャラクターも漫画的なゴム人形ぽいデザインなのですけれど、服の布地や揺れ方、建物の装飾といった実に細か〜いところまでが作り込まれていて、そういうところをじっと観察するのも楽しい。
ちょっと前までこういう、可愛い系緻密CGはピクサーの独壇場な世界だった気がしましたけれど、もう違うんだなあ。
(バナナというよりはトウモロコシのつぶつぶのように)群れになって動き騒ぐミニオン達をみていると、良い時代になったなあと眼福な気分です。
たいへん勉強になりました。
また見たい。
来年になるのでしょうが、スターチャンネルでの放映を楽しみに待とうと思います。
そうそう、エンドロール後ぎりぎりまで特別映像は続くので、終わったと思って帰っては駄目ですよ!
ミニオンの関連グッズってけっこう出てきているんですが、映画の画像をそのままプリントしたものを除き立体アイテムは何故かあんまり可愛くないのは何故だろう?
比較的高額なフィギュアでも、少々「なんか違う」と思われるものがあり。
それはサイズ感なのか、体格の比率なのか、髪の毛の感じなのか?CGの可愛さが完成されすぎているのか?
それともユニバーサルスタジオに売っているものなら可愛いのかも?ああ行ってみたい。可能ならハリウッドのほうで!
いいのがあれば買う気満々なのに、いまだ出会えていません。
トイストーリーのLGM(エイリアン)達はいっぱい持ってるんだけどなあ。
-----
7月19日に2D字幕版でみてきました。
公開から1ヶ月くらい経っていたにも関わらず、意外とお客さん入ってるんだなーという印象。
私たちも最初はほとんど興味がなかったのに、じわじわと耳にする高評価で「それなら行かねば!」となったのです。
終演後、
「.....どうしよう...予想外に感動したじゃないの!」
と、オロオロしたのでした(笑)。
砂漠の上をひたすら、ドドドド...と改造車(のような戦車のような)乗り物で、群れになって行きつ戻りつしながらワイワイ追っかけるだけ!
というのが、ぱっと見の感じではあります。
しかしこれが思い起こすと
「これが、(ネットで噂になっていた「あの場面」であり、)マッドマックスの醍醐味かっ」
と、グッとくるポイントが多いんだな〜
ストーリーがわかりやすく比較的シンプルめな構造であるからこそ見た目の個性が際立ち、こちらも余裕をもって味わえる!
というべきでしょうか。
火噴きギター+大音量スピーカータワーと太鼓叩きの一軍が何故こんな緊急時(だと思う。)の戦車に積まれているのか?
弱り気味のメンバーの口のまわりに吹き付けられるあの銀粉スプレーは何なのか?
「血液袋の人」は貧血にならんのか?
奥様チームがやたらと美しいのはすごい!とか
あの地域のインフラが正常に機能して復興していく続きを見たい!等々....
観たあとにもわいわいと楽しめたし、いろんな視点で掘り下げることも可能であろう内容だったのでした。
私の行ったシネコンでは、この時期というのもあり、いちばん小さいのではないか?と思われる公民館的規模な劇場のスクリーンでした。
やはりそれでは音響が不満な感じ。
いかにも地響きドンドコという感じの場面ばかりなのですから、もうちょっと初期の大部屋な頃に鑑賞していたら....という悔いが残りました。
私は以前からニコラス・ホルトのファンなのですが、ああこの人はウォーボーイズみたいな塗りまくり顔の役でも、目の美しさが隠せない人なのだわ!
と改めて感動であります。
他にも意外と大物な方がたくさん出演していて、そんなに面白くないだろうという初期予想で出遅れたのが、実にもったいないことでした。
(でもわりと残酷かつ暴力シーンも有るので、乗物主体だからと言ってお子様向け作品ではないですよ)
○Mad Max: Fury Road: Full Behind the Scenes Movie Broll - Tom Hardy, Charlize Theron - YouTube
○マッドマックス 怒りのデス・ロード - Wikipedia
というわけで、この夏は面白い映画の公開が立て続けなので、どんどんみていきたいと思います!
(V8の△ポーズを決めながら)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2015.07.13
最近の映画鑑賞4本分まとめ(ハンガー・ゲームからターミネーターまで)
映画をみてきた記録、毎回ここに書くべきなのにすっかりサボり癖がついてしまい、4つもたまってました...。
今年最初の映画館行きが5月だったわけなので、鑑賞ペースはちょっとだけ回復したかもしれません。
(7-8月にかけては、予告篇の数々を見ていると「毎週通うか?」と言いたくなるほど見たいもの多し。)
以下、鑑賞日付の新しい順です。
○映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』オフィシャルサイト
入り口でターミネーターロボットの頭部のかたちの厚紙チラシを2枚もらったのですが、これは入場者特典とのこと。
持ち帰るには微妙に大きすぎるし ウチワにするには写真が怖いしで、全く残念なオマケでありました...。
前作ではCG扱いされていたシュワルツェネッガーさんが完全復帰していたので、やっぱターミネーターはこうじゃなくちゃなー!という感じはありました。
人工物とはいえ年月が経てばそれなりに不具合や老化も出てくる設定で活動しているし、教育されて"人"っぽい振る舞いも身につけており....強そうなお爺ちゃんみたいな雰囲気も。
まだまだ頑張って〜と応援です。
1,2作目の内容が懐かしくなるシーンもあったりしたのですが、うわー今作でこの人悪役にしちゃうのかよという軽い驚き(この件どちらかといえばガッカリ)も若干。
しかし全体的にはおとなしめというか、ターミネーターシリーズ(サラ・コナークロニクルズ含)を見馴れているとさほど意外性のない展開範囲で話が終わったかな〜という感想です。
登場人物達が転送装置を使って時間のあちこちを移動するので、時間軸や人間関係を頭の中でおさらいしながら見るのはのはなかなか大変なことでした。
でも結局こういうタイムトラベルものは、いくらでも「こことは違う並行世界がある」を言い訳にして違う話を作れちゃうのですよね〜。
それにしても、復帰したシュワちゃんと闘うなら、液体金属のT-1000型もロバート・パトリックでやってくれたら面白かったのに...と思ったのでした。
サラ・コナー役のエミリア・クラークは初代のサラからぐっと子供っぽくなった雰囲気ですが可愛い人ですね〜
個人的に、今までどうやってターミネーター(シュワ)と一緒に暮らしてきたのか?お互いをどう教育してきたのか?
はすごく知りたい気がしたのですが....そこはスルッと流されていたのが不満だ!
カイル・リース役は、どこかで見たことがあると思って家に帰ってから調べたら、ダイ・ハード/ラスト・デイで主人公の息子役だった人でした。
こういう長年のシリーズものは、やはり新しくなるにつれてCGのレベルが格段に上がっていくのがわかるので、視覚効果方面は大満足です。
冒頭の「審判の日」のシーンなんて、ああこれは怖すぎるから3Dでみなくて良かった...と安堵したほど。
転送装置なんてすごくかっこいいし、新型改造ロボット(?)の金属粒子が崩れたり復活したりの緻密な動きも本当にかっこいい。
総合評価は「まあまあ」と言ったところです。
お約束っぽい終わり方だったことを考えると、充分に続編は作れそうです。
----
○アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン|映画|マーベル|Marvel|公式サイト
先日の伊東屋の回でも書きましたように「情報量が多すぎると体力を消耗する」傾向があります。
全員もれなく活躍するアベンジャーズは大人数過ぎて、脳内がいっぱいいっぱいになりかけたのですが。
面白くてあっという間に終わってしまい、今回もなんとか乗りきれました!
今回は、全員が1つの場所で闘いまくってるなかで、いちばんいいアングルでスローモーションをかけてフワッと集合写真のようにみせる方法が何度か使われていたのが印象的。
エンドロールの、例によって凝りまくってるCGもそんな雰囲気で「群れ」になってて美しかったし、オールスターだからこそのナイス効果なんだろうなあ。
あれは、3Dプリンターで削り出して大理石っぽい素材感にすればきっとオシャレな関連グッズに出来るのでは...
それぞれの登場人物に対してバランス良く見せ場を配置していた感じもしますが、ジェレミー・レナーの登場多めだったのがファンとしては嬉しいところでした。
キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャーのラストでちらっと登場していた、新人の双子超能力者の活躍ぶりも良かったです。
女の子のほうがエリザベス・オルセンだというのはあとから知りまして、へーすごく可愛い...と感心。
当初、あのフルハウスの「オルセン姉妹」の妹のほうなのだと勘違いしていたのですが、彼女たち双子の、後から生まれた妹さん(←ああややこしい!)なのですね。
今作では、初めてソーのトンカチ(仮称)を軽々持てる新人物も出てきたし、今後が楽しみです。
各人の出演料含めて毎回ものすごいお金がかかっていそうな気がしますが、そう遠くないうちにシリーズの続きをお願いしたいです。
----
○映画『攻殻機動隊 新劇場版』公式サイト
6/20に行ってきました。
TVアニメはあんまり見ない私ですが、攻殻だけは長いこと追いかけてるし、解説本やDVDもけっこう持ってます。
前のシリーズから、声優さんや絵の感じが一新されたときはかなりショックだったのですが....
ARISEになってから何度もみているうちにほとんど違和感なくなったような気がします。
(でもなー、ハリウッド実写化は納得できないなー!ほんとにやる気なのかな〜イヤな予感がするなー)
ロジコマのキャラクターとか役割が前シリーズのタチコマそっくりなことにホッとしました。
タチコマのようにフィギュア買うほどの思い入れは今のところないのですが、今後も改良を重ねつつけなげに頑張って欲しいです。
旧シリーズの前日譚ながらもこれまでのシリーズと違うことが語られたりもする並行世界っぽさもあるのですが、光学迷彩でビルから飛び降りる素子だとか、"桜の24時間監視"を最後に持ってくるあたりなど、ところどころに「いつものシーン」が入って今までとつなげているところが、かえって安定の面白さなのでした。
AmazonのARISE関連レビューでは、かなり賛否両論で、というか辛口意見も多くて、まあずいぶん変わったから仕方ないよなあと思ったのですが
(確かに私も前シリーズのほうがわかりやすくて好きなのですけれど...)
この映画版については映像も綺麗でけっこう見ごたえがあり、わざわざお金払って行って良かった〜(ファンだからブルーレイ買ってもいいよ!)と思える作品でした。
---
○映画『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』オフィシャルサイト
6/6に行ってきました。
最終章なんですが、それをわざわざパート1と2に分けるという(トワイライト・サーガもそうだった....)引っ張り仕様のため、"終わりの始まり"である今回は、いよいよの盛り上がり直前でバシっと切られた感じなのがモヤモヤでした。
しかも、今回はバトル全くナシで、政府への革命に立ち上がるかどうかの苦悩が中心になるため、ジェニファー・ローレンスのあの"場違いにぴちぴちと健康的な感じ"を楽しむことが出来ず、可哀想かつ残念...
そもそも今回は、スターチャンネルでくり返し1章と2章の放映をみていたところ「続きが気になる」と夫まで言い出したので
(映画館での2章は私ひとりで鑑賞したのです。その間、夫はなんかのアニメ作品へ二手に分かれ。)今回の鑑賞に至ったのでした。
原作は、2章まではKindleのセールのたびに買ってるので、読んでます。
でも、この種の話は「上映より先に本で読んでしまう」と、もういいかなーとなってしまう予感がするので我慢してます。
(トワイライトがそうだったので...!
直前でAmazonで大人買いして全巻読んでしまったため、結局最終回分だけはテレビでいいやとなってしまいました。わりと面白かったのに。)
ほとんどのシーンを撮った後に亡くなったとのことで代役やストーリー変更はなかったそうですけれど、このファイナル章がフィリップ・シーモア・ホフマンさんの遺作となってしまったのがとても悲しいです。
そういう意味でも、本当の最終回であるパート2は可能な限り見にいきたいです。
これが主題歌だと思うんですが、ロードの「Yellow Flicker Beat」は良い曲だなあ。18歳だっていうのもすごいね...
ジェニファー・ローレンスの歌はちょっと驚きましたけれど。
(あの暗ーい歌がヒットしていると聞いてもっと驚いた!)
○なんとUKで19位!ジェニファー・ローレンスが歌う映画挿入歌が英米でヒット! - ABC振興会★海外セレブ・ゴシップ課
----
というわけで、1ヶ月以上も経つと、作品によってはなかなか内容が思い出せない(笑)こともわかったので、もう少しこまめに鑑賞記録を残しておこうと思いました。
何をいつ見たかは、左写真のように映画の半券を1つづつ貼り付けたノートを2008年以来作ってるんです。
これが、いよいよあと1ページで終了します。
クオバディスのエグゼクティブにいつも同梱されていた、別冊アドレス帳を台紙にしてるのです。
カバーもクオバディスの赤革がいまだ健在。
このノートはまだまだ余ってるので、同じ形で続けられます。取っておくものですね。
薄いホチキス留めノートなので、2008年からの1冊目(裏表紙)と新しい2冊目(表紙)を糊とテープで無理矢理に接続!
・・・という荒々しい手法で、すこし分厚い映画ノートに生まれ変わりました。
今の鑑賞ペースならまだあと10年分位は余裕で貼れそう...。
超インドア派の我が家ですが、映画の時はけっこう「さぁお出かけよ!」と張り切ります。
このノートに紙片を貼り付けつつ、ほそぼそと長く楽しんでいきたいと思います。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2015.05.24
「チャッピー」を観てきました。
なんと、今年初めての映画鑑賞だったと気付いてびっくり。
忙しい週末が多かったせいなのか、映画欲はなんとなくTVで済ませることに慣れてしまったのでしょうか?
やはり、大きなスクリーンで観るのが楽しいなあ
と、久々に再確認したのでした。
(うちは、スターチャンネルをもう10年以上契約してまして、普段も一番長くつけている局であると言えます。
レンタルの最新作と同じようなタイミングで放映されるので、それで良しとなりつつあったのかもしれないです...反省。
録画や再放送で繰り返し観ることができる利点はありますが、ついつい何かをしながらになってしまうのが欠点!)
○映画『チャッピー』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
予告篇をちらっと眺めた以外の予備知識は特になかったので、
えぇーこんな話だったのか〜!と結構驚いたのです。
ヒュー・ジャックマン+ロボットもの映画、ということで「リアル・スティール」が頭にあったのですが、もうぜーんぜん、ああいう感じとは違うお話。
いろいろあって(ネタバレになるため前略)チャッピーと名付けたロボットに格納した人工知能がどんどん育っていっていろんなことを学びつつも、自主的に気付いた感情や社会的な妨害やらでいろんな波瀾万丈経験をしつつ(ネタバレになるため後略)
わかりやすく、お約束な感じの展開も多めでサクサク進んでいくストーリーだったように思います。
ええー、それってそんな簡単に可能なことなのかい?(vaioとプレステで? ←Sony提供なだけに...Macが一台も出てこないのもまた新鮮。)
というツッコミどころもずいぶんありますけれど、アニメっぽいふざけた面白さもあってわりとあっというまに見終わりました。
・・・というような軽さもあるので残念ながら"大作の香り"は全くないのですけれど。
すごいわーと思ったのはチャッピーや他のロボット警官達の動き。
モーションキャプチャで人間の役者がまず演じたところをCGでかぶせているのですが、まるで着ぐるみかのようにぬるぬると滑らかに動くんです。
(声と動きは、一連の監督作品で重要な役どころをやっている俳優:第9地区で主演し、エリジウムで悪党のクルーガー:の人なんだって!
この人の見た感じが好きなので、今回は出ないんだな〜と思ってたらチャッピーの"中の人"をやっていたのでした。)
見かけは絶対に着ぐるみじゃないし、手足の比率以外はかなり機械っぽいデザインなんです。
それなのにこまかい動作があまりにも人間そっくりなのが、すごくすごく不気味!
ニール・ブロムカンプ監督の作品は、いつも"キモチワルくて見てられない"ぎりぎりなところをつついてくるので
どちらかといえば苦手なんです。
(第9地区はエビっぽさがきもちわるくて以来絶対再放送は見てない(笑)し、エリジウムは体に直接埋め込む外骨格の感じが常に痛そうでつらい)
今回も、全2作ほどの駄目さじゃないけど、すべすべと動いてギャングの真似などしてふざけたりもするロボットを、うわあ怖いと思いながら眺めていました。
しかしこのチャッピー、なんだか癖になる「わはは、きいたことがあるようなないような、ヘンな話だったな!」という不思議な後味があり、放映されたらまたきっと見ちゃうだろうと思います。
グッとくる展開やごく若干の教訓もありますが、暴力と強奪と流血な場面もわりとあります。
ウサ耳ロボットだからといって、子供と一緒に見る向きとしてはおすすめしかねるのでご注意を。
ちなみに、エリジウムでジョディ・フォスターがやっていた(のと同じ感じの)役柄、今回はシガーニー・ウィーバーでした。
上記のモヤッとする不気味さに加えて、
ヨハネスブルグの無法地帯っぽい世界も共通して、もうひとめでブロムカンプ監督だとわかるほど。一貫してるんだなあ。
つい最近、ネット上で読んだ筒型の高層ビルも作中に登場していました。ここも怖いなー!
○「犯罪者の巣窟」と呼ばれたヨハネスブルグの「ポンテタワー」の現状がわかるドキュメンタリー - GIGAZINE
(↓メイキング系は、作品鑑賞後にご覧下さい)
○「チャッピー」AIロボットの成長過程を追ったメイキング映像 - 映画ナタリー
○VFX Supervisor Chris Harvey On Bringing Chappie to Life | The Credits
---
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2014.12.14
「インターステラー」を観てきました。
インターステラーは、だいぶ前に予告篇を見て以来ずっと気になっていた作品です。
鑑賞済みの方々の評判も上々だったので、楽しみに行ってきました。(今回は2D字幕)
○映画『インターステラー』オフィシャルサイト ← ページ左上の小さい×印を押さないと動画以外の内容に入れません。わかりにくいっ
以下、ほぼネタばれていない範囲の個人的感想です。
169分もある長編なので、気力が保てるか不安だったのですが、わりとあっという間に終わってしまって驚きました。
話の壮大な規模や、扱う理屈からすると...本当はこの倍くらい時間をかけないと説明しきれないだろうなあ!という印象です。
地球の現状とか、その対策の歴史とか、宇宙に発生している次元の仕組みだとか。
さらにもう1本分の作品作るくらいの勢いで説明してもらいたい気分になりました...。
そのため、ここでは語られていない(または、さらっと流されている)事情をどれだけこちらが想像or知識補完できるか?
というのがかなり試される映画だと思いました。
CMで盛んに流れている「宇宙に行く父と残される娘の間の絆!」みたいなドラマに期待でいくと、確かにその方面の感動もベースはなっていますがキビシイかもしれません。
古典名作を含めSFの映画や小説読みを体験し慣れている人ほど、発見や深みに唸ることになる気がします。
こんなに現実離れして進化した世界に居るような話の中でも結局は、傲慢さや保身のための計算や嘘など、人のマイナスな心情に運命が左右されてしまう展開の数々にも、うぅむと考えさせられた次第です。
そして、TARSやCASEといったあのロボット達!
たぶんあんまり人間ぽくしたくなくてああいう板状のデザインにしたのかもしれませんが、すごく気に入っちゃった。
HAL9000からはじまってとにかく「タチコマっぽい脇役」に熱狂しやすい人にはハマるのでは?
あんなにシンプルな形状なのにフィギュアが売ってないのが不満です。
アーサー・C・クラーク原作の映画「2001年宇宙の旅」や「2010年」が好きな私には、これらが更に発展したような美しい宇宙(+ワームホール抜け)映像にとても感動しました。
そういう景色はさすがにCGなのだとは思いますが、それ以外の、例えば砂嵐などは人工の砂を扇風機で飛ばしたのだとか、水や氷の惑星もそれっぽいロケ地で撮ったのだとかで、可能な限り実写にこだわったことを後から知りました。
出演者も、クリストファー・ノーラン監督作品でおなじみの人々で固めていてとても豪華。
マシュー・マコノヒーは近年大活躍ですね。
(子供時代のマーフィ役の女の子は、誰だったかなあとずーーっと考えていて、トワイライトサーガの終盤で主人公達のあいだに生まれたハーフバンパイア美少女の子だ!
と、帰りの車の中で気付くなど。
マッケンジー・フォイちゃんは今後要注目ですよ。)
あと、NASAの建物内風景がとても見覚えがあったのですが、いやまさかNASAだしセットだろう...と思っていたのですが調べてみると。
果たして、LAダウンタウンのウェスティンボナベンチャーホテルでした。
あの地域ではもうけっこう古くからあると思うのですが、未来っぽい曲線なコンクリート造りのデザインは実に美しくて。
意味もなく廊下をぐるりと歩きたくなるホテルです。
○ロサンゼルス発・最新観光ニュース - ボナベンチャーホテルで映画撮影
帰宅してじっくりと思い起こしてみると、もう一回確認したり掘り下げて調べたいことが山のように出てくる映画なのです。
ネタバレ情報はすでに結構出ているのですが、時空の飛躍などが複雑すぎて、正直言って鑑賞前にそれらを読んでもよく把握できませんでした。
観たあとにようやく、ああそういうことか〜っ。と、楽しく咀嚼できる感じ。
例えば、下記リンク先の図などもだいぶ前に眺めたけれど「はぁ...難しそう...」と思うばかりでわかっていなかったのです。
(インセプションでもこういうの作ってる人いたなあ。)
今になって観察してみると「うわっこれ描いた人すごいな!」となって、あとからの理解の手助けになっています。
↓ ストーリーの情報含まれてます。
○Interstellar Timeline on Behance
この映画の物理現象を専門知識で掘り下げた本なども本国では出ているようなのですが、とてもじゃないけど読めないだろうから翻訳されないかしら。
ノベライズ本は文庫で出てるので、人間関係をおさらいする用に読んでみたい気がします。
既にもう、ブルーレイで買うか、スターチャンネルでの放映を半年以上は耐えて待つべきか検討中ですよ!
参考になったページ(鑑賞後の閲覧を推奨します):
○「インターステラー」のSFっぷりは一体どれぐらいで何がスゴイのか、SF小説とかSF映画とか大好き野郎が見るとこうなる - GIGAZINE
○映画「インターステラー」に出てくる数式は理論物理学者キップ・ソーンが監修 - GIGAZINE
----
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2014.09.16
「イントゥ・ザ・ストーム」と「LUCY/ルーシー」を観てきました。
○映画『イントゥ・ザ・ストーム』 ←公式サイト
こちらは8月の終わりに行ってきました。
特殊効果がすごいかもしれない。という興味が先行だったわけですが、なかなか面白かったです。
ちょうど卒業式開催中の高校がある街にドドンと襲いかかる大量の巨大竜巻!という設定。
竜巻映画と言えば1996年公開の「ツイスター」を今もスカパーの再放送などでよく観るし、結構いい映画だと思ってます。
そこで得ていた予備知識やお約束は今作でも役に立ちました。
(専用車で竜巻を追いかける仕事をする人達の存在とか、功名心ゆえに無茶をして近づきすぎ事故になるパターン等々。)
竜巻映像は、破壊場面含めて本当にもの凄くて、ひと昔前の映画のCGではさすがにかなわないレベル。
火炎を巻き込んだり、雲の上までトラックを巻き上げる風の力の見せ方なども巧い。
落下直前の一瞬だけ味わう天上の美しさも印象的。
しかし、災害の合間にちょこちょこと挟まれる人間ドラマで集中力が途切れがち傾向に。
いかにも海外ドラマでみるような筋書きを長めに入れすぎている気がします。
「動画投稿バカ」な方々は、終始イイ味出していたけれど彼らもふざけ過ぎだ!
というくらい、CGが主体の映画ではあったんですが。
教頭先生役の俳優さんが唯一ものすごく既視感があった(他の方々の地味な雰囲気に反して、一人だけ端正過ぎて目立っていた)のでずっと気になってました。
帰宅後wikiで調べてみると、ホビットでトーリンを演じていたリチャード・アーミティッジさん。
現代人の恰好だと更に素敵なんですね!
youtubeオタクの馬鹿騒ぎや高校生同士の初々しい恋愛模様よりも、この方が誰かとくっつく話を盛り込めば盛り上がったのに〜。
と、勝手に残念がっています。
こちらは先日の土曜に観てきました。
○映画『LUCY/ルーシー』 ←公式サイト
人間は普段、脳の機能を10%ぐらいしか使ってないというのに突然、残りの9割を無理に覚醒させられた主人公がどんどん変わっていく話。
難しげな理論話は、モーガン・フリーマン演じる教授の「講義」の場面を借りることでさほど無理なく解説されているし、いま主人公の脳の使用率がどれくらいなのかということはちゃんとクレジット表示されるという、漫画的なわかりやすさ。
とはいえ「ツッコミどころ満載」という言い古された単語がよく似合う内容だと久々に思ったことは確かです。
(人が能力を増していくことについて、ちょいちょいイイことを言っていたような気もするのですが)
「これってホントにそうなの?」とかなんとか、あまり深く考えないほうが楽しめる気がします。
いやー、人間て全脳みそ稼働させるとあんな高度になっちゃうのでしょうか?というのが衝撃的で。←ああいうのは嘘だからね、と後から理系に説得された。
だったらあの映画中でいう、2割運転レベルで充分楽しい人生送れるわと思ったのですがどうでしょう。
もっと頭がよければ苦労しないのに...頑張りが足りないのか?大人すぎてダメか?
と、多くのことに対して実感中の私にとって、モヤモヤと引き寄せられるものが多かった話でした。
この人が主演だから観に行ったようなものですが、スカーレット・ヨハンソンはとてもかっこいいです。
一部なんとなく「ウルトラ・ヴァイオレット」を連想するので、対抗できそうなのはミラ・ジョヴォヴィッチぐらいか?
チャイニーズ・マフィアの軍団とパリで撃ち合いをするという無茶苦茶な設定もなかなか楽しい。
(リヴォリ通りのアーケード下は無理すれば車で爆走できるのね。CGなのかもしれないけど....とかなんとか、観光ガイド的に興味津々。)
人類の始祖であるという設定の猿人のデザイン:主に顔:は、あんなのでいいのか? と困惑した件含めて、視覚的な見どころも意外と多し。
決して「リュック・ベッソン監督の大作」ではないんだろうけれど、ファンタジー系バンドデシネをさらっと読み終わったような分かりやすさ。
こういうのありかもと思えた時点で、私はかなり好きかもなーと思える映画でした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2014.08.10
「トランスフォーマー/ロストエイジ」を観てきました。
○映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』 ← 公式サイト
立体メガネでこめかみが痛くなっちゃったり毎度煩わしいのですけれど、この作品についてはIMAXで観ることができて良かったです!
本編が始まる前にちょっとだけ撮影シーンなども上映されたのですけれど、IMAX向けを意識して作り込んであるシーンも多くて、冒頭からなかなかの迫力でした。
うちの最寄りのIMAXシアターはそんなに大規模だとは思えないんですが
(トロン・レガシーがこけら落とし上映だったのを記憶しているので比較的新しめ。)
前のほうに座ったのでちょうど視界いっぱいに映像が拡がって、戦闘中の各種破片がバンバン飛んでくるような気がする立体感がすごいのであります。
今作からキャスト一新ということで、マーク・ウォールバーグとその娘+彼氏という関係の3人組が主要キャストになっています。
このシリーズは一貫してそうなのですけれど、ヒロイン役をはじめとしてモデル級の美人しか出ません。
今回新登場のニコラ・ペルツも、あんなに可愛い高校生かー!田舎の真ん中に住んでてレーサーの彼氏とか無理がありすぎる設定だよなー!(とこちらの顔が険しくなるくらい)すてきなのです....。
しかしながら登場人物が変わった割にはそれほど印象は強くなくて、ストーリーも基本的には、良い意味で「お約束」な感じはしました。
やっぱりCGのすごさをじゃんじゃん見せつけること第一というか。
今回は、「人間が人工的に作ってみたトランスフォーマー」の話を絡めつつ、香港-中国が主要舞台になるんですけれど、あの人口密度のなかで巨大ロボットが格闘するものですからもう、高層アパート群をばりばりと破壊しまくりです。
(あの大暴れのせいでどれだけの人が犠牲になったのか?
・・・などということは微塵も感じさせない明るい映像なのは、さすがマイケル・ベイ監督。
しかし、北京の空気は、いつも彩度高くからっと青空な印象のこのシリーズにおいてもやはりスモッグ気味で、少し心配に。)
以前の作品でも見られた現象ですが、最初の時点では色も判らないほど埃かぶってボロボロのトラックだったオプティマス・プライムが、だんたんと息を吹き返してきて、路上ですれ違う普通の車からちゃちゃっとエネルギーを吸い取って、ペイントも鮮やかなどんどん綺麗な仕様に変わっていくところがすごくかっこいいのです。
あと、最古参のひとりと思っていたバンブルビーが、今作では他のロボット達に若造扱いされているのがファンとしては気の毒に思いました。
(つぶらな瞳の童顔なのもロボット界ではよくないらしい..。)
そして唯一のドンヨリポイントは、主題歌がLinkin Parkじゃなくなったことですが、仕方ないのかー!
というわけで、音響・映像ともにIMAXで楽しむエンターテインメントとしては非常に良く出来た作品だったと思います。
つい先日地上波で放映された1作目と較べるとCG技術はやはり、相当の飛躍がありますね!
まさに今バンクーバーで開催されていて今年も行きたかったなあとうっすら考えていたのですが、SIGGRAPHの上映会に参加しているような興奮を味わうことが出来、ちょうどよかったわとラッキーでした。
機会があればメイキングなどもいろいろ見てみたいです。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2014.07.07
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観てきました。
2D字幕版にて鑑賞しました。
うっすらな予備知識時点では「どうかな?」と思ってたのですが、なかなか面白くて満足!
戦闘シーンが多い映画はあんまり見たくないほうなので、ヘンなデザインの異星生物が情け容赦なく暴れまくって人類勝ち目無しな戦いのところを眺めていると、うぅむ..となっていたのですけれど!
(動きも大きいので、これはやはりIMAX3Dを選ばなくて良かったとホッとする。
それだけすごい迫力ということです。)
トム・クルーズは相変わらずカッコいいのでした。
同じ日・同じ時間を何度も繰り返してそこから先に抜けられなくなっていることを、あるとき登場人物が気付き、なんとかそこから抜け出そうと(延々続く繰り返しの中で)少しづつ方向転換を試みる...
というループものというジャンルの筋書きです。
今作のトム・クルーズ演じる主人公も、敵の生物からの人類殲滅作戦に必ずつながってしまう繰り返しからなんとか抜け出そうと、その「ループ経験者」であるヒロインと共に毎回なんらかの学習をしつつ勝利に向かっていく...という流れ。
このパターンのストーリーの映像作品に必ず存在する"同じ場面の繰り返し"は、飽きる原因になるのが欠点です。
しかし結構うまいこと折りたたまれ(省略され)て、それでも観客が"最初"からのループをうっすら感じつつも、新しい要素や今後の解決ヒントが混ぜ込まれていきます。
集中力を削がない巧みな構成になっていることには、大いに感心しました。
忠実にループを最初から最後まで8回分放映したという、ハルヒの「エンドレスエイト」については、そのエピソードを聞いただけでゲンナリしたんですが、今回の映画はそういう疲労感はほとんど無しです。
私がはじめて映像で体験したループものは、Xファイルのシーズン6「月曜の朝」というエピソードなんですが、これもわりと「またきたか!」とイライラして見てた記憶が(笑)。
面白かったけど。
ヒロインのエミリー・ブラントさんは、ものすごい戦場の中でもきらきらと美人で、見ていて気持ちが良いです。
もうちょっとトム・クルーズといちゃついても(?)良かったのではないかという疑問すら浮かんだほど。
そんなわけで、話のオチや、手の込んだエンディングクレジット時のCG含めて予想外に気に入った映画だったのですけれど、今まで観た映画の中ではだんとつにルーブル美術館の扱いが乱暴だったので心が痛みました。
それだけがつらいよ...。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(2) | ↑top
2014.06.29
「トランセンデンス」を観てきました。
昨日行きました。
地元の映画館ではIMAX2Dでも公開されていましたが、通常字幕版にて鑑賞。
今まで何度か予告篇を見てきて、そこから想像していたストーリーと実際はだいぶ違っていたなぁ。
・・・というモヤっとする件を抜きにして褒めるとすると、ジョニー・デップ以外にも配役がけっこう豪華なのが気に入りました。
ポール・ベタニーやキリアン・マーフィやモーガン・フリーマンがいい感じに(贅沢に)脇を固めていて、多少はツッコミどころがあるストーリーになっても、"目に栄養な感じ"で救われると言えましょう。
あと、最初のほうに出てくる、(この時は)ケーキ屋の女の子が他の映画で印象に残ってた人で、
つまりそこそこ重要配役なのかもとピンときた→つまりあのケーキに何かがっ。
的な連想をしていたらそれがばっちり当たってしまい、うわぁ!と思いました。
あとから調べたら「ザ・シューター/極大射程」の未亡人役の女優さんだった。
というか、ルーニー・マーラのお姉さんなのだとwikiで知ってビックリ。目ぢからが強い姉妹だよね!
主人公が乗り移った人工知能は、文字どおり全知全能の域までいくかというほどに人間を超越(トランセンデンス)しようと進化していって、それを匂わせるような現象も起こったりするんだけれど実のところストーリーの本筋はそういうことではない...
と、じわじわ気付かされてしまうので、良くも悪くもこれが評価を分けるかもしれません。
展開上「?」が浮かぶモヤモヤポイントは数々あるので、話の規模に較べると「大作っぽさ」は低めではあるけれど
しかしまあ、夫婦にはこういう形もあるんだなあという、意外と後味しみじみな話ではあります。
(電気は大切にね!)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2014.05.31
「X-MEN:フューチャー&パスト」を観に行きました。(+「アメイジング・スパイダーマン2」も)
○映画『X-MEN:フューチャー&パスト』オフィシャルサイト
2Dでサラッと観るのも良いかなと思ってたのですが、夜間回は何故か3D上映ばかりだったのです。
浮き出る字幕でかなり目が疲れることは過去の体験でよくわかっていたので、吹き替えのほうを鑑賞したのでした。
久しぶりに"IMAXじゃない普通の3D"だったのですけれど、やはりXpanD(赤くて厚い、後ろに紐がついてる)の立体メガネは苦手です...
鼻を通り過ぎてどんどん下にさがってくるので何とかならないんでしょうかっ。
って、3年以上前からブツブツと不満に思っているのですが。こっちの顔の造作のせいとはいえ、全く改良されないのねー
しかし、作品はとても良かったです。
基本的に暗くて救いの無い世界が「現在」として描かれていて、そうなるに至った「過去」の要因を取り除くべく、時間を遡って奮闘し、「未来」を変えるという話。
タイムトラベルものでは王道のパターンではあるのですが、X-MENシリーズではお馴染みのメンバーが次々と(ほんの数秒のシーンも含めて)出てきては関わっていくところが面白くて。
回想場面もありますが、シリーズ3作を知っている人のほうが楽しめるだろうと思います。
なんというか、パトリック・スチュワートが出ているせいでこういうストーリーだと「スター・トレック」っぽくもあり。
ちょっと紛らわしい気分になるときもあったかなあ。
ジェームズ・マカヴォイとマイケル・ファスベンダーの、"プロフェッサーとマグニートーが若いときコンビ"は今回も素敵でした。
そしてジェニファー・ローレンスのミスティークは相変わらずむちむちして可愛い。
(吹き替えはもうちょっと声が似ている人を使って欲しい...あの低くてかすれめな喋り方がチャームポイントな女優さんだと思うので。)
エンドロール後もいつものように1シーンあるのですが、あれはいったい何につながる件なのだろうね。
と疑問に思いつつ、山を越えて帰宅したのでした。
----------
★4月26日に観に行きました。
下記の文章、他の映画の時とまとめて載せようと思って温存してたのですが、あっというまに一ヶ月経ってた...(でもまだ今も上映中)
前回、IMAX3Dで観た「キャプテン・アメリカ」の前に流れた予告篇でのすさまじい躍動感に
「こりゃ酔ってしまいそう。我々には無理かも」
と話し合い、今回あえて2D版で鑑賞してきました。
それでも迫力十分でした。
このへんは、IMAXなどで観たらすごい大袈裟な遠近感がついてるんだろうなー!
という、いかにも「3D向け」な演出も多々あったのですけれど。
わりとコメディタッチなシーンも散りばめられていて
(このシリーズのスパイダーマンは、戦う前振りでけっこうぺらぺら喋るのですね...トビー・マグワイア主演の頃よりお気楽なのは若さのせいか?)
中だるみ無く楽しめた感じです。
今回最大の敵役であるエレクトロですが、青くて目が光る電気な感じといい「ウォッチメン」にも似てる人いたよね!と思いました。
悲劇に巻き込まれて変身する前のキャラクターもなかなか印象深くて、あのバーコード頭などはコメディアン出身のジェイミー・フォックス自身が考えたのだとか。
どうやっても絶対に死ななそうだったのに最後はわりとアッサリだった気がするのは、私が理系頭じゃないからでしょうか?
今回、エマ・ストーン演じるグウェンの可愛さが印象的でした。
お人形顔なのに、若干ドスのきいたハスキー声の天才女子高校生、という設定が素敵..。
実生活でもあの二人はお付き合いしているそうなのですけれど、それだからこそなのかもしれない、とびっきり幸せそうな表情がいいなあ。
その後の展開が展開だけに、彼女のきらきらした笑顔が忘れられず。うぅむ!
エンドロールのCGや音楽はとてもかっこいいです。
もう少し先で唐突に別作品の映像が入ります。これがきっと上記のX-MENの予告になるのかな。
-------
というわけで、アメコミものばかり続いた4-5月の映画鑑賞でした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2014.04.21
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」を観てきました。
○キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー←公式サイト
アベンジャーズチームの中では、キャプテン・アメリカがいちばん好き(主役の人の容姿など個人的総合点で!)なんですが、今回も楽しかった!
登場人物はアベンジャーズ系列全体でつながっているし、過去に関係するエピソードにはなんとなく説明っぽい回想シーンもあるんですけれど...前作の記憶はあったほうがより入り込める感じです。
主人公自身は、氷漬けで約70年間眠ったあとに掘り出されて現代に生きているという設定。
それでも結構、当時(前作)の関係者がいろんな状況で再登場してきて、重要なカギになる役どころとなります。
今回の、最大の敵役であるウィンターソルジャーがとにかく強い(ほぼ不死身な主人公の体力と互角なように見える...)ので、最初から最後まで延々と闘っていた感じです。
スカーレット・ヨハンソン演じるブラックウィドウも、あのむちむち体型でやっぱり無敵なので、それだけでもたいへん目に栄養なこと、お約束できます!
しかしながら前作と比べるとひたすら格闘している印象が強く、人間関係の起伏を眺める面白さはちょっと薄かったかなあ。
アメコミものにそういうものを求めるのが野暮なのかしら。
でも、ロバート・レッドフォードがああいう役で出るのか?という感じで意外というか、思わず帰宅後に公式サイトで確認してしまったほど。
ただ、前作ラストで離ればなれになり別の人生を歩まざるを得なかったペギーさんが、病床で主人公と再会した場面、ぐっときました。
70年も歳が離れてしまった彼女に、変わらず「僕の可愛い人」と呼びかけるところはIMAX眼鏡が思わず曇ったほど良いやりとりだったね...
そして今回も、エンドロールの最後まで小間切れに映像が続きますので帰ってはいけません。
視覚効果や音楽はたいへん良く出来ていて、機会があるならIMAXでの鑑賞はおすすめです。
(しかし、冒頭場面などは、秘密作戦ぽい雰囲気を出すためなのか手ブレ感も多めなので、殴り合ったり吹っ飛んだりしてるのを見ているうちに若干3D酔いしそうなって危なかったです。)
間もなく公開のスパイダーマン続編については、本作鑑賞前に流れた予告篇でギブアップ気味になったので2D鑑賞になると思います。
あの超大げさな跳躍シーンを立体視で追いかけるのは、三半規管が強くないとつらいかも!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2014.02.04
「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」を観てきました。
1日の公開初日に行ってきました。
○マイティ・ソー/ダーク・ワールド | Thor:The Dark World | 映画←公式サイト
近くのショッピングモールに入っているシネコンは、字幕版は3DまたはIMAX3D版だけでした。
ちょっと贅沢してみようかとIMAXにしてみたのですが、非常に良かったです!
いわゆる”アメコミヒーローもの”は、最新の特殊効果技術が堪能できるので楽しいのですが、このマイティ・ソーのシリーズは、群を抜いて景観CGが美しい(と、私は勝手に思ってます)。
巨大サイズのスクリーンいっぱいにひろがる、ソーの住むSF風味な神話都市の格好良さに惚れ惚れしていました。
ゲーム的に言うと古いけどMYSTとか、あの感じが超豪華になっている世界。
話自体はとってもわかりやすくて(3D上映向けを意識しているのか映像の迫力は確かにすごいんだけど、ストーリーは前作よりアッサリしてると言えるかも)気楽に眺めていられる作品でした。
ちょいちょいコミカルな味付けもしてあって、知ってる人はクスっと笑える場面も。
「アベンジャーズ」事件のすぐ後の頃を描いたという設定になっていて、ナタリー・ポートマン演じるジェーンが、当時の張本人だったロキをぶん殴ったりとか、キャプテン・アメリカの人がいきなり出てきたりとか。
しかし、弟ロキも彼らしい活躍をして終盤はいろんな意味で目が離せないし、ソー兄さんのハンマーも飛びまくりで飽きませんでした。
エンドロールでお客が半数くらい帰ってしまったのですが、実際のところは最後の最後に短い予告シーンが入ったり字幕でメッセージがあったりするので、ちゃんと座ってましょう。
○今回の景観CGを作ったWHISKYTREE社の最新ショウリール。
「エリジウム」の宇宙コロニー内部のデザインもここなんですね。
デジタルの植物が、わしわしと植えられていく見せ方がカッコいい…!
→ Whiskytree Showreel January 2014 on Vimeo
前回鑑賞の「ハンガー・ゲーム2」では弟のリアム・ヘムズワースにうっとりしましたが、今回はお兄さん主演。
いやあ、たいへん素敵な兄弟だと思います。
目が離せませんね(アイドル的に)!
さて、つい先日のことですが、フィリップ・シーモア・ホフマンさんの訃報が流れてきたとき画面に向かって「ええーーー」と唸ってしまいました。
46歳という若さだとは思ってなかったので(貫禄がありすぎて更に10歳くらい上だと思ってた)、ますますガックリであります。
まさにこのまえ観たばかりの「ハンガー・ゲーム2」では今後の運命を左右するゲーム・メーカーという重要な役どころで、続編の盛り上がりの中心人物になりそうな雰囲気でした。
(次の次である4作目の撮影終了直前という段階であったらしい。)
うーむ…数々の作品中で印象に残る独特な役も多く、じわじわとファンになりつつあっただけに。
大変残念です。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2014.01.04
「ハンガー・ゲーム2」を観てきました。
前作の1は映画館で観てなかったのですけれど、スターチャンネルで何度か放映を眺めているうちに、けっこう好きになってしまいました。
(話がバトル・ロワイヤルと似ているという噂で鑑賞を避けてたんですが、ああいうホラーっぽさは無いよ?)
続編の今回も、1と同じように勝ち抜きバトル中心の話かと思っていたのですが。
主人公が初勝利して以来、住民達にじわじわと高まってきた政府への反乱の気運や、若いもん同士(....)の恋愛模様etc.
見どころが増えてきた感じです。
140分超の長編ですが、話のわかりやすさも手伝って意外とあっというまでした。
ジェニファー・ローレンスは可愛いなあ。
前回ほど試合場面が多くないこともあり、新しい登場人物の個性があんまり掴めなかったのは残念かも。
いつのまにか(負けて、さらっと)いなくなってる人多し。
最後の最後なのですが、主人公が身につけている「マネシカケスのブローチ」が動きながら燃え上がるCG、非常に気に入りました。
ちょうど上に掲載のジャケット画像がそのシーン。
かっこよくてひとりウホウホと盛り上がりました!
最近から原作小説のKindle版が半額以下のセール価格になっており、1の上下巻を購入して読み始めました。
(このシリーズは今までも何度かセール対象になってるのですが、200円台はお買い得。)
今回映画で鑑賞済みなので2までは買うか、3は鑑賞後までとっておくか。悩ましいところです!
サンプルの冒頭部分を眺めた限りではそれほど難しくない気がするので、原語での並行買いもしようかと。
Kindleはこういう買い物もしやすくて良いな〜
総合評価としては、前作を気に入れば観る価値ありです。
次作3に向けて、なにかが起こりそうな絶妙なタイミングのところでプチっと切られてしまうので、もちろん次も行くだろうなあ。
トワイライトシリーズが(全然関係ない作品での私生活スキャンダルで)気分的に盛り下がって興味が無くなってしまったので、次の関心先がうまくみつけられてよかったです。
○ハンガー・ゲーム Kindle版←Amazon
夫はこの時間中、IMAX3Dで「ゼロ・グラビティ」を鑑賞してました。
とても良かったそうです。
私はこういう、始終手に汗握る系の映画は好きじゃない(体質的に合わないと言ってもよい)ので、皆さんにおすすめされる作品ではありますが、残念ながらパスです!
さて、この作品以前に昨年終盤で観たものを簡単にまとめておくと。
・11/3 パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海
★★★☆☆(5点中3)
前作をテレビ鑑賞してまあ結構面白かったのですけれど、今回はそれほどでもなかったような。
途中で少し飽きてしまったのは私が、対象年齢より大人すぎるからかも?
・11/9 キャリー
★★☆☆☆(5点中1.9くらい)
前日にBSでシシー・スペイセク主演版を観てしまったので脳内でいろいろと比較の結果、点数辛め。
かなり忠実に同じ映し方なシーンを入れたり、逆に、出来事を現代風にアレンジしたりの工夫もあるけれど。
最大の欠点は、キャリー演じるクロエ・モレッツが最初から見た目も声も可愛すぎること..
というか、他の人が普通すぎなのか。
母親役のジュリアン・ムーアも、ちょっと知的なイメージが強すぎて、旧作ではすごく出てた狂気な感じはあんまり無かったような。
ちなみに、スーに起こる、旧作にも原作にもないエピソードも全く余計。
しかしまあ、数ある割にはあんまり当たらないことが定説の、「スティーブン・キング原作の映像作品」としては平均的な出来じゃないでしょうか。
今回、所有している原作が古すぎて(昭和60年の文庫初版!)読みづらいので買い直したんですよ。
紙は白いわ、フォントサイズも大きくなってるわで感動。
これだけの版(今回は第三十四刷で、表紙も映画の場面写真。)を重ねているので、翻訳もちょこちょこと現代風に修正されているのも確認です。
映画の微妙さにめげず、これからもキングのファンとして読み続けたいと思います。
文庫をまた買い直したいので、次はファイアスターターのリメイクを御願いします。
主演イメージとしてはエル・ファニングちゃんなんだけど、もうすでに成長しすぎてしまったな〜
旧作のドリュー・バリモアはET後それほど経ってない年齢の時だったけど、ぽっちゃりしすぎて全然イメージが違ってがっくり。
作品も当然のごとくイマイチな評価だったはず。
・11/7 悪の法則
★★☆☆☆(5点中1.3くらい)
「こういう展開だと知ってたら絶対みなかった」が評価の全てです。
スタイリッシュな(ようにも見える)予告篇に完全に騙されました。
ベテランの人気俳優が勢揃いするので、決してB級な印象はないんです。
でも、ストーリーがドン引き。
登場人物達がこれでもかという残忍な方法で徹底的に追い落とされるのでかなり悲しくなりました。
それなり良い教訓を与えてくれるセリフのやりとりもあったけど、とにかく気が滅入ってしまったのでほとんど思い出せない(笑)
ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムの夫婦共演は興味深かったですが。
とにかく大事なことなのでもう一度言いますが「こういう展開だと知ってたら絶対(以下略)」!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2013.11.03
「グランド・イリュージョン」を観てきました。
予告編上映で面白そうだなあとずっと思ってたので、行ってきました。
なかなか良かったです。
いかにも映画らしい視覚の豪華さと筋書きの起伏が楽しめたので、これは鑑賞オススメな感じ。
煌びやかで大掛かりなマジックショーに絡めてポンポンと小気味よく、事件と騙し合いが展開していくので退屈しません。
ぐるんぐるんと大げさにまわるカメラアングルも、一緒に煽っているようで引き込まれました。
脇の人含めて出演者が皆、他のいろんな作品で顔を知ってる豪華陣なのでそれも良かったんです。
「核になる人物」が誰なのか割と最後のほうまでわからなかったので、キャスティングからしてトリックなんだなあと感心。
個人的には、マジシャン4人チームの中の若手であるデイヴ・フランコが気に入りました。
(かっこいいから↑)
ジェームズ・フランコの実の弟なんだそーで。へぇ〜
そして、ジェシー・アイゼンバーグは、どの作品でもぺらぺらと早口に喋るオタクっぽい変な人の役なんだなー...
すごく心に残るような重さはないんだけど、ソダーバーグ監督の「オーシャンズ」シリーズをみているような楽しい気分に浸れるので...
(ポスターもなんか似てるなあ)
スターチャンネルなどで放映されたら録画して何度も観てしまいそうです。
建物に立体映像を投影する、プロジェクションマッピングも面白かった!
こういうショー、1度、生でみてみたいんだよね〜
でも、インターポールから来たというフランス美人の役柄や背景がいまいち中途半端で説明不足に感じました。
パート2も作られるとのことなので、キャスト続投も期待しつつそのあたりの回収も楽しみにしたいと思います。
マイケル・ケインにもずっと出続けて欲しいなあ!
○グランド・イリュージョン (映画) - Wikipedia
-------
2008年鑑賞分から(クオバディスの付録で全く使ってなかったアドレス帳に)貼り続けている「半券スクラップ帳」によると、前回、スタートレック イントゥ・ダークネスの鑑賞をブログに書いてから3件ほど映画を観ているんですけれど、ここに書き込む機会をなんとなく逃してました。
・8/31 マン・オブ・スティール
★★★★☆(5点中4くらい)
2Dで鑑賞。予想外に良かった。
クリプトン星世界の立体思念みたいなものとか、こまかいところのデザインが凝ってて好き。
地球上ではアルファベットにみえるけど全然違う(ことになっている)あの「S」マークも良い。
あと、地球の重力を揺さぶる戦法の破壊力がすごい。
(その割には壊れてる範囲が少なめだし、ああいう絶望的な状況でチューしてる場合じゃない。)
戦闘時の動きがとにかく速いので、3DやIMAXだと具合が悪くなりそうな感じ。
・9/13 ウルヴァリンSAMURAI
★☆☆☆☆(5点中1.5くらい)
ヤクザと新幹線とロボットという「外国から見た日本のイメージ」がごっちゃごちゃと好き放題に投入されてて驚愕。
でも外国の人にはこういうの面白いのかな?と半笑いで鑑賞。
・9/23 エリジウム
★★★☆☆(5点中3.2くらい)
同監督「第9地区」が気持ち悪くて2度と観れない位に(私は)駄目だったので緊張して鑑賞。
あの映画ほどでは無かったけれど、やっぱりいろいろとグロくて痛いシーンが多かった...。
コロニーの風景CGなどはかなり好き。
ジョディ・フォスターは悪役側だったけど、マット・デイモンと一緒に闘う側にして欲しかったなー
そしてあのオチでは、スラムの貧困問題は結局解決してないんじゃ?とモヤモヤ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(2) | ↑top
2013.08.25
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を観てきました。
隣町のIMAX 3Dで観てきました。
面白かったー!
○『スター・トレック イントゥ・ダークネス』| オフィシャルサイト
一人分が2200円もしますので、よほどの作品じゃない限りIMAXではなぁ…と思ってましたが。
いよいよその時がやってきた感じであります。
IMAXといえばプラネタリウムのように全視界に迫るスクリーンと急斜面の座席!というイメージでいましたが、うちの最寄りの劇場はわりとこじんまりとしています。
それでも、通常上映より縦に相当大きい画面だし、メガネも薄くて軽いので楽しいです。
(少し後ろの席のほうが、スクリーンを見上げなくて済むので疲れないと今回学習。)
なにより音響がバリバリと重低音で来るのが良いです。
値段がもう少し安ければ、CG大作系はここで鑑賞したいのですけれどねぇ。
ちなみに、オマケで一人1枚づつポスターをもらいました。
ベネディクト・カンバーバッチさんが予想のはるか上をいくレベルでものすごくカッコいいのです。
多くのファンの人達と同じく、ドラマの「シャーロック」で知ったのですが、この番組ではひたすらしゃべりまくる、見かけも個性的な俳優さんという印象でした。
しかしスター・トレックにおいては暗く複雑な背景を背負う無敵のイケメン(←死語)。声も渋くて素敵だわー!
IMAXの音響は、彼が相手をぶん殴ったり取っ組み合いで骨をメリメリいわせる効果音もかなりクッキリと迫って聞こえるので、こちらはその度にビクッとなってたよ…
カーク船長については、(もはやストーリーと全く関係ない)半裸の女の子との場面含めていろいろとお約束なキャラクターですけれど、今回は泣かせますね!
クリス・パインのファンとしては非常に深刻な展開で終始、手に汗握ったのですよ。
"人間側"の感情を揺さぶられるスポック副長をはじめとして各登場人物にもれなく見どころがあり、観客をガックリと突き落としたあとにドーンと引き上げてうわああっ(涙)と思わせる緩急。
話の作り方が実に巧いと思いました。
ある意味、話も視覚的にもわかりやすすぎる「パシフィック・リム」よりは味わい深くて好きだねぇ。
まあ別モノの作品だと言えるのかな。
で、(いったい作中どの時点から登場したモノなのか見落としていたので「あれは何だろう」とずっと思っていたのですが。小さいながらも終盤のカギとなったかもしれない→)あの毛玉生物はトリブルって言うんだそうです。
テレビシリーズ時からのスタートレックファンである夫が、帰りの車の中で熱く語ってくれたのでした。
というわけで、全くまとまっていませんが、今年の夏映画はこれが最高でしょうの結論。
豪華すぎる視覚効果に対して、役者の演技と話の面白さがきっちり追いついている奇跡のバランスです。
音楽も良かった!
前作でも何度も繰り返し観に行った人がネット上の周囲にたくさん居ましたが、今回もそうだろうな〜。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(2) | ↑top
2013.08.17
「パシフィック・リム」を観てきました。
あまりネタバレたくないので言葉少なめにまとめると、
「ここまで映像化してしまうとはっ!なかなかスゴいな!」
というのが鑑賞後の感想。
ロボットvsカイジュウ ←あえてカタカナで。
の、"男の子ごころ"満載の世界なので、こういうのが好きな人にはたまらないだろうなあと思います。
タイトルを出してくるまでの導入部では、かなりの時間を使って読み聞かせるように状況説明があることでストーリーに入りやすく、終始わかりやすい展開であったことが良いなと思いました。
で、感動エピソードもちょいちょい繰り出してきて、お約束パターン(いわゆる「フラグ」)だとわかりつつも気分が巻き込まれてしまうという…!
そういうベタな展開でも、映像がこのレベルまでいくとすごく新しく見えるということがわかった作品でした。
おそらく、この方面のTV番組や漫画に慣れているならば小学生のお子さんでもじゅうぶん内容がわかって楽しめる作品じゃないかと。
なにぶん視覚効果が豪華なのでIMAX3Dで観るのがベストだとは思いますが、2Dや吹き替えで気軽に行っても楽しいですよ。
夏休みの良い思い出のひとつになるんじゃないでしょうか。
ロン・パールマン等、デル・トロ監督作品常連メンバー以外に気になった出演陣の中で一人、「ああこの人何度もみたことがある…」という俳優さんがいたのですが。
かなり好きなはずなのに、劇中どうしてもその作品を思い出せず。
親子パイロットチームのお父さんのほう、のMax Martiniさん。
帰宅後さっそく調べたら、日本語wikiに彼のページが存在しないというけしからん状態だったのですが、どうやら映画よりはドラマ(「24」「CSI」「クリミナル・マインド」等。古くは「ハーシュ・レルム」等にも!)に数多く出演されている演技派の方であるようで。
私はそれらの中で強烈に「この人いいわー」と記憶していたようなのです。
今作中でも(あの年頃の息子のお父さんを演じるにはだいぶ若いような気もしたのですが)すごくいい役柄です。しくしく。
共感してくれる人が世界のどこかにきっといると思いますが、私は終始、彼に釘付けになって応援してました。
ギレルモ・デル・トロさんが関わる映画に出てくるイキモノ達のデザインは、けっこう気持ち悪い
(人によっては、生理的に受け付けるかどうかギリギリのライン、て程にグロテスクなこともありな)
のが特徴のひとつなんですが。
今作ではその深〜いダーク・ファンタジーな風味はだいぶ薄れていたかもという気はします。
勝手な期待ではありましたが、まあ不満があるとすればそのあたり。
ロボット達がメインでそのぶん、有機物は少なめ(笑)だから仕方ないか。
私、ヘルボーイシリーズ(特に2のゴールデン・アーミー)が大好きなんですよ。
そう新しい映画ではないので再放送やら録画やらを何十回も眺めているうちに、今作鑑賞中ももう、ヘルボーイ視点になっていることに気付きました。
「あのカイジュウは上半身が、ヘルボーイに出てきた○○妖精と同じ形状で、傷から血が出る感じもそっくり」
「あのロボットは頭の形は○○と同じだからよっぽどこういうのが好きなんだなあ!」
「今回のロボットも、可動部分はゴールデン・アーミー達のあの部品を受け継いでいる..」等々。
と鑑賞中、頭の中でうるさいのなんの。
自分のオタクな突っ込みぶりにうんざりであります。
パシフィック・リムに話を戻すと、これ確実にブルーレイ買うだろうなという気がしました。
声優陣が豪華だと話題の吹き替え版でも鑑賞したいし。
あとなにより、特典映像でついてくるであろう監督音声解説が楽しみです。
ヘルボーイのブルーレイの場合ですが、監督があれほどに思い入れたっぷりで熱心に喋りまくってるオーディオ・コメンタリーって、あんまり他に知らないくらい。
場面の小道具や特殊効果の中にいろんな意味を込めていることを次々と解説してくれるので、映画館で1度や2度観たくらいじゃわからんだろう?と言いたくなるようなコマカーいネタばらし満載。
これの、さらに熱くなるであろうパシフィック・リム版を是非とも聴きたいのですよ!
今回、出版されることをコミミにはさんだので早速予約してある、ギレルモ監督のネタ帳本、
「Guillermo del Toro Cabinet of Curiosities: My Notebooks, Collections, and Other Obsessions 」(洋書)
11月頃に届くみたいなので楽しみに待つことにします。
彼の頭の中がちょっとだけ覗けるかもしれない。
内容については下記リンクが参考になるでしょう。
○映画「パシフィック・リム」ギレルモ・デル・トロ監督のすさまじいスケッチ集 - GIGAZINE
こういう突き抜けた才能あってこそ、の作品群なんだろうなあ。
面白そう!
参考リンク:
○ギレルモ・デル・トロ - Wikipedia
---
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2013.08.02
「モンスターズ・ユニバーシティ」を観てきました。
以前から楽しみに待っていた作品です。
いつものシネコンでは吹き替えのみの上映でしたが、行ってきました。(2Dにて鑑賞)
○モンスターズ・ユニバーシティ ←公式サイト
前回の「モンスターズ・インク」って2001年の映画だったんですね!
そんな前だったっけ?という感じです。
丁度その頃から毎夏米国開催のSIGGRAPHへ行き始めたのですが、当時かなりの話題だったのがCGでいかにリアルにフサフサの毛並みを表現するかということだったと記憶しています。
もちろん、その実践例としてモンスターズ・インクのサリー(左画像でいう、水色の怪物)の質感表現は、講演や開発シーン上映でも大好評だったんですよ。
嗚呼つい昨日のことのようだ。それにしてもCGの進化はすさまじい。
○Pixar ← 制作元サイト
というわけで、今作のサリーの毛並みは10年以上の歳月を経て、更に、顔を埋めたくなるようなキメ細かさになってます。
すこしウェーブもかかっていて、シャンプーの香りがしてきそう...
その他この方面でホホゥと思ったのは、スコット・スクイブルズ君(眼球が5個・眉毛が3つあるマザコン気味の男の子)の"ぎゅうひ"のようなプヨプヨした質感。
ほんのちょっとだけ透けて光を通すせいなのか、赤ちゃんの皮膚のような可愛い感じが出てて良いなあと。
ストーリー自体はとてもわかりやすくて、モンスターズ・インク「以前」の、就職前(主に大学生活)の二人という設定。
プロの「怖がらせ屋」を目指して必死に勉強を重ねて頑張るマイク(しかし見かけが怖くないのが最大の弱点)と、怖がらせ屋名門の家系に育ってきたサリー(そこに驕っているせいで芸を磨こうとしない)のコンビの大学生活を描いた話です。
頑固すぎるマイクとイヤミな性格のサリーが、怪物学生集団の中で、周囲を巻き込みながらどんどん成長していくのが見ていて気持ち良いです。
大人時とたいしてタテヨコ比率が変わらないのですが、マイクの幼少時がすんごく可愛いので必見です。
大学で群れているモンスター学生達がとにかくカラフルで個性的。
一匹づつ観察するのも楽しい。
数も多いので、主に目玉とツノの数で差別化しているのか?と思ったり。
全編を通して、グリーンと紫の組み合わせ(キャンパスの芝生のうえでうじゃうじゃ走り回る紫やピンクのモンスター等々)が多くて、普段あまり見たことがない配色なだけに印象深かったです。
吹き替えもかなり良かったですが、字幕付き高精細映像でも再びじっくり眺めたいので、これはブルーレイで購入候補!
冒頭の短編上映も面白かったです。
○「ブルー・アンブレラ」特別映像
ここから30秒程度の映像が公開されています。
本編もずーっと最後までセリフがないのですが、実写かと思うような風景のなかで手描きふうの表情をつけた傘のカップルや、それを見守る周辺設備達(?)が、いい感じだったのでした。
今月は観たい映画がたくさん公開されますので、頑張って通いたいと思いますよ!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2013.07.24
「風立ちぬ」を観てきました。
ちょっと経ってしまいましたが公開初日に行きました。
こんなに席が埋まってるのは初めて!と感動するくらいの混雑ぶりでした。
良かったです。
古い小説を読んだ後のような、遅れてじわじわ来るタイプの「いいもの観たなあ」感が…。
昭和初期のサナトリウム文学を下地のひとつにした世界なので、時代色に馴染み(←伝聞でもいいから体験的・読書経験的なもの)がない人とは感想も違うかもしれないな。
それに、反戦や愛国というほどの色も強くない(災害場面は出てくるけれど主に関東大震災の描写です)ので明確になにかメッセージを受け取る作品ではないように思います。
ネットを眺める限りでは、鑑賞後の感想が千差万別および賛否両論というのは頷けるなあ。
当時ならではの実直さで、世相的に必ずしも自分のやりたいことと会社指示の方向性が合致していない疑問や哀しさを抱えつつ、黙々と開発に励む主人公の実直さと、夫婦としては残りの時間がそう長くないであろうことに怯えながら過ごす姿が、こちらもいい大人として泣けちゃうんだよなー。
なんとなくわかりつつも、この二人がその後どうなったのか明確に描いていなくて、観客の想像にまかせていることも良いなと思いました。
なにはともあれ、キーアイテムは計算尺と鉛筆ですよ。
使い方はまったくわからないけれど、持ち運び自由だしモバイルパソコンみたいな存在に違いない。
主人公が朝から晩まで、(ある時は悲しさで涙を流しながらも)計算尺を駆使して図面の上にコリコリと数字を書き付けていく、文具好きとしてはそんな場面の数々が最も頭に残っているのでした。
庵野さんの吹き替えは、まあ結構起伏のない喋り方が主人公の生真面目なキャラクターと合っていて、予想していたよりはずっと良かったかもと思いました。
しかしあちこちで言われているとおり、これはジブリだからと小さいお子さん連れでワイワイ鑑賞する話じゃないのは確かなので夏休み気をつけましょう!
トトロっぽい可愛い動物も出ませんし、特に不思議なことも起きませんので集中出来ないかも。
ラブストーリーともいえるので、ちょい大人むけな場面も有りです。
ぽつぽつと映画の中で思い出されるシーンはあるものの本編のほうとはまた別モノ、といってよいものですが、元小説の「風立ちぬ」は青空文庫なので、下記リンク先(または青空文庫も読めるアプリ等で)無料で読むことが出来ます。
↓
○堀辰雄 風立ちぬ
---
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2013.06.17
「華麗なるギャツビー」を観てきました。
○○映画 『華麗なるギャツビー』 公式サイト
↑私のMacからだと重くてぜんぜん開かないのだった… ので、下記もご参考に。
○華麗なるギャツビー (2013年の映画) - Wikipedia
143分と結構長めの作品なのですが、なかなか面白かったです。
凝った派手な映像と、時代背景関係なくじゃんじゃんかかるJay-Zなどの歌音楽で、まるでミュージカルを観ているよう。
「ムーラン・ルージュ」もこんな感じだったなあと思っていたら監督さんが同じでした〜
(今回の作品で役者は歌いませんが。)
世界恐慌直前で景気が最高潮だったアメリカの雰囲気が良く出ていて、パーティ場面などは見事です。
今作のテーマデザインとなっているアール・デコの装飾を堪能しました。
冒頭掲載のCDジャケットの画像がそれなんですけれど、日本市場向けの「華麗なるギャツビー」というフォントで作り替えたこのデザインは、仕方ないとは言えかなり無理があるなあと思う。曲線が似合わないんだよね。
ニューヨークの摩天楼(クライスラービルやロックフェラーセンターなど)もこの系統を基本にした建築なのだそうです。
この時代ならではの、ドレスや宝飾品のデザインも素敵で。
デイジーがつけてるダイヤのアクセサリー、あれ拡大図どこかにないかなあ。
→と思って探したら、すぐ見つかりました。
ブランドはティファニー。かっこいい!
キャリー・マリガンの可憐な感じとまたピッタリ合う雰囲気なんですよ。
とまあこんな感じに視覚的な期待がかなりあったので、非常に満足な作品です。
話の内容については(少なくとも恋愛方面の内容については)10〜20代の頃に読んでいれば美しいラブストーリーだと思ったかもしれないけれど、今となってはちょっとイラっとしちゃう点が多々あるなあ。というのが本音。
レオナルド・ディカプリオさんはそういう「人の弱さ」を好演していました。
最後の事件のあと、逃げるように旅立ったあの夫婦はどうなったんだろう。
いろいろとその後の物語を考えてぼーっとしてました。
うん、でも総合的には今年度かなりのお気に入り映画になりそう。
こういう文芸映画もありだなあと。
私は村上春樹翻訳の原作を読んだのが最初。
村上氏がこの小説に非常に思い入れがあっていつか翻訳しようとずっと考えていた… という話で購入したのですが、それもなんとなくわかるような世界でありました。
思わず引き込まれる読みやすい文体ですけれど、今回の鑑賞で視覚/装飾的に相当な割合で補完されたことも多いので、再読が楽しみ。
○グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー) ←Amazon
何度も映画化されているので、過去の同じ作品も観てみたくなりました。
この写真、先日の旅で毎日のように利用していた、パリのPorte Maillot(ポルト・マイヨー)駅のホームなのですけれど、ポスターデザインと、元々の貼り場所のタイル枠(浮き出している文様など)がいい感じに一致していて、さすがアールデコお膝元の国だ!と感動したのでした。
今はもう全然違うポスターが貼ってあるんだろうな〜。
国際会議場であるPalais des congrès de Paris(パレ・デ・コングレ)至近で、空港にも行きやすいので非常に便利な駅とはいえ、大きいけどちょっと古い箇所が多く、各路線への地下道も決して綺麗なわけではないんですが。
観光客の勝手な願いですけれど、徐々に進められている他の駅のように近代的には改装せず今後もこのクラシックな雰囲気を保って欲しい気がします。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2013.06.03
「オブリビオン」を観てきました。
予告編鑑賞時点でちょっと気になっていた作品だったので、今回さっそく観てきました。
●映画『オブリビオン』公式サイト
ブルーレイを買ってしまったほどに好きな「トロン・レガシー」と同じ監督、ということで、たしかにそんな感じの無機質異世界っぽさが非常に美しいと思いました。
主人公達が生活するスカイ・タワー内部のデザインが良いです。
実際はあんな状態を維持するのは絶対無理なんでしょうが、暮らしてみたいインテリアとして非常に憧れているのであります。
壁とひと続きになっている操作パネルもかっこいい。
ああいうテーブルで仕事をしてみたいものです。(文具の置き場所は全く無さげですが)
偵察に使うバブル・シップの形も好きなんだよなあ。
人類がいなくなったあとの地球ということで、岩の砂漠のような広大な景観は、ほぼゼロからCGで作って合成しているんだろうなと思っていたのですが。
VFXメイキングを帰宅後に探したところ、ちゃんとああいう景色の土地があるんですね!
スカイ・タワーを囲む美しい雲海も、高地の崖からの実写が元になっていて、それをセット周囲の壁に映しているのだと知りました。
地球は広いんだなあ…。
お話としては、オチも含めてわりと好きな展開です。
(似た要素を含むいろいろなSF映画が浮かびましたが)モヤっとわけがわからない後味、というのはありません。
とはいえ、120分超えにするほどの濃さでは描かれていないのが残念です。
緩急に欠ける時間帯があるというか、もうすこしうまく圧縮出来なかったのかなあと思います。
トム・クルーズは相変わらず年齢不詳にばりばりと動いていてカッコいいです。
シャワーシーンが無意味に何度か入るのはファンサービス?
オルガ・キュリレンコは007のときよりすごく綺麗でびっくり。
ヴィキ役の女優さん(アンドレア・ライズボロー)はどこかで見たことがあるような気がして帰宅後に調べまくったら、「わたしを離さないで」のクリシー(主人公とコテージで同居するカップルの1人)でした。
この映画は原作含めてかなり好きなのです!
その時はほぼ無化粧の純朴な少女の役柄だったので、今回の人形のような変貌ぶりに感動であります。
モーガン・フリーマンはもう少したくさん登場して欲しかったです。
彼を主役にした、あの世界のスピンオフが一本作れそうな存在感がありました。
というわけで、(5点中3程度には。トム・クルーズ好きなので"4近くの3"くらいで)面白かった映画でした。
以下、かなり詳細な映像が入っているので鑑賞後にどうぞなメイキング動画(英語サイト)です。
○Oblivion : Behind The Scenes - VFX
------
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2013.05.20
「アイアンマン3」を観てきました。
今回、県内で唯一IMAXデジタルシアターがあるというシネコンに(山を越えて)初めて行ってみました。
いやはや、ド田舎のイオンがこんなにも巨大だとは。
この土地でこれだけの人数がどこから集まってきてるのか?というほど賑わってるし。
スーパーマーケットがとにかく広くて品数もたっぷりいろいろなのも実にうらやましいです。
しばらくこちらに休日の買い物拠点を移してみようかと思っているところ。
(重度な出不精なので、こういう施設への感動は深いです。)
というわけで、GWは旅行してたのでちょっと出遅れましたが、今回はIMAX 3D版(字幕)で鑑賞しました。
●アイアンマン3 ←公式サイト
期待通りの面白さで、アメコミヒーローものが好きな私としては大満足です。
主人公の、スーツ無しのときの駄目さや弱さがうまく描かれていて、過去作品よりも気に入りましたよ。
遠隔操作(装着も)可能に進化したところとか、最終的にはパーティプロトコル出撃で逆転するところとか、なんとなく攻殻機動隊を思わせる展開も良いなあと!
今までのシリーズをとおした場面をまとめたエンドロールも楽しかったです。
きっとこういうシーンだからほとんど実写じゃないんだろうなと思うんですが、建物破壊の迫力がすごかった。
あと、飛行機から放り出された人を"猿のオモチャのように手をつなぐ"ことで救うシーン、あれはどうやって撮ったんだろうなあ。
サルを連呼するのでどういうものだか帰宅後に調べたら、トイストーリーにも出てくる、サル同士を何連にも組み合わせる、バレルオブモンキーというシンプルな玩具のことでした。
・・・欲しくなってきたぞ。つなげて壁に飾りたい(笑)
今後の展開も気になるところですが、登場人物のあれこれは、アベンジャーズの続編につながるのか、4番目のアイアンマンも作られるのか、かなりの期待でもって見守りたいです。
IMAX、とにかく音が良くて素晴らしかったです。
爆発効果音などがズズーン!と背骨に響いてくる感じ。
これは今までの映画鑑賞では無かった体験でした。
スクリーンも大きめだったけれど、劇場の見た目はわりと普通。
(以前品川でみた記憶があるんですが、"視界全部が上から下まで巨大画面で座席も急斜面から見下ろすような高さ”のやつだと思っていたのです。
こういうんじゃなくて、わりと普通の映画館ぽかったという意味。)
メガネが軽いことも有り難かったです。
いつもの3D上映の時のような、鼻からずりおちる現象がほとんど無くなったと言ってよく。
ただ両サイドでクリップ的に挟んで固定する感じもあるので、頭蓋直径大きめの私には少しキリっと痛むときもあったけど、総合的には今までになくラクな3Dメガネでした。
とはいえ!
2200円という料金はちょっとなあという感じ。
余程の作品でない限りは普通の2D上映でじゅうぶんです。
レイトショーで1200円、日によっては1000円で行けるので。
逆に、トロン・レガシーやホビットなどはこの劇場で鑑賞するべきだったか…といまだにホンノリ悔やんでます。
よさげなシネコンも開拓できたことですし、この時期、面白そうな作品がいくつか公開間近なので、調子を上げてどんどん鑑賞していこうと思います。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2012.12.29
「ホビット 思いがけない冒険」と「レ・ミゼラブル」を観てきました。
両方とも2時間を越える長編なのでもちろんハシゴして観たわけではありませんけれど。
ひにちがどんどん遠ざかって忘れないうちに、まとめます。
いつもと同じく、サラっと浅めな鑑賞記録。
前々からの期待通り、すばらしい作品でした!満足。
上映時間が170分もあったのだと後から知りましたけれど、面白かったので全然疲れなかったなぁ。
これも三部作になるんだそうで、まだまだ続くんですよね。
内容知らないほうが映画を楽しめるかな?と思ったのですが、何年もかかりそうだし(笑)先日から原作本を買って、世界に浸り始めました!
(といっても「ホビットの冒険」は上下2巻の、文字大きめな岩波少年文庫版。(←Amazon)
子供の頃に手に取った記憶があるけれど内容はほとんど覚えてなくて。
今となっては忘れたくない、古風な言葉が散りばめられた訳文は実に心地良し。)
ストーリーとしてはこのあとに続いて、かつて鑑賞したロード・オブザリング:指輪物語:という順番なのでそれも読破したいのですけれど、この世界、道は長く深そうであります。
このシリーズ毎度のことですが、特殊効果がとにかくすごい。
CG技術が昔より進歩したからなのか?(いや、まだ物語の初期だからに違いない)、ゴラムのまんまる眼球がキラキラと透明度を増していたり。
撮影地である、実際のニュージーランドの風景がベースになっているのだろうけれど、虹色っぽいファンタジーな味付けをしている空や野山の美しさといったら!
イキモノ無しで景観だけの画集も欲しいくらいですよ…。
ドワーフ王のトーリンがイケメン(死語)でとても気になりました。
ケイト・ブランシェットは相変わらず美しいなぁ。ホント年取らないよなあ(うっとり。)
「ガンダルフが呼んできたあのトリ、最初から出せば良かったのでは…」
とかすごいツッコミが隣から入りましたが聞かなかったことにしよう。
・・・それでは冒険譚にならんのだよ!
○超貴重映像『ホビット 思いがけない冒険』メイキング&インタビュー - YouTube
そして昨日みてきました。
●映画『レ・ミゼラブル』公式サイト
ほんとにここまで全編が歌ばかりだと思っていなかったので
(「シカゴ」みたいに劇中歌のような感じで話が進行するのかと思っていた)
初っぱなから結構驚いたのですけれど、豪華な俳優陣と演出でとても良かったです。
歌が事前レコーディングではなく、演技と同時録音なのだそうです。
ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンがこの方面も芸達者であるのはなんとなく知っていましたが、アン・ハサウェイの熱演には非常に心打たれました。
髪の毛もあのシーンのためにその場で切ったのだとか。すごいなー
あと、コゼットをいじめまくるテナルディエ夫妻のサシャ・バロン・コーエンとヘレナ・ボナム=カーターが、キャラクターといい容姿といい、これ以上ありえないほどの直球ど真ん中な配役で、ここにも感心...。
今回の鑑賞で、それまで1曲づつでしか知らなかった有名な歌の数々は、
本編ではこの場面で使われる曲だったのか!こういう歌詞だったのか!
と初めて知ることが出来まして、ようやく納得です。
ただちょっと、ミュージカル映画の鑑賞に慣れていない私が悪いんでしょうけれど、長編ゆえに集中力がところどころで切れる。
終盤が鳥肌ものに感動場面の連続なのでそのあたりで回収できたのですけれど、座り疲れしてしまいました。
(あっという間で楽しめた「ホビット」よりは10分くらい短い上映時間なはずなのに…単に趣味の問題ですな。)
約10年前、ニューヨークに行った時にブロードウェイの舞台で鑑賞してとっても感動したのです。
直前に予約キャンセルが出て、役者さんが踏み鳴らすステージから埃がパっと舞うのが見えるくらいな距離の、非常に良い席が取れたのですよ。
うっすらなストーリーの予備知識のみで、当然字幕なしだったので歌詞がほぼわからないにも関わらず、とにかく息をのむほどの大迫力だったことがつい昨日のように思い出されます。
そういう一体感に較べてしまうと、やはりスクリーンを境に遠くから眺めている感じがどうしても拭えず、ミュージカルはなるべく生で観たいなぁ。
機会があればこの作品もまた。と考えています。
それはともかく、アカデミー賞に向けた賞レースで1・2を争う勢いであると聞いて納得。
プロ魂の素晴らしさをみせてもらいました。
今年はもう、これで映画鑑賞終わりかな?
2008年から続けているチケット帳(という名のスクラップノート)によると、本年は22本。
全部がすごく良かったわけでもなく、ブログに書いておくほどじゃないわ..とすら思ったものもちょこっと。
あと一本、とりあえず滑り込めるならばブレイキング・ドーンの最終章を観ておきたいとは個人的に思っているのですけれど、年末にばたばたと行くような感じのものでもないしなぁ。
クリステン・スチュワートが「スノー・ホワイト」監督との不倫騒動を起こして以来、トワイライト・サーガに関しては若干テンション下がり気味。
って、そんなのはどうでもいいかっ(笑)
今回、来年前期くらいに上映予定の予告編をいろいろみることが出来ましたけれど、ブラッド・ピットのゾンビ(なのかよくわからないけどわりと怖そうな)世界終末系ホラーや、トム・クルーズ主演のSF映画や、レオナルド・ディカプリオ+キャリー・マリガンのグレート・ギャツビー等々。
まだまだ観たい作品盛りだくさんなので、これからもせっせと通いたいと思います。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2012.12.05
「007 スカイフォール」を観てきました。
面白かったー!
●007 スカイフォール - オフィシャルサイト
上映画面にも表示されて知ったのですが、007シリーズは今年で50周年なんだそうです。
まさにその記念作品として相応しい充実度だったなあ。
ボンド役がダニエル・クレイグになって以来では初めて、「おぉ…もう一回観たい(orブルーレイ買わねば)!」と個人的に思った作品だったのでした。
変わらざるを得ないもの、と、 ずっと続くもの。という両極がテーマなのかなあ。
ネタバレしない程度に言うと結構カッコいい表現(笑)
チーム型のドラマや映画には必ず出てくるオタクな情報担当(←いつもその役柄の人が気になってしまうんだよね~)、007でいう「Q」氏が完全世代交代になって若者に変更。
デジタル中心なので、ボンドに手渡される道具類も最小限なセットであることも新しい。
このいかにも”ひょろっとしたメガネ男子(←ここはMacのノートでなく黒いVAIOをかろやかに駆使する。ソニー系の制作だからね。)”の役者さん、かなりいい感じだったのでwikiで辿って初めて知ったのですけれど・・・
「パフューム - ある人殺しの物語」で主役を怪演した人だと知ってもうホントびっくり。
作品次第で変えられるものなんだなあ。うぅむ!
金髪のハビエル・バルデムもすごく悪役にはまっています。
今回はボンド共々、彼らそれぞれの過去の経験にカギがある展開なので、暗く屈折した感じが終始双方にあり、それがいつもと違う雰囲気を出してます。
あと、当初むしろ悪寄りの存在だと思っていた、本作でけっこう重要な役柄のレイフ・ファインズ、このぶんだと次作以降も出そうな感じありありなので、ファンとしては観る楽しみが増えてしまいました。
そしてダニエル・クレイグさんはかっこよすぎるので論評できない。(•̀_•́ )
「ボンド役をやるにはもう年を取り過ぎている...」と自分で言っているとのことですが、そんなことは全然ないので!
まだまだ観たいので頑張ってください。
今回は、人←→風景との切替や並べ方など、画面枠の中の構図が非常にキッチリ綺麗にとられていて気持ち良いです。
そういうのが上手な制作陣であるように思います。
ネオン光をバックにした格闘シーンや、”SKYFALL”を訪れたMとボンドの荒野での対話場面など、こういう切り取り方はいいなあ、とひとりウットリしてました(笑)
あと、(もうニュースで先月くらいに出てたみたいな件なので今書いてもいいですね)、看板など中国っぽい演出もしてるけどアジトの孤島は軍艦島で撮影されてたようです。
サーバやエレベーター置いたりしてる設定ですが(?)けっこうな廃墟なんですね。
そして、曲の先行公開当初はそんなに思うところがなかった(むしろ、わりと無難な007路線に作ったんだなーと若干がっかりに思っていた)アデルの主題歌ですが。
オープニングロールの凝った映像と、声が深めに染みる音響でセット鑑賞するともう、抜群に良いのですね。
☆関連過去記事:DVD「アデル ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール」を買いました。
歌詞も字幕で出るので、その後の物語展開とあわせて思い起こしつつ。
ああやっぱりもう一度何らかの形で鑑賞せねばと考えてしまった今回の007だったのでした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2012.11.25
「リンカーン / 秘密の書」を観てきました。(その他作品鑑賞のこまごま)
うちの最寄りのシネコンではとうとう日に1回の上映となり、間もなく終了な気がするので行ってきました。
●映画「リンカーン / 秘密の書」オフィシャルサイト
昼は大統領/夜は吸血鬼ハンターという売り文句からして、全然普通の歴史映画じゃないところが面白そうじゃないですか。
制作がティム・バートンだし、監督はティムール・ベクマンベトフ(…といわれても良くわからなかったのですが、過去作品は「ウォンテッド」← かなり好きなんですこの映画。)ということで、映像方面の期待値は高めでした。
田舎シネコンゆえに2Dの上映のみだったのがちょっと残念。
おそらく3Dでの場面映えを意識して作ったところが多めだし、この監督さんの、スローモーション多用かつ(流血場面でも)容赦ない劇画調演出は、飛び出して見えたらもっと迫力があるんだろうなと思います。
斧でざっくざくとヴァンパイア退治するので比較的ホラーなシーンも多いのですが、この種族は血の色が赤じゃない設定なので、そんなに人間ぽくないので大丈夫(?)だったのでした。
アメコミのヒーローものっぽい香りもあるので、私は、当初に想像していたよりもこの映画は気に入りましたよ!
リンカーン夫人役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドは、ダイハード4.0で主人公の娘役だった可愛い人なのですが、なかなかの好演だったと思います。
幼い頃に母親を殺された事件が発端で、ヴァンパイア狩りを仲間達と繰り広げる(そして政治活動も並行して行う)生涯を描いた、まあ、文章にするとコメディにすら感じるのですが…
それが実際のリンカーンまわりの史実(奴隷解放運動や南北戦争など)や性格づけとも意外と器用に絡めてエピソードが進んでいくのです。
さすがに、これは現実でありそうだなあ…とまでは全く思わないのですが、物語としてはよく出来てると感心したのでした。
原作小説も本国でそれなり売れた実績があるようなのでちょっと読んでみたくて、翻訳の文庫本をAmazonのウィッシュリストに長いこと入れていたのです。
しかし今回の日本語書籍発売の時点で、Kindleデータの品揃え内に発見。
○ヴァンパイアハンター・リンカーン
紙で買う(=今後も長く本棚の面積を占拠する)ほどのものなのか正直、迷うような位置づけの作品ではあったので、電子書籍はこういうときも重宝するなあと思った次第。
面白ければ英語の原作の方にも挑戦してみたいし。
そういうのが電子の本棚の中で気軽に出来るのが嬉しいです。
ちなみに、映画邦題の「秘密の書」は主人公がいつも記していた日記帳のことなのですが、もっと違う、巻物的な秘密文書っぽいものを想像してました。
こうするくらいならカタカナで原作の題名通りにして欲しかったかも。
エンディング曲はLinkin Parkの "POWERLESS"。いい歌だ!
○『リンカーン/秘密の書』×リンキン・パーク特別映像 - YouTube
上の映像は監督自らが制作に加わって歌詞に合わせて新たに作成の箇所も加えてありまして、良い具合に映画の内容を伝えてくれる編集になってます。
この曲が流れている作中エンドロールも、血色のインクが紙の上に走るVFXでなかなかかっこいい。
リンキン・パークのファンとしても非常に満足なのであります。
さて、今日までの8日間で実は4作目の映画鑑賞。
新聞屋さんに無料券もらったりシネコンのポイントが貯まったりした分が重なったので、かつてないほどの頻度で通っていました。
古い順でざっくりと感想を述べると(リンク先は各作品の公式サイトです)、
●シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語
ショーを鑑賞する臨場感を出そうとしているせいなのか、立体視の遠近効果が今どきあまり体験したことないレベルな程にきつすぎて、ちょっと3D酔いしました。
客席ではありえないアングルからもアクロバティックなショーが観られて興味深かったのですが、ハラハラ感はそれほどない(映画として整えてあるからには、最高にうまくいってる演技なんだろうという安心がある)ので集中力が薄れがちだったのが残念。
やっぱり劇場でホンモノを観たいです。次の機会はいつになるのかなあ。
●ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
初日に行ってみたら満員で入れなかったという、いまだに大混雑作品。
でも私はあんまりこのアニメの知識がないので、非常にレビューは書きにくい。(映画は毎回行ってるけれど...)
今回さらに把握しにくい内容だったので、論評は詳しい人におまかせします。
宇多田ヒカルの主題歌もすごく流行ってるそうだし、エヴァマニアの人にはやっぱり(理解できて)面白いのかなあこれ…
直前に上映された「巨神兵東京に現わる」は、素直にうおぉスゴイわと思いました。
最初、随分長い予告編だと思って眺めていたのですが、短編作品だったのか…と、最後のスタッフロールで気付いたのでした。
●ロックアウト
リュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」が好きすぎるので、この作品以来15年ぶりのSFときいてちょっと期待しすぎてしまったかもしれません。
宇宙ステーション的に厳重管理されている監獄が凶悪犯たちに乗っ取られて人質救出に主人公が向かう、という非常にわかりやすいストーリーなんですけれど、コトが素早く進みすぎてあっという間に終わってしまった感じ。
話としては飽きなかったけれど、そんなにサクサクと刑務所乗っ取ったり殺しまくったりされてもなあ…と軽めな印象のままに終わってしまいました。うぅむ。
役者さんは好きな人が多かったのに、主人公以外のキャラクターが影が薄くてさらっとしすぎているのでした。
・・・というわけで、気を取り直しまして。
あとは年末年始の大作(12月は007やホビットなど!)を楽しみに待ちたいと思います。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2012.10.17
「ボーン・レガシー」を観てきました。
この映画は2週間くらい前に行ってまして、ここに記録するのを忘れてました。
ドイツとの時差はマイナス7時間でしたが、これくらいだと(あくまでも、私が習慣としている超夜更かし型活動形態だと)帰ってきた直後でもほとんど影響がないようです。
数日ちょっとだけ早寝になった程度で、映画のレイトショーも問題なく行けた!
マット・デイモン主演のボーンシリーズはすごく好きで、この「レガシー」制作のニュースをきいたときは非常に嬉しかったことを覚えています。
しかしその後、監督の降板が発表され、それに追随する形でマット・デイモンも出ないことになり、どうなるんだろうと思ってました。
主演が変更されたことで、ストーリーもそれに合わせてスピンオフものに作り替えたようです。
前作の「ボーン・アルティメイタム」と"同時進行している別件"という扱い。
・・・こういう筋書きにしちゃったことへの、ちょっと無理矢理であとづけ感のあるエピソード(今までの3作で1回も出なかった「薬」の件とかね。っていうかこれを主軸にしちゃうところ)に、若干モヤっとなったのは正直な感想であります。
しかし、マット・デイモンは出演しないものの「アルティメイタム」のシーンがちょいちょい挟まれてるので、覚えていると臨場感が倍増して非常に面白いんです。
組織のメンバーは引き続き同じ役者さんだし、こまかいBGM(もちろん最後の歌も!)も共通なので。
世界がつながっているのはじゅうぶん感じれられてわくわくしました。
逆に言うと、前作観てないとコレの意味わかるのかな?という疑問もしょっちゅうありましたが。
主役のジェレミー・レナーは大人の渋さがあって、少年ぽい雰囲気のマット・デイモンと全然感じが違うところもまた良いなあと思います。
(けっこうファンなのです。思わず本作公式サイトの壁紙をダウンロードしたよ…)
しかし、相手役のレイチェル・ワイズや、組織の偉い人役のエドワード・ノートンなど、濃い人々が脇にいすぎるんですよね。
特にエドワード・ノートンのワルそうな感じときたら、これだけでさらにスピンオフ映画が1本撮れそうです。
結局(脇の)彼らが、これだけで終わらずまだ何かやりそうな空気をバンバン出しているので「続編もあるんだろうなあ」という予測がついてくるという順序になっています。
もう少し主役の存在感も立ち上げて欲しかったところです。
ちなみに、バイクを使って最後まで追い込みをかける戦闘員は、日系の人なのです。
「プレデターズ」で寡黙なヤクザ役をやっていて、日本代表として(笑)気になる存在でした!
あらためて場面の要所を確認したかった「ボーン・アルティメイタム」は今の時期、レンタルショップでは借りられまくって全く入手できず!
皆考えることが同じだ。
仕方なく、(高画質で素晴らしいんですが、値段が値段なので)こういうときの奥の手であるiTunesレンタルにて鑑賞しました。
ああー(´Д`)やっぱり前作が傑作であることは明白。
俳優の顔ぶれがどうというより、アクションの緊張感あふれる畳みかけ方がすごい。
次回作でいよいよこういうふうになってくれることを願います。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (8) | トラックバック(0) | ↑top
2012.09.03
「プロメテウス」を観てきました。
いちおうエイリアンぽいものだとは聞いていたので、残酷恐怖系だったらヤだなー3Dで観て大丈夫なんかなー…と迷いつつも行ってきました。
●映画『プロメテウス』オフィシャルサイト
予告篇で前々から期待していたとおり、画面の中のいろんなデザイン("ピラミッド内部"や、浮遊型計測器、"宇宙船"とその操作まわりの視覚効果etc.)とても気に入りました。
冒頭の景観場面も3Dだと大迫力だったし、とにかく映画館のスクリーンが小さく感じられたシーンが多々あって、アート本を買っておこうかなあと検討中なくらい。
ヒロインのノオミ・ラパスは、スウェーデン版のミレニアムシリーズでとても評価された女優さんです。
このごろ映画チャンネルでの放映でしょっちゅうこのシリーズを観ている私としては、どうもいまだに全身タトゥーでピアスをしまくって常時暴力的なリスベット・サランデルのイメージが強烈。
今作での女性的な(面もわりとある)役柄にずいぶんギャップを感じました~ しかしなかなか良かったですよ。
あと、マイケル・ファスベンダーがアンドロイド役というのは、あの端正な見た目的に非常にハマっている気がしました。
かつてのエイリアンとなんとなくかぶせているシーンもあったりして、旧作のファンとしても、おおっと感じるところがいくつか。
いわゆるフラグというべきか、「この人達がまずやられちまうんだろうなあ」と予想できる展開、これはもうお約束なんでしょうかね?
しかしながら、コミミにはさんではいた、作品の評価が賛否両論である理由は後半くらいからじわじわとわかってきます。
主人公の過去のことや、乗組員が知らされていないけど社長周辺は把握している件等々、小さいけれど役柄に効いてきそうなエピソードが匂わせたまま回収されてないこととか。
そもそも主人公とその彼氏とシャーリーズ・セロンくらいしか詳細に描かれていないので、他の登場人物のキャラクターがよくわからないまま→なのに終盤に彼らが結構大きいことやるんだけど、そこがものすごく唐突。
感動より「えー!ちょっと待てよー」と思ってしまった。かつて観た「バトルシップ」の展開を連想するほど(←駄目な意味で)。
デヴィッドが、彼なりにストレスを溜めているのはわかるのだけれど(乗組員との会話の合間でちょいちょいチクりときているのもわかる。しかしまだ)やはりそうなる背景事情描写が薄いので若干、そのアンドロイドらしからぬやんちゃ行動にモヤっとする、等々。
深い事情をさらっと流し気味なので、主人公が何故そういう信念をもってそこを目指すのか、ということが少なくともいちど見ただけでは深くは同感出来なかったなあというのが正直な感想。
話をちょっと詰め込みすぎたのかな?
あと、シャーリーズ・セロンは横に逃げて欲しかった。←見ればわかるよ
ウェイランドの社長はやっぱりランス・ヘンリクセンに出て欲しかった。
というのがぼんやり浮かんだ希望であります。
でもまあ、視覚的には良かった。そこはホントに好きです。
思ったよりも、過去のエイリアンシリーズで描かれているような長いねちねちとした残酷描写はなかったのですが、やっぱりそれなりにたっぷりとキモチワルイです。
これは一番すごいシーンをシーグラフの上映でも見てしまっていて(それゆえこれをわざわざ3Dで見るべきなのか躊躇があったのですが)フェイスハガーな生き物のグロテスクさがパワーアップしていて、やはり短時間とはいえドン引きであります。
大きいスクリーンで鑑賞できたのは良かったですけれどね…。
あと今回、予告編にけっこう振り回されたなあという気がします。
つまりとても上手に作ってあるということなんですが、あのシーンが本編ではココなのかという意外性も楽しめたのでした。
というわけで帰り道、さっそくレンタルショップで「エイリアン」借りてきました。←やはりこれは傑作です。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(1) | ↑top
2012.08.18
「アベンジャーズ」を観てきました。
これはぜったい映画館で観ようと思っていたので、飛行機の中でもプログラムに入っていたのを必死でスルーしてました!
LAのホテルの横にシネコンがあったので挑戦してみようかなと思ってたのですけれど、アメリカでは既に上映期間が終わっていてがっくり。
(日本の公開日が本国よりだいぶ遅かったみたい...。
そのかわり、Total Recallをみてきました!すごく良かった!)
3Dの字幕版で鑑賞しました。
期待通り、とても面白かったです。
アメコミものが大好きな私にとっては、近年の作品の登場人物達が一気に集まってくれるゴージャスさにくらくらしましたよ~!
悪役が、「マイティ・ソー」の主人公の弟であるロキで、彼が異世界から地球へ引き入れる魔物軍団を皆で協力してやっつける。
・・という、ごくシンプルなストーリーではあるんですが、これまでの作品内での過去エピソードもセリフの中に絡めつつ、のところが楽しいです。
ちょいちょいくだらない軽口で客を笑わせるのを忘れないところも、ハリウッド娯楽大作的で好きだなあ。
スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウは、登場作であるアイアンマン2の時より活躍しまくります。強い!
なにか特別な過去があるような匂わせ方はしていますが、今作では特に明らかになっていないのでこのあたりも次に引っ張る感じなのかなー
個人的にいちばんカッコいいわと思ってるのはキャプテン・アメリカの人なので、たいへん満足しました。
(あの、何でも跳ね返す丸い盾を使って、きびきびとはたらくところが!)
ハルクの人はエドワード・ノートンじゃない俳優さんだったけれど、変身してない時の地味渋な演技が意外とハマって印象深かったです。
ソーも、一瞬ちらっと前作での彼女について言及があるところが親切。
アイアンマンも装備まわりが更にバージョンアップして、使ってるコンピュータのGUIが格好良すぎるのも引き続き楽わくわく。
皆、基本的に、ちょっとやそっとのことでは倒れないほど強いので、安心して見てられた感じです。
いちばんワルいはずのロキがちょっと隙がありすぎ(いわゆる洗脳の解決法含め。)なところも含めて、実に楽しく鑑賞できました。
エンドロール終盤でもうひと場面あることもお約束で!
発表があったばかりですが、続編は2015年5月1日に公開だそうです。
先週(ああもう1週間経ってしまうのか)開催のSIGGRAPHでは、制作陣によるかなり詳細なメイキングの講演や上映など、この作品に関しては盛りだくさんだったので非常に面白かったです。
とにかくCGで作ってるところがびっくりするほど多い。
本人以外全部デジタルっていうくらいの場面もかなりありまして、実際は存在してないモノがまるで見えてるように演技するってのも大変な仕事だろうなあと思いました。
↓詳しすぎてネタバレ率高いので、未見の方はご注意↓
●[VFX] Making of 《The Avengers 》 - YouTube
●アベンジャーズ (2012年の映画) - Wikipedia
--
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2012.07.30
「ダークナイト ライジング」を観てきました。
先行上映を除けば28日が初日ということで、当日はだいぶ混雑していましたが早速行ってきました。
●映画『ダークナイト ライジング』公式サイト
これで3作目になりますが、今回もだいぶ重かったなぁというのが正直な感想。
(取り扱うテーマも、音楽も、とにかく雰囲気全体が暗め。)
終盤に入るくらいまで、全く救いのない勢いで「悪」が描かれてまして、盤石だと思ってきたものが次々と崩れてしまうのをどんどん見せられるわけです。
主人公も苦悩しまくってるし!
しかし傑作なことは確かです。
ああこんなに酷い局面まで墜ちてしまって、こういうのイヤな感じだなあと何度も思いつつ、どんどん引き込まれてしまいました。
私の場合、アメコミ映画は好きだけれど登場キャラクターに関する予備知識が無いに等しいので。
この人の正体はこうだったのか!という驚きが終盤次々と。
話題の登場人物として注目されているキャットウーマンのアン・ハサウェイが美しいです。
人形顔だしスタイルは良いし、関わる人達を次々に裏切っては逃げていく(ほぼ)悪役だというのになんだか許せてしまう雰囲気が~。
彼女と主人公のクリスチャン・ベイル以外は、「インセプション」の俳優陣とだいぶ一致していたような気もします。
インセプションですっかりファンになってしまった(←顔が好みだ)ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが活躍していて嬉しい…
あと、当初は地味目な存在感だったマリオン・コティヤールが(役柄上、いろんな意味でどんどん)美しく輝いてくるのがさすがだと思いました。
トム・ハーディのベイン役は、マスクが邪魔だったのと、あまりの悪人ぶりに最初誰だか判らなかったくらいなんですが、とても良かったなぁ。
(あのマスクはあんな役目があったのか...と終盤で感心。)
爆発や闘う大群衆など大迫力の場面も多いのですが、CGでゼロから作っているのではなく、実写を土台にしている件も多めであるという下記記事を読んでびっくりです
(映像・画像も多いのでちょいネタバレ気味でもよければどうぞ↓)
●「ダークナイトライジング」のCGとしか思えない戦闘場面が本物の車や群衆、スタジアムを使って撮影されていたことがわかる驚愕のメイキング映像 - GIGAZINE
バットマンは、乗り物のデザインがとにかくかっこいいですよね。
特に今回、キャットウーマンが運転のあのバイクが、方向転換する時にタイヤがトゥルルルっと軸ごと回転するあの様子(み、みればわかるよ...)!
ぼーっとするくらい惚れ惚れしました。
ほんのりと救いが残された終わり方でしたが、これで三部作の最終回ってところがとても惜しい。
まだまだ、人々のその後が観たい・・・と切に思います。
隅々までじっくりと確認したい箇所も多くありまして、なんらかの形でもう一度鑑賞できたらいいなあ。
好奇心と恐怖半々で深ーい穴を覗き込むような、ものすごい世界を作る監督さんだ!と感動の作品でした。
現在のところ公式ページ冒頭に記されているとおり、公開に先立って、アメリカで非常に痛ましい事件が起こりました。
大勢の方が被害に遭われたこと、実に残念です。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
楽しいはずの映画館で、なんてことに・・・。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2012.07.03
「アメイジング・スパイダーマン」を観てきました。
24日の、1週間早い先行上映時に見てきました!
いかにも3D向けなシーンがバシバシ来るであろう予告編を何度も見てたので、今回は迷わず立体メガネ付きで鑑賞。
●アメイジング・スパイダーマン - オフィシャルサイト
吹き替えも選べたのですが字幕付きにしてみました。
これまでのシリーズ(トビー・マグワイア+キルステイン・ダンスト出演版)もずっと観てたので、こんどはどうなるのだろうと期待。
主人公の高校時代から始まり、あるキッカケで蜘蛛に噛まれてそれ以来...という基本構成は同じですが、設定がガラリと今ふう(現代っ子ふう?)になってます。
主演のアンドリュー・ガーフィールドは、見た目も喋り方も非常に繊細な感じ。
最近、家でみた「わたしを離さないで」の演技は良かったなあ。
それがだんだんスパイダーマンとして強くなっていくところが見所かもしれません。
エマ・ストーン演じるガールフレンドのグウェンは、目が大きくて人形のように可愛いんですが、声が意外と低くてハスキー。
(そのせいか、全く老けた見かけではないのに、雰囲気が落ち着きすぎていて高校生役には無理がある感じもちょっとだけ...。)
この作品がきっかけで実生活でも2人は交際しているそうで。
現在、各国で催されている映画キャンペーンでも、ラブラブにくっついてるたくさんの写真をゴシップサイト等で見ることが出来ます。
お似合いだな~!
こまかい生い立ちなどもちょっと新しい感じがしたのですが、ベンおじさんとメイおばさんの組み合わせは前と同じ。
しかもマーティン・シーンとサリー・フィールドという豪華な配役です(これも見どころ!)
特に、主人公を終始見守っていくサリー・フィールドの演技の上手さと来たら、どんなにCG使いまくってる世界の中でも全く揺るぎない、心を打つものでした。
もともとファンなのですけれど、このメイおばさんにまた会えるんだなーというだけで、続編を観る価値があると言ってもよし。
終盤も、スパイダーマンの超人ぽさを強調するより、街の人たちが可能な限りの工夫で彼を助けていくストーリーが気に入りました。
壁や鉄骨を伝いつつ空中を飛びまくったり、高層ビルの頂上を見下ろしたり等々、3Dでみるとかなりの臨場感だったので満足です。
IMAXシアターで観てみたかったなぁ。
しっかし今作の場合、糸は体から出てないのか?
・・・というのが確認しきれなかった疑問なのですが、どうなんでしょうか。
そういえば、ソニー系の制作だと、出てくるパソコンはどれも必ず(Macではなく)VAIOなのですね。
なるほど。
○参考資料:アメイジング・スパイダーマン (映画) - Wikipedia
---
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2012.06.19
「スノーホワイト」を観てきました。
楽しみにしていたので、日曜にさっそく行ってきました。
●映画『スノーホワイト』公式サイト
以前から大作っぽい宣伝はされていましたが、主にクリステン・スチュワートのファンに需要が集中するであろうお伽話リメイク映画だと思っていたら、もう!
いろいろ予想外でたいへん面白かったのです。
こんなに特殊効果使いまくりとは、かなりびっくり。
魔法の鏡のなかからとろーんと液体金属っぽいマモノが出てくるのは予告編でみたことがあるけれど、それどころじゃなくて、悪の敵軍の甲冑が体ごと石のようにスローモーションで砕け散るあたりからロードオブザリング並みに(CG的な)期待度が高まりました。
特に、黒い森や妖精の森などの不思議風景な描写がすごくて、リアルすぎて若干気持ちが悪いエフェクトも多々。
まばたきするキノコの大群とか...あと、"綺麗な目のゴラム"のような顔をした妖精(?)がなまなましく可愛い...
「もののけ姫」が超リアル実写に作られるとしたらこんな感じかも!と思ったりもしました。
あと、継母女王の顔(老人と若者を行ったり来たり)の移り変わりなんかもすごくリアルで、どのへんがホンモノに近い時点なのかすらわからない。
-- ↓ CG関連の解説ですが、映画のシーンも入ってるのでネタバレてますよ ↓ --
○Snow White & The Huntsman: Visual Effects Secrets - YouTube
○Snow White Gets Grimm | AWN | Animation World Network
けっこう感動したのはエンドロールの映像がものすごく格好良かったことなんですが(まるで先日の「ドラゴンタトゥーの女」冒頭映像みたいな重厚感。分野は違うけど...)、制作元のThe MillがVimeoで公開していたのでぜひ。
(といっても映画館でやるそのまんまなので、鑑賞前には見ない方がいいです。)
○Snow White & the Huntsman - Titles on Vimeo
登場人物方面の印象ですが、もう完全にシャーリーズ・セロンの貫禄勝ちかもなあ。
超悪役ではあるんですが、そうなるに至った昔の出来事などがちょいちょい回想で出てくるとつい、同情すら覚えてしまう私。
若さと美しさを熱望する、鬼気迫る演技もすごいのだ。
「素」で勝負な画面の多いクリステン・スチュワートと違って、継母女王はCGもふんだんにかぶせられて最初から最後まで様々な姿に変わりまくるので、彼女の方に好奇心と注目度が上がってしまうっていうのもある。
そして、ホントに綺麗だし!
クリステン・スチュワートは、どちらかといえばクール美少女って感じなので、継母女王の表情や見かけのクドさと比較すると存在感がすっきりしすぎ(言い方を変えると、感情の起伏が少なめで地味に感じる)なのが残念かなあ。
でも、黒髪なびかせて森の中を走り回ったり闘ったりするシーンが、次回最終章を迎える「ブレイキング・ドーン」の続編と、私の頭の中ではけっこうダブってわくわくしました。
(せっせと自炊電子化したトワイライト・サーガは先日全巻読了。おもしろかったー!
紆余曲折経て、クリステン演じるベラもやっと最強になるので、まさにこういうシーンもありそうな感じ。)
あと、クリステンになる前の子役の白雪姫、ものすんっっごい可愛いのです。
Raffey Cassidyちゃん。この子は今後大物になりそうな気がするので要注目です。
今までの白雪姫に期待されるような恋愛要素は無いに等しいので、森の案内役のハンツマン(マイティ・ソーの人)などはひたすら敵と闘いまくります。
7人のこびともきっちりと出てきますが、皆モサモサしたおじさん(でも良い人!)なところが妙にリアル。
というわけで、どのシーンも凝りまくっていて非常に見所が多いたのしい作品でした。
いつかまた、ブルーレイなどフルハイビジョンでじっくりと見直したい。
小学校低学年くらいのお子様連れで来ている方もいましたが、うーん、残酷かつリアルすぎる(小鳥の心臓を爪で 以下略etc)視覚効果の場面がいくつもあったので、ディズニー絵本の延長を夢見てしまうと全く違って怖い思いをしますよ。
グリム童話ってそういうのが多いな...
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(1) | ↑top
2012.06.12
「ミッシング ID」を観てきました。
トワイライト・サーガ好きとしては、ジェイコブ(テイラー・ロートナー)が主演するので"おさえておきたい"映画のひとつ。
そして今回も単独鑑賞でした...
夫はちょうど同じ時間帯に上映された「BLOOD-C The Last Dark」を観てました。
有名なアニメみたいだけど、私はほんのちょっとしか知らない。
とりあえずこれで、お互い有意義な時間になったのさ!
原題のAbductionを「ミッシングID」にしちゃうセンスっていったい...と思ってたのですが、観終わってみると、このタイトルも内容のツボがわかっててなかなか良い感じが。
高校生版のジェイソン・ボーン シリーズのような感じ、との前評判は聞いてました。
普通の家庭の(といっても中の上くらいの経済状態には見えた...)高校生が、学校の課題で調べていた子供誘拐情報のサイトで、自分の写真が載ってるのを発見することからストーリーが大きく動きます。
今までの人生は何だったのか、という自分探しを始めようとした矢先にドドーン! ←以下略
テイラー・ロートナーはもともと子供の頃から空手の試合実績がすごい人らしいので、かなり多くの格闘シーンがあり、動きも見事なものです。
今後のこちら系の俳優として安泰にお仕事を続けていくような予感がします。
そしてジェイコブ時と同じくやたらと上半身脱ぎます。
主人公の家の近所に住んでる美人の幼なじみ(←ほんっとよくあるパターンだ。)はリリー・コリンズちゃん。
実年齢はもうちょっと大人ですが、髪型も 太眉も、女子高生って感じがとーっても可愛い!
思わず、紺色の大きめブロックチェックのシャツが欲しくなってしまいました。
トシまったく考えてないから、似合わないだろうなあ..
これがやはり(ジェイソン・ボーンの)マット・デイモンだったら深刻な空気も出せるのかもしれませんが、そこは今回の二人なので非常に爽やかにまとまってます。
つまり、ただの若い人向けアイドル映画。・・・と言いきってしまうのはあまりに勿体ないのは脇役陣の豪華さゆえ。
他の映画でも活躍していた、比較的中堅以上の知名度な方々がすみずみまで出ていたような。
・・・じーっと眺めてやっと、もしかしてこの人は?と気付いた位にすっかりおばちゃんな貫禄になってしまってたシガーニー・ウィーバーは、しかしやっぱり彼女じゃないと!な役回りなので気持ち良かったです。
そして、悪役はこれ以上ないってくらい顔が役柄に合ってて、一目見ただけでやばそうなことがわかる。
(目が綺麗で一瞬騙されるけど、やることは極悪非道という系統)
どこかでみたことがあると思ったら、この前のミッション・インポッシブルでもテロリストのボスをやってたんじゃなかったっけ。
スウェーデン版のミレニアムシリーズの主役でもあるんですが、これだとわりと地味な見かけの印象でした。←良い人役だからだきっと。
すんごい演技がウマイというわけでもないし、話の割に軽い感じも確かにあるので作品評価はそんなに高くないかもですけど、アクションも本格的だったし、純粋に「ああ楽しかった!」的な息抜きで見るにはじゅうぶん面白い映画でした。
○参考資料:ミッシング ID - Wikipedia
さーてもうすぐ今度はトワイライトつながりでベラ(クリステン・スチュワート)が出る映画もはじまるよ。忙しい。
--
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2012.05.26
「メン・イン・ブラック3」を観てきました。
これは、以前から楽しみにしていたのでさっそく行ってきました!
●映画『メン・イン・ブラック3』公式サイト
吹き替えのみの3D版か、字幕で鑑賞できる2D版かで悩んだのですが...
(上映場所によっては字幕3Dなどもあるのかな?)
結局、メガネが煩わしいし画面が一段階暗く見えたりしてイマイチなのもこれまでの教訓なので、2Dのほうで。
いやー面白かったですよ!
これを3Dメガネでみるといかにも大袈裟に飛び出るんだろうなー、むしろそのために作った場面なんだろうなーという箇所は確かに数々ありました。
(超高層ビルからジャンプするのとか、ロケットを先端から見下ろしたりetc. きっとすごい立体感で楽しめると思います。)
でも、映画館のスクリーンサイズでこれだけのアングルなら、2Dでもかなりの大迫力なんです。
私としてはこれで充分に思ったので後悔無し。
あと、MIBシリーズの特徴として、宇宙生物自体は近年のエイリアン系映画のなかではむしろ可愛いらしい位のデザインなんですけど。
宇宙銃で撃ったりしたときのスライムっぽさが毎回結構キモチワルイ。← 「スターシップ・トゥルーパー」ほどじゃないけれど、これに通じるグロテスクさはあるよ?(笑)
・・・だから、これが立体でびしゃーっと来るのは遠慮したいからやっぱり2Dでよかったとしましょう。
ポスターでは3人並んでるので、当初てっきりもうひとりエージェントが増えるのかと思っていたんですが、ジョシュ・ブローリンはエージェントKの若い頃を演じるのでした。
(なので、現代のKであるトミー・リー・ジョーンズの出番は今回意外なほど少ない)
29歳という設定はちょっと老けてるような気もしたんですが、なるほど顔も似てる。
今回、約40年前の世界に移動するストーリーなせいで、景色や小道具がいくらかクラシックな雰囲気になってます。
それが、10年以上前に公開された今までのシリーズ(MIB1と2)のちょい古くささと、意外なほど整合性が取れている。
うまくやったな!
でも、JとK(若いほう)が乗る一輪バイクみたいな物体が、トロンに出てきてもおかしくないほど未来的でかっこいいのだ。
特殊効果やCGの進化の加速度は、年々すさまじいものになっています。
(つい最近まで、実写ではとても表現できなかった現象が、ホンモノと区別つかないくらいの精度で映像で再現出来るようになっているわけで。)
おかげで長期の隙間がある連作ものやリメイクものは、初期の作品と視覚的に差がありすぎるのがちょっと寂しいというか、残念に思うことも時々。
今までの1や2に出てきた重要キャラクターも思わぬところで顔を出したりして、そのあたりのお楽しみもなかなか。
(私の好きな、小枝みたいな体型の宇宙人の"worm"達も相変わらず元気だった!わーい。)
あ、でも下記のようなニュースをついさっき知ったのですが、これは事前に知ってても多分わからんです。
・ガガ、ビーバー、バートン監督が『メン・イン・ブラック3』にエイリアン役でカメオ出演
確かに、MIBの基地やパーティ会場など、異星人が多数集まる場面は用意されてましたが、視覚的に元の役者が判別できる状態じゃなかったですよ?!
ストーリーは、予想外に感動。
最後の場面もクスっと笑えるし。
5次元を見渡せるという宇宙人青年が、エージェント達に協力して良い仕事してくれてます。
とにかく、3作目も期待を裏切らない面白さなので、是非是非。
既に何度もTV放映されてますけれど、一応MIB2も映画館で観たんですよ。公開は10年前。
(そ、そんなに経った?とwikiを二度見したほど。)
なんと、アメリカのサンアントニオに行ってた時が初見。
当時訪れていたカンファレンス会場の脇に大型モールがあったので、暇つぶしにと入ってみたのです。
なにぶんあちらのお客さんのことなので、客席はわいわいと大盛り上がり、会話の都度ゲラゲラと笑いが沸き起こる場面も多くて、もちろんナニいってるかさっぱりで画面の面白さのみにしか反応できなかった私は酷い疎外感を味わった思い出が~。
そしてやはり3作目の今回も、至って普通の台詞が字幕に表示されている中で、Jが何かまくし立てるたびにクスクス笑いまくる後ろの席の外国人の方々に焦る。
嗚呼、何も進歩してませんなあ。
○参考資料:メン・イン・ブラック3 - Wikipedia
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2012.05.24
「ダーク・シャドウ」を観てきました。
MOVIX(行きつけのシネコン)のポイントが二人分貯まったので、先週末ちょうどよく公開したばかりのコレを観に行ってきました!
●映画『ダーク・シャドウ』公式サイト
さすがに初日だったのでそこそこの混雑具合。
監督がティム・バートンで、ジョニー・デップ(仮装および化粧装備)が主演、ということならきっと「チャーリーとチョコレート工場」とか「アリス・イン・ワンダーランド」っぽい面白さなんだろう。
というだけの予備知識で出掛けたんです。
しかし、見た目からしてけっこう「アダムス・ファミリー」っぽかった!
こういうの好きなので、とても満足。
(アメリカの昔の人気番組を映画化した作品であるということは帰宅後にサイトを調べて知りました)
実らなかった恋の恨みのせいで相手をバンパイアにし、その後も一家を代々呪っている魔女・・・というドロドロした話ではあるのですが、ちょいちょい笑えるコメディな場面も多くて飽きません。
200年ぶりに蘇ったバンパイア当主(ジョニー・デップ)の屋敷内部など、凝った美しいデザインもみどころ。
暖炉→隠し部屋のからくりで、狼型のパーツがカタカタ動くところが好きだ!
「007 カジノ・ロワイヤル」で知りましたが、魔女役のエヴァ・グリーンはすんごい綺麗な人ですね。
人工的な化粧とか魔女コスプレが似合いまくりです。
家庭教師兼主人公の運命の女性役もモデル系美人なんですが、目のまわりが常にどんよりとクマがある設定なのでそれが残念か...(笑)
あと、ローティーン女優として売れっ子とは聞いていましたがあんまり(私のよく観るような作品にはほとんど出てなかったと言う意味で)よく知らなかったクロエ・モレッツちゃんが可愛いのなんの。
くるりん巻き毛の髪型も役に似合っていて(気怠い反抗期なキャラクターなんですが、終盤でちょっとしたびっくりネタも有)ファンになってしまいました。
あの「キャリー」のリメイク版も彼女主役で制作が決まっているそう。
キャリーは元祖シシー・スペイセクの外見以外で考えられないんだけど、とにかく楽しみだよ!
さらに、このキャスト構成お約束とも言えるヘレナ・ボナム=カーターさんも、おばちゃん心理学者役でいい味出してます。
(続編はあるのかな?あってもおかしくない終わり方だったけど...)
というわけで、この夏ぐらいまで、以前から楽しみにしていた映画の予定多数!
ポイント貯めるぞー
●わかりやすい参考資料:ダーク・シャドウ - Wikipedia
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2012.05.08
「ブラック & ホワイト」を観てきました。
この映画もそろそろ、うちのほうのシネコンでは夜間回の上映が終わってしまうので連休中に行っておくことにしました。
●映画「Black & White / ブラック & ホワイト」オフィシャルサイト
軽い感じで観れそうでいいかなと思って出掛けたので、そんなに(格調高さや感動は)期待せず入場。
出演者が割と豪華なので低予算B級とは言い難いけれど、その割にはやっぱり頭をほとんど使わずに楽しめるという...まさにゴールデンウィーク向けな作品だったのでした!
仕事で相棒のイケメン二人組が偶然同じ女性を好きになったので、彼氏の座を勝ち取ろうと争い合うラブコメディ。
・・・たいへんシンプルな基本構成です。
クリス・パインとトム・ハーディの二人のイケメン(← し語)を楽しくうっとり眺めるための映画じゃないでしょうか。
CSI勤めでここまでヒマそうにふざけている上に、ヒロインへの身辺調査やライバルへの攻撃に部下や武器を総動員して職権乱用しまくる件はもうツッコんでも仕方ない(という気にもなってくる)。
リース・ウィザースプーンは相変わらず可愛いしコメディも上手いんだけど、この配役なら、気持ちもう少し若くて色っぽい感じの人を使ってもいいかもと思ったのが正直なところ。
でも誰がいいかと言われると浮かばない。
でも、彼女に友人としての超現実的なアドバイスをしまくる主婦役の人のキャラ(お上品ではない)がちょっと好き!
私は、スタートレック2009以来クリス・パインがかなり好きなんですけれど(最近スターチャンネルでよく放映されている「アンストッパブル」も必ず見てしまう。これ、最初に飛行機席の極小画面でみたときはイマイチだったのに...)、トム・ハーディも渋くて素敵ですなぁ。
この人も実はスタートレック映画(2002年の「ネメシス」)に出ていて、そういえばとても印象的かつ悲運な役だった!
けっこう面白くて、客席も笑い声頻発の作品ではありますが、出ている俳優に興味が無い限りはオススメしにくい微妙さは有り。
しかしとりあえず、
「テレビがつまんないからなんか映画でも借りてくるか」
というときには是非思い出して欲しいです。
最後は話もうまいことまとまって誰も不幸にならず、あと味も爽やか。
スカパーの映画系チャンネルに登場したら必ず録画するであろう位には、実は気に入ってます。
ブラック&ホワイトという日本語的にわかりやす過ぎる邦題もB級感を醸し出す一因になっていますが(This means Warが原タイトル)、まあとにかくポップコーンをおいしく頂いて楽しく席を立つことが出来ました。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2012.04.16
「バトルシップ」を観てきました。
ほとんど予備知識が無くて当日もけっこう迷っていたのですけれど...CGが豪華ときいたので出掛けてみました。
●映画『バトルシップ』公式サイト
しかし予想していたりずっと楽しかったです。
まさに、ポップコーンもぐもぐしながら気軽に観てこれる感じ。
すんごい高度な文明を持ってそうな異星人が襲来して、地球上では絶対勝ち目がないレベルの武器を使ってバンバン攻撃を仕掛けてくるのです。
「やっぱり宇宙からの訪問者が友好的ってのは地球本位の設定だよな~
はるばるこっちに飛んで来る位なんだから絶望的に強いところがドラマになるんだよ」
とかなんとか、頷きながら鑑賞していた。最初のうちは。
しかし!その後急に、ちょいちょい人間に有利すぎる隙を見せはじめるばかりか、最後は結局、超アナログと言えるような戦法で(人類チームが)切り抜けてしまうという、爽快さよりは「えぇえ!そんなんでいいの?」という驚きが先立ってしまう終盤だったのでした。
これはずいぶん人間に都合良く描きすぎじゃないかなー。
デジタルに頼りすぎないことと、お年寄りの功績の大切さはわかったが、果たして地球はこんなんでいいんだろうか?
・・・という多数のツッコミどころのあまり、モニョモニョしてくる筋書きだったのでした。
大惨事なのに誰も負傷してないように見える明るい感じとか、戦闘時や感動時(?)のスローモーション多用等が、ものすごく「トランスフォーマー」と演出が似ていると思ったのですが監督さんはマイケル・ベイではないんですね。
ちょっとインスパイアされてるのか?
とはいえCGは想像以上に大迫力で、これは映画館でみて良かったといえる要素。
火を噴くヨーヨーみたいな破壊兵器や、戦艦に突き刺さるハイテク爆弾などの無敵っぷりがかなり格好いい。
(宇宙人が全く可愛くないところは想定の範囲内だ)
浅野忠信やリアーナがとても良い役です。主役を差し置いてこの人たちが地球を救うといってもよい。
ストーリーはともかく、アメリカだからこそこんなに強いのだろうと納得してしまうし、これ、実際あちらの軍隊関係の方々にとっては士気が上がりまくる作品になってるんだろうなあ。
過去に戦禍のあったハワイ沖で、今度は日本軍と協力し合うという筋書きにしたところにも意味はあるのでしょう。
とまあ、最先端な視覚刺激の割に、アメリカ映画の今どきのお約束(恋愛含)を終始ちりばめたサラっとしたわかりやすさ。
私としては、これは娯楽作品としては好きなタイプです。
エンディングの歌はどこかの映画でも聴き覚えがあったのだけど、なんだったかなー?
エンドロールが流れ終わった最後の最後にもうひと場面残っているので、それも忘れずにどうぞー。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2012.03.26
「STAR WARS エピソードI/ファントム・メナス 3D」を観てきました。
テレビ放映も含めてすでに何度も観ていて一応「話はわかってる」作品なので、わざわざ劇場で?
と結構悩んだのですが、いや~ 行ってよかったです。
●スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス←youtubeチャンネルのサイトですが、ここがおそらく日本では公式かも。
字幕版で鑑賞しましたが、立体感もわざとらしさはなく(もともと3D公開を前提に作った作品ではないので「ほーら飛び出すよ」的なお約束演出は皆無)、さりげなく質感が浮かび上がる感じ。
まるで初めからそうだったかのように違和感がなくて完成度の高さにびっくりです。
色味もかなり自然だったように思います。
3Dメガネで一段階暗くなるのは確かなんですが、それもよく計算されてるみたいで、外した状態で覗き見ると、かなりギラギラと白っぽい光が眩しい。
「アバター」や「カールじいさん」鑑賞時のような、メガネ付けないとこんなに綺麗なのかよ~!という悔しさは無かった。
(WindowsXPの壁紙みたいな丘でやる)大群ドロイドとの戦闘シーンや、ポッドレース、ダース・モールVSジェダイの闘いetc...有名な見せ場の数々が、程良い立体感で味付けされてとても新鮮。
2時間ちょいの上映時間があっという間でした。
3Dになったこと以上に、10年以上を経て再び映画館で鑑賞して今ようやく理解できた筋書きや、あらためて気付いた映像の美しさも多々ありました。
公開当時、そのウルサくてどんくさい行動が世界的に嫌われてしまったことで有名な「ジャージャー・ビンクス」も、今眺めてみるとなかなか個性的で可愛いキャラクターじゃないですか?
(・・・と思えるのも私が大人になったからなのだろう。)
というわけで、音楽は相変わらず素晴らしいし、エンドロール終了後のダースベイダー呼吸音もばっちり聴いてから大満足で帰宅したのでした。 コー・・・ホー・・・
この作品、日本初公開は1999年です。
当時、雑誌に告知が出ていたので軽い気持ちで応募してみたら、なんとスーパープレミアに当選。
東京フォーラムまでわくわくしながら出掛けていったのは良い思い出になりました。
(左写真、昔のパンフレットをぱらぱら眺めたらちゃんとチケットも挟んであった。私えらい!)
・・・それにしても、アナキン少年役の人がいま23歳ですよ?
この作品での過剰取材や学校でのからかいが心労になりすぎて、俳優業は既に引退しているのだとか。
可哀想に、当時9歳だものなあ。
出演直後に名門大に進学して慎重にキャリアを重ね、アカデミー賞をとるまでに至ったアミダラ役のナタリー・ポートマンとは対照的ですね。
2D映画(特に、CG比率少なめな古い作品)を3D仕様に変換するというのは、今の技術でもやはり地道で膨大な作業が伴うんじゃないかなと想像します。
近年公開のエピソード1~3より、セットや着ぐるみや模型を使っての撮影が基本の4~6あたり(ルークやレイア姫やハン・ソロが出てくる時代)の作品のほうが、裏で3Dで作り直したり等の手間が多くなるのかも。
今後、年に1作ペースでこのシリーズは3D化されていくのだそう。
ファンとしては、楽しみに待ちたいと思います!
参考リンク:
●スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス - Wikipedia
↑コレ読んで、女王の侍女役にキーラ・ナイトレイやソフィア・コッポラが出ているのを初めて知った!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2012.02.28
「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」を観てきました。
いよいよ最終章だ!・・・と、シリーズファンとしては結構前から、みる気満々で盛り上がってましたが。
前回の「エクリプス」時点で、「もう勘弁して。次は一人で行ってください」と夫からドンヨリした目で言われたのでした。
あまりの少女漫画的展開について行けなかったそう。わかるよー
仕方ないので、ほぼ同時刻スケジュールの作品を、別々に鑑賞することにしました。
(ちなみに、夫には「TIME/タイム」を勧めてみた。
同監督の「ガタカ」が好きなのでとても面白かったそうです。私も観たかったよ…)
●映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』オフィシャルサイト
Part1は、ベラとエドワードの結婚式〜出産までのエピソードになります。
人間と吸血鬼なので当然ふつうに進行するはずもなく、生まれてくる子供もハイブリッドなので(って書くとSFっぽい..)えらいことに!! ←大体の要約
それにしても回を重ねるにつれて、第一作目では個人的にはエドワード派だったのが、だんだんジェイコブ派になってきている感じ。
いつも、報われないけど頑張ってるってところがホロリとくるのですね。
既に、保護者的目線で応援しています。
今回は、ベラがやつれて見る影も無くなるし
(究極に弱った場面では別途人形を用意したメイキング画像みたことが有り。
でもメイクでも最初のほうはけっこうなんとかなってるのね。CGかぶせてるかな?)
エドワードは苦悩しまくってるので、ジェイコブの存在感が目立つエピソードであると言えます。
しかも、"刻印"の件は、原作未読なので素直に「こう収拾するのか」と感心。
Amazonのレビューだと、原作最終章における今までの伏線の片付け方は比較的評価されているようなので、Part2が更に楽しみになりました。
いつも以上に狼チームは大勢出演するので、VFX素晴らしいです。今回も毛並みがモッフモフ。
●The Twilight Saga: Breaking Dawn Part I | Tippett Studio
その他の感想
・ほんとの事情(相手の素性含)を知らないまま結婚させてしまったベラの両親が気の毒だ!
・というか、パパに結婚を許してもらった経緯はちょっとでも入れておくべきだったのでは?
(前回のラストがプロポーズ→今回の冒頭でもう結婚式というのがあっさりすぎだ)
・結婚式は吸血鬼も親類がいっぱいくるんだなー(初見の方々がいっぱい)
・じつはトワイライトシリーズ出演者の中でいちばん好きなのはジャクソン・ラスボーン(ジャスパー役)です。
・いちばん最後のシーンはこの流れで予測できてたけどその瞬間、「どーん!」という駄洒落を頭の中で言わずにはいられなかった
原作、トワイライト(第1作目)しか持ってないので、これを機会に最後まで読み切りたい気が高まってるんですけれど…
どれも上下巻に分かれていたりと、やたら総冊数が多いので迷い中なのですが。
電子版だとXDMF形式で売ってるんですが、読める方法がPCとソニーリーダーに限られてるんでこれもなんとなく躊躇。
やっぱ文庫買わなきゃダメかー!
※電子書籍について追記※
XDMF形式は、紀伊國屋書店の電子書籍アプリKinoppyで読めることをコメント欄で教えて頂きましたー!
過去にダウンロードしておいたトワイライトのお試しデータもここで読むことができました。
AndroidやiOS対応のアプリです。これは考えちゃうなー(良い意味で)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(1) | ↑top
2012.02.13
「ドラゴン・タトゥーの女」を観てきました。
以前から公開を楽しみにしていた作品です。
●ドラゴン・タトゥーの女 - オフィシャルサイト
2009年公開のスウェーデン版は、CATVでの放映やレンタルDVD含めてもう何回か鑑賞済みで、それがこの作品を知るキッカケにもなったのですが、原作本のほうも比較的最近に文庫で購入しました。
(とりあえず今作にあたる第一部は読了し、つづきを読んでるところ。)
・・・というわけで、映像的な刷り込みや、結末を含めた隅々の話までもが頭に入った状態で今回のハリウッドリメイク版に臨むことになりました。
期待を裏切らない面白さだったので満足なのですが、仮に全く予備知識のない「素」の状態で鑑賞できたらどんなだったかなあ、と何度も考えつつ帰宅。
どうしても、先に公開されたほうや原作と較べてしまい、頭の中が忙しくなってしまうんですよね!
ミカエルにダニエル・クレイグというのは合っていて良かったです。
かつて観たスウェーデン版での俳優さんが、交際相手に不自由しないモテ役の割には、地味なおじさんふうの印象だったのが気になっていたのです。
だからなかなか感情移入できなかったというか...
今回でアカデミー賞にノミネートされたリスベット役のルーニー・マーラは、この映画のためにピアスを開けまくったそう。さすがの大熱演でした。
もともとすごく綺麗な人なのにここまでなりきれるっていうのはすごい。
つまり、リスベットっぽい恰好じゃないときはガラリと美人になれるという特性が終盤のシーンで生きるのですね。
原作では、年齢もぱっと見でよくわからないような中性的イメージで描かれている人物ですが、ルーニーさんはもうちょい女性らしい雰囲気があって、私はそのほうが好き。
ヴァンゲル家の人々の配役も豪華で良かったなあ。
(海外ドラマ「NIP/TUCK」でファンになったんですが、アニタ役のジョエリー・リチャードソン好きなんですよ。)
もともとこの話は、いわゆる大人むけなシーンのほかに残虐な暴力要素も強めです。
女性や動物に対する理不尽なそういう場面をフィクションでも見たくない方にはおすすめできないです。
映画のほうも15歳以下鑑賞禁止にレーティングされているのである程度は覚悟、というかそもそも家族で観に行くような作品じゃないかもと心配していたんですが。
しかし正直、拍子抜けというか「やっぱハリウッド向けに結構あっさりまとめちゃったんだなあ」という感想をもちました。
原作は、登場人物それぞれのこまかい過去エピソードや、謎の解明に至るまでの緻密な作業を刻々と緊張感で追っていくリアルな感じの積み重ねを味わうのが面白くて。
だからこそ多くの人に評価されている小説なのでしょうが、映画版ともなるとこれらを描写するにはやはり2時間半では全く足りないんですよね。
だから、身内や地元警察が40年かけてもわからなかったことが、よそから来た二人組に小気味よく解き進められてしまうということに納得が行かない人はいると思うなあ。
(ある程度の小話も省きつつ、説明不足と思われようがサクサクすすめていかないと時間内におさまらないのだ...)
逆に言えば、あっさりしている分、登場人物の関連図などは頭の中でわかりやすくなってます。
原作は、大勢存在するヴァンゲル一族の人たちのエピソードがドロドロと入り乱れるために、手元に(文庫付録の)家系図を置きながら読み進めないと、どのヴァンゲルさんがどの家族に属している人なのか混乱してくるほどなのですが、映画では主要な人のみがきちんと強調されていて、ここは制作側の力なのでしょう。
部分的な強弱はあるにしろおおむね原作どおりなので安心の楽しさだったのですが、肝心のハリエット事件の結末についてはあまりにも映画オリジナルでした。
「こうきたか(・・・こ、この展開だと確かに時間も制作費も節約になるな)!」と驚いた次第です。
三部作のうち、今回の第一作が上記のヴァンゲル一族に関する独立した話で、二・三はほぼひと続きの件を扱っています。
リスベットの過去や、今作でその後どうなったのか気になる件も徐々に明らかになっていくので、(決して明るく爽やかで娯楽的な話ではないのですが)最後まで見届けたい気分。
フィンチャー監督の独特の映像感覚もタイトルロールからしてものすごいので、見ごたえあります。
スウェーデンの寒々とした風景も美しい。
また、予告編(特に1分38秒間のteaser版のほう)は作品の世界観を十分にあらわした傑作であると以前から話題になっていました。
これ、日本語仕様でも上手く作ってあってテレビCMなんかでも見ることが出来ますが。
終わりのほうで、文字がドカドカと割り込んでくるところ、これはやっぱりアルファベット以外の言語をはめこむと無理があるんじゃないかなあと改めて思いました。クールさが薄れてしまうというか。
というわけで英語版で。↓
・The Girl with the Dragon Tattoo - Movie Trailers - iTunes
映画の後でも先でも、原作を読むことは是非ともお勧めします。
・ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) ←Amazon
ソニー・リーダー用等の電子書籍版でも出ているようで、デジタルだったら上下巻の区別無く1冊にまとまっているし価格もだいぶ割安なので魅力です。
しかし!上で述べたように家系図の付録を片手に持って読まないと私には無理な話だった(笑)ので、個人的には文庫で良かったです。
内容が内容なので日本での評価は分かれるかもしれませんが、ツボにはまるならば、ぐいぐい読ませる力があって、結末に近づくのが惜しくなるほど引き込まれるはず。
久々、大いに読書の醍醐味を味わうことが出来ました。
嗚呼、作者がこのミレニアム三部作を最後に若くして亡くなってしまったのは本当に残念です。
もっと読ませて欲しかったなあ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2011.11.10
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」を観てきました。
まもなく公開終了だと気づいたので、なんとか滑り込みで行ってきました。(2D上映で観ました。)
さすがにこの時期になるとお客さんが全然いなくて、ホームシアター的に楽しめて大満足!
●映画『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』オフィシャルサイト
アイアン・マンなどの主要人物が集結する「アベンジャーズ」がいよいよ来年夏に公開なので、アメコミ映画好きの私としてはとても楽しみなんです。
アベンジャーズ結成前の時点では、ちょこっとづつ他のヒーロー作品同士がつながっていることを示す仕掛け場面が(エンドクレジット後のシーンも含め)ちらほら出てくるのがお約束になってますね。
例えば、アイアンマン2ではトニー・スタークが新元素合成マシンの水平をとるためにそこらへんから適当に探して装置の下に押し込んでいた金属板は、今回のキャプテン・アメリカの重要道具となっている丸い盾。
なんだそーです。・・・まめちしきだ!
今作は、上記のスタークのお父さんの代が登場人物となる、すこし昔の時代の話になります。
で、小柄でモヤシ体型だったところを、政府の肉体改造実験を経て大活躍する主人公がすっごいカッコイイんですよ。
ファンタスティック・フォーでトーチ役だったあの男の子が…(涙)今後も大注目です。個人的に。
実験の副作用で、元々「いい人」だったのがさらに増幅されているという無敵設定。
あまりのイケメン(←し語)ぶりにうっとりしているうちに映画が終わってしまったというのが正直なところであります。
そしてこれまた副作用で悪人化がすすんでしまった役に「マトリックス」のエージェント役で有名なヒューゴ・ウィービングが(どんな格好してても)全く違和感なしです。
その他トミー・リー・ジョーンズなど脇を固める俳優さん達が豪華という意味でも安心して鑑賞できる気がします。
アメコミストーリーの王道に沿いながらも淡々と話が進んでいく(主人公は善人かつ強すぎるし、悪役は逃げ足が速いので基本的にそんなに闘わない映画ともいえる…)ので、あっさりすぎるところは欠点かもしれません。
円盤型の盾をこちらにビュンビュン飛ばしたり、崖から落ちそうになったり的な、3D映えするシーンも随所にはさまれていたのですが迫力は2D版で充分楽しかったです。
エンドクレジット冒頭の、ポスター絵画調の背景(だけどちゃんと立体になってる)、コレは良かったな〜
ストーリーやキャストの詳細はネタバレOKならば下記にて。
今回が初めてではないけどもうあまりにも映画公式サイトが見づらくて、そこからの情報入手は早々に諦めたよ〜
・キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー - Wikipedia
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
そういえば、10月からスカパーe2を契約しました。
「基本パック」と「スターチャンネル」のセットで。
10年くらいずっと地元のケーブルテレビに入っていたのですけれど。
もちろんスターチャンネルも昔から好きでオプションにつけてました。
新居に移ってから、スカパー視聴可能(BSがアンテナケーブルだけで映る)+ 同じテレビ局構成だとスカパーの方が安い(ハイビジョンで見れるものが多い) ということに約4年ものあいだ気づかなかった...。
悔しい!
ケーブルテレビの古めかしいセットボックスや専用リモコンもなんとなくダサくて好きじゃなかったので、これらが全部無くなると思うと速攻乗り換えてしまいました。
月々払うお金はあまり変わってないのですが、テレビ周りの視界がスッキリになって満足です。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2011.10.09
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を観てきました。
久しぶりの映画館です。
(今月は毎週のように行きたい作品がある!)
前回映画化された、マーク・ウォールバーグ主演の「猿の惑星」、これも観に行った記憶があるんですけれどこれが2001年公開だったことにびっくり。光陰矢のごとし。
前のこれはラズベリー賞もらってるんだそうで...まあわからんでもない...。
それから10年経過して、CG技術の進歩のすさまじさが実感できるような見ごたえある作品でした!
シーザー(主役の猿)がどんどん賢く行動的になってくる顔つきの移り変わりがすごくて、最終的には人間含めて登場人物の中でいちばん頭よさげな感じになってました。
サンフランシスコのケーブルカーの屋根に立ち乗りしてるところなんてかなりカッコイイです。
・・・なんて言ってますが、ストーリー的にはずーっとじわじわとくる怖さが。
結局、爽快感はないままに席を立つことになります。
というか、いちばん怖い(今後の救いの無さを暗示している)のは最後のシーン+エンドクレジット背景のアニメーションだったりしますよ。
流血シーンなどはそれほど派手でも多いわけでもないんです。
人間の勝手で虐げられた動物の大群が知能も体力も突如こちらより優勢になって襲ってくると・・・いうことに対して、人として本能的に、またはなんとなく別の事象に置き換えてしまっているからこその怖さがあるような気がします。
薬の管理の杜撰さであるとか、ラストの「そんな状態で仕事するなよ!」的なツッコミどころはいくつかあるんですけれど、猿達が非常にリアルであっただけに、予想以上にゾクゾクきました。
CG方面のメイキングは下記の動画がわかりやすいです。
・Making of Rise of the Planet of the Apes : VFX Shots
こういうふうに役者さんにそのまま演じさせて、その表情や動きをそのままデジタルで読み取り、猿のCGをかぶせるわけです。
特に、シーザー役の俳優は、ロードオブザリングのゴラムや、キングコングなどでもやっぱり「中の人」として活躍しました。
すごいなあ。
ただ、「ホンモノと全く見分けがつかない」か?と言われると、意外とまだそうでもない。
無意識でそう思いたい(いわゆる「不気味の谷」現象?)のかもしれないし、おそらく眼の特徴のせいかもしれないけれど。
でも、群れでわさわさ動いてるところなんかはほんとにすごいです。
俳優は、あのハリーポッターのマルフォイの人が出てきてこれまたお約束どおりな感じの役だったので、それ以外の人のインパクトが(私の頭の中では!)薄れてしまいました。
この人は、こういうキャラクターで今後もやっていくのかな?
なんとなく気になる俳優さんなのです。
あの薬、うんと薄めて、もっと安全に改良されたら、ほんのちょっとだけ欲しいなあ。
そんな世の中が来るのかなあ。間に合わないだろうなあ。
とかなんとかついつい妄想したわけですが、そういうこと含めていろいろと考えさせられることの多い映画でした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2011.07.29
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」を観てきました。
以前から楽しみにしていた作品だったので、公開前夜の先行上映で行ってきました!
・映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』オフィシャルサイト
鑑賞したのは、3D吹替版です。
メガネ無しの2D上映だと字幕版でみれたのですが、一瞬迷ってやっぱり、シリーズ三作目にして初の3D化に期待してみました。
3Dで鑑賞するならやはり、字幕が無いほうが目にラクなのは今までの何度かの経験から習得しました。
(主画面より少し浮き出させたり小さな厚みをつけたりまでして、台詞の文字の存在感を出す工夫をしているみたいなのですが、その遠近感をいちいち捉えなければいけないのは疲れますね。)
今回の作品は特に、動きがめまぐるしい場面が多いので吹き替えのほうが内容に注力できてよかった!
ストーリー自体は、前作の「リベンジ」がちょっとなかだるんでたかなーという印象を持ってましたが、今作はかなりキッパリとわかりやすかったので満足。
ロボット種族同士の敵対や相互協力の関係などがも緩急あって面白かったし、人間達は、1作目以来毎度馴染みの面々も含めて「あれ以来いろいろ状況が変わりました」がさりげなく説明されているし。
60年代の月面着陸で発見したもの(その事件を人間が隠していたこと)を巡って、最後は、地球駄目になっちゃうんじゃないかという状況まで敵に追い込まれるのですが、抗戦するシーン(の特殊効果)が半端無くすごい。
予告編やCMにも出てますが、ショックウェーブという名前の、全身ドリルみたいなヘビ型巨大ロボットがキリキリと建物に食い込んでなぎ倒すところなど、必見です。
あと、先日なにかの番組で見ましたけれど、モモンガのような膜を手足に付けて高層ビルから飛び降りる人間側の部隊、これは実写なんだって~!
(もちろん周囲の崩壊背景などは合成ですが、集団で降下しながら建物をまわりこむところのメイキングでは、ホントにカメラごとビルから飛び降りて撮影してた。
地面に近くなってパラシュート開いてましたが、すごいスポーツだと思いました。)
今回、大活躍だったのがバンブルビー。
ロボットなのに童顔で、性格もわんこみたいにかわいいんだよなあ...
サムをほぼ乗せたままでの、車→ロボット→車 の超早変わりなど、たっぷり見せ場もあります。
すごいわー。フィギュア買ってもいいかもと久々にAmazon検索したりしてね。
今作は、いわゆるペットサイズ(?)のロボット達まできっちりと役割を果たしてくれて(これも感動ポイント)、どのキャラクターも印象深かったです。
ミーガン・フォックスの降板、私は、あの強気美人なところが結構ファンだったので残念でした。
新ヒロインの人は有名なモデルさんということで、綺麗だし信じられないくらいスタイルが良いのですが、ちょっとインパクトが薄い感じ。
(デキるキャリアウーマンという設定ぽいのですが、後半は、恐怖のあまり口を半開きにして棒立ちになってるシーンがやたら目立つ!)
しかし、ジョン・マルコヴィッチがコミカルキャラな社長役で出てたり、パトリック・デンプシーがお約束のイケメン役で出てきてぼうっとしたり(←私が)、わりと好きな映画「ファーゴ」の女署長役の人が性格のきっつい長官役で仕切ってたりして、俳優陣も豪華で楽しめました。
続編が作られる場合でも、サムが登場するのは今回が最後になるかもというニュースも読んだことがありますが、どちらかというとロボット中心の世界なので、人間のほうはどんどん入れ替わっていってもそんなに影響はなさそうです。
トランスフォーマーって、ものすごく高度な特撮CGを駆使したり、半端無い爆発や戦闘シーンの多さで、実はかなり凄惨なことを表現(そうあからさまに生き物が傷つくシーンはないけど)していたりするのですが。
そこはマイケル・ベイ監督の、建物総崩れ真っ最中なのにやたらと綺麗な色味の景観で青く輝く青空とか、いちいちドラマチックな構図でスローモーションかけてひっくり返る戦車など、「まあこれはフィクションなんですから楽しんでくださいね」という技術が随所に光っているのが、安心してポップコーンもぐもぐしつつ鑑賞できる理由なのかも。
夏休みということで親子連れも何組か見かけましたが、意外と過去作からの入り組んだ話もあるので、退屈したり寝入ったりする小さなお子様もちらほら。
(アニメ映画の感覚で行ってしまうと、前半は比較的暗い場面が多いので興味が維持できないと思います。)
でも大人の映画ファンの皆さんはぜったい観て損はない!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
音楽も良かったです。(エンドロールでノリノリにこぶしをふりあげたくなるのを必死で我慢した。)
実は映画と直接関係のある動機ではないのですけれど、今月に入っていきなり加熱した超ニワカのファンながら、Linkin Parkを毎日聴きまくっている私。
いままでも、トランスフォーマーシリーズの主題歌をずっと担当してきたので数曲は知ってたし(何年か前に公開された映画「マイアミ・バイス」の主題歌も好き)、「今どきの」海外のバンドとしてはまあ私の中では知名度がそこそこという感じだったんですが。
現在、まさに今月限定でiTunes Festival London(31夜連続ライブ)が開催されてますよね。
日がわりでいろんなアーティストのコンサートがiTunes Storeから無料で超高画質配信をしているのでかなりおすすめなのですが(今ならColdplayの22日の公演が1時間くらいの長さで鑑賞できます)、Linkin Parkのライブも4日に、1時間半を超えるフルバージョンが配信されたんです。
それを何の気なしに流し始めたら一気にハマりました!
初見で知ってる曲は数曲でしたけれど、その後はiTunesも擦り切れるか(従来比)ってくらいに繰り返し鑑賞。
やがていつのまにか30分バージョンに短縮されたものに変わってしまい悲しみで愕然としたのですが、youtubeを曲ごとにさがし歩くのも疲れた(でもPVがカッコイイので行きつ戻りつ・・・)のでCDだのライブDVDを大人買いしちゃいました
円高で良かった。あと、そう大量にアルバム出してるバンドじゃなくて助かった。
現在の短縮配信版のほうにも入っている、ピアノ伴奏の「Rolling In The Deep」なんてカバー曲だと知らなくて、1週間くらいは、Linkin Parkの曲なんだと勘違いしてうっとり聴いてました。
ちなみに、今回のトランスフォーマーの歌(Iridescent)は一曲目です。
劇中の暗くて絶望的な場面でも効果的にアレンジされて使われてます。
Rolling In The Deepは、Adeleさんのオリジナルのほうを聴いてかなり違うドンドコ系な曲調なことにも驚いたんですが、素敵な声だったのでこちらもCDを購入。
良い歌がいっぱい入ってると感動中です。
iTunes Festivalでは残念ながら短期間限定でクローズしてしまいましたが、この人も7日から、1時間半くらいのライブを配信してました。
これもすごく良かった!
過去にグラミー賞獲ったし今後も有力視とかいうのも今月まで全く知らない人だったのに。
(というわけでライブ配信効果、すごいなー。安いからついつい、iTunesでなくAmazonからインポート盤で買ってしまうんだけど。)
Linkin Parkは9月に来日公演するそうなんですけれど、既にそれには間に合わない(体力と度胸含めて)。
しかし楽しそうなライブ映像をみるにつけ、いつかコンサートに出掛けて、気絶しない程度にうねうねノってみたいなーと壮大な野望を抱えています。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(2) | ↑top
2011.07.16
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」を観てきました。
とうとう最終話です!というわけで、公開初日に行ってきました。
●映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』公式サイト
10年かけて、シリーズ全話を鑑賞したことになりますが、最初の「賢者の石」をみたのはつい最近のことのようにも思えます・・・
(でも、子役の方々がすっかり大人に成長。
億万長者になった人もいるし、彼らにとっては長い年月だったに違いない。)
私はほとんど小説は読んだことがないので映画ばかりを頼りに追ってきましたが、ストーリーはここ何作か続けて、ドロドロと事態悪化するばかりの展開で気分的にすこしなかだるんでいたところでした。
しかし、今度はさすが終結回。すごく良かったです。
やっと、これまでの多くのエピソードのどんでん返しな真実やサイドストーリーが明かされて、驚いている間にいつのまにか2時間半が過ぎてしまった~っという感じでしょうか。
(話が濃すぎたのであと30分くらいかけて欲しかったかも。
あの人はあれからどうなったの?ともっと追いかけたい場面もいくつかありました。)
最終回にしてこれがはじめて3D作品として鑑賞したのですが、メガネの相性はともかく、戦闘場面やホグワーツに魔法がかかるところなど、大迫力。非常に楽しめました。
若干暗めの色調が物語にマッチしているので、色味についてもほとんど気にならなかったし。
とはいえ、メガネ内部がじんわり曇ってくるくらいには感動するエピソードもいくつか。
(戦闘シーンは今までに無い規模での迫力でしたが、そのぶん犠牲になる登場人物も多めで結構つらかった...。)
最後は、まあとにかくそれらしい感じになって終了。
見守ってきた側としては感慨深かったです。うーん、パート3くらいまで、やろうと思えば延長できたような気もしたけれど(笑)、単に寂しいだけかな。
今にしてまた、最初から順番に鑑賞しなおしたい気分。
お疲れ様でしたー!
そうそう、9時頃に強めの地震がありましたけれどちょうど鑑賞中だったんです。
大規模な戦闘場面ばかり続いていて、このときもハリー達が、石壁が次々と崩壊する中を危機一髪でくぐりぬけて...!的なところでした。
「そういえば3D映画って椅子は動かない(ユニバーサルスタジオじゃないし)」と気付いたときは既にかなり揺れが強まったとき、だったのでした。
数秒客席がどよめきましたけれど、スクリーンの中と状況が一致しすぎていたので皆さん割と落ち着いていた様子。
震度4だったそうですが、上映も中断されなかったし、(3月はここの天井が落ちたという話を思い出して怖かった!)ほんと、大事にならなくてよかったです。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2011.07.03
「マイティ・ソー」を観てきました。
うちはアメコミものが好きなので、公開初日にいきなり行ってきました。
・映画『マイティ・ソー』オフィシャルサイト
チケット取るまで3Dだと思ってなくて一瞬手が止まったんですが。
レイトショーでも1600円するのだ!
XpanD方式の、かぶり型で重たいあのメガネって何とかならないものでしょうか。
鼻の隆起が小規模なのを棚に上げて言いますが、ずり落ちそうになっちゃうわ触ってしまうと指紋が目立つわでいつも苦労します(涙)
しかし、予想以上に面白かったので満足です!
アイアンマンシリーズを観てきた人なら、ああここでつながるのね的な箇所がいくつか。
終わりのクレジット後も、連携かつ今後につながる内容の話が続きますのでご覧ください(と、ちゃんと開演時に教えてくれたのはこの映画が初めてかもしれない)。
主人公ソーがもともといるところは北欧神話の世界なのですが、幻想系景観CG(ゲームで言えば、ちょっと古いけどMYST的な感じの。)大好きの私としては非常に堪能できる場面が多くて。
これを立体視で鑑賞できたのはとても良かった!
(人物抜きの)設定画集が欲しいくらい。
奥行きや光彩がドーンと立体的になることで迫力と美しさが増すので、神話世界って3D映画に向いてるんだなーという新しい発見がありました。
エンドロールはじまったときの星雲びゅんびゅんくぐりぬけ画面もすごく良かった。
・・・という、背景ジャンルでの個人的満足度が大きい作品だったのでした。
単に日本での公開時期が集中してる都合なのでしょうが、ナタリー・ポートマンて今年の映画に出まくってる印象です。
今回の役はとても可愛いです。安心した!
ストーリーも王道的展開で、ちゃんと思った通りのところに着地する感じで、最後まで楽しかったです。
これに続く作品となる、アメコミヒーロー大集合っぽい内容である「アベンジャーズ」は来年公開だそうなので、楽しみにしたいと思います。
毎度のことですが、映画の公式サイトはどうしてこうも操作性が不親切なのか?
帰宅後、キャスト紹介やプロダクションノートなどを読むのがいつも楽しみなのですが、今回は群を抜くめんどくさいナビゲーションだったので諦めました。
Wikiのほうがわかりやすかったので下記もどうぞ。
・マイティ・ソー (映画) - Wikipedia
(ある意味詳しすぎるので鑑賞後の閲覧がおすすめ。
コミックの方のストーリーとの違いも読み比べると面白いです。)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2011.06.26
「SUPER 8」を観てきました。
シネコンのポイントが貯まって、二人分の無料招待券(ポップコーン付)を獲得したのでホクホクと出掛けてきました。
●映画『SUPER 8/スーパーエイト』公式サイト
宣伝が盛んになる最近まで、結構怖い映画なんだろうと勝手に想像してました。
それはもう一年以上前になるgigazineの下記の記事を読んで、確か最後の「印刷」までやってみたからかも。
・SF映画「Super 8」予告編が違う意味ですごい、全米の映画ファンたちが全力謎解き中 - GIGAZINE
ちなみに、スーパーエイトというのはアメコミの8人組ヒーロー等ではなく(今の若い人ならそう思ってしまうかもしれない)、コダック社が1965年に発表した、8mm幅フィルムが装填されたカセットみたいなもので動画を撮る方式のことです。
・コダック 映画関連製品-製品情報:撮影用カメラフィルム-スーパー8フィルム
もう少しクラシックでわかりやすい邦題にしてもよかったかもしれないですね。
「スーパー8」は、"事件"の証拠を記録する小道具というよりは、この映画の登場人物達の過去を含めた多くのエピソードに絡んでくる重要な存在となっているのです。
監督のJ・J・エイブラムスが「1970年代から80年代初頭にかけてのスピルバーグ映画(ETや未知との遭遇など)にオマージュを捧げる内容」であると言っているとおり、まさにそれっぽい世界の感じがありました。
ちなみに作品の舞台は1979年(スリーマイル島事故のニュース音声がちらっと数秒聞)。
主人公の男の子が可愛いくて、他の男の子達(火薬マニアとかすぐ吐いちゃう子とか)から較べると、まあ見るからにモテ役です。
そして何が驚いたかって、エル・ファニングちゃんがすっかり大人びてしまってたことですよ。
相変わらず美少女だけど声もドスがきいてるわ同年代の男の子達よりずっと手足が長い。
ベンジャミン・バトンのときの女の子とはもう全然違うよなあ。こちらも歳を取るわけです。ホロリ...
最後のシーン含めて、特殊撮影技術はもうたっぷりと現代SF映画並だったので迫力はありました。
とはいえ、既にこの種の画面は他のあれやこれやで見馴れてしまっているかもしれない埋もれ感はあり、視覚的な新鮮味はそれほどないかも。
あと10年も早く公開されれば、現代版E.T.的なものとしてもっと大規模な話題になっていたかもしれないとは思いますが、この映画の本当にいいところは、「事件」とは直接に関係の無い、親子や友人同士の関係にまつわる物語なのだと思います。
当初の宣伝が過剰に恐怖感や極秘ムードを煽りすぎなので、本篇鑑賞後のアレレ感は多少ある。というのが正直なところ。
子供達+謎のなにか、という組み合わせのSF映画としては王道中の王道。
昔からのこの類の映画か好きで育ってきたならば、じわりと懐かしさも覚えるストーリー展開です。
当時、これはお伽噺であるとも語られたE.T.の血がちゃんと受け継がれているというか。
いまふうの破滅的なインパクトを期待するのはやめましょう。という感じでしょうか。
エンドクレジット終盤までちゃんと「作品」として機能しているし、ほのぼのとよい気分で帰れました。
違和感があるとすれば、「アレだけがエイブラムス監督の過去作品の某のソレにかなりそっくりなので紛らわしいっていうかそこだけオカルトスリラーな感じでちょっと変じゃないの?」というのが若干。←ネタバレしないように書いたよ!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
そうそう、数日前の木曜日にも映画行ったんです。
(この頻度じゃポイントが貯まるわけだ)
●映画『プリンセス トヨトミ』公式サイト
正月に夫が原作を読んでいたようなのですが、私自身は予備知識ゼロでふらっと入ったにも関わらず、こんな変わったお話だと知らなくて!かなり楽しめました。
出てる俳優さんが豪華であることにも感動。
でも、綾瀬はるか演じるキャラクター(わいわいうるさい天然ボケ気味なお節介行動を取る若い子という設定)はちょっと苦手だ。
あと、そんな大がかりな仕組みの世界ならもう少し女性も仲間に入れてよ!と若干思いました。
それにしても、この映画のおかげで、もう前回行ったのはいつだったか記憶にないくらいの大阪への旅情が高まりました。
文具屋名所ツアーしつつお好み焼き食べに行きたいですわ!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2011.06.17
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」を観てきました。
映画のX-MENシリーズ、大ファンです。
三部作と、そのスピンオフの「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に引き続いて新作が公開されたので行ってきました。
今回は、三部作の「以前」にあたる時期を描いた物語で、プロフェッサーXやマグニートーの若い頃を中心に学園創設に至る経緯までを知ることができるのでとても楽しみにしてました。
・映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」オフィシャルサイト
前日譚を知ることで、あの登場人物やあの件の由来はコレだったのか!的なまめ知識が次々と頭の中で補填されるので、それがとっても面白かったです。
今までの作品を知っている人にはより楽しめるシーンや台詞もぼちぼち散りばめられていたし。
プロフェッサーX(まだ髪の毛がフサフサしている)とマグニートーは、その後の物語での対立が考えられないほど仲良く助け合っているのが感慨深いです..
また、この時代でもやはりいろんなミュータントが彼らの元に集まるのですが、それぞれの機能紹介がやっぱり毎度面白いです。
全身ダイヤモンドの人がキラキラして綺麗。
あと、ミスティークのティーンエイジャー役の人がとても可愛い。
あと、背中から羽が生えるミュータントの女の子はレニー・クラヴィッツの娘さんで、若マグニートー役の人とつきあってるそうです。←という無駄知識なゴシップ記事を最近読んじゃったよ!
かつてのキューバ危機に限りなく近い事件に絡めた話だったのですが、ケヴィン・ベーコンの悪役はものすごくハマっていたので、マグニートーの復讐したい気持ちはよくわかるんだよね。
(っていうかその原子力の使い方は駄目だ。と、ここでも思ったね。)
後の三部作での登場人物達とは、同じ役柄でも演じている人がほぼ全員違うのですけれど、観ているうちにだんだん顔が似てくる錯覚が起こってきて、すんなりと頭の中でつなげることができました。
今作が先でも構わないし、むしろそれが自然な流れなので、これで興味が出た方は続く物語の鑑賞もおすすめします。
しかし今回いちばん衝撃だったのは、例の"遮断ヘルメット"をかぶった小さいキューピー人形が劇場売店に並んでいたことです。
「マグニーピー」という商品名に笑いを堪えきれませんでした!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2011.05.30
「アジャストメント」を観てきました。
ものっすごい雨の夜でしたが、行ってきました。
●映画『アジャストメント』公式サイト
まあ天気のせいもあるんでしょうがパラパラと数人のお客しか座っておらず、海賊3Dもの等に較べると地味映画になってしまうのかなあ。
しかし、以前からの予告編上映で期待していたとおり、かなり好きなタイプのSFストーリーだったのでした。
人類の運命は、実は全て裏で「調整局:Adjustment bureau」に繰られているという前提で世界が動いている中、主人公は、"調整"の手が及ばない想定外の出会いを経験する。
操作される運命に抵抗すべく、「運命のどこでもドア(のようなもの)」をボーン・アイデンティティのように走り抜けるマット・デイモン!
というのがだいたいの筋書きです。
原作はフィリップ・K・ディックで、これは短編集に入っている話なのだそうですが、ちょっと読んでみたい気がします。
上記リンクのwikiによると、この人原作の映画はだいたいみんな好きだな!
運命とか記憶とか裏の組織と対決、みたいな話は確かに多いですね。
スキャナー・ダークリーとかも視覚的にイケてたなー。
本は一冊だけ、ブレードランナー原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を古い文庫で持ってます。これは名作ですよねっ。
相手役の女性は綺麗な人だなー(でもマット・デイモンよりたくましく見えるなー)と思って映画の半分を経過するまでずーっと誰だったか考えていたのですが、最近「ヴィクトリア女王 世紀の愛」をケーブルの映画チャンネルで鑑賞して、かなり気に入ってしまったエミリー・ブラントでした。
(この映画、宮殿インテリアや衣装デザインも素晴らしいので、王室伝記モノがお好きな方は機会があれば是非。→ 公式サイト)
というわけでこのアジャストメントは、映画化しやすい話なのかもしれないけれど、解釈によっては適度な難解さはありまして、観たあとに残るものがあります。
主人公達の今後も気になるし、調整局が絡んだ他の物語も知りたい気もしてくる。
もし個人の運命が、人類のためを思って操作されているものならば天災はどうなのかなあ、とか。
脳みそが小説を読んだあとのような感じ。
繰り返してみれば思考が深まる予感がするので、何らかの形でまた。と、思います。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2011.05.14
「ブラック・スワン」を観てきました。
アカデミー賞系(?)、先日の「英国王のスピーチ」で気をよくして今度は主演女優賞のほうの作品であるこちらを観に行きました。
・映画『ブラック・スワン』公式サイト
バレリーナになりきるべく、ナタリー・ポートマンがかなり過酷で長期にわたるトレーニングを行ったとのことで、舞踊シーンの迫力はなかなかのものでした。
(さすがにプロの代役を使った場面もあったろうと思うのですが、体型も絞れてて違和感がない。)
バレエ好きの人にはおすすめですね。
・・・などと爽やかに締めくくりたいところなのですが、実はかなりドロリとした心理サスペンスであり、つらく悲しい作品であると言えます。
ホラーかつ官能的な要素も多めなので、「白鳥の湖」の芸術イメージだけで出掛けるのはあまりにも危険ですよと太字で注意書きしたい。
周囲からまんべんなく競争や嫉妬の感情をぶつけられて、だんだんと、文字どおりの暗黒面に墜ちていく主人公が可哀想なんだよなあ。
(確実に成功に向かっている流れである反面、どんどん内面崩壊の場面率が増えていく。これがひたすらつらい。)
ナタリー・ポートマンという女優さん自体、優等生で清純派で完璧を追究するというイメージがあるので、観ている側も世界の中に入り込みやすいと言えます。
こういう見た目と雰囲気のプロのバレリーナなんて実際いないんじゃ?!と素人目にも怪しい気がしたほど過剰にクネクネと色っぽ過ぎるミラ・クニスとか、プリマの座を追われて過去の栄光を捨てられず暴れる役にウィノナ・ライダーとか・・・
要するに、ちゃんと「(世間の期待を裏切らず)狙った」配役がされているところに、この作品の安定があるんじゃないかなあ。
渾身の作品ではありますが、予告編映像を最後まで見て生理的に駄目だと思った方は素直に躊躇した方がいいかもしれません。
本編はもっとすごいです。ふんだんに特殊効果使ってます。
私は、昨年に七転八倒した蕁麻疹の痒さやヒフ面の視覚がフラッシュバックしてきて帰宅後の今、ちょっとムズムズしています。
結局そればかり頭に残ってしまってですね...せっかくの音楽の素晴らしさがだいぶ記憶の下層に沈んでしまってます。残念であることよ。
というわけで、やっぱり(私にとってはじゅうぶんに)ホラー映画でした。
実生活では、この映画の振り付け師の人と結婚されたのですよね。どうぞお幸せにー!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2011.05.03
「英国王のスピーチ」を観てきました。
2月の公開作品で、以来気になっていましたが、アカデミー賞の好成績で延長上映していたのでようやく観てきました。
・映画『英国王のスピーチ』公式サイト
いやー非常に感動しました。おすすめです。
現エリザベス女王のお父上の話なんですね。
兄王のいわゆる「王冠を賭けた恋」として知られる件のせいで、弟である自分が即位しなければならない理不尽さや、幼い頃からのトラウマなどたくさんの苦悩を抱える日々を、やがて友人となる言語聴覚士ライオネルや家族と一緒に少しづつ乗り越えていくわけですが、アカデミー受賞も頷ける、本当に名演です。
(もともとこういう喋り方の人だったのかと思ったほど。)
人物と背景周囲との画面の切り取り方も各場面で独特さが目立ち、印象に残りました。
王妃役のヘレナ・ボナム・カーターがあまりにも今まで他の作品で演じていた役と印象が違うので、もうびっくり。
献身的でキュートな奥さま、という感じ?
ハリーポッターやアリスとは全く違うところが新鮮。
見かけだけで言えば、ライオネルの奥さん役のほうが王室っぽい雰囲気は合ってるような気はしたけど!
エリザベス(現女王)とマーガレットの小さい姉妹たちもすごく可愛いのです。
終盤の最高の見せ場と言える、第二次大戦の開戦演説の場面、とても良かったです。
放送室で向かい合うライオネルを通して国民に必死で語りかける王、ラジオの前に集まって聴き入る大勢の人々、背後に切々と流れるBGMはベートーベン交響曲7番の第2楽章。
状況は違いますが日本もいま国として困難な状態であることも重なって、心にドーっと盛り上がるものが。
ああこれは永く残る作品になるんだろうなあとしみじみしました。
下記は、ストーリーがかなり詳しく書いてあるので鑑賞の終わった方向け。
ページ内一番したの外部リンクから、ジョージ6世の実際のスピーチ音声などを聴くことが出来ます。
・英国王のスピーチ - Wikipedia
関連で「王冠を賭けた恋」周辺の知識は下を。
・エドワード8世 (イギリス王) - Wikipedia
--
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック(1) | ↑top
2011.04.30
「GANTZ: PERFECT ANSWER」を観てきました。
いつものシネコンが入っているモールは地震の損傷がだいぶ酷かった(天井の配管が外れて大変だったらしい...)ようで、再開したのはついこの間のこと。
映画鑑賞できる日々が戻ってくるのを心待ちにしてました。
というわけで、今回は、2月に観た作品の続編。
・G A N T Z : PERFECT ANSWER←公式サイト
ガンツでの玄野くん達の戦いはずっと続いていて、そういえば前作もけっこうグロテスクな場面多かったんだよなと上映がはじまってから思い出しました。
"世界"の外の人たちも闘争に巻き込まれるレベルになってきたので地下鉄での戦いなどもかなりの迫力なんだけれど、まあなんというか時節柄もあってか、無差別テロ的なものを連想させる場面を見るのは割とつらいなあというのが正直なところ。
それだけ真に迫ったすごい戦いでした。
でも、加藤くんと玄野くんは相変わらず格好良かったです。鈴木さんもいい人だ。
たえちゃんは絵が上手いなあ。
テーマ音楽も好き。(以上、非常にざっとした感想。)
しかし、これだけの長編漫画を、たった2作の映画に圧縮するのは多少の無理もあるかもしれず、星人との戦いの歴史や過去のガンツのメンバーのことなど(原作をほとんど知らない私には)理解が薄いままに終了してしまった感じも若干。
とはいえ、最後の切ない展開にはほろりときました。
こんなのってありか!←こころのさけび
そのすぐ後に日本中がえらいことになったのでレビューするのをすっかり忘れてましたが、先月上旬にツーリストも観に行ったのでした。
アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップということでかなりの期待をしていたのですが、そこまでじゃなかったのが残念です。
ヴェネツィアの美しい景色と美麗装飾品(宝石類がうつくしい!アンジェリーナさんもうつくしい!)をたっぷり鑑賞できたのは良かったので、それ目当てなら充分良いと思います。
しかしジョニー・デップがびっくりするほど最後の最後まで普通のおじさんだったので、この人じゃなくても良かったんじゃないかなぁと考えずにはいられない。そういう役どころではあるんだけど!
いつも映画でなにかの扮装してるイメージが強すぎるのでしょうか…
脇を固める俳優さんは日頃から気になってる人が多くて、その点は満足かもです。
連休はせいぜいこのように映画に行くくらいで、家でそれなりに黙々と忙しいというのが恒例。
はー、今日で1年の三分の一が終わってしまうなんてね...。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2011.02.28
「ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島」を観てきました。
金曜日から公開のナルニアの3作目、今度は3Dになりました!
・映画「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」オフィシャルサイト
とても良かったです。
特殊効果も、びっくりなほどリアルなんだけれど、全体的にファンタジーな色味で鮮やか。
3D効果も加わって文字どおり「飛び出す絵本」を眺めているようでした。
波や空の映像がとても美しく作られています。
特に、予告CMにもある、アスランの国での「波の壁」。
立体視だとなかなかの迫力。
水の青さも綺麗で、いいなーこういうの!と、ため息です。
ルーシー役の女の子がすっかり成長しているところに「ライオンと魔女」以来の時間経過を感じました。
そして、ライオンとネズミの毛並みがよりフサフサに。(これはCG技術の経過。)
リーピチープは、今作になってすこしサイズが大きくなった気がするんですけれど....錯覚だとしたら、終始大活躍する存在感から?
じんわり感動のラストまで、前作以来更にファンになってしまいました。
(上記の公式サイトでは、ダウンロードのコーナーでPDFファイルがオマケになってるんですが、印刷して組み立てると立体のリーピチープや朝びらき丸が作れます!)
大きくなった兄と姉に替わり、いとこのユースチスが新登場するんですが、口ばっかりのにくたらしい坊やから、パイレーツ・オブ・カリビアン的大冒険を経た最後のほうでは、印象がガラリと変わるほどの物語になっていて、ああこんな話だったっけ?といい意味で裏切られました。
・・・そしてあいかわらずのカスピアン王子の格好良さにも目から☆が出そうです。
というわけで、幅広な頭骨ゆえに3Dメガネでこめかみが痛かったけれど、作品には大満足。
アスラン(リーアム・ニーソン)の声がいいなあと思ったので字幕版にして良かった!
流れる主題歌はキャリー・アンダーウッドで、エンドクレジットの背景は、原作で有名なあの素朴な挿絵の世界。
最後まで豪華で堪能できました~。
あまりにも大昔ではありますが、私、ナルニアシリーズの中でいちばん好きで熱心に読んだのがこの「朝びらき丸 東の海へ」の冒険だということを思い出しました。
(図書館で借りた、ハードカバーのずっしりな感触までよみがえってきた)
といっても、今回の映画は原作の一冊をなぞるだけでなく、その先の流れからも話を若干組み込んできているみたい。
さっそく読み直してみようと思っています。
☆『ナルニア国物語/ 第3章:アスラン王と魔法の島』 2月25日(金)公開 ←Amazonの特集ページ
--
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2011.02.16
「ウォール・ストリート」を観てきました。
先週行ってきました。
この映画について私自身は全く予備知識無しでしたが、出ている人たちが好きなので、みてみようかなあと。
1987年の「ウォール街」の続きということでしたが(これも未見だったので不安でしたが...マイケル・ダグラス演じる主人公が前作のエピソードで収監された刑務所を出るところから話がスタート)、予想していたよりずっと面白かったです。
・映画『ウォール・ストリート』公式サイト
・前作の解説:ウォール街 (映画) - Wikipedia
おそらくここで進行する事件のモデルになっているのは、リーマン・ショックなどの急激かつ深刻な破綻現象。
アメリカだけの話ではなく、今や日本含めて世界中に影響が出ているのは周知の通りです。
経済方面に疎い私でも、さすがにそれらのニュースは数多くみてはドンヨリしていたので、この映画によって非常にわかりやすく(池上さんの解説番組のような親切さで!)知識が補完された感じがします。
続編、というよりは時代が変わっても似たようなことが繰り返されている世界なんだろうなあという印象。
バブルが弾ける裏側の世界で、それを操る立場の人たちが奔走したり探り合いをして裏をかいたり、というようなドラマが中心。
金融の世界を動かす緊張感は擬似的に味わうことが出来て面白かったけれど、結果、職や家を失ったりするような下々の社会の悲惨さは殆ど描いていないストーリーなので、ちょっとリアル感は少なかったかも。
ホントはこんなアッサリしたもんじゃないんだろうからなあ。
それにしても、シャイア・ラブーフの奥さん役のキャリー・マリガンが良いです。
ハリウッド的派手顔じゃないんだけど、ショートカットが可愛い仏蘭西人形のような雰囲気。
このふたりの夫婦愛あってこそ突破できた顛末も、この作品の大きな柱になっています。
マイケル・ダグラスも現在闘病生活で大変だということですが、さすがの貫禄です。声が渋くて素敵。
というわけで、なかなか良かったなあと思っているのですが。
いつものように劇場はガラガラに近い状態ながら、年齢層がだいぶ高め。
(学生の多い街なので、自分らがいちばん年下なのかもっていう今回はものすごく珍しい!)
キャストも豪華だし、話も(あっさりながら)わかりやすくまとまっているので、もうちょっと若い人がいっぱい観に来てもいい作品なんじゃないかなあと思いました。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(1) | ↑top
2011.02.05
「GANTZ」を観てきました。
先週、公開初日に行ってきました。
アカデミー賞前でなにかと盛り上がっている中、ウチで今年初の映画がこれになるとはね...っ。
と半笑いで入場したのですが、けっこう面白かった!
・G A N T Z←公式サイト
原作の漫画のほう、10年も連載が続いている大作なんですね。
かなり初期の頃にヤングジャンプでちょっとだけ読んだことがあるので、黒い玉とか、やたらスタイルの良いおねえさんとか、ねぎ(?)とかそういう超断片的な記憶があるだけなんですが、わりとちゃんと映像化されてるんだな~。
最初は情けない感じだった玄野君が話が進むにつれてキリっとしてくるのが良いです。
加藤君はちょっと漫画とイメージが違う気がしたけどこれでアリか...ノルウェイの森のワタナベ君と同じ人とは思えない...
あと、タエちゃんのあのネチョネチョした物言いが苦手でウワーと思ったのだけど、これは原作通りなのだろうか?
人気の俳優が何人も出るからといって、お子様連れでわいわい行くようなタイプの内容ではないのでそれはご注意を。
闘いでやられちゃうシーンはリアルですので、ホラー系統だとも言えます。
私は耐性少なめなので、正視できなかった場面はいくつかありました(涙)
エンドロール後に4月に続編が出る件の予告があるので、最後まで座ってないとだめです。
もうここまでみせられたら次も行く気満々。
映画では話をコンパクトかつあっさりにまとめ過ぎなのは、原作の長大さを思うと仕方ないですね。
(と、夫は言っていた。)
私のほうは、コワゴワながらも漫画をちゃんと読み返したいです。
しかし、現在までに30巻まで出てると知って呆然!
近々に機会をみて頑張りたいと思います。
程よくミニサイズの黒玉のフィギュア、売ってないかな。
引き出しついてるから机に置いて小物入れにしたい。(中身はついてこなくていいです....)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2010.12.19
「トロン:レガシー」を観てきました。
12月に入って毎週のように出かけていた映画館でしたが、これで本年は一応鑑賞納めの予定でして、それに相応しい、見ごたえある作品でした。
・公式サイト→トロン:レガシー | TRON:LEGACY
「トロン」が公開されたのは1982年なのですが、"元祖CG映画"的な言われ方をされている作品なので、もっと昔だと思ってました。
(「E.T.」と同年ときくと、まあまあ最近に思えてしまう不思議。という年代です私は。)
ビデオで後日みたことがあるようなないような。ほとんど記憶無しです。
その続編として作られたのが今作だそうです。
この映画のトレードマークともいえる、青白いネオン光彩バリバリの映像が続くので、3Dメガネで暗めに抑えられたほうが目に丁度良いです(と、今回初めてメガネを有り難く思いました。メガネ無しで覗き見るとそりゃクッキリと綺麗ではありますが、長いこと見つめるには眩しすぎ)。
個人的にこういう感じの映像が特に好きだから、というのもあるんですが、終始いろんなもののデザインにわくわくして、視覚的に大いに刺激されました。
オープニングのシンデレラ城(←ディズニー映画なら必ず出るあの映像)が「トロン加工」されていて気分が盛り上がる!
トロンといえば、あの出現時から思い切り恰好良いライトサイクルのシーンですが、乗り物の光跡はどうみても帯状の水飴を連想。
ジェフ・ブリッジスの"若い顔"はメイクじゃなくて、「ベンジャミン・バトン」のと同じ仕組みで作ったCGなんだそうです。これにもびっくりですよ。
というか、そういうのも含めて、実写の部分を探すほうが難しい気がしてくる映画だったのでした。
ああ、あと○十年若ければ、背中に蛍光色のフリスビーつけて「トロンごっこ」するんだがなあ(遠い目)。
クオラ役の人は、FOXでいつもみているドラマ、Dr.HOUSEの"13番"だということに、帰宅後調べて気づきました。
美人なのは変わらないんだけど、人工的に化粧しすぎてて全くわからなかった...
ストーリーはわりとシンプルで、小学生でも普通に理解できるであろう感じ。
ラストも(ちょっと某有名SF映画を連想するけど)綺麗にまとまっていて、なおかつ今後どうなるのかなという余韻が残って終わるので、気分良く席を立つことが出来ます。
大スクリーンでみれたことで値段分の鑑賞価値はじゅうぶんあったなあ。
更に音楽が良くて、ノリノリであります。これはサントラが欲しい。
(↓劇中映像結構出てくる動画なので楽しみにしたい人は鑑賞後にどうぞ)
・YouTube - TRON: LEGACY - Daft Punk's "Derezzed"
メイキング動画集
・MakingOf - Search - tron
・white-screen.jp:12月17日(金)より遂に公開!「トロン:レガシー」!デジタル・ドメイン三橋忠央氏インタビュー!
鑑賞後に立ち寄った売店で、うわーいいなと思ったのがフローティングボールペン。
映画の中ではすごい勢いで疾走するあのオートバイが、気が遠くなるほどゆっっっくりと、軸の中を進んでいくのを眺めているのはとっても和みます。
・・・が、1000円超の値札で現実世界に引き戻されて帰宅しました。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2010.12.15
「ノルウェイの森」を観てきました。
土曜日の公開初日に行ってきました。
・映画|ノルウェイの森
原作は褪色著しい大昔の版の文庫で持ってまして、最後に通読したのは10年以上前のこと。
超うっすらレベルな記憶しかないまま観たものですから、小説と映画の違いなどのマニアっぽい細かい説明は無理なんですけど・・・「おぉ、これはこれで有りだなあ」というのが鑑賞後の感想です。
名曲「ノルウェイの森」の深さも心に染みる作品でした。
学生運動の盛んなあの時代の学生寮、療養所周辺の森や山の風景などが、なんとなく日本離れした感じがするのは、この監督さんならではなのかもしれないですね。
退廃しているけどどこかお洒落な空気感などは、まるでアジアのどこか(少し昔の上海とかベトナム?)が舞台になっているかのようでした。
緑役の水原希子ちゃんがとても可愛いです。人形のようだ!
ワタナベ君に長々と喋りかけているときの雰囲気がキュートでいいよね。
この冬はニット帽をかぶりたい気分です。
緑みたいな女の子がそばにいる大学生活って天国のようだと思うのだけれど、なにやってるんだろうワタナベ君。
(と、ちょっとイラッとしてしまう私。)
直子は、鬼気迫る感じがこの女優さんじゃないと駄目なんだろうという気はするけれど、私が原作で持っていたイメージとは若干違うかなあ。
糸井さんが大学教授役で出ていたのだけれど、メイとさつきのお父さんとして音声が脳内再生されてしまうのでニヤニヤしてしまいました。
鑑賞後なら下記の一読がおすすめです。
・ほぼ日刊イトイ新聞 - ほぼ日ニュース - 映画『ノルウェイの森』 出ました、観ました。
今となっては、20歳前後の時代なんて、うらやましいのはぴちぴちのお肌とたっぷりな脳細胞の数くらいで、あんな未熟で混沌な時代に戻りたいって気はないわ...。と映画を観ながら何度も思ってしまったんですが。
しかし、うんと若い頃読むのと、今の読後感はまったく違うであろうことに興味がありますし、そこに自分の成長がみられるかもしれないなあという期待(?)も。
これを機会に久々に手に取ってみようかという気になっています。
今は文庫も、昔の大ベストセラー時と同じ「赤と緑の表紙」なんですね。
・ノルウェイの森 上巻 / 下巻 (←Amazon)
うちは揃って、結構な村上春樹ファンだと思うのですが(この前数えたら70冊くらいはありました)私自身は、長編小説よりは、どちらかというとエッセイや短編集を愛読しているかも。
10年以上前に「村上朝日堂」という、村上さんと読者が交流するHPがあったのですが、これ大好きでした。
投稿への軽妙な返しで一気に惹かれてしまった感じです。
HPが書籍化されたときに私のメールを収録して頂いたのはかなりお宝体験。←大自慢ですよ。
最近急に活気づいている電子書籍のニュース。
本棚の邪魔と思ったことは微塵もないので今後も増えていくと思うのだけれど、旅行先に必ず数冊もっていく私としては、村上さんの本が電子化されたらどんなにラクだろうと思いつつあります。
Kindleには英訳が何冊か売られていますけれど、肝心の日本語版、今は"自炊"しか道はないのかーっ。しくしく。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2010.12.06
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観てきました。
キムタク氏が雑誌の表紙にもバラエティにもおそろしく出まくっていて宣伝に励んでいるのでつい...
というのは冗談で、「悪くない。むしろオススメ」等々の好意的評価の数々をコミミにはさんでいたので、張り切って行ってきました。
・SPACE BATTLESHIP ヤマト 公式WEBサイト
驚いたのは特殊効果のかっこよさ。
宇宙での戦闘シーンなども精緻かつ適度に劇画的な色彩があって、非常に美しいなあと。
こういうのが大スクリーンで眺められるだけでも来て良かったなあというほどに、VFXのレベルの高さに感動しました。
昨年公開のスタートレックの1シーンだと言われても(というかガミラス船がそっくりな感じが..?)そうかそうかと思ってしまうくらいですよ、ほんと。
波動砲とかもなかなかすごい。
注:私はヤマトのオリジナル知識がごくうっすら程度しかありませんのであくまで見た目印象。
ただし、その反面と言ってもいいんだけれど人間同士のやりとりになると、あまりにも日本のホームドラマ的(フラグっぽいお約束ごととか会話のタメだとかふざけ具合だとか、更にとにかくキムタクっぽさとか)な面で我に返ってしまい、どっぷりと世界にはまるにはなかなか努力が要ったかなあという感想はあります。
私がヤマトを知らないからかもしれないし、邦画をさほど見慣れていないからかもしれないけれど…。
ほぼ最後まで「すっごいCG空間」← →「セットのなかで、テレビでみたことある俳優さん達がみたことある感じでドラマ展開」の視覚段差につまづいて(笑)我に返ってしまい、そこがちょっと疲れたかなあ。
あんな大画面でキムタク氏の星入りでぎらぎら目玉を眺めてしまうということがもうなんか気恥ずかしくて(すいません実はけっこうファンなのでこういうの大丈夫だと思っていたけど...)そこも個人的に椅子に沈みたくなるというか、焦点を合わせられなかった。ああすいませんすいません。
テレビ放映されたら小さい画面でニヤニヤしながらみてもいいです。
帰宅時、自宅までの車中で、ずーーーっと
「原作と違う点・合致している点はどのへんか・本来はどういうアニメなのか」
を休み無く語り続けた夫に驚愕しつつ、だいぶ勉強になりました。
けっこう違うのねー。
(ちなみに、私が最も泣きそうになった場面および中心キャラクターは本家に出てこないこともないけど形状もエピソードもかけ離れているとのこと。)
CGはすごいものの正直「これってあの映画じゃん!」と容易にわかるほどに近年のハリウッド大作の数々を彷彿とさせるあれこれの混ぜ合わせ具合が、どうなのかなあとも。
"後日の映像"付エンディングロールにスティーブン・タイラーの歌声が流れるって時点で、最後まで、あらー!これもか!って感じでした。
でもなんだか時間が経てば経つほど、
自分の中で「うん、面白かったわ.....これくらいべたっとしてるほうが"日本の"年末娯楽にふさわしいのかも.....むしろもうちょい小さめの画面ならもう一回いいかしら」度が上昇してくる、不思議効果に戸惑っているのでした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2010.11.21
「ハリー・ポッターと死の秘宝」を観てきました。
金曜日に行ってきました。
そういえばそろそろ?と思って最寄り映画館の上映予定表をみるとなんと公開当日。
ほほぅ...という勢いで席予約してしまいました。
初日なだけあってなかなかの混み具合。
学生だけでなく、外国人と思われるお客さんも比較的多かったような気がします。
というわけで、以下、ぐだぐだの感想のみ(当然ネタばれていないです)。
・公式サイト:ハリー・ポッターと死の秘宝
10年続いてきたこのシリーズも最終話になって、残る映画化も1本を残すのみに。
子役達がすっかり大人になってしまったのを観察し続けてきたこちらも、経過年月を考えるとしみじみとなってきます。
残りのパート2の撮影も終えて完全にハリーポッターから解放され、10年ぶりにばっさりとベリーショートにしてしまったハーマイオニー役のエマ・ワトソンの気持ちもなんとなくわかるような気がしますよ!
(これがまたすごく可愛くて似合うのだった。→ Emma Watson official)
・・・ここ最近の2作ぐらいから物語がどんどんダークかつ戦闘的になってきているのですが、今回もかなりそんな感じに。
次回のパート2(ヴォルデモードとの決戦?)に向けた話なので仕方がないよねと思うのですが、最後まで深刻だったのでした。ドドーン。
使命を果たすための手がかりとして、数々の地名や人名を足がかりに動いていく登場人物達なのですが、どこそこの谷の誰々が、と複数言われてもピンと来ない(以前の回で少しは触れてきたことなのかもしれないけれど、記憶では追い切れない)面も多々ありました。
原作をじっくり読んでから観た方が理解度が深まるのかもしれません。
それにしても、終盤のひと山と思われる事件で隣のお客さんがしくしくと泣き出してびっくり。
まあ・・・この登場人物のファンならそうならざるを得ない、とても可哀想な場面。
そして、ハリーやロンやハーマイオニーの台詞の応酬が面白い言い回しらしくて、外国人の方々限定の各所からしょっちゅう笑い声が聞こえてくるという部分が何度も。
その反面あまりにも日本語字幕が普通過ぎるのでなんとかこういうのが伝わるようにしてほしかったなあ。と(語学力のなさを棚に上げまくって)思ったり。
なんだかんだ言ってもあと1作品だし、最後までシリーズを見届けようと決意しています。
ここまでもやもやさせられたんだから、次で(恋愛関係など含めて)どれくらいの収拾が成されるのか逆に楽しみだよ!
このごろになって、最初の2作のDVD("賢者の石"と"秘密の部屋")がコンビニの雑誌コーナーで780円で売ってますよね。これどうしようかなあと。
(こういう仕様で売ってるDVDにしては珍しく、英語字幕のデータも入ってるというのも気になっている理由。)
ケーブルなどで何度も再放送されているのでよく観てはいるんですけれど、登場人物たちがまだ10歳前後だし、初期なのでとにかくストーリーがわかりやすいという点が好きなんです。
みんな、大きくなったのね!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2010.11.15
「エクリプス/トワイライト・サーガ」を観てきました。
「トワイライト」と「ニュームーン」はレンタルDVDで観ました。
3作目にしてようやく最寄りの映画館で上映してくれるようになったので、これは行かなくちゃなーと思っていました。
・映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』オフィシャルサイト
あっさり解説すると、ストーリーはひたすら
「美少年吸血鬼と女子高生の禁断の恋(年下の美少年狼人間にも好かれてしまって板挟みの私はどうしたらいいのかしら☆)」です。
あちらのティーン向け小説シリーズを映画化したものなので展開が終始、少女漫画みたいなノリで進んでいきます。
そんなわけで、夫が鑑賞についてきてくれるとは思わなかったので大変恐縮したのですが(前日に地上波で前の2作を圧縮したものが放映されていたのでそれで予習したらしい)、案の定、終演後は目玉がドンヨリしていたので可哀想なことをしてしまいました。
同時間帯に上映していた「SP」でも薦めておけばよかったか…
三分の一程度しか埋まっていない客席は、間違いなく私たちが最年長っぽかったしなあ!ははは…
米国でのプレミア上映では、何日も前から(このシリーズのファンの人たちが泊まり込む)テント村が発生してたっていう話ですが、日本ではそこまでではないですよね?
まああちらの方々ほどに熱狂的じゃないですが、"わりとファンです"と言っていいくらいではある私。
2作目のニュームーンをみたときは「やっぱりちょっと(少女漫画すぎて)ついていけないかも~」とうっすら思ったのですが、今回で周辺世界や登場人物の過去が掘り下げられたので評価が持ち直した感じでしょうか。
でも、主人公エドワード役の人は、ハリー・ポッター「炎のゴブレット」に出てたときが一番好きだった!
吸血鬼の白塗りは怖いんだよね~
一番お気に入りなのは、前作までとうってかわってやたらカッコいいジャスパーの人ですよ!
エドワードと人気を二分するジェイコブは、顔色はいいけど若すぎてなあ..。
アイドル映画なんじゃ...という先入観を超えて映像がなかなか凝ってまして、狼族のVFXが素晴らしいです。
変身時や登場人物達との絡みも、着ぐるみじゃなくてCGなんですが、毛皮のモフモフっぷりや重い筋肉の感じなどのリアルさは、これだけでも大画面で鑑賞した甲斐はあったと思えるほどの高精度。
マモノ(魔物)系の特撮ならここ、というほどに老舗かつ大御所のTippett Studioが作っています。
・ティペット・スタジオ - Wikipedia ←フィルモグラフィーみると、お気に入りの映画多いな~。
メイキング動画はこちら。(開くとすぐにスタートするので音量注意)
・MakingOf - Movies - The Twilight Saga: Eclipse - 'Twilight: Eclipse' Tippett Studio VFX Visit
で、トワイライトシリーズの原作本のほうは、私にはじゅうぶん勉強になるレベルの負荷なので、Kindleデータで購入してiPhoneやPC用Kindleで読んでます。
今売ってるモデルならば英和辞書も組み込めるというし、円高のうちに本体もどうしようかなあと考え中。
翻訳本のほうは文庫ながらやたらと各章分冊されているので本棚専有面積を考えると若干躊躇しています。
こちらも電子書籍にならないものかな!
とにかく今後の展開として、次回の最終章はもっと濃いぃらしいので、観に行くぞー(ひとりでも)。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2010.10.10
「ナイト&デイ」を観てきました。
シネコンのポイントが貯まって2人分の無料鑑賞券(ポップコーン付)を獲得できたので、すんごい雨の中でしたが行ってきました。
面白かったです!
・映画『ナイト&デイ』公式サイト
TVのCMで(10月6日"トムの日"に先行公開...等々の無駄知識とかを)知っていたぐらいで、まあ無料ならこれでいいか程度の感覚だったんですけれど。
予想をいい方向に裏切って、なかなか楽しくて良い映画でした!びっくり。
会話はあくまでも軽めで、コメディ系のポンポンとしたやりとりなのでけっこう笑えるシーンも多い。
英語も聞き取りやすいです。
筋書きは特にウラやひねりも無いのですけれど、かなり本格的なアクションシーンが連続するせいで引き込まれます。
ミッションインポッシブルだとか007っぽい感じ。
ボストンの高速道路やスペインの闘牛場の中を走り抜けるシーンがとてもかっこいいです。
このへんはさすがトム・クルーズの映画だなあと思いました。
連れ去られた最初のうちはぎゃーぎゃー騒いでうるさいだけだったキャメロン・ディアスですが、終盤に近づくにつれて加速度的に賢い雰囲気になっていって、最後はうまいこと各方面まとめあげてくれます。
青い目が綺麗~
脇を固める人たちもなにげに、個性派でちょい有名なお気に入りが何人か見つけられて楽しかったです。
(特に武器商人役のひとが好きなんだ。エリザベス・ゴールデンエイジのスペイン王役の人だ!出てくるだけで悪役ボスだとわかる存在感。)
トム・クルーズとキャメロン・ディアスとの共演はバニラ・スカイ以来なのだそうですが、久々に大画面でこのカップルの顔のアップをみると「ああ年月は流れてるんだなあ。もうさすがに若者アイドルって感じじゃないなあ」と(自分の歳を棚に上げまくって)しみじみしました。
ほどよく笑える上にアクションのかっこよさを楽しめるという、秋のお出掛け映画としては非常におすすめな気がします。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2010.08.01
「ソルト」を観てきました。
というわけで昨晩、いきなり公開初日に出掛けました。
・ソルト - オフィシャルサイト
前回の「インセプション」があまりにも味わい深い作品だったため、それに較べたらいろんな意味で"軽い"んだろうな...という先入観だったわけですが。
いや~けっこう良かったですよ!
これはこれで、いいんじゃないかと開き直って楽しく鑑賞できました。
このごろのスパイ系映画や海外ドラマ(例えば「エイリアス」とか)を見慣れていれば、正直それほど意外性のある筋書きではないし、目線やカメラ構図でなんとなく複線を察することが出来る瞬間も多い。
拷問なのにあの格好はどうなのよとか最初からツッコミどころもぼちぼち、はあります。
しかし状況がどんどん変わっていくテンポの良さとターミネーター並みに無敵なアンジーの闘いっぷりが爽快です。
むしろ、フィクションとはいえ各方向からガンガン乗り込まれてしまうアメリカ国家のセキュリティは大丈夫なんだろうかと心配に..。
当初はトム・クルーズ主演で計画された映画で、諸々まとまらなかったせいでアンジェリーナ用に脚本が直され、さらにこれが双子出産後の復帰作であるそうです。
その間、ブラッド・ピットはちゃんと6人分の子守りを担当してたってのもすごい。
確かにテイストが「ミッション・インポッシブル」とかぶるので、これで良かったように思います。
続編がある っぽい感じの終わり方でしたが、どうなるんだろう。
ボーン・アイデンティティみたいにぜひともシリーズ化して欲しいのですけど。
(最初の危機をお利口に乗り切るヨーキー犬の可愛さも印象深い。)
というわけで、アンジェリーナ・ジョリーのかっこよさ満載の夏休み映画、ぜひ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2010.07.27
「インセプション」を観てきました。
久々に、我が家的には高度な(←頭を使うという意味で。)映画を観たなあという気がします。
2時間半もの大作ですがまったく退屈せず、むしろ最低あと30分くらいは続けてくれないと困る感じも...。
・インセプション ←公式サイト:音出ます
難解な雰囲気もあるのですが、睡眠時の夢という誰もが体験することを軸にして展開していく話なので、こちら側の思考までもがシンクロしていって、ついつい深みにはまっていく面白さがあります。
自分も夢見は比較的リアルなほうで、この映画のように「階層」を自覚したこともあるし、起きたときにしばらく考えないと現実との境目がつかないようなことも何度かあるんですよね..。
現在の自分の年齢とか生活環境を思い出してようやく「戻る」こともあるというか(笑)
こうなると結構疲れるんですよ!
しかし当然、この映画の現象は高度すぎる。
(脳内で思い出せれば)ちょっと真似してみようかという気にもなっていますけれど・・・ま、ぜーったい無理だろうな~
配役が豪華で大満足です。
ダーク・ナイトの監督ということで、この映画で印象的だった人々も再登場して嬉しいのです。
渡辺謙がかなり重要な役で出ていることで話題にもなっていますね。渋いです。
レオナルド・ディカプリオもいいんですが、私はアーサー役の人が好きなのだ!
そして、エレン・ペイジがとても良い。
(X-men3の「壁抜け少女」が可愛かったけれど、最近CATVでJUNOをみてますますファンに。
いま23歳だときいてびっくりなんだけど、高校生にしか見えないキュートさ..。)
TVCMで繰り返されている建物がグリっと曲がっていくあのシーンばかりが予備知識としてあったのですけれど、あれは確かに凄い。
この映画って塊魂みたいだよねーなどという会話をどこかでしたことがあったけれど、よく考えてみるとあのゲームとは「巻き」が逆だ。
しかしどれだけ曲がろうと折り返されようと、パリの街の美しさは変わらないなあ。ということにもしみじみ気付いたVFXでした。
濃いめのCGは主にその関連のところで、人の動きが関わるところ(例えば重力が微妙におかしくなる店内の様子だとか、ホテル廊下の格闘シーンだとか)は、本当にぐるぐる稼働するセットを組んでそのなかで演じられたものが基本になっているんだとか。
その他、「これはCGだろう」と思っていたところが意外ときっちり実写されていることが多く、気合いを感じました。
・・・そういった制作上や出演上の裏話とインタビューが、公式サイト内の「プロダクション・ノート」の項目からPDFでダウンロードできますので、鑑賞後に入手されると理解も深まるかと思います。
読みごたえありますよ。
「結局、最後はどうなったのか」はいろいろと受け取れるようでもあり、物語がさらに拡がっていくようでもあり。
何度も何度も鑑賞を繰り返したいところだけれど、分析を深めていくうちにこちらも毒されてしまいそうな恐怖も少々。
音楽も重厚で美しく、エンドロールまでたっぷりと聴き入ってしまいました。
というわけで、今年の作品のなかでは相当上位に入るであろう、文句なしにオススメな良質映画です。
CMの印象の時点ではかなりソックリな内容だと思ったけれど、やっぱり別物(というかこの時代なりの視覚技術の限界もあるんだけど)、しかし関連作品的に鑑賞を推奨したい映画は、98年公開の「ダーク・シティ」。
この作品、今までもなんどか繰り返しみていて好きなんです。
インセプションとあわせて「夢に溺れる」新旧作品ということで、また借りてこようかな。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2010.07.16
「トイ・ストーリー3」を観てきました。
何ヶ月も前からずっと楽しみにしていて、ようやく本日行ってきました!
トイ・ストーリー3←公式サイト
近所のシネコンでは日本語吹替の3D版のみだったので選びようがなかったのですが、今回は、「3Dじゃないほうがよかったかも」という後悔は無し。
大いに楽しめました。
(でも、おそらく更に鮮やかで綺麗であろう色味の違いをメガネ無しで確認したい思いもあり。)
既に観た人々からは「泣ける」とさんざんきいていたので。
どういう展開になるのかと思ってみていたら、ああこれはマズイです。
3Dメガネも曇るかというほどにジンワリくる場面があります。
しっかしこんな映画みちゃったら、玩具の処分法に気を遣いまくりそうで困ったなあ。
うちにも押し入れのなかにひと箱、埃をかぶったぬいぐるみ達が眠ってるんですよね..
終演後は売店に人が押し寄せて大変でした。
キャラクターグッズ、買わずにいられるか!という心境になるので覚悟しないと。
(とりあえずPixarものはプログラム買うことにしているので私も突撃しました。)
本編のまえに上映されるおなじみの短編シリーズ、Day & Nightも堪能しました。
ほんっと、ピクサーの技術力は素晴らしいと思います。
いまや確実にこの会社の歩みがそのまま、世界のCGの先端のひとつになっていて。
上映の回を追うごとにどんどんと進化をとげているのがすごい。
それなりの漫画っぽさを残しつつも、どっさり登場する玩具達の一つ一つがリアルで、隅々まで質感を観察するのが楽しいんですよ。
これはDVDまたはBlu-rayでの購入は確実になりそうです。
何年も前から私が集めているトイ・ストーリーのキャラクターはLGMで、もう、大好きなんです。
・LGM=リトルグリーンメンまたの名をエイリアン:上の画像の緑色3匹組の方々。
劇中では、押すとキューキューいう"やわらかフィギュア"で語彙は極端に少ない。
クレーンゲームの景品出身なので釣り上げられることが天国への入り口だと思っている。
ちなみに、公式サイトをリロードしたときの「待ち」の仕掛けに感動してギャーギャー言ってます。
今回は地味ながらも重要な役どころで終始活躍してくれて、LGMマニアとしては大満足です。
「カ~ミ~サ~マ~」という吹き替え台詞もなかなか可愛い。
一時期は、ディズニーストア等々で黄緑色の商品をみつけると自動的に吸い寄せられる癖がついてしまったくらい、エイリアンたちのグッズを買いあさっていました。
(海外行ったときももちろん目ざとく収集。)
棚の一角にうじゃうじゃとLGMを飾ってこのキャラクターならではの「大群感」を楽しんでいたのですが、今の住居に引っ越しの時点で一念発起。
キーホルダーなどの雑貨まで結構な数を箱詰めして仕舞ったままにしてあるのですが、ここのところまた増えてきたんだよなあ..(笑)先日ディズニーランド行ったときもLEDライトなどを買い込んでしまったし。
とはいえ、今度の映画のための新商品群、頭身や黒目のサイズなどがデフォルメされているのが多くて、数が出ている割には意外と入手までに物欲が至らないです。
(やっぱ映画での見かけに忠実なものが欲しいわけで。)
近々またみたい映画もありますので、そのときにクリアファイルやシールなどの文具類はゲットしておこうと計画しています。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2010.06.14
「アイアンマン2」を観てきました。
近くの電器屋で、iPadや冷蔵庫やソニー小型一眼をたっぷりと堪能(見物)した仕上げに、映画をみてきました~。
・映画『アイアンマン2』オフィシャルサイト
かなり面白かったです。
しっかし、最初から最後までものすごくうるさい(闘いや不意打ちでしょっちゅう爆音。敵も味方も双方ベラベラと半分キレながら喋っている人が多すぎる!)映画なのにはびっくり。
今回さらに増えた登場人物もそれぞれ個性派なので、時間の中にエピソードを詰め込みすぎな感もありました。
そのなかで比較的無口に任務を遂行するスカーレット・ヨハンソン、この人を主人公にして別途、映画作れるよねってくらいに気に入りました。
強いし、格好いいし、もともとのあのスタイルだからすごーく色っぽいし!
この映画のCGはほんっっとにすごいんですが、私が特に気に入ったのは、主人公が研究開発用のコンピュータを繰る、あのホログラフィックのような立体空間インターフェース。
(かの「マイノリティ・リポート」以来、近未来の電脳操作シーンとして目につくようになった気がしますが、すんごい好きなのですこういうの!)
歩きながらデジタルの「ゴミ」を文字どおり投げ捨てるところや、話中で重要な展開となる「再発明」に至る一連のシーン、データのさばき方が実に未来っぽくて良い。
電器屋でタッチスクリーンに大喜びしている私ですが、本当にいつかこういうのが実現するんでしょうか?
下記のリンク先の動画の数々、あくまでもCGメイキング寄りの情報なので、流している限りではストーリーとの関連は特にわからず、公開前に知ってこりゃ~カッコイイ!とわくわくと眺めていたのですが。
今考えるとかなり重要な場面が多いので、映像的な新鮮さを映画館で味わいたかったら作品未見の方はあとあとまで閲覧の機会をとっておいてください。
一番下のFlickrの画像集、壁紙にして鑑賞したいわー!
というわけで前回もそうでしたが、エンドクレジット後もちょこっと映像ありますので忘れずにぜひ。
続編もあるんだろうなあ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2010.05.02
「第9地区」を観てきました。
今日から5月!
1日は映画が1000円です。
「この値段だったら観てみたい気がする..」という好奇心で意見が一致し、行ってきました~。
・映画「第9地区」オフィシャルサイト
(「アリス」じゃないところがウチらしいというべきか。
前回アバターで視界がいまいちだったせいで、2Dにするか3Dかで迷ってるんですが~。)
この映画については、アメリカで公開時に結構人気だったという以外は殆ど予備知識無しだったのですが、先日美容院の担当さんに感想を聞いてみると
「こういうのって人それぞれだとは思うんですけど、『私は』面白かった気がしますよ。(一緒に行った)友人は駄目みたいでした。」
・・・という微妙なコメント。
うーん、そういう映画はだいたい好きです。
何らかの事情でヨハネスブルグ上空に長期間留まった宇宙船内にいた生物たちを真下の地上に連れてきて、難民キャンプのようなものを作って囲い込んでいる場所を第9地区と呼ぶのですが、長年の治安悪化によって新しい第10地区へ彼らを移そうという計画がはじまります。
その最中に起こったあることから始まる異変で、たいへんな事件が..!
B級映画だと言われていますけれど、終始わりとシリアスで、ドキュメンタリー風な演出も効いている感じです。
同じような設定だと「インディペンデンス・デイ」を一瞬連想しますが、これよりはずっと生々しく、実際にありえるなら"こっち"だろうなという説得力があるのです。
主人公含めた人間達は基本的に身勝手で、いざとなると自己防衛に走って頭が良さそうに見えないし、徹底的に異生物(彼らはその外観からエビ(prawn)と呼ばれていている)を差別します。
しっかし本当に、エビの皆さん達の見た目と、彼らと人間の戦闘シーンはかなり気持ちが悪くて、「スターシップ・トゥルーパーズ」みたいなのが正視できる人にしかおすすめできないかもしれません。
前半は、ああこのタイプの映画だったか..と軽くショックだったのですが、終盤の盛り上がりにさしかかるといつのまにかエビの皆さん達と主人公に感情移入してしまい、「良くやったぞボク!」と撫でてやりたいような気にすらなってきます。
うん、これはまあ好きといってもいいかもしれない。
「わらわら襲ってくる気持ち悪いの」といえばここだな、と思っていたらやっぱりWeta製のCGでした。
美麗方面の映像ではないので忘れがちですが、視覚効果は素晴らしいです。
ほんっとに、こういう隔離地区があるかのもしれないなというリアルさ。
とりあえす、ゴールデンウィークでいい感じになりたいデートコースとしては全くおすすめできない傾向の映画ですし、鑑賞後にエビフライなんかは食べる気になれないですおそらく。
でも、興味がある人はこっそり行ってみてくださいね。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック(0) | ↑top
2010.01.24
「サロゲート」を観てきました。
映画館のポイントが貯まって鑑賞無料券(ポップコーン付)を二枚獲得できたので、早速。
「かいじゅうたち~」と迷ったけど、これは後日有料で行くことに。
・映画【サロゲート】オフィシャルサイト←冒頭から音が出ます
「生活行動の完全な身代わりとして機能するロボット(サロゲート)」をみんな持っているという近未来世界が舞台なのです。
持ち主(オペレーター)は家のなかから寝たまま遠隔操縦をするだけ。
代理行動をしてくれるサロゲートが事故などで壊れちゃってもオペレーター側は無傷なので便利・・・というところから普及が始まったのだけれど、あるとき、同時に人間側をも破壊してしまう武器が出現して云々、というのがCMなどからも把握できていたストーリー。
必ずしも持ち主(オペレーター)と似ていたりする必要もないので、ロボットはどれも理想的に容姿が整っているんですが。
(ブルース・ウィリスのサロゲートも頭にふさふさと搭載されているのですごく若く見える!)
その一方で、操作する人間たちの、見た目や心中のくたびれ感がリアルなのが際立ちます。
こんなことやってたら運動不足ですぐ病気になりそう...。
容姿が変えられることで悪用も簡単に出来てしまうわ、けっこう簡単そうに他人が遠隔設定やっちゃうわ、でいまひとつ(いや、じつは全く)「本当に将来ありえるのかもしれないな」という感情移入ができなかったのは残念かな~。
ちょっとした海外ドラマ並みに話が膨らすことができそうなテーマではあるけれど、そういう周辺事情は略されまくっているので、最後の「え?これでエンドクレジット?」の悲しみが少々。
ブルース・ウィリスは代理ロボットなんて要らないくらい、生身の時点でボコボコにされても不死身。
これはダイハードと同じだなあ!
あと、博士のジェームズ・クロムウェルは、「アイ,ロボット」での博士役がすごく頭に残っているのですけれど、ここでも同じような感じの役柄で。
というわけで、諸々深く考えないほうが楽しめるお話かもです。
いっせいにサロゲート達の接続が切れるところとか、歩いている全員がものすごい倒れ方をするので、あれは実写なのかデジタルなのか知りたいな~。
攻殻で言うところの、これは「リモート義体」ですよね!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(1) | ↑top
2009.12.23
「アバター」(3D版)を観てきました。
正確には公開前夜祭ということになるらしいのですが、待ちきれなくてもう観てきちゃった!
・映画「アバター」オフィシャルサイト
約3時間の長編でしたけれど、あっという間。
引き込まれて呆然としてるうちにいつのまにか終わっていた感じ…良かったなあ。
大作ということで、初めてこの映画の予告編のようなものをみてから1年は経ってるような気がするのですが、そのときはかなり違和感があったんですよ。
"半端に人型で皮膚が青色"っていかにも「宇宙人」のステレオタイプだと思ったし、かわいくもないし(?)、不気味だなあと。
そういうのがバッサリ裏切られて、むしろ人間の見かけほうが異形のように思えてくる(まさに、主人公の苦悩とシンクロしていく...)ようになっていくのです。
ナヴィ(青色原住民)達の住む星の景観デザインがとても美しくて。
浮かぶ森や、光ったり変形する植物や、鳥や馬やサイっぽい不思議な生き物達も良かったなあ。
こういう、キラキラしたでもほんのすこしキモチワルめな要素があるファンタジー世界ってほんと、大好きなんです!
アバターに接続する装置はえらく地味だと思ったんですけれど、それ以外のメカ(ヘリコプターや戦闘用ロボットスーツ)なんかも格好いいです。
というわけで、コンセプトアート・スケッチ集を買うつもりですよ!!
ところで3Dスコープ版、字幕で観るのは今回がはじめてでした。
正直言って、この映画は立体バージョンで観なくてもいいんじゃないかという思いが終始。
立体視メガネって、レンズに色がついてるせいで一段階以上色味が暗くなるんですよね。
それを計算して映画の色も作ってあるんだとは思うのですが、それにしても、ふとメガネをずらして眺めたときの鮮やかさに感動しちゃって。
この色味が生きてないよなあとがっかりするような瞬間が結構多かったんです。
立体じゃないバージョンの映像(他の映画のときにみた予告編など)で感じた、驚くほどの映像の緻密さも、メガネを通すとあまりよくわからない。
コバルトブルーに近いような青みや、植物が暗がりで発する蛍光なんかもあんまりはっきり出てないから、かも。
(というか、メガネ無しで無理やりスクリーンをチラ見したら、これらの色味がすごく綺麗でびっくりした)
字幕も、前面にぴたっとくっつく距離感で浮き出してるのを追うのが、ちょっと疲れました。
もっとクッキリした色で観たいよね。というのが不満と言えば不満かな。
そんなわけで、2D版、出来れば吹き替えで、また行こうかと思ってます。ええ本気ですよ!
音楽なども大変良いとのことなのですが、あまりにも映像に入りすぎて覚えてないからリベンジだよ。
CG的なものについては、もうどこが実写なのかよくわからないので有名な役者を使う必要があるんだろうかと思ったほど。
メイキングをみた感じだと、顔と体中にマーカーをつけたご本人が合成用の緑の幕のセットの中で闘ったりしているのですね。
そこで抽出した動きにコンピュータでナヴィの顔や体をかぶせる、いってみれば電子着ぐるみです。
「よーく見ればなんとなくこの人?」程度には顔が似せてあるところが面白い。
あと、こういう映画にはやっぱりシガーニー・ウィーバーが似合うので、いい役で出ていて嬉しいです。
というわけで、皆さん、ぜひ!年末に相応しいステキ映画です。
映画鑑賞後にみることをおすすめなメイキング系動画
・YouTube - Avatar Exclusive -Behind The Scenes (The Art of Performance Capture)
・YouTube - Avatar Human Hardware Featurette
Flickr内の公式Photoセット
・Flickr: OfficialAvatarMovie's Photostream
-----
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2009.12.11
「カールじいさんの空飛ぶ家(3D)」を観てきました。
ずーっと公開を楽しみにしていました。
あいかわらず立体視メガネが重くて鼻が痛くなりましたが、とっても素敵な映画でした!
・カールじいさんの空飛ぶ家 ←公式サイト。
carl-gsanというURLが面白い。どうせならcarl-g3にしてほしかった...。
ちなみに映画の原題はごくシンプルに、「UP」です。
ピクサー映画ではおなじみ、はじめに上映される短編ムービーもすばらしい。
(↓あ、絵柄含めて映画館での初見を楽しみにしたい方はクリックしないほうがいいです。)
・Pixar - Partly Cloudy
この質感がね!立体になるとさらにホワホワと飛び出してくるので、つい手を伸ばしたくなるほど。
ストーリーは、CMではやたら「奥さんとの思い出」が強調されたしんみりモードになっているのが気になっていたのですが、実のところ、カールじいさんはいたって前向きかつ、強靱な体力(笑)。
この人、すごく長生きするだろうなあ!
というしあわせな気分で映画を観終わることが出来ると思います。
あと、動物たちのこまかい動きや思考の描き方がもう最高。けっこうゲラゲラ笑ってる人がいた。
"人間以外"も重要な役どころなのでこれはぜひ楽しんでください。
この映画おなじみの、「家をもちあげる風船」のカラフルな透明感が美しくて、ポスターなどで、いつも見入ってしまいます。
(映画に登場する「ケヴィン」の配色もすごくいい。)
エンディングロールも、本編に関連したアイテムで最後の最後まで作り込まれていて、その芸の細かさは必見です。
ディズニー映画のオープニング(シンデレラ城のうえに花火が上がるお馴染みの。)の3D上映版もうっとりするほどキラキラしていて、あれは良かったなあ。
Pixar映画でかならずかかる、デスクライト(Luxo Jr.)がぴょんぴょん飛ぶあの場面も、斜めから眺めた立体バージョンなのがいい。
というわけで、セリフは比較的シンプルかつ少なめなので、低学年のお子さんでもじゅうぶん楽しめるんじゃないかと思います。
立体版の場合入場料がちょっと高いです(普通の2D版もあります。絵柄が超きめこまかいので、飛び出して見えなくてもOKな感じ。)が、この作品はご家族でぜひ!
帰りはプログラムだけ買ってきましたが、売店で驚いたのは、カールじいさん関連のグッズがとても多いこと!
どれも若干お高めの値段はついているのですが、文具やストラップetc、目移りしちゃって決められませんでした。
(クリアファイルが欲しい。)
年末年始にかけてまだまだ観るべき大作が控えているので、次に来たとき買ってしまうだろうな~。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2009.11.22
「2012」を観てきました。
"大作あたらしもの好き"なのでさっそく、公開初日に行ってきました。
・2012 - オフィシャルサイト
2時間半以上の長編でしたが退屈せずにあっという間だったのは、やはり視覚効果に力を入れまくっているからですね。
主人公一家が、崩壊するLAの街をギリギリ脱出していくまでの場面は、CMでも予告編でもじゃんじゃん流れていて正直なところ、見飽きた!と思ってたんですが。
これ、映画館のサイズでみるとすっっごいド迫力。
おもわず腹に力が入ります。
(ああフィゲロアホテルが崩れていく...)
その他ほぼ全編にわたって繰り返される洪水や噴火のシーンもかなりリアル。
相当に最先端な技術が注がれているでしょうから、メイキングの記事や、講演をきく機会を楽しみにしたいと思います。
走り抜けるすぐ一歩後ろでどんどん陥没していく漫画みたいな都合の良さや、「他の大勢の人達」が容赦なく地割れや波に飲まれていくほど切羽詰まっているのにホームドラマ的エピソードを混ぜちゃったりしている(場違いながらもこれがまた感動してしまうんだ.....親子愛とかもうホロリと術中にはまってしまうわけで...。)ところや、政府の対応等々、考えるほどに穴が多いことは確かなのですが、そういう冷静なことをあまり気付かせないだけの勢いはありました。
これはスクリーンが大きいほど「観た甲斐がある」映画なので、YouTubeの予告編やらDVDレンタルで済ませるのは実にもったいないないです。
ただし、地震(や洪水)に怖い思い出がある方にはあまりおすすめできない気が。
しかし観終わったあと、なんとなく客席中が暗くて重~い空気になったのが、もうね...。
だって仮に同じような事態になったら(←終演直後のこの瞬間は催眠術にかかったようになってそう考えてしまうのよ)、助けて貰える「条件」と「財力」になにひとつ合致しない、庶民の我々は絶対助からない。
主人公家族のように体力と有り得ないチャンスが連続するとも思えないので、やっぱまあ間違いなく、我々は塵のように天災に飲み込まれていく"あちら側".....。
とその場にいた全員が思ったに違いなく、無言でドンヨリと立ち上がったのでした。
そんなわけで、ディザスター映画お約束のエンディングにもかかわらず、観ているほうは不思議なほどズッシリくるものがあるのです。
(酒でも飲んで早寝するしかないね、的な気分になる(笑)。)
そういう意味でも異色な映画でした。
ま、あまりのめりこまず、心の中でツッコミつつ気楽に観たほうがいいでしょう。
エンディングでアダム・ランバートが熱唱するテーマソングはとても良かったです。
(これも楽しみにしていたのさっ。)
あと、主人公一家の女の子役がものっすごく可愛い。犬もお利口。
どちらもあんなに小さいのに水浸しの撮影は大変だったろうと心が痛くなるほどでした。
というわけで、お金を払ったぶんはきっちり面白かった気がするので、映画館で是非。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2009.11.20
「THIS IS IT」を観てきました。
そろそろ上映も終わる時期かと思うのですが、客席は結構混雑してました!
大変良かったです。
・マイケル・ジャクソン THIS IS IT - オフィシャルサイト
私はそもそも洋楽方面全体に疎くて。
FOXの「アメリカン・アイドル」を見るようになってからなんとなく、「流行ってるもの」も聴くよようになった、ゆるーいレベル...
マイケル・ジャクソンについては、さすがに何曲かは知ってますがここ数年のゴシップニュース系のことばかり浮かぶような認識だったのです。
でも、CNNでやっていた追悼式のスピーチをずっとみていて、あの可愛いお嬢さんが泣きながら話すところでおいらもう...(涙)
・・・というわけでこの映画ではじめて、まとまった時間をかけて映像と音楽を体験した!次第。
でもこれ、リハーサル映像というか、コンサートのメイキングドキュメンタリー、なんですよね。
それでもすごい完成度だ!と思うのですけれど、このあとに来るべき本番のステージが永遠に失われてしまったこと(そのことを、画面の中の人々は誰ひとり知らない!)に呆然としてしまいます。
演奏したり踊ったり、の一流の才能を周囲に集めて場面を緻密に作り上げていく感じがとてもいいです。
CG映像をかぶせたりして、意外とデジタルとの融合演出もされているんだなあ。
(「11人のダンサーから1100人の群舞を作る」映像を作るところのシーン、ひょいひょいっと「これくらいでどうだい」とかキー操作で調節してマイケルに見せたりしてたけど、あれやってるところの画面のほうをみせてほしかったわ....
コンサート映像じゃないですけど、この映画のエンドロールのエフェクトも良かったです。あの、文字に光の当たる感じが素晴らしい。)
あのような原因で亡くなったからには、普段から体調もイマイチだったことはうかがえるのですが、あの、ピシピシっと動きと音がロボットみたいに「合ってる」感じがもうすっごい格好良かったのでした。
映画館のスクリーンが小さくてもどかしかったです。
今となってはどうにもなりませんが、リハーサル映像などという未完成品が世の中で繰り返し上映されていること、どう思ってるのだろう。
ファンの人たちだけでなく、一緒に力を注いできた関係者の方々の衝撃はたいへんなものでしょうが、ご本人が一番、無念ですよね。
うぅむ。惜しいな。
偉業を残そうとそうでなかろうと、人間は等しく明日どうなるかわからないってことを考えながら生きないと。(・・・でもどうすれば?・・・)等々、いろいろ考えてしまった夜でした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2009.09.23
「ココ・アヴァン・シャネル」を観てきました。
CG大量投入「じゃない」映画を観にいくのはたいへん珍しいことなのですが、なんとなくまたフランス語がたくさんききたくて(もちろんあんまりよくわからないけど。)出掛けてみました。
シャネルというとどうしても、「どれだけたくさん持ってるか」「今度はこれを、買う/買ってもらう」を語る人が多いブランドという思い出があります。
(そんな時代があったのです..)
実際ちょっと欲しいと思ったものはとんでもなく高価なので、いまだに全く縁がない。
・・・という近寄りがたさでもっていたイメージが、映画でだいぶ変わった感じです。
シャネルというブランドが、どんな精神的背景と志から生まれたものであるか、これはココ・シャネルの少女時代から成功直前くらいまでを描いたお話で、冒頭に貼ったCDジャケットの優雅で満足そうな表情は、ほんとにラストシーンに近い部分。
「アヴァン」というのはavant (= before)のことであり、確かに映画の内容は「シャネル設立より前」なので、そういうことなんですよね?
思いっきりカタカナ表記だったので(名前の一部だと思っていたくらいなので)もうすこし邦題をなんとかして欲しかった感じが...
女性の立場が保守的な時代だったからなおさら、彼女の境遇や若干風変わりなキャラクターゆえに味わった逆風は大変なものだったに違いなく。
(女性として憧れとか目標とかいう以前に、とても真似できない人生!)
そこを才能と人間関係を武器に生き抜いていく強さがあったからこそ、の今があるのでしょう。
もともとあまり基礎知識がなかったので、映画から帰ってきてから「その後」のエピソードを含めてWikipediaで読んでけっこう新鮮な驚きがあり、なにかまとまった詳しい伝記を捜してみようかしらという気になっています。
というわけで、かなり余韻のあるドラマだったのでしみじみと、良い映画だったなあと思ってます。
(これも、エールフランスのなかで上映してたけど我慢してた作品のうちのひとつなのだ。)
ちなみに、私は、ブランド品としてのシャネルは服やバッグよりも、アクセサリーが好きです。
ジュエリーのデザインは本当に素敵!
それにしてもここでは、化粧や衣装で飾った人ではない、という設定のせいか、この女優さん(オドレイ・トトゥ)が今までになく地味な感じであることにびっくりです。
きらきらとした可愛い色っぽさのある雰囲気が好きでけっこうファンだったので、イメージがずいぶん違う。
すこし前に、Chanel N°5のショートフィルムのサイトをみて、ステキー!と思ってたので、勝手にその延長を期待していたのもあったかもしれない。
まんなかが本編、左側がメイキングとインタビューです。
とても美しい映像で完成度高し! 必見です。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック(1) | ↑top
2009.09.13
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」を観てきました。
今まで、海外からの帰宅のあと困っていたことのひとつに「しばらくは映画に行けませんなあ」というのがありました。
夕方過ぎあたりからだんだん眠気を催してくるため、近くのシネコンのレイトショーに車で出掛けるのは、ほぼ不可能だったのです。
しかしそれはどうやら今までアメリカ方面だったから、のようで。
ヨーロッパ側滞在だと、ギランギランに明け方近くまで眠くならない!
(ある意味、超夜型の我が家としてはそれほど負担がないといってよいタイプの時差ボケ。でもまあいろいろ困りますけれどね..)
というわけで、公開を楽しみにしていたこの映画、安心して(?)行ってきました。
・ウルヴァリン:X-MEN ZERO オフィシャルサイト ←冒頭から音出ますご注意。
X-MENの1~3作に重要な役割のウルヴァリン(ローガン)ですが、今回は学園にくる以前の、生い立ち含めた物語ということになります。
このx-men三部作かなり好きなんでCATVで放映される度にうきうきと鑑賞してます!
1作目のX-MENで、彼が「学園」に担ぎ込まれたとき、その特殊能力(のうちの1つ)ゆえに「年齢が全くわからない、実際はかなり以前の生まれなのかも」というような会話があります。
今回、能力に目覚める直前の子供時代のエピソードのシーンでだいたいの生まれ年がわかるんですが、ああやっぱりこんな昔なのね!という感じ。
同様の能力を持つ「兄」とその後の日々を過ごしていくわけなんですが。
金属の骨格を持つに至った経緯や、周囲の人達の命が奪われていく葛藤、さまざまな能力をもつミュータント達etc..
なかなかドラマのテンポも良く、面白さが途切れない展開でした。
兄役のリーヴ・シュライバーもかっこよかったなあ。
ナオミ・ワッツの旦那さんですね。
個人的に一番のお気に入りは、トランプの札や杖を使ってエネルギーを繰るガンビットさんだ。すてき..。
やがて三部作の「学園」へのエピソードへつながっていくであろうことは、登場人物や最後の展開をみていてもわかってしみじみとするのですが、しかしどうもこのウルヴァリン話はまだまだ話が途中っぽいし、皆の今後がどうなるのか気になりまくりなので、続編がくるのでしょう。本国でも大ヒットしたということだし。
(エンドロールになっても帰らないようにしてください。)
いままでのX-MEN三部作、未見の方はこれらもぜひ。
順番としては、今作(ゼロ)をみたあとのほうが大河ドラマ的に追えるので面白いかもです。
というわけで、アメコミ系のこういうのが好きな方にはとても満足できる映画だと思います。
飛行機の中の上映プログラムに入っていたけれど、これは映画館のスクリーンで観たかったので!
ファンとしては、必死で視聴を我慢して帰ってきた甲斐がありました~。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(1) | ↑top
2009.07.17
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を観てきました。
公開初日(15日)に早速行ってきました。
水曜日のレディースデイだったので私は1000円で鑑賞!
なんとも羨ましいのはこの映画、日本で3館だけ、アイマックス3D版でみれるということ。
(109シネマズの川崎・菖蒲・箕面。)
3D式になっているのは冒頭の10何分かだけなのだそうですが、あの高精細大画面自体、普通の映画館とは別モノだと思うので、お近くの方はぜひここで観るべきだと思います。
・・・という情報を得てからいわゆる"普通の上映方式"で観たわけですが、言われてみるとその3Dに切り分けられているという場面、あーここを立体にして見せたいんだろうなー、となんとなくわかります。
高速で飛翔する物体が街中を駆け抜け、建造物を破壊するのをそのまま追っていくアングルなんですが、動きの疾走感がいきなりものすごいので、正直3D化しなくてもじゅうぶん気持ち悪くなるくらいに(笑)頭の中が揺さぶられて大迫力でした。
これIMAXでみたら目が回りそう!キー!(←羨ましい)
お話自体は、「次回への序章」っぽい感じ。
最後は、こうなっちゃうと次どうなるんだろう~的な期待感はあります。
学年的にお年頃ということで、ほのぼの(だけどわりとしつこいめの)恋愛エピソードがぽちぽちとはさまれますが、あのいつものいじめっ子君ですら可哀想になってくるほどの超ダークな展開です。
お子様時代のごく初期の回のときから思っていましたけれど!
ロンの妹のジニーちゃんは可愛いですね。
だんだんといい感じに、主要人物達に絡みつつ活躍してくれているのが楽しみのひとつでもあります。
前回から新登場な「不思議ちゃん」のルーナも、意味不明な言動ながらもその特殊能力で、いつもそれとなくハリーを助けるところがすごくキュートだ。
今回も「付録の3Dメガネ」がいいのヨー
「闇の勢力」「記憶」といったアイテムを示すんだと思うけれど、水中に落ちた「インクのもやもや」は今回のキー映像ともいえますね。
エンドクレジットでもいい感じに添えられて目を惹きます。
洞窟内部の出来事等々、魔法のCGもじゅうぶんすごいのですが、こういうアナログっぽい味の映像も楽しめるので楽しかったです。
ペンの書き込みで余白がびっしり埋まった"魔法薬の教科書"も、映像を止めてじーっと眺めたかったくらいでした!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2009.07.12
「モンスターVSエイリアン 3D」を観てきました。
3D(立体メガネかけて鑑賞の)バージョンでみてきました!
けっこうオコサマ向け映画なのかと思ってましたが予想に反して、大人もニヤリと楽しめるこまかい「芸」の多いシーンが多くて、すごく面白かったです。
(なのにこの回、私たちまぜて観客4人て...。)
・公式サイト:モンスターVSエイリアン←音出まくります。
3D仕様だと字幕出しに支障あるのか、かならず日本語吹き替え(しかも主役の声が大抵の場合、テレビ系人気タレント)しかないのがちょっとなー思ってたのですけれど、今回はこれまた予想に反してなかなか良かった。
そりゃ、本家はリース・ウィザースプーンがスーザン役だったり、コックローチ博士がDr.ハウスのヒュー・ローリーだったり、将軍がキーファー・サザーランドだとかetc.そうそうたるハマリ役が揃っていてすごいなあ観たいなあ~っ!と思うんですけれど。
身長が15m(だっけ?)になっちゃうのに前向きかつ元気なスーザンにベッキーの声はけっこうぴったりな感じ。
それ以上に、青色ジェルなボブの声をやるバナナマンの人なんてもう、顔までそっくり(目が1個なのに...)で、このシンクロ率は本家に勝てるような気もしてきた...。
あと、宇宙船のマザーコンピューターの声は、(たぶん)"少佐"だったので、これもハマッてたわ~。
ストーリー自体も、シンプル展開だけどなかなかよい教訓を得られましたよ。
終始無言でなんにも考えてないようにみえる巨大な「ムシザウルス」すら、よしよし頑張ったねといつのまにか撫でてやりたくなってしまうこと間違いなし。
CGは、こういう作品なのでリアル過ぎず・刺激強過ぎず・な加減をしつつも、とーっても良く出来てます!
たとえば、青いモンスターの体の質感、小さな気泡が無数に浮いていたり、眼球が埋まっているのが奥まで透けていたりとか、みればみるほどトロッとした素材表現がコマカイのでこれの動きをみているだけでも全然飽きない。
どうでもいいけど、この見かけはウナコーワのキャラクターやぴちょんくんと印象がダブるんだよ~(笑)
闘いの場になるサンフランシスコの街並みも、すごく詳しく作ってあって(一度行ったところだとつい興奮する。ゴールデンゲートブリッジのふもとの感じとか!)、でも色づかいや立体感が玩具みたいでかわいいのです。
こういう立体視映画って遠近感がドーンと誇張されて飛び出ているように見えるので、それを利用したシーンもちゃんと序盤からいくつもあるんですが。
それだけでなく今回は、コマカイ物たちがわらわら地面で動いていたり(「実験場」で働く人々や、行列するエイリアン達)、規則的に並んでいたりするもの(車の渋滞列や街路樹など)の、模型っぽい質感が面白かったように思います。
チルトシフトレンズっていうんですか「ミニチュアっぽい演出の」風景写真てありますよね、あれをみているような、過剰気味な人工っぽさが雰囲気にうまく出てて、それがいい感じ。
昨年あたりのシーグラフから3D視映画はかなり大きなジャンルとして取り扱われていて、(実はこの映画の1場面やメイキングも関連の講演でチラ見してうぉおすげえと思って楽しみにしていたのです)これからどんどん、表現できることの水準が上がっていくであろう期待感があります。
そうそう、3Dでちょうどやっていたので12月にシンガポールで観たのですが、日本では8月上映のボルト、これはかなり感動した(動物たちもみんな可愛いけれど、アクションシーンの迫力もすごいです)のでこれも実はもう一回観れたらいいのにというくらい好きです。
夏休みの思い出に、是非。
しかし3D版はなにかと手間がかかっていることは理解できるのですが、家族で(わいわいと前に手を伸ばして)観てもらいたい良作が多いにもかかわらず、鑑賞料2000円はなかなかそう頻繁には通いづらい金額ですよね..。
あと、少し前よりはなんとなく改良が進んでいる気もするのですが、とにかくメガネのサイズがぜんぜん頭(というか、鼻。)に合わないので、せめてサイズ違いを2パターンくらい作るか、アジア人の頭骨にもフィットする伸縮自在の新型を希望します。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(3) | ↑top
2009.06.20
「トランスフォーマー/リベンジ」を観てきました。
19日夜の先行上映で観たのですが、入り口で「世界最速先行上映に来場の認定証」カードをもらいました~。
日本がいちばん公開日早いんですね。
・映画「トランスフォーマー/リベンジ」オフィシャルサイト
前回よりスケールが桁違いに巨大になって帰ってきた!って感じです。
ロボットの数が多すぎてどれが敵なんだか味方なんだか判別しにくい~(でもなんとなく形とか色味でわかるか。)
とにかくものすごい勢いで画面の中を飛び回り変身しまくりながらの戦闘場面に圧倒されっぱなしの二時間半でした。
あまり前のほうの席に座ると眼球が疲れると思います..
やっぱり今回もバンブルビーがいちばん好き。
よくみると、ロボットなのにかわいらしい童顔だし。
(サムが)大学の寮に入るから連れて行けないと言われて、目パーツから液体をじょぼじょぼ噴きだして落ち込んじゃうし。
...というような感じに、主要な登場ロボットにはちゃんと人間ぽいコミカルなキャラクター付けがされているのが面白いです。
オーシャンズシリーズにもいましたけれど、ヒマさえあれば喧嘩ばっかりしてる双子(だけど、いざというときの仕事はそつなくこなす)ロボットとかも、いいなあと思いました。
それほど時間が経っていない設定だし、登場人物も敵もつながっているので、1作目はぜひ観たほうがいいです。
(いまもテレビ放映のをみながら書いてます)
だからこそクスクス笑えるセリフも多いし、某おじさんが今回も同じことやりつつ大活躍するし、気付くか気付かないかレベルの超チョイ役でウンパルンパの人が出て来て唖然としてしまったし..
という以外にも、ロボットたちの闘いの歴史背景や因縁などがより詳細に説明されているので、今になって1作目を観るのもなるほどこういうことだったのかという感じ。
深刻に地球の危機なストーリーだというのに、唐突っぽく感動やロマンスのシーンを散りばめつつ、PVやCMかのような清潔感あふれたドラマチックな絵作りがお約束なので、不思議と「負ける気がしない」のがマイケル・ベイの作品。
女の子達もみんな可愛すぎる...
曇天の下で人間側がロボットにやられすぎて、もうダメかも.....とこちらも落ち込んでしまう「ターミネーター4」と違って、トランスフォーマーは空が青くて綺麗すぎるんだよなあ(笑)
ロボット大量投入して激戦の割にはわりとあっけなく終了した感もあるので(というより、長時間みているうちにこちらの脳が迫力に慣れてしまったのかもしれない。)、たぶんまだ続きは来ると思います。
サムとミカエラ以外の人達の今後も知りたい..。
次もあんなに、いやあれ以上ロボットが出て来たらもうわけがわからんです。
Amazonなどで既に大量に新種のフィギュアたちが登場しているところをみると、ロボットが多いというのはやっぱり玩具業界的においしいんでしょうか。
終盤に近い場面、そこらじゅうの重機を吸い込んで身体パーツにしながら巨大ロボットになっていく変身過程がすみずみまであまりにも緻密で、目に栄養をいただいた感じ。
こういう動きを考えて立体に組み上げる人ってすごいわー。
続編、その続編とどんどん出て、CG技術の進化に比例してものすごいロボットが出て来そうです。(わくわく。)
詳細な資料が多いのでなるべく今作鑑賞後のほうがいいかもしれませんが、おすすめは、マイケル・ベイ監督のmichaelbay.com。
ブログには、プロモーションの様子や劇中の美麗な画像やメイキング動画が大量に上がっていて、ほんと、楽しめます。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2009.06.07
「ターミネーター4」を観てきました。
先行上映で観てきましたー。
それにしてもここのところ急に大作公開が集中しているので忙しいですよね!
・ターミネーター4 - オフィシャルサイト
一応、豆知識としてあったのは、前作「3」の続きではないらしい。ということです。
未来から行ったり来たりでうまれる人物背景がサラッとした説明だけなので、まったくの初見にはわけがわからないかもしれず、あえて予習しておくなら、「(ターミネーター)1」「2」をみておくと、今回をより楽しめると思います。
さらに余力があればテレビシリーズの「サラ・コナー・クロニクルズ」をみるといいようです。
結局、話の流れ上では無かったことにされている「3」。
それまでのようなかっこよさは全くないのが問題だけど意外と気に入っていた私としては、この扱いようが残念なのですが...
4分に及ぶ予告編が公開されていることでも話題になっていますが、当然見どころをうまくつなげてチラ見せしているわけで、個人的にはここまでになるとずいぶんネタバレしてるんじゃないかなあと思うのですよね~
こちらです→Apple - Trailers - Terminator Salvation
強すぎるロボット群に対して、人間側が捨て身で(どちらかといえば逃げ惑う、)ダークな救いのない展開が終始続くのでけっこう疲れます。
というか、その一方でドラマ的緩急が薄いので、戦闘シーンが凄い割にいろんなことがあっけなく過ぎていったなあというのが鑑賞後の感想。
マーカスの存在が大きい展開なので、ジョン・コナーがあまり主役に見えないのも気になります。
それぞれの登場人物たちがなんでこういう立場にいるのか、の説明が不足気味なので、その辺りの解決は今後の続編に期待するべきなのでしょうか。
この筋書きだと、濃いめに話がつながった「5」が来てくれないと困ります。
CGは今までのシリーズと比較にならないくらい最先端な感じです。
バリバリ攻撃しているのを大画面で眺めていると、人間側の無力ぶりにガックリきます。
オートバイ型戦闘ロボットが強いわカッコイイわで、スターウォーズに出て来そう。敵なのがもったいない…
渋低音な声のクリスチャン・ベイルをはじめとして、好印象な俳優さんがけっこう出ていました。
奥さん役の人は「ヴィレッジ」でみて以来、顔が人形のようで可愛いひとだなあと気になってました。
カイル役の人は、先日のスタートレックでチェコフ(ロシアっぽい英語を話す乗組員)の人で、あっちでも(笑)こっちでも大活躍する感じです。
というわけで、予習していったほうが頭の中で補完しやすいので、過去作品含めて、ぜひ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(1) | ↑top
2009.06.04
「スター・トレック」を観てきました。
昨晩、Movixのポイントが貯まって無料券を2枚ゲットできたので、ホクホクと飛び込みで行ってきました。
(そもそも平日は事前予約の必要がないくらいすいてる映画館なのです)
・映画『スター・トレック』オフィシャルサイト
テレビシリーズとして世界中にファンがいる作品ですが、私の"スタートレック知識"は、代表的な登場人物や星や宇宙船の名前を聞いて、該当するものがぼんやり頭に浮かぶ程度なんで、それ以外の「お約束」っぽいものがわかるほどではなく。
限りなく初心者と言えましょう。
テレビでは、ピカード艦長が出てくる時期のはよく見ていました。
そんな私でもこの映画は新鮮に面白くて。
ぜひもう一度観たい!だけでなく、テレビのほうも今後はみるようにしたい!ネットでいろいろ調べて豆知識をたくわえたい!
...等々と思わせる説得力がありました。
監督のJ・J・エイブラムス自身は(スタートレックについてはそれほど大ファンというわけでもなかったので)初めて観てもとにかく楽しめるように、というのを第一にして作っていったそうです。
ストーリー進行も、最後まで飽きさせないための山場配置っていうんでしょうか、そのあたりの器用さはLOSTやエイリアスを作って成功したならではのものを感じます。
とはいえ、マニアな人にとっても、ちゃんとニヤリと出来るような件がたくさんちりばめられているということは、他の方々の感想を読んで知りました。
エピソードの詳細が解説されているので鑑賞後に読むことをおすすめいたしますが、「now and then」のレビュー記事を、ほほー..と面白く拝読。
今回の映画は、昔からのファンの方々がくわしく解説しているブログが多く見つかるので、それを検索して読むのもなかなか楽しいのです。
知らなかったことばっかりで!だからもうちょっと知恵をつけたあとに再見するのが楽しみだったりします。
ちなみに、いぬ日記のなかのいぬ(敬称略)は今日までに合計7回みたそうです。スゲー!
ILMのもんのすごいCGが加わったことで、これは断然、部屋ではなく映画の大スクリーンの前で、視界全領域に収めて味わいたいシーンがどっさりです。
宇宙だけでなく、時間もびゅんびゅん飛び越える話にふさわしいクオリティ。
エンドロールに入るときの惑星背景もカッコイイです。
そういえば、エリック・バナがネロ役だということは事前でしってたけど(でも異星人メイクだとよくわからんし)、ウィノナ・ライダーなんて最後の字幕で名前見てはじめて、「どこに出てたの?」と驚いたんですよ。
カーク青年役はイケメン← し語..だけど、いかにもCSIシリーズにちゃらけた若者みたいな役で出てそうな雰囲気だと思ったら、本当にCSIマイアミのほうにちょこっと出てましたわ...。
そうそう、スタートレックといえば、おすすめなアイコン集がありますのでご紹介。
・The Iconfactory presents Star Trek
デスクトップにエンタープライズを飛ばして下さい。壁紙もあります。
というわけで、長寿と繁栄を。
(鑑賞しながら、なんどもひそかに指をワナワナさせながらあの手の形を作ってみた私。
地球人だと意外に難しいみたいだ。)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2009.05.28
「天使と悪魔」を観てきました。
私は、映画の半券だけのスクラップブックを作って昨年から貼り込みを開始してるんですが、これを開いてみると前回映画に行ったのはちょうど4ヶ月も前の007だと気づいて、月日の流れる速さにびっくり(と、がっくり)です。
というわけで、久々に先日行ってきました。
・天使と悪魔 - オフィシャルサイト ←冒頭から音有り
ダ・ヴィンチ・コードの続編(といっても共通の登場人物は「教授」だけのシリーズもの)ということになります。
いや~とっても面白かったですよ。
前回と同じく宗教と歴史が深く絡んだ謎解き話なのですが、これに科学が(設定自体は素人目にも「こんな現象あり得るのか?」的な疑問が最後まで大きいのだけど..)加わって、一作目とはちがう雰囲気になってます。
そして今回の謎ネタ元はダヴィンチでなくガリレオです。
ローマやヴァチカンのあちこちの教会や広場を駆け回る設定なので、なんだかちょっとした観光ガイドを眺めているよう。
CGも多いのでしょうが、スクリーンからも荘厳な風景がたっぷり楽しめるようになっていて、これだけでも映画館でみてよかったです。
あと今回も、教授+女性のコンビで動き回る設定なのですけれど、女性のほうが前回よりは地味目な助手的存在であまり印象がないのが残念かも。
(というより、ユアン・マクレガーが主役なのかなあ今回は。)
どの登場人物も、いい人・悪い人の分類が、予想のつかないような展開でひっくり返され続けて、最後まで楽しめました!
ただ、このストーリー、ダヴィンチコードのときも宗教を冒涜している云々と相当批判が出たそうなのですが、今回もまさに
「こんな映画作ったら怒られないのかなあ」と、心配になるような型破り展開。
娯楽映画として飽きさせないという意味では王道をいってるストーリーではありますが、生活文化や人生にこの宗教が深く根付いている人がこの映画を観たら少なからず心がいたむんじゃないかなという件はやっぱり考えてしまいますが、どうでしょう..。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ちなみに、「映画の半券スクラップブック」は、クオバディスのExecutiveの手帳に毎年ついてきていた同サイズのアドレス帳を活用。
近年、住所録はパソコンで管理しているので、まっさらなままのを3冊くらい持ってるかも。
これが全部チケットで埋まるのに何年かかるか想像も出来ません...
月別の光熱費系の内訳なども、これまたExecutive純正の横罫メモノート(わざわざクオバディスのサイトで買ったけど薄い割に高くて全然使ってなかった。)に「1年/見開き2ページ」で一覧にまとめています。
何が言いたいかというと、これらを二冊あわせにして使っているので、赤革カバーは、手帳本体の使用休止後も、ちゃんと活用されているよという話。
チケットページにしても光熱費一覧にしても、度々ひらいてみる割には1年あたりの消費ページ数が少ないので、これはもう一生モノで運用できそうなペースです。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック(0) | ↑top
2009.01.25
「007 慰めの報酬」を観てきました。
「カジノ・ロワイヤル」からの続編ストーリーだというので、レンタルDVDで予習したあと、早速観てきました。
(なんでだろう、前作は映画館で観てなかったんですよ。後悔。)
・007/慰めの報酬←オフィシャルサイト:音出ます
予想してたよりずっと、"心にくる"ものがあって、面白かったです。
今回は「いつもの007映画」っぽくない雰囲気もあるので、そのへん物足りないと思う人はいるかもしれませんが。
それでも、アクションや崩壊のシーンががものすごいので、やっぱり映画館のスクリーンと音響で観て損は無し。
もう、ばんばん容赦なくの撃ち合いや殴り合いで敵がどんどんしんでしまうんですが、ボンドだけとにかく強くて頑丈すぎる!!のがむしろ爽快です。
オープニングのアニメーションもお洒落だったし、アリシア・キーズ+ジャック・ホワイトの主題歌も気に入りました。
(ここでフル試聴できます!
※追記:映画オフィシャルサイト内でPV付きで鑑賞できます。こっちのほうが音質よいしカッコイイ。)
「モダン007」っぽい要素としては、諜報部で巨大なタッチパネルやバーチャルウォールで情報のやりとりをするんだけどこれのGUIデザインがまたイケてる。(← し語)
これだけ、視覚に派手な場面をどっさり盛り込んでいても、人情主体のストーリー面でもわりと味わい深かったという点では、やっぱりさすがの伝統映画007であり、この前にみた「地球が静止する日」はそのへんが(控えめに言って→)惜しい映画なのだということがよくわかりました。
前作に比べるとだいぶ違う感じのする作品ではありますが、とにかく人物関係等はつながっていて、カジノ・ロワイヤルは観てたほうが良いと思います。
もともとピアーズ・ブロズナンがかなり好きなので、ボンド役も彼がいちばんいいよねと思っていたのですけれど、今回のダニエル・クレイグの不死身っぷりを眺めていたらかっこよすぎてグラグラきてます。(..何が?)
近所のデパートの時計売り場にですね、007モデルの腕時計が置いてあって、まあタイアップ的に作品でもちらちらと強調されたりもしてるんですけれど、やっぱり素敵です。
もちろんこの種類のデザインは、自分の腕の形状には全く1ミクロンも似合うとは思えないのですが、鑑賞だけでも好きなんです。
オメガのなにかを欲しくなりました。
(いつものごとく、言うだけは無料!)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
全く話は変わりますが、シンガポール行ったときのまとめページを作りました。
ただ、Flickrのフォトセットへのリンクを入れただけです。
全然旅行記とか書いてませんトホホ。
同じ場所への2004年のときと行った場所が少なくとも8割くらいはかぶっているのですが、そのときは、ちゃんといろいろ書いておいて良かったです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
近所のデンキ屋さんで、VAIO type Pみてきました!
かつてのC1の愛用者としてはようやく、「後継が来たなあ」としみじみと嬉しい進化でした。
見た感じの大きさはC1の縦が少し減って「細い」感じ。
ちょっと大きいポケットなら(笑)C1だってあのCMが出来るさ。
それ以上に板みたいな薄さがすごい。重さもおおざっぱには半分になったと言ってよく。
写真のとおり、ツヤツヤしていて、かわいいし。
テキスト打つくらいしか試してませんが、まあ言われてるほど遅くて大変てこともなく。
要するに。
面白そうなんだよなああああ!(そしてまた、言うだけは無料..)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (7) | トラックバック(0) | ↑top
2008.12.28
「WALL・E」を観てきました。
ああ~やっと、この映画を観にいくことができました。
(夏の米国公開時にはせっかく現地にいたのに映画館に行くタイミングが無く、先日の日本公開時には国外にいたという.......日米両方、SIGGRAPHの開催に阻まれていたのだった!)
・WALL・E/ウォーリー←公式サイト
あいにく、うちのほうのシネコンでは日本語吹き替え版とのことでちょっとガッカリしていたのですが。
結果的にはほとんど問題無く楽しめました。
なにしろロボット達はせいぜい自己紹介とお互いの名前くらいしかセリフがないのね..。
警告表示や看板などがちゃんと日本語で書き直してあるあたりが、かえって面白かったり。
(「外来の汚染物質」等の単語がすっかり記憶にささってしまった。)
地面に積んであるスクラップのひとつひとつまで丁寧に作り込まれた、ピクサーの凝ったCGを大画面で眺めることの幸せといったらもう..(涙)
エンドロールのアニメーションまできちんと「その後」筋書きを補完する作りになっていて(これがまた良いんだ..人の未来に希望が持てた..かも。)、最後の最後まで楽しめました。
充電完了時にMacの起動音が鳴るところがたのしいですね。
あと、ウォーリーの部屋の、ぐるぐるまわる分類棚が欲しい。
キャラクターがよく練られてすごく親近感がわいてくるので、上映終了後には思わずグッズを買いに売店に群がる人多数。
(銀河の塵っぽいビーズと一緒に軸の中でゆらゆらする、EVEのフローティングボールペン700円がすごい迷ったね。
私としては、「艦長さん」に惚れそうになったのに、関連グッズは皆無だった...。)
本編の前に上映されるショートストーリーのPrestoもすっごく良かったです。
最後のクレジットのデザインも素敵。
これをもう一度眺めるだけでも、DVDは買おうと決意。
ちなみに、今回より前、までのショートストーリーの方をまとめたDVDが出ていまして、これは資料として買いました。
Pixarの歴史やCGの制作背景まで解説されたドキュメンタリー番組と2枚組になっていて、これは本当にお得です。
・ピクサー・ショート・フィルム&ピクサー・ストーリー 完全保存版
1作目くらいのを観ると、ほんとうにCG自体の「初期」を感じさせるのですが、これが80年代前半の制作ということを知ると感動します!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ちらほらといろんなブログで年末の挨拶をお見かけして、御世話になりました、と画面にむかって御礼を言っているところなのですが、私の方はというと。
うーん、忙殺されるというほどたて込んではいないのですが、大晦日直前まで"最低限"このペースを保たないと年明けにとってもとってもとってもきつくなりそう。
という状況です。頑張らねば。
いまだに年賀状が.........っ。(涙)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2008.12.19
「地球が静止する日」を観てきました。
前夜上映だとかで公開日より一日早く始まっていたので早速。
(まだみてないWall・Eと迷ったよ!)
公式サイト:映画「地球が静止する日」
キアヌ・リーブスやジェニファー・コネリーなど、キャラクター的に割と他の映画での既視感がある、お約束な感じの配役のように思いますが、だからこその期待も。
マトリックスを連想するような場面もあったなあ。
子役はウィル・スミスの実の息子さんなんだそうで。
光の球とか、それを使ってやってきた宇宙からの使者を迎える政府側の反応がけっこう執拗に、ヤな感じ(すぐびびって攻撃しまくったり、自己保身することしか考えてない)に描かれていて、いざというときの人間は本当にこういうイキモノなのかもしれないなあ、「外の人」から見れば滅ぼしたくなるようなあこれじゃ…とドンヨリ。
その一方で、人間にはこんな素晴らしいところもあるよ、という対比を入れることでこの物語が生きてくるんだと思いましたが、残念なことにその描写がちょっと印象浅いんです。
だから、最後のシーンになって「あ、そういうことで?」と考えている直後にエンドロールになってしまうという、終始大型のヤマのない筋立てなのが惜しい。
息子がなにかと拗ねている親子関係になっている背景とか、「使者」が人間の味方をすべきか悩むところ等々がサラっとしすぎているので、こういうのをもっとドラマチックに前面に押し出さないと、終盤のシーンがあんまり「効かない」感じがしました。
そんなわけですが、人間模様の描写が弱い分、VFXがかなり格好良かったので、まあ大画面で観ておいてよかったなとは思います。
宇宙から下りてくる光の球などの降臨シーンもかなり荘厳で美しいし、全てのモノを食い尽くす金属塵の大群もとんでもなくオソロシイ。
(もうあんなのがきたら逃げるのを諦めるね!)
ファンタジー系大作では必ず、といっていいくらいのWetaが制作しているというので、妖精とかクリーチャーものばかりじゃなくてこんなSFみたいなのも手がけるんだなあと思ってたんですが、金属塵の正体を知ってしまうとやっぱりここが作って正解なのかもしれない。
もうこれからしばらくは、何かの大群には近寄れないです。怖いよ~。
参考リンク:How Weta Got a Great Gort, and Other VFX Challenges | Studio Daily
↑Gortというのは、劇中、使者(クラートゥ)のあとに出てくる巨神兵みたいなやつ。無敵で硬いのだ!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2008.11.28
「センター・オブ・ジ・アース 3D」を観てきました。(とびだすよ~)
きょうの観客もたった6人でした...。
平日のシネコンは貸し切りみたいで楽しい!
デジタル3D形式の上映が可能だというので、あたらしもの好きとしては早速。
※音出ます→「センター・オブ・ジ・アース」:公式サイト
お子様向け作品だろうなあと思っていたけれど、意外なほど引き込まれてしまい、ちょっとお高い2000円の鑑賞料は無駄じゃなかったです。
親子で観たりするには結構おすすめ。
ディズニーシーの同名アトラクションもかなり面白いんですが、わりとすいてる映画館でのこういう楽しみ方もありです。
ジュール・ヴェルヌの名作「地底旅行」の世界が現実にあると信じる研究者が、甥っ子や山岳ガイド(美人)といっしょに地底の世界へ迷い込むことに...という、話自体は、ほんとうに子供でも完全に理解可能であろう王道アドベンチャーもの。
しかし、これが立体上映されるとかなり(設定上どうでもいいシーンまで無駄に飛び出してビクっと驚いたり出来る味付けがされているので)興味深くて、ぜんぜん飽きませんでした。
設備が普通のシネコンの場合は2D上映(飛び出さない)になるので字幕版も選択出来たみたいなんですが、3D版だと強制的に吹き替えになります。
声優じゃない芸能人で割り当てるのはどうにもこうにも。
とはいえ、やぐっちゃんの声自体はわりと好きかもしれない。
こういう映画は、映画館じゃなくてもテーマパーク等で体験した方も多いかもしれませんが、劇場の入り口で貸し出されるメガネをかけて鑑賞します。
レンズは灰色で、ぱっと見では周囲がちょっとだけ暗く見える程度。
難しいこと抜きに言うと、右目と左目それぞれの視点で別個に撮ったものを同時に流しているんだけれど、そのメガネをかければ焦点が合って、なおかつ、カメラ近くのモノはかなり極端に近づいて(飛び出て)みえるので立体感が不自然といっていいほどものすごい。(←自分でも何を言ってるんだかわからなくなってきた)
立体映像のお約束のように、レールに乗ってジェットコースター的に斜面を駆け下りたり、なにかがバーンとこっちに飛び出してきたりするシーンも盛り込まれています。
(ひとくい魚とかひとくい植物が襲ってくるところがけっこう怖くて椅子から飛び上がる(笑)。
飛ぶタンポポの綿毛や、青い小鳥の大群はとっても綺麗。)
海原や低い目線の地面のこちら側など、単に「手前にある」ものだけでもかなり目線近くまで迫ってきて、奥行き感が生々しいのが面白い。
昔と違って制作方式の進歩で、長時間でも目が疲れないのでこういう映画作品にも出来るようになって(昔は1シーンだけとか、目を悪くするから駄目的なことが良く言われていたような気がする)、デジタル3Dシネマはけっこう注目されている旬の技術だと思います。
今年の夏のSIGGRAPHでも、これ系統の講義やら上映やらがシリーズでまとまっていて、(技術的な説明は私の脳から速やかに蒸発しましたが)、すごく楽しみました。
みてきたときの旅行記はこのあたり。
こういうのは、やっぱり一般家庭のテレビで楽しむのはまだまだなんでしょうねえ。
(メガネ付でDVDみたいにディスクが売ってたらいいのに~)
今後もどんどん各社3D化したものを出していくそうなので(ピクサーやドリームワークスのアニメ作品が楽しみ!)せっせと観にいきたいと思います。
3D映画の仕組みなどは下記リンクにメモとして置いておきます。
→ 新世代3Dシネマ--「赤と青のメガネ」を不要にしたデジタル技術:スペシャルレポート - CNET Japan
→ ★究極映像研究所★: ■デジタル3Dシネマ方式比較 リアルD:REAL D v.s. ドルビー3Dデジタル:Dolby 3D Digital Cinema
それぞれ一長一短ありつつ、大きく分けて2方式に分かれるようなのですが、今回みたのはDolby3Dのほう。
夏にSIGGRAPHで観たU2 3D※音有り注意※はREAL Dのほうだったんですが、こちらのほうがメガネは、サングラスとほとんど変わらない見かけで、軽くてカッコイイ。
(メガネ「だけ」の比較だとコストもかなり安いそう。)
今回の上映は、昔からある「付録の赤+青色立体メガネ」みたいなぶあついフレームデザインで、返却必須のリサイクル使用なんだとか。
締め付けでコメカミが痛くなってくるんですよ~ヘアバンドとか苦手な人はつらいかと思います。
頭骨大きめの人用の幅広サイズ常備をお願いしたいです(涙)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2008.11.15
「X-ファイル:真実を求めて」を観てきました。
わりと各種業務詰め合わせていた日々だったので、周囲に結構な数量の未読雑誌(服飾系からCG系までいろいろ)の山が高まってきていたのですけれど、今日からなんとか征服開始できそうな気がっ。
・・・というわけで、ぽこぽこと浮上します。
何が楽しみかって今回は、先月末にオープンしたショッピングモール内の新しいシネコン。
今まで通っていたところがちょっとくたびれかけな設備だったので、期待は大きかったのです。
早々にメンバーズカードに入会し、ネットで席予約して出掛けました。
それにしても、田舎の開拓地モール特有の現象かもしれないんですが、平日のモール内の閑散ぶりは驚くほどです。
開店からまだひと月も経ってない現在、土日は周囲が交通マヒするくらいなので、この客入りの差はすごいかも。
酸素量が違うから(笑)ゆっくり楽しむなら平日ぶらっと行く以外ありえないな~。
いやー、Movix(松竹)系なんですが、新しい映画館は良いですな!
ポップコーンセット買うと座席のドリンクホルダーに差し込むテーブルみたいなのを貸してくれるし(前のシネコンは「お盆」だった....)、椅子も上等。
縦にも横にも大きくて、私の身長でも足を投げ出してゆったり座れる!
以前はエコノミークラス的に前列との距離が短かったので、(足がだるくなったらこっそり伸ばせるように)通路脇の席を取ることが多かったんです。
今度からド真ん中予約しても安心だ。
というわけで、すっかり気に入りました。
2000円もするけど、立体メガネ付きで鑑賞する3D上映の作品も見に来ちゃおうかってくらい。
そして今回、最大のビックリポイントはこの映画、全観客がたった6人(笑)てことか。
座席予約の時点で「貸し切りかも」ってくらいにガラ空きだったのでそういう予感はしていたのですがとにかく、縦横ど真ん中を取って鑑賞していた我々の前には誰も座らず、まるでホームシアターだったのでした。
・「X-ファイル:真実を求めて」オフィシャルサイト←※音出ます注意
アメリカのドラマ「X-ファイル」は、1993年から2002年の9年間に渡って放映された作品ですが、正直言いましてかなーりハマりました。
最初に夫がTSUTAYAで借りてきてくれたのがきっかけでどんどん観まくり、その後DVDボックスもちゃくちゃくと全シーズン買い集め(9箱!)、やがてCATVに加入したらFOXチャンネルで当時は1日4回も放映(朝晩それぞれ吹き替えと字幕で連続放送)していたのを眺めていたら、さすがにおなかいっぱいになって最近は忘れかけていたかも。
というか、今、好きでいつも観ているいろんな海外ドラマが、Xファイルの影響を何らかの形で受けているんだろうなあということに気づくので、そういう意味でもこの作品は偉大なのだとしみじみします。
ちなみに、Xファイルの映画化はこれが2度目でして、98年の年末にX-ファイル ザ・ムービーという名前で公開されました。
今回は、ドラマの最終回と同じだけ時間が進行した「その6年後」という設定ではじまります。
うーん、年取ったなあモルダーとスカリー。(←自分たちのことを棚に上げまくって言うよ)
正直なところ、このドラマをあんまり知らない人には微妙だなあというのが感想。
私には実に面白かったし、お約束のようにDVD買ったりもしそうなんですが、それは、マニアがみればわかるようなウフフと嬉しくて懐かしい、深くてコマカイ仕掛けがいっぱいあったから。
登場人物の小さな癖からドラマシリーズでの出演者やスタッフ達がエキストラで出ていたり等々、わかる人にしかわからんネタが散りばめられていて、これじゃ観客6人は納得ですわ(笑)
上記の、第一作目の映画のほうが、簡潔にまとまったXファイルとして、ドラマを知らない人にもじゅうぶん面白く見れると思います。
映画をみる前にまずはそっちを借りてみるのがおすすめかな~。
地球外生物や政府の陰謀等々からはじまるスピリチュアル世界に傾倒するモルダーと、科学的根拠無しには信じたくないスカリー。
の、相変わらずの対立図式が15年経過してもまったく劣化せず。
いいかげん学習しようぜと言いたくなるほどの頑なさにちょっと呆れたんですが...(笑)
今の時代に合わせたのか、けっこう恐怖度高めのシーンや宗教と絡めた陰鬱な感じが盛り込まれていて、むしろ「ミレニアム」シリーズに近い雰囲気もありました。
テーマ音楽はいつものアレですが、さすが現代。かなりかっこいいアレンジで気に入りました。
特にエンドロールは映像とともに最後まで楽しめるようになっていて、まあやっぱり、これはお金をかけて続編を作ってくれた「ファンサービス映画」なのかな、という感じが終始ありました。
ほんと、渋くて面白い作品だったんですよ。全話観まくった私には!(力説)。
今となってはひと昔前の作品になってしまって、FOXでも放映されなくなって久しいですが、面白いんですから。
CSIシリーズやボーンズを借りるついでに、ちょっとチャレンジしてみて下さい。基本的に1話完結ですし。
最近、この映画に合わせて刊行されたこのムック本「海外ドラマFILES 1」、Xファイルの全話あらすじやトリビアが特集してあり、その他にも上記ミレニアムの記事も多めで(私には)永久保存版の一冊。
しかも、付録のDVDに、Xファイルの第1話(15年前。モルダーもスカリーも若さがまぶしい...)が収録されています。
貴重だな~(既に持ってるけどさ~。)
あらためて観てみるとやっぱり結構面白い。FBIのパソコンがとんでもなく旧式なのが寂しいけれど。
いまはCATVでしょっちゅう流れているせいで、滅多に、DVDは借りるどころかボックスで買うまでに至らないのですが。
英語字幕に切り替えて観るとかなり勉強になることが最近になってわかってきたので、もう一度第1話から開箱して延々挑戦してみようか。
と、かなり壮大な計画を立てているところですよ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(2) | ↑top
2008.10.19
「イーグル・アイ」を観てきました。
公開初日に早速いきました。
・イーグル・アイ←公式サイト
これはすっごく面白かった!
あっというまに時間が過ぎていく感じでかなりオススメな映画です。
「トランスフォーマー」に出てたシャイア・ラブーフが、身に覚えのないことに陥れられたのからはじまって、国家的規模のやばいところへ向かってどんどんまきこまれていく筋書きなんですが、この「見えないものにひたすら繰られていく」たたみかけるようなテンポが、さすがスピルバーグなのだなあ。
いっしょに巻き込まれるミシェル・モナハンはM:I:3でトムクルーズの奥さん役だったひとですが、同じく今回の映画でも大変な目に遭いますけれど、相変わらず強くてうつくしいです…
でこのひとたちを操る「見えないもの」は公式サイトやテレビ放映中の予告CMにあるように、どこにいてもかかってくる誰かからの指令電話だったり、街中のあらゆる場所にある監視カメラだったりで、身近なものだけにすごく怖いテーマです。
終始「こういうことは実際にあり得る話なのかもしれないな~(アメリカだし..。)」とつい考えてしまう...。
とはいえ、世間のデジタルシステムの絶対権力ぶりを象徴しておきながら、さいごにアレがわりとあっさり(前略)による(中略)で(後略)になって終了なのはちょっとどうなのよと若干ポカーンとしましたけど!
でも、やっぱり、話の仕掛けがいろいろとコッていて緊張が切れないままにうまく練られているところが面白い。
登場人物達の、けっして幸福なわけではない家族関係なんかがうまくストーリーにからめてあって、映画のあたたかみと盛り上がりに一役買っているのも見どころかも。
まああと、私見ながら「2001年宇宙の旅」とのつながりをなんとなく感じましたけれど、どうでしょう。
というわけで、秋の映画計画のなかにかならず入れて損はない作品です。ぜひどうぞー。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2008.09.28
「アイアンマン」を観てきました。
夏に、LAから帰りの飛行機の中で上映されてましたけれど、(どうしても映画館の大きい画面で観たかったので!)あえて睡眠またはiPodに徹して無視してました。
その甲斐あって、ようやく公開はじまりの本日は楽しく鑑賞できましたー。
・アイアンマン - オフィシャルサイト
最近いつもこういうのばっかり観ているような気がしますが、アメコミ原作ものです。
ざっくりしたあらすじは、武器会社の社長(金持ちで天才)が、ある出来事をきっかけに高性能無敵金属アームスーツを作り上げ、いろんなことに巻き込まれていくという話。
社長役はロバート・ダウニーJrで、その秘書役にグヴィネス・パルトローという豪華配役。
基本的には真面目な展開なんだけれど、ところどころでコミカルなシーンやセリフが混ぜてある。
というか、字幕の日本語セリフはいたって平易なのに、私の周囲にたまたま大勢座っていた外国人客達が手を叩いてゲラゲラ笑うところが何カ所もあって。
生セリフはそんな面白いんだ...?と、悔しかったり。
ロバート・ダウニーJrといえば私にとっては「アリーMyラブ」なんだけれど、わりと無理な設定で唐突にいなくなってしまった回があって、それからだいぶドラマがトーンダウンした(とはいっても結局全話どころか繰り返し見たけど。また放映しないかな~。)ような気がしてがっかりだったんですけれど、実生活でドラッグで逮捕されたりリハビリしたりを繰り返している人で、そのときもその問題で降板していたと知りました。
あのドラマはミュージカルみたいなシーンも多くて、歌もすごく上手でステキだったのに。
(弁護士職の小道具としてモンブランのボルドーのボールペンをいつも持っていて、その影響もあってつい同じものを買ってしまったくらいの広告効果はあった。私に対しては。)
とはいえ才能あふれた人だからなのか、復活に力を貸してくれる人が映画界に多かったゆえに今の成功に至る、ってことのようですよ。
ファンなので、このままもっとたくさんいろんな作品に出続けていただきたいなー。
Siggraphでもメイキング講演にくぎ付けだった私ですが、メカ系CGがすごくカッコよくて、ぞくぞく。
(役者が「あのスーツはすごく重かった」とか言ってるインタビュー番組をみたことがあるのですけれど、やっぱ、ちゃらららっとトランスフォームする仕掛けのコマカイ場面は全部CGなんじゃないかと。
制作はILMです。)
最後のクレジット映像も、ああいうメカっぽい映像がすごく好きなんだ。
ところで、本編が終わったかのところで、「エンドクレジットのあとに続きがあります」とちゃんと字幕で説明が出たのにはびっくり。
(これ、英語でも出てたんだろうか?未確認。日本独自の親切か?)
そんなわけで、ほとんどの客がじっと座って、流れるクレジットを眺めたまましーんとしていて、わりと珍しい光景だったのでした。
まあ確かに続きのシーンはあったけれど、オチと言うよりはむしろ、「で、続きはっ??」というモニョモニョな気分で終了しました。
続編、来るねこりゃ~。
というわけで、毎週のように映画観ていた今月も終わっちゃうなあ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック(0) | ↑top
2008.09.21
「ウォンテッド」を観てきました。
公開初日で行ってきましたー。
・ウォンテッド←公式サイト。2ページ目からじゃんじゃん音が出ますご注意。
アンジェリーナ・ジョリーとタムナスさんだし、「弾丸が曲がって飛ぶ」シーンのCMが何度も放映されていたので、娯楽寄りなアクション映画であることを期待していたんですがー!
かなりバイオレンス度が高めでびっくりだ。
食後の満腹状態で映画館に入ったのですが、わりと最初のシーンから過激だったので眠気が完全に吹っ飛びました。
原作のグラフィックノベル(いわゆる「アメコミ」とはちょっとニュアンスが違うということらしい。)を、比較的忠実に映像化したシーンが多いとのことです。
飛んでいく弾丸、砕けるガラスに映るものや飛び散るキーボードなど、スローモーションを使っていかにも劇画調にドラマチックに作り込んで見せているので、そういうのを観察するのはなかなか興味深い。
原作の流れ方を知らないのでなんとも判断できないですが、ストーリーが壮大な割にはちょっと映画の時間が足りない(主人公の「覚醒」後の展開が特に詰め込みすぎであっという間)な感じで、もうすこし長いバージョンで観たかったという気がしましたよ。
しかしとにかく、アンジェリーナ・ジョリーはカッコいいし綺麗だし、強いです。惚れちゃう。
絵的に面白い映画ではあるんですが、容赦なく暴力的なシーンが多いので痛い。
あと、人がしにすぎる。そして小動物が気の毒すぎる。
15歳未満は観ちゃ駄目な指定ということは納得。
という感想なので、心の丈夫な大人向けじゃないかな!
でも、「回復風呂」は欲しいね。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
もうすぐ誕生日なので(...まだ言うかこの歳で)、先日久しぶりに大都会東京へ出掛けて買い物して歩きました。
一緒に行ってもわかんなくて退屈しそうだからゆっくり1人で行ってきなさいよ、と送り出されて孤独な上京だったんですけど(笑)、いや~楽しかった。
午後からのんびり出掛けたら、あっというまに夜になってしまったほど時間が経つのが速かった…せっかくの平日だから有楽町駅前の新しいデパートなどもゆっくり見たかったのに!
結果的に文具屋巡りで終了。
ネットの情報でしか知らなかったいろんなものを見たり触ったりできて大満足です。
いわゆる「手帳フェア」的売場は、山積みな陳列量のせいか、丸善のほうが面白かったかも。
今後じょじょに、買ったネタは放出しますのでお楽しみに。
そうそう、伊東屋に行く前に、AppleStoreでiPodをさわってきました。
iPod nano、軽さといい手に収まる感じといい、機械って感じがしませんでした!
店頭では、上等なヘッドホンがつながっていたからってのもあるんだろうけど、あんなに小さいのに音もパワフルで素晴らしい。
全く買う予定ないけど青が欲しいわあ。
まさに紺碧ブルー。うっとり。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2008.09.07
「ハンコック」を観てきました。
秋は面白そうな作品が多いので忙しいです。
というわけで今週も行ってきました。
ハンコック←公式サイト。※音出ます注意※
ついこの前、主演の2人(ウィル・スミス+シャーリーズ・セロン)が来日してあちこちの番組でPR活動をしていたんじゃなかったかな?
いつものようにアメコミものだろう、とTVのCM以外にたいした予備知識もなく観にいったのです。
(実際のところはアメコミじゃなくてオリジナル作品らしい)
いやー思っていたよりずっと楽しい映画。これは行ってよかったですよ!
くすくすと笑ってしまうシーンが随所に挟まれていて、どっちかというとコメディ寄りの作品なのかも。
飛んだりぶっ壊したりの場面はたっぷりCGを使っていてリアルなんですけれど、設定としてまあありえないから、なんだか安心してポップコーン片手に観れる(メンインブラックみたいなノリの)感じですかね...。
ストーリーも「ハンコックが人間離れして強い」だけの認識だったので、シャーリーズセロンの役どころやハンコックとの関係なんかが結構意外な展開でちょっと驚き。
ついホロりとくるような盛り上がりもあるし…
残酷すぎず・深刻すぎず(でも、景観は美しい)、で、さほどの"あとからじわっとくる"系の深みはないので、もしかしたらB級と言う人もいるかもしれないけれど、いまどきの娯楽映画としてのお手本みたいなまとまり方が好きです。
レンタルで出たらもう一回観ても良いかな~。
なんとなく、ミートボールのパスタが食べたくなりましたよ。
つい先日歩き回ったばかりで記憶も生々しい、LAのDowntown地区(ホテルの前の通りとか近所のレストラン(Cafe Pinot)とか...)がメインのロケ地であろうことがわかる場面が多かったので、ちょっと嬉しい。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2008.09.04
「ダークナイト」を観てきたり、手帳の大きいほうを注文したり。
わー。すっかり9月だ。
先日の土曜日、久しぶりに映画にいきました。
(やっと夜中もちゃんと起きてられるくらいに時差ボケがなおった。
.....ってもう一ヶ月経ってますが)
というわけで、ダークナイト(←公式サイト)を観てきたのでした。
すごく良かったです。
前作からレイチェル役の女優さんが変わったのでパッと見、うわー今度の人のほうが貫禄でてるなと思ったのですが意外と違和感なく入り込めました。さすがだ。
その他にも出てる人が皆豪華すぎて感動。
ジョーカー役のヒースレジャーさんがこの映画を最後に亡くなったことは本当に惜しいですね..。
作品中ではもう、余りにわるもの過ぎて人間離れしまくってました。
救いのないなかだからこそ、人の「善」がしみる場面もいくつかあって、あとを引く面白さが。
最初の銃撃シーンでふっとばされながら闘う俳優さんが個人的に(海外ドラマなどでもよく見かけて)気に入ってる人だったので、その後のストーリーにいつ絡んでくるかとわくわく期待してたんだけど、それっきりだったのがショック..。
※調べた。William Fichtnerさんだった。
そして後半の、まあもちろん顔のアレはCGだよね?と思ったんですが、良く出来てるよなあ...(戦慄)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
既に各所で「買った」報告が流れているほぼ日手帳、ここ数年ひそかに深く念じていたとおり(.....)A5版「カズン」が登場したので、もうとりあえず。
何も考えずに勢いで注文しました~。
毎年、大判のデスクダイアリータイプのものは買うか迷うところだったので、「(良いところも悪いところもよ~く)知ってる紙質」であることは心強い。
分厚いながらも、文庫版よりずっとアッサリ目のレイアウトなようだし。
だからまあなんとかなるでしょう!
マロン+ブラックのセットにしましたけれど、もしかしたらそのうち、カバーをなにか(革でくるみたくなるかも!)探しそうな気がしないでもない。
来年は、持ち歩き用「能率手帳ゴールド」とのコンビでいけばスッキリと手帳買いも終了……なわけないであろうことはわかっています。
物欲の秋ですね。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (10) | トラックバック(0) | ↑top
2008.05.24
「ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛」を観てきました。
前作が面白かったので、早速。
・ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛←公式サイト
ブログの記事によると「ライオンと魔女」は2006年3月に観ています。
あれから2年か~
末っ子王女のルーシー役の子がビックリするほど大きくなってました!
あの、ロッタちゃん顔は相変わらずなのですが、髪の毛がのびておとなっぽくなってきた...
今回は特に、4きょうだいの中でも重要な役どころで活躍なので、キャラクターもたくましくなってるのが嬉しい。
第2作目でのストーリーは、前回から2年どころか1300年後の世界という設定になっています。
4人は、(現世で)通学途中の駅のホームで、すっかり廃墟になったナルニア国の城跡に呼び戻されるところから物語がはじまるのです。
以下、ネタバレていないであろう感想。
・ディズニー映画のオープニングに必ずやる、シンデレラ城のCGって綺麗だなあ。これ大好き。
・カスピアン王子のイケメン(←し語)っぷりばかりが宣伝されていますが、意外と次男役の人が気になった。
・西洋の歴史有るファンタジー大作というのはだいたい似たような設定になるのかもしれないけれど、ロードオブザリング(の映画)で既視感がある画面が多かったかも?
(襲いかかる河の水や、動く樹木のシーンなど。スゲー良く出来てました。)
これは間違いなくニュージーランドの大平原が撮影場所に違いない...と思われる戦闘シーンの迫力もすごかったです。
・ねずみの騎士、リーピチープがすごくかわいい。そしてちいさい。
楊枝みたいにちいさい剣をシュっと抜いて、きびきびした動きで闘う姿を観察するだけでめろめろだよ。
・今作は、氷の女王の出番が少なめでちょっと残念。「コンスタンティン」のダークな天使役以来、この女優さんのファンです。こういう役似合いまくり。
(明日の日曜洋画劇場で地上波初放送だそうで。ちょっと怖めだけどおすすめだ!
別な映画で、この前のアカデミー賞も獲得してましたね。)
・前作は童話っぽさがあったけれど、今作はティーンエージャー向け青春ものみたいな展開がほんのりはさまれていて、やっぱりきょうだい達がちょうどのお年頃になってきたからか…
イケメン(←し語)王子の今後も気になるし、次回作も楽しみです。
とはいえ、ナルニア自体はかなりの長大な年月を語る物語なので、ハリーポッターのようにずっと同じ登場人物で進んでいくものではなく、それなりの世代(年代)交代も今後あります。
前回の時点で、岩波少年文庫の全7冊セットを大人買いするか散々迷って結局、鑑賞の復習として1冊目だけ単体で買ったので、そろそろ2巻目も。
不朽の大河ファンタジーを一気読みする喜びと余裕を、大人になってから忘れてしまっている自分が残念です。
無限のスペースと資金があれば本当は、ハードカバー版で所有したいところです。
学校の図書館で借りた、あのずしっとした重量感が読み続けるヨロコビだったことも、ナルニアの記憶のひとつ。
というわけで、大満足の映画鑑賞でした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2008.03.10
「ジャンパー」を観てきました。
前回の映画鑑賞の記事から一週間経ったんだな...。
あっというまに日にちは過ぎて焦りまくりの毎日です。
毎年この時期はそうだね~
というわけで、この日曜も行って来ました。
・「ジャンパー」←公式サイト:音出ます
瞬間移動(ジャンプ)する能力を身につけた主人公が、やがて同士を発見して、昔からの憧れだったガールフレンドを巻き込みつつ、長年にわたりテレポート超能力者を駆逐する組織を相手に戦ったり、というストーリー。
世界中をバシバシとジャンプする設定なので、スフィンクスの頭の上とか、(「ハリウッド映画でのお約束」的に限りなく中国っぽい演出がされている)銀座の街中に至るまでいろんなところを実際にロケして撮られたようで、映像のインパクトがすごいです!
東京のシーンでは、渋滞の道路を車に乗ったままジャンプしまくって走り抜けます。すてき。
主人公のヘイデン・クリステンセンは、スターウォーズで暗黒面に落ちる役どころばっかり思い浮かぶのであんまり良い人そうに見えないし、ダースベーダーなんだからこの程度の超能力は普通に持ってそうに見える......と、つい雑念が。
しかしジャンプしてヒュっと消えるときは結構かっこいいです。
「ドアを開けたらすぐ会社(または学校)だったら」
というのは誰もが考えたことがあるんじゃないでしょうか。
しかしそういう、どこでもドア的なお得感だけでなく、銀行の金庫と往復してお金持ちな暮らしが出来るのはちょっと魅力。
(でもさすがに、お金かき集めている間は監視カメラに映っちゃうだろ?という矛盾は感じた。)
等々、誰かを救うとかではない「英雄的じゃない使い方」のほうが多くて、そのあたりがリアルな感じもしました~。
とりあえず全く要らぬ心配ですが、こんな簡単にいろんなところに行けるなんて、かえって運動不足になりそうだからテレポート能力はそんなに欲しくないや…と思った私です。
監督は、「ボーン・アイデンティティ」や「Mr.アンドMrs.スミス」を作った人。
そういえばいかにもそんな映画作ってそうだなあという、刺激的な映像でどばどばと畳みかけるような進行はとても面白いです。
難点があるならば、テレポートしまくるシーンが過多なため、よーく観察すると、意外と深い人間模様があるような気がする箇所もサラっとセリフで説明してあるだけのところがいくつかあったりして、ストーリーとしては少し浅いような気がします。
主人公の親子関係とか。
ジャンパーと敵対組織との戦いの歴史とか。
そもそも、主人公の能力発覚から8年、どうやって生活してきたのかも興味あるし。
上映時間が絶対的に足りなくなるだろうけれど、そのあたりをもう少し見せてほしかったなあと。
ストーリー上で意外な事実がわかる母親役にダイアン・レインを配していながらあのアッサリしたまとめ方はちょっと惜しい気がします。
あと、「その後」のサミュエル・L・ジャクソンはどうなったんだ!とか。
...まあ、映像のインパクトでぐいぐい押す映画ということのようで、サイドのドラマはご想像にまかせるということなのかもね~?
と思ったら、続編も作るらしい。
面白かったけれど、つづきを観るかな~?!という微妙な感じはあります。
公式HPトップのリンクから、YouTubeにあるメイキングやインタビュー動画をけっこうな量見ることが出来ます。
鑑賞後の補足としてぜひ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2008.03.03
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」を観てきました。
なんと意外にも今年最初の映画鑑賞だったようです(出遅れ...)
いや~、面白かったです。
これはがっちりと映画館の大スクリーンで観るべきものですね!
・公式サイト(音出ます)→「ライラの冒険 黄金の羅針盤」
先日発表のアカデミー賞で視覚効果賞を獲得した作品です。
CGスゲー!
主要役者以外全部デジタルなのかなあというシーンでいっぱい。
なにしろ、人の魂が外付けになっててしかも動物のかたちで付き従っているという設定だから。
しかも、子供の魂(ダイモン..攻殻的にいうとゴースト)はクルクルといろんな動物に変化して、これみてるだけでも楽しい。
クマの格闘シーンもぐおーぐおーすごいよ。
あと、飛行船や気球などの乗り物のデザインが、MYSTっぽくて好きなんだ...。
このメイキング記事で、グリーンの枕みたいなのをだっこしている、ニコール・キッドマン(後ろ姿)やライラ役の女の子の写真が妙にツボだったんですけれど、これをアタリにして、ダイモンの動物CGをあとで合成しているというわけですね。
メイキングムービーは、(音有り→)こちらのサイトでも詳細に鑑賞できるので、見終わったあとに余韻に浸りたい方は、よろしかったらぜひ。
原作は全く知らなかったのですが(早速読みたい!)ストーリーも予想以上に入りやすく、引き込まれました。
吹き替え版なら低学年のお子さんでも楽しめるんじゃないかな?
ライラ役の女の子は、歳の割にはすごく大人っぽい顔つきなんだけれど、きっと続編や続々編で「綺麗なお姉さん」になってそうな感じ。
見た感じとっくに女優歴があると思ってたのですが、全国オーディションでこの役に選ばれるまでは普通の女の子だったそうで、それもびっくりですよ。
その他のキャストは文句無しに豪華。(ダイモンの声優も含めて。)
等々、いろいろ堪能できたので、後学のためにもあと2回くらい観たい気がします。
ちなみに私は、公式サイト内のダイモン占いでは「キツネ」でした。
こんな感じの「CG大作」がこの春は毎週・毎月とガンガンと続くようなので、元気よく通いたいと思います。
※オマケ※
Iconfactoryで以前単品配布していた、羅針盤のデスクトップアイコン、ここのセットの中のひとつとしてダウンロードできますのでぜひ。
両OSともに最大サイズreadyで作られているので、映画にかなり忠実に描かれたコンパスをうっとり鑑賞&実用できます。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(1) | ↑top
2007.12.23
「アイ・アム・レジェンド」を観てきました。
いやー結構コワい映画でした。
「アイ・アム・レジェンド」←公式サイト
CMの「地球最後の..」云々以外なんの予備知識もなく観に行ったので、もうすこし娯楽寄りな作品だと思ったらとんでもなくスリラー映画でした。
夜は外に出れないー!
いわゆる「最後の1人」になってしまった理由が、最初にまとめて語られるのでなく、回想としてほぼ全編にわたってぽちぽちとコマギレにはさまれていくので、それがちょっとストーリーを追う上でモヤっとしがちなところかな....。
あと、これは演出上のことなんでしょうが、主人公を追うカメラが軽く手ぶれするんです。
暗闇の建物に命がけで忍び込むところとか、映画館のスクリーンいっぱいに懐中電灯で照らされた顔などの画像がゆらゆらするので、怖さより先に酔っちゃったよ~
(そのせいかわらないけれどこのあたりのシーンで出て行っちゃった客もいた...。)
それにしても、あの無人のNY市街はどこまでがCGなんだろう。
っていうほどよく出来た映像になっていて、こういう景観系のエフェクトが特に大好きな私にはゾクゾクする作品でした。
3年くらいで道路が草ぼうぼうにサバンナ化しちゃってるし。
食料やガソリンも取ってき放題で、発電すれば電化製品も普通に使えたりするみたいだし、メトロポリタン美術館のなかで釣りしたりとか、一見「イイ暮らしだなあ」とすら思ってしまうのですが、その他のことが壮絶過ぎ。
シェパード犬のサマンサがすごく良いです。
洗ってもらってるところの顔とか、可愛いのなんの。なんかもう、ぎゅーっとしたくなりますよ。
いろんな意味で、ウィル・スミスも霞むほど「もってかれる」役ですなあ。
監督は、「コンスタンティン」の人なんですね。
私はあの映画はわりと好きで、今回の作品と同じくやっぱり度肝を抜く衝撃シーンや、リアル都市の荒廃場面や、徹底して救いのない悲劇的場面など確かに似通った空気を感じるのですけれど。
でも今作は生々しくて寒くなっちゃうから好きとは言えないっ。
きっと「もしかしたらあり得ることなのかも」とつい考えてしまうストーリーだからかもしれないなあ。
ゾンビは妙につくりものっぽいん(気がするん)で、単体ではバイオハザードと同じノリなのだ(笑)けど、その他の状況や風景の設定やが説得力ありまくりで、(特に犬と一緒に)ひとり暮らしとかしていつつ、こういう映画見てしまったらちょっと立ち直れないんじゃないだろうかと想像します。
意外とデートなんかで行くと結束が強まるかもしれませんよ~!保証はしませんが~。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック(0) | ↑top
2007.12.02
「ナンバー23」を観てきました。
以前予告をみてをなんとなく気になっていたので行ってきました。
・ナンバー23←公式サイト
古書店で、とある本を入手して以来、「23」という数字に取り憑かれた(あらゆることが23に結びつくことが頭から離れない...)主人公は、ジム・キャリーが演じていまして、ここに貼ってあるのはAmazonから引っ張ってきたサントラのジャケット写真なんですが、怖いっすよねー。
血だけじゃなく、23を証明するための数式やメモも体中に書いてあるという設定。
☆追記:やっぱ夜中とかにフっと見ると怖いし、平和に「万年筆」とかの検索でこのブログに来た人と目が合ったら可哀想なので...載せるのやめました(笑)
これの画像リンクしてたんスけど。
現実の世界と本の中の世界をあちこちしながら話が進んでいくのですけれど、主人公が同じというのはすぐわかりましたが、他の人たちも双方の世界でカブっていたことは、公式サイトをみて初めて知ったという....
...特に女の人たちの雰囲気が変わりすぎで...
じわっとした怖さが残る、大ヒットはしないだろうけれど「よくできた映画」だとは思いましたが、オチに繋がる流れはほんのちょい、既視感あり。
私は、モダンホラーで有名なS.キングの小説が昔からかなり好きなのですけれど、どうも、その読後感と似ているんですよねえ。
と思ったら、やっぱりキング原作の某映画と比較しているレビューがいくつか検索すると見つかるので、まあこの方面の話の片付け方としては王道?なのかもしれません。
でも、23ていうのはいろんなことに関連する(関連させることができる)数字なんですね。
23にまつわるいろんな事実がバンバン並べられると、豆知識が増えて得した感じ!
私も一時期、「時計を見る度に時刻がゾロ目(2:22とか。)」ということが気持ち悪くて仕方なかったんですが、ああいうのは心理学的に何か理由があるんだろうなあと思います。
大画面でみると心理的に負担な人もいるかもしれない場面もあるので、観るか迷っている方は、まあDVDレンタル等で機会があればどうぞ:心理系恐怖ドラマとしては決してハズしてないほうですよ:な感じがします。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2007.11.27
「バイオハザードIII」と「ボーン・アルティメイタム」を観てきました。
2本ハシゴしたわけじゃなく、先週と今週の土曜日の夜にそれぞれ行ってきたのでした。
まずは、バイオハザードIII。←公式サイト
もー、「こんなんだとはわかってたけどついつい観ちゃいました」というのが正直な感想かも!
宣伝ではこれで完結編な印象をもっていたのですがそれもまた裏切られるわ、ゾンビ系映画に必ずお約束のパターンも数々踏襲しているわで
(ああ...そうやって単独行動してるからヤられちゃうな、とか、ああ..そこで噛まれたの黙ってるわけね、とか!)
ある意味安心して楽しめるのですが、今までのと相変わらず刺激強め。
よい子は見なくてよろしい。
ゾンビにガブガブ喰われまくったり倒しまくったりで大迫力です。
で、まだまだ、アレとかコレ(謎)はどうなったのかがわからないままに終わるので~、次作もそのうち出来ることでしょう。
ミラ・ジョヴォヴィッチはどの主演映画でもとっても美しくて、すばらしく無敵に描かれているので楽しいです。
個人的には「フィフス・エレメント」が、美術デザイン含めて最高に好きだけど、「ウルトラ・ヴァイオレット」の舞踊的戦闘シーンも捨てがたい。
あと、「研究所」内のパソコンがことごとくソニーのVAIOのロゴがでかでかと光っていたのですが、これはやっぱりバイオハザードだけにシャレなのかなーと思った(けれど、映画自体ソニー系列だとあとから気付きました。)
で、ボーン・アルティメイタム(←公式サイト)ですよ!
いや、これは良かった。
もう一回観たい。目から☆が出て来そうなくらい楽しみました。
「オーシャンズ」一員のときのおぼっちゃまなイメージが吹っ飛ぶ!主人公の格好良さと恐るべき丈夫さ(笑)にシビレましたよ。
この一連の作品がかなり好きなので、1作目も2作目もけっこう何度もCATVやDVDなどで観ているのですけれど、この3作目も今までのエピソードがかなり深く絡んできている感じ。
(なので、あとからででもいいので古いのを観ておいた方がわけがわかるかもしれない)
やっと今回で、記憶をたぐりよせていろんな謎の核心に迫ることが出来て、観ているほうもスッキリしましたけれど。
格闘だけじゃなくて頭脳戦でびしびし切り抜けていくところが気持ちいいのですけれど、「ここでやられるボーンじゃないさ」と思いつつもハラハラしっぱなしで、ずーっと手に汗握ってました。
でもびっくりしたのは、一見、なにげなく平和ムードなオチにも思えた前作のラストシーンが、実は今回の重要な転換場面であったと判ったことかな。
おお!このもっていき方はウマい!と軽くトリハダがたったよ
あと、主人公の人生上の大ピンチな場所が水中であることとか、3連作の統一感があって、ファンとしてはなかなか楽しめました。
エンディングは、視覚効果も凝ってて音楽も格好良くて満足。
上記公式サイトでミュージックビデオが見れて、わりと劇中のシーンも織り込まれているので、(観たあとに)ぜひ。
というわけで、バイオハザードの微妙な感じもすべて、ジェイソン・ボーンの活躍で解決。
DVD出ないかな~、シリーズ3作のボックスで!
(というか、コレで終わりってことはないよね?と期待も。)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
というような内容を土曜日夜中過ぎの「新鮮なうちに」アップしようと思っていたらその時点で
・新規投稿でエラーが出て更新できず。
・前回の記事が、トップページから見てもコメント数は(0)のままで、コメント通知メールもなかったので、記事個別ページを開けたときまで、コメントいただいてたのに気付かなかった(゚Д゚;)
という障害が出ていたのでした。
特に公式な通知も出てなかったので、週明けにニフティのサポートに相談。
自分はココログの有料コースのなかの「プロ」というランクだったのでかなり自由に中のソースはいじれるのだけれど、それが原因ではないかとのこと。
(このデザインにしてずいぶん経つのに、壊れるのが突然すぎるよー)
一度、ニフティで用意しているデザインテンプレート等に変えてみて、おかしい表示がなおったら原因はそれ(私のオリジナルで組んだテンプレート類の故障)であろうとのこと。
はたして、言われたとおりやってみたところ、すっかり直ったという....
とはいえ、サイドバーにいろんなデータや表示上の工夫を組み込んである(例えば月別の記事数が出るとかのMTタグ系の改良を入れてあったり、あとはファビコンだとか、トラックバック欄の「承認制ですよ」のメッセージ等々..)なので、なるべく元の情報量とデザインに近づけたい。
---これはココログの人にしか役に立たない情報ですけれど。---次、また壊れたときのための備忘録。---
新規で簡単なデザインテンプレートを選び、ソースをいじれる"窓"が開く「上級テンプレート」に変換。
★追記:ここで重要なのはリッチテンプレートでなく、レイアウトから作るタイプの素の「新規テンプレート」で選ぶこと。
段組や幅可変などはなるべくもとのデザインに近いもので組み上げる。
その後それを上級テンプレ化して「改造」という手順。
「あやしくなさそうな要素」の変更ページから昔のソースコードを各要素どんどん(コピペで)「戻しては反映・表示再現」していったところ、ほとんど前と同じ見かけにまで修復できました。
どうも、sidebar○.incあたりの要素が腐っていたみたい。
ソースに直接貼り付けていた件(外部カウンターやfrickrbadgeやgoogle使用のブログ内検索など)をマイリストのほうで1セットづつ作り直して組み込む、くらいが改良要素なのですが。
コピペで古いソースを貼り直したとはいえ、新規でテンプレートを作り直したことで、我々がいじれない核な部分が新鮮になって良かったのかもしれないなと。
[映画・テレビウェブログ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2007.09.24
「ファンタスティック4:銀河の危機」を観てきました。
前作が面白かったので、続編も早速。
・ファンタスティック・フォー:銀河の危機 ←公式サイト
なかなか良かったです。
「で、いったいあれは何だったの?」的な深いつっこみはこの際無用で。
ポップコーンをもぐもぐ食べながら楽しむには最適なアメコミものだし、天変地異系のCGもたっぷり。
というか、思いも寄らなかった登場人物達が「実は結構良い人」だったようなので、不覚にも(笑)感動させられる展開が多くて前作より好きかも...。
ジェシカ・アルバはかわいいなあ。(その弟役もカッコいい....)
しかし、そんな「意外といい話じゃん」なストーリーを木っ端微塵にするパワーをもつのがラストシーンだな...。
日本という場所を入れてくれるのは実に有り難いけれど(最初のほうの「駿河湾」はまあいいとして....)、もう少しこう、ちゃんと調べてなんとかならなかったのか!と半笑いで崩れ落ちたくなるような脱力感がありました。
日本というのは、外国の人にとってはいつまでたってもこういう印象なのだなあ。
ということも含めて、たのしい映画でした。
まだまだ続編が作られそうな展開ですので、こちらも頑張って観続けるさ~!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2007.09.16
「HERO」と「ヱヴァ」を観てきました。
いやーきっと映画館で観ちゃうんだろうな自分。
とずいぶん前から思ってたとおり、昨夜行ってきました。
・公式サイト→HERO
再放送のたびにきっちり見ていたし、私は結構このドラマのファンなのだと思います。
音楽も好きだし、万人向けに調整されてて難しすぎることはなく、でもきっちりお約束は毎回踏襲し、そこそこの高揚感でもってまとめあがる展開とか。
そういう身にとって、大画面で鑑賞できる「HERO」はやっぱりすごく面白かったです。
さすが有料視聴なだけあって、CMもないし(....。)出ている人々のすみずみまでもが(出演時間の多少に全く関係なく)超豪華なので楽しめました。
まあ、「早めに見れるから」というのが映画館でみた最大の理由なので、このドラマをあまり知らない人にはそのうちやるであろう地上波登場ってやつを待っていれば十分かと。
レギュラーのほうでなく、去年だったかに放映された「特別編」との絡みが少なからずあったような気もするので、そちらを先にみておいたほうがいいかもです。
出てる人とかドラマが好きならば、連休の良い思い出にはなるんじゃないかなあ..という感想でした。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
で、公開直後の9/2に観にいったけれどブログに書くのを忘れていたんですよ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」。
・公式サイト→evangelion.co.jp
レイトショーで行ったのですが、見渡す限りぎっしりと大学生(のように見えた。そういう土地柄なので。緊張するから声はかけないでください...)。
エンドロールがはじまっても誰も立たない。
礼儀正しく宇多田ヒカルの歌を聴き、最後の「次回予告」が終わって天井の灯りがついてから小声で何かいいながら一斉に立ち上がってゾロゾロと出て行く...という。
これ、他の映画にない現象だったので興味深かったなあ!
うち(の夫)はどちらかというとガンダムが好きなようなのですが、エヴァの関連本やコミックもそういえばわりと揃ってます。
私も漫画は面白く読み続けているような...いま11巻くらいまで出ているやつです。あれはまだまだ出るよね?
アニメ放映のときは一度も観たことがないです。
その後、DVDで借りてひととおり観たんだったっけか。
(そもそもあれがやってた時期、私の中で最激務に近いレベルで生きていたためテレビ自体、いやいろんな記憶が....ありません。)
...というわけで、すくなくとも「超初心者ってほどではない」つもりです。
濃いファンの方々の間ではいろいろあるようなんですが、私はすごく面白かったなあ。
普通に、「やっぱ映画で観れてよかったですわ」という感じでわくわくしました。
もう一回観ますかと言われたら、かまいませんよという気もするんだが。
青くて正八面体な使途がばりばりとまわりながらいかにもCGっぽくトランスフォームするのがツボだったんですけど。
(昔は変形しないで八面体なままで活動していたということを帰りの車の中で聞かされた。..そうなんですか。)
フィギュアみたいなもんがあるなら、コレで欲しいんだよなあ。
机の上に置きたい。
時々クワっとか開いたら面白いと思う。変?
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2007.08.14
「トランスフォーマー」を観てきました。
やっと、ここのところの直列用件な数々が一段落つきましたので、うきうきと映画に行ってきましたー。
・トランスフォーマー←公式サイト
お子様向け映画かもしれんけど、ま、夏休みだしね。
・・・と、ちょっと期待値低めで観始めたんですけど、これが全然、良い意味で裏切られましたっ。
映像があんなにスゴイと思わなかった!
最後までオオッと感心しっぱなしというか。
話自体はわかりやすいので深追いしなくていい分、ロボットのシュタタタっというたたみかけるような小気味よい変形などを楽しめて良かった。
(これぐらい素早ければ変形中も敵にスキを与えないと思う。
合体とか変身中に、解説だの音楽だのでこのシーンに時間をかけ過ぎな番組を見るたび、子供心に「今が攻撃のチャンスなのに」と思っていた。)
ロボット部分はもちろんCGなんだけれど、車が走行中吹っ飛んだりするのは実写なんだそうで、CATVの映画チャンネルでメイキングを観たのですけれど、なかなかのド迫力な撮影現場でした。
劇中、善玉なロボット達が(地球の危機を前にしているとは思えないほどに)コメディな芝居をしていたりするので、親近感わきまくりです。
あー自分がいわゆる「男の子」だったら、この映画の直後はバンブルビーとオプティマスプライムのロボット玩具がセットで欲しいだろうなあ。
大人の今は...うん・・が、我慢できるよ。
この映画は内容的には全く子供でも観れると思うんだけど、映像に迫力がありすぎるので、刺激は強め。
爆発とかのシーンも半端じゃないんです。
戦闘機もペンタゴンもホンモノ使ってるらしいし!
大画面で観たら知恵熱出そうですよ。
主人公の人は、コンスタンティンで良い役やってて見覚えが。
そしてその相手役を始めとして女の子達が皆、モデルのようにキレイなのも必見。
あとやっぱり大物といえば国防総長役のジョン・ボイト(アンジェリーナ・ジョリーのおとうさん)だったりもするのですが、それに加えて、先週観た「オーシャンズ13」でラスベガスでゲーム台を売り込んでた役の人がこの映画では中古車売ってる...のが面白かったです。
そんな感じに、よくよくみると興味深いキャスティングだったりするのですが、こういう映画のせいか、あんまり人間関係の話は薄め、という印象に残らないのが残念ではあります。
主人公の両親も終始夫婦漫才っぽいことやってて楽しいんだけど!
で、たとえ隕石がドカドカ地球に落ちようと、ビル街でロボットが戦いまくって廃虚のように崩れようと、なんだかどこかのCMかPVのように美しくまとめあげてしまう独特な映像風景が、すごく「アルマゲドン」っぽい!
っていうかマイケル・ベイ監督の映画って必ずこんな感じですね。
音楽も、ここぞというときのトリハダなツボを狙って、ぐおーっと荘厳オーケストラ系なやつを分厚く積んでくるし。
(この、美しくもベタな感じが娯楽大作っぽくて私は大好きだったりするけど。
もー、アルマゲドンなんか今でも何度でも泣けるよ。)
CGの主な制作陣はILMです。
なんか、この映画だけでもプチ・シーグラフな気分、というかElectronicTheater(映画メイキングやCMなどの世界最先端なCGを2時間くらい細切れに次々と上映されるのを唖然として眺める、シーグラフ中でかなり楽しみなイベント)を観たような感じにもなったかなあ。
というくらいに気分が上がりました。
個人的には、さらに、CG系のこまかいメイキングがみたいなあ。
オトナはぜひ、映画館の大画面で技術力にドキドキしてください。
左がバンブルビーで右がオプティマスプライム。もう覚えちゃったよ。画像リンク先のAmazonで買えちゃうよ!
↓
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2007.08.05
「オーシャンズ13」を観てきました。
11日からの公開ですが、先行上映で行ってきましたー。
・公式サイト→オーシャンズ 13...スゲー見にくいナビゲーションです。
期待どおり、とっても面白かったです。
このシリーズ、かなり好きなんですけど、もう続編「14」の制作は今のところ無理なんだそうで...。
出演する人たちが豪華かつ大人数過ぎてスケジュールの都合がつかないとのことで残念。
ストーリー自体はその都度独立しているので、「11」とか「12」を観ていなくてもそれほど問題はないと思うのですが、それぞれの登場人物達の性格というか癖みたいなものはしつこくパターン踏襲されているので。
過去のを観ておいたほうが「この人ここでまたやってるよ~」的にクスッとニヤつける場面が多いと思います。
(前作「12」が今週10日の「金曜ロードショー」で地上波初放映だそうなんで、ぜひぜひ!
12を知っていると13の終わりのほうの展開が特に楽しいかも。)
とはいえ、それほど深刻に頭を使わずに済む映画なので。
独特のこの軽妙さが夏休み向けかもなあ。
出演者の豪華さに目を奪われるからなのかもしれないんですが、11や12に較べると、登場人物各々がそれほど「命がけ」とか「いちかばちかの苦労」で何かやってる感じはしないかも。
さらっと動いてる割には結果的には偶然ながらすごいことになってるじゃーん!..というか。
しかしやっぱりアル・パチーノの存在感がだんとつに印象深くてすごい俳優なのだなあと感動。
出てる人みんな格好よすぎて目に栄養なオーシャンズのシリーズ。
でも意外とあの一番おじいちゃんな人がいつも気になる...
いかにも作為的な(とつい思ってしまうほどにパキっとキマっている)画面構成がすごい好きなんです、ソダーバーグ監督の映画。
11~13まとめた特製DVDボックスとか作ってくれたら絶対買うのに。
私は何回でも観れるくらい好きなんだよ!
さて次はあの合体ロボット映画行かなくちゃ~。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
全然違う話ですけど、RSSリーダーをBloglinesからlivedoor Readerに変えてみたらサクサクと使いやすくてかなり満足。
うちのブログをここから読みに来ている方が多いことに気がついて、ちょっとお試しで並行して使っていた期間があったのです。
やっぱり日本製だけあって、いろいろキメこまかく便利な点が多いし、画面も青くて目に爽やかなので...(?)
Bloglinesからのデータ移行というページもちゃっかりとありましたので、ここ読んで完全移行してしまいました。
Bloglines側で内容ごとにフォルダ分けしたものがきちんと引き継がれて嬉しい~。
文具関係はもちろん、デジタルから料理まで、けっこうな数のブログをRSSリーダーで巡回していますが、やっぱりこのWEBタイプのだと、どのマシンからも閲覧や新規追加が効率よくできて手放せません。
というわけで、右サイドにも設置しましたが、うちのブログをlivedoor Readerに登録するならば、下のボタンを押してどうぞー。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2007.07.29
「レミーのおいしいレストラン」を観てきました。
ずっと楽しみにしていた映画だったので、早速行ってきました。
・・・とはいえ、最初から日本語吹き替え版しかやってないし、上映時間も夕方の回で終わってしまうしで(レイトショーがない。ということは割引価格で観れない...)、完全に「夏休み子供映画扱い」であることにびっくりです。
田舎の映画館だからなあ!
それでもめげずにチケットを予約したのですが、結果的に吹き替え版で良かったかも。
言語理解に気を回さずに済んだお陰でPixarの絵の隅々までを堪能することが出来たように思うんで...。
・公式サイト(日本)→レミーのおいしいレストラン
・アメリカ版サイトのほうが綺麗で面白い→Ratatouille : Rat-a-too-ee
すごーーーく良かったですよ。
あと1回くらい映画館で観てもいいとすら思っているんですが、とにかくDVDは発売されたら絶対に買うつもり!
CG技術はもう、恒例の「毛のフサフサ」どころでなく。
濡れてびちょびちょした感じとか、作り立ての食べ物がフワッと香ってくる感じとかがオォォオ!な感じ。
個人的についつい観察してしまうパーツは、(ネズミの)光が透過するピンク色の耳にほわほわしたうぶ毛がちゃんとはえているところがもう可愛らしくてね〜。
後半、大群がドドーっと参加して(略)な場面なんかもすごく良かった〜。
すみずみまで細かく各々がいろいろとやってるので、画面を止めてじーっと観ていたいくらい。
こちらの記事で紹介されているムービーがなかなか勉強になりました。
ストーリーも、主人公のぼーっとさ加減に最初はイラっとくるほどだったんだけれど、最後の方で意外なほどにキビキビとあたらしい才能を発揮できているような発見が(笑)
あと、終盤の、評論家の反応も素敵。ホロっときたよ。
恒例の、最初に上映される短編も秀逸〜 →LIFTED
というわけで、そりゃやっぱり声も名優揃いの本家字幕版がいいんだろうな(現料理長役がイアン・ホルムとか、評論家役がピーター・オトゥールとかスゴ!)とは思うんですが、吹き替え版でもまあ全然大丈夫なので、夏休みの良い思い出に、ご家族でぜひ。
めったに買わないプログラム(600円)も今回は。
漢字には全部フリガナが振ってあるし(笑)、かわいいシールがついてるし、小型判型ながら美しいCGも堪能できてお得。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
今年のシーグラフ、Pixarブースでのポスター配布(去年は確か、配布自体が無かった。レンダーマンの「とことこティーポット缶」だけだったような。)は今度こそこの映画のやつなんだろうな〜!!
キー(悔しい)。
いつもならいよいよ来週にもアメリカ入りしているであろう我が家ですが、今年は行かないことに。
2000年のニューオリンズ開催以来毎回通って過去6回参加しましたけれど、一応お休みということで。
4月くらいだったか、ホテルおさえるところまでは、やってたんですよ〜。
ただ当時、住み替え準備および各種工事手続き金銭授受MAXに真只中な時期(笑)で、私自身は相当に心身ともに疲弊していて、今思うと結構ヤバい域に入っていたような気がします。
なので結局、「"たまに行かない"ことがあるとすれば今年が最適。」という結論に達して、わりとあっさりと予約を取り消してしまいました。
今までと違って、特に大きな身内的出展も無かった、というのもあるんですが。
まあそのぶん、期間中は特に自分なりに情報収集と各種作業に注力して、気分だけでも強化研修しようかと〜。
今現在は当初の想像以上にすっかり落ち着いて通常ペースで生活しているので、ちょっと早まったかなという気持ちはありますけれど、まあいいや...
ちなみに今年はサンディエゴ開催です。2003年開催と同じ場所ですが、当時はまだ野球場(PetcoPark)も作り中だったし、だいぶ様子が違っているはず。
(どうりで、今回はどえらくホテルが高いと思ったけど、立地考えるとね。)
ともかく素晴らしく美しい場所です。
コンベンションセンターも船のようなデザインで、海辺に溶け込んでるんだよなあ。
飛行機乗り遅れてLAに1泊足止め食っちゃったり、PDAみたいに小さいノートパソコンで某誌の原稿書いたりの、なかなか濃い思い出がよみがえって来ました(涙)
次回はいつものLA開催ですが、ま、これは必ず!
今年はいずれ、小さめの、完全に娯楽モードのものを予定しているので、それで旅欲を満たす計画で。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(2) | ↑top
2007.07.23
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を観てきました。
昨晩観てきました。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団←公式サイト
日中にCATVの映画チャンネルで前作をあらためて予習できたので、今回は(「パイレーツ~」の時と違って)きっちり流れを把握できたような...。
回を重ねるにつれ、他のキャストより際だって「大人になってきたなあ」という容姿になっていくハリー役の人。
今回はもうほとんど青年って感じですね。17歳くらいの設定だったかな?
いままでのハリーポッターのような、きらびやかな見せ場があまり目立たない、わりとダークな展開で終始続いていくストーリーです。
ああ魔法使いでもこういうふうにトラウマに悩まされたり人の暗い一面を知って衝撃を受けたりの、人間並みに(?)大変な思春期を過ごすのね。としみじみ。
予告CMでもおなじみの、ピンク色の服を着たイヤミなオバサンはほんとにずっとあんな感じでしたが、自室の「絵皿猫」たちのニャーニャー声がかわいくて釘付けになりました。
変人な女の子、ルーニー役の人がイイ味出してて気になるなあ。
どこかの映画かドラマに子役で出てなかったっけ?とずっと考えていたのですが、調べたらこの役を熱望して応募した全くの新人さんだそうでびっくり。
あと、同じく日中に映画チャンネルで「チャーリートチョコレート工場」も観ていたのだけれど(そこで穏やかで控えめ~なお母さん役をやっていた)ヘレン・ボナム・カーターが今回すっごいテンションの高い役柄を大"怪"演していて、他の人の存在を忘れるくらい、良い意味でヒキました。
ドハデなシーンはそれほどなかったような気もするのですけれど、話としてはよくまとまっていて印象深い回だったように思います。
「必要の部屋」が小さいので良いから、ウチにもすごく欲しい~。
というわけで、今月はあともう一本くらい映画館に行きたい。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ハリーポッターとは全然関係ないのですが、クロックス本体購入以来、念を送ったせいか(笑)あれからまもなく、穴の飾り「ジビッツ」が大量入荷されました。
というわけで、うきうきとラインストーンの透明とピンク、少し大きめの花を両足分購入。
ジビッツはそれこそ穴の数だけ付けられるけれど、大人ならここはぐっと我慢して「サイドちょこっと付け」程度であきらめておくべき...なんだろうなあ。
履いている足を上から見てもキラキラとかわいらしくて、外歩きが楽しいです!
Flickr内でみつけた、おそらく公式の「中の人(ジビッツさん)」による写真ページも発見。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2007.07.01
「ダイ・ハード4.0」を観てきました。
うっわ7月になっちゃったよ。(焦)
...というわけで、今週も映画を観てきましたー。
以前、初めてこの映画の予告編を目撃したとき、「4?まだやるんだ?」とびっくりしたんですが。
・公式サイト→「ダイ・ハード4.0」
先日、テレビでもデジタルリマスター版で放映された第1弾のダイハードを楽しく鑑賞しましたが、あれから20年経っているんですよね?
で、今回の4作目(「だいはーどよんてんぜろ」としか思えないけど「だいはーどふぉー」が正式名称だとか。)でも全然年取った感じがしないのがすごい。
しかも、「不覚にも巻き込まれて闘い始めるんだけど、人質を取られたり巨悪を知ったりしてだんだん本気で反撃開始、そしてものすごく強い」という"永遠のダイハードパターン"を最新作でもきっちり踏襲しているんだということを1作目の解説を読んで納得です。
ある意味、最初から安心してポップコーンをぽりぽり食べながら観れる娯楽作品、と言えましょう。
冒頭からいかにも今っぽい、「24」的サイバー犯罪ドラマ的なシーンの連続なのですが、主人公自体はアナログ派。
でもちゃんとデジタルに強い青年(これがまた結構いい人。)を相棒にして、もう有り得ないようなタイミングで衝突や爆発や崩壊をどんどん突破するところが爽快...。
アメリカの社会のデータってあんなに簡単に(といわざるを得ないほどあっさり)停止したり横取りできたりしてしまうのだろうかという疑問がつい...。
しかしやっぱりたいせつなことはアナログでもバックアップとっておかないと駄目だよ。という教訓を得たりする。
組織からは孤立行動をとりがちですが、わりと素直に仲間を大事にしながら助け合って行動するし、家族のために頑張ってちゃんと救出するところなんかがこの刑事さんの毎度のいいところだと思ってます。
でも、敵役とか人質役だからとはいえ、女の人を殴ったりしちゃ駄目じゃん、と思う場面がいくつかあり。
それがちょっとなあと思いました。
MI3などにも出ていた綺麗な人なんですよ。
役名から言ってあれは日本人という設定なのか?
それにしても、笑えるほど不死身すぎる「人情あふれるターミネーター」みたいな映画なので、体が動く限りは今後も頑張ってダイハード続いていって欲しいと思います。
好きなんで、DVDでも観ますよ。
そんなわけで、今月も頑張ります。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(1) | ↑top
2007.06.25
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」を観てきました。
突然、「行こうか」という感じで出掛けたわけなのですが、土曜日にようやく観てきました~。
・公式サイト→パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
(前作はDVD鑑賞だったんですが、なにしろ正月で酔ってたし(笑)犬がしょっちゅう顔面に貼り付いていたのであんまり前のストーリーを理解してなかったようです。)
三連作通じた人物相関図みたいなものをきっちりおさえとかないと、誰がどうしてこういう役割なのかよくわからないままにどんどん話が進んでいくので。
正直言って、予習無しで観てしまったことをけっこう後悔中なのです。
帰宅後に関連サイトや雑誌などで知識を得て、じわじわと「あの場面はこういうことか...」と反芻している状態。トホホ。
でも、それでもじゅうぶんに面白かったのですけれどね。
そうそう、今回はオーランド・ブルームのかっこよさが印象的な筋書きで嬉しかったです。いや~素敵よね..
で、CGがいつもどおりにすごい。
石からカニになる大群とか、以前から登場していたけれどタコ頭のデイヴィ・ジョーンズとか(顔の片側に1本だけ、空気穴を兼ねた短いパーツがあって、あれのプシューっという動きが気になって仕方ないんだっ。)か、うずまき海の決戦シーンなど堪能しました。
あと、これの音楽が好きです。
(普通は、CG大作系であるほど視覚的印象が強すぎてなかなか音楽が頭に残らないもんなんですよね~。)
Amazonなどでもサントラのレビュー評価が非常に高いのは頷けますので、購入をわりと真剣に検討してます。
壮大で、聴く度に場面が頭に浮かんでうきうき。
映画音楽の王道って感じがします。
そうそう、映画観る前に読んでおけば良かった!と思った筆頭の雑誌。
Cutの7月号です。
ファンタジー映画特集で、今までもたまに、この類のテーマのときに買っています。
もう完全保存版。てくらい表紙がかわいい。
(キラキラしたラメの加工がしてあります!大判誌なのでポスターみたいな迫力。)
中もディズニーやハリーポッターなどの綺麗な写真が大きくどっさり掲載されていて、記事も楽しいし。
やっぱファンタジー映画はいいですよね。
作る側にとっても、想像世界をどれだけ忠実に視覚表現できるか、の挑戦の連続だと思うんで。
超ハイテク技術を平和利用することの、まさにお手本じゃないですか。
というわけで、「パイレーツ~」についても、丁寧なインタビュー記事が特集してあって、まさに鑑賞前の予習にうってつけだったのにー。と悔しかったものの、同時に「ハリーポッター」の強力な資料満載なので。
これは何度も読み返して備えないとね。
いやーこれから8月くらいにかけては観たい映画がたくさんある!と予告編の数々で知ったので。
頑張って通いたいと思います。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(2) | ↑top
2007.05.15
「スパイダーマン3」を観てきました。
な、なんと、これが今年はじめての映画館での鑑賞です。半年以上ぶりです。
うーむ、年初から心身共にばたばたしていたので、やっとそういうことが出来るくらいに生活テンポが落ち着いたとも言えますが。
CATVでスターチャンネルなどの映画放送を流し見ることに慣れちゃっていて、それで良いかと思っていたのですけれど。
やっぱり映画館での上映とは違いますなあとしみじみ。
いろんな作品の予告編をわくわくと眺めました。観たいものがいっぱい。
近いうちにまた行かなくちゃ~!
というわけで、公式サイトは下記です。
・スパイダーマン3 オフィシャルサイト
1も2も映画館で観たしその後テレビでももちろん。
(いわゆる「アメコミもの」がかなり好きです。
パラパラっとコミックのページがめくれていくMarvelのオープニングで、ワーイ始まるヨ!という感じになります。)
くろぐろネトネトしたものがびょぃんびょぃん飛び回る冒頭のCGはおぉ..と思いました。←子供のような感想だなしかし。
(いやもうほんと技術はすっごい。これ数年前だったら無理では。砂男とかもスゲーっす。)
筋書きはだいたい予想通りな展開だったのですけれど、主人公のワルモノモードがいまひとつしっくりとワルモノじゃなかったので、髪型で差を付けたくらいでは微妙。
というかちょっと気持ち悪い..
それよりもやっぱりハリーのイイヒトモードのときの顔つきがとても可愛らしいとオバチャン的に思ってしまったのですが、それだけに最後のほうは、ぅあぁぁ...という感じ。
今回は、この人のほうがずっとかっこよく活躍した感じがしました。よね?
しかし、上映時間内に収めているわけだからとはいえ、いろんなひとの暗黒面とそうでない面への移り変わりが急すぎてちょっとついていけない感じのときもあったのですが、まあこれはアメコミだし。
ハリーの執事さんは、周辺状況がああなる前にもっと(何年か)早くほんとのことを言うべきだったのでは!とかモヤモヤしたよ。
とはいえ、暗黒面におちるのは簡単だし気持ちいいかもしれないけれど、代償も大きいな。
という教訓をくみとってみました。
映像の凄さも含めて、安定した面白さで楽しめましたよ。
(MJが人質に取られて途中まで落ちたり糸に巻かれたりしながらキャーキャー叫ぶのは毎度同じだ..。)
やはりこれだけの人気映画なので3部作終了とは言わず、続編も企画されているとコミミにはさんだのですが、キャストは契約によっては入れ替わるかもだとか。
007みたいに時々いろんなひとに交代していけばいいとむしろ思います。
帰宅してから偶然テレビで「カラー・オブ・ハート」がやっていたので観ていたのですが。
(この映画大好きー!最後に流れる歌も含めて。オススメです。)
この頃の感じに較べると確実に思ったのは、首とかアゴのまわりが全然違う!
やっぱ太ったんだ...(もう学生役はやめたほうが..)と皆が思っていることを再確認した夜でした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(1) | ↑top
2006.09.10
「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」を観てきました。
以前からすごーく楽しみにしていた大好きなシリーズの映画なので、公開初日に行ってきました。
・公式サイト→X-MEN:ファイナル・ディシジョン
1・2作目の監督さんは「スーパーマン」のほうを引き受けたくて今回のX-menの制作を降りてしまったんだそうで、確かになんとなくだけど雰囲気がほんのすこーし変わった感じ。
でも、期待を裏切らず面白すぎでした。
もう1回観ても全然OK。
DVDでもね。
(全作品のコンプリートボックスとか出るなら考えてもいいよ!)
今回は、人間VSミュータントの軍団という構図がメインになるので、様々な能力をもつメンバー達がバンバン出てきて、それぞれの「特技」を鑑賞するだけでも楽しいです。
背中に羽の生えた男の子は、CMの予告編でも出てきますよね。
あの、翼がバサーっとひろがるときの形状の美しさにうっとりしてしまう..。
(中の人もちゃんとカッコイイのだけれど。)
その他こまごまと出てくるびっくり人間な方々はせっかくなので映画で発見して欲しいですが(ハリセンボン人間とか...)、今までの作品でもチラッと出てきていた「壁を通過できる」女の子が、今回はX-menの正式メンバーに成長して活躍します。
他の登場人物と違ってあまり強そうなオーラがなく、ハカナげな可愛い普通の少女、という雰囲気がすごく良い女優さんです。注目ですよ!
(でも、建物を走り抜けて大活躍だし。そのギャップがたまらんのです。)
今回は、いままでの重要登場人物達が急転直下に生きるか死ぬかのレベルでどんどん大変なことになってしまうのも見逃せません。
俳優さん、みんな大物なすごい人たちばっかりなのに〜!
ジーン役のファムケ・ヤンセンはX-men1作目以来ファンになっていろんな映画やドラマでうっとりと眺めてきましたが、今回はもう、予告編にもあるとおり復活するのはいいものの、今までの知的な指導者役とはまったく違って顔も役柄もすっかり恐ろしくなっちゃったし(もうツヨすぎて何が何だか。)、その一方で今まで全く中に誰が入ってるんだかわからなかったミスティーク(誰にでも姿を変えられる、普段は青いウロコがはえている魚人?みたいな姿)役の人がすごい美形だとわかるのもツボです。
天候変えるだけが特技と思ってましたがハル・ベリーは善玉側として今回はかなりパワーアップです。
本家のコミックは壮大な規模で登場人物もたくさんいるみたい。
ウィキペディアを読むと詳しく人物解説されています。
(どうもこれによると映画はここにある「本流」とはちょっと違う味付けで設定されているみたいなので、読んでもネタバレにはならないですよ。)
面白そうなのでぜひ原作を読んでみたい!
映画はこれで完結編ということで、観ているほうも疲れ切るほどの大団円を迎えることになりますが、えーもしかして続くんじゃないの?と期待したい救い?が。
最後までよーく(もちろんエンドクレジットの後も!)観てくださいね。
こういう設定なのでもちろんCGもふんだんに。
ゴールデンゲートブリッジが大変なことになります。
そして、わらわら突撃する群衆といえば、期待を裏切らないWETA Digitalが今回も。
不満なのはこの、明らかにひねりのないカタカナな作品タイトルだけなんですが、まあいいや。
というわけで、えーと、損はしませんので、アメコミ嫌いな方以外は観に行きましょう。ぜひ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2006.08.14
「スーパーマン・リターンズ」を観てきました。
お盆になると人口が増えるのが地域的特徴なのですが、昨晩の映画館は「いったいどこからこんなに!」というほどの人々(しかもだいたい同じくらいの年齢層..学生さん?)が押し寄せていて大行列。びっくりです。
(しかし、混んでたのは他の映画パイレーツ~は完売..だったみたい。)
というわけで、今回は、先行上映ということでうきうきと観に行きました。
・公式サイト:スーパーマン リターンズ
上記は日本の公式サイトなのですが、現在時点、ちょっと読み込みが重くて開かないページがあることが気になります。
あと、もっとはげしく疑問なのは、「Downloads」コーナーで配布されているメッセンジャー用の画像アイコンの説明書きが、いま現在のところデスクトップ用アイコンの設置法(しかしとても丁寧。人に訊かれたときの参考にしたい(笑))になっていることです。
これってどうなの!
本家サイトのほうがダウンロードアイテムも多い(「デイリー・プラネット」社製の便箋データとか面白いですね。)ですし、何より、日本サイトではくっきりとカタカナ表記だけれど本家では当たり前ながらアルファベットのロゴのついた壁紙などが入手できるので!そちらで手に入れるとよいでしょう。
視覚的にも「これはDVDよりは映画館で(も)観たほうがイイよ」とかなりおすすめできる作品です。
この映画は、IMAX(日本では品川だけのようですが..)でも上映されるんですってね。
確かに、あの超大画面で観たら凄まじい迫力なはず。
惑星がびょんびょん飛んでいくオープニングとか、前半の「飛行機危機一髪」な場面なんかは立体で観れたら面白い(というかホンモノの乱気流思い出して気持ちが悪くなった..劇中の乗客たちはタフすぎる..)だろうなあ。
それじゃなくてもスーパーマンがスーパーすぎるゆえに重力の常識を一瞬ゆさぶられるシーン続出(笑)なので、その「うわー」感を味わうなら映画館ですよ。
もちろんこういう筋書きなので相当の割合がCGなわけですが、その楽しさはシーグラフのシアター上映の続きをみているような気分。
CMや予告編なんかでもおなじみの、「弾丸を眼球表面で跳ね返す」のとかもスゴイー
スーパーマンスーツも、青地にSの「プリント」仕様じゃなく、ちゃんと盛り上がっててコマカイ模様もついてるんですよ。
クリスタルも思わず一本いただきたいほど綺麗に輝くし。
そういう詳細設定の凝りようも今の時代ならでは、にバージョンアップ。
基本的に、勧善懲悪愛は勝つ的なアメコミ典型の筋運びなので、低年齢な方々にも楽しく観れることでしょう。
とにかく(これもまた「基本的に」ですが)強すぎ・丈夫すぎ・タイミング間に合いすぎ!なところに安心できます。
いまCATVで、クラーク・ケントの高校時代くらいのことを描いたヤング・スーパーマンというのをやっていて、ついついみてしまう連続ドラマなんですが。
(ここではまだレックスもクラークとそれなりに仲良くやってるわけで..相手役の女の子もすっごく可愛い..)これに馴染んでるせいでなんとなく「前から知ってる」という感覚に陥りがちなんですが、正直言いまして、元祖の(昔の)「スーパーマン」シリーズをまだちゃんと観たことがない私。
ちょっとこれから借りに行ってこようかと思います。
今回、元祖を踏襲したシーンも数々あるらしいので。
クラーク役の人は顔がつるりとしていてフィギュアのようです。
リチャード役の人は「アリーマイラブ」で、モデル顔弁護士(歌はかなりウマイ)として出てた人なので私にはその印象が強かったのですが、X-menで目から火炎放射を出す人でもあったのかー。
(↑超コネタ。でも来月の最終篇の公開が超楽しみ。)
そして、ロイスの息子役の男の子はハカナげでかわいい...
と、いうわけでたいへん面白い映画でした。
夏休みの思い出に、観に行くといいですよ!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
話は全く変わりますが、今年もまた、いままでお送りしてきました旅日記のまとめ目次ページを作って左サイドバー「最近の特集」におさめました。
よろしくどうぞ!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(2) | ↑top
2006.07.09
「M:i:III」を観てきました。
うわーい面白かった!
(っていう同じ出だしで前回も映画の感想を書いたような気がするけど気にしない。)
・公式サイト→ M:i:III
しかし、すんごく脳みそが疲れました。
心臓がウメボシ大になるくらいに緊張するシーンが続出で、「いま目をつぶればラクになるかなあ」とか考えたくなるくらい。
日中、高気温のなかでもくもくと出張事務系作業をして消耗したあとにこんな映画を観に出掛けてしまったので。
もっと気力と体力があるときに行くべきだったか?病み上がりの人にもおすすめできない。
というか、それくらいimpossible度高めな作戦がドカドカと、しょっぱなから無駄なくぎちぎちにくりひろげられるストーリーなので、これは3作目にしていちばん見ごたえはあると思うんですよね、私は。
今回の監督さんは「エイリアス」の製作やってる人でした。
どうりで!ハラハラをこれでもかとタタミかける秘密工作演出パターンがかなり似てます。
(私はこのドラマも体力弱めなときは直視できないんですよ。面白いので結局、「目の隅っこ」でみちゃうんだけど!)
いまになってよくよく考え直してみれば、あまりにも(何もかもが目も当てられないほどギリギリにダメそうなのに)結局は瞬間の差で命からがら!な事例続出しすぎだし、海上高速道路大爆発とかビル滑り降りなんかも微妙に他の映画で既視感があったりもするし、終盤の筋書きもうわーやっぱりこうくるかだけど...まあそんなことはいいや。やれやれ..。
というのはやっぱり構成の器用さなんですかね...。
というか、ひととおり見終わって展開を把握したので、あらためて今度は落ち着いて(いろんな意味での突っ込みどころを楽しく数えつつ!)もう1回観たいかも。とすら思うわけですが。
主要な役をやる女の人たちはみんな綺麗で強くて素敵。
(結局今回はこの方々の存在がストーリーの要じゃないかと。)
トム・クルーズはノロけながらソファで飛び跳ねたりして、イタいセレブとしてもすっかり有名らしいのですが、そんなことは微塵も感じさせないほどカッコイイ活躍ぶりでした。
今回の収穫は、あの「超リアルかぶりもの」の制作工程を詳しく見れたことですね。面白い..
立体のスキャン+削り出し+着色の技術および実演は毎年シグラフ会場で観察してしまうのですが、毎年確実に進化しているのがすごいのです。
目指すはあの速さとクオリティなわけですね..。怖っ。
というわけで、少なくとも前作よりはぜんぜん面白いし、標題通りに出来上がっている娯楽大作として、おすすめ映画です。
じゃん♪じゃん♪じゃ・じゃ!(←意訳)というテーマ曲が頭の中をめぐりまくる夜でした。
そうそう、ウチのほうのシネコン、複数スクリーンでの上映にもかかわらず「Cars」が吹き替え版しかやってないんですわ。
非常にがっくりしてます。
なんで?夏休みのお子様需要?
Pixarだから早々に観ておきたかったけれど、いまだにどうしようか検討中です。
登場キャラ1体づつの画像を貼り付けてある、巨大な置き看板がちょっと前から(映画館の廊下に並べて)あって、車の質感(サビとか)のナマナマしい高解像度っぷりにいつも感動しちゃうんですよ。
これ、欲しい~。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2006.06.25
「ウルトラヴァイオレット」を観てきました。
面白かったー。
公式サイト:ウルトラヴァイオレット
初日鑑賞ですね。毎度のことですが、以下、ネタばれるほどの濃い感想は書いてませんので.....
こういう「近未来無敵ヒロインもの」は大好きだし、なんといってもコレ系なら安定の高品質が保証されるミラ・ジョヴォヴィッチ主演です。
このキャスティングを念頭において、「グロリア」をベースに制作をすすめた、ということらしいです。
言われてみればなるほどなストーリーでした。
オープニングロールからコミック本表紙グラフィック(日本語版もあるー)でパパパーっと切り替わるのがすごいカッコイイです。
そのあとの、ビルにつきささる黒球人間チーム、とか、なかなかのインパクトで始まります。
とにかくすんごい強いです。
「負ける気がしない」というのはこういう人が使うべきでしょう。
弾丸のよけ方なんてマトリックスより忙しそうですが、さらに優雅。
各所デジタルな効果がきつめにかかっているし、ついでにこのヒロインも丸ごとCGなのかなあと思うほどにすごい動きでバタバタ倒しまくるし
(設定上は病弱な体ということらしいのだけれど、それが最後まであまりよくわからない..。観終わったらでいいのでストーリーを関連サイトで読み直した方が..。)
見た目の整いぶりもつるりとしていてフィギュアのようですよ。
こりゃホントに漫画ですね。
建物内部などの未来形状の数々がとても気に入ったのですが、戸外に出ると微妙に模型っぽいのは、狙いなのかそういうもんなのかは私にもわからんです。
とりあえず、最近観たこの系統では「イーオン・フラッグス」なのだけど、あちらよりは断然キレが良くて大満足。
バイオハザードみたいに続編もやってくれないかなー。
「フィフス・エレメント」は、いまでも、デザインスケッチなどが載ってる特集本を愛読するくらいに、とっても好きな映画なのですが、あれから10年くらいは経っているわけで、それでもおんなじような役を美しくびしばしこなすミラ・ジョヴォヴィッチはすごいですね。
ただし年齢をかさねたぶんだけ、今回のような哀しい運命を背負う筋書きも雰囲気でてます。
でもまあ、相変わらず唖然とするほどスーパーパワーを発揮するのでスカっとします。
Mi:Ⅲの先々行上映とどっちにするか迷ったのですけれど、上映ラインナップをみてみると意外に早くレイトショーから消えそうだと感じた(田舎なので...初日の今日ですらあの感じだと..。)のでこちらにしてみたのですが結構それで正解だったかもです。
これからは毎週のように観たいものが封切られていくので大変です..。
シグラフ前でもあるし、事前学習的にせっせと通うことにしようかと。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック(6) | ↑top
2006.05.22
「ダ・ヴィンチ・コード」を観てきました。
私は原作本は未読なのですが、これを観る前の晩、フジテレビで「ダヴィンチ最大の謎と秘密の暗号」という、2時間くらいの特集番組をじっくり見てしまったので。
(いわゆる「謎解き」に加えて、モナリザや最後の晩餐の絵を3DCGに起こしたりして結構面白い内容でした。
これのせいでその晩、よりによってこの、自分のブログの画面から「じっと見ていると変な模様と暗号が浮き出てきて世界中の人が大騒ぎしている」という、たいそう高飛車な夢を見てしまいました...阿呆すぎる...)
この映画は、なんだかその特集番組の、すごく豪華な続編みたいな感じ!という気分がしばらく抜けませんでした..。
・公式サイト Sony Pictures - ダ・ヴィンチ・コード←えらく凝ったナビゲーションなので重いです。
大筋の流れは、比較的早いうちにつかめてしまいます。
コレを言っちゃうのはちょっと早すぎでは。ってくらいのタイミングで(トム・ハンクスより先に客のほうが(笑))なんとなくわかってしまうので、この点は微妙です。
しかし、周辺環境において、退屈しない程度の頻度で小粒などんでん返しが続いていくし、名優揃いなので、この長時間でもまあ、大丈夫です。
スパイダーマン2で悪者だった人が出てくるのですが、その役の印象が強かったので、この映画でも、思った通り悪者でした..(もう、いかにも顔が「背後で何かある」っぽい。)
「アメリ」のヒロインだった人は、相変わらずかわいいですが、すっかり大人な感じになってました。
(しかし先日、カンヌ映画祭の恒例「レッドカーペット歩き」の生中継をCATVで見ていたのですが、あんまりエレガントじゃない、微妙な服装をしてました。)
私はキリスト教徒じゃないので詳しいことはわかりませんが、しかし、これがカンヌのオープニングでブーイングを受けてたり、教会の偉い人が上映禁止にしろと怒っている理由は微妙にわかる感じはします。
今までの固定観念が覆されるような題材(と結論)な割には、スマートにさくさくとコトが運びすぎている(といっても限られた上映時間内を、上手な俳優がやっているので当たり前なんだけれど)ので、むかむかしちゃうんでしょう。そりゃそうだ。
エンドクレジットの、最後の最後で、字幕付で「これはフィクションですから」的表示があるんだけど、これ、冒頭にでっかく、10秒くらい使って表示しておけばもう少し、世界で楽しく鑑賞してくれる人が増えたのかも。
しかしまあ、宗教的なことを気にしない人ならば普通に、荘厳な風味付けがされた謎解きスリラーとして楽しめる映画だと思います。
言葉まわりの謎解きなので、むしろ原作本を鑑賞後の追っかけで買ってもいいかなと思ってますが。
さすがに公開直後なので満席状態でした。
面白かったのは確かですけれどまあ、レンタル出たときに再度鑑賞、ということはたぶんしない気が。そんな感じです。
でもルーブルはいっぺん行ってみたいなあ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (8) | トラックバック(4) | ↑top
2006.05.13
「Vフォー・ヴェンデッタ」を観てきました。
映画館内はうみざる←検索を避けてあえて平仮名...を観に来た若者で大混雑していました。
いやはや、しかし、Vのほうはホームシアター(自分たちの前方に誰も座ってない)状態。
・Vフォー・ヴェンデッタ:公式サイト
以下、薄ーいレビューになりますが。
結構暗くて重たい話です。
あんまり万人向けじゃないし、娯楽な作品ではないですね..
流血沙汰も結構あるし、どんより感が微妙にキャシャーンっぽくないか。(とはいっても「ああいう映像」とは系統が違うけど。CGが派手なわけでもないし。)
ナタリー・ポートマンも丸刈りになって熱演なのは知られています。
この映画のキャンペーンのための来日記者会見をテレビでみたことがあるけれど、このときはほどよく毛がのびて、すごくかわいいショートカットになってました。
「V」の中の人は、マトリックスのエージェント・スミスの人だそうですが、最後まで仮面。
それにしても、CMの予告編だけの知識で適当にストーリーを予測していたのですが、ぜんぜん違う展開。
(総合的には)救われた終わり方をする筋書きなので、あとからじわじわと「お、悪くないね」と思えます。
私の場合はDVDでもう一回観たいかもです。
意外にこういうダークめの映画好きなんです。
画像を探そうと思ってAmazonのレビューをみていたところ、小説のほうで、劇中の扱いが薄かった場面が補完されているらしく。
かなり興味有りです。
チャイコフスキーの「大序曲1812年」はこの映画のキー音楽ですね。
これは、本当に、編成のなかで大砲を(できれば)使うように出来ているんですよ。
現在日本で正式に演奏できるのは自衛隊の楽団くらいか?
・序曲1812年 - Wikipedia
これ以上ないほど効果的に使われているので、「V」みちゃうともう頭の中をぐるぐるまわってドッカンドッカンなわけですが。
これ、学生時代のオーケストラだったかブラスバンドだったかで演奏した(もちろん大砲はバスドラム等で代用..)経験あるんですが、まっただなかにいるときの高揚感もすごいのです。
ある種の集団催眠に陥るというか。
だから、確かに劇中でそういう場面で使われるわけなので、うまいなあと。
それも気に入ってる理由のひとつかも。
「もう一歩」のやる気を奮い立たせたいときに、一度聴いてみると良いですよ。
エンジンかかります。
映画館の帰り道、そう遠くない場所にいきなりスターバックスの路面店が出来上がっていてびっくり。
初めて見ました、ドライブスルー対応店舗!
午前2時閉店だっていうし、レイトショー終わったあとにちょっと寄ってから帰るのには理想的。
真夜中でもそんな感じのお客がぱらぱらいて、ソファー席でまったり出来て、よい雰囲気でした。
外国のスタバみたい。
(..とは言いつつも、「Ibaraki」とか梅の花(らしき絵)とかがぼんやりかいてあるタンブラーが売っているあたりが超ローカル。)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2006.03.18
「イーオン・フラックス」を観てきました。
というわけで、そういえばやってるかもと思い立ち、行ってきたのでした。
・イーオン・フラックス 公式サイト
↑劇中のキモになる動画がわりとたくさん盛り込まれているので、これから観に行く人はあまり詳細に眺めない方がいいサイトかも。
(アンジェリーナ・ジョリーのように、色気がほわほわする感じでなく)血の気も薄めな、すごく美しいヒロインとして描かれていますが、とにかく無敵。
その他、作戦伝達や敵地突破のための仕掛けのあれこれなど、いかにもアニメ的なのだけれど、わくわくですよ。
(「アニマトリックス」の監督さんなんだそうで、言われてみればいろんな点がナルホドです。)
人類のほとんどが病気で死滅して、残りの数百万人の人々が隔離されて囲まれた、「文明究極の地」としての設定なので何でもありな感じなのですが。
ストーリーは、テーマも展開も、「これは初めて聞く話でもないなあ(近未来SFモノにはとくにありがちだなあ)」という既視感があるのですが..。
でも、感動系でまとまるので、観たあとはすっきりとあたたかい感じになれます。
同族?がばたばたやられていく中で、ヒロインだけが極端に無敵すぎるのがちょっと。
その理由があまり語られてないので話はこびが消化不足かなあ。
文明の進化が全部理由になるのか...
その割には政府の警備に穴がありすぎな感じが...
と言いつつ、シャーリーズ・セロンの美しさと運動神経の良さを鑑賞するには素晴らしい映画かと。
全体像はあまり映されないけれど、建物の各所のデザインや、隔離された都市(というか庭園)の景色が秀逸。
この映画の、アートスケッチ集のようなものがあるなら見てみたいし、元になっているアニメ短編も興味があります。
言葉多くには誉めるネタがあまりないのですけれど、純粋に、たいへん楽しく鑑賞できた映画でした。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(4) | ↑top
2006.03.05
「ナルニア国物語」を観てきました。
忙しいので更新はキビシイかも、とか前回エラそうに書きつつも、夜は映画に出かけてしまいました。
ああ~..(と一応、帰ってきてから頭を抱える
・公式サイト--ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女
たぶん小学生のときだったような気がするんですが、原作にはかなりハマった思い出があります。
図書室から分厚いハードカバー本を次々に借り出して、すごく夢中になりました..(ってことは確かなんですけれど、今となっては「タンスを抜けたら別世界」というポイント以外にほとんど内容が頭に残っていないってかなしい..)
冒険童話のような雰囲気かと思っていましたけれど、これがなかなか大迫力のファンタジー映画に仕立てられていました。
末っ子のルーシーが奈良さんの描くオンナノコそっくりなのに驚愕したのは私だけ?
でも、いじわるじゃなくて。純真ですごくかわいいのですよ。
白い魔女役のひとは、どこかでみたことがあると思ったら、「コンスタンティン」の大天使ガブリエル役の人でした。
槍が象徴アイテムであるあたり、かなり同じような役柄だ...。
綺麗な人ですよ。
あとはやっぱりCGがスゲー。
モンスターズ・インクからはじまって、ディズニーもののCGは「毛」の技術がスゴイですわ。
思わず手のひらをうずめたくなるようなライオンのたてがみの、光が透けたフサフサした揺れ感とか...。
こういうのはシーグラフでメイキングが聴けるのだろうなと期待。
動物とか、半人半獣(または鳥+ヒョウみたいな半鳥半獣?)なキャラクターがたくさんでてくるのですけれど、こういうのもホントに、稚拙な表現ではありますが「生きてるみたい」です。
(ビーバーがくねくね動きすぎていて、コレだけ人工っぽい(でも、いいキャラだよ)と思ったのですけれど、そもそもビーバーが動いているところを自分は知らないわけなので、ホンモノもこんなものなのかなあ。)
戦闘シーンや広所でのロケがニュージーランドだし、WETADigital製のちょっとキモチワルイ系のクリーチャー顔の軍勢が向こうからドカドカ大量に走ってくる等々、「ロード・オブ・ザ・リング」と記憶がダブるシーンがいくつかあるのだけれど、そういうことは気にしちゃいけないのだろうな。
ホントにこの作品が好きだった自分がぼんやり蘇ってきて、いつか(いつだ?)またはじめからとおして読みまくりたくなりました。
昔は頭の中にこういう世界を想像するだけだったのに、こんなに正確に視覚で再現できる時代がくるとは。
オコサマたちでも楽しく鑑賞できるように、マイルドめな話運びにはなっていますが、あとからじわじわと「...面白かったなあ」と浸ることができる素敵な映画でした。
しかしまだこれは第一章。
映画自体も、これから何年もかけて延々と制作が続いていく(と思う)ので、今後も楽しみ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック(1) | ↑top
2005.12.26
「キング・コング」を観てきました。
24日は、クリスマスイブかつ結婚記念日(すこやかに8年目さ。)にもかかわらず、おなかコワして寝込んでました。
ご馳走も娯楽も25日に持ち越し。
というわけで、まずは昼間に映画行ってきました。
キング・コング←公式サイト。
3時間の長編ということでしたけれど、まあこれだけのストーリーを詰め込むなら仕方ないだろうという感じです。退屈することなく楽しめました。
前半(いや、3分の2くらい)はまるでジュラシック・パークのようで、正直、CGのパワーを「見せつけられ過ぎ」な感はありました。
(でもこれはどちらかといえば誉め言葉。)
実写では有り得ないのはわかってるんだけれど、リアルすぎて気持ちが悪いのがCGのレベルの高さの弊害。
虫の大群に襲われるシーン(最高に鳥肌ものでした。ああいうのダメなんですわ。スターシップ・トゥルーパーの悪夢...とか、なんかもうすごい怖いイキモノが出まくり..)は個人的に全く正視できなかったし、恐竜が疾走していく一連のシーンはものすごいとは思ったけれど、ちょっと長回し過ぎなような。
あと、原住民のひとたちも顔が怖いよぅ。この点だけでもお子様にはおすすめできない。
キング・コングは、(ロード・オブ・ザ・リングの)ゴラムと中の人が同じなんだそうだけれど、だんだん映画がすすむにつれ、かっこよく見えてくる!
ヒロインのひとは可憐でよい感じです。
ケモノに惚れられるのも無理はない感じですよ。
キングコングにとって、ちょうど片手持ちできる絶妙な「お人形サイズ」設定なのが、わりとツボでしたが、あんなにぶんぶん振り回されたら首とか脊髄のつなぎ目がズレて死んでしまう。
と10回くらい思わずにいられなかったです。腰痛持ちなので。
人間世界のイヤーなところが浮き彫りになっていて、じわっと哀しいお話でした。
制作費は、248億円だそうです。
あまりの予算オーバーに、監督が自費を一部提供してでもこだわったという、毛のふさふさ感とか、昔のニューヨークの街並みとか、もうすんごく特殊効果にお金掛けているのがよくわかる映画なので、メイキングもぜひ見てみたいです。
そのうち発売されるであろうDVDセットだとか、来年のシーグラフにも期待。
ロード・オブ・ザ・リングでおなじみのWETADigitalが街中風景のための天候ソフトをはじめとして、いろいろと独自システムを開発したとかで、興味津々。
そういえば、あの空は綺麗だったなあ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2005.12.12
「Mr.&Mrs.スミス」を観てきました。
というわけで、今週も映画です。(11日)
・Mr.&Mrs.スミス←公式サイト
いやー美しいなあ、ふたりとも。
どっちかといえば彼女のほうがかっこよく見える展開なので、夫婦版トゥーム・レイダーのような映像でした。
筋書きは正直言ってだんだん読めてきてしまうので、どちらかのファンじゃないと時間が長く感じてしまうかも。
でも、アクションばりばりで思ったよりすごく楽しめました。
惜しげもなくいろんなものがドカンドカン破壊される中を突破しまくるので、あり得ないと思いつつ爽快感。
DVD出たらまた家でも観てしまう予感ですよ。
まあこんな映画作った後だったら現実に戻っても付き合ってしまうのは納得できるなあ。
(というか、ふたりは現在結婚ほぼ直前らしいよ!毎日私は海外芸能人最新情報 Celebrity-newsをチェックしてるのだ!
最新のふたりに関する記事はこのあたり。
あと、ヤフーニュースにもこんなステキな話が。
「ブラピ、アンジェリーナ・ジョリーの子供を養子に」)
ブラッド・ピットのいがぐり頭の驚くほどの小ささと、アンジェリーナ・ジョリーのふかふかしたクチビルをたっぷり鑑賞できて満足でした。
とりあえず、あそこまで撃たれたら普通生きてないよ!という疑問のほうは忘れよう。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(4) | ↑top
2005.12.05
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を観てきました。
というわけで、観てきましたよハリー・ポッターと炎のゴブレット。←公式サイト
いやはやどんどん成長していく登場人物たちです。
一応学校モノなので、設定上の卒業年齢になったら終わるのかなとも思うのですが、大河長寿ドラマ並に続いて、そのうち結婚したり校長になったり?とかするんでしょうか…
ストーリーはわかりやすい、良く言えば疲れていても脳に優しい深度での展開。
今回の目玉であるという「恋愛感情」も軽く小ネタ的にドタバタして終わりというか、まあかわいいものです。
地味ながらロンの妹のジニーちゃんが結構かわいい、ような気がしました。
こんなに大きい画像があった!というか、このサイト自体がかなり濃い情報が集まっていて驚き...。
やっぱCGがスゴイですわー。
ああいう映画って、どのへんが実写(特殊効果低め)なのかよくわからんです。
2時間半、ILMの最新技術発表会を観ているようでした。
個人的には、「ちっちゃい竜」とか「入ったら大邸宅なテント」がとても欲しいです。
舞踏会やロックコンサート風景もあったせいか、音楽も結構楽しめたのが今回のハリーポッターの印象でした。
次はブラピとアンジェリーナのやつを観に行くぜ!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2005.11.11
ブラザーズ・グリムを観てきました。
中型ホールと思われる入場面積の、縦横ど真ん中付近に席を取ったにもかかわらず、自分たちより前には誰もいない(後ろにパラパラ..)劇場貸し切り状態でした。
・公式サイト→ブラザーズ・グリム
ちょっと怖めのファンタジー映画かな、と予測していたのですが。
(まあ、ジャンルで言えばそうなのかもしれないんですが)なんかユルいかも..という印象が終始拭えず。
「森の中の怖い状況」というのは、ロード・オブ・ザ・リングだとかハリー・ポッター等ですごいレベルの特殊効果を見慣れちゃってるせいなのか、木がにょろっと動いて虫がどばーっと出てくるぐらいではそれほど驚かないんだよなー。
CATVでつい最近「スリーピー・ホロウ」を鑑賞しただけに「怖い森」は余計に見慣れまくり。
虫以外にもけっこう残酷な場面があったりもするのですが、それほど感情移入できずに観ていたせいか..生首もちゃんと人形に見えてしまったし(笑)、虫の大群も「ああいっぱい動かしてるなあ(CGで。でも「ハムナプトラ」のレベルではないよなあ。)」程度でショックはないのでした。
あえてそういう設定にしたか!というほど登場人物の性格がみんなぱっとしない・またはきっぱりと間抜けだったりするのです。
でもって、彼らがしょっちゅう喧嘩したり拷問にかけたりしてるし。
そのドタバタの合間に薄ーく、しかし唐突につながったストーリーがあるので集中しづらい。
話の展開自体はあとから考えると単純なんだけど。
なんでマット・デイモンなのかもよくわからないんだよなあ。(髪型が..指輪物語のサムのようだ..)
監督は、兄弟のどっちかのキャスティングにジョニー・デップを推したけど実現しなかったんだそうで、これはすごく残念なことです。ぜったいこの人のほうがいいってー。
モニカ・ベルッチはすごく綺麗なのでハマリ役です。それが救いです。
もっと出てて欲しかった..。
いろんなグリム童話(のごく一部の設定や登場人物)が各所に埋め込まれているので、そっち関係の話かとつい毎回ココロが引っ張られてしまうのも、注意力散漫になりがちだった理由なのかもしれません。
なにかひとつの話に濃く沿って作ればよかったのかもしれないんですけれど。
だから、「本当は怖いグリム童話」という本の映画化したものだと思うと肩すかしをくらうかもしれないのです。
私は「12モンキース」しか見たことないのでよくわからない(でもこれは面白かった。)んだけど、ご主人が言うにはテリー・ギリアム的にはちょっとひかえめなんじゃないかな、ということらしいです。
女の子の顔パーツを奪って踊る泥人形(この解釈が正しいかは謎)とか、ああいう感じのは興味深かったんだけれど、すぐ終わっちゃった。
ああいう毒っぽい面白さ+不気味さが本来のこの監督さんの特色?
総合評価的には、まあ観たければDVDでいいんじゃないかなあという気分です。
決してダメってわけではないんですが、爽快感も壮大感も低め。
上映前の、ナルニア国物語とかハリー・ポッターの予告編のほうが鮮やかに記憶に残ってしまう私は疲れてるんでしょうか?
鑑賞時期のタイミングを外してしまい、あっというまに夕方のみの上映になってしまった(田舎だから。)ゆえにあきらめた「コープス・ブライド」への未練が増大しました。しくしく。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック(1) | ↑top
2005.10.02
「シン・シティ」を観てきました。
というわけで、さっそく行ってきました。(本日(1日)公開初日)
→SIN CITY公式サイト
ファンタスティック4に続いて、ジェシカ・アルバが出るし!ということでうきうきと観に行ったら、と、とんでもない映画でした…
出てる人もなかなかスゴイし、あの独特な劇画調を醸し出すメタルモノクロ+ポイントカラーで展開するカッコイイ色彩も独特で興味深し。
でも、最初から最後まで、ぼうりょくとさつりくが繰り返されるものすごいシーンの連続で、頭の中は((゚Д゚;))と(・A・)で一杯に…
見ようによっては「オシャレなバイオレンス映画」なのかもしれないけれど、これ、総天然色じゃないのをいいことに、ちょっとやりすぎだよ~。
もっとも、これがフルカラーでそのまんまだったら、ホラー映画になるわけですが。
エピソードが3つほどあって、それらのつながりを頭に入れておきたかったら(みんながみんな、ボコボコにされ過ぎて、上映中はあまりそういうことに集中できない。)公式サイト内の人物相関図を軽くみておいた方がイイのかも。
私は帰宅後眺めて、ああそういうことだったのねとずいぶん納得しました。
そんな映画ながら、ジェシカ・アルバは良い役どころでした。
(でも、良い人とか、ちょっとくらい色っぽいところであまり印象に残らない困った筋書き(笑)なのです、この映画は。)
予想外に、おおっステキと思ったのは、デヴォン青木演じる、女剣士なヒト。
日系の俳優さんてすぐこういう、手裏剣飛ばしたり日本刀振り回したりする役ばっかりやらされてご本人的にイヤじゃないかなあと思ったんですが、とにかくすっごい強いし、わりとかわいいので気持ちよかった。
ルパン三世の五右衛門みたいなお手柄な働きをしてました。
ま、シーンのなかを1枚づつ切り取れば綺麗な場面も多いので、予告編をみて観に行きたいと思っている人もいるかもしれないけれど。
ぼうりょくとさつりくがほっとんどな映画なので、デートでみてはいけません。(終了後、無言になります。)
よい子もみてはいけません。(まねしてはいけません。)
あと、疲れてる人も。(ますますスサみます。)
痛みに弱い人も。(みててとにかく骨身に響いて痛い。男の人はもっと大変だ。)
キル・ビル1とかバトル・ロワイヤル系を普通に娯楽作品として観れる人ならまあ、なんとか大丈夫かなあ。
個人的には、こういうのを全国公開しちゃいかんのじゃないかなあ、とちょっと思いました。
単館でひっそりとカルト的に楽しまれればいいのにー。
もー。
---翌日追記-----
しっかし、映画のレビューネタってあっというまにトラックバックが集まるんですねえ。
ほめてる人と私のようにガックリきている人の差があって読んでいて楽しいかも....w
私は、「タランティーノ系」に対しては、絵づらに惹きつけられはするものの、この人の描くバイオレンスに対して拒絶反応もまた大きい体質のようだ。と自己分析できました。うむ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(7) | ↑top
2005.09.25
「ファンタスティック・フォー」を観てきました。
夕方、(ごりごりとステッドラーの芯削りバケツをまわしながら)描きものに励んでいたところ、唐突に「これから映画にいきます」宣言が発令されたのでいそいそとネットで席予約。
す、空いてる...。田舎の映画館は、早め早めにどんどん観に行かないと、流行りものだと油断しててもあっというまに1日1回上映とかになってそのうち消えていくんですよ!
今回も映画館ロビーは、この前ほどじゃなかったけれどチョコレートの香りでいっぱい。
私はもちろんビールとチョコポップコーンを。
(よほど売れているのか、巨大水槽のようなガラスケースの中に山盛り作ってあった。)
というわけで、みてきましたファンタスティック4。
面白かったです!
という感想以外は特に言うべきことがないのが特徴です。が。
ジェシカ・アルバさんは、ダークエンジェルの時とちがって金髪でしたが、ぴちぴちのバービー人形のようでかわいらしかったです。
シン・シティも観に行かなくちゃ。
そう思う人はあまりいないと思うけれど、わたくし的には「伸びる人」と「ワルい電気の人」は役者さんが逆だったら良かったのにと思いました。
電気の人のほうの、ちょっとファンなんですよ、FoxチャンネルのNIP/TUCK -マイアミ整形外科医でみていて、ステキだなあと。
ジェームズ・ボンドの候補にもなったというイケメン(←しご)な方です。
いまFoxチャンネルで、番組と番組の隙間の5分くらいを使って、いつもこの映画のメイキングを流してるんです。それが結構面白い。
燃える人とか、岩の人なんかに対しても相当に凝ったCG効果を使っているのはこれをみているとよくわかって興味深いんだけど、映画館でポップコーン食べながら見ていると、もうあまりにも自然に周囲の光景になじみすぎていて、そういうことに全然気づけない。
(よく考えればこういう人自体があり得ない設定なんだけど。)
ほんとうに、漫画の実写版を眺めている軽ーい感覚で見てしまっているのが、申し訳ないような気すらしてくる。
映画の特殊効果って、そういう、ある意味、気づかれないことが本望、みたいなかわいそうな存在なのね。今となっては。
S.Wみたいな宇宙ものとか、キャシャーンみたいに目がちかちかするような変わった色彩じゃないと「ああCGバリバリのやつを観てしまった」っていう印象にならないわけだ。たいていの人は。
というわけで、なんか楽しいものをうきうきと観たい人にはおすすめ。
(大画面だからこそのすごいシーンや音響、というのは特にないので、アメコミ好きじゃなければDVDレンタルでもいいかもという感じは大いにあるよ。)
それにしても、アマゾンのアフィリエイトって、こういう画像もブログに載せられて便利だね...
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(0) | ↑top
2005.09.11
「チャーリーとチョコレート工場」を観てきました。
いつもどおりオンライン予約して行きましたが、今日が公開初日だとは知りませんでした。
真ん中ブロックの客席は軒並み満席でちょっと悔しかったので。
チャーリーとチョコレート工場←公式サイトはこちら
映画館の建物に入った途端、すっごく驚いたのはロビー中に漂うチョコレートの香り!
都会の映画館は、上映中にチョコの匂いを放つ設備を導入するようなすごいことをやっているそうなんですが、エェーこんな田舎にまで?
...と思ったら、この映画にあわせて「期間限定チョコレートメニュー」が始まっており、皆さんがチョコレートドリンクだのチョコレートポップコーンだのに大行列していて、とにかくそれらが売れまくっていたのでした。
(チョコポップコーンとビールを買ってみたのだけれど、この組み合わせって超ウマー!!)
映画は、とても面白かったです。
冒頭の工場シーンからもう心奪われちゃった。
ああいう「製造システム」みたいな世界は大好き。
なんというか、テーマパークのアトラクションくぐってきたような楽しさに浸れる映像。
ティム・バートン的な「暗キモチ悪さ」もほんのりと健在。
極彩色もチョコレートもどばーっと溢れ出る、夢の中のような世界!
好きなシーンはリス達の部屋です。
あのなかの数十匹はちゃんとホンモノをきっちりと訓練したやつを混ぜてあるらしい。それがなんとも驚愕。
このシーンに限らず、セットもイキモノ達も、CGなのかホンモノなのかさっぱりわからないくらいにすごかった。
コドモたちも、善悪キャラがそれぞれはっきりしすぎているところがかえって爽快。
ウンパ・ルンパ(達)の歌い踊るシーンも音楽もステキだし、ジョニーデップが演じるウォンカとのやりとりで見せるコミカルな味付けがしょっちゅう客席の笑いを誘ってました。
しかーし!
私は彼の登場の瞬間、すごいことに気付いてしまいました。
このウンパ・ルンパ役のディープ・ロイさんなんですが、Xファイルの第8シーズンのなかに「バドラ」というスッゴイ怖いエピソードに主役級で登場しているんです。
もう、ワタシ的にはXファイル全シーズンの中でもベストテンに入るくらい怖い話です。
やはり、(今回の映画ほどの比率じゃないんですが..)体の小さい人として登場するんですが、足が不自由で台車の上に乗って手で進んでいく、インドの行者という役柄。
過去の因縁から、空港で出会った旅行者の体の中に(あまりに凄惨なので省略)のあとに、やがて(あまりに流血なので中略)の形で登場し、次々と(あまりにひどいので後略)...というものすごい話なのですよ。
私の頭の中では、(ああ...あの「台車の人」がみんなで踊ってる...)等々の(ああ...あの「台車の人」なのに..)という考えがぐるぐると回りまくりまして、相当これが邪魔でした。
Xファイルで固定されたこの人のイメージとのすさまじいギャップが、これはこれでなんとか楽しめましたけれど。
(まあこの映画では、幸せそうで、よかった。)
というわけなので、ぜひともおすすめな映画です。
来月公開される、またもやティム・バートンのコープス ブライド、これも実に楽しみですよ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック(1) | ↑top
2005.07.12
「スターウォーズep3」を観てきました。
こういうのはもうネットに浸っている限り仕方ないんですが、公開直後からどんどん情報が流れ込んでくるのでこれ以上雑念が入らないうちに、とっとと行ってくるかということで!
SWはいつの回でも、とにかく早く観たもん勝ちなところがある(ような気がする)。
いやあ面白かったですよ。
相変わらずR2-D2もぴーぴー言いながらクルクルしててファンとしては大満足。
ヨーダ強いし。
(このヒトもクルクルしてた。)
で、みんながどんどんワルくなっていきました。
「議長」のしゃべり方はとても聞き取りやすいですね。
(ナンタラカンタラ・のっと・ふろーむ・じぇだい、とか、ナンタラカンタラ・びー・あん・なちゅらる、とか。
.......あ、あれ?聞き取れてないじゃん!!(゚Д゚;))
今回のエピソード、ひとつひとつの出来事をもう少し落ち着いて展開させるには、上映時間、倍あっても足りないのかもしれないですね。
(ロード・オブ・ザ・リングみたいに、DVDでいいから長尺の特別版とか存在すればいいんだけれど、ま、予算とか技術とか労力のかかり方を考えると、コレがいっぱいいっぱいなんだろうなー。)
そんなわけで、SW全史的にもキーになるような、かなりなモノスゴイ出来事(人の生き死にも含めて)が目白押しなストーリーが、どんどこサクサクとすすんでいくのです。
このあっさり展開感が「SWっぽい」といえば、ま、そうなのかな!
CGは各種ホントに凄かったんで、シーグラフでのメイキング系関連と監督講演が実に楽しみですな。
(...私だけまたカンファレンス・セレクトにちしゃったんで、生では拝めないっぽいけど。画面越し聴講って..ケチだなあ。)
とにかく、もういっかい、またゆっくりと観たい気もする。
ということで、帰宅した私たちがまず急いでとりかかったことは、「続き」のエピソード4の上映会!
スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOXがウチにはあるのだ。
これ、この前テレビで放映されていたのとおんなじ、デジタルリマスター版の3部作ボックスなので、色も音もすごく綺麗です。
CGも各所ちょこちょこと今の技術のもので差し替えてあるので、3→4以降への段差みたいなものは不思議なほどないんですね。
そりゃ、3のほうがいろんな景色がすごいんだけど。
3からの流れを知ってしまうと「レイア姫が結局キャリー・フィッシャーなのは納得できない(←主に容姿の点で)」といつもゴネるご主人。我慢してくれよぅ!それをいうなら私はルークがそもそも..
1-3のトリロジーボックスが出たらまた買おう。その前にレンタルでもじっくり鑑賞するけど。
で、きっとあと20年くらいしたらまた、そのときの(想像もつかないような...DVDですらないだろう...)技術でもってリマスターされた6部作コンプリート版が出るんだろうな!
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2005.07.05
「宇宙戦争」を観てきました。
つい最近から、上映2時間前までならネット上でチケットが買えることになったらしい地元の映画館。
都会ではこんなの当たり前なのかもしれないけれど、家にいる時点で席までおさえられるからスゲー便利ですわ。
(今まで、人気作は食事もそこそこに早めに到着して、並んで買っておかなければいけなかったので。
まあそれにしたって田舎なので「混んでいる」状態になったほどの映画はあんまりないんだけれど。)
ということで(数ある話題作が並ぶ今月、まずは)宇宙戦争(公式サイト)をみてきたのでした。
感想は.....うーん。
ところどころ、およびラストシーンで「あ、これはそういえば家族愛(も)テーマな映画だったよね」と気づかされる筋書きではあるのですが。
もうそんなヒューマンな面はどうでもいいぐらい(実際あまり頭に残らない)に、凄惨なシーンが多すぎてちょっと参りました。
そもそもこれは(身近な問題としてはあり得ない筋書きと設定の)SF話だっていうのに、ぜんぜん娯楽映画という楽しみ方ができなかった。
正直、ホラー映画ですな。
CGなんかもすごいんですよ。ばりばり大迫力です。
病み上がりの人とかパニックになりやすい人とか徹夜明けの人とか、天災とか事故にトラウマがある人は見ない方がいいんじゃないですかねえ。
もちろん恐がりのお子様に大画面で見せるのはどうかと。
少なくともDVDまでは待ったほうが...
ダコタ・ファニングちゃんは確かに名演技だけれど、あの状況で10歳の女の子が比較的正気を保っていられる設定なのはおかしいよなあ、あとあと大変だろうなあ、とか思ったり。
だいたいさー、こういう非常時に家族をとり残して突然勝手にわざわざ危ないところにむかって個人行動したがる父(最初のほう)と息子(中盤のほう)がわけわかんなかったですよホント。
だから「家族愛映画」としては全く感情移入できなかったんだよなー。
というわけで、ワタシ的にはわりと「(マイナス方向に)参った」としか言えない映画でした。
昔のバージョンのほうが作り物感があってそれなりに楽しめたかも。
今年のやつは技術高すぎなのかも。
明日にでもあることなのかもしれないなあ、とまで思ってしまいそうになるところがそれはそれで凄い?
宇宙飛来物(隕石含む)侵略対抗映画は比較的好きなほうだし、B級といわれるものもたくさん観てるんです、私。
それなのにこの映画は「例外...」として位置づけたいです。
理由はたぶん、最後の「勝った!」感がほっとんどないからなんだよなあ。
(事態収束理由もまったく説明不足というか。)
映画館を出た大通りで、ゴォォォッという低爆音でダンプカーが警笛を鳴らしたのですが、あまりにもそっくりな音だったので(笑)、飛び上がって驚きましたよ我々は。
というわけで、次はSWでおくちなおしするぞ!とどんよりしながら帰宅。
まあそれだけリアルにおっかない映画だってことです。
古典SFの名著といわれている原作はぜひ読んでみたいなと思いますけれどね。
(ほんとにこんなストーリーなのか?)
あ、あと大阪の人はすごいです。さすが。
★この映画を楽しく(娯楽大作として)観れるかどうかの判断基準:
「スターシップ・トゥルーパー」の戦闘シーンを愉快に鑑賞できれば、あなたはきっとOK。
ますますわからんか(笑)
つまり、「ホラーツボ」がフィル・ティペット系なのよ...
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
一方、家では、やっとお仕事的にゴールが見えてきたので「Mr.インクレディブル」を見始めています。
しっかし、このDVDは、なにかをやりながら観るものではないですね。
画面のすみずみまでうっとり眺めちゃって、1秒も目を離したくない気分になるので、こちらがわの業務が何にも進まない!
メイキング映像もかなり長くて楽しいしなあ。
なんとか本編終了に行き着いたので、明日はオーディオコメンタリー付で観なければ。
特典ディスクに、シーグラフで上映されたときからお気に入りのバウンディン(Boundin')が入ってるからそれもすごく楽しみでした。
インクレディブルと並映された短編です。
なんとメイキングやオーディオコメンタリーもついてるんですよっ。
「人生山あり谷ありだけど、とにかく、かおをあげて明るくちゃかぽこ前進!(超意訳)」
というメッセージが実に素晴らしいのですよ。
ホントに、大好きですよ、このヒツジちゃん(とおともだち)が。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(3) | ↑top
2005.06.27
「バットマン ビギンズ」を観てきました。
観に行ったのは先週の水曜日だったのですが、面白かったです!
バットマン ビギンズ 公式サイト
出演者の豪華さにはびっくりですよ。
あのゲイリー・オールドマンが最後まで「良い人」をやっていたことが実に新鮮でした。
↑かなりファンなんだよねー
(それに反して、リーアム・ニーソンはS.W上と引き続きおんなじような(武術系という意味で)役柄なので、ハマリすぎです。)
渡辺謙は思ったより出演時間が短かったんだけれどま、いいや。
でも、チベット山頂に忍者屋敷っていう設定はすごく無理があるなあ。
外国のヒトが考えるアジアっぽさってやっぱりこういう感じなんだろうなあトホホ...と謙さんも思ったに違いないのだ..
「バットマンモービル」がカッコイイです。
あと、荒廃する前の街の、きらきらと近代的なデザインが好き。
ビルの谷間を高架で一直線にすすんでいく電車とか、すごくイイ!と思いました。
バットマン役の人もなかなか素敵だと思ったのですが、世間的に、意外に地味な印象なのは何故だろうと思ってました。
↓この記事をみて納得。
ケイティ・ホームズ、「バットマン」続編を降ろされる!!
まあ確かにピチピチとかわいらしい人でした。
このニュースが本当のことならちょっと残念だなあ。
★感想まとめ★ 資金力があるって素晴らしい!(この映画の制作費ではなく、主人公が半端でなく金持ちな設定なのである。)
夏に向けて、これから楽しみな映画がたくさん出てくるので、どんどん通ってこなしていかないと。
地獄のように忙しかったのが、「惑星直列くらいに忙しい」に変更されました。
でもまだまだ終わらんのよ!!楽しいからいいんだけど。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2005.05.01
「コンスタンティン」を観てきました。
●公式サイト『コンスタンティン』
CM見てた時点では、「マトリックス」と区別がつくかと心配だったのですが、全く違う映画でした。
視覚的に、心臓に悪いタイプの(度肝抜き系の)凄いシーンがガンガン飛び出すので結構疲れます。
CG特殊効果バリバリです。
宗教観が違うと「怖い」と思うことも違うんだろうなあ、と考えました。が。
(夏にLA行くんだけど、ちょっと近場っぽかったのでびくびくしてきた。夕方歩くのもイヤかも。…悪魔には気をつけよう。)
エンドクレジットは比較的シンプルめなので、皆、終わったと思ってどんどん帰っていくんですが、私はこのあとに何かあるらしいとコミミにはさんでいたので、じっと座っていましたよ。
いっちばん最後のあの場面みないと、ホッと出来ないでしょう、やっぱり。
でもまあ、CGすっごい系の娯楽作品としては、なかなか良くできた映画でした。
連続ドラマでみたいタイプの話だけれど。
そうそう、スターウォーズの予告編を今回初めて目撃。
すっかりワルくなってました。楽しみだわー。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(1) | ↑top
2005.02.23
「オペラ座の怪人」を観てきました。
一応、ホンモノをブロードウェイで舞台をみてきたというのがまだまだ記憶に新しいので、個人的には、映画化ってどうなのかなという軽い感じで観にいったのでした。
・オペラ座の怪人公式サイトはこちら。
しかし、こんなにスゴいとは思わなかったー!!(にぎりこぶし)
目にも耳にも贅沢できた素敵な映画でした。
場内がわりと空いてたもので、音がガンガンまわるんですね。
基本的に台詞がみんな歌なんだけど、もううっとりです。
というか、映画を観てようやく、どういう物語なのか、きっぱりとわかったのでした。(字幕って便利。)
かなしくて美しい話です。
衣装とかセットもまた素晴らしく絢爛豪華で、オペラ座の舞台裏のざわざわドタバタした感じから、仮面舞踏会のド派手なシーンまで、すっごくよく練られているというか。
うーん、この映画はなるべく音響を整えた大スクリーンで観てほしい気がします。
テレビ画面でDVDをかけるんじゃなく。
(でも、ぜひとも英語字幕流しつつ歌を聴きたいので買ってしまいそうだけれど。)
CG的視覚効果も、よい感じに使われていて綺麗です。
冒頭導入部からオークションのシーンに入って、グォーっと色味が引き戻されるまで(観ればわかるよ)の流れがとてもカッコイイ。
シャンデリアがスワロフスキーだ!(エンドクレジットにスワロのロゴ発見。キラキラですよ。)
ストーリー中盤以降、キーな小道具となるヒロインの婚約指輪は豪華で素敵だ!
というか、ヒロインの人、まだ10代だなんてー!
などなど、いろいろ楽しく鑑賞できました。
ひさびさパンフレット買っちゃったよ。
とりあえず、DVDが出るのはあとになりそうなので、まずはCDを買うべきか迷い中です。
(Amazonて試聴できるんですねー。聴いたら買ってしまいそうだ...。)
もちろん、次にNY行ったらまたミュージカルで観てくると思いますよ。
生の舞台の味わいは映画とは別物。
それぞれを鑑賞できたおかげで、お互い補えたこと多し。
ああまだメロディーが頭を廻ってるよ~。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック(2) | ↑top
2005.01.29
「オーシャンズ12」を観てきました。
金曜の夜の回のオーシャンズ12へ行ってきたのでした。
(なんであんなにすいてるのに全席指定なんだ?)
いやー期待を裏切らず、面白かったです。出演者も超豪華だし。
前作の「11」では、首尾よくどんどん計画通りにコトが運んだのでわかりやすかったのですが。
今回は、特に後半で集中して観ていないと最悪、何がなんだかわからないまま終了して席を立つことになります。
状況が二転・三転して最後(ホントに最後)まで予測できないのが特徴なんですけれど!
「結局、誰が誰の味方になってくれるのか」というのを次々に追っていくと楽しめる仕掛けになっているのがポイントかと。
ジュリア・ロバーツ絡みの楽しいエピソードも笑えます。
(実際のジュリアロバーツまわりの最近のゴシップニュースあたりでよいので、ちょいとチェックしておくとよいです。)
いやー、ソダーバーグ監督、場面の構図?絵づらっていうの?がとにかくステキー。
ときどき、人や建物や景色の組み合わせがハッとするほどカッコイイ画面になっていて、キャプチャして絵ハガキ化して飾りたいときがあるよ。
劇中の説明で使う、フォントの使い方も好みかも。
(映画としては名前が重過ぎるゆえに)世間的にはいろいろな言われようですが「ソラリス」の画面デザインにうっとりしている私なので、今回のオーシャンズ12でもそういうところがとても綺麗に出来ていて満足。
もう一回くらいは観てもいいな。DVDでも欲しいくらい。
ストーリーも、もういちど頭の中で整理しておさらいしたいんですけど。
(ま、そういう映画です。)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2005.01.03
「ターミナル」を観てきました。
あけましておめでとうございます。ぺこり。
おおみそか、豪雪(従来比)の東京を、交通難をかいくぐってなんとか脱出し、本日までご主人実家の金沢に滞在してました。
いかにも日本海側っぽいあられ粒状の雪は、以前住んでいた新潟市を離れて以来の体験。
でも、比較的よい天気に恵まれたように思います。
飲んだり食べたり犬と遊んだり、で、すごく素敵なお正月を過ごしてきましたよ。
近所にシネコンがあるのですが、元旦から早速、ぞろぞろとホシノ一族でターミナルの鑑賞に出かけたのでした。
うん、面白かった。正月に家族で観るにふさわしい、ハートウォーミング系。
(なにしろ我々夫婦の場合はたいてい、CG技術がどれだけのもんかを基準に鑑賞作品を選ぶので、このタイプを映画館に行ってまで観ることはとても珍しい...。)
話としてありえるかは別として。
主人公が(なんてったってトム・ハンクスだ!)最初の、ほぼ孤立無援状態から、すこしづつ言語知識と人間関係を勝ち取っていって、最後は...の過程を思い出すだけで、感動しちゃいますよ。
話の積み上げ方はやっぱりすごいです。
(私なんて、この映画のおかげで、初夢は“一生懸命英語しゃべってる”ってやつでした。まあめでたいよね。自分で感動して起床したもの。)
というか、あとからダイジェスト的に回想するときのほうが「ああいい映画だったんだなあ」とじんわりくる映画なんですね。
個人的には、ちょっと長い(129分)と思います。
主人公をとりまく人々の分のエピソードも丁寧に描かれているので、ひとつひとつちゃんと面白いんだけど、集中力が途切れるという人もいるでしょう。
1篇にするよりは連続ドラマみたいに細切れにしたほうが楽しめる話なんじゃないかと思ったり。
ものすごいと思ったのは、空港ひとつぶんを精巧に再現したセットですよ。
アメリカやヨーロッパの各大空港をこまかく取材した産物だそうですけれど、もうどこかを一時的に貸切にして撮影したとしか思えないくらいによくできてます。
そういう意味では、旅行好きな方にもぜひおすすめしたい映画なんですが。
本屋とかフード類の店舗なんてそのまんま、おんなじのが入ってますからね。
よくよく実際の自分の経験を思い返すと、この映画のなかの空港は明るすぎたり綺麗すぎたりしていて、やっぱりホンモノじゃないんだよなあともかすかに思うんですが。
でも、異国の空港に足を踏み入れたときの、悪くないドキドキ感がよみがえってきて、爽快感のある映画でした。
そうそう、キャサリン・ゼタ・ジョーンズは(わりと穏やかめな役柄でもとっても存在感があって)綺麗な人だなあ。
どうでもいいことなのかもしれないけれど、「あんなに混んでる国際空港でそんな行動をとったら荷物盗まれないのか!」というシーンがとくに最初のうちに何度もあったけれど、結局何も起こらなかった。不思議。
無駄にドキドキしたのは私だけかなあ。
というわけで、この映画は総合的にはかなりおすすめ。DVDでみてもいいんだけど。とは言っておきたいですが。
よい話だった。うん。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2004.12.06
「Mr.インクレディブル」を観てきました。
映画館は「ハウル」を観るお客でごった返し状態だったんですが、どうしたことかこっちは予想外にガラガラじゃないかー!(・A・)
というわけで、うきうきと観に行きましたMr.インクレディブル。
良かったー!スゲーヨカッター!こういうの好き!と、こぶしをあげて叫ぶよいぇええぃ。
お話自体はシンプルで展開もわかりやすいので、安心して眺めてられる感じ。
超リアルとか大迫力の路線もいいんだけどさ、CGってもっとこういう方向でつくって皆でたのしんでもいいんじゃない?
というメッセージをずしっとうけとったのですが、妄想でしょうか?
皮膚のゴム人形っぽい質感が、これはふつうのフルCG映画なんかだとけっこう気になるところなんだけど、PIXAR映画に関しては、もう最初から「人形だ」という思いで観ているためなのか(コミック的なデフォルメがしてあるせい?)ぜんぜん気にならないのねー。
明るくて浅い鼻の穴とか、タバタバした髪のはえぎわとか、へんなところをじっとみて楽しんでました。
けっこう工夫してお人形っぽくしてあるんじゃないかなあと思い始めたら、なんだか、最後のほうで、ヴァイオレットちゃんの顔がブライスみたいに見えてきたよ。似てない?
エンドクレジットもたいそう凝っていて、オシャレ。
鑑賞に値する素敵さですよ。
で、冒頭で上映されるBoundin'、これ、私的には、今年のシーグラフのElectronicTheater上映作品のなかでナンバーワンでしたから!
(やっと日本語字幕で観れて何言ってるんだか了解したぜ!)
ゴキゲンなきもちになれるチャカポコ感(観ればわかります)満載のミニアニメ。
もちろん、シーグラフ会場で買ってきたTheaterのDVDには、商業的事情にて収録されてない種類の作品でしたので。
えーつまりは、Boundin'とMrインクレディブルが同梱というわけですよね、もう発売されたら絶対買いますよDVD!(゚∀゚)
Pixarのブースでもらったインクレディブルのでっかいポスター、うちに飾るほどでもないので丸めたまま仕舞ってあるんだけど、これ、きっとなんとかすれば儲かるかなあ...。(前年にもらったNemoも一緒に丸めたままだ...)
来年のポスターはきっと、Carsだね~。予告面白かった!
というわけで、たいそう楽しく観てきたし、すごくおススメなのだけれど、いまひとつキャラクターグッズが欲しいと思わないのは、こういう「ヒトもの」だからなのか?
でも、なんか作ってみたい欲がほんのり刺激されて、いい気分です。ぼんやり遊んでる場合じゃないぜー。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(2) | ↑top
2004.11.20
CATVキター。
ぱんぱかぱーん。
今までもネット接続でお世話になっていたけれど、今日からケーブルテレビの視聴を契約しました。
最初の月は無料だし、別支払いオプションのwowwowだとかスターチャンネルだとかも入会サービスだとかであと数日明言してくれなかったんだけど、いつまでなのだろう。スリルだ。は見れるとのことで、これもかなり嬉しい。
とにかくいきなりいつもの状態から50チャンネルくらい増えたわけなので、むしろわけわかんなくて混乱状態で次々と眺めてます。
ウチは、ご主人がとにかくテレビが一日中ついてないとダメな人で(まあちゃんと仕事もその状態でやってるわけだけども)最初はすごくおどろいたものなあ...。
とにかく、ちょっと見てみたかったけど借りるかどうか迷ってた映画、だとか、レンタルじゃないと見れない海外ドラマ、なんかが簡単に見れるというわけで、この点もお得で便利だよねえ、と言っていたところです。
私のパソコン部屋の分も設置してもらったので、ああこれで「一日中旅番組」とか「一日中動物番組」だとかも堪能できる...。
(私もテレビ見ながらなにかやることに慣れつつあるけれど、微妙に夫婦でテレビの趣味志向が違う:例えば私はいまどきの連続ドラマをあまり好まない。:ので。
あと、昼前後の主婦向け番組帯が超絶につまらないのも悲しかった。)
個人的にはFOXチャンネルがみたくて、CATVを検討し始めたくらいだったのだけれど、それ以外にもアニマルプラネットとかディスカバリーチャンネルとか、あと、カートゥーンネットワークも楽しみでした。
うぉ、アニマックスで攻殻機動隊が始まった...(涙)
しばらくはオロオロと気が散る状態が続きそうですが、そのうち見方も固まってくるでしょう。
海外ニュースなども面白そうなので、英語方面の勉強にも役立てたいと思ってます。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2004.11.07
フィフス・エレメント!
ついこの前の夜に放映されてましたね。
97年の公開だからずいぶん経つけれど、この映画、大好きです。
私がかなりのフィフス・エレメントオタクであることはあまり(いやほとんど)知られていませんが。
キャストはぴかぴかのハリウッド系
(ブルース・ウィリス,ミラ・ジョヴォヴィッチ,クリス・タッカーと考えてみればかなりの豪華陣営だけど、ゲイリー・オールドマンとかマチュー・カソヴィッツとかイアン・ホルムも重要な役割を固めていて、うわああやっぱりスゴいんですよってばスゴイんですよ。)
….で固めてるんだけど、この映画は監督やデザイナーチームがフランス人なので。
あと何十年経っても、「オシャレな近未来SF映画(明るいブレードランナー)」として語り継がれる作品だと思うよ。
衣装デザインがジャンポール・ゴルチエなんですよ。
いまCMでやってるような、「色っぽいマクドナルドのお姉さん」はこの映画で既に確立されてました。必見。
宇宙船の客室乗務員のお姉さんもステキー。
そして各種でてくる宇宙人たちも、宇宙船そのものも、すごくお洒落なんだよなー。
(私はゲイリー・オールドマン演じるゾーグが飼っているゾウ型動物のペット「ピカソ」が大好き。)
「フィフス・エレメント リュック・ベッソンの世界」という、今はもう大型書店じゃないとないかもしれないほどに入手困難なのかも、な本なのだけれど、はげしくおススメ。
(アマゾンでは新古品が買えるみたい。)
リュック・ベッソンが書いた撮影裏話日記や異星人語までこまかく解説されているだけでなく、衣装やセットの美しいデザインスケッチの数々がすごく貴重。
資料の価値としてはむしろこれから上がってくるかも。
CG一辺倒のSF映画では出せない味だと思うんで。
この映画、レンタルVHSで出たてのころから繰り返し繰り返しみていたので、台詞(の英語でなく、ヒロインが喋るリールー語)が頭に入っちゃってるくらいなんだけれど、この前の放映、リールー語まで吹き変えて声優がカタカナでしゃべってたので台無し。
(違うよ!アクセントが違う!)
25世紀、古くから言い伝えられてきた地球滅亡を阻止する鍵をにぎる「第五エレメント」と呼ばれるものの存在をめぐって敵味方同士でコメディアクション気味な空気の中でどんぱちやる(←しご)わけですが。
墜落した宇宙船から再生された(この再生マシーンのCGはけっこう素敵。他にはオペラを美声で歌う青い宇宙人のシーンも有名ですね。)、第五エレメントであるリールーが、地球の歴史をコンピュータを使って猛スピードで学ぶ場面があります。
「WAR(戦争)」という単語を打ち込むと、画面につぎつぎとあらわれる、人種迫害や原爆といった過去の戦争が引き起こした(実際の)いたましい写真。
もし今の時点での公開ならイラク戦争なども映し出されたことでしょう。
涙するリールー。
「人間はあんなに酷いことをする生物なのに、救う価値があるの?」
と、隕石衝突の数秒前に決断を迫られたリールーが、主人公にむかって息も絶え絶えに泣きながら問いかけます。
ああ、今観ても(むしろ世界激動かつ分断の今だからこそ)とても深いテーマが隠れている映画なのです。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック(0) | ↑top
2004.10.31
映画中心にこまごま。(スターウォーズとか)
土曜日の夜9時からやってた「スターウォーズ特別篇:デジタルリマスター版」みましたか。
ウチは今話題のスター・ウォーズ トリロジー DVD-BOXを買ったばっかりなんで「三部作流しっぱなし大会」を先日やったんですけどね!
でもやっぱりこの晩の番組も熱心に鑑賞してしまいました。
近年になってから、音も色彩も美しく鮮やかに調整されてCGも場面も付け足されて、とても30年近く経っている映画とは思えないですよ。
(検索してて知ったスター・ウォーズの鉄人!というサイトは、ストーリーだけでなく、こっまかいキャラクターのひとりひとりについてまで拾われてて、かなり凄いと思いました。
オリジナルとリマスター版との違いも非常に明快に解説されているのでDVD購入の際のチェック項目として一読しておいたほうがいいかも。
結局最近公開の3部作が、この30年前につくられたトリロジーより「以前」である設定なので、過去の出来事とのつじつまあわせとしてちょっと直してみました、的な修正が結構あるかもです。
スターウォーズは、宇宙人キャラクターが皆、例え悪役でもなんとなく可愛らしいデザインなのがいいよね。
(私はR2-D2が一番好きなのだー!ピコポコ。)
数年前、エピソード1(ファントム・メナス)のプレミアム試写会に運よく当選して東京国際フォーラムまでウホウホと観に行ったんですけれど、「チケット売ってください」のプラカード掲げた人ごみに囲まれちゃったし、芸能人はいっぱい来てるし、コスプレしたお客でロビーは盛り上がってたしで、ものすごかったんです。
巨大なホールで上映開始直後、しつこく前列に座ってた芸能人(たしか石田純一)にライトをあててた取材屋さんたちに一斉に客から怒号が飛び、例のテーマ曲がパンパカパンと鳴り響いてルーカスフィルムの緑のロゴがきらりと出てくると、大拍手と口笛!
スターウォーズって凄いんだわあ!と強烈に刷り込まれた出来事でした。
(それまでは単に「けっこう有名なSF映画」程度の位置づけだったかも。)
というわけで、(まだまだこれからオーディオコメンタリーとかでみとかないとね)楽しみに鑑賞し続けます。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
DVDといえば、先日購入したXファイル終章ボックスの特典として入ってた「ミレニアム」の第一話、すごーく良かった。しみじみしたよ。
最初のエピソードだというのに凄惨で暗くて救いがなくて、ものすごく渋い空気が漂ってました。
娘役のジョーダンが実に可愛いし!
あの女の子、今はずいぶん成長したんだろーな。
ということで、12月はやっぱり買わないと。
特典なんかが今から楽しみだわー。
そうそう、このXファイルの終章ボックス、ブックレットのエピソード解説の誤植は、連絡すれば交換してくれるみたいですよ。
FOXのテクニカルサポートあたりから連絡すればいいんじゃないかな。
私はまあ、これはこれでいいや。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
FC2ブログが、画像1G・テキスト無限大OKだときいて、うわあホントに無料なのかね?とドキドキしながらID確保。
さてどうやって使おう...?
(といいつつも、もってるJUGEMは無制限だった。これまたもってるだけなんだが。)
こうしてどんどん無料のすごいのが出てくると、急にココログのプロが150MBしかないことに気づいてしまう(゚ε゚)んだけど、いずれ世の中の流れで容量が追加されそうな予感。
ドットMacが100から250になったようにね。
...でもって、そのときもきっと、自分が余裕で使い切れてないであろうことも予測できてますが。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「通販生活」でいちばん売れているという「メディカル枕」。
実家が買ったばかりだというので一晩貸してもらったのだけれど、私には惜しいところでダメでした。
(危ない危ない。枕ジプシーなので遠からず買ってしまうかもしれないところだった。)
低めが好きな人には、ぜひとも「一度試してみないと微妙かも」な標高なのです。
男の人にはいいかもしれないなー。
あと、しっかりはしてるんですが、ちょっとフカフカしすぎかも。
あくまでも、私にとっては、ですが。
それに(どんどん言う。)かなり大きいのにはびっくりですよ。
市販のかわいい枕カバーなんかは無理そうなほどに、ふとん一杯の横幅なので、これは合わない場合は逃げ場がないので少しつらい。
合う人にはきっと幸せな大きさかも。
パソコン売り場で買った低反発枕(の低い山のほうに頭を乗せる。)が意外にもいまだに好相性なのは助かってますよ。
ああ、でも夢はあいかわらず鮮明すぎるのでこれはなんとかしたい...。眠りは浅いんだろうなあ(´Д`)
昨晩なんて「宝石屋で部下に説教」の夢ですよ。勘弁してよー。何年前だよ。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック(0) | ↑top
2004.10.11
ピコッ・ドン!と24が終了。
結局この連休中も、プチばしゃうまのようにゴゥゴゥとお仕事してました。
んー、AdobeはIllustratorにコクヨのカッターマットを同梱するべきです。
こまかいパスをひくには最高。
ここ参照。
マウスとの相性もあるとは思うけど。(同梱すべきと言っときながら弱気。)
そんなわけで昨日は朝の5時くらいまで起きてたんですが、途中の「24」最終回でわいわい盛り上がりすぎて血の巡りが深夜も快調。
終了残り1話の時点で、あと1時間でどう収束させるのが大疑問なほどにごちゃごちゃしていたストーリーでしたが。
結局あんな終わり方なのか!あの続きはどうなるのか!親切な人は馬鹿をみるのか!等々つっこみどころ満載で楽しいドラマでした。
このドラマはシーズン1の頃から、キム・バウアー(主人公の娘ちゃん役)周辺の展開が、視聴者のひっかかりどころとしていい味を出してるのかも。
なにせ、必ず、入れ替わり立ち代りで彼女に関わる人々、皆がひどい目に遭う!
(車でどっかに送ってもらうときはその運転手の命はない、の法則)
んで、パパの用事がたてこんでる絶妙なタイミングで「今すぐ話したいの」と電話呼び出しをかける!
この子の場面になるたびに、うわああああ今度は何だとげっそりして伏し目がちになってくるほどだったのですが。
スターウォーズのジャージャービンクスみたいな感じ?のトラブルメーカーなんだけれど、決定的に違うこととして、可愛くてスタイルも抜群なので。
世間はきっと許してるに違いないんだ。
とりあえずいろいろと一段落ついたので、先日届いたX-ファイル 終章の特典ディスクをみはじめています。
(本編自体は、レンタルで一気にみたのが記憶にあたらしめなので、あとからゆっくり流していこうかと。)
最後をかざる付録のブックレット中のあらすじ解説(しかもかなり山場な感動エピソード!)にまるで関係ないストーリーが載っているという、ものすごい誤植がファンの間でも話題になってます。
んもう。(゚ε゚)
といいつつ実はあんまり気にしてなくて(一度見ているから、ああこれかと覚えてるので、DVDを買ってから書類確認したことはあまりない。)、そんなことよりオマケのミレニアム第一話をこれからみるのだ。
た、たいへんですよ。海津さんご本人からコメントいただいちゃった。感涙。
お勉強ごとも山積な秋だ。がんばらにゃー。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (8) | トラックバック(0) | ↑top
2004.10.06
カボチャな十月。
ああ晴れた。ひさびさ、ももいろの夕焼けをみたよ。
最近定着してきた商業的な飾りつけおよび季節ものアイテムとして、10月は各所カボチャだらけになっているとおもうんですが、真面目にハロウィーンを実践?して仮装パーティとかやってる人は日本でどれくらいいるんですか?
それとも最近は幼稚園とか小学校でトリックオアトリートとか言いつつ楽しくやってるのかな?
(と、つまらないことでモンモンしてみる。
でも、煮物がウマい季節なので買ってこようと思うよ。)
毎年この時期にメインページがガラリと模様替えになるThe Iconfactory、いつも楽しみだったりします。
私が此処を見始まった6年前もこのイベントやってて驚いた記憶が。
配色はもちろん(普段はブルー系。サイト内の他のページへすすんでみればわかるよ)、「Lobby」が「Blobby」に、「Showroom」が「Scareroom」になってたり、コマゴマとコンテンツ名がハロウィン言語にとりかえられていて面白いのだ。
このアイコンは2年前のものなんですけれど、単品配布のページ(HPに入ってすぐの目次ページ「iconkiosk」→過去ログ置き場の「kiosk the past」)にてダウンロードできます。OSX/XP対応。
壁紙タイルなんかもあるので(2001年・2003年のページでコレと同じカボチャを利用した10月タイルを作ってます。今年もそろそろ作らないとー。)よかったら探してみてね。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
さあさあさあ。
明後日ぐらいには届くということですよ。X-ファイル 終章 DVDコレクターズ・ボックス。
とりあえず、先日の誕生日のとき、何か明確に欲しい娯楽品はありますかと問われたときにまず頭に浮かんでリクエストしてしまったのがコレなわけで。
(ホシノ家的には、残り予算はクリスマス兼結婚記念日へ流し込むということに決定済み。さあさあさあ。)
しかしこの商品についてがっくりしているのは、日本的に何の圧力?がかかっているのか知らないんだけど、最終シーズンならではの特典付録映像のいくつかを削ってでも、他の映画の予告編を入れたり、なんとミレニアムの第1話を収録したりとかわけわかんない構成になってること。
(ミレニアムはちゃんと買うからいいんだっつーのー(・A・)。)
本編そのものもパワーダウン著しくて、当時もアメリカ中がハァ?(゚Д゚)と言った(と思われる)最終回で終わってますが、ところどころ光るエピソードも入ってるし、ターミネーターの液体金属なドゲット捜査官は素敵だし、相変わらずスカリーは綺麗だし、根性で8箱も収集済みのDVDボックスなので、最後の1箱追加でコレクションをシメさせていただきますよ。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
いきなりのお仕事電話。明日からイラレ缶詰なのか。ウヒョーと言ってしまっていいのか。まだ謎。でもがんばる。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2004.09.27
ありがとう50万来客とか、指輪物語みまくり中とか。
わああ......9月最後の週。
なんだか数日前にHPのほうが50万アクセス越えてたみたい。(祝)
50万にもなれば大騒ぎして記念イベントなんかもやっちゃうんだろうなと思ったけれど、すごく淡々と通過してしまいましたー。
じゃ、今度こそ100万で。
今、そのアクセス数の主力であるアイコンの配布は、作ること自体がとても面白いので工芸趣味的満足感なんだそりゃがあるし、ついでに自分の作れるものを他人にみてもらえる(たまに意外なものにつながってくれる)という意味では、すごく重要なコンテンツなので、てくてくと継続していきたいと思っています。
配布用のページ構成ですが。
さくさくと目的のものが探し当てられて、カテゴリ別にきっちりと整理されて、もっとシンプルかつ簡易的なちっこいサムネイルで、どんどこと更新できるようなレイアウト(すごいな)に作り変えようと思ってました。
そんなわけで、配布のページをブログ化しようと意気込んでいたのですが。
既に40セットを超えていて、整理の仕方で挫折。やっぱり作った順の時系列配置でイイやと。
カテゴリー分けしてしまうと、今度はそのカテゴリーに沿ったものしか作らなくなっちゃうんじゃないかという懸念もあるし。
(というか、あまりにイロイロすぎるので、細かく分けようとすると馬鹿みたいに多くなるし、大雑把にやってしまうと「宝石」「それ以外」にしかならない!ので脳みそがフツフツとしてきてしまい、もう諦めました。)
あとやはり、時々はドカっと増えるアクセス数と配っているものの容量からいって、たぶん転送量があぶないので、格安レンタルサーバでMTを組むという考えも気弱になりつつ没。
(せっかくだからココログ使ってもいいんだけど、やっぱり時々重すぎたりCSSが外れたりして変な感じになるので不安。)
ということで結局いくらか様子を変えたものの、もうしばらくは、作った順・フルサイズ(可能な限りのフルアイテム)プレビューでやっていくことにしました。
やっぱり、ギャラリー的に閲覧できる今の感じが好きなんだよね。
見せたがりやというか。
ダウンロードに便利なように、レイアウトをシンプルに作りすぎてもあまり意味がない気がして。
昔のを探すのがどんどん大変になってくるのが難点なので、そこはちびちびと工夫を重ねないと。
次のことは50セット目になったらまた考えます。
なにか新しいことを考えつくかもしれないし、やっぱり100セットまで(何年かかるんだ)このまま頑張れるかもー。
参考:
私はあくまでも配布コーナー自体の改装を考えているわけだけど、サイト全体をブログ化した配布系サイトというと、
RAD.E8、Yellowlane、Nitram+Nunca、がすんごくイイなあと思います。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「ロードオブザリング・王の帰還」を新作レンタルで借りることが出来たので、先日がっちりと観ました。
そうしたら急激に、映画館ではよく把握できてなかった人間関係等々がはっきりしてきたので。
やっと私にもほんとうの指輪物語ブームがキター。
ということで、パート1からDVD借りてきました。
スペシャルエクステンデッドエディションというやつなので、なんだか記憶にないシーンがたくさん入ってるし。
3時間半だって。オーディオコメンタリーだって4種類ですよ。観きれるのか?(´Д`)
ガイド本とか、トールキンの原作文庫セットなどをアマゾンで検索し始めている自分が怖いよ。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
もうひとつ、これはなんとか人並みにノリノリなんだけど、先日、「24」パート1総集編みたいなのが週末の2晩続けてありましたね。
あれ、見てしまった。最後はわかってるのに結局また見てしまった、朝4時まで!
次のパート2も10月から放映開始になるってんで、フジテレビ的にもいま盛り上がり中みたいなんですが、今日、午後の特集ミニ番組でインタビューなどを見ました。
あの、ニーナ役のひととメイソン役のひとはパート1の撮影を機に結婚したんだって。
(うわーこのドラマは公私共に入り組みまくりの人間模様だね。)
で、この2人がプロモーションで日本を訪れたときのインタビューでした。
ニーナの人はやっぱり、とっても綺麗な人だったなあ。
[映画・テレビCG・WEB製作] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2004.09.13
「バイオ・ハザード2」を観てきました。
あんまり気が進まなかったけれど、みてしまいました。
→バイオハザードII アポカリプス
実は、前作はみてないんですが。
(正確には、DVDで借りてきたのだけど、私だけみませんでした。
音声のみ隣室からずっきゅんずっきゅん聴こえてくるのをあえて覗きに行かなかったという。
だって嫌いなんだもの、ああいう、見境なく大量殺戮する映画。
だからバトルロワイヤル2本も、音声だけでぎりぎり勘弁。)
でも、冒頭でだいたい前作のあらすじを説明してくれるのでオッケー。
あら、親切だわ。
と、このとき思っていたけれど、映画の最後までこんな感じに、素早く・浅く・考えさせず・でもインパクトで押せ押せ!なテレビ的展開で、思ったより楽しめる映画だと気付きました。
映像効果も結構ばりばりにすごいし、音響もなかなか凝っている感じがしたので、これを家の小さい画面でみるのはもったいないかもしれない。
というか、レンタルDVDなんかでみてしまったら、あの緊張感がほとんど消えてしまうわけだから、この映画の利点の大部分が、まるで消えてしまうかもしれない。
しかし当分、かぶりつき系の肉:フライドチキンとか:は食するのを躊躇してしまうかもしれない。
音までリアルすぎてキモチワルかったー。
とまで書いてしまっているんだけれど、もうターミネーター的に(とりあえず、どんどん強くなってます。)いつまでも話が続きそうな予感がするので。
テレビシリーズ(全12話:今回がやっと第2話)にしたらちょうどよくウケるだろうなあ、でもお子様には見せちゃダメ。好評だったらミラジョボビッチさんの体力が続く限り、Xファイルのようにこれをさらに9シーズンくらい続けてくれよ!
と思いました。
おしまい。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2004.08.27
The Time is Near...ミレニアムDVD出るよー
うわーい、とうとう発売が12/3に決定しました!ミレニアム DVDコレクターズ・ボックス。
うちのHPでは4、5年前、このドラマの公式サイトをばっちりリンクして讃えていた!のを覚えている人は…私だけ。
現在、既にDVD発売済のアメリカではかっこよく復活しています。(←あらためてじっくり見てみたのですが、効果・音声がちょっとオドロオドロしいです。まあこういうドラマではあるんですが、そういうのが嫌いな人はスルーで。)
わーい、わーい。
Xファイルが順調にDVD化されて既に残すところあと1シーズン
(全部買ってる私も私なんだが、ミレニアムが出るまでのウォーミングアップですがな。とりあえずボックスのデザインが、これら2ドラマ並べても違和感なさげなのがわりと嬉しい。)
だというのに、ミレニアムがこんなに遅れてしまったのは、まあそれほど国民的人気なドラマじゃなかったというのもあるんでしょうが、中に流れる音楽が多岐にわたりすぎて権利云々の関係でずいぶん手間取ったのだと聞いているんだけど。(噂。ほんとかな?VHSのレンタルはふつうに出てたからなあ。)
クリス・カーター制作の、3シーズンで終わったドラマなのですが、XファイルのようなFBI捜査官ものではあるけれどはるかに、オカルト色・聖書等を絡めた宗教謎解き世界・ネガティブじめじめ犯罪度が際立ったシリーズです。
まあこういうドラマはせいぜい3シーズンくらいしか続かないのかもしれない。
だけど、こういう特殊さゆえの熱心なファンは国内外で水面下に数多くいて、日本にもいくつかファンサイトがあるので何度か私も書き込みしたことあるなあ。
名前のとおり、ミレニアムという、世紀(千年紀)末滅亡系カルト集団(でもFBIの捜査を手伝ってるんだな確か。)と、そこに出入りしては苦悩するフランク・ブラック捜査官。
娘のジョーダンがとってもカワイイ。(このコもそのうちいろいろ大変な目に。)
犯罪現場を目にしたり触れたりするだけで、その状況が「見えて」しまうという特殊能力を持ってます。
ドラマ自体は、実際の世紀末を迎える前に終わって(打ち切られて...)しまいました。
しかし、同じ監督のクリスカーターによるXファイルの第7シーズン「Millennium」でクロスエピソードとして、その日の結末が補完されてます。素晴らしい。
主人公役のランス・ヘンリクセンのあまりの渋さに目がハートだったわけですが、「エイリアン」のアンドロイド、ビショップ役としても知られてます。他にもいろいろでてるけどねー。
今、本国で話題かつ日本上陸待ちなエイリアンvsプレデターにもばっちり登場してるらしいので、すごく観たい!でも殺戮クリーチャー系は怖いから大画面ではミタクナイ!の狭間でモンモン中。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック(0) | ↑top
2004.07.28
ミトンをみたり、のこまごま。
ミトンのDVDを早速観ました。
1967年制作だって。
あのチェブラーシカの監督が作ったのだけれど、やっぱりすごくかわいい。
犬の「ワンワン」くらいしかセリフっぽいものが入ってないんだけど、頭の中でいろんな物語が生成されてしまう。
お子様方にもおすすめですよ。
もちろんこの時代だから、丹念な人形コマ撮り動画なんだけれど、動きがとてもこまやか。
女の子が、ミトン犬の背中をなでるときのヒラっとした手のしなりがキュートなんだなー。
もの哀し系BGMと渋めな色調が、今注目の「昔のロシヤな感じ」で、あらゆる画面がかわいらしいのです。
いいな、こういうアナログな感じ。
ミトンわんこの網み目が愛しいです。(ノД`)
いいよーコレ!
ミトンの公式サイトからは壁紙なんかもダウンロードできるようですよ。
(ミトン自体は10分程度の物語で、他にも2つ別な短編人形映画がはいってます。)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
今月のブログ更新、だいたい2日に1度というところか。
以前の、エンピツサーバ時代の更新ペースにちかづいて参りました…
(書くときはそれなりの量で一気に書いてはいるのですが)日々に少しづつネタをふり分けて細かく更新、というブログっぽいことがどうもできないようですよ。へへー(・A・)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
パンダーゼットアイコンキター。
...いろんな意味で今のうちDLしておいたほうがいいかも、に200パンタロン。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
自サイト内のリンクページをそろそろ見直して整理したいと思ってます。
訪問者のために紹介、というよりは、自分のブックマークとして便利に使いたいという俺様ポリシーで作っているのにいつのまにか、いくつかへのページの訪問を除いて、あまり利用しなくなってしまいました。
ほんとうに、使ってない古びた感じがするなあと。義理とかではリンクしない主義なのに。
(日々の巡回には、ブログのサイドバーだとかはてなアンテナとかいぬリンクみたいな、「更新してれば自動で上に上がっている」リストじゃないとダメな体になりつつあり….)
たまに回ってみると、閉鎖になってたり、年単位の勢いで放置状態になっていたり、たぶんこれからも復活しそうになさげな空気なところ、等があるわけで、どうすっかなあとモンモン。
国内外で(自分の好みという俺様ルールに基づき)デスクトップアイコンのサイトをちょっとまとめてみたい、可能な限り公式リンクバナー付で。という野望もあり。
<とメモ代わりに書き留めておこう。夏の間くらいの目標で改装できればと。>
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top
2004.07.17
「スパイダーマン2」を観てきました。
というわけで、早速いってきました。(スパイダーマン2オフィシャルサイト)
深く考えるとツッコミどころ満載な気もしますが、しかしこれはコミック系なので、ストーリー展開的には王道。さらっと楽しむのがよいでしょう。
デジタル的には相変わらずびゅんびゅん飛びまくるカメラのせいで大迫力。目がまわります。
大スクリーンで眺めてこそ、のこまかいお仕事ぶりなので、これは映画館でみてよかったです。
(予告関連で一部分観てる人多いと思いますが、カフェで話している後ろの窓から車がスローモーションで突っ込んでくるシーンがやっぱりすごい。あごの下がひりひりします。みればわかるよ...)
人間関係方面もひっぱりまくるので、パート3は絶対くるでしょう。
むしろ今回は「前編」っぽい展開です。
MJ役の女の子は、綺麗なヒトとして評価されてる感想は、1の頃からあまり見かけないのですけれど(笑)、大好きな映画(すごくいいのでホントおすすめ)「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の、哀しい美少女吸血鬼として、かなり高い評価を得ている(←私から。)女優さんなので、わりと応援してます。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ああまた、「狭いのにくつろげる家の秘密」などという特集の雑誌を買ってしまいました。
主婦系雑誌は、私の場合、節約とかおかずとかのテーマはぜんぜん興味がわかないんだけど(だめじゃん)、部屋系のときは無条件に買っちゃうんだよな。
「収納」なんかもマジックワード。
もう、この雑誌では定期的にくりかえされていることなので私のような人間を取り込む戦略なのだろうとはわかっていても。
しかも、そういう雑誌が溜まるおかげで狭い家がますます狭.....(泣)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2004.07.01
「ハリー・ポッター」を観てきました。
夜10時スタートで、終わったのは0時半過ぎ!
なかなか過酷なスケジュールだとは思いましたが、堪能しました。
登場人物たちが見た目からしてどんどん成長してきているのがスゴイです。
「北の国から」みたいに完全に大人になっても続けてくれないかなあ。
ハーマイオニーは可愛い!
(年齢を忘れてあたしもピンクのパーカー着たくなっちゃうよ!)
人間以外にも、ココロにとまる生き物たちが多かったなあ。
合唱団の子たちが抱えている蛙たちとか、猫とかネズミとか、あと、トリウマ(仮名:ナウシカのと違ってハリポタ版のトリウマは前足がある!)もいい感じ!
学校内部の風景も隅々まで練られていて、どこに視線を移しても飽きないです。
物語中の重要な小道具が、エンドクレジットにも応用されていて、これもまたとても凝ってますよ。
ルーピン先生は微妙に長塚京三似。
G.オールドマンはテロリストな役の映画ばっかり観ていたので、この映画でもそういう先入観ありまくりなんだけど!
あと、最初のほうに出てくる3階建ての「夜騎士(ナイト)バス」もいろんな意味でスゲー!
以上、ネタバレない程度の感想でした。
堪能しました。
今回はいままでで一番面白く観れたかも。
(もともと、世間が騒ぐほどそんなにファンじゃなかったんです。と言いつつ、3作きっちり観てますが。
それどころかちょっぴりグッズとか欲しい気までしてきました。
大人なのでコスプレはやめておきます。)
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2004.06.25
梅雨どきのこまごま。
(オシゴト的に)この土日が勝負!日曜の夜は打ち上げ宴会を開催希望!とご主人が言うので、私も自分のスケジュールをそのように詰めていくことにしました。
宴会っつったって、飲みに行くってことなんですが。
ぅーぉーっしゃー。
旅行記作り終わったら旅ボケは治ったよさすがに。
ご主人に完成を報告したら「老後楽しみに見るからね」と言われました。
.....!(・A・)
というわけで、公私ともにいろんな締め切りを日曜日とする。(一部無理があります)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「X-ファイル エイト DVDコレクターズ・ボックス」
そして来週からはこれを観始める予定。
(本日発売。まだ届いてないけど。さああと1ボックスでコレクションは完結!)
8年目ですっかり飽きたのか出演を投げ出してしまったモルダー捜査官に替わって、ターミネーター2で液体金属をやったドゲット捜査官が登場ですよ。
このシーズン以来目がハートになってしまい、以降、何の映画観ても「ドゲットさまキター」と頭の中で歓声をあげてしまうほどに。
チャーリーズエンジェルで悪役で出てても。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
昨日、久しぶりに近所のペットショップへ新入りさんのチェックをしに行ってみたのですが、それはもう可愛らしいシュナ(ミニチュアシュナウザー)ちゃんがいました。
ちっちゃなのらくろのようで、見物する人間にも反応しまくりでぴこぴこと肉球をガラスに押し当ててきたよ!
貼ってあった説明によれば、親がチャンピ「ヨ」ンなんだそうでなんかえらく高額だったのですが器量良し。
危ない!つれて帰っちまいそう!住居がアレじゃなきゃ即決!とか小声で言い合いながらじっと覗いていたら、店員さんに声かけられちゃいましたよ。
あー「買う買う光線」が脳天からピクミンのように出ていたに違いない我々。
出してもらっちゃったりしたら(そんな簡単にはしないか。)大変なので、すごすごと店を出ました。
あのこならきっとすぐおうちが決まることだろう。
幸せになれヨー!(←いつも最後はこればっかり。)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
前回書いた、マウスパッド2段重ねワザ、滑りすぎな感じに違和感が多少あったものの、今日になってやっとマウスの底(というか、こっちの手のほう)が馴染んできた感じ。
本当はこのマウスパッド、マウス側にシリコン製の足シール(ソール)をつけると滑りまくって最強らしいんですが。
昔、有線マウス時代に通販で買ったソールの余りがあったのをくっつけてみたら、こんなホンの僅かな標高の差だけでまったくカーソルが動かなくなってしまいました。
結局ソールなしで運用することに。
これだと、マウスパッドのほうが早く傷みそうな気がする...。
デリケートすぎるのもいい加減にして欲しいなあ。無線だからか?
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「きぬがさ」には応募し忘れました。
「mixi」は人見知りが激しくてなんとなくネット上で知ってるとか逆にすごく尊敬しているとかそういう感じだとぜんぜんアタックできず、登録コミュニティだけがしみじみと増えていく現状。
......涙。
[映画・テレビ日々のこまごま] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) | ↑top
2004.06.14
「デイ・アフター・トゥモロー」を観てきました。
日曜は寝てばかりだったんですが(昼に起きたのに夕方前からとっぷり夜まで昼寝して、もう脳みそトロけるかと。)それでも映画に連れてってもらえました。外食の特典がつくのだ。
この系統はいつもかなり好きなので、絶対みようと思っていたデイ・アフター・トゥモロー。
CGはさすがに素晴らしい!ぞくぞくしますよ!
政治家と学者の対立とか、自己犠牲とか、恋愛とか、どこかで見たことがあるようなパターンをしっかりと踏襲してるところがかえって安心。
そして、ブレードランナーの昔から、日本(東洋)とは屋台でごはんを食べる国なのだ。
嵐とか大洪水の効果がものすごいので腹に力が入ります。
私のような冷え性はまず生き残れないだろうなあ。
とか、ご主人は助けてくれるかな?とか、なるべく南に住んでおいたほうがいいわけだな、とか黙々と考えつつ眺めるわけです。
まあしかし、こういう、技術もお金もたっぷり使ったCGを、Tシャツ着ながら娯楽大作として映画館で観れてるうちは、地球は大丈夫!と思うのです。
いつもそう、自分に言い聞かせて恐怖心を抑えてます。ぞくぞく。
ストーリー自体は目新しい点が特にありませんが、とにかく大スクリーンで見てこその迫力なので、涼しい思いをしたい方はどうぞご覧下さい。
映画館のロビーは、「世界の中心で(以下略通称セカチュー」を観に来たラブラブな(しご)学生カップルで埋め尽くされてました。
(私は、あの、タスケテクダサイを連呼するCMを見せられまくったせいですっかりおなかいっぱいになったので、DVDになってからも見るかどうかわんない、悲しい大人です。)
あと、下妻物語も大人気。実際限りなく地元であるだけに、映画館もすごい宣伝ぶりだ。
深キョンがカワイイので観たいよ!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
先日書いた、100円ショップのカッターマットをマウスパッドにしてみたという件ですが。
グリップがザクっと効いて、パスを引いたりするにも実に調子がいいので、もっと大きいのが欲しくなってきました。
そんなわけで、コクヨ製のちょっと高級(といっても緑色に方眼模様の、普通の板。)なのを物色中。
カタログを眺めていると、キーボードの下に敷けるくらいのサイズまでもがあるようで、頼もしいです。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(2) | ↑top
2004.05.10
「キャシャーン」を観てきました。
こんな雨の夜なので、日曜でも人出はしょぼしょぼでした。
というわけで、早速観てきましたよキャシャーン。
“こういう映像”への耐性、がどれだけあるかが、その人のこの映画に対する評価の分かれ目かなあ、と思ったり。
あ、耐性とか言っても、理解するセンスとかいう高尚な次元じゃなくて。
こういうCGとか色彩感覚も在りなのだ、と、目撃経験の積み重ねとか知識とかでわかってる人はちゃんとついていけそう。
そうじゃないと、「気持ちが悪い」「うなされそう」「脳が疲労..」と、不快方面へ紙一重にギリギリ。と思いました。いやホントに。
こんなに前衛的な映像世界だとは思いませんでした。
コントラスト高め。もんのすごくアクの強い「火の七日間戦争(ナウシカの。)」+「ブレードランナー」ってところだよ。
スゴイなあ。とにかくものすごい思い入れがあるんだろうというのはびんびん伝わってきたよ。
お金と技術と才能が揃ったので子供の頃からの夢を実現してみました!という感じ?
えーっと、財前教授(仮名)←主役としか思えないね)と、宮迫サン。
がいちばんお気に入りです。
アニメでやっていた時分、世代的には重なってない..わけでもないんだけど(「人造人間」キカイダー、のほうがたぶん見たことがある。)、キャシャーンは青いロボット犬が出てたことしか記憶にない。
映画では普通の犬だったよ(´・_・`)
あまり書くとネタバレてしまうのでこのへんにしておくけれど。
宇多田ヒカルの主題歌は、この映画の脚本を読んで作ったという話だけれど、さすがですね。
キャシャーンを観て、ああこういう世界観をうたっているわけか、と理解。
映画(しかも全映像終了後に流れる)主題歌として存在しているけれど、映画全体が歌のPVになっていると考えても(むしろそう考えたほうが!)全く違和感ないですよ。
このへんのチームワーク(夫婦相互扶助)はすごい。
見習いたいところだ。←というのが一番の感想かもしれない。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック(3) | ↑top
2004.04.22
「アップルシード」を観てきました。
シネプレックスのなかでは小型にあたる、150人収容くらいのホールがあてがわれていたけれど、それでもやはり田舎なので余裕に空いてました。
・APPLESEED公式サイト。壁紙配布されてるのでDLしときました。
面白かったです。
この作品はいままでも知らなかったし、全く予備知識なしで行ったけれど、ストーリーとかはイノセンスよりわかりやすかったし、かちっと最後は感動するようにまとまっていたので好きかも。
しかし、ずいぶん「メカ戦闘系」なのだなあとびっくり。
アニメというよりは、ファイナルファンタジー(映画の。)みたいなフルCGっぽさがすごいです。
建物や瓦礫の背景描写がとても緻密。
いっぽう、人物(の顔)が典型的アニメ顔でセルシェーダー、でも毛束までふさふさ揺らした、怖いくらいのモーションキャプチャーな動きなので、このちょっとした違和感で一瞬混乱しますが...。
・SOFTIMAGEのサイト内、APPLESEEDページ。
キャラクターモデリングはXSI製であるらしい。
でも、クレジットをみたところによると、MAYAとかLightWaveとか総動員だった。
主人公の目がとても綺麗な色でほれぼれしました。
(かわいいんだけどものすごくアニメな顔だ….。)
それにしても、「女主人公が摩天楼のなかにダイビング」ってこの系統のお約束だなあ。
イノセンスと較べれば、「映画館の大画面でぜひとも」とおすすめするには微妙。
あくまでも↑個人的趣味の問題ですが。
DVDは、レンタル出たらまた観ようかな。
さて来週あたりキャシャーンか...いそがしー
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(1) | ↑top